JPH0215450B2 - - Google Patents

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JPH0215450B2
JPH0215450B2 JP57072017A JP7201782A JPH0215450B2 JP H0215450 B2 JPH0215450 B2 JP H0215450B2 JP 57072017 A JP57072017 A JP 57072017A JP 7201782 A JP7201782 A JP 7201782A JP H0215450 B2 JPH0215450 B2 JP H0215450B2
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JP
Japan
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banknotes
deposit
box
shaft
boxes
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JP57072017A
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English (en)
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JPS58134388A (ja
Inventor
Hidekazu Kokubo
Koichi Goi
Junichi Arikawa
Hideyuki Ebihara
Hiroshi Chiba
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Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Laurel Bank Machine Co Ltd filed Critical Laurel Bank Machine Co Ltd
Priority to JP57072017A priority Critical patent/JPS58134388A/ja
Publication of JPS58134388A publication Critical patent/JPS58134388A/ja
Publication of JPH0215450B2 publication Critical patent/JPH0215450B2/ja
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  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、入金された紙幣を機内で循環させ
て出金紙幣として再利用するようにした自動入出
金機に係り、特に入出金ボツクスに収納された集
積紙幣が入出金機構と連結された状態のときは、
収納紙幣の高さを調整し、また収納紙幣がボツク
スとともに持ち運びされるときは収納紙幣を押え
込んで乱れを防止するようにした収納紙幣の支持
機構に関するものである。
「従来の技術」 従来、自動入出金機は入金機能および出金機能
を有するもので、入金部に挿入された入金紙幣を
一枚ずつ鑑別し、真券として鑑別した紙幣を受け
入れ、真券として鑑別しなかつた紙幣を返却する
入金機能と、機内の出金ボツクスから送り出され
た出金紙幣を、二重送り、異種券混入などの鑑別
を行いつつ一時貯留し、異常が鑑別されずに所定
枚数貯留された場合にはこれらの紙幣を払い出
し、所定枚数貯留される以前に異常が検出された
場合にはそれまでに貯留された紙幣とともに異常
紙幣をリジエクトボツクスに排除して最初から出
金動作をやり直す出金機能をが必要とされてい
る。
「発明が解決しようとする問題点」 ところが、前述の自動入出金機においては、入
金紙幣と出金紙幣との混入を避けるために、両紙
幣の搬送系統を完全に区別する必要がある。そこ
で、前述の両機能を有する入金機および出金機を
別々に構成して一体化するものが考えられるが、
単純に入金機と出金機とを合体させると装置が大
型、複雑化するという問題がある。また、前述の
自動入出金機においては、入金紙幣および出金紙
幣の貯留スペースを大きくして、紙幣の補充ある
いは回収の回数を減少させたいという要求がある
が、貯留スペースを大きくすると、さらに装置の
大型化を招くという問題がある。
これらの問題を解決するための一方法として、
入金された紙幣を各金種ごとに設けられた金種別
収納箱(スタツカ)に収納しておいて、これら各
金種の紙幣を出金紙幣として繰り出して再利用す
るもの、例えば特開昭56−33757号公報に示すよ
うな循環式の入出金装置が提案されている。
この公報に記載された技術では、入金紙幣の
内、正券を金種ごとに収納箱の上部より振り分け
て集積し、出金の際は紙幣の自重を利用して集積
紙幣を下部から一枚ずつ繰り出す方式が採用され
ている。
しかしながら、上記公報記載の技術では収納箱
の上部と下部とに集積および繰出のための開口部
が必要であるため、例えば、収納箱を機体から取
り出す際にそれぞれの開口部について、これを密
閉状態にロツクする機構などが必要となつて、構
造が複雑になり易い。また、前記収納箱は、機体
の下部に設置されるのが一般的であり、かつ、紙
幣の受け入れおよび払い出しのための取引口は機
体の上部に設けられるのが一般的であるから、収
納箱の下部から繰り出した紙幣を上方へ搬送する
経路が必要であり、この搬送経路が収納箱の近傍
に存在すると、収納箱を機体に脱着し得る方向
が、前記搬送経路が存在する個所を避けた位置に
限定されることが避けられない。
一方、自動入出金機の設置条件を考えると、い
わゆるロビー型(主として銀行などのロビーに設
置され、顧客に操作されるボタンなどが設けられ
た操作面から収納箱の脱着を行うタイプ)、ある
いは、埋め込み型(主として無人店舗、無人サー
ビスコーナーなどに設置され、壁面に埋め込まれ
て、前記操作面のみが表に露出した状態で設置さ
れ、収納箱の装填操作が壁面内側の別室から行な
われるタイプ)、の2タイプが必要とされており、
前述の如く収納箱の脱着方向が一方向に限定され
ていると、それぞれの専用のタイプが必要とな
り、設置条件変更などの運用条件の変化に対する
適応性に乏しいという問題があつた。
出願人は上記事情に鑑み、前記ボツクスの上部
に開口部を設け、この開口部を介して紙幣の受け
入れおよび繰り出しの両機能を果たす方式の紙幣
入出金機を開発し、特開昭58−39391、特開昭58
−39392、あるいは特開昭58−64586等において既
に出願した。
これらのものにおいては、前述の開口部とその
上方の搬送路との間に集積車と吸引ドラムとを設
けておくことにより、ボツクスの上部から紙幣の
集積および繰り出しを行ない、これにより、ボツ
クスの下部から上部に至る搬送路を省略して、ボ
ツクスの周囲から脱着に際してこの障害物をなく
して、脱着操作の方向設定の自由度を高めるよう
にしている。
また、上記方式のように集積紙幣を上部のもの
から順次吸着して繰り出す方式の場合、紙幣の量
の多少によつて集積紙幣の上面の高さが変動する
から、集積紙幣の上面を一定に保つて吸引ドラム
に安定して吸着させる機構が必要であり、また、
前記ボツクスは、機体から取り外して各所に持ち
