JPH02162617A - 酸化物超電導線材の製造方法及び製造装置 - Google Patents
酸化物超電導線材の製造方法及び製造装置Info
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- JPH02162617A JPH02162617A JP63317074A JP31707488A JPH02162617A JP H02162617 A JPH02162617 A JP H02162617A JP 63317074 A JP63317074 A JP 63317074A JP 31707488 A JP31707488 A JP 31707488A JP H02162617 A JPH02162617 A JP H02162617A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は酸化物超電導組成の焼結線材を出発原料として
この線材中の空隙を除去することにより、高い臨界電流
密度を有する酸化物超電導線材を製造する酸化物超電導
線材の製造方法及び製造装置に関し、特に細線径のB1
−3r−Ca−Cu −0系超電導線材の製造に好適の
酸化物超電導線材の製造方法及び製造装置に関する。
この線材中の空隙を除去することにより、高い臨界電流
密度を有する酸化物超電導線材を製造する酸化物超電導
線材の製造方法及び製造装置に関し、特に細線径のB1
−3r−Ca−Cu −0系超電導線材の製造に好適の
酸化物超電導線材の製造方法及び製造装置に関する。
[従来の技術]
酸化物超電導材としては、La−Ba−Cu−0系、Y
−Ba−Cu−0系及びB1−3r−Ca−Cu−○(
以下、B5CC0という)系のもの等がある。−最に、
これらの酸化物超電導材は下記に示す方法により線材に
加工されている。
−Ba−Cu−0系及びB1−3r−Ca−Cu−○(
以下、B5CC0という)系のもの等がある。−最に、
これらの酸化物超電導材は下記に示す方法により線材に
加工されている。
先ず、酸化物超電導組成の粉末を加圧成形して成形体と
する。そして、この成形体を金属パイプに充填して封止
する0次に、これを所望の線径に伸線加工した後、酸に
より表層の金属パイプ部分を溶解して除去する0次いで
、酸化物線材を熱処理して焼結体にする。
する。そして、この成形体を金属パイプに充填して封止
する0次に、これを所望の線径に伸線加工した後、酸に
より表層の金属パイプ部分を溶解して除去する0次いで
、酸化物線材を熱処理して焼結体にする。
このようにして形成された酸化物超電導線材は焼結体で
あるために多孔質であり、空隙が多数存在する。また、
結晶粒界(Grain Boundary)も極めて小
さい。このため、この線材を超電導化した場合に、得ら
れる臨界電流密度が小さいという難点がある。
あるために多孔質であり、空隙が多数存在する。また、
結晶粒界(Grain Boundary)も極めて小
さい。このため、この線材を超電導化した場合に、得ら
れる臨界電流密度が小さいという難点がある。
ところで、酸化物超電導組成の焼結体を一旦溶融した後
、凝固させることにより超電導材を製造する方法もある
。この方法においては、超電導材中の空隙は除去するこ
とができるが、機械的に伸線加工することはできない。
、凝固させることにより超電導材を製造する方法もある
。この方法においては、超電導材中の空隙は除去するこ
とができるが、機械的に伸線加工することはできない。
このため、この方法では所望の形状の線材を得ることが
できないという欠点を有している。
できないという欠点を有している。
そこで、前述した方法により所望形状の酸化物超電導線
材の焼結体を形成した後、この焼結線材を白金又はアル
ミナ(AJzO9)ボート上に載置して帯域溶融法によ
り局部的に溶融させ、得られた溶融帯を線材の長手方向
に連続的に移動させて空隙を除去する方法が試みられて
いる。
材の焼結体を形成した後、この焼結線材を白金又はアル
ミナ(AJzO9)ボート上に載置して帯域溶融法によ
り局部的に溶融させ、得られた溶融帯を線材の長手方向
に連続的に移動させて空隙を除去する方法が試みられて
いる。
しかし、例えば、酸化雰囲気中のB5CC0系セラミッ
クスの融液は、その融点近傍において粘性が高くなり、
白金及びアルミナボート等の帯域溶融用器材と濡れやす
いため良好な溶融帯が得られないと共に、これらの器材
との間で化合物を形成しやすいという性質がある。従っ
