JPS5927034Y2 - 高周波用同軸ピン - Google Patents

高周波用同軸ピン

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Publication number
JPS5927034Y2
JPS5927034Y2 JP1979183133U JP18313379U JPS5927034Y2 JP S5927034 Y2 JPS5927034 Y2 JP S5927034Y2 JP 1979183133 U JP1979183133 U JP 1979183133U JP 18313379 U JP18313379 U JP 18313379U JP S5927034 Y2 JPS5927034 Y2 JP S5927034Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core wire
metal
head
coaxial pin
high frequency
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979183133U
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English (en)
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JPS56100877U (ja
Inventor
勝男 伊藤
文治郎 村田
一則 吉村
武夫 大久保
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社村田製作所 filed Critical 株式会社村田製作所
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高周波プラグ、アンテナアダプタなどに用い
て好適な高周波用同軸ピンに関する。
通常、この種高周波用同軸ピンは第1図に示すように構
成されている。
すなわち、金属ヘッド1の穴1aを設けた側に筒状絶縁
スペーサ2が当接され、このスペーサ2に設けた小径部
2aに人ツド1とは電気的に絶縁されるように金属筒3
が当接され、この金属筒3内に筒状絶縁体4が挿入され
、金属筒3の他端に環状絶縁スペーサ5が当接され、そ
して、スペーサ5、絶縁体4およびスペーサ2の貫通穴
に順次通した金属棒(芯線)6がヘッド1の穴1aに圧
入され、諸部体が一体的に固定されたもので゛ある。
このような同軸ピン8は同軸ケーブルの中心導体などの
リード線7が金属棒6に半田付けされ、プラグ、アダプ
タなどの本体(図示せず)に取り付けられる。
上述した従来の同軸ピン8は、金属ヘッド1と金属棒6
の圧入により諸部体が機械的に一体化される構造である
から、圧入加工およびヘッド1の折曲強度の関係から、
金属棒6の太さが通常1.6mmφ程度必要になる。
ところが、金属筒3の内径が他の要因でほぼ定まってい
るため、金属棒6の外径が1.5mmφにもなると、絶
縁体4の誘電率を少々変えても特性インピーダンスが2
0Q程度になる。
この結果、高周波機器の5047系、75Ω系との間で
ミスマツチングが起こり、高周波性能が著しく低下し、
このような従来の同軸ピン8は高周波域で使用できなく
なる。
また、同軸ピン8が取り付けられる製品(プラグ、アダ
プタなど)の内部配線が金属棒(芯線)6と別のリード
線7との半田付けによっているため、言いかえれば芯線
6を連続的に延長して内部配線に用いることができない
ため、特性インピーダンスが乱れるという欠点も生ずる
そこで本考案は、前述した従来の欠点をことごとく除去
したもので、芯線を細く形成でき、しかもその芯線でも
って内部配線もできるようにした高周波用同軸ピンを提
供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ詳述する。
第2図において、10は筒状金属ヘッドであり、そのヘ
ッド外形は通常のピンヘッドと同様に形成されている。
11は筒状絶縁スペーサで、その外周面に段差が形成さ
れ、大径部11 aと小径部11 bとが構成されてい
る。
12は金属筒で、その一端に環状の鍔12aが一体に形
成され、この鍔12 aから延長して舌片12bが形成
されている。
13は筒状絶縁体、14は導電性の芯線である。
この芯線14は中間部にヘッダー加工により鍔状部14
aが一体的に形成されている。
スペーサ11は、大径部11b側の端面がヘッド10の
他端に当接されている。
これらのスペーサ11とヘッド10の貫通穴に芯線14
が、鍔状部14 aがスペーサ11に当接しがっ先端が
ヘッド10の先端から突出するように挿通されている。
この芯線14の突出部分が押しつぶされ(14b)、ヘ
ッド10に対しカシメ固定されている。
金属筒12は、同図a、l)に示すように、ヘッド10
に芯線14でカシメ固定されたスペーサ11の小径部1
1 bに挿入され、小径部11 b上の金属筒12を外
周面かわ半径方向に向って小径部11 b内へ変形突出
12 Cさせることにより、スペーサ11に強固にカシ
メ固定されている。
絶縁体13はその貫通穴に芯線14を通して鍔状部14
aにまで届くように金属筒12内に挿入されている。
芯線14の他端はこの同軸ピン15が取り付けられる製
品の内部配線との関連で1由に長さが設定される。
また、金属筒12および絶縁体13の長さも任意に選ぶ
ことができる。