運ばれる性質のものであるから、このような持ち
運びに伴う振動などによつて内部の紙幣の集積状
態が乱れることを防止する必要がある。
また、上記集積紙幣を収納するボツクスに関す
る先行技術として、実開昭53−145896号公報、あ
るいは、実開昭55−140033号公報に記載されたも
のがある。これらには、いずれも集積状態の紙葉
類を支える板をばねの付勢によつて押圧するよう
にしたカセツトにおいて、前記板をロツクするこ
とにより内部に紙幣の乱れを防止する技術が開示
されてはいるが、この技術は、集積状態の紙幣
(シート)を徐々に繰り出す装置を前提とするも
のであつて、入金紙幣、出金紙幣の両方を収容す
る必要のある自動入出金機にそのまま適用するこ
とはできない。また、複数のボツクスを設けるこ
とを前提とする自動入出金機にあつては、機体へ
の各ボツクスの取り付けおよび取り外しに際し
て、前記板のロツク、あるいはその解除を一括し
て行うことができるのが望ましい。
本発明は、上記紙幣入出金機をさらに改良して
なるもので、ボツクス内に集積された紙幣を量の
多少に拘わらず出金に最適な位置に保ち、かつ、
ボツクスを機体から取り外した場合に内部の紙幣
の集積状態の乱れを防止し、さらに、ボツクスの
機体に装着した場合に容易に集積紙幣を繰り出し
可能な状態に設定し得る集積紙幣の支持機構を提
供することを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本発明は、 イ a 少なくとも機体1へ装着される際の姿勢に
おいて紙幣を水平状態に集積収納するととも
に該集積紙幣の支持位置を上下に移動設定可
能に支持する押圧板58と、 b 該押圧板58の移動設定方向と同一方向に
その回転軸線を有し、且つその回転軸線方向
に支持ブロツク83により移動自在に支持さ
れるとともに、バネ80eにより入出金ボツ
クス5,6の上部開口に向けて常時移動付勢
され、上部開口側の端部にはジヨイント部8
0bが形成された連結軸80と、 c 前記支持ブロツク83に形成され、前記連
結軸80の径方向に突出するロツクピン80
dに、バネ80eによる移動付勢によつて係
合して前記連結軸80の回転を規制するロツ
ク溝83aと、 d 前記連結軸80と押圧板58との間に設け
られ、前記連結軸80の回転と押圧板58の
直線移動とを連動せしめる動力変換機構7
6,77,……80aと を有する入出金ボツクス5,6と、 ロ 該入出金ボツクス5,6が装着される機体1
の装着部上方に設けられ、該入出金ボツクス
5,6の上部開口と連結されて、該入出金ボツ
クス5,6内の紙幣を前記上部開口から一枚ず
つ取り出す吸引ドラム16,17および該入出
金ボツクス5,6内に対して前記上部開口より
紙幣を送り込んで集積収納せしめる集積車1
3,14とより成る集積分離送出部9,10
と、 ハ 収納紙幣が水平状態となるように前記入出金
ボツクス5,6を支持するとともに前記入出金
ボツクス5,6を上段設定位置と下段設定位置
との間で上下に移動設定自在に支持するスタツ
カ支持機構と、 ニ 該スタツカ支持機構によつて前記上段設定位
置に設定された前記入出金ボツクス5,6にお
ける前記連結軸80の先端のジヨイント部80
bと連結され、且つこの入出金ボツクス5,6
の上昇に伴つて前記連結軸80をバネ付勢に対
抗する方向に移動せしめて、前記連結軸80の
ロツクピン80bと前記支持ブロツク83のロ
ツク溝83aとの係合を解除せしめる連結駆動
軸81と、 ホ 該連結駆動軸81を回転せしめることにより
前記押圧板58を上下に移動設定せしめるモー
タSMと より構成するようにしたものである。
「作用」 上記構成であると、スタツカ支持機構に複数の
複数の入出金ボツクスを搭載して、これらを一括
して機体に出し入れすることができるとともに、
スタツカ支持機構によつて入出金ボツクスを機内
で上段設定位置に押し上げることにより、連結駆
動軸が連結軸のジヨイント部に連結されて、連結
軸をモータ駆動することができる。そして、連結
軸を回転させることにより、この回転が動力変換
機構を介して押圧板の直線移動に変換される。
「実施例」 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの発明の一実施例にかかる自動入出
金機の一実施例を示す全体構成図であり、また、
第2図は第1図の各構成要素間の紙幣の流れる系
統を示すブロツク図である。
この実施例における自動入出金機は、機体1の
片側に設けた取引口(両側に設けてもよい)2か
ら、入金紙幣の投入ならびに出金紙幣の受け取り
を行い得るとともに、これらの紙幣を紙幣循環搬
送路3によつて循環などの搬送をさせながら、機
体1下方の各ボツクス4〜7と取引口2とをそれ
ぞれ相互に連結させる機能を有するものである。
これらの機能を満足させるために各手段が講じ
られているが、この実施例の各ボツクス4〜7は
その上方に設けられた各機構8〜11によつて紙
幣循環搬送路3と連結せしめられている。すなわ
ち、リジエクトボツクス4は収納部8により、千
券入出金ボツクス5は第1集積分離送出部9によ
り、万券入出金ボツクス6は第2集積分離送出部
10により、そして入金ボツクス7は集積収納部
11によりそれぞれ紙幣循環搬送路3と連結せし
められている。
収納部8には前記搬送路3から紙幣を受け取つ
て前記ボツクス4に落とし込む集積車12が、後
述する上下に揺動可能な各集積車13〜15の上
方待避位置とほぼ同じ高さ位置に設けられてい
る。また第1、第2集積分離送出部9,10及び
集積収納部11には、前記搬送路3から紙幣を受
け取つて前記各ボツクス5〜7に集積収納させる
集積車13〜15が、上下に揺動可能に支持さ
れ、紙幣の集積収納時には下方集積位置に、また
後述する分離送出時及び初期状態の時などは上方
待避位置に設定できるよう構成されている。
そしてさらに、第1、第2集積分離送出部9,
10には、対応する各ボツクス5,6内に集積収
納された紙幣を一枚ずつ吸着して引き出す吸引ド
ラム16,17がそれぞれ設けられ、前記した各
集積車13,14が上方待避位置に揺動した時に
は各吸引ドラム16,17が紙幣と接触可能にな
るよう構成されている。
以下、この第1、第2集積分離送出部9,10
について第3〜8図を参照して説明する。尚、両
者とも同一構成であるため、第1集積分離送出部
9について説明する。
第3図は集積車(集積車の羽根先端の軌跡のみ
図示)13が上方待避位置に設定され、紙幣の吸
着分離動作が行なわれる時の状態を示す動作図で
ある。
吸引ドラム16は、第4図分解斜視図に示すよ
うに、回転吸引軸18(第3図参照)が嵌挿され
る中空部1602とこの中空部1602と連通し
て半径方向に設けられた吸引孔1603とを有す
る円筒状の内ドラム1601と、ゴムなどの摩擦
部材で構成され、前記内ドラム1601の吸引孔
1603に共通の中心軸線を有する吸引孔160
5が形成された摩擦吸引片1604と、一部に切
欠部1607が形成され、前記内ドラム1601
の外周を覆うように内側が大きく削られた外ドラ
ム1606とにより構成され、内ドラム1601
に吸引孔1603,1605が一致するように摩
擦吸引片1604が固着され、この摩擦吸引片1
604が固着された部分を除いた内ドラム160
1の外周にこれを覆うように外ドラム1606が
固着され、吸引ドラム16全体の外周面が円筒形
状となるように構成する。
第5図は第1集積分離送出部9の平断面図を示