て、このような酸化物超電導組成の原料線材の帯域溶融
は、浮遊帯溶融法により器材と非接触にして行う必要が
ある。
クスの融液は、その融点近傍において粘性が高くなり、
白金及びアルミナボート等の帯域溶融用器材と濡れやす
いため良好な溶融帯が得られないと共に、これらの器材
との間で化合物を形成しやすいという性質がある。従っ
て、このような酸化物超電導組成の原料線材の帯域溶融
は、浮遊帯溶融法により器材と非接触にして行う必要が
ある。
しかし、浮遊帯溶融法において通常使用される高周波誘
導加熱ではB5CC0系セラミックスの溶融帯を得るこ
とができない、このため、B5CC0系セラミックスに
ついては、レーザを使用した集光加熱法により浮遊溶融
帯を形成する方法が試みられている。
導加熱ではB5CC0系セラミックスの溶融帯を得るこ
とができない、このため、B5CC0系セラミックスに
ついては、レーザを使用した集光加熱法により浮遊溶融
帯を形成する方法が試みられている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来の集光加熱による浮遊溶融帯の作製
方法においては、原料線材の直径が5韻以下のように原
料線材が細線の場合には、安定した溶融帯を形成できな
い。このため、直径が51以下の細径の酸化物超電導線
材を製造することができない。従って、従来の集光加熱
による酸化物超電導線材の製造技術では、空隙がなく所
望の高い臨界電流密度を有する細線径の酸化物超電導線
材を得ることができないという問題点があった。
方法においては、原料線材の直径が5韻以下のように原
料線材が細線の場合には、安定した溶融帯を形成できな
い。このため、直径が51以下の細径の酸化物超電導線
材を製造することができない。従って、従来の集光加熱
による酸化物超電導線材の製造技術では、空隙がなく所
望の高い臨界電流密度を有する細線径の酸化物超電導線
材を得ることができないという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
安定した溶融部を形成して空隙を除去することができる
と共に、細径の線材を安定して凝固させることができ、
所望の線径と高臨界電流密度を有する。酸化物超電導線
材を製造できる酸化物超電導線材の製造方法及び製造装
置を提供することを目的とする。
安定した溶融部を形成して空隙を除去することができる
と共に、細径の線材を安定して凝固させることができ、
所望の線径と高臨界電流密度を有する。酸化物超電導線
材を製造できる酸化物超電導線材の製造方法及び製造装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明に係る酸化物超電導線材の製造方法は、焼結され
た酸化物超電導組成の原料線材を700℃以上の温度に
予熱する工程と、この予熱された原料線材を酸化雰囲気
にてその融点以上の温度に局部的に加熱して溶融部を形
成する工程と、この溶融部を内径が511m以下である
リング状の縮径部材の内部に通過させた後凝固させる工
程とを有することを特徴とする。
た酸化物超電導組成の原料線材を700℃以上の温度に
予熱する工程と、この予熱された原料線材を酸化雰囲気
にてその融点以上の温度に局部的に加熱して溶融部を形
成する工程と、この溶融部を内径が511m以下である
リング状の縮径部材の内部に通過させた後凝固させる工
程とを有することを特徴とする。
本発明に係る酸化物超電導線材の製造装置は、焼結され
た酸化物超電導組成の原料線材が相対的に移動する間に
これを700℃以上の温度に加熱する第1の加熱手段と
、この第1の加熱手段の加熱領域内にて前記原料線材を
その融点以上の温度に局部的に加熱して溶融部を形成す
る第2の加熱手段上、この第2の加熱手段により形成さ
れた前記溶融部を酸化雰囲気にする手段と、前記溶融部
が相対的に通過する間にこれを縮径し通過後に直径が5
11II11以下の線材に凝固させる縮径手段とを有す
ることを特徴とする。
た酸化物超電導組成の原料線材が相対的に移動する間に
これを700℃以上の温度に加熱する第1の加熱手段と
、この第1の加熱手段の加熱領域内にて前記原料線材を
その融点以上の温度に局部的に加熱して溶融部を形成す
る第2の加熱手段上、この第2の加熱手段により形成さ
れた前記溶融部を酸化雰囲気にする手段と、前記溶融部
が相対的に通過する間にこれを縮径し通過後に直径が5
11II11以下の線材に凝固させる縮径手段とを有す
