JPH02163359A - 溶射製品の製造方法 - Google Patents
溶射製品の製造方法Info
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- JPH02163359A JPH02163359A JP31897988A JP31897988A JPH02163359A JP H02163359 A JPH02163359 A JP H02163359A JP 31897988 A JP31897988 A JP 31897988A JP 31897988 A JP31897988 A JP 31897988A JP H02163359 A JPH02163359 A JP H02163359A
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Landscapes
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、建築等の分野で外装材、内装材、床材等に使
用するタイル、各種琺瑯製品、墓石を初めとする石材製
品、プラスチックス製品、n材製品、木材製品等におい
て、主として装飾や表示を表した製品の製造方法に関す
る。
用するタイル、各種琺瑯製品、墓石を初めとする石材製
品、プラスチックス製品、n材製品、木材製品等におい
て、主として装飾や表示を表した製品の製造方法に関す
る。
たとえば、建築材料として使用される絵付けされたタイ
ルや各種琺瑯製品等は、基材に釉薬を掛は焼成した素材
に、顔料としてフリット微粉末を油で練った転写紙にシ
ルクスクリーン等により絵模様を印刷し、水に浸した後
、剥がれた絵模様を素材に貼り付けるか、図案等を型抜
きした金型を通して、色ぐすりをスプレー掛けした後、
それらを乾燥し、更に窯で焼成して作られる。また、墓
石を始めとする各種石材製品においては、文字や絵模様
を型抜き、したゴム型を通して、ブラスト処理により掘
り下げた後、その部分を有機系塗料ではけ塗り又はスプ
レー掛けして作られる。最も一般的には、絵模様や文字
の型紙を対象物に貼り付け、有機系塗料をはけ塗りする
かスプレー掛けする方法で、各種看板、建築物の壁面を
始め多種多様なところで使用されている(特開昭60−
44267号公報、特開昭61−170553号公報等
参照)しかしながら、これら従来の方法は、製法が複雑
で且つコスト高であったり、コストが低くても耐久性や
装飾品としての美観等の点で劣っていたりして、必ずし
も満足できる製品を得るに至っていない。
ルや各種琺瑯製品等は、基材に釉薬を掛は焼成した素材
に、顔料としてフリット微粉末を油で練った転写紙にシ
ルクスクリーン等により絵模様を印刷し、水に浸した後
、剥がれた絵模様を素材に貼り付けるか、図案等を型抜
きした金型を通して、色ぐすりをスプレー掛けした後、
それらを乾燥し、更に窯で焼成して作られる。また、墓
石を始めとする各種石材製品においては、文字や絵模様
を型抜き、したゴム型を通して、ブラスト処理により掘
り下げた後、その部分を有機系塗料ではけ塗り又はスプ
レー掛けして作られる。最も一般的には、絵模様や文字
の型紙を対象物に貼り付け、有機系塗料をはけ塗りする
かスプレー掛けする方法で、各種看板、建築物の壁面を
始め多種多様なところで使用されている(特開昭60−
44267号公報、特開昭61−170553号公報等
参照)しかしながら、これら従来の方法は、製法が複雑
で且つコスト高であったり、コストが低くても耐久性や
装飾品としての美観等の点で劣っていたりして、必ずし
も満足できる製品を得るに至っていない。
すなわち、前述した従来の絵模様の作成方法は、その大
半が有機性塗料やセラミックスタイル等によるものであ
る。しかしながら、有機性塗料では擬似的な金属の色彩
をだすことは可能であるが、耐候性が低く、且つ傷つき
易いため、変色や劣化を生じ易い。一方、セラミックス
、すなわち陶磁器分野で金属調の絵模様を得ているが、
それらは何れも顔料の色調によるものであり、光沢を存
するものの、金属調とは本質的に異なる。また、それら
は、金属を微粉としなければならず、焼成するための窯
と焼成時に酸化しないような雰囲気制御が必要とされ、
非常に高価なものとなる。
半が有機性塗料やセラミックスタイル等によるものであ
る。しかしながら、有機性塗料では擬似的な金属の色彩
をだすことは可能であるが、耐候性が低く、且つ傷つき
易いため、変色や劣化を生じ易い。一方、セラミックス
、すなわち陶磁器分野で金属調の絵模様を得ているが、
それらは何れも顔料の色調によるものであり、光沢を存
するものの、金属調とは本質的に異なる。また、それら
は、金属を微粉としなければならず、焼成するための窯
と焼成時に酸化しないような雰囲気制御が必要とされ、
非常に高価なものとなる。
