JPH0965606A - 回転機の支持構造 - Google Patents
回転機の支持構造Info
- Publication number
- JPH0965606A JPH0965606A JP21769395A JP21769395A JPH0965606A JP H0965606 A JPH0965606 A JP H0965606A JP 21769395 A JP21769395 A JP 21769395A JP 21769395 A JP21769395 A JP 21769395A JP H0965606 A JPH0965606 A JP H0965606A
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- Japan
- Prior art keywords
- machine
- rotating machine
- fixed
- spring member
- axial direction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の回転機は支柱と回転止体のみで支持さ
れていたため、振動音の増加及び回転機の破損となるこ
とがあった。 【解決手段】 本発明による回転機の支持構造は、回転
機(1)に一端(20a)を固定したばね部材(20)の他端(20b)
を基台(4)に固定することにより、回転機(1)の軸方向
(X)及び軸直角方向(Y)の振動を防止する構成である。
れていたため、振動音の増加及び回転機の破損となるこ
とがあった。 【解決手段】 本発明による回転機の支持構造は、回転
機(1)に一端(20a)を固定したばね部材(20)の他端(20b)
を基台(4)に固定することにより、回転機(1)の軸方向
(X)及び軸直角方向(Y)の振動を防止する構成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転機の支持構造
に関し、特に、１本の支柱で支持された回転機をばね部
材で基台に接続することにより、作動時の回転機の振動
及び破損を防止するための新規な改良に関する。
に関し、特に、１本の支柱で支持された回転機をばね部
材で基台に接続することにより、作動時の回転機の振動
及び破損を防止するための新規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の回転機の
支持構造としては、一般に、図３及び図４で示す構造が
採用されていた。すなわち、図３及び図４において符号
１で示されるものは、ロボット等の機械軸２に接続され
回転動作を行うように構成されたレゾルバ又はモータ等
からなるオーバーハング型の回転機であり、この回転機
１の下部に設けられた１本の支柱３は、基台４上に固定
された回転止体５の支持孔５ａ内に挿入され、この支柱
３は支持孔５ａとの間に隙間を有すると共に回転機１の
軸方向Ｘ及びこの軸方向Ｘと直交する軸直角方向Ｙにお
いてガタを有するように構成されている。
支持構造としては、一般に、図３及び図４で示す構造が
採用されていた。すなわち、図３及び図４において符号
１で示されるものは、ロボット等の機械軸２に接続され
回転動作を行うように構成されたレゾルバ又はモータ等
からなるオーバーハング型の回転機であり、この回転機
１の下部に設けられた１本の支柱３は、基台４上に固定
された回転止体５の支持孔５ａ内に挿入され、この支柱
３は支持孔５ａとの間に隙間を有すると共に回転機１の
軸方向Ｘ及びこの軸方向Ｘと直交する軸直角方向Ｙにお
いてガタを有するように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転機の支持構
造は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、従来技術のように、回転
機が軸方向、軸直角方向に移動可能とすることは、機械
軸との結合誤差や機械軸振動、回転機の発生する振動を
逃がし、回転機の回転止と機械的破損を防止する目的を
達成できるものであるが、逆に、隙間で逃がすがために
振動を防ぐことができず、回転機のロータアンバランス
や結合誤差により、高速回転すればする程、振幅が大き
くなる問題がある。この振幅による回転機に印加される
加速度は、回転数の２乗、振幅に比例するから、回転機
の機能を損なう程に発展することもあった。
造は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、従来技術のように、回転
機が軸方向、軸直角方向に移動可能とすることは、機械
軸との結合誤差や機械軸振動、回転機の発生する振動を
逃がし、回転機の回転止と機械的破損を防止する目的を
達成できるものであるが、逆に、隙間で逃がすがために
振動を防ぐことができず、回転機のロータアンバランス
や結合誤差により、高速回転すればする程、振幅が大き
くなる問題がある。この振幅による回転機に印加される
加速度は、回転数の２乗、振幅に比例するから、回転機
の機能を損なう程に発展することもあった。
【０００４】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、１本の支柱で支持された回
転機をばね部材で基台に接続することにより、作動時の
回転機の振動及び振動による破損を防止するようにした