し、第6図は第3図における右方位置より見た第
1集積分離送出部9周辺の正面図を示している。
前記吸引ドラム16は中心に吸引管路が形成さ
れた回転吸引軸18に2つ固着される。そして回
転吸引軸18はその一端が機体内側板19Aに固
着されたジヨイント20に回転自在に支持され、
このジヨイント20には摩擦吸引片1604に真
空圧を供給する真空ポンプ(図示せず)からの吸
引管21が連結される。ジヨイント20内におけ
る回転吸引軸18は、前記吸引ドラム16が紙幣
を吸着して挾持ローラ22(第3図参照)に受け
渡すまでの間、真空圧が供給されるよう所定角度
に連結孔が形成され、図示矢印の如く吸引作用が
なされる。回転吸引軸18の他端には歯車23が
固着され、図示しない搬送モータにより吸引ドラ
ム16の周速と前記紙幣循環搬送路3の搬送速度
とが一致するように回転駆動せしめられる。
第5,6図に示すように、2つの吸引ドラム1
6の間には集積車13が集積車保持体24によつ
て揺動自在に支持されており、その支持機構につ
いては第5図及び第7図を参照して説明する。
第7図は集積車13が下方集積位置に設定さ
れ、紙幣の集積収納動作が行なわれる時の状態を
示す動作図である。図示しない揺動モータによつ
て揺動回転させられる集積車揺動軸25に枠状の
集積車保持体24が一体に取り付けられ、この集
積車保持体24に3個の集積車ガイド26がそれ
ぞれ回転自在に支持される。そしてこれら集積車
ガイド26に集積車13の内周面13aが当接さ
れて支持されている。また、集積車13の内周面
13aの中央部は内方に突出した内歯ギヤ13b
となつている。そして、この内歯ギヤ13bに
は、集積車揺動軸25と同軸線を有し、かつ集積
車保持体24に対し回転自在な歯車駆動軸27か
ら歯車28A,28B,28Cを介して回転力が
与えられる。さらに、集積車保持体24にはその
揺動方向に沿つて長孔24aが形成され、この長
孔24aに揺動面と直交する前記回転吸引軸18
が挿通せしめられている。
また、前記吸引ドラム16の両外側には、第3
図に示すように、紙幣吸着分離動作時に吸引ドラ
ム16によつて吸着された紙幣を挾持ローラ22
とによつて挾持した後、紙幣循環搬送路3に向け
て紙幣を送り出す搬送ローラ29A,29Bに受
け渡すためのガイド面30aと、紙幣集積収納動
作時に紙幣循環搬送路3より送り込まれた紙幣を
集積車13の羽根13c間に挿入するためのガイ
ド面30bとが形成された紙幣ガイド30が、前
記機体内側板19A,19Bに取り付けられて設
けられている。さらに、紙幣ガイド30のガイド
面30aに対抗するガイド面31aが形成された
紙幣ガイド31が前記搬送ローラ29Aの回転軸
32に揺動自在に支持され、この紙幣ガイド31
の下方端には前記挾持ローラ22が回転自在に支
持され、図示しないバネにより前記吸引ドラム1
6と挾持ローラ22が当接するよう紙幣ガイド3
1が回転付勢されている。また、前記した他方の
搬送ローラ29Bは、前記集積車揺動軸25及び
歯車駆動軸27に回転自在に支持され、これらは
搬送ローラ29Aによつて回転駆動せしめられ
る。
次に、第8図を参照して集積車13を上方待避
位置もしくは下方集積位置に揺動させる揺動機構
について説明する。
機体内側板19A外方に突出した状態で回転自
在に支持された集積車揺動軸25には係止片33
が固着されるとともに、揺動片34が回動自在に
支持されている。係止片33には前記した集積車
13が下方集積位置側に揺動付勢されるようバネ
33aが取り付けられている。またこの係止片3
3には係止部33bが形成され、この係止部33
bが揺動片34のほぼ中央位置に固着されたピン
34aに当接することにより、係止片33の揺動
規制を行なつている。
他方、揺動モータ(図示せず)の出力軸35に
はカム溝36aが形成された揺動カム36が固着
され、このカム溝36aには軸37aに支持され
た第1の揺動アーム37の一端に支持される案内
ローラ37bが嵌挿されている。この第1の揺動
アーム37の他端には長孔37cが形成され、こ
の長孔37cには軸38aに支持された第2の揺
動アーム38の一端に固着されるピン38bが嵌
挿されている。そしてこの第2の揺動アーム38
の他端のピン38cと、前記した揺動片34の揺
動端に固着されたピン34bとが、連結杆39に
よつて連結されている。
尚、揺動カム36の外周縁にはその厚み方向の
上下であつてかつ出力軸に対して対称位置に2つ
の凹部36b,36cが形成され、またこの揺動
カム36の外周位置に近接して前記凹部36b,
36cに対応する2つのマイクロスイツチ40
A,40Bが設けられており、凹部36bがマイ
クロスイツチ40Aを作動した時、集積車13は
上方待避位置に設定され、凹部36cがマイクロ
スイツチ40Bを作動した時、集積車13は下方
集積位置に設定されるよう構成されている。
従つて、第8図図示のように、マイクロスイツ
チ40Aが揺動カム36の凹部36bの作用を受
けている時、揺動片34のピン34aが係止片3
3の係止部33bに当接し、バネ33aの作用に
抗して係止片33を強制的に図示時計方向に回動
させて、第3図図示のように集積車13を上方待
避位置に設定する。また、揺動モータが作動し、
揺動カム36を図示時計方向にほぼ半回転させ、
マイクロスイツチ40Bが揺動カム36の凹部3
6cの作用を受けた状態となると、通常係止片3
3は揺動片34のピン34aに当接しながらほぼ
一体となつて図示反時計方向に揺動し、第7図図
示のように集積車13を下方集積位置に設定す
る。
このように、集積車を上方待避位置に揺動設定
する際はこの揺動機構が強制的に上方揺動作用を
行ない、下方集積位置に揺動設定する際は、各集
積車13〜15は個々独立して下降設定されるこ
とになる。すなわち、この発明における自動入出
金機は入金された紙幣の中で再利用に適して紙幣
を再度出金用紙幣として各入出金ボツクス5,6
に収納し、他を入金ボツクス7に収納するととも
に、各入出金ボツクス5,6がすでに満杯の場合
にはあえてこれらのボツクス5,6に収納せずに
入金ボツクス7に収納するよう制御され、従つて
入出金ボツクス5,6のいずれか一方もしくは両
方が満杯でさらに収納が不能(集積車の下方揺動
設定も不能となる)の場合でも、他のボツクス5
もしくは6あるいはボツクス7への収納処理が可
能なように構成されている。尚、集積車の下方集
積位置に揺動設定するに先だつて、紙幣を収納す
る空間を作るために後述するモータSMが駆動さ
れ、集積紙幣全体を下方に移動設定する操作が行
なわれるよう制御されている。
次に、上述した吸引ドラム16で紙幣を吸着分
離する際、紙幣の吸着分離作用が良好に行なわれ
るように上部集積紙幣の側面に大気が吹き付けら
れるようになされている。すなわち、第3,6,
8図に示すように、排気ポンプ(図示せず)に接
続される排気管41は、機体内側板19A,19
Bに固着されたブロツク42によつて吸引ドラム
16近くまで延設され、その先端に排気孔43a
が形成された排気ノズル43が取り付けられる。
そして、排気ノズル43の排気孔43aより排出
された空気が、吸引ドラム16によつて吸着され
る近傍の上部集積紙幣に吹き付けられるように構
成する。これらは、2つの吸引ドラム16のそれ
ぞれに対応するように設けられる。
以上のような構成により第1、第2集積分離送
出部9,10が構成されている。
尚、前述したように、収納部8には集積車13
