JPH0215270Y2 - - Google Patents

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JPH0215270Y2
JPH0215270Y2 JP1984040010U JP4001084U JPH0215270Y2 JP H0215270 Y2 JPH0215270 Y2 JP H0215270Y2 JP 1984040010 U JP1984040010 U JP 1984040010U JP 4001084 U JP4001084 U JP 4001084U JP H0215270 Y2 JPH0215270 Y2 JP H0215270Y2
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center contact
insulator
shell
diameter
outer conductor
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JP1984040010U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、高周波同軸形の接栓座に関するも
のである。
[従来技術] 一般に、同軸ケーブルのF形接栓(コネクタプ
ラグ)と接続されるF形接栓座は、第1図に示す
ように、接栓と電気的および機械的接続が行われ
る外部導体シエルAの内部に板ばね等で形成され
前記接栓の中心導体(センターピン)の差し込み
受口を備える中心コンタクトBを配置し、さらに
この中心コンタクトBと外部導体シエルAとの間
に、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材から
なる絶縁体Cを設けることにより構成されてい
る。
ところで、このように構成される接栓座の特性
インピーダンスは接栓座の型式によつて規定され
ており、例えば、F形接栓座(3/8 32UNF−
2A)の特性インピーダンスは、75Ωに規定され
ている。そして、この特性インピーダンス(ZO)
は次式(1)で計算される。
なお、ここでε=誘電率、D=外部導体シエル
の内径d=中心コンタクトの径である。
しかるに、前記F形接栓座における外部導体シ
エルの外径寸法は、3/8インチ、すなわち、9.3〜
9.4m/mであるがこの導体シエルの機械的強度
を保持するためその内径(D)は7.0〜7.5m/m
程度に設定されており、一方、中心コンタクトは
板ばね材等で形成されているためその径(d)の
寸法は構造的な制限がある。また、外部導体シエ
ルと中心コンタクトとの間に充填される絶縁体と
しては誘電率(ε)が3.5〜3.8程度のポリプロピ
レン、ポリアセタール、ポリカーボネイト等の合
成樹脂が使用されている。従て、その特性インピ
ーダンスの実際値は75Ωを保持できず、例えば
50Ωあるいはそれ以下の低い値になることが多か
つた。
そこでこの不都合を回避するため中心コンタク
トの構造を丸ピン形状に変えたり、あるいは絶縁
体として、テフロン等の誘電率の低い合成樹脂材
を使用したりしているが、前者の場合は肉厚にな
つた絶縁体の誘電率をそのまま受けてしまうこと
からインピーダンスの特性合せが必要となり、ま
た後者の場合は製造コストが高くなる等の欠点が
あつた。
そこで、考案者は改良並びに試作を重ねた結
果、絶縁体の両端部に導体シエルの内径(D)と略同
一の径を有するフランジ部を形成すると共にこの
絶縁体の中間部分の外径寸法を予めその特性イン
ピーダンスに合せて肉薄に設定することにより前
述の欠点を克服できることを突き止めた。
[考案の目的] 本考案は、インピーダンスの特性が良く高品質
でしかも安価な接栓座を提供することをその目的
とする。
[考案の構成] 本考案の高周波同軸形接栓座では、外部導体シ
エルの内部に配置される丸棒状の中心コンタクト
の外周を絶縁体スリーブの内孔壁面で取り囲んで
保持してなるものにおいて、前記絶縁体スリーブ
の中間部の外径を特性インピーダンスに合せて縮
径することによつて前記絶縁体スリーブの両端部
に前記外部導体シエルの内径と略同一寸法の外径
の外方フランジ部を形成するようにしてある。
このように絶縁体スリーブの中間部の外径を特
性インピーダンスに合せて縮径したので種々に誘
電率の絶縁体材料を用いてインピーダンス特性の
面で満足できる製品が安定的に得られ、また両端
の外方フランジ部で中心コンタクトを外部導体シ
エル内に確実に保持させることができる。
[実施例] 次に本考案に係る接栓座の好適な実施例につき
添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第2図および第3図において、本考案に係るF
形接栓座は、外部導体シエル1の内部に配置され
る中心コンタクト2を絶縁体3で保持することに
より構成されている。
すなわち、外部導体シエル1は、その外周面の
所定位置に若干大径のフランジ部4を有し、該外
周面の先端側には図示しないF形接栓(コネクタ
プラグ)の結合リングと螺合するためのねじ部5
が形成され、一方外周面の尾端側にはこの外部導
体シエル1を機器筐体あるいはパネル面などに取
付けるためのかしめ部6が夫々形成されている。
また、この外部導体シエル1の内部には前記フラ
ンジ部4と対応する位置に段部7が設けられると
共に先端部には肉薄に形成したかしめ部8(第2
図において点線で示す)が設けられている。
一方、中心コンタクト2は、一端部にF形接栓
(コネクタプラグ)の中心導体としてのセンター
ピンを挿入するための挿入孔9を設けた丸棒状の