ることを特徴とする。
[作用]
本発明方法においては、酸化物超電導組成の焼結体線材
を700℃以上の温度に予熱した後、この予熱された原
料線材を更に融点以上の温度に局部的に加熱して溶融部
を形成する。このなめ、線材の長手方向の温度差が小さ
くなると共に、前記溶融部は酸化雰囲気に保持されてい
るから、局部加圧時間を比較的長くすることができる。
を700℃以上の温度に予熱した後、この予熱された原
料線材を更に融点以上の温度に局部的に加熱して溶融部
を形成する。このなめ、線材の長手方向の温度差が小さ
くなると共に、前記溶融部は酸化雰囲気に保持されてい
るから、局部加圧時間を比較的長くすることができる。
これにより、溶融部の表層部と芯部との間の温度差を小
さくすることができて安定した溶融部を得ることができ
る。
さくすることができて安定した溶融部を得ることができ
る。
また、溶融部は内径が5關以下のリング状の縮径部材の
内部を通過して外形が縮径成形された後凝固するから、
得られた酸化物超電導線材は線径が前記縮径部材の内径
よりも小さい細径のものとなる。この場合に、前記縮径
部材を前記原料線材の融点以上の温度に加熱しておくと
、前記溶融部は前記縮径部材を通過する際には凝固が進
行しないから、この溶融部は円滑に縮径部材を通過する
。
内部を通過して外形が縮径成形された後凝固するから、
得られた酸化物超電導線材は線径が前記縮径部材の内径
よりも小さい細径のものとなる。この場合に、前記縮径
部材を前記原料線材の融点以上の温度に加熱しておくと
、前記溶融部は前記縮径部材を通過する際には凝固が進
行しないから、この溶融部は円滑に縮径部材を通過する
。
従って、断線は確実に防止され、所望の線径の酸化物超
電導線材を連続的に製造することができる。
電導線材を連続的に製造することができる。
原料線材を予熱する温度は700℃以上である。
予熱温度が700℃未満のときは、溶融部の温度と溶融
直前の原料線材との温度差が過大となり、安定した溶融
部が得られず、製造途中で断線が発生しやすくなる。こ
のため、線材の加熱温度は700℃以上にする。
直前の原料線材との温度差が過大となり、安定した溶融
部が得られず、製造途中で断線が発生しやすくなる。こ
のため、線材の加熱温度は700℃以上にする。
前記縮径部材の内径は’> mm以下である。この縮径
部材の内径が5市を超えると、溶融部における線材の芯
部と表層部との間の温度差が大きくなるため、断線が生
じやすくなる。従って、縮径部材の内径を5龍以下にす
る。
部材の内径が5市を超えると、溶融部における線材の芯
部と表層部との間の温度差が大きくなるため、断線が生
じやすくなる。従って、縮径部材の内径を5龍以下にす
る。
本発明装置においては、原料線材を第1の加熱手段によ
り700℃以上の温度に予熱した後、第2の加熱手段に
より融点以上の温度に局部的に加熱して溶融部を形成す
る。
り700℃以上の温度に予熱した後、第2の加熱手段に
より融点以上の温度に局部的に加熱して溶融部を形成す
る。
そして、縮径手段により前記溶融部を縮径した後凝固さ
せて所望の細径の酸化物超電導線材を得る。このため、
原料線材は大径であっても、また、溶融部の径が大きく
ても、線径が5朋以下の酸化物超電導線材を得ることが
できるから、安定した溶融部を形成しつつ、空隙が除去
された高臨界電流密度の酸化物超電導線材を製造できる
。
せて所望の細径の酸化物超電導線材を得る。このため、
原料線材は大径であっても、また、溶融部の径が大きく
ても、線径が5朋以下の酸化物超電導線材を得ることが
できるから、安定した溶融部を形成しつつ、空隙が除去
された高臨界電流密度の酸化物超電導線材を製造できる
。
[実施例コ
次に、本発明の実施例について、添付の図面を参照して
説明する。
説明する。
第1図は本実施例に係る酸化物超電導線材の製造装置を
示す断面図である。焼結体の原料線材1はその下端を原
料線材供給用駆動軸8に取付られな線材ホルダ6aに、
また上端を引上げ用駆動軸7に取付られな線材ホルダ6
bに夫々固定されており、各駆動軸7.8間にその長手
方向を垂直にして支持されている。この供給用駆動軸8
及び引上げ用駆動軸7は夫々駆動装置(図示せず)によ
り所定の相対速度を有して連動して上下動する。
示す断面図である。焼結体の原料線材1はその下端を原
料線材供給用駆動軸8に取付られな線材ホルダ6aに、
また上端を引上げ用駆動軸7に取付られな線材ホルダ6
bに夫々固定されており、各駆動軸7.8間にその長手
