JPH02155591A - 管継手部の溶接開先部形状 - Google Patents

管継手部の溶接開先部形状

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JPH02155591A
JPH02155591A JP30843188A JP30843188A JPH02155591A JP H02155591 A JPH02155591 A JP H02155591A JP 30843188 A JP30843188 A JP 30843188A JP 30843188 A JP30843188 A JP 30843188A JP H02155591 A JPH02155591 A JP H02155591A
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groove
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Minoru Yamada
実 山田
Shinichi Tanioka
谷岡 慎一
Nobuyuki Okui
信之 奥井
Takehiro Murayama
村山 武弘
Akio Tejima
手島 秋雄
Masayuki Watarido
渡戸 昌幸
Tatsuo Saito
達雄 斉藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は管継手部の溶接方法及び該管継手部の溶接方法
に用いる管継手部の溶接開先部形状に関するものである
[従来の技術] 従来、第5図から第12図に示すように、プラント等を
形成する配管において、その配管構成上、管1.2同士
を接続する管継手部か、−殻内な管継手部の如く、管軸
心に対して直交する平面上に形成できない場合、管継手
部を管1,2の軸心に対して傾斜した平面上に形成し、
管1.2同士を接続固着している。
第6図は第5図の断面図を示し、管1.2の軸心に対し
て傾斜した平面上に管継手部を形成した管1.2におい
て、管1.2のそれぞれの互いに対向する管端部外周面
に、容管1.2の周方向に延びる開先加工を施して溶接
開先部3を形成し、該溶接開先部3をフィラーワイヤ等
の溶加材を溶融させた溶着金属によって溶接固着してい
る。
第7図から第9図は第5図及び第6図と同様に管継手部
に溶接開先部3を形成した管1.2において、溶接開先
部3をなす管1,2の開先加工部先端部間に環状のイン
サートリング4を嵌太し、該インサートリング4を管1
,2に仮付溶接した後、前記溶接開先部3をインサート
リング4とともに、フィラーワイヤ等の溶加材を溶融さ
せた溶融金属によって溶接固着することにより、裏波溶
接の安定化を図るものである。
第10図から第12図は第7図及び第8図のインサート
リング4に替えて、リング内縁に管1,2の開先加工部
先端部内周面に嵌合可能な周方向に延びる突起部5を有
する段付インサートリング6を管1,2の開先加工部先
端部間に挿入して管1,2を前記段付インサートリング
6に嵌合し、該段付インサートリング6を管1,2に仮
付溶接した後、溶接開先部3を段付インサートリング6
とともに、フィラーワイヤ等の溶加材を溶融させた溶着
金属によって溶接固着することにより、裏波溶接の安定
化を図り、管1.2の軸心合わせを容易にしようとする
ものである。
[発明か解決しようとする課題] しかし、第5図から第9図に示す例では、管1.2の軸
心か一致するように二に管1.2の位置決めをする作業
か困難であり、仮付溶接時に」ニガの管2やインサート
リンク4がすれ落ちて管1゜2の軸心が一致しなくなっ
たり、また、管1.2の軸心か一致していないことに気
付かすに溶接作業をしてしまい、管1,2か設定したと
おりに溶接固着されなくなることかある。
管1,2の軸心が一致するように、管1,2の軸心を合
わせる際に治具を用いることも考えられるが、溶接開先
部3の周囲か極めて狭隘な場合には、治具を用いること
かできず、管1,2の軸心合わせは更に困難になる。
また、前記インサートリング4は、管1.2を溶接固着
する際に、溶岩金属の溶融熱によって溶融し、溶接母材
をなす管1.2の開先加工部先端部に溶は込むが、第9
図の如く、溶接開先部3に盛り付けられる溶融した溶着
金属及び母材の表面張力によってaの如く、溶接開先部
3側に引っ張られてアンターカットを形成し、溶接不良
が生じることかある。
第10図から第12図に示す例では、管1,2の間に段
付インサートリング6を挿入することにより、管1,2
の軸心合わせか、−見容易になったように思えるか、管
1,2の開先加工部先端部内周面と段付インサートリン
グ6の突起部5の外周面との間には、段付インサートリ
ング6と管1.2を仮付けする際に、該段付インサート
リング6か変形して管1.2と嵌合できなくなるのを防
止するために所定のクリアランスか形成されており、管
1,2の軸心合わせは前記第5図から第9図に示す例と
同様に、慎重を期する作業となる。
また、前記管1.2の軸心か一致しない場合、第12図
に示す如く、段付インサートリング6の突起部5の外周
面と、管1.2の開先加工部先端部内周面との間のクリ
アランスが必要以上に大きくなる箇所すが生じて管1.