導体からなり、この挿入孔9の外周部は四つ割さ
れ、端部には受口10が形成されている。また、
この中心コンタクト2の所定個所には後述する絶
縁ピース3bの抜け止めとして作用する膨出部1
1が形成されている。
絶縁体スリーブ3は、尾端側に位置する絶縁ピ
ース3aと先端側に位置する絶縁ピース3bとの
二つの部材から構成されている。前記各絶縁ピー
ス3aおよび3bの夫々一端部には外部導体シエ
ル1の内径と略同径のフランジ部12および13
が形成されており、このフランジ部12および1
3により前記中心コンタクト2を保持している。
また、絶縁体スリーブ3の中間部、すなわち、前
記絶縁ピース3aおよび3bの他端部側の外径寸
法hは予めその特性インピーダンスに合せて設定
されている。
このように構成されるF形接栓座は、まず、中
心コンタクト2の先端部を絶縁ピース3bの挿入
孔14に挿着し、次いで後端部を絶縁ピース3a
の挿入孔15に挿着した後、この絶縁ピース3a
および3bを導体シエル1内に挿入して前記絶縁
ピース3aのフランジ部12を段部7に当接して
位置決めし、他方の絶縁ピース3bのフランジ部
13の外側に延在するかしめ部8を適宜の手段で
かしめて絶縁体スリーブ3の固定保持を行う。
[考案の効果] 先に述べたように、本考案に係る接栓座によれ
ば、絶縁体スリーブを構成する材料として、例え
ば、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリカー
ボネイト等の誘電率の高い合成樹脂材、あるいは
テフロン等の誘電率の低い合成樹脂材のいずれを
使用してもこの絶縁体スリーブの中間部の外径寸
法を適宜設定することによりインピーダンスの特
性合せを容易に行うことができるので品質の向上
を図ることができるだけでなく製造コストも低減
できる等種々の利点を有し、その実用的効果は極
めて大きい。
以上、本考案に係る接栓座の好適な実施例につ
き説明したが、本考案は、接栓(コネクタプラ
グ)にも好適に採用でき、本考案の精神を逸脱し
ない範囲内において種々の改変をなし得ることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の接栓座の断面説明図、第2図
は本考案に係る接栓座の好適な実施例の断面説明
図、第3図は第2図の側面図である。 1:外部導体シエル、2:中心コンタクト、
3:絶縁体スリーブ、3a,3b:絶縁ピース、
12,13:フランジ部、h:外径寸法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外部導体シエルの内部に配置される丸棒状の中
    心コンタクトの外周を絶縁体スリーブの内孔壁面
    で取り囲んで保持してなる高周波同軸形接栓座に
    おいて、前記絶縁体スリーブの両端部に前記外部
    導体シエルの内径と略同一寸法の外径の外方フラ
    ンジ部を形成するように該絶縁体スリーブの中間
    部の外径が特性インピーダンスに合せて縮径され
    ていることを特徴とする高周波同軸形接栓座。
JP1984040010U 1984-03-22 1984-03-22 高周波同軸形接栓座 Granted JPS60152274U (ja)

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JP1984040010U JPS60152274U (ja) 1984-03-22 1984-03-22 高周波同軸形接栓座

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JP1984040010U JPS60152274U (ja) 1984-03-22 1984-03-22 高周波同軸形接栓座

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Publication Number Publication Date
JPS60152274U JPS60152274U (ja) 1985-10-09
JPH0215270Y2 true JPH0215270Y2 (ja) 1990-04-24

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JP1984040010U Granted JPS60152274U (ja) 1984-03-22 1984-03-22 高周波同軸形接栓座

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567288B2 (ja) * 1977-09-06 1981-02-17

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567288U (ja) * 1979-06-28 1981-01-22
JPS5879988U (ja) * 1981-11-26 1983-05-30 宇呂電子工業株式会社 同軸コネクタ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567288B2 (ja) * 1977-09-06 1981-02-17

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Publication number Publication date
JPS60152274U (ja) 1985-10-09

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