本発明は、上述した問題を解決するもので、金属独特の
光沢を有しているばかりでなく、耐候性に優れ特殊な梨
地の肌からなる絵模様を安価なコストで得られる溶射製
品の製造方法を提供するものである。
光沢を有しているばかりでなく、耐候性に優れ特殊な梨
地の肌からなる絵模様を安価なコストで得られる溶射製
品の製造方法を提供するものである。
本発明は、陶磁器、琺瑯1石材1w4材、プラスチック
ス等の少なくとも一部分をブラスト処理し、このブラス
ト処理された部分に金属溶射し、更にショットピーニン
グ処理することを特徴とする溶射製品の製造方法である
。
ス等の少なくとも一部分をブラスト処理し、このブラス
ト処理された部分に金属溶射し、更にショットピーニン
グ処理することを特徴とする溶射製品の製造方法である
。
すなわち、陶磁器、琺瑯1石材、鋼材1プラスチツクス
等の文字や絵模様を形成する部分をブラスト処理した後
、金属としてのアルミニウム、亜鉛、その他の金属を溶
射吹付け(溶線式フレーム溶射も含む) し、更にピー
ニング処理すること:=より、前述した問題点を解決す
ることができる。
等の文字や絵模様を形成する部分をブラスト処理した後
、金属としてのアルミニウム、亜鉛、その他の金属を溶
射吹付け(溶線式フレーム溶射も含む) し、更にピー
ニング処理すること:=より、前述した問題点を解決す
ることができる。
基材としては、陶磁器、琺瑯1石材、tR材製品。
プラスチックス、木材等の100℃以上の7温度に耐、
えるものであれば、何れの材質にも適用可能である。こ
の方法によれば、製造工程が簡略化でき、且つ耐久性の
高い美観の良好な絵模様付きの製品を得ることができる
。
えるものであれば、何れの材質にも適用可能である。こ
の方法によれば、製造工程が簡略化でき、且つ耐久性の
高い美観の良好な絵模様付きの製品を得ることができる
。
本発明法による文字及び絵模様の製造方法を、更に詳細
に説明する。先ず最初に、得ようとする絵模様を型抜き
したマスキング材を作成する。マスキング材の材質とし
ては、特に耐熱性は必要とせず、ブラスト処理に耐えら
れるだけの密着性を備えていれば、ゴム系のものでも合
成樹脂系のものでもなんでも良い。ただし、各種処理が
終わった時点で、対象物の表面から簡単に剥がすことが
できるものが好ましい。
に説明する。先ず最初に、得ようとする絵模様を型抜き
したマスキング材を作成する。マスキング材の材質とし
ては、特に耐熱性は必要とせず、ブラスト処理に耐えら
れるだけの密着性を備えていれば、ゴム系のものでも合
成樹脂系のものでもなんでも良い。ただし、各種処理が
終わった時点で、対象物の表面から簡単に剥がすことが
できるものが好ましい。
次に、このマスキング材を対象物であるたとえばタイル
素材に貼り付け、ブラスト処理を行う。
素材に貼り付け、ブラスト処理を行う。
ブラスト処理は、対象物表面の清浄化と、表面積を多く
して、溶射材との接触面積及びアンカリング効果を高め
るものである。なお、ブラスト材やブラスト時間は、対
象物の材質によって選定すれば良く、特に制約があるも
のではない。
して、溶射材との接触面積及びアンカリング効果を高め
るものである。なお、ブラスト材やブラスト時間は、対
象物の材質によって選定すれば良く、特に制約があるも
のではない。
ブラスト処理が終了した対象物に対しては、弓き続いて
溶射が実施される。溶射には、アセチレン、プロパン等
の燃料ガスと酸素の混合ガスフレームを熱源とする溶線
式フレーム溶射機又はアーク式溶射機が用いられる。
溶射が実施される。溶射には、アセチレン、プロパン等
の燃料ガスと酸素の混合ガスフレームを熱源とする溶線
式フレーム溶射機又はアーク式溶射機が用いられる。
溶射材料としては、金属性の線材、たとえば亜鉛、アル
ミニウム、亜鉛−アルミニウム臼金、ステンレス鋼、ニ
ッケル、ニッケル合金1 アルミブロンズ等が使用され
る。この線材をフレキシブルなコード状に成形して、ガ
ンフレームの中心部に適正な速度で送り込み、ノズル先
端部で溶融状態にする。そこで、清浄な圧縮空気のジェ
ット流によって微細化された溶融状粒子となり、非常に
高速な噴出流として素材上に付着し、優れた結合被膜を
形成する。
ミニウム、亜鉛−アルミニウム臼金、ステンレス鋼、ニ
ッケル、ニッケル合金1 アルミブロンズ等が使用され
る。この線材をフレキシブルなコード状に成形して、ガ
ンフレームの中心部に適正な速度で送り込み、ノズル先
端部で溶融状態にする。そこで、清浄な圧縮空気のジェ
ット流によって微細化された溶融状粒子となり、非常に
高速な噴出流として素材上に付着し、優れた結合被膜を
形成する。
このとき、バ、−すから素材までのjanは、バーナフ
レームが直接素材に接しないように離した状態、たとえ
ば500關以上離して溶射を行うことが好ましい。溶融
粒子は、平均粒径50μm程度の微細なものであり、粒
