JPH02153665A - 音楽情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、２准将号化した音楽に識別コードを付記した
音楽情報を外部から入力・記憶し、有効に処理するため
の音楽情報処理装置に関し、特にカラオケシステムや音
楽放送システムに利用する。

〔従来の技術〕

外部に蓄積されたデータベースから公衆回線を介して任
意の音楽情報を取り出し、これによってカラオケの演奏
を行う構成としては、出願人の有する発明（特願昭６３
−１６１９０６号）がある。これによると、データベー
ス内にそれぞれに識別コードを付記した音楽情報を多数
収容し、ここから公衆回線によって接続された端末装置
を操作して任意の音楽情報を取り出し、この信号を処理
して再生するものである。

また公衆回線を媒体として、電話の不使用時には常時デ
ータベース側から複数チャンネルの音楽情報を供給し、
ＢＧＭとして利用する構成としては、出願人の有する発
明（特願昭６３−２５９９５７号）がある。この構成で
は、それぞれの加入者側の電話機の使用・不使用によっ
て自動的にスイッチが動作し、電話機の不使用時のみデ
ータベースから連続的に複数のチャンネルで異なった種
類の音楽情報を入力し、加入者がチャンネルを選択する
ことによって好みの音楽を聞くものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記従来例のうちカラオケシステムでは、音
楽情報を端末装置に入力した際には、旦メモリ手段にそ
の情報を全部記憶させ、その後にメモリ手段の情報を演
算するものであった。従って、利用者側では一曲毎にホ
ストコンピュータ側のデータベースからメモリ手段にロ
ードする時間中は必ず待機しなくてはならず、面倒であ
った。

また、カラオケの利用は一定の時間帯に集中するので、
ホストコンピュータ側に多数の公衆回線を開設したとし
ても、操作が特定の時間に集中した場合には待機時間が
より長くなるという問題があった。さらに、選曲が特定
の曲に集中した場合にはコンピュータの能力によっては
処理できないという問題もある。

一方、後者の音楽放送システムにおいては、メモリ手段
を設けずに順次公衆回線から送られてきた信号を処理し
、再生を行うものであったから、信号と音楽再生の時間
を一致させなければならないが、これでは公衆回線を有
効に使用することはできない。また、複数チャンネルの
音楽情報を一本の公衆回線によって送るようにした場合
には、選定したチャンネル以外の音楽情報が送られてく
る間は再生に空白が生じるという問題がある。さらに、
チャンネルを切り換えた場合でも選定したチャンネルの
音楽情報が送られてくるまで待機しなければならず、常
時音楽を流してＢＧＭとして利用するという目的には適
切に対応することができない。

本発明は、上述した従来の問題点を解決しようとするも
ので、メモリ手段を有効に活用することでカラオケシス
テムにおいては迅速な選曲を行うことができ、放送シス
テムにおいては空白時間を生じることがない音楽情報処
理装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、この目的を達成するための音楽情報処理装置
として、２准将号化した複数の識別コード付の音楽情報
を蓄積したデータベースから、任意の音楽情報を公衆回
線を介して転送させる手段と、この転送された音楽情報
を記憶する複数のメモリ手段と、上記識別コードを指定
することによってこの識別コード付の音楽情報を選択す
る手段と、この音楽情報を再生する手段とからなると共
に、上記複数のメモリ手段は音楽情報の再生用の主メモ
リと、所定数の音楽情報を予め上記データベースから転
送して蓄積する副メモリとがらなり、選択した音楽情報
が副メモリに蓄積されているときはこの副メモリから上
記主メモリに音楽情報をロードするという構成を用いた
。

また、副メモリから主メモリにロードした回数を音楽情
報ごとに記憶し、一定期間が経過した時に副メモリをチ
エツクし、所定のロード回数に至らない音楽情報を消去
するという手段をも用いた。

〔作 一方、ＢＧＭに用いる音楽情報処理装置としては、２進
符号化した複数の音楽情報を蓄積したデータベースから
、公衆回線を介してこの公衆回線の不使用時に複数チャ
ンネルの音楽情報を連続して伝送する手段と、この複数
のチャンネルに見合った数のメモリ手段と、任意のチャ
ンネルを選択する手段と、選択したチャンネルに対応す
るメモリ手段に蓄積された音楽情報を順次再生する手段
とからなる構成を用いた。

また、複数のチャンネルに見合った数のメモリ手段に加
えて、共用メモリを備え、上記チャンネルの切り換え時
にはこの共用メモリに記憶した音楽情報を再生するとい
う手段も用いた。

