JPH047381Y2 - - Google Patents

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JPH047381Y2
JPH047381Y2 JP1984097941U JP9794184U JPH047381Y2 JP H047381 Y2 JPH047381 Y2 JP H047381Y2 JP 1984097941 U JP1984097941 U JP 1984097941U JP 9794184 U JP9794184 U JP 9794184U JP H047381 Y2 JPH047381 Y2 JP H047381Y2
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JP
Japan
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shaft
universal joint
output shaft
joint
power transmission
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JP1984097941U
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JPS6113029U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、動力伝達軸系装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来行われる動力伝達のための軸系装置のう
ち、たとえばゴム継手によつて代表される弾性継
手と、自在継手とを介して、回転機械などの被動
機に対して動力を伝達する軸系においては、回転
中の自在継手に発生するいわゆる「みそすり運
動」を防止するため、および弾性継手の内輪を支
持するために、その間に中間軸を設けるのが通例
である。
しかし、据付スペースが大きくなること、なら
びにユニツトの大型化が不可避となることなど、
不利な面が多かつた。また、ユニツト据付に際し
ては、中間軸受の軸芯合せなど困難な作業が必要
であり、短時間にこのような一連の据付作業を完
了することが困難であつた。たとえば、タグボー
トなどの軸系装置においては、船体形状の都合に
より、プロペラの位置に比べてエンジンは低いレ
ベルの位置に据付けられているのが通例である。
したがつて、軸系の途中には当然に自在継手を
必要とし、また弾性継手も設けられる。ここで限
られた船内スペースを増やすため、軸系の短縮化
(中間軸の削減)をすることは、関係者にとつて
不可欠の重要な課題となる。
第3図は、かかる場合に適用される従来の軸系
装置の全体図で、1は駆動機としての原動機、2
は原動機の出力軸、3は弾性継手、4は中間軸、
5は中間軸受、6は自在継手であり、7は被動機
としての回転機械である。
弾性継手3は通常はゴム継手で、原動機1がデ
イーゼル機関などの場合、または回転機械7の回
転運動が平衡していないときなどに発生する捩り
振動の共振による軸系の損傷などを回避するため
に設けられるものである。また、自在継手6は、
回転機械7を原動機1の軸芯に対して大きく差を
つけて据付ける必要のある場合などのために設け
られる。この自在継手6を直接ゴム製の継手3に
連結すると、軸芯が固定されず、いわゆる「みそ
すり運動」を起こすが、これを防止するために中
間軸4および中間軸受5をその間に入れ、それに
よつて軸芯を固定させている。
さらに、原動機1と回転機械7との据付スペー
スを、できるだけコンパクトにすることが望まし
いことは当然であるが、従来方式では必要最小限
の長さの中間軸の介設が必要であり、これがコン
パクト化を阻害することとなつて不都合である。
また、据付スペースが決まれば、該スペースの寸
法から中間軸の長さを除いた狭い間隔内で、自在
継手による軸芯の落差の吸収を行わねばならなく
なつて、それだけ余分に自在継手を傾斜させるた
め、曲がり角度αが大きくなり、こんどは強度面
から自在継手の大型化が必要になつてくるという
欠点がある。
中間軸を省略して軸系の短縮化を図り、据付ス
ペースをコンパクトなものとした従来装置の一つ
として、特公昭35−16252号公報のものがある。
(考案が解決しようとする課題) 駆動機の出力軸から該軸とは軸心が平行で且つ
設置位置が相違する、いわゆる偏心した被駆動機
の被駆動軸に動力伝達をする場合に、その偏心を
吸収させるために自在継手を必要とする。このよ
うに動力伝達に自在継手を用いた場合、自在継手
が傾斜するためその端部にみそすり現象が生じ
る。
しかし、上記公報に記載の装置では、コロガリ
(自動調心)軸受が用いられているので、自在継
手の端部のみそすり現象は強制されない。同装置
は、駆動機の軸心と被駆動機の被駆動軸との軸心
が一致しているから、コロガリ軸受の使用が可能
である。
ここで更に詳しく説明すれば、上記公報の装置
は、駆動機(主軸の軸心)と被駆動機(被駆動軸
の軸心)の位置が一致しており、両軸間に自在継
手を介設する(用いる)必要がないから、コロガ
リ軸受が使用できたのであり、本願考案が対象と
する偏心した軸間での動力の伝達には、コロガリ
軸受を用いた構造を適用できない。しかも、弾性
継手の内側にコロガリ軸受を用いると、コロガリ
軸受の内輪と外輪の相対運動がないため、内部の
コロは定位置に保持された状態で回転することに
なり、短期間に摩損してしまう。
このため、上記公報の装置では、コロを強制的
に回転(自転)させるためのケージの漸進機構を
配備しているが、そのような漸進機構を配備する
と構造が複雑になるという問題もある。
(考案の目的) この考案は、上記従来の動力伝達用軸系装置の
問題点にかんがみてなされたもので、簡単な構成
上の改変によつて装置全体の簡易化を図り、装置
の小型化とコンパクト化を実現し、据付スペース
の縮小を図るとともに、据付に要する時間と手間
との低減を実現しうる動力伝達軸系装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの考案の動力伝達
軸系装置は、a)駆動機の出力軸と、該軸とは軸
心が平行で且つ設置位置が相違する、いわゆる偏
心した被駆動機の被駆動軸とを、自在継手を介し
て連結する動力伝達軸装置において、b)前記出
力軸に軸心を一致させて支持軸を一体に連設し、
c)前記出力軸と自在継手の一端部とを、環状の