の上方待避位置とほぼ等しい高さ位置に集積車
(この集積車は従来公知の集積車と同じ構成でよ
い)12が回転自在に支持され、さらに、この集
積車12の羽根間に送り込まれた紙幣をかき落と
すかき落とし板44が設けられている。
また、集積収納部11は、前述したように、第
1、第2集積分離送出部9,10とほぼ同じ構成
でよく、特に入金ボツクス7内に集積収納された
紙幣を吸着分離する必要もない為、吸着分離に関
連する機構、たとえば吸引ドラム16,17、排
気ノズル43等の構成は取り除くことができる。
但し吸引ドラムに換えて、集積収納する際の案内
をするローラを取り付けても良い。
次に、各ボツクス4〜7の構成を千券入出金ボ
ツクス5に基づいて説明する。
千券入出金ボツクス(以下単にボツクスと称
す)5の上部開口(機体1上に装着された状態に
おける上面開口を言う)は、第8図に示すように
揺動回転可能な前蓋45及び押え蓋46によつて
開閉される。前蓋45はボツクス内側板47A,
47B及びボツクス外側板48A,48B(共に
第6図参照)に回転自在に支持された軸49A,
49Bの端部に固着される。この前蓋45の側板
部45a,45bであつて軸49A,49Bから
偏倚した位置にはガイドローラ50A,50Bが
設けられており、機体1内の端部両側に設けられ
た開閉カム51の開閉溝51a(第9図参照)に
ガイドローラ50A,50Bが案内されることに
よつて、ボツクス5が開閉カム51より機体内方
に挿入されると前蓋45が第9図Aに示すように
開けられ、開閉カム51より機体外方に引き出さ
れると9図Bに示すように閉ざされる。尚、この
挿入、引き出しに際しては、後述するように前蓋
45の開閉を規制するロツク機構の解除が、機体
1内の端部下方に設けられた解除カム52によつ
て行なわれる。また、第9図A実線に示すように
機体1内に挿入された各ボツクス4〜7は、仮想
線で示すように上方へ一段階移動させられて始め
て自動入出金機に装填されたことになる。
一方、押え蓋46は蝶番53によつてボツクス
5本体に開閉自在に支持されるとともに、その側
板部46a,46bの前蓋45寄りの位置にはガ
イドローラ(側板部46a側のみ図示)54が設
けられる。この押え蓋46は図示しないバネによ
り常時開放する方向に回動付勢されているが、こ
の押え蓋46には後述するようにその開放を規制
する押え蓋ロツク機構が設けられている。そし
て、この押え蓋46は通常、すなわち、ボツクス
5の挿入、引き出し時(第9図A,B参照)及
び、紙幣吸着分離動作時(第3図参照)には閉じ
た位置に設定され、紙幣集積収納動作時(第7図
参照)には始めてロツクが解除されて開放位置に
設定される。
但し、リジエクトボツクス4に関しては、紙幣
を投入収納する型式を採つているため、押え蓋4
6′には常時閉じる方向に回動付勢するバネが設
けられ、またその側板46a′の前蓋45と反対寄
りの位置にガイドローラ54′が設けられている。
そして、第9図Aに示すように上方へ一段階移動
設定される際、機体内側板19A,19Bに固着
された開放カム55に押え蓋46′のガイドロー
ラ54′が当接して上昇が規制され、このため押
え蓋46′が蝶番53を中心に上方へ回動して開
放位置に設定される。
以下、ボツクス5の構成を第10〜13図に基
づいて詳細に説明する。
第10図はボツクス5の中央断面図、第11図
は第10図における左方より見た後面断面図、第
12図A,B,C,D,Eはボツクス内側板47
Aに組み込まれた機構の説明図、第13図A,
B,C,Eはボツクス内側板47Bに組み込まれ
た機構の説明図であり、ボツクス5の上部開口
(第10〜13図では側方に位置する)は前蓋4
5及び押え蓋46′により閉じられている。
まず、第10,11図に基づいて説明する。
押え蓋46の内面側には、この押え蓋46の内
面に支持された軸46cに揺動自在に支持された
作動板56が設けられている。この作動板56の
さらに内面側には集積収納される紙幣と接触させ
られる摩擦部材56aが取り付けられ、さらにこ
の作動板56の揺動先端には後述する上面センサ
作動板57を作動させる作動ピン56bが取り付
けられている。この作動板56は図示しないバネ
により集積収納される紙幣を押圧する方向、すな
わち内面側に回動付勢されており、他方、その揺
動先端に設けられた作動ピン56bが、押え蓋4
6に固着された規制片46d(第13図B参照)
に当接することによりその回動量が規制される。
従つて、前述したように、紙幣集積収納動作時に
押え蓋46が開放位置に設定される際には、この
作動板56も一体となつて開放位置に設定され、
ボツクス5の上部開口をほぼ全面的に開放して紙
幣の集積収納動作を行なうことができる(第7図
参照)。
前記両ボツクス内側板47A,47B間には、
紙幣が集積収納される収納室5Aが形成され、こ
の収納室5A内には紙幣を前述の作動板56に向
けて押圧する押圧板58が移動自在に設けられて
いる。この押圧板58は、両ボツクス内側板47
A,47Bに設けられた透孔部より外側に突出す
る如く形成された押圧台58a(第11図参照)
に固着される。この押圧台58aは両突出部が両
スライド軸59A,59Bに沿つて軸線方向に移
動自在に支持されるとともに、バネ58bによつ
て常時作動移動56方向に付勢されている。ま
た、押圧板58にはゴム等の緩衝部材58cが固
着されるとともに、後述するフルセンサ作動板6
7を作動せしめると作動片58dが固着されてい
る。
収納室5Aの下面(第10,11図下方)には
載置板60が両ボツクス内側板47A,47B間
に設けられ、その前蓋45側の一端には第6図に
示すように複数(図示例は4個)の切欠部60a
が形成される。中央側の切欠部60aには、紙幣
吸着分離動作時に吸引ドラム16によつて吸着さ
れる紙幣が2枚以上引き出されないように作用す
る分離板バネ61が設けられ、両外側の切欠部に
は、集積収納される紙幣の載置板60側端部を押
え、紙幣吸着分離動作時には第3図に示すように
回動待避するストツパー62が設けられている。
そしてこのストツパー62は、前蓋45が第10
図に示すように閉じられた時に、その先端が前蓋
45の内面に当接して押さえられ、第3図に示す
回動待避する移動がロツクされる。従つて、ボツ
クス5に手動操作によつて紙幣を装填する際に
は、ストツパー62が装填する際の位置決め片と
なるよう構成されている。
収納室5Aの上面(第10,11図上方)に
は、前述の蝶番53の回動軸と同軸上に設けられ
た他の蝶番53によつてボツクス5本体に開閉自
在に支持された上蓋63が設けられ、この上蓋6
3の下面には集積紙幣の図示上面側端部位置を規
制する紙幣上面ガイド64が複数設けられてい
る。尚、この上蓋63の上面側板中央にはボツク
ス5の持ち運び用の取つ手65が設けられるとと
もに、上蓋63の揺動開放先端側(第10図左
方)にはこの上蓋63を閉じたままにロツクする
錠(図示せず)が設けられている。
収納室5Aの側面(ボツクス内側板47A,4
7Bの内側面)には、集積紙幣の側面端部位置を
規制する紙幣側面ガイド66が複数設けられてい
る。
次に、第12図に基づいて説明する。
まず始めに、前蓋ロツク、解除機構について説
明する。前蓋45の側板部45aが固着されてい
る軸49Aには、ピン68aを有する揺動片68
が固着されている。そしてピン68aに係合して
その揺動を規制するロツク片69が、バネ69a
によりピン68aに係合する方向に回動付勢され