さらに、それぞれのメモリ手段は第１のメモリと第２の
メモリからなり、対応するチャンネルの音楽情報を交互
に記憶し、選択したチャンネルに対応するメモリ手段で
は記憶中でない方のメモリから交互に再生手段に音楽情
報を転送するという構成をも用いた。

用〕 請求項１および２に記載する音楽情報処理装置において
、音楽情報には識別コードが付されており、このコード
を選択手段によって措定することによって情報の選択が
行われる。また、電話回線・ｌ５ＤＮなどの公衆回線に
よって転送された音楽情報は一旦副メモリに記憶され、
この副メモリから主メモリにロードされるが、主メモリ
は専ら指定された音楽情報のみを記憶し、再生が終了し
た後には主メモリ内の記憶は消去される。さらに、副メ
モリには常時複数の音楽情報が蓄積されており、選曲し
た音楽情報が副メモリに存在する場合にはデータベース
を呼び出すことなく、装置内で全ての再生処理を行う。

副メモリ内の音楽情報には再生頻度が記憶され、任意に
設定した一定期間中に所定のロード回数に至らない音楽
情報を消去するようにして、絶えず適切な音楽情報の蓄
積を行う。

一方、請求項３．４及び５に記載した音楽情報処理装置
においては、データベースから公衆回線の不使用時に複
数チャンネルの音楽情報を短時間ごとに区切って配列し
た信号を一方的に加入者側〔実 に転送し、これをチャンネル数に見合ったメモリ手段に
記憶させる。次に装置側でチャンネルを選択すれば、対
応するメモリ手段に蓄積された音楽情報が再生手段によ
って順次再生される。また、共用メモリはチャンネル切
り換え時に発生するタイムラグを防止するもので、切り
換え時には一旦共用メモリから音楽情報をロードする。

さらに、メモリ手段を第１と第２のメモリで構成した場
合には所定時間ごとにそれぞれセーブとロードを繰り返
し、記憶・再生に空白が生じることを防止する作用を行
わせている。

施　例〕 以下、本発明の一実施例を図面に従ってさらに詳述する
と、先ずカラオケ用の音楽情報処理装置について、第１
図中、１は音楽演奏を２進符号化してそれぞれ識別コー
ドを付した音楽情報を多数蓄積した外部のデータベース
で、ホストコンピュータによって転送処理が行われる。

２は公衆回線としての電話回線で、モデム３・４を介し
て本実施例の装置とデータベース１とを接続する。なお
、公衆回線としてｌ５ＤＮを利用する場合には直接デジ
タル通信を行うことができるので、モデム３・４に代え
てデジタル通信用の変換器を用いる。５は希望する音楽
情報を数値入力などによって選択するための選択手段と
してのキーボード、６は音楽情報を選択するためにデー
タベースｌに信号を送り、記憶手段などの後段の回路を
制御する処理回路である。また、７は音楽情報を記憶す
るためのメモリ手段で、主メモリ８と副メモリ９の２つ
の部分で構成される。このメモリ手段のうち、主メモリ
８は再生中の音楽情報のみを記憶する機能を、また副メ
モリ９は再生頻度の高い音楽情報を複数指定してデータ
ベース１から予めロードさせて蓄積しておく機能、ある
いはデータベース１に要求した音楽情報を主メモリ８に
転送する前にロードし、記憶しておく機能を有し、約３
００曲分の記憶容量を持っている。１０はデジタル信号
である音楽情報をアナログ信号に変換し、これを音楽演
奏として再生するための再生手段で、シンセサイザ１１
、増幅アンプ１２およびスピーカ１３の３回路で構成さ
れる。

上述した装置は第２図に示したフローチャートに基づい
て動作する。即ち、先ずキーボード５で数値入力などに
よって選曲すれば、処理回路６によって副メモリ９中の
音楽情報を検索する。ここで、副メモリ９に選曲した音
楽情報が蓄積されていればこの音楽情報を主メモリ８ヘ
ロードし、再生手段ｌＯによってスピーカ１３から音楽
演奏を行う。

データベースｌに蓄積されている音楽情報は、予めシン
セサイザによって作成されているので、その逆の処理を
行うことができるシンセサイザ１１を用いれば、忠実に
音楽演奏を再生することができる。