2を溶接固着する際に、溶着金属の溶融熱が段付インサ
ー]・リンク6の突起部5に充分に伝達されず、該突起
部5か溶接母材をなす管1.2に溶は込まないで溶接不
良か生しることかある。
本発明は上述の問題点を解決するもので、管同士を接続
する管継手部において、管軸心を容易に合致させ、且つ
溶接開先部に溶接不良か生じないようにすることを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の管継手部の溶接方
法においては、2本の管の対峙する端部外周面にそれぞ
れ断面先細り形状の開先加工を施すとともに、一方の管
の開先加工部先端部に設けた周方向に延びる嵌合部を、
他方の管の開先加工部先端部外周面に嵌合して管継手部
外周面に溶接開先部を形成し、該溶接開先部を溶加材に
よって溶着するものである。
また、2本の管の対峙する端部内周面にそれぞれ断面先
細り形状の開先加工を施すとともに、一方の管の開先加
工部先端部に設けた周方向に延びる嵌合部を他方の管の
開先加工部先端部内周面に嵌合して管継手部内周面に溶
接開先部を形成し、該溶接開先部を溶加材によって溶着
するようにしてもよい。
更に、本発明の管継手部の溶接方法を実施する際には2
本の管の対画>する端部外周面にそれぞれ断面先細り形
状の開先加工を施すとともに、一方の管の開先加工部先
端部に他方の管の開先加工部先端部外周面に嵌合可能な
周方向に延びる嵌合部を設け、また、前記一方の管の開
先加工部先端部内周面に周方向に延びる所要の形状の突
起部を設けた管継手部の溶接開先部形状、または、2本
の管の対峙する端部内周面にそれぞれ断面先細り形状の
開先加工を施すとともに、一方の管の開先加工部先端部
に他方の管の開先加工部先端部内周面に嵌合可能な周方
向に延びる嵌合部を設け、また、前記一方の管の開先加
工部先端部外周面に周方向に延びる所要の形状の突起部
を設けた管継手部の溶接開先部形状を適用するとよい。
[作   用] 従って、本発明では、一方の管の開先加工部先端部を他
方の管の開先加工部先端部に嵌合することにより、2本
の管の軸心を合致させて、溶接開先部を溶接する。
[実 施 例] 以丁、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図から第3図は本発明の方法を実施する管継手部の
溶接開先部形状の一例であり、図中第5図から第12図
と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
管1.2の軸心に対して傾斜した平面上の管継手部にお
いて、管1.2の管継手部外周面にそれぞれ断面が先細
り形状の開先加工を施すとともに、管2の開先加工部先
端部に管Iの開先加工部先端部外周面に嵌合可能な周方
向に延びる嵌合部7を設け、また、管2の開先加工部先
端部内周面に周方向に延びる所要の形状の突起部8を設
けて溶接開先部9を形成する。
突起部8は内周面が開先加工部側端部方向に向って管2
の軸心へ窄まる曲面形状に形成されている。
なお、第3図中10は裏波溶接を示す。
上述の構成において、管1,2を接続固着する際には、
管lの開先加工部先端部外周面に管2の嵌合部7を嵌合
させ、管継平部外周より溶接アークによって前記嵌合部
7を溶融させて管1゜2を仮付けした後、溶接開先部9
をフィラーワイヤ等の溶加材を溶融させた溶着金属によ
って溶接固着する。
本実施例では、管1の開先加工部先端部外周面に管2の
嵌合部7を嵌合させているので、仮付は時に管1,2の
軸心を一致させるのが容易であり、管1.2を仮付けす
る際に第10図から第12図に示した例の如く、段付イ
ンサートリング6の変形や位置合わせを考慮する必要が
なく、また、フィラーワイヤ等の溶加材を供給しなくて
もよい。
更に、突起部8は溶接開先部9に盛り付けられる溶加材
の溶融熱によって溶融し、溶接母材をなす管1.2の開
先加工部先端部に溶は込むが、突起部8は内周面か開先
加工部側方向に向って管2の軸心へ窄まる曲面形状に形
成されているため、第3図に示す如く、溶接開先部9に
盛り付けられる溶融した溶着金属の表面張力によってア
ンダーカットを形成することがなく、裏波溶接10が安
定化し、溶接不良を生じることかない。
第4図は本発明の他の実施例であり、図中、第1図から
第3図と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
本実施例では、管1.2の管継手部内周面にそれぞれ開
先加工を施すとともに、管2の開先加工部先端部に管1
の開先加工部先端部内周面に嵌合可能な周方向に延びる
嵌合部7を設け、また、管2の開先加工部先端部外周面
に所要の形状の突起部8を設けて溶接開先部9を形成す
る。
突起部8は外周面が開先加工部側端部方向に向って広が
る曲面形状に形成されている。
」二連の構成において、管1.2を接続固着する際には
、管lの開先加工部先端部内周面に管2の嵌合部7を嵌
合させ、管継手部内周より溶接アークによって前記嵌合
部7を溶融させて管1゜2を仮付けした後、溶接開先部
9をフィラーワイヤ等の溶加材を溶融させた溶着金属に