方向を垂直にして支持されている。この供給用駆動軸8
及び引上げ用駆動軸7は夫々駆動装置(図示せず)によ
り所定の相対速度を有して連動して上下動する。
この原料線材1の通過域には、筒状の加熱炉9がその軸
方向を垂直にし、原料線材1を取囲むようにして設置さ
れている。この加熱炉9にはコイル状の発熱体10が内
股されていて、この発熱体10に適宜の電源から給電し
て発熱体1oを抵抗発熱させることにより、加熱炉9の
内側に存在する原料線材1等を700℃以上の温度に加
熱する・ようになっている。
方向を垂直にし、原料線材1を取囲むようにして設置さ
れている。この加熱炉9にはコイル状の発熱体10が内
股されていて、この発熱体10に適宜の電源から給電し
て発熱体1oを抵抗発熱させることにより、加熱炉9の
内側に存在する原料線材1等を700℃以上の温度に加
熱する・ようになっている。
加熱炉9の内部には、溶融用抵抗発熱コイル4及び線径
調整用抵抗発熱コイル5が原料線材1及びその溶融部3
を嵌合して配設されている。この抵抗発熱コイル4.5
は、例えば直径が0.5乃至1.0mmの白金線をコイ
ル状に成形したものである。抵抗発熱コイル4は適宜の
電源から給電されて発熱し、このコイル4に囲まれた部
分の原料線材1をその融点以上の温度に加熱する。これ
により、原料線材1が加熱されて溶融し、得られた溶融
物がコイル4に囲まれた領域内に溶融物の濡れの性質を
利用して表面張力により保持され、溶融部3が形成され
る。また、抵抗発熱コイル5はコイル4の直上に隣接し
て配置されており、51以下の内径を有していて、溶融
部3がコイル5内を上方に通過する間に、コイル5は溶
融部3と接触してこれを縮径成形する。このコイル5は
適宜の電源から給電されて発熱し、原料線材1の融点以
上の温度に保持されている。
調整用抵抗発熱コイル5が原料線材1及びその溶融部3
を嵌合して配設されている。この抵抗発熱コイル4.5
は、例えば直径が0.5乃至1.0mmの白金線をコイ
ル状に成形したものである。抵抗発熱コイル4は適宜の
電源から給電されて発熱し、このコイル4に囲まれた部
分の原料線材1をその融点以上の温度に加熱する。これ
により、原料線材1が加熱されて溶融し、得られた溶融
物がコイル4に囲まれた領域内に溶融物の濡れの性質を
利用して表面張力により保持され、溶融部3が形成され
る。また、抵抗発熱コイル5はコイル4の直上に隣接し
て配置されており、51以下の内径を有していて、溶融
部3がコイル5内を上方に通過する間に、コイル5は溶
融部3と接触してこれを縮径成形する。このコイル5は
適宜の電源から給電されて発熱し、原料線材1の融点以
上の温度に保持されている。
また、このコイル4,5の配設位置及びその周囲は酸化
性雰囲気に保持されるようになっている。
性雰囲気に保持されるようになっている。
これは、例えば、加熱炉9の全体を酸化性ガスの雰囲気
においてもよいし、コイル4,5の周囲に酸化性ガスを
吹きつけることによってもよい。
においてもよいし、コイル4,5の周囲に酸化性ガスを
吹きつけることによってもよい。
なお、コイル4.5は前述の如く白金線から成形したも
のに限らないが、この酸化雰囲気中で使用できるもので
あることが必要である。
のに限らないが、この酸化雰囲気中で使用できるもので
あることが必要である。
次に、上述した製造装置を使用した酸化物超電導線材の
製造方法について説明する。この実施例は、酸化物超電
導組成がB5CC0系の場合のものであるが、他の組成
の酸化物超電導材も同様にして製造することができる。
製造方法について説明する。この実施例は、酸化物超電
導組成がB5CC0系の場合のものであるが、他の組成
の酸化物超電導材も同様にして製造することができる。
先ず、B i2 Sr2 Ca Cu2−Ox組
成の粉末の成形体をAgパイプに充填封入した後、この
パイプをスウェージングにより、例えば直径が3In1
1になるように縮径加工して線材化する。その後、表層
のAgシースを硝酸メタノールで溶解する。
成の粉末の成形体をAgパイプに充填封入した後、この
パイプをスウェージングにより、例えば直径が3In1
1になるように縮径加工して線材化する。その後、表層
のAgシースを硝酸メタノールで溶解する。
次に、残存した酸化物線材を温度が780℃の酸化雰囲
気中で10時冊加熱処理することによりBi2−9r2
−Ca−Cu2−○つ組成の焼結体からなる原料線材1
を得る。
気中で10時冊加熱処理することによりBi2−9r2