て設けられている。さらに、このロツク片69を
バネ69aの付勢に反してピン68aとの係合を
解除する方向に回動せしめる第1のロツク解除レ
バー70が、ボツクス5下方(第12図A左方)
まで延長して設けられるとともに、その中間部分
にはピン70aが設けられている。また、この第
1のロツク解除レバー70が誤動作されて前蓋4
5が誤つて開放されないように、ピン70aに係
合して第1のロツク解除レバー70の移動を規制
するロツクレバー71がバネ71aにより常時規
制する方向に移動付勢されて設けられるととも
に、このロツクレバー71の後端(第12図上方
端)にはピン71bが設けられている。そしてさ
らに、このロツクレバー71をバネ71aの付勢
に反してピン70aとの係合を解除する方向に移
動せしめる第2のロツク解除レバー72が、ボツ
クス5の上蓋63側に沿つて設けられ、この第2
のロツク解除レバー72はバネ72aによりロツ
クレバー71のピン71bとは係合しない方向
(ボツクス5下方)に移動付勢されて設けられて
いる。
従つて、まず第2のロツク解除レバー72がロ
ツクレバー71を移動させた状態で、第1のロツ
ク解除レバー70が作動せしめられると、前蓋4
5(揺動片68)の揺動開放を規制するロツク片
69のロツク状態が解除されることとなる。
尚、第2のロツク解除レバー72は、後述する
スタツカ支持機構に設けられた解除片73(第1
7図A、第18図B参照)によつて、ボツクス5
をスタツカ支持機構に装着した時に作動せしめら
れ、また、第1のロツク解除レバー70は、前述
したように、ボツクス5の機体1への挿入、引き
出しに際して、機体1内端部下方に設けられた解
除カム52(第9図A参照)によつて作動せしめ
られるよう構成されている。
次に、押え蓋ロツク機構について説明する。
押え蓋46には係止片46eが固着され、ボツ
クス内側板47Aには係止片46eと係合して押
え蓋46を閉じた状態にロツクするロツクピン7
4aを有するロツク片74が設けられ、このロツ
ク片74は押え蓋46を閉じた状態にロツクする
方向にバネ(図示せず)により常時回動付勢され
る。さらにこのロツク片74には解除ピン74b
が固着され、後述するロツク解除片75(機体内
側板19Aに設けられる)によつて前記係止片4
6eとロツクピン74aの係合が解除される方向
に作用せしめられる。
次に、押圧板移動設定機構について説明する。
押圧板58が固着された押圧台58aをその軸
線方向に移動自在に支持するスライド軸59Aに
沿つてチエーン76が張架され、このチエーン7
6は押圧台58aの一端に連結されるとともに、
軸77の一端に固着されたスプロケツト77aに
張架される。この軸77の中央部には傘歯車77
bが固着され、軸78の傘歯車78aと噛み合つ
ている。この軸78はさらに歯車78b,79b
を介して軸79と連動し、さらに歯車79b,8
0aを介して連結軸80と連動せしめられてい
る。この連結軸80の前蓋45側端部には、後述
するパルス駆動型モータ(いわゆるステツピング
モータともパルスモータとも呼ばれているもので
ある。以下単にモータと称す。)SMの出力軸で
ある連結駆動軸81と連結せしめられるジヨイン
ト部80bが固着されている。また、連結軸80
の他方の端部には、後述する連結軸ロツク解放板
82と係合可能な係止部80cが設けられてい
る。連結軸80は支持ブロツク83に軸線方向に
摺動自在に支持されるとともに、ロツクピン80
dが固着されている。また、支持ブロツク83に
は、ロツクピン80dが係合されるようなロツク
溝83aが形成される。そしてさらに連結軸80
はバネ80eにより前蓋45側であつてロツクピ
ン80dがロツク溝83aに係合する方向に摺動
付勢される。
従つて、通常ボツクス5単体においては、バネ
80eによりロツクピン80dがロツク溝83a
に係合して連結軸80の回転を規制しているた
め、この連結軸80と連動する各軸77,78,
79もロツクされ、チエーン76に連結されてい
る押圧板58の移動が規制される。また、ボツク
ス5が第9図A仮想線に示すように上方へ一段階
移動設定され、機体内側板19Aに設けられたモ
ータSMの連結駆動軸81(詳細は後述)に連結
軸80にジヨイント部80bが係合されると、ロ
ツクピン80dとロツク溝83aの係合が解除さ
れて連結軸80がモータSMにより回転可能とな
り、このモータSMが正逆転されると押圧板58
が前蓋45方向に対して接離可能に移動設定され
ることとなる。
なお、第12図cに示すように連結軸80のジ
ヨイント部80bと連結駆動軸81との間で完全
な挿入が行なわれない場合でも、連結駆動軸81
の回転で完全な挿入が行なわれるようにバネ80
eが作用することは明らかである。
このように、連結軸80には、ロツクピン80
dバネ80e及び支持ブロツク83のロツク溝8
3aにより構成される連結軸ロツク機構も設けら
れている。
他方、ボツクス5単体において、前述した上蓋
63を開放して紙幣を装填、取り出したりする際
には押圧板58は移動自在としなければならず、
この上蓋63の開放動作に伴なつて連結軸ロツク
機構の作用を解除せしめる上蓋開放時ロツク解除
機構が設けられている。すなわち、連結軸ロツク
解放板82は連結軸80の摺動方向と同一方向に
摺動自在に支持され、その一端の係止片82aに
は連結軸80が嵌挿されてその係止部80cと係
止可能に構成されている。この連結軸ロツク解放
板82は連結軸80とは反対方向にバネ82bに
より摺動付勢され、このバネ82bの付勢力は連
結軸80のバネ80eの付勢力より強く設定され
ている。また、連結軸ロツク解放板82の他端で
あつて上蓋63に近接した位置には、ボツクス内
側板47Aに形成された透孔部に挿通されてロー
ラ82cがボツクス5の収納室5A内に突出する
ように設けられている。他方、上蓋63の側部下
面には、ローラ82cと係合して連結軸ロツク解
放板82を連結軸80側に移動せしめる規制片6
3aが固着されている。
従つて、上蓋63が紙幣の出し入れに際して開
放された場合、連結軸ロツク解放板82は規制片
63aの規制を受けることなくバネ82bにより
前蓋45から離れる方向に摺動する。この時、係
止片82aが連結軸80の係止部80cと係合し
てこの連結軸80をバネ80eに反して同一方向
に摺動させる。そして、ロツクピン80dとロツ
ク溝83aとの係合が解かれて、押圧板58を手
動で移動設定できるようになる。
前蓋45側端部には、前述したストツパー62
が固着されている軸84が回転自在に支持され、
この軸84にはストツパー62を揺動させるため
に作動せしめられるストツパーアーム85が固着
されている。そしてその揺動先端には、後述する
作動アーム86と係合するローラ85aが支持さ
れている。また、軸84には、ストツパー62が
紙幣端部を押える方向に回動付勢するバネ84a
が設けられている(第6図参照)。
次に第13図に基づいて説明する。
ボツクス内側板47Bにも、前述のボツクス内
側板47Aに設けられた前蓋ロツク、解除機構と
同一構成の前蓋ロツク、解除機構が設けられ、前
蓋45が容易に開放されないようになされてい
る。尚、同一機能を有する部材に同一の参照番号
を付して説明を省略することにする。
前蓋45に近接した位置には上面センサ作動板
57が揺動自在に設けられた作動ピン56bによ
つて先端が前蓋45に移動せしめられて後述する
上面センサ87を作動する。