子自体の発Qllは素材に対して微少なものであるため
、素材及びマスキング材に与える熱影響はほとんどない
。
レームが直接素材に接しないように離した状態、たとえ
ば500關以上離して溶射を行うことが好ましい。溶融
粒子は、平均粒径50μm程度の微細なものであり、粒
子自体の発Qllは素材に対して微少なものであるため
、素材及びマスキング材に与える熱影響はほとんどない
。
溶射が終了すると、次に溶射面の後処理としてショット
ピーニング加工を行う。ショットピーニング加工を行わ
なっていない溶射面は、凹凸が大きく金属光沢を有して
おらず、汚れ易いものである。そこで、ンヨットビーニ
ング加工を行うことによって、金属としての美観や耐用
性が保持される。ショットピーニング加工は、それに用
いるピーニング材の粒径や処理時間をコントロールする
ことにより、色々な表面性状を得ることが可能となる。
ピーニング加工を行う。ショットピーニング加工を行わ
なっていない溶射面は、凹凸が大きく金属光沢を有して
おらず、汚れ易いものである。そこで、ンヨットビーニ
ング加工を行うことによって、金属としての美観や耐用
性が保持される。ショットピーニング加工は、それに用
いるピーニング材の粒径や処理時間をコントロールする
ことにより、色々な表面性状を得ることが可能となる。
更に、一連の処理が終わった最終工程として、ホーニン
グ仕上げやラッピング仕上げを取り入れてもよい。
グ仕上げやラッピング仕上げを取り入れてもよい。
ンヨットビーニング加工を終了した後、マスキング材が
剥がされる。これにより、金属からなる多種多様の絵模
様が出来上がる。なお、変色し易い金属や耐久性の低い
金属、たとえばアルミブロンズ等を溶射材料として使用
する場合には、マスキング材を剥離する前に二液性のエ
ポキシ樹脂等の封止材をコーティングしておくと良い。
剥がされる。これにより、金属からなる多種多様の絵模
様が出来上がる。なお、変色し易い金属や耐久性の低い
金属、たとえばアルミブロンズ等を溶射材料として使用
する場合には、マスキング材を剥離する前に二液性のエ
ポキシ樹脂等の封止材をコーティングしておくと良い。
以下、図面を参照しながら、実施例により本考案の特徴
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
実施例1−
箪1図は、本発明の実施例における溶射製品製造工程を
示したものであり、図面に従い順を追って具体的に説明
する。
示したものであり、図面に従い順を追って具体的に説明
する。
30X30fullの市販の建材タイル1に金属色調の
文字を入れる加工を、本発明法に従って実施した。
文字を入れる加工を、本発明法に従って実施した。
先ず、合成樹脂系の厚さ0.3mmのマスキングシート
2に所定の文字3を書き、そのままの状態で建材タイル
1の表面に貼り付けた。なお、建材タイル1には、後述
するように基材7の表面に釉薬5が塗布されている。そ
して、建材タイル1に張りつけたマスキン・グシー ト
2から、第1図(a)に示すように文字3の部分を抜き
取る。
2に所定の文字3を書き、そのままの状態で建材タイル
1の表面に貼り付けた。なお、建材タイル1には、後述
するように基材7の表面に釉薬5が塗布されている。そ
して、建材タイル1に張りつけたマスキン・グシー ト
2から、第1図(a)に示すように文字3の部分を抜き
取る。
マスキングシート2から文字3が抜き取られた部分に粒
径0.5〜1.0−のアランダム粉4を吹き付け、第1
図ら)に示すように、ブラスティング摩耗処理を行った
。この処理によって、建材タイル1表面に施した釉薬5
が、符番6で示すように、文字3と同じ形状に削り取ら
れた。また、建材タイル1の基材7が露出した。
径0.5〜1.0−のアランダム粉4を吹き付け、第1
図ら)に示すように、ブラスティング摩耗処理を行った
。この処理によって、建材タイル1表面に施した釉薬5
が、符番6で示すように、文字3と同じ形状に削り取ら
れた。また、建材タイル1の基材7が露出した。
次いで、この露出部6に、第1図(C)に示すように、
溶線式フレーム溶射機8でアルミニウムを溶射した。こ
のとき、燃料ガスとしてはアセチレンを輸送ホース10
から、支燃ガスとしては酸素を輸送ホース11から、溶
線式フレーム溶射機8に供給した。また、アルミニウム
としては、アルミニウム線材9を使用した。
溶線式フレーム溶射機8でアルミニウムを溶射した。こ
のとき、燃料ガスとしてはアセチレンを輸送ホース10
から、支燃ガスとしては酸素を輸送ホース11から、溶
線式フレーム溶射機8に供給した。また、アルミニウム
としては、アルミニウム線材9を使用した。
更に、アルミニウムが溶射された建材タイル1の部分1
2に、直径0,5〜1.0mm程度の球状のガラス球1
3を吹き付け、第1図(d)に示すようにショットピー
ニングを行った。このショットピーニングにより、アル
