JPH02159702A - プラスチック磁石 - Google Patents

プラスチック磁石

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JPH02159702A
JPH02159702A JP63315410A JP31541088A JPH02159702A JP H02159702 A JPH02159702 A JP H02159702A JP 63315410 A JP63315410 A JP 63315410A JP 31541088 A JP31541088 A JP 31541088A JP H02159702 A JPH02159702 A JP H02159702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nylon
magnetic powder
plastic magnet
heat resistance
tenacity
Prior art date
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Pending
Application number
JP63315410A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yasue
安江 健治
Toshio Tsuji
稔夫 辻
Shigeru Hayase
茂 早瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性の優れたプラスチック磁石に関するも
のであり、さらに詳しくは現在量も広く本発明のプラス
チック磁石は、その優れた特性によって電気、自動車9
機械等幅広い用途に応用が期待されるものである。
(従来の技術) プラスチック磁石は焼結磁石や鋳造磁石に対し。
薄肉の形状あるいは複雑な形状に加工することが容易で
あり1割れや欠けが発生しにくいために。
この数年来急速にその用途と需要が拡大してきている。
特にプラスチック磁石は磁性体の充填量の調整により磁
力が自由にコントロールできること。
磁石形状の自由度が高いことから、これらの特長を利用
して電子機器の小型化、高性能化の要求に幅広く対応で
きるようになってきている。
かかるプラスチック磁石のバインダーとしては。
ナイロン6が最も広く用いられている。その理由とし・
ではナイロン6の靭性が高く、磁性体の充填量の調整が
容易であり、かつプラスチック磁石としての機械的性質
や割れや欠けに対する抵抗力がプラスチックバインダー
の中で特に大きいこと等が挙げられる。
近年、エレクトロニクス産業の発展に伴い、コネクター
やスイッチ等のプラスチック成形部品をプリント基盤に
装着して使用するケースが飛躍的に増大し、この種の用
途に適するプラスチック部品に対する需要が急速に高ま
っている。一般にプ、71.基盤1着、7使用あゎ67
・、ユヶッ′つ部品は高度の寸法精度、電気特性1機械
特性を要するほかに、ハンダ加工に耐える耐熱性が必要
とされている。特に最近では部品の小型化、実装密度の
高度化、加工速度の高速化等の要求からりフローハンダ
に代表されるより高いハンダ耐熱性が要求されている。
プラスチック磁石からなる電子、電気部品あるいは他の
分野のプラスチック磁石部品に対してもハンダ加工に耐
える高い耐熱性が強く求められている。
しかしながら、′ナイロン6をバインダーとするプラス
チック磁石は、前述した優れた特性があるにもかかわら
ず、ナイロン6の融点が220°Cと低いため、このよ
うなハンダ加工時の高熱に耐えることができなかった。
一方ポリフェニレンサルファイドあるいはナイロン46
をバインダーとするプラスチック磁石は耐熱性には優れ
るものの、バインダーとしてのポリフェニレンサルファ
イドあるいはナイロン46の靭性が低いために磁性体粉
末の充填量の自由な調整が困難であり1割れや欠けが発
生し易いという問題点があった。
(発明が解決しようとする課題) 従って本発明の目的は、磁性体粉末の充填量の自由な調
整が容易であり2割れや欠けに対する抵抗性が大きく、
かつ高い耐熱性を有するプラスチック磁石を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、バインダーとしてナイロン6とナイロン
46とからなる混合バインダーを使用することによって
、′かかる課題が完全に解決することを見出し本発明に
到達したものであ名。
すなわち本発明は、(八)ナイロン6が60〜20重量
部、ナイロン46が40〜80重量部である混合バイン
ダー5〜50重量%と(B)フェライト系、サマリウム
系およびネオジム系磁性体よりなる群から選ばれる磁性
体粉末が95〜50重量%とからなるプラスチック磁石
を要旨とするものである。
本発明では、ナイロン6とナイロン46との特定の混合
比の混合バインダーを用いるが、この混合バインダーは
単純に両成分の組成比から推定される以上に靭性が高く
、ナイロン6単独バインダー並に磁性体の充填量の調整
が容易であり、かつナイロン46単独バインダー並の耐
ハンダ性を有するという驚くべき効果を有する。かかる
特別の効果は全く予想できなかったものである。
本発明で用いられるナイロン6とは、ポリカプロアミド
およびカプロアミドを主たる構成単位とする共重合ポリ
アミドである。本発明に用いるナイロン6の分子量とし
ては、96%硫酸を用いて。
濃度1g1d 1 、温度25°Cの条件で測定した相
対粘度で1.5から4.0の範囲にあることが好ましい
本発明において用いられるナイロン46とは、酸成分と
してアジピン酸またはその機能誘導体を用い、アミン成
分としてテトラメチレンジアミンまたはその機能誘導体
を用いて縮命反応により得られる線状高分子ポリアミ、
ドである。
本発明に用いられるナイロン46は、その耐熱性を大き
く損なわない範囲で他の共重合成分を含んでもよい。そ
れらの共重合成分としては、6−アミノカプロン酸、1
1−アミノウンデカン酸、12アミノドデカン酸、ε−
カプロラクタム、ω−ラウリルラクタム、ヘキサメチレ
ンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、メタキシリレ
ンジアミン。
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、イソフタル酸
、テレフタル酸等を挙げることができる。