また、この上面センサ作動板57に近接して、
スイツチ作動板88が固着され、後述するボツク
ス検知スイツチ89を作動せしめる。
さらに、第13図cに示すように、ボツクス内
側板47Bと紙幣側面ガイド66との間を移動す
る押圧板58に固着された作動片58dは、ボツ
クス内側板47Bの透孔部を介して収納室5A側
に突出して設けられたフル検出レバー90を揺動
させ、さらにこのフル検出レバー90にはバネ6
7aによつて当接する方向に摺動付勢されたフル
センサ作動板67が係止せしめられ、フル検出レ
バー90の揺動でフルセンサ作動板67の先端部
(第13図c左方端部)が後述するフルセンサ9
1を作動する。なお、フルセンサ91が作動せし
められるタイミングは、ボツクス5内に集積収納
される紙幣量が満杯の時(正確には、最大収納量
に対して一取引最大受入れ量を差し引いた分以上
収納した時に満杯としている。)となるような位
置で構成される。
ボツクス内側板47B側にはチエーン76を直
接駆動する連結軸80(第12図参照)は設けら
れておらず、このチエーン76は各軸77,77
のスプロケツト77c,77c間に張架されたチ
エーン(図示せず)により、両チエーン76,7
6が同期して駆動されるように構成されている。
次に、上述したボツクス5に設けられた各機構
を駆動する機構について説明する。
まず始めに、押え蓋開放機構について説明す
る。
押え蓋46は、紙幣吸着分離動作時(集積車1
3は上方待避位置に設定される)には閉じた位置
にロツクされ、紙幣集積収納動作時(集積車13
は下方集積位置に設定される)に開いた位置に開
放されるため、集積車の揺動動作と連結して開閉
がなされるよう構成されている。すなわち、第8
図に示すように、揺動片34の揺動先端に固着さ
れたピン34bには、連結杆39の一端のほか
に、連動杆92の一端が支持されている。この連
動杆92の他端は、軸93aに揺動自在に支持さ
れた開放アーム93の上端のピン93bに支持さ
れる。この開放アーム93の揺動下端側には前述
の押え蓋ロツク機構のロツクを解除するために設
けられたロツク解除片75を作動せしめるローラ
93cが支持され、またこの開放アーム93の揺
動下面には、ロツクが解除された状態の押え蓋4
6を開放位置(第8図仮想線で示す。)に案内し、
また閉じた位置に押し戻すためのカム面93dが
形成されている。尚、このカム面93dは、押え
蓋46の側板部46a,46bに支持されたガイ
ドローラ54と当接するように構成されている。
また、ロツク解除片75は機体内側板19Aに揺
動自在に支持されるとともに、図示しないバネに
より常時開放アーム93のローラ93c側に回動
付勢されている。
従つて、開放アーム93が第8図仮想線で示す
方向に揺動を開始すると、第14図に示すように
まずローラ93cがロツク解除片75を下方に揺
動せしめ、このロツク解除片75は押え蓋46を
ロツクするロツク片74の解除ピン74bに係合
してこれを揺動せしめ、係止片76eとロツクピ
ン74aの係合を解く。そしてさらに揺動がなさ
れると、押え蓋46のガイドローラ54が開放ア
ーム93のカム面93dに沿つて第8図仮想線に
示す位置に開放される。尚、押え蓋46を閉じる
場合は、上述の作用と逆の作用がなされるもので
ある。
次にストツパー駆動機構について説明する。
ストツパー62と一体的なストツパーアーム8
5の先端に支持されたローラ85aは、機体内側
板19Aの軸86aに揺動自在に支持された作動
アーム86によつて作動せしめられる。この作動
アーム86はローラ85aから離間する方向に図
示しないバネにより回動付勢されるとともに、そ
の中央部はピン94aによつてソレノイド94の
プランジヤー94bに連結せしめられている。
従つて、紙幣吸着分離動作時のみに限り、計数
直前には第3図に示すようにストツパー62を回
動待機させるようソレノイド94を励磁し、計数
終了直前には励磁を断つてストツパー62を元の
位置に復帰させて誤計数を防止するように制御さ
れる。また前述したように紙幣集積収納動作時に
は、ストツパー62が紙幣を集積車13よりかき
落とす際の案内となるものである。
また、この機体内側板19Aには、前述したモ
ータSMが設けられ、その出力軸である連結駆動
軸81が下方に向つて設けられている。
他方、第15図A,Bに示すように、機体内側
板19B側にも押え蓋46の側板部46bに設け
られたガイドローラ54に当接して、押え蓋46
を開閉せしめる開放アーム93が設けられてい
る。
さらに、この機体内側板19Bの下方端部に
は、前述したフルセンサ91、上面センサ87及
びボツクス検知スイツチ89がそれぞれボツクス
5に近接する位置に設けられている。
前述したように、フルセンサ91はボツクス5
内に集積収納された紙幣がボツクス5の収納容量
にほぼ達した時に、ボツクス5内のフルセンサ作
動板67によつて作動せしめられる。また、ボツ
クス検知スイツチ89はボツクス5が自動入出金
機本体に装填された時に、ボツクス5内のスイツ
チ作動板88によつて作動せしめられる。
上面センサ87はボツクス5内に集積収納され
る紙幣の最上面位置が吸引ドラム16によつて吸
着されるような位置に設定されているかを検知す
るためにあるもので、第16図Aに示すように、
紙幣最上面が吸引ドラム16に全く接しようとし
ない位置に設定されている時は、押え蓋46の作
動板56が下方へ揺動し、その揺動先端にある作
動ピン56bが上面センサ作動板57の先端部を
上方へ揺動させて上面センサ87を作動せしめ
る。このような場合には、上面位置未設定という
ことで、前述のモータSMを駆動させて押圧板5
8を上方へ移動させる。そして、紙幣最上面位置
が所定の位置に設定されると、押え蓋46の作動
板56が上方へ揺動し、その揺動先端にある作動
ピン56bが上面センサ作動板57に先端部を下
方へ揺動させて上面センサ87の作動を解除せし
める。このように、上面センサ87の作動から解
除への切り換わりタイミングをもつて上面位置設
定の終了とし、前述のモータSMの駆動を停止せ
しめている。
尚、紙幣吸着分離動作に伴い、上面センサ87
の作動がなされた場合には、随時モータSMの駆
動を行なつて上面位置設定を行なうよう制御する
ものである。
次に、各ボツクス4〜7を機体1から引き出し
装填できるようなスタツカ支持機構について第1
7〜18図に基づいて説明する。
機体1下方には、スライドレール95を介して
水平方向に引き出し可能に支持された水平移動枠
体96が設けられている。この水平移動枠体96
には、各ボツクス4〜7の前後左右の位置決め及
び案内をするボツクスガイド97が多数設けられ
ている。そして前述した各ボツクス4〜7に設け
られた前蓋ロツク解除機構の第2のロツク解除レ
バー72を作動せしめる解除片73がそれぞれ設
けられている。また一部のボツクスガイド97に
近接した位置には、上方へ垂直に支持されたロー
ラガイド98が設けられている。
一方、水平移動枠体96の上部外側には多数の
アーム99の下端が回転自在に支持され、この多
数のアーム99の揺動先端には上方へ揺動設定さ
れる上方揺動枠体100が連結されていわゆる平
行リンク構造となつている。尚、この上方揺動枠
体100の内面にはカム体100aが複数固着さ
れており、また引き出し方向側のアーム99は取
つ手99aとして構成されている。
また、上方揺動枠体100の上部には、前述の
ローラガイド98及びカム体100aによつて位