回転機の支持構造を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、１本の支柱で支持された回
転機をばね部材で基台に接続することにより、作動時の
回転機の振動及び振動による破損を防止するようにした
回転機の支持構造を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による回転機の支
持構造は、機械軸に接続され回転動作する回転機に設け
られた１本の支柱を基台に固定した回転止体の支持孔内
に支持し、前記支柱と支持孔との間に隙間を有する構成
とした回転機の支持構造において、前記回転機に一端を
固定したばね部材の他端を前記基台に固定した構成であ
る。
持構造は、機械軸に接続され回転動作する回転機に設け
られた１本の支柱を基台に固定した回転止体の支持孔内
に支持し、前記支柱と支持孔との間に隙間を有する構成
とした回転機の支持構造において、前記回転機に一端を
固定したばね部材の他端を前記基台に固定した構成であ
る。
【０００６】さらに詳細には、前記ばね部材は板ばねよ
りなり、かつ、前記回転機の軸方向及び軸方向と直交す
る軸直角方向に変位するようにした構成である。従っ
て、このばね部材の変位により回転機の二軸方向の振動
が吸収され、回転機及び回転止体の損傷等を防止するこ
とができる。
りなり、かつ、前記回転機の軸方向及び軸方向と直交す
る軸直角方向に変位するようにした構成である。従っ
て、このばね部材の変位により回転機の二軸方向の振動
が吸収され、回転機及び回転止体の損傷等を防止するこ
とができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による回
転機の支持構造の好適な実施の形態について詳細に説明
する。なお、従来例と同一又は同等部分については同一
符号を用いて説明する。図１及び図２において符号１で
示されるものは、ロボットや製鉄ライン等の機械軸２に
接続され回転動作を行うように構成されたレゾルバ又は
モータ等からなるオーバーハング型の回転機であり、こ
の回転機１の下部に設けられた１本の支柱３は基台４上
に固定された回転止体５の支持孔５ａ内に挿入され、こ
の支柱３は支持孔５ａとの間に隙間を有すると共に回転
機１の軸方向Ｘ及びこの軸方向Ｘと直交する軸直角方向
Ｙにおいてガタを有するように構成されている。
転機の支持構造の好適な実施の形態について詳細に説明
する。なお、従来例と同一又は同等部分については同一
符号を用いて説明する。図１及び図２において符号１で
示されるものは、ロボットや製鉄ライン等の機械軸２に
接続され回転動作を行うように構成されたレゾルバ又は
モータ等からなるオーバーハング型の回転機であり、こ
の回転機１の下部に設けられた１本の支柱３は基台４上
に固定された回転止体５の支持孔５ａ内に挿入され、こ
の支柱３は支持孔５ａとの間に隙間を有すると共に回転
機１の軸方向Ｘ及びこの軸方向Ｘと直交する軸直角方向
Ｙにおいてガタを有するように構成されている。
【０００８】さらに、前記回転機１の端面１ａにボルト
１０を介してその一端２０ａが接続された板ばね状のば
ね部材２０の他端２０ｂはボルト１１を介して基台４に
固定接続されており、このばね部材２０はその長手方向
のほぼ中央位置にＵ字型に形成された曲折部２０Ａが設
けられている。この曲折部２０Ａにより、ばね部材２０
は軸方向Ｘ及び軸直角方向Ｙに変位できるように構成さ
れ、このばね部材２０の固定力で２軸方向の回転機１の
振動を抑えることができる。また、このばね部材２０は
形状の変更及びばね定数の可変により、抑えたい振動レ
ベルと回転機内への機械的ストレスを自由に設定でき、
用途及び使用条件によってばね部材２０を任意に変更す
ることができる。また板状ばねに限ることなく他の形状
のばねも適用できる。
１０を介してその一端２０ａが接続された板ばね状のば
ね部材２０の他端２０ｂはボルト１１を介して基台４に
固定接続されており、このばね部材２０はその長手方向
のほぼ中央位置にＵ字型に形成された曲折部２０Ａが設
けられている。この曲折部２０Ａにより、ばね部材２０
は軸方向Ｘ及び軸直角方向Ｙに変位できるように構成さ
れ、このばね部材２０の固定力で２軸方向の回転機１の
振動を抑えることができる。また、このばね部材２０は
形状の変更及びばね定数の可変により、抑えたい振動レ
ベルと回転機内への機械的ストレスを自由に設定でき、
用途及び使用条件によってばね部材２０を任意に変更す
ることができる。また板状ばねに限ることなく他の形状
のばねも適用できる。
【０００９】
【発明の効果】本発明による回転機の支持構造は、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、ばね部材の防振効果により回転
機の振動（振幅）が約５０％減衰され、回転機内部の機
械的、電気的機能及び性能の安定を計り、寿命を長くす
ることが可能となると共に、この種の構造の高速回転化
を実現することができる。さらに、ばね形状を変更する
ことで、より大きい効果も得られる。
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、ばね部材の防振効果により回転
機の振動（振幅）が約５０％減衰され、回転機内部の機
械的、電気的機能及び性能の安定を計り、寿命を長くす
ることが可能となると共に、この種の構造の高速回転化