上記実施例において、ヘッド10内の芯線と絶縁体13
内の芯線とが同一の1本の芯線14で構成されているの
で、従来例のような半田接続が不要となり、特性インピ
ーダンスの乱れがなくなる。
また、上記実施例同軸ピン15の特性インピーダンスZ
Qは次式であられされる。
ここで、εは絶縁体13の誘電率、Dは金属筒12の内
径、dは芯線14の外径である。
一方、芯線14は、ヘッド10とスペーサ11との固定
強度を考慮して先端と鍔状部14 aの間だけを太くシ
、絶縁体13内に配置される、鍔状部14 aがら他端
側までの外径を任意の太さに選ぶことが可能となる。
したがって、本実施例によれば、芯線14の外径dを細
くして特性インピーダンスZを50Ω、75gの所望値
に合わせることが容易になる。
また、同時に誘電体13の誘電率εを選んで特性インピ
ーダンスZを設定することも可能となり、インピーダン
ス選定に関する設計の自由度が大幅に向上する。
また、本実施例によれば、芯線14、金属筒12の長さ
を任意に選ぶことができるので、同軸ピン15以降の製
品の内部配線にそれらを使用することができる。
したがって、特性インピーダンスの乱れを最小限に抑え
ることができる。
第3図は上述した同軸ピン15を300 Q−75、Q
変換アンテナアダプタに用いた一例を示し、裏蓋をはず
した状態を示す。
同図において、ピン15がアダプタ本体20に嵌め込ま
れており、芯線14がバルントランス21の所定のリー
ド線に接続され、金属筒12の舌片12bが他の所定の
リード線に接続されている。
バルントランスのさらに他の対のリード線は対の外部接
続端子22.23に接続されている。
このようなアンテナアダプタは、接続端子22.23に
300Qの平行2線式アンテナフィーダ線を接続し、同
軸ピン15をテレビジョン受像機のアンテナジャックに
差し込んで使用する。
また、バルントランス21を取りはずし、アダプタ本体
20をそのままの形状で75 、!Q −759のアン
テナアダプタとして用いる場合、芯線14を延長して接
続するようにすればよい。
舌片12bと接続端子との接続はリード線あるいは金属
板を用いて行なってもよいが、好ましくは金属筒12も
延長し、接続端子に接近させて、接続するようにすると
よい。
第4図は本考案と従来例によるアンテナアダプタの挿入
損失−周波数特性図を示し、実線が第3図示のアダプタ
の特性を、破線が第1図示の同軸ピンを用いたアダプタ
の特性を示す。
ふたつの特性から明らかなように、本考案によれば、高
周波域で挿入損失が改善されている。
本考案は、以上説明したように構成されているので、半
田接続が不要となり、また絶縁体内の芯線を細く構成で
き、特性インピーダンスの乱れがほとんど起こらないと
いう効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のピン構造を示す断面図、第2図は本考案
による同軸ピンの一実施例を示し、同図aは縦断面図、
同図すは同図a(7)B−B線断面図、同図Cはヘッド
およびスペーサの固定状態を示す半断面図、第3図は第
2図示の同軸ピンを用いたアダプタを示す図、第4図は
第3図示アダプタと第1図の従来ピンを用いたアダプタ
の挿入損失周波数特性図である。 10は金属ヘッド、11は絶縁スペーサ、12は金属筒
、13は絶縁体、14は芯線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同心状に配置された筒状金属ヘッドおよび筒状絶縁スペ
    ーサの貫通穴に芯線が挿通され、それらの貫通穴の両端
    部で前記芯線がカシメ固定されて前記金属ヘッドと絶縁
    スペーサとが固定され、前記絶縁スペーサの前記金属ヘ
    ッドとは反対側に金属筒が同心状に固定され、この金属
    筒内にのびる芯線を通すようにして筒状絶縁体が金属筒
    内に挿入され、前記金属ヘッドが、前記金属筒とは絶縁
    された状態で、前記芯線を通して前記金属筒側へ電気的
    に導出されたことを特徴とする高周波用同軸ピン。
JP1979183133U 1979-12-29 1979-12-29 高周波用同軸ピン Expired JPS5927034Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979183133U JPS5927034Y2 (ja) 1979-12-29 1979-12-29 高周波用同軸ピン

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JP1979183133U JPS5927034Y2 (ja) 1979-12-29 1979-12-29 高周波用同軸ピン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56100877U JPS56100877U (ja) 1981-08-08
JPS5927034Y2 true JPS5927034Y2 (ja) 1984-08-06

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ID=29693444

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JPS56100877U (ja) 1981-08-08

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