置決め支持されるボツクス支持枠体101が上下
動自在に設けられている。すなわち、ボツクス支
持枠体101はバネ101aにより弾性的に支持
杆101bに支持されるとともに、この支持杆1
01bは端部に設けられているローラ101cが
前述のローラガイド98及びカム体100aによ
つて位置決め支持されている〔第18図A参照〕。
従つて、第17図Bに仮想線で示すように取つ
手99aを持ち上げた際には、上方揺動枠体10
0が上方へ移動するとともに機体1内方(図中右
方)へも移動する。この時上方揺動枠体100の
内面に固着されたカム体100aがローラガイド
98側へ移動する為、支持杆101bに支持され
るローラ(特に図示していないが、2段にローラ
が重ねられ、ローラガイド98とカム体100a
に個々に当接している)101cはローラガイド
98によつて水平方向の移動が規制されながら、
カム体100aによつて上方向への移動が行わ
れ、ボツクス支持枠体101を介して各ボツクス
4〜7の上段設定が修了する〔第18図B参照〕。
尚、各ボツクス4〜7のボツクス外側板48A,
48Bには突出片102が固着され、この突出片
102が前述のボツクス支持枠体101に係止さ
れて支持されることとなる。また、各ボツクス4
〜7をスタツカ支持機構に対して垂直方向に出し
入れする際の取つ手103が設けられている。
次に、スタツカ支持機構の上下設定及び出し入
れを規制する機構について説明する。すなわち、
水平移動枠体96が機体1内の所定の位置に挿入
されるまでは各ボツクス4〜7が上段設定されな
いように規制するとともに、所定の位置で上段設
定されている間は水平移動枠体96を引き出し得
ないように規制することにより、各ボツクス4〜
7及びこれらと連結せしめられる前述の収納部
8、第1、第2集積分離送出部9,10、集積収
納部11の各機構の安全を図るものである。
水平移動枠体96の挿入側先端部の前板104
には、支持ブロツク105荷より移動規制軸10
6が上下方向に摺動自在に支持され、この移動規
制軸106はバネ106aにより上方へ待避する
よう付勢されている。また、この移動規制軸10
6の上端に当接可能な位置にローラ107aを有
する回動レバー107が、軸107bに回転自在
に支持され、他端側には長孔部107cが形成さ
れている。そして回動レバー107が回動した際
には、先端部のローラ107aが移動規制軸10
6の上端を押圧して下方へ摺動させるよう作用す
る。一方、ボツクス支持枠体101と一体的な支
持杆101bには作動レバー108が下方に向か
つて固着され、その下端部に支持されたピン10
8aは、回動レバー107の長孔部107cに嵌
挿されている。さらにまた、機体1の下端には、
水平移動枠体96が所定の位置より移動しないよ
うに規制する位置決めブロツク109が固着され
ている。
また、水平移動枠体96の挿入側先端部上方に
は、ピン110aにより揺動規制板110が上下
方向に摺動自在に支持され、この揺動規制板11
0は図示しないバネにより上方へ突出するよう付
勢されている。一方、上方揺動枠体100の挿入
側先端部には上方へ突出された揺動規制板110
の上方側部に当接するような位置にローラ100
bが支持され、揺動規制板110が下方へ待避し
ない限り上方揺動枠体100が上方へ揺動できな
いようになされている。また、機体1の挿入側先
端部には、水平移動枠体96が所定の位置に挿入
設定された時、揺動規制板110のローラ110
bに当接して、揺動規制板110を下方へ待避せ
しめる規制解除片111が設けられている。
従つて水平移動枠体96が機体1の所定位置に
挿入されない限り、揺動規制板110によつて上
方揺動枠体100を上方へ揺動設定できない。ま
た、所定の位置において上段設定した場合、移動
規制軸106が位置決めブロツク109によつて
水平方向の移動が規制されることになる。
以上、この発明が適用される自動入出金機は、
上述した主要な機構によつて構成されており、こ
の自動入出金機の各種取扱いパターンの動作、す
なわち、「自動入出金機の運転の概略」、「入金処
理」、「収納処理」、「出金処理」、の詳細について
は、すでに特開昭58−64586において説明してあ
るので、ここでの説明は省略する。
次に、この発明の作用について説明する。
自動入出金機が入金モード、すなわち入金され
た紙幣を各ボツクス5〜7に収納する紙幣集積収
納機能に切り換えられると、前述したようにモー
タSMから回転力が与えられる連結駆動軸81
に、連結軸80のジヨイント部80bが結合され
た状態となつており、かつ、連結軸80がこの結
合によつて第12図Bの左方に押されて、前述の
連結軸ロツク機構(詳細には支持ブロツク83の
ロツク溝83aとロツクピン80dと)が外れ、
連結軸80が回転可能な状態となつている。ま
た、入金モードへの切り換え指令によつて、モー
タSMが連結駆動軸81から連結軸80に回転力
を供給し、歯車80a,79b,78a,77に
よつて、スプロケツト77aが回転させられて、
チエーン76に連結された押圧板58がバネ58
bの付勢力に反して下方集積位置まで移動せしめ
られて停止する。次いでボツクス5〜7の上部開
口から金種などで分類された紙幣が落とされて集
積収納されることになる。
また、自動入出金機が、出金モードすなわち入
出金ボツクス5,6から紙幣を繰り出す場合は、
連結軸80が入金モードと逆方向に回転させられ
て、チエーン76により押圧板58が上方に移動
する。この移動量は、ボツクス5,6内に集積収
納された紙幣の最上面位置を上面センサ87が検
出することによつて決定される。すなわち、紙幣
の最上面位置が吸引ドラム16によつて吸着され
るような位置に設定された際には、押え蓋46作
動板56が上方へ揺動して上面センサ87の作動
が解除された状態となる。次いで、吸引ドラム1
6などにより紙幣の引き出しがなされて最上面位
置が下がり、上面センサ87が再び動作して紙幣
が上方に移動して位置の修正がなされる。
一方、ボツクス5,6が機体1から引き出され
るときは、前述したスタツカ支持機構によつて上
段設定位置から下段設定位置へ各ボツクスが下げ
られる。すなわち、第17図BからAに示す如く
取つ手99aを引くことにより、ボツクス支持枠
体101が下降し、連結軸80のジヨイント部8
0bと機体1側の連結駆動軸81とが分離し、押
圧板58および連結軸80がバネの付勢によつて
上動して、ロツクピン80dおよびロツク溝83
aが係合しかつ押圧板58に支持された紙幣を押
え蓋46の摩擦部材56a……に押し付けられ
る。したがつて、以後押圧板58と押さえ蓋46
とによつて挾持された紙幣の集積状態が崩れるこ
とはない。
次いで、ボツクス5〜7が機体1から外されて
独立した状態において上蓋63が開けられると、
この上蓋63の回動によつて、前述した上蓋解放
時ロツク解除機構が動作する。すなわち、第12
図に示す如く上蓋63の側部下面の規制片63a
が、連結軸ロツク解放板82のローラ82cから
第12図Eの鎖線で示すように離れると、バネ8
2bの付勢力がバネ80eの付勢力より強くなつ
ているため、連結軸ロツク解放板82がバネ82
bの付勢力で下降して、係止片82aが係止部8
0cを引いてロツクピン80dとロツク溝83と
の係合が外され、押圧板58は手動により任意の
位置移動できるようになる。したがつて紙幣の装
填、取り出しを容易になすことができる。
加えて、ボツクス5〜7を機体1に取り付ける
