JPH0215889Y2 - - Google Patents

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JPH0215889Y2
JPH0215889Y2 JP1984058899U JP5889984U JPH0215889Y2 JP H0215889 Y2 JPH0215889 Y2 JP H0215889Y2 JP 1984058899 U JP1984058899 U JP 1984058899U JP 5889984 U JP5889984 U JP 5889984U JP H0215889 Y2 JPH0215889 Y2 JP H0215889Y2
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JP
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tubular supporter
shaft
bobbin holder
bearing
tubular
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JP1984058899U
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は糸条巻取機のボビンホルダ装置、詳し
くは、駆動手段によりボビンホルダを駆動回転さ
せて外部から供給される糸条をボビンホルダに巻
取る糸条巻取機のボビンホルダ装置に関する。
(従来技術) このような糸条巻取機のボビンホルダ装置は、
巻取り作動中に臨界回転数が生じないようにする
必要がある。それは、この臨界回転数で装置を作
動させると著しい振動が生じ、この振動により装
置またはその周辺機器の損傷を招くおそれがある
からである。糸条巻取機のボビンホルダ装置とし
ては、従来、特公昭51−42214号公報に記載され
たものがある。
この装置は臨界回転数を運転回転数範囲以下に
置くことにより装置作動中に臨界回転数が生じな
いようにしており、片持ち式の管状サポータと、
管状サポータの固定端側に軸受を介して同軸に軸
支され、モータ等からなる駆動手段により駆動さ
れる駆動側軸と、管状サポータの自由端側で管状
サポータと同軸に延在するボビンホルダと、ボビ
ンホルダと固着されて軸受を介して管状サポータ
の自由端側に同軸に軸支された被駆動側軸と、管
状サポータ内で駆動側軸と被駆動側軸の間に設け
られ、両端部でそれぞれ十字継手状の連結部材を
介して駆動側軸および被駆動側軸に連結された中
間伝動軸と、を備えている。
しかしながら、この従来の糸条巻取装置にあつ
ては、中間伝動軸の両端がそれぞれ連結部材を介
して駆動側軸および被駆動側軸に連結支持されて
いるため、この中間伝動軸の固有振動数(共振
点)は1次共振点の整数倍の値を有する。したが
つて、前記従来の糸条巻取装置のように臨界回転
数(1次共振点)N1を運転回転数範囲以下に置
いても、本願の第1図に示すようにその整数倍の
2次共振点N2、3次共振点N3等が運転回転数N
(略3000RPM乃至20000RPM)範囲内に入り著し
い振動を生じ、運転回転数に制限を受けるという
問題を生じさせる。さらに、前記中間伝動軸が両
端で連結部材のみにより連結支持されてその中央
部分が浮遊していたため、自重により撓みが生じ
たり、十分継手やゴム軸継手を用いた場合にその
隙間や撓みにより中間伝動軸の回転中心が偏心し
たりして、高速回転時に該偏心に振動が増大し、
前記問題点を助長していた。
(考案の目的) そこで本考案は、中間伝動軸とそれを同軸上に
内包する管状サポータとの間に軸受を介装するこ
とにより、臨界回転数(1次共振点)を装置の運
転回転数範囲より大きくして、装置の高速運転時
に著しい振動が生じるのを防止して装置またはそ
の周辺機器の損傷を防止することを目的とする。
(考案の構成) 本考案に係る糸条巻取機のボビンホルダ装置
は、静止部材に固定され円筒状に形成された管状
サポータと、該管状サポータの一端側に軸受を介
して同軸に軸支され、駆動手段により駆動される
駆動側軸と、管状サポータの他端側に同軸に延在
するボビンホルダと、管状サポータに軸受を介し
て同軸に軸支されたボビンホルダに固着又は一体
的に形成された被駆動側軸と、管状サポータ内に
設けられ、両端部でそれぞれ前記駆動側軸、前記
被駆動側軸との間に継手を介して連結された中間
伝動軸と、を備えた糸条巻取機のボビンホルダ装
置において、前記中間伝動軸と管状サポータの間
に軸受を介装し、該軸受により、該中間伝動軸を
管状サポータに同軸に軸支したことを特徴とする
ものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に基づいて
説明する。第2図は本考案の第1実施例を示す図
である。
まず、構成を説明すると、第2図において、3
0は糸条巻取機のボビンホルダ装置であり、この
ボビンホルダ装置30は図外のフレーム等(静止
部材)に設けられたモータ(駆動手段)31を有
している。モータ31の図中左端部には管状サポ
ータ32の一端部がボルト33により固定されて
おり、さらにこの管状サポータ32の一端側には