本発明で用いられるナイロン46の製造方法は任意であ
る。例えば特公昭60−28843号公報、特公昭60
−8248号公報、特開昭58−83029号公報およ
び特開昭61−43631号公報等で開示された方法、
つまりまず環状末端基量が少ないプレポリマーを特定の
条件下で製造したのち、これを水蒸気雰囲気等で固相重
合して高分子量ナイロ、ン46を調製する方法で得たも
の、あるいは2−ピロリドンやN−メチルピロリドン等
の極性有機溶媒中で加熱する方法で得たものの利用が特
に好ましい。
本発明で用いられるナイロン46の重合度について特に
制限はないが、相対粘度を96%硫酸を用い濃度1g/
d R、25°Cで測定した時、1.5〜5.5さらに
は2.0〜4.5の範囲にあるナイロン46が好ましい
。5.5を越える相対粘度のナイロン46を用いる場合
には組成物の流動性が悪くなるだけでなく。
その機械的、熱的性質のばらつきが大きくなるので好ま
しくない。一方1.5よりも低い相対粘度では組成物の
機械的強度が小さくなるという欠点を生じる。
本発明において用いられる混合バインダー中におけるナ
イロン6とナイロン46との重量混合比は。
ナイロン6が60〜20重量部、ナイロン46が40〜
80重量部である。ナイロン6の混合比がこれよりも少
なくなるとバインダーの靭性が低下し、磁性体粉末の充
填量の自由な調整が困難であり、プラスチック磁石成形
品の割れや欠けが発生し易くなるので好ましくない。逆
にナイロン46の混合比がこれよりも少なくなると、耐
ハンダ性に代表される耐熱性が急速に低下するので好ま
しくない。
本発明のフェライト系磁性体とは、一般式(I)で表さ
れる。
MO−nFezo3(1) ここで台はBa、 Sr+ Mn、 Fe、 Co、 
Ni、 Cu、Zn+ Mg+Cdの群から選ばれ、n
は1以上の整数である。最も一般にはBa0・6Fez
O3とSrO”6FezO+とが用いられる。
本発明のサマリウム系磁性体とは、一般式(II)ある
いは(III)で表される。
SmM’、          (II)SmzM’+
7(III) ここでh゛はCo、 Cu+ Pe、 Zrから選ばれ
る。最も一般的にはSmCo5およびSmzCO+qが
用いられる。
本発明で用いるネオジム系磁性体とは、 Nd−FeB
系磁性体をいう。
本発明で用いる磁性体粉末は0.5〜IOμmの平均直
径を有するものが好ましく用いられる。またプラスチッ
ク磁石中における磁性体粉末の量は95〜50重量%の
範囲内にあることが好ましい。
本発明の方法で製造されるプラスチック磁石にはその成
形性、物性を損なわない限りにおいて他の成分、たとえ
ば顔料、染料、補強材、耐熱剤。
酸化防止剤、耐候剤、滑剤、結晶核剤、ブロッキング防
止剤、離型剤、可塑剤、難燃剤、帯電防止剤等を加えて
もよい。
以下実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例) 実施例1〜7.比較例1,2 ここで材料として下記のものを用いた。
ナイロン6ニユニチカ■A1030 BRL、相対粘度
2.3ナイロン46:ユニチカ■F5000.相対粘度
s 、 5BaO・6Fez03: @行田製作所製S
r0・6Fe203 :日立金属■製SmCo5   
 :住人金属鉱山■製SmzCo+、:日立金属■製 Nd−Fe−B系磁性体:GM社製 また用いた測定方法は以下のとおりである。
曲げ破断歪: ASTM 0790に従い、テストピー
スの破壊した最大ファイバーストレイン を求めた。
ハンダ耐熱温度:厚さ1.6mm、  幅12.5mm
、長さ125mmのテストピースを10秒間溶融ハ ンダ液の中に浸漬し、変形や収縮の 生じない最高温度を10°C単位で求めた。
熱変形温度: ASTM 0648によって測定゛した
表1に掲げた配合比で原材料を混合し、これを100°
Cの温度で16時間真空乾燥し、水分を除去した。つい
で2軸押用機を用いて原材料を溶融混合して押出し、こ
れをカットし造粒した。この造粒安定性について評価を
行った。その結果を併せて表1に掲げた。
次に得られたペレットを用いて通常の射出成形を行い、
各種物性を測定した。この結果も併せて表1に示した。
1〇− (発明の効果) 本発明のプラスチック磁石はハンダ耐熱温度に代表され
る耐熱性に著しく優れ1曲げ破断歪に代表される靭性に
も優れている。また成形品外観にも優れている。
特許出願人  ユニチカ株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ナイロン6が60〜20重量部,ナイロン
    46が40〜80重量部である混合バインダー5〜50
    重量%と(B)フェライト系,サマリウム系およびネオ
    ジム系磁性体よりなる群から選ばれる磁性体粉末が95
    〜50重量%とからなるプラスチック磁石。
JP63315410A 1988-12-13 1988-12-13 プラスチック磁石 Pending JPH02159702A (ja)

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JP63315410A JPH02159702A (ja) 1988-12-13 1988-12-13 プラスチック磁石

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ID=18065052

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013079387A (ja) * 2005-01-17 2013-05-02 Dsm Ip Assets Bv 熱安定化成形組成物
CN103779025A (zh) * 2014-01-20 2014-05-07 赣南师范学院 一种高韧性的烧结钕铁硼永磁体及其制备方法
CN103994792B (zh) * 2014-05-30 2017-01-25 北京理工大学 一种多酸镝单分子磁体及其制备方法

Cited By (3)

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JP2013079387A (ja) * 2005-01-17 2013-05-02 Dsm Ip Assets Bv 熱安定化成形組成物
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