操作をすると、連結軸80と連結駆動軸81とが
連結されて駆動源により押圧板58を上下動し得
るようにする動作と、押圧板58のロツク状態を
解除させる動作とを同時に行うとともに兼用する
ことができる。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、本願によれば、
上部開口を介して紙幣の受け入れおよび繰り出し
が行なわれるボツクス内に上下動作自在な押圧板
を設け、この押圧板により集積紙幣を支持させる
とともに、押圧板と一体の連結軸の移動をロツク
機構により規制するようにしたから、集積紙幣の
上面の位置を一定に維持し得るとともに、ボツク
スを機体から取り外した場合に押圧板の移動を規
制してボツクス搬送時にその内部の紙幣の乱れを
防止することができる。さらに本願によれば、ボ
ツクスをスタツカ上に搭載して下段設定位置にお
いた状態で機内に挿入し、挿入の後、上段設定位
置に上昇せしめることにより、前記連結軸を変位
させてボツクス外の駆動源に連結させるとともに
押圧板のロツクを解除することができ、押圧板の
駆動機構への連結機構とロツク機構とを兼用させ
て構造の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が適用される自動入出金機の
一実施例を示す全体構成図、第2図は第1図の各
構成要素間の紙幣の流れる系統を示すブロツク
図、第3図は第1集積分離送出部の吸着分離動作
説明図、第4図は吸引ドラムの分解斜視図、第5
〜7図はそれぞれ第1集積分離送出部の平断面
図、正面図、集積収納動作説明図、第8図は集積
車揺動機構等が設けられた機体内側板の側面図、
第9図A,Bは各ボツクスを機体に着脱する際の
動作説明図、第10〜11図はそれぞれボツクス
の中央側断面図、後面断面図、第12図A〜E及
び第13図A〜Dはそれぞれ各ボツクス内側板の
機構説明図、第14図は押え蓋ロツク、解除機構
の動作説明図、第15図A,Bは上面センサ等の
配置図、第16図A,Bは集積紙幣と上面センサ
の動作関係を表わした説明図、第17図A,Bは
スタツカ支持機構の概略説明図、第18図C,D
は第18図A,BのC,D矢視図である。 1……機体、2……取引口、3……紙幣循環搬
送路、4……リジエクトボツクス、5……千券入
出金ボツクス、5A……収納室、6……万券入出
金ボツクス、7……入金ボツクス、8……収納
部、9……第1集積分離送出部、10……第2集
積分離送出部、11……集積収納部、12〜15
……集積車、12a〜15a……内周面、12b
〜15b……内歯ギア、12c〜15c……羽
根、16,17……吸引ドラム、18……回転吸
引軸、19A,19B……機体内側板、45……
前蓋、46……押え蓋、47A,47B……ボツ
クス内側板、56……作動板、56a……摩擦部
材、56b……作動ピン、57……上面センサ作
動板、58……押圧板、58a……押圧台、58
b……バネ、58c……緩衝部材、58d……作
動片、63……上蓋、63a……規制片、67…
…フルセンサ、76……チエーン、77……軸、
77a……スプロケツト、77b……傘歯車、7
8……軸、78a……傘歯車、79……軸、79
a,79b……歯車、80……連結軸、80a…
…歯車、80b……ジヨイント、80c……係止
部、80d……ロツクピン、80e……バネ、8
1……連結駆動軸、82……連結軸ロツク解放
板、82a……係止片、82b……バネ、82c
……ローラ、83……支持ブロツク、83a……
ロツク溝、100……上方揺動枠体、100a…
…カム体、100b……ローラ、101……ボツ
クス支持枠体、101a……バネ、101b……
支持杆、101c……ローラ、SM……モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イ a 少なくとも機体1へ装着される際の姿勢に
    おいて紙幣を水平状態に集積収納するととも
    に該集積紙幣の支持位置を上下に移動設定可
    能に支持する押圧板58と、 b 該押圧板58の移動設定方向と同一方向に
    その回転軸線を有し、且つその回転軸線方向
    に支持ブロツク83により移動自在に支持さ
    れるとともに、バネ80eにより入出金ボツ
    クス5,6の上部開口に向けて常時移動付勢
    され、上部開口側の端部にはジヨイント部8
    0bが形成された連結軸80と、 c 前記支持ブロツク83に形成され、前記連
    結軸80の径方向に突出するロツクピン80
    dに、バネ80eによる移動付勢によつて係
    合して前記連結軸80の回転を規制するロツ
    ク溝83aと、 d 前記連結軸80と押圧板58との間に設け
    られ、前記連結軸80の回転と押圧板58の
    直線移動とを連動せしめる動力変換機構7
    6,77,……80aと を有する入出金ボツクス5,6と、 ロ 該入出金ボツクス5,6が装着される機体1
    の装着部上方に設けられ、該入出金ボツクス
    5,6の上部開口と連結されて、該入出金ボツ
    クス5,6内の紙幣を前記上部開口から一枚ず
    つ取り出す吸引ドラム16,17および該入出
    金ボツクス5,6内に対して前記上部開口より
    紙幣を送り込んで集積収納せしめる集積車1
    3,14とより成る集積分離送出部9,10
    と、 ハ 収納紙幣が水平状態となるように前記入出金
    ボツクス5,6を支持するとともに前記入出金
    ボツクス5,6を上段設定位置と下段設定位置
    との間で上下に移動設定自在に支持するスタツ
    カ支持機構と、 ニ 該スタツカ支持機構によつて前記上段設定位
    置に設定された前記入出金ボツクス5,6にお
    ける前記連結軸80の先端のジヨイント部80
    bと連結され、且つこの入出金ボツクス5,6
    の上昇に伴つて前記連結軸80をバネ付勢に対
    抗する方向に移動せしめて、前記連結軸80の
    ロツクピン80bと前記支持ブロツク83のロ
    ツク溝83aとの係合を解除せしめる連結駆動
    軸81と、 ホ 該連結駆動軸81を回転せしめることにより
    前記押圧板58を上下に移動設定せしめるモー
    タSMと より構成されることを特徴とする自動入出金機に
    おける収納紙幣の支持機構。 2 前記入出金ボツクス5,6の連結軸80には
    係止部80cが形成され、該係止部80cの前記
    ジヨイント部80b側には、前記入出金ボツクス
    5,6の上蓋63の開放動作に伴つて前記係止部
    80cと係合し、且つこの係合動作によつて前記
    連結軸80をバネ付勢に対抗する方向に移動せし
    めて、前記連結軸80のロツクピン80dと前記
    支持ブロツク83のロツク溝83aとの係合を解
    除せしめる連結軸ロツク開放板82の係止片82
    aが配置せしめられていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の自動入出金機における収
    納紙幣の支持機構。
JP57072017A 1982-04-28 1982-04-28 自動入出金機における収納紙幣の支持機構 Granted JPS58134388A (ja)

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