JPH033989Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH033989Y2 JPH033989Y2 JP1986125463U JP12546386U JPH033989Y2 JP H033989 Y2 JPH033989 Y2 JP H033989Y2 JP 1986125463 U JP1986125463 U JP 1986125463U JP 12546386 U JP12546386 U JP 12546386U JP H033989 Y2 JPH033989 Y2 JP H033989Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- connector body
- connector
- center contact
- annular groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 29
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 13
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は地上放送受信用の高周波同軸コネクタ
の一種であるC14形（通称フイツテング形と呼ば
れている）に限らず衛星放送の信号の伝送用とし
て例えば電気的性能であるVSWR（電圧定在波
比）が、1.5GHz以下の周波数において1.2以下と
規定したコネクタとしても使用できるFT型コネ
クタに関する。
の一種であるC14形（通称フイツテング形と呼ば
れている）に限らず衛星放送の信号の伝送用とし
て例えば電気的性能であるVSWR（電圧定在波
比）が、1.5GHz以下の周波数において1.2以下と
規定したコネクタとしても使用できるFT型コネ
クタに関する。
〈従来の技術〉
従来のこの種FT型コネクタは、第３図Ａ，Ｂ
に示すように、コネクタ本体１の先端部側に中心
コンタクト２のピン部２ａの基部を保持する如く
第１絶縁体３を装填し、該第１絶縁体３の後端部
内腔周面と外周面のそれぞれに環状切欠溝３ａ，
３ｂを形成し、該切欠溝３ａ，３ｂのそれぞれに
Ｏリング４ａ，４ｂを装着し、Ｏリング４ａが中
心コンタクト２のピン部２ａを、Ｏリング４ｂが
コネクタ本体１の内腔壁１ａをそれぞれ弾圧する
ようにする。また、第１絶縁体３と同一外径で、
この後端面に当接し、中心コンタクト２のピン部
２ａと導体受入部２ｂとの境界に位置する段部２
ｃに係止する如く、第２絶縁体５をコネクタ本体
１内に装填する。そして第２絶縁体５と同一外径
で、この後端面に当接し、中心コンタクト２の導
体受入部２ｂの外側に位置する如く、第３絶縁体
６をコネクタ本体１内に装填した構成としたもの
である。図中、７はコネクタ本体１の外周面に形
成した環状溝１ｂに装着したＯリングを示す。
に示すように、コネクタ本体１の先端部側に中心
コンタクト２のピン部２ａの基部を保持する如く
第１絶縁体３を装填し、該第１絶縁体３の後端部
内腔周面と外周面のそれぞれに環状切欠溝３ａ，
３ｂを形成し、該切欠溝３ａ，３ｂのそれぞれに
Ｏリング４ａ，４ｂを装着し、Ｏリング４ａが中
心コンタクト２のピン部２ａを、Ｏリング４ｂが
コネクタ本体１の内腔壁１ａをそれぞれ弾圧する
ようにする。また、第１絶縁体３と同一外径で、
この後端面に当接し、中心コンタクト２のピン部
２ａと導体受入部２ｂとの境界に位置する段部２
ｃに係止する如く、第２絶縁体５をコネクタ本体
１内に装填する。そして第２絶縁体５と同一外径
で、この後端面に当接し、中心コンタクト２の導
体受入部２ｂの外側に位置する如く、第３絶縁体
６をコネクタ本体１内に装填した構成としたもの
である。図中、７はコネクタ本体１の外周面に形
成した環状溝１ｂに装着したＯリングを示す。
このような構成のFT型コネクタは、中心コン
タクト２の導体受入部２ｂをケーブル（図示せ
ず）の内部導体に接続するとともに、中心コンタ
クト２のピン部２ａを分配器などの機器に接続す
る。
タクト２の導体受入部２ｂをケーブル（図示せ
ず）の内部導体に接続するとともに、中心コンタ
クト２のピン部２ａを分配器などの機器に接続す
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉
一般に、コネクタは信号の伝送線路の一部を構
成しているものであるから、伝送線路上のどの箇