ミニウム溶射部12は、光沢のある滑らかな表面となっ
た。
2に、直径0,5〜1.0mm程度の球状のガラス球1
3を吹き付け、第1図(d)に示すようにショットピー
ニングを行った。このショットピーニングにより、アル
ミニウム溶射部12は、光沢のある滑らかな表面となっ
た。
次いで、第1図(e)に示すように、マスキングシート
2を建材タイル1の表面全体から剥がし、本発明による
製造を完成させた。得られた製品は、本来の滑らかな建
材タイル1表面の中に、金属光沢を帯びた梨地状の文字
14が浮かび上がった新感覚の文字入りタイルとなった
。
2を建材タイル1の表面全体から剥がし、本発明による
製造を完成させた。得られた製品は、本来の滑らかな建
材タイル1表面の中に、金属光沢を帯びた梨地状の文字
14が浮かび上がった新感覚の文字入りタイルとなった
。
以上の本発明に従って製造された文字入りタイルと市販
の絵模様タイルの製法や品質を比較すると、第1表に示
すように、製造時間及び製造コスト共に本発明が優れて
おり、耐久性は市販タイルと同等である。更に、美観に
おいては、絵模様や文字との境界が明確であり、なおか
つ完全な金属色調が得られ、商品価値の点でも高い評価
が得られた。なお、第1表において、製造時間、製造コ
スト及び文字部の耐久性は、何れも市販タイルのそれら
を基準値1とし、この基準値との比率で表している。
の絵模様タイルの製法や品質を比較すると、第1表に示
すように、製造時間及び製造コスト共に本発明が優れて
おり、耐久性は市販タイルと同等である。更に、美観に
おいては、絵模様や文字との境界が明確であり、なおか
つ完全な金属色調が得られ、商品価値の点でも高い評価
が得られた。なお、第1表において、製造時間、製造コ
スト及び文字部の耐久性は、何れも市販タイルのそれら
を基準値1とし、この基準値との比率で表している。
第 1 表
−実施例2−
本発明に従って、絵模様入り表札を製作した。
製作方法は、実施例1とほぼ同様であるが、本実施例で
は基材に御影石を使用した。その結果、従来の文字や絵
模様部をペンキで着色したものに比較して、本発明品は
、10〜20倍の耐候性を有することが判った。
は基材に御影石を使用した。その結果、従来の文字や絵
模様部をペンキで着色したものに比較して、本発明品は
、10〜20倍の耐候性を有することが判った。
以上に説明したように、本発明法では、製造が容易で且
つ低コストであり、高い耐用性を有する特性を保持して
いるばかりでなく、従来では得難い特殊な美観を有した
溶射製品が製造される。また、かなり複雑な絵模様や文
字でも充分に製作することが可能であり、ブラスト処理
及び溶射層の厚さを調整することにより、絵模様や文字
の部分を凹にすることも、凸にすることも或いは同一平
面に仕上げることも可能である。基材の材質は、特に限
定されるものではなく、溶射吹付は処理するときの温度
に耐えるものであれば、いかなる材料にも適用できる利
点がある。
つ低コストであり、高い耐用性を有する特性を保持して
いるばかりでなく、従来では得難い特殊な美観を有した
溶射製品が製造される。また、かなり複雑な絵模様や文
字でも充分に製作することが可能であり、ブラスト処理
及び溶射層の厚さを調整することにより、絵模様や文字
の部分を凹にすることも、凸にすることも或いは同一平
面に仕上げることも可能である。基材の材質は、特に限
定されるものではなく、溶射吹付は処理するときの温度
に耐えるものであれば、いかなる材料にも適用できる利
点がある。
以上、絵模様や文字の部分に溶射することを中心に説明
したが、絵模様や文学部以外に金属溶射し、絵模様又は
文字部を基材にする逆の方法も可能であることは当然で
あり、絵模様や文字部と絵模様や文学部以外の両方とも
溶射することもできる。更には、琺瑯製品や建材等で後
工程として組み立て、たとえば溶接が必要な個所の部分
に本発明を適用することもできる。
したが、絵模様や文学部以外に金属溶射し、絵模様又は
文字部を基材にする逆の方法も可能であることは当然で
あり、絵模様や文字部と絵模様や文学部以外の両方とも
溶射することもできる。更には、琺瑯製品や建材等で後
工程として組み立て、たとえば溶接が必要な個所の部分
に本発明を適用することもできる。
第1図は、本発明の実施例における溶射製品製造工程を
順を追って説明するための図である。同図(a)はマス
キングシートを貼り付けた状態、同図(b)はブラスト
処理を行っている状複、同図(C)は金属溶射を行って
いる状態、同図(d)はショットピーニング加工を行っ
ている状態、同図(e)はマスキングシートを剥が、し
完成した状態を示す。 1:建材タイル 2:マスキングシ一ト3:マス
キングシートの文字部 4ニアランダム扮(ブラスト材) 5:釉薬 5:iFi出部(ブラスト処理により削り取られた部分
)7:タイル基材 8:溶線式フレーム溶射機9