同軸上にモータ31の出力軸(駆動側軸)35が
延在している。管状サポータ32の他端側には同
軸上にボビンホルダ36に固着された回転軸37
(被駆動側軸)が延在し、ボビンホルダ36はこ
の回転軸37および軸受40を介して管状サポー
タ32に回転自在に支持されている。管状サポー
タ32と軸受40との間にはゴム部材41が介装
されており、管状サポータ32の他端内周部には
係止リング42が嵌着されている。軸受40の外
周輪40aがこの係止リング42および管状サポ
ータ32の内周に形成された段部32aに係合
し、軸受40の内周輪40bが回転軸37に形成
された段部37aに係合することにより、管状サ
ポータ32と回転軸37との間の軸方向の相対移
動は規制されている。ボビンホルダ36はナツト
44により回転軸37に締付固定されており、ボ
ビンホルダ36と回転軸37とはそれぞれに係合
しているキー45により互いに相対回転を規制さ
れていて、ボビンホルダ36の外周部にはボビン
46が4個長さ方向に並べて設けられている。管
状サポータ32内の出力軸35と回転軸37との
間には中間伝動軸48(以下、単に中間軸ともい
う)が連結されており、中間軸48はその両端部
でそれぞれ出力軸35と回転軸37と連結部材4
9を介して連結され、これらと同軸上に延在して
いる。管状サポータ32の内周面と中間軸48の
外周面との間には軸受50が介装され、管状サポ
ータ32と中間軸48とは互いに回転自在に組立
てられている。また、管状サポータ32と軸受5
0との間にはリング状のゴム部材52(弾性体)
が介装されており、このゴム部材52の硬度は
Hs40〜90゜程度が好ましい。連結部材49の構造
としては一般的な自在継手やたわみ軸継手が用い
られる。なお、出力軸35はモータ31の本体ケ
ース(静止部材)に一対の軸受53を介して管状
サポータ32と同軸に軸支されている。
次に作用について説明する。
モータ31に通電されて出力軸35が回転する
と、一方の連結部材49、中間軸48、他方の連
結部材49、回転軸37およびボビンホルダ36
を介してボビン46が回転し、供給される図外の
糸条が図外のトラバース装置により綾振られなが
らボビン46の周上に巻付けられていく。管状サ
ポータ32と中間軸48との間には軸受50が介
装されているため、中間軸48が自重により撓ん
だり、高速回転時に連結部材49としての軸継手
の連結隙間や撓みにより、中間軸48の回転中心
が偏心して振動が発生するのを防止することがで
きる。また、管状サポータ32と中間軸48との
間には軸受50が介装されているために従来の装
置に比べて中間軸48の剛性が向上し、第3図に
示すように中間軸48の臨界回転数(1次共振
点)N0を運転回転数N範囲以上にすることがで
きる。このため、装置に著しい振動が生じるのを
防止して装置またはその周辺機器の損傷を防止す
ることができる。
第4図は第2実施例を示す図である。前記実施
例においては軸受40およびゴム部材41が管状
サポータ32と回転軸37との間に介装されてい
たのに対し、この実施例においては軸受40およ
びゴム部材41が管状サポータ32とボビンホル
ダ36の筒部36aとの間に介装されている。5
5は制動手段である。駆動側軸35は特公昭51−
42214号公報第1図に示された駆動手段によつて
駆動される。この実施例によれば、ボビンホルダ
装置の回転軸37が管状サポータ32内に延在し
ていないか、あるいは延在しても短い場合にも本
考案を応用できる。
なお、連結部材49の構造としては一般的な自
在継手の他に、JIS B 1455−1976に示すような
ゴム軸継手を用いてもよい。また、前記実施例に
おいては管状サポータ32は図外のフレームに設
けられたモータ31の一端部に固定されたもので
あつたが、管状サポータ32をフレームに固定し
てこの管状サポータ32にモータ31を設けても
よく、あるいはモータ31の機枠と管状サポータ
32とを一体的に形成して、それをフレームに固
定するようにしてもよい。また、ボビンの数も4
個に限定する必要はなく、他の個数のものでもよ
い。
(効果) 以上説明したように、本考案によれば、中間伝
動軸の剛性を大きくして臨界回転数(1次共振
点)を装置の運転回転数範囲より大きくし使用範
囲内から共振点を外すことにより、高速回転時に
著しい振動が生じるのを防止して装置またはその
周辺機器の損傷を防止することができる。また、
中間伝動軸が自重により撓んだり、高速回転時に
連結部材の連結隙間や撓みにより、中間伝動軸の
回転中心が偏心して振動が発生するのを防止する
ことができる。一方、第1及び第2実施例によれ
ば、管状サポータ32と軸受50との間に弾性体
であるゴム部材52を介装したため、パツケージ
重量により管状サポータ32が撓んで多少偏心、
偏角を生じてもその偏心、偏角量はゴム部材52
の弾性変形により吸収することができ、振動を減
衰することができるとともに軸受50の寿命が低
下することを防止することができる。さらに、前
記第2実施例によれば、ボビンホルダ装置の回転
軸37が管状サポータ32内に延在しなくても、
あるいは延在していてもその長さが短くて管状サ
ポータ32と回転軸37との間に軸受50を介装