−Ca−Cu2−○つ組成の焼結体からなる原料線材1
を得る。
次に、この原料線材1の両端を前述の線材ホルダ6a及
び6bに固定する。そして、コイル4゜5の周囲に酸化
性ガスを供給した後、発熱体10に通電して加熱炉9内
の原料線材1を700℃以上の温度に加熱する。また、
溶融用抵抗発熱コイル4に通電して原料線材1を局部的
に加熱し、溶融させる。これにより、コイル4に囲まれ
た領域に溶融部3が形成される。更に、線径調整用抵抗
発熱コイル5にも通電して原料線材1の融点以上の温度
に保持する。
び6bに固定する。そして、コイル4゜5の周囲に酸化
性ガスを供給した後、発熱体10に通電して加熱炉9内
の原料線材1を700℃以上の温度に加熱する。また、
溶融用抵抗発熱コイル4に通電して原料線材1を局部的
に加熱し、溶融させる。これにより、コイル4に囲まれ
た領域に溶融部3が形成される。更に、線径調整用抵抗
発熱コイル5にも通電して原料線材1の融点以上の温度
に保持する。
次いで、供給駆動軸8及び引上げ用駆動軸7を夫々第1
図中矢印で示すように上昇駆動する。これにより、溶融
部3はコイル5を通過して線径成形され、更にコイル5
の外に出て降温し、凝固して酸化物超電導線材2が得ら
れる。この酸化物超電導線材2は引上げ用駆動軸7の上
昇により上昇して加熱炉9の上方へ搬出される。一方、
原料線材1は供給用駆動軸8の上昇により加熱炉9内へ
その下方から連続的に供給される。このようにして、原
料線材1がコイル4の配置位置を通過することにより溶
融し、更にコイル5の配置位置を通過することにより溶
融部3が縮径し、これにより空隙が除去された細径の酸
化物超電導線材2が連続的に製造される。この場合に、
溶融直前の原料線材1及び凝固直後の酸化物超電導線材
2は加熱炉9により700℃以上の温度に加熱されてい
るから、この溶融部3の境界における線材の温度差が小
さく、安定して溶融部を形成することができる。
図中矢印で示すように上昇駆動する。これにより、溶融
部3はコイル5を通過して線径成形され、更にコイル5
の外に出て降温し、凝固して酸化物超電導線材2が得ら
れる。この酸化物超電導線材2は引上げ用駆動軸7の上
昇により上昇して加熱炉9の上方へ搬出される。一方、
原料線材1は供給用駆動軸8の上昇により加熱炉9内へ
その下方から連続的に供給される。このようにして、原
料線材1がコイル4の配置位置を通過することにより溶
融し、更にコイル5の配置位置を通過することにより溶
融部3が縮径し、これにより空隙が除去された細径の酸
化物超電導線材2が連続的に製造される。この場合に、
溶融直前の原料線材1及び凝固直後の酸化物超電導線材
2は加熱炉9により700℃以上の温度に加熱されてい
るから、この溶融部3の境界における線材の温度差が小
さく、安定して溶融部を形成することができる。
なお、本実施例装置においては、線材の供給及び引上げ
を供給用駆動軸8及び引上げ用駆動軸7により行ってい
るが、本発明はこれに限らず、例えばピンチロール等に
より線材の供給及び引上げを行っても同様の効果を得る
ことができる。
を供給用駆動軸8及び引上げ用駆動軸7により行ってい
るが、本発明はこれに限らず、例えばピンチロール等に
より線材の供給及び引上げを行っても同様の効果を得る
ことができる。
次に、本実施例方法及び装置により、実際に酸化物超電
導線材を製造した結果について説明する。
導線材を製造した結果について説明する。
丸1鰺り
前述の如く作製したBi2−9r2−Ca−Cu2−0
8焼結体原料線材1を加熱炉9により700℃の温度に
加熱すると共に、抵抗発熱コイル4により融点以上の温
度に加熱して溶融部3を形成した。そして、内径が50
111の抵抗発熱コイル5を950 ’Cに保持し、溶
融部3をこのコイル5を通過させることにより、細径の
酸化物超電導線材を製造した。
8焼結体原料線材1を加熱炉9により700℃の温度に
加熱すると共に、抵抗発熱コイル4により融点以上の温
度に加熱して溶融部3を形成した。そして、内径が50
111の抵抗発熱コイル5を950 ’Cに保持し、溶
融部3をこのコイル5を通過させることにより、細径の
酸化物超電導線材を製造した。
火施1」工
加熱炉9による加熱温度を800℃、抵抗発熱コイル5
の内径を31としたこと以外は実施例1と同様にして、
B i2−3r2−Ca−Cu2−Ox酸化物超電導線
材を製造した。
の内径を31としたこと以外は実施例1と同様にして、