ニアルミニウム線材 lO:アセチレン用ホース11:
酸素用ホース 12;アルミニウム溶射部13ニガ
ラス球(ショットピーニング材)14:金属質の文字 特許出願人 新日本製鐵 株式会社(ほか1名)
順を追って説明するための図である。同図(a)はマス
キングシートを貼り付けた状態、同図(b)はブラスト
処理を行っている状複、同図(C)は金属溶射を行って
いる状態、同図(d)はショットピーニング加工を行っ
ている状態、同図(e)はマスキングシートを剥が、し
完成した状態を示す。 1:建材タイル 2:マスキングシ一ト3:マス
キングシートの文字部 4ニアランダム扮(ブラスト材) 5:釉薬 5:iFi出部(ブラスト処理により削り取られた部分
)7:タイル基材 8:溶線式フレーム溶射機9
ニアルミニウム線材 lO:アセチレン用ホース11:
酸素用ホース 12;アルミニウム溶射部13ニガ
ラス球(ショットピーニング材)14:金属質の文字 特許出願人 新日本製鐵 株式会社(ほか1名)
Claims (1)
- 1、陶磁器、琺瑯、石材、鋼材、プラスチックス等の少
なくとも一部分をブラスト処理し、該ブラスト処理した
部分に金属溶射し、更にショットピーニング処理するこ
とを特徴とする溶射製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31897988A JPH02163359A (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 溶射製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31897988A JPH02163359A (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 溶射製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02163359A true JPH02163359A (ja) | 1990-06-22 |
Family
ID=18105134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31897988A Pending JPH02163359A (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 溶射製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02163359A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0483862A (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-17 | Ohbayashi Corp | 表面処理方法 |
JPH082193A (ja) * | 1994-06-14 | 1996-01-09 | Yoshihiro Nagatomo | 金属表面の加工方法 |
GB2483231A (en) * | 2010-08-31 | 2012-03-07 | Stephen Charles | A method of manufacturing a metal-coated stone tile |
KR102261843B1 (ko) * | 2021-01-21 | 2021-06-09 | (주)세원하드페이싱 | 논슬립 패널 및 그 제조방법 |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP31897988A patent/JPH02163359A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0483862A (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-17 | Ohbayashi Corp | 表面処理方法 |
JPH082193A (ja) * | 1994-06-14 | 1996-01-09 | Yoshihiro Nagatomo | 金属表面の加工方法 |
GB2483231A (en) * | 2010-08-31 | 2012-03-07 | Stephen Charles | A method of manufacturing a metal-coated stone tile |
KR102261843B1 (ko) * | 2021-01-21 | 2021-06-09 | (주)세원하드페이싱 | 논슬립 패널 및 그 제조방법 |
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