を実現することができる。さらに、ばね形状を変更する
ことで、より大きい効果も得られる。
【図１】本発明による回転機の支持構造を示す構成図で
ある。
ある。
【図２】図１の右側面図である。
【図３】従来の構成を示す構成図である。
【図４】図３の右側面図である。
１ 回転機 ２ 機械軸 ３ 支柱 ４ 基台 ５ 回転止体 ５ａ 支持孔 ２０ ばね部材 ２０ａ 一端 ２０ｂ 他端 Ｘ 軸方向 Ｙ 軸直角方向
Claims (2)
- 【請求項１】 機械軸(2)に接続され回転動作する回転
機(1)に設けられた１本の支柱(3)を基台(4)に固定した
回転止体(5)の支持孔(5a)内に支持し、前記支柱(3)と支
持孔(5a)との間に隙間を有する構成とした回転機の支持
構造において、前記回転機(1)に一端(20a)を固定したば
ね部材(20)の他端(20b)を前記基台(4)に固定したことを
特徴とする回転機の支持構造。 - 【請求項２】 前記ばね部材(20)は板ばねよりなり、か
つ、前記回転機(1)の軸方向(X)及び軸方向(X)と直交す
る軸直角方向(Y)に変位するように構成したことを特徴
とする請求項１記載の回転機の支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21769395A JP3647090B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 回転機の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21769395A JP3647090B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 回転機の支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0965606A true JPH0965606A (ja) | 1997-03-07 |
| JP3647090B2 JP3647090B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=16708250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21769395A Expired - Fee Related JP3647090B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 回転機の支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3647090B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014034594A1 (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-06 | 株式会社Ihi | 電動機の支持構造及び圧縮機 |
| CN110445285A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-11-12 | 江苏金丰机电有限公司 | 一种安装稳定的抗震型直流电机 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP21769395A patent/JP3647090B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014034594A1 (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-06 | 株式会社Ihi | 電動機の支持構造及び圧縮機 |
| JP2014043810A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Ihi Corp | 電動機の支持構造及び圧縮機 |
| CN104641112A (zh) * | 2012-08-27 | 2015-05-20 | 株式会社Ihi | 电动机的支持构造以及压缩机 |
| CN110445285A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-11-12 | 江苏金丰机电有限公司 | 一种安装稳定的抗震型直流电机 |
| CN110445285B (zh) * | 2019-07-29 | 2020-08-07 | 江苏金丰机电有限公司 | 一种安装稳定的抗震型直流电机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3647090B2 (ja) | 2005-05-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040413 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040420 |
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| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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