JP3647090B2 - 回転機の支持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転機の支持構造に関し、特に、1本の支柱で支持された回転機をばね部材で基台に接続することにより、作動時の回転機の振動及び破損を防止するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の回転機の支持構造としては、一般に、図3及び図4で示す構造が採用されていた。すなわち、図3及び図4において符号1で示されるものは、ロボット等の機械軸2に接続され回転動作を行うように構成されたレゾルバ又はモータ等からなるオーバーハング型の回転機であり、この回転機1の下部に設けられた1本の支柱3は、基台4上に固定された回転止体5の支持孔5a内に挿入され、この支柱3は支持孔5aとの間に隙間を有すると共に回転機1の軸方向X及びこの軸方向Xと直交する軸直角方向Yにおいてガタを有するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転機の支持構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、従来技術のように、回転機が軸方向、軸直角方向に移動可能とすることは、機械軸との結合誤差や機械軸振動、回転機の発生する振動を逃がし、回転機の回転止と機械的破損を防止する目的を達成できるものであるが、逆に、隙間で逃がすために振動を防ぐことができず、回転機のロータアンバランスや結合誤差により、高速回転すればする程、振幅が大きくなる問題がある。この振幅による回転機に印加される加速度は、回転数の2乗、振幅に比例するから、回転機の機能を損なう程に発展することもあった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、1本の支柱で支持された回転機をばね部材で基台に接続することにより、作動時の回転機の振動及び振動による破損を防止するようにした回転機の支持構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による回転機の支持構造は、機械軸に接続され回転動作する回転機と、前記回転機の下部に設けられ前記機械軸の軸方向に対して直交する方向に沿って延設して突出する 1 本のみの支柱と、前記支柱を支持する支持孔を有し基台に設けられた回転止体と、前記支柱と支持孔との間に隙間を有すると共に前記回転機の軸方向及びこの軸方向と直交する軸直角方向からなる2軸方向においてガタを有する構成とした回転機の支持構造において、前記回転機の前記機械軸が接続された一端面とは反対の他端面に一端が接続された板ば ね状のばね部材と、前記基台に接続された前記ばね部材の他端と、前記ばね部材の前記一端と他端間に形成されU字型をなす曲折部とを備え、前記ばね部材により前記2軸方向の前記回転機の振動を抑えるようにした構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による回転機の支持構造の好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。
図1及び図2において符号1で示されるものは、ロボットや製鉄ライン等の機械軸2に接続され回転動作を行うように構成されたレゾルバ又はモータ等からなるオーバーハング型の回転機であり、この回転機1の下部で機械軸2の軸方向に対して直交する方向に延設して突出する1本のみの支柱3は基台4上に固定された回転止体5の支持孔5a内に挿入され、この支柱3は支持孔5aとの間に隙間を有すると共に回転機1の軸方向X及びこの軸方向Xと直交する軸直角方向Yすなわち2軸方向においてガタを有するように構成されている。
【0007】
さらに、前記回転機1の前記機械軸2が接続された一端面1bとは反対の他端面1aにボルト10を介してその一端20aが接続された板ばね状のばね部材20の他端20bはボルト11を介して基台4に固定接続されており、このばね部材20はその長手方向のほぼ中央位置すなわち前記一端20aと他端20b間にはU字型に形成された曲折部20Aが設けられている。この曲折部20Aにより、ばね部材20は軸方向X及び軸直角方向Yに変位できるように構成され、このばね部材20の固定力で前記2軸方向の回転機1の振動を抑えることができる。また、このばね部材20は形状の変更及びばね定数の可変により、抑えたい振動レベルと回転機内への機械的ストレスを自由に設定でき、用途及び使用条件によってばね部材20を任意に変更することができる。また板状ばねに限ることなく他の形状のばねも適用できる。
【0008】
【発明の効果】
本発明による回転機の支持構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、ばね部材の防振効果により回転機の振動(振幅)が約50%減衰され、回転機内部の機械的、電気的機能及び性能の安定を計り、寿命を長くすることが可能となると共に、この種の構造の高速度回転化を実現することができる。さらに、ばね形状を変更することで、より大きい効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による回転機の支持構造を示す構成図である。
【図2】 図1の右側面図である。
【図3】 従来の構成を示す構成図である。
【図4】 図3の右側面図である。
【符号の説明】
1 回転機
1a 他端面
1b 一端面
2 機械軸
3 支柱
4 基台
5 回転止体
5a 支持孔
20 ばね部材
20A 曲折部
20a 一端
20b 他端
X 軸方向
Y 軸直角方向
Claims (1)
- 機械軸(2)に接続され回転動作する回転機(1)と、前記回転機 (1) の下部に設けられ前記機械軸 (2) の軸方向に対して直交する方向に沿って延設して突出する 1 本のみの支柱 (3) と、前記支柱 (3) を支持する支持孔 (5a) を有し基台 (4) に設けられた回転止体 (5) と、前記支柱(3)と支持孔(5a)との間に隙間を有すると共に前記回転機 (1) の軸方向 (X) 及びこの軸方向 (X) と直交する軸直角方向 (Y) からなる2軸方向においてガタを有する構成とした回転機の支持構造において、前記回転機(1)の前記機械軸 (2) が接続された一端面 (1b) とは反対の他端面 (1a) に一端 (20a) が接続された板ばね状のばね部材 (20) と、前記基台 (4) に接続された前記ばね部材 (20) の他端 (20b) と、前記ばね部材 (20) の前記一端 (20a) と他端 (20b) 間に形成されU字型をなす曲折部 (20A) とを備え、前記ばね部材 (20) により前記2軸方向の前記回転機 (1) の振動を抑えるように構成したことを特徴とする回転機の支持構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21769395A JP3647090B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 回転機の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21769395A JP3647090B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 回転機の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0965606A JPH0965606A (ja) | 1997-03-07 |
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Family
ID=16708250
Family Applications (1)
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JP21769395A Expired - Fee Related JP3647090B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 回転機の支持構造 |
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Families Citing this family (2)
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1995
- 1995-08-25 JP JP21769395A patent/JP3647090B2/ja not_active Expired - Fee Related
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