弾性継手の内輪部と外輪部とで連結し、d)前記
支持軸の外周面に摺接する円筒状のすべり軸受に
より、前記自在継手の一端部を、前記弾性継手の
内輪部の中心位置において前記支持軸で回転自在
に支持している。
(考案の実施例) つぎにこの考案装置の一実施例を図面によつて
詳細に説明する。第1図は本考案にかかる軸系装
置で、1は駆動機としてのデイーゼルエンジンな
どの原動機、2は原動機1の出力軸、3は環状の
弾性継手、6は自在継手、7は被動機としての回
転機械である。
8は断面円形の支持軸で、この支持軸8は、出
力軸2に軸心を一致させて出力軸2の中心部に一
体に連設されている。9は円筒状のすべり軸受
で、このすべり軸受9は、支持軸8の外周面と弾
性継手3の内輪部3a(第2図)の内周面との間
に介装されている。
第2図は第1図の部の詳細図であるが、同図
に示すように、自在継手6の一端部に、弾性継手
3の内輪部3aが相互に軸心を一致させて一体回
転可能に連結され、また出力軸2の一端部に、弾
性継手3の外輪部3bが相互に軸心を一致させて
一体回転可能に連結されている。そして、出力軸
2の中心部に一体に連設された支持軸8が、すべ
り軸受9を介して弾性継手3の内輪部3a内にイ
ンロー(嵌挿)されることにより、回動自在に支
持されている。この構成により、自在継手6の一
端部における軸心の回転及び軸方向の移動が、常
に出力軸2(支持軸8)の軸心と一致した状態で
行われるため、前記「みそすり運動」は発生しな
い。
また、軸受9は上記したようにすべり軸受とし
て構成されているため、原動機1の軸系に捩り振
動が発生した際には、弾性継手3の内輪部3aと
外輪部3bとの間における弾性継手3の弾性によ
る回転方向の相対運動によつてその捩り振動が吸
収される。この結果、軸受9と支持軸8との接触
面がフレツテイング・コロージヨンなどで損傷す
ることが、確実に防止される。
(考案の効果) この考案装置の構成によれば、動力伝達軸系装
置から中間軸を廃止することができるため、装置
全体が簡易化されて、それだけコストダウンとな
るばかりでなく、据付スペースが小さくなり、ユ
ニツトそのものがコンパクトになる。さらに、中
間軸受の据付作業も不要となつて据付作業の工数
低減が実現する。
また、一定のスペース内に設置する場合、中間
軸の廃止によつて自在継手の曲がり角度θ(第1
図)が、従来装置の曲がり角度α(第3図)に比
べて小さくなり、それによつて強度の面から小さ
な型式の自在継手の採用が可能となつてコスト・
ダウンにつながる。
更に、支持軸と弾性継手との間の接触部に設け
る軸受を、出力軸に軸心を一致させて一体に連設
される支持軸の外周面に摺接する円筒状のすべり
軸受としたから、駆動機の出力軸から該軸とは偏
心した被駆動機の被駆動軸に動力伝達をする場合
に、その偏心を吸収させるために自在継手を用い
た場合、自在継手が傾斜するためその端部にみそ
すり現象が生じるが、このみそすり現象がすべり
軸受によつて規制されるほか、軸受のフレツテツ
ング対策として特別の機構を設ける必要がなく、
装置の簡素化と経費の節減が図られるなど、従来
装置に見られないすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の動力伝達軸系装置の一実施例
を示す、一部を破断した配置図、第2図は第1図
中の部の拡大断面図、第3図は従来の一般的な
動力伝達軸系装置を示す、一部を破断した配置図
である。 1……原動機、2……出力軸、3……弾性継
手、3a……弾性継手3の内輪部、3b……弾性
継手3の外輪部、4……中間軸、5……中間軸
受、6……自在継手、7……回転機械、8……支
持軸、9……すべり軸受。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動機の出力軸と、該軸とは軸心が平行で且つ
    設置位置が相違する、いわゆる偏心した被駆動機
    の被駆動軸とを、自在継手を介して連結する動力
    伝達軸装置において、 前記出力軸に軸心を一致させて支持軸を一体に
    連設し、 前記出力軸と自在継手の一端部とを、環状の弾
    性継手の内輪部と外輪部とで連結し、 前記支持軸の外周面に摺接する円筒状のすべり
    軸受により、前記自在継手の一端部を、前記弾性
    継手の内輪部の中心位置において前記支持軸で回
    転自在に支持したことを特徴とする動力伝達装
    置。
JP9794184U 1984-06-28 1984-06-28 動力伝達軸系装置 Granted JPS6113029U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9794184U JPS6113029U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 動力伝達軸系装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9794184U JPS6113029U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 動力伝達軸系装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6113029U JPS6113029U (ja) 1986-01-25
JPH047381Y2 true JPH047381Y2 (ja) 1992-02-27

Family

ID=30657497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9794184U Granted JPS6113029U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 動力伝達軸系装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63148375U (ja) * 1987-03-21 1988-09-29

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Publication number Publication date
JPS6113029U (ja) 1986-01-25

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