よって溶接固るする。
本実施例では、管1の開先加工部先端部内周面に管2の
嵌合部7を嵌合させているので、前1把第1図から第3
図に示す実施例と同様に仮付は時に管1,2の軸心を一
致させるのが容易であり、管1,2を仮付けする際に第
1o図から第12図に示した例の如く、段付インサート
リング6の変形や位置合わせを考慮する必要がなく、ま
た、フィラーワイヤ等の溶加材を供給しなくてもよい。
四に突起部8は溶(&開先部9に盛り付けられる溶加材
の溶融熱によって溶融し、溶接母材をなす管1.2の開
先加工部先端部に溶は込むが、突起部8は外周面が開先
加工部側方向に向って広がる曲面形状に形成されている
ため、第3図に示す如く、溶接開先部9に盛り付けられ
る溶融した溶着金属の表面張力によってアンダーカット
を形成することかなく、第3図に示す如く、裏波溶接l
Oが安定化し、溶接不良を生しることかない。
また、管1.2の管継手部内周面より溶接作業を行うの
で、溶接後の収縮による角変形は溶接点より管1.2の
軸心に向って護管1,2を倒すように作用するか、その
溶接点に対して管1,2の軸心を中心に対称な部位では
管1.2の開先加工部先端部が互いに当接するので管1
.2の軸心に溶接後の収縮による倒れか生じない。
尚、本発明の管継手部の溶接方法及び該方法に用いる管
継手部の溶接開先部形状は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、管同士を接続する管継手部が管軸心
に対して直交する平面上に形成された一般的な管継手部
の溶接固着にも適用できることなど本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の管継手部の溶接方法及び
該方法に用いる管継手部の溶接開先部形状によれは、下
記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(1:  管継手部において、管軸心を容易に合致させ
て溶接することかできるので、配管作業の能率を向上さ
せることができる。
(Z 管同士を嵌合させるので、管の軸心合わせに治具
等を用いる必要がなく、溶接仮付時の作業を軽減でき、
また狭隘な箇所における管接続作業を容易に行うことが
できる。
(3)裏波溶接か安定化し、管継手部に溶接不良が生じ
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する管継手部の溶接開先部
形状の一例を示す断面図、第2図は第1図の溶接開先の
拡大図、第3図は第2図の溶着状態を示す図、第4図は
本発明の方法を実施する管継手部の溶接開先部形状の他
の例を示す断面図、第5図は従来の管継手部の側面図、
第6図は第5図の断面図、第7図はインサートリングを
用いた従来の管継手部の断面図、第8図はインサートリ
ンクの配設を示すW面図、第9図はインサートリングの
溶着を示す断面図、第1O図は段付インサートリンクを
用いた従来の管継手部を示す断面図、第11図は段付イ
ンサートリングの配設を示す平面図、第12図は第1O
図の溶接開先部の拡大図である。 図中、1.2は管、7は嵌合部、8は突起部、9は溶接
開先部を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)2本の管の対峙する端部外周面にそれぞれ断面先細
    り形状の開先加工を施すとともに、一方の管の開先加工
    部先端部に設けた周方向に延びる嵌合部を、他方の管の
    開先加工部先端部外周面に嵌合して管継手部外周面に溶
    接開先部を形成し、該溶接開先部を溶加材によって溶着
    することを特徴とする管継手部の溶接方法。 2)2本の管の対峙する端部内周面にそれぞれ断面先細
    り形状の開先加工を施すとともに、一方の管の開先加工
    部先端部に設けた周方向に延びる嵌合部を他方の管の開
    先加工部先端部内周面に嵌合して管継手部内周面に溶接
    開先部を形成し、該溶接開先部を溶加材によって溶着す
    ることを特徴とする管継手部の溶接方法。 3)2本の管の対峙する端部外周面にそれぞれ断面先細
    り形状の開先加工を施すとともに、一方の管の開先加工
    部先端部に他方の管の開先加工部先端部外周面に嵌合可
    能な周方向に延びる嵌合部を設け、また、前記一方の管
    の開先加工部先端部内周面に周方向に延びる所要の形状
    の突起部を設けたことを特徴とする管継手部の溶接開先
    部形状。 4)2本の管の対峙する端部内周面にそれぞれ断面先細
    り形状の開先加工を施すとともに、一方の管の開先加工
    部先端部に他方の管の開先加工部先端部内周面に嵌合可
    能な周方向に延びる嵌合部を設け、また、前記一方の管
    の開先加工部先端部外周面に周方向に延びる所要の形状
    の突起部を設けたことを特徴とする管継手部の溶接開先
    部形状。
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