B i2−3r2−Ca−Cu2−Ox酸化物超電導線
材を製造した。
ル1」U−
加熱炉9による加熱温度を500℃としたこと以外は実
施例1と同様にして、Bi2−3r2−Ca −Cu
2 0 x酸化物超電導線材を製造した。
施例1と同様にして、Bi2−3r2−Ca −Cu
2 0 x酸化物超電導線材を製造した。
&艷鯰工
抵抗発熱コイル5の内径を7■としたこと以外は実施例
1と同様にして、Bi2−5r2−Ca−Cu2−Ox
酸化物超電導線材を製造した。
1と同様にして、Bi2−5r2−Ca−Cu2−Ox
酸化物超電導線材を製造した。
ル事Jl
実施例1と同様にして作製したBi2−3r2−Ca−
Cu2−0焼結体原料線材1をC○2ガスレーザによる
集光加熱により加熱して浮遊溶融帯を形成し、酸化物超
電導線材を製造した。
Cu2−0焼結体原料線材1をC○2ガスレーザによる
集光加熱により加熱して浮遊溶融帯を形成し、酸化物超
電導線材を製造した。
比11歿A−
実施例1と同様にして作製したBi2−3r2−Ca
Cu2 0x焼結体原料線材1自体であり、空隙除去
のための溶融処理を施していない。
Cu2 0x焼結体原料線材1自体であり、空隙除去
のための溶融処理を施していない。
その結果、比較例1の場合は、原料線材の予熱温度が低
いため、安定した溶融部が得られず、この溶融部におい
て断線してしまった。また、比較例2及び3の場合は、
線径が5II11以下の線径の線材が得られない、しか
も比較例2の場合はコイル5の位置で断線してしまった
。更に、比較例3において、線径が5 mm以下のもの
を製造しようとすると、溶融帯で断線してしまった。従
って、比較例1乃至3の場合は酸化物超電導線材を製造
することはできなかった。
いため、安定した溶融部が得られず、この溶融部におい
て断線してしまった。また、比較例2及び3の場合は、
線径が5II11以下の線径の線材が得られない、しか
も比較例2の場合はコイル5の位置で断線してしまった
。更に、比較例3において、線径が5 mm以下のもの
を製造しようとすると、溶融帯で断線してしまった。従
って、比較例1乃至3の場合は酸化物超電導線材を製造
することはできなかった。
一方、実施例1及び2並びに比較例4について、電気抵
抗がO(μΩ・cm )になる温度(Tc;以下臨界温
度という)及び液体窒素中での臨界電流密度を測定した
。この臨界電流密度を焼結体のままである比較例4に対
する比として下記第1表に示す。また、臨界温度も第1
表に併せて示す。
抗がO(μΩ・cm )になる温度(Tc;以下臨界温
度という)及び液体窒素中での臨界電流密度を測定した
。この臨界電流密度を焼結体のままである比較例4に対
する比として下記第1表に示す。また、臨界温度も第1
表に併せて示す。
第1表
本発明の実施例1及び2はいずれも安定した溶融部が形
成されており、空隙が除去されていると共に、所望の細
線径の超電導線材を製造することができた。そして、第
1表に示すように、この実施例1及び2は、焼結体のま
まの比較9例4に比して臨界電流密度が7.8倍以上と
著しく向上した。
成されており、空隙が除去されていると共に、所望の細
線径の超電導線材を製造することができた。そして、第
1表に示すように、この実施例1及び2は、焼結体のま
まの比較9例4に比して臨界電流密度が7.8倍以上と
著しく向上した。
[発明の効果コ
以上説明したように本発明方法によれば、酸化物超電導
組成の焼結線材を予め700℃以上に予熱した後、局部
的に加熱することにより溶融部を形成し、この溶融部を
内径が5市以下のリング状の縮径部材に通して縮径成形
するから、安定した溶融帯を得ることができると共に、
凝固線材の径を細くすることができる。これにより、空
隙が除去され、臨界電流密度が著しく増大した所望の細
径の酸化物超電導線材を連続的に製造することができる
。
組成の焼結線材を予め700℃以上に予熱した後、局部
的に加熱することにより溶融部を形成し、この溶融部を
内径が5市以下のリング状の縮径部材に通して縮径成形
するから、安定した溶融帯を得ることができると共に、
凝固線材の径を細くすることができる。これにより、空
隙が除去され、臨界電流密度が著しく増大した所望の細
径の酸化物超電導線材を連続的に製造することができる
。
また、本発明装置によれば、縮径手段が第2の加熱手段
により形成された溶融部を縮径成形し、この縮径手段を
通過した後に前記溶融部を凝固させるから、安定した溶
融帯を形成することができると共に、細径の線材を得る