一方、副メモリ９に選曲した音楽情報が蓄積されていな
い場合には、処理回路６の判断によって公衆回線２を介
してデータベース１に音楽情報の転送を要求する。これ
によって装置側に転送された音楽情報は先ず副メモリ９
にセーブされ、蓄積された後に、処理回路６を通じて主
メモリ８にロードされ、再生される。ここで、第２図中
、Ａの分岐は副メモリの記憶容量に余裕がない場合の動
作を示し、第３図のフローチャートのように、余裕がな
いと判断すれば蓄積された音楽情報のうち再生頻度の低
い任意の音楽情報を消去して容量に余裕を設け、この部
分にセーブを行うものである。

従って、個々の音楽情報には識別コードの他に再生頻度
をも記憶させるようにしている。

なお、副メキリ９の制御については、上述の動作に加え
て、内蔵タイマによってカウントされた一定期間ごとに
再生頻度を検索し、利用者が予め決定した所定のロード
回数に至らなかった音楽情報を消去することによって、
絶えず副メモリ９内に蓄積された音楽情報を適切なもの
にしておくことができる。

次に、８０Ｍ用の音楽情報処理装置については第４図に
示すように、２１は音楽演奏を２進符号化してそれぞれ
識別コードを付した音楽情報を多数蓄積した外部のデー
タベースで、ホストコンピュータによって音楽の種別ご
とに複数のチャンネルが設定され、各チャンネルごとに
一定時間に時分割して一連の情報に組み換えた信号を加
入者側に転送処理を行う。２２は公衆回線としての電話
回線で、モデム２３を介して本実施例の装置とデータベ
ース２１とを接続する。なお、公衆回線としてｌ５ＤＮ
を利用する場合には直接デジタル通信を行うことができ
るので、モデムに代えてデジタル通信用の変換器を用い
る。２４は電話局に設置された通話優先回路で、他の電
話機２５と加入者側の電話機２６との接続を優先させる
ための回路である。２７は電話機２６の不使用時にオン
するように構成されたスイッチ、２８は加入者側のモデ
ム、２９は希望するチャンネルを数値入力によって選択
するためのロータリースイッチなどの選択手段、３０は
音楽情報をチャンネルごとに記憶させたり、選択された
チャンネルの音楽情報を後段の回路に送るための処理回
路である。また、３１は音楽情報をチャンネルごとに記
憶するためのメモリ手段で、チャンネル数に応じたメモ
リを有している。３２はデジタル信号である音楽情報を
アナログ信号に変換し、これを音楽演奏として再生する
ための再生手段で、シンセサイザ３３、増幅アンプ３４
およびスピーカ３５の３回路で構成される。この構成に
よって、あるチャンネルを選択した場合にはメモリ手段
３１のうちそのチャンネルに対応するメモリから処理回
路３０に音楽情報を転送し、再生手段によって順次音楽
演奏に再生されるのである。本実施例で信号を処理回路
３０を介して直接再生手段３２に送らず、−旦メモリ手
段に記憶させるようにしたのは、−油分の転送時間の方
が再生時間より短く、実時間処理をすることができない
からであり、そのためにメモリ手段３１にバッファの機
能を持たせたものである。

なお、各メモリにはデュアルポートＲＡＭを用いるよう
にすれば、セーブとロードとが短時間で交互に行われる
ので、殆どタイムラグなく再生を行うことができる。た
だし、メモリには通常のＲＡＭを用いることもあり、さ
らにはハードディスク等、汎用の記憶装置を用いること
も自由である。

次に、メモリ手段３１の他の実施例を説明する。

即ち、上述のデュアルポートＲＡＭを用いればタイムラ
グは短縮するが、やはりチャンネル切り換えの時には完
全に避けることはできない。また、他の記憶装置を用い
た場合にはその空白時間は無視できないものになる。こ
れを避けるために、各チャンネルに対応するメモリに加
えて、共用メモリを設けるようにした。この動作は第５
図のフローチャートに示すように、チャンネル切り換え
が行われても即座に指定のチャンネルに対応するメモリ
を選択せず、共用メモリの内容をロードするようにして
いる。次に共用メモリから一油分再生をした後に始めて
チャンネルに対応するメモリからロードする。このよう
にすれば、チャンネル切り換え時のタイムラグを有効に
防止することができる。ここで、共用メモリ内の記憶と
しては、適当な曲を一部分だけ記憶させておくこともあ
るが、チャンネルに見合った曲を一曲づつ記憶させてお
けば、チャンネル切り換えによって即座に希望する種類
の音楽を再生することができる。