することができない場合でも、糸条巻取機のボビ
ンホルダ装置に本考案を応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の糸条巻取機のボビンホルダ装置
の1次共振点(固有振動数を生ずる臨界回転数)
N1、2次共振点N2、3次共振点N3、および運転
回転数NDを示すボビンホルダ回転数とボビンホ
ルダに巻付けられた糸条(パッケージ)の径との
関係を示すグラフ、第2図は本考案の第1実施例
に係る糸条巻取機のボビンホルダ装置を示す断面
側面図、第3図は本考案の糸条巻取機のボビンホ
ルダ装置の臨界回転数(1次共振点)N0および
運転回転数NDを示すグラフ、第4図は第2実施
例を示す断面側面図である。 30……糸条巻取機のボビンホルダ装置、31
……モータ(駆動手段)、32……管状サポータ、
35……出力軸(駆動側軸)、36……ボビンホ
ルダ、37……回転軸(被駆動側軸)、48……
中間伝動軸、50……軸受、52……ゴム部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 静止部材に固定され円筒状に形成された管状
    サポータと、該管状サポータの一端側に軸受を
    介して同軸に軸支され、駆動手段により駆動さ
    れる駆動側軸と、管状サポータの他端側に同軸
    に延在するボビンホルダと、管状サポータに軸
    受を介して同軸に軸支されたボビンホルダに固
    着又は一体的に形成された被駆動側軸と、管状
    サポータ内に設けられ、両端部でそれぞれ前記
    駆動側軸、前記被駆動側軸と、の間に継手を介
    して連結された中間伝動軸とを備えた糸条巻取
    機のボビンホルダ装置において、前記中間伝動
    軸と管状サポータの間に軸受を介装し、該軸受
    により、該中間伝動軸を管状サポータに同軸に
    軸支したことを特徴とする糸条巻取機のボビン
    ホルダ装置。 (2) 前記中間伝動軸と管状サポータの間に介装さ
    れた軸受が、弾性対を介して管状サポータに支
    承されたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の糸条巻取機のボビンホルダ装置。
JP5889984U 1984-04-20 1984-04-20 糸条巻取機のボビンホルダ装置 Granted JPS60170354U (ja)

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JP5889984U JPS60170354U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 糸条巻取機のボビンホルダ装置

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JP5889984U JPS60170354U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 糸条巻取機のボビンホルダ装置

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Publication Number Publication Date
JPS60170354U JPS60170354U (ja) 1985-11-12
JPH0215889Y2 true JPH0215889Y2 (ja) 1990-04-27

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JP5889984U Granted JPS60170354U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 糸条巻取機のボビンホルダ装置

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JP (1) JPS60170354U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49133638A (ja) * 1972-12-16 1974-12-23
JPS5142214A (ja) * 1974-10-07 1976-04-09 Mitsubishi Motors Corp Toreeringuaamushikidokuritsukengasochi

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49133638A (ja) * 1972-12-16 1974-12-23
JPS5142214A (ja) * 1974-10-07 1976-04-09 Mitsubishi Motors Corp Toreeringuaamushikidokuritsukengasochi

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JPS60170354U (ja) 1985-11-12

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