ことができる。これにより、空隙が除去されて臨界電流
密度が高いと共に、細径化した酸化物超電導線材を安定
して製造することができる。
により形成された溶融部を縮径成形し、この縮径手段を
通過した後に前記溶融部を凝固させるから、安定した溶
融帯を形成することができると共に、細径の線材を得る
ことができる。これにより、空隙が除去されて臨界電流
密度が高いと共に、細径化した酸化物超電導線材を安定
して製造することができる。
第1図は本発明の実施例に係る酸化物超電導線材の製造
装置を示す断面図である。
装置を示す断面図である。
Claims (3)
- (1)焼結された酸化物超電導組成の原料線材を700
℃以上の温度に予熱する工程と、この予熱された原料線
材を酸化雰囲気にてその融点以上の温度に局部的に加熱
して溶融部を形成する工程と、この溶融部を内径が5m
m以下であるリング状の縮径部材の内部に通過させた後
凝固させる工程とを有することを特徴とする酸化物超電
導線材の製造方法。 - (2)前記縮径部材は前記原料線材の融点以上の温度を
有することを特徴とする請求項1に記載の酸化物超電導
線材の製造方法。 - (3)焼結された酸化物超電導組成の原料線材が相対的
に移動する間にこれを700℃以上の温度に加熱する第
1の加熱手段と、この第1の加熱手段の加熱領域内にて
前記原料線材をその融点以上の温度に局部的に加熱して
溶融部を形成する第2の加熱手段と、この第2の加熱手
段により形成された前記溶融部を酸化雰囲気にする手段
と、前記溶融部が相対的に通過する間にこれを縮径し通
過後に直径が5mm以下の線材に凝固させる縮径手段と
を有することを特徴とする酸化物超電導線材の製造装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63317074A JP2587871B2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 酸化物超電導線材の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63317074A JP2587871B2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 酸化物超電導線材の製造方法及び製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02162617A true JPH02162617A (ja) | 1990-06-22 |
JP2587871B2 JP2587871B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=18084132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63317074A Expired - Fee Related JP2587871B2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 酸化物超電導線材の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587871B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6465717A (en) * | 1987-09-04 | 1989-03-13 | Furukawa Electric Co Ltd | Manufacture of oxide superconductive wire |
-
1988
- 1988-12-15 JP JP63317074A patent/JP2587871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6465717A (en) * | 1987-09-04 | 1989-03-13 | Furukawa Electric Co Ltd | Manufacture of oxide superconductive wire |
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JP2587871B2 (ja) | 1997-03-05 |
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