なお、メモリ手段３１のさらに他の実施例として、チャ
ンネルに対応する複数のメモリのそれぞれを第１のメモ
リにセーブされているときには第２のメモリからロード
を行って再生し、反対に第２のメモリに音楽情報がセー
ブされているときには第１のメモリからロードを行うよ
うにし、これを交互に繰り返すことによってそれぞれの
メモリが音楽情報のバッファの機能を行いつつ有効に記
憶・再生の動作をすることができる。

〔発明の効果〕

本発明の請求項１に記載した発明では、メモリ手段とし
て主メモリと副メモリとを備え、副メモリは複数の音楽
情報を蓄積する構成としたので、特定の音楽情報を選択
した場合にこれが副メモリに蓄積されていれば即座に再
生が可能であり、カラオケ利用の待機時間を極めて短縮
することができる。また、データベースから音楽情報を
呼び出した場合でも、副メモリにはその音楽情報が蓄積
されるので、繰り返しカラオケの再生を行うときに極め
て有効である。

さらに、副メモリは一定期間を経過すればそれぞれの音
楽情報ごとの再生頻度を判定して、頻度が低い音楽情報
を消去する構成としているので、４゜ 絶えず新しい情報が蓄積されることになり、公衆回線の
使用回数を抑制でき、コストの低減が可能になると共に
、データベース呼出しの時間的集中化を防ぐことができ
た。

また、請求項３に記載した発明に関しては、複数のチャ
ンネルに対応してメモリ手段を設け、このメモリ手段を
バッファとして一旦音楽情報を記憶させてから再生処理
を行うようにしているので、音楽情報の転送時間と再生
時間との時間的誤差を有効に調整することができる。ま
た、メモリ手段に加えて共用メモリを設けた場合には、
チャンネルの切り換えによるタイムラグを防止すること
ができ、連続的に再生ができるので、ＢＧＭに最適の装
置を提供することができる。

さらに、それぞれのメモリ手段を第１と第２のメモリで
構成し、交互にセーブ・ロードをすることによって、簡
易に音楽情報を記憶しながら再生することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はカラオケとして利用する場合の本発明装置の一
実施例を示す概略図、第２図・第３図は本装置の動作を
示すフローチャート、第４図はＢＧＭとして利用する場
合の本発明装置の一実施例を示す概略図、第５図はその
動作を示すフローチャートである。 尚、図中１・２１・・・データベース、２・２２・・・
公衆回線、７・３１・・・メモリ手段、８・・・主メモ
リ、９・・・副メモリ、１０・３２・・・再生手段、２
９・・・選択手段。 以　　　上 特許出願人　　　津　村　　三　百　次代理人　弁理士
　小　原　和　夫　外１名第 図 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２進符号化した複数の識別コード付の音楽情報を蓄
   積したデータベース１から、任意の音楽情報を公衆回線
   ２を介して転送させる手段と、この転送された音楽情報
   を記憶する複数のメモリ手段７と、上記識別コードを指
   定することによってこの識別コード付の音楽情報を選択
   する手段と、この音楽情報を再生する手段１０とからな
   ると共に、上記複数のメモリ手段は音楽情報の再生用の
   主メモリ８と、所定数の音楽情報を予め上記データベー
   スから転送して蓄積する副メモリ９とからなり、選択し
   た音楽情報が副メモリに蓄積されているときはこの副メ
   モリから上記主メモリに音楽情報をロードすることを特
   徴とする音楽情報処理装置。 ２、副メモリから主メモリにロードした回数を、音楽情
   報ごとに記憶し、一定期間の経過時に所定のロード回数
   に至らない音楽情報を消去するようにした請求項１記載
   の音楽情報処理装置。 ３、２進符号化した複数の音楽情報を蓄積したデータベ
   ース２１から、公衆回線２２を介してこの公衆回線の不
   使用時に複数チャンネルの音楽情報を連続して伝送する
   手段と、この複数のチャンネルに見合った数のメモリ手
   段３１と、任意のチャンネルを選択する手段２９と、選
   択したチャンネルに対応するメモリ手段に蓄積された音
   楽情報を順次再生する手段３２とからなることを特徴と
   する音楽情報処理装置。 ４、複数のチャンネルに見合った数のメモリ手段に加え
   て、共用メモリを備え、上記チャンネルの切り換え時に
   はこの共用メモリに記憶した音楽情報を再生するように
   した請求項３記載の音楽情報処理装置。 ５、それぞれのメモリ手段は第１のメモリと第２のメモ
   リからなり、対応するチャンネルの音楽情報を交互に記
   憶し、選択したチャンネルに対応するメモリ手段では記
   憶中でない方のメモリから再生手段に音楽情報を転送す
   る請求項３または４記載の音楽情報処理装置。