所もインピーダンスが同じ値でなければならな
い。もしある箇所でインピーダンスが異なると、
そこで信号が反射して伝送する信号の質が低下す
ることとなる。伝送線路のインピーダンスは、特
性インピーダンスZoとすると で示される。
成しているものであるから、伝送線路上のどの箇
所もインピーダンスが同じ値でなければならな
い。もしある箇所でインピーダンスが異なると、
そこで信号が反射して伝送する信号の質が低下す
ることとなる。伝送線路のインピーダンスは、特
性インピーダンスZoとすると で示される。
ただし、εは内部導体と外部導体間にある絶縁
物の比誘電率、D1は内部導体の外径寸法〔mm〕、
D2は外部導体の内径寸法〔mm〕である。
物の比誘電率、D1は内部導体の外径寸法〔mm〕、
D2は外部導体の内径寸法〔mm〕である。
従つて、機械的寸法であるD1およびD2が異な
つてもZoが同じ値になつていれば機械的な寸法
が異なる線路を接続しても信号は反射しない。と
ころが近年の衛星放送の信号の伝送では、伝送す
る信号の周波数が例えば1.5GHz以下と高いため
に、インピーダンスの不整合になつている区間の
長さが無視できなくなり、この不整合区間で信号
が共振して減衰したり、反射が生じたりすること
となる。
つてもZoが同じ値になつていれば機械的な寸法
が異なる線路を接続しても信号は反射しない。と
ころが近年の衛星放送の信号の伝送では、伝送す
る信号の周波数が例えば1.5GHz以下と高いため
に、インピーダンスの不整合になつている区間の
長さが無視できなくなり、この不整合区間で信号
が共振して減衰したり、反射が生じたりすること
となる。
上記従来のFT型コネクタは、第１絶縁体３の
後端部の内外周面にそれぞれに環状切欠溝３ａ，
３ｂを形成し、該切欠溝３ａ，３ｂのそれぞれに
Ｏリング４ａ，４ｂを装着して中心コンタクト２
のピン部２ａ及びコネクタ本体１の内腔壁１ａの
それぞれを弾圧することによつてコネクタ本体１
内の防水が効果的に図られるようにしている反
面、第４図に示すように例えば周波数がほぼ
500MHzで、RL（反射損失）が23.981dBであり、
これをVSWR−RL変換表に基づいて変換する
と、VSWRは約1.135となり、電気的な性能であ
るVSWRの特性が十分でないなどの難点があつ
た。
後端部の内外周面にそれぞれに環状切欠溝３ａ，
３ｂを形成し、該切欠溝３ａ，３ｂのそれぞれに
Ｏリング４ａ，４ｂを装着して中心コンタクト２
のピン部２ａ及びコネクタ本体１の内腔壁１ａの
それぞれを弾圧することによつてコネクタ本体１
内の防水が効果的に図られるようにしている反
面、第４図に示すように例えば周波数がほぼ
500MHzで、RL（反射損失）が23.981dBであり、
これをVSWR−RL変換表に基づいて変換する
と、VSWRは約1.135となり、電気的な性能であ
るVSWRの特性が十分でないなどの難点があつ
た。
本考案は上記の欠点を解消するためになされた
もので、コネクタ本体内の気密性、防水性を十分
確保した上で、地上放送の信号の伝送及び衛星放
送の信号の伝送用のいずれにも使用でき、しかも
広い範囲の周波数帯域で電気的な性能に優れた
FT型コネクタを提供することを目的とする。
もので、コネクタ本体内の気密性、防水性を十分
確保した上で、地上放送の信号の伝送及び衛星放
送の信号の伝送用のいずれにも使用でき、しかも
広い範囲の周波数帯域で電気的な性能に優れた
FT型コネクタを提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案に係るFT型コネクタは、中心コンタク
トのピン部を保持する絶縁体をコネクタ本体に装
填したFT型コネクタにおいて、前記絶縁体を装
填した部位のコネクタ本体の内周壁に環状凹溝を
形成し、該環状凹溝にコネクタ本体の内腔壁及び
絶縁体の外周面をそれぞれ弾圧する弾性部材を装
着してなるものである。
トのピン部を保持する絶縁体をコネクタ本体に装
填したFT型コネクタにおいて、前記絶縁体を装
填した部位のコネクタ本体の内周壁に環状凹溝を
形成し、該環状凹溝にコネクタ本体の内腔壁及び
絶縁体の外周面をそれぞれ弾圧する弾性部材を装
着してなるものである。
〈作用〉
上記構成のFT型コネクタは、中心コンタクト
の導体受入部をケーブルの内部導体に、中心コン
タクトのピン部を分配器などの機器にそれぞれ接
続される。しかして、コネクタ内での特性インピ
ーダンスの不整合の区間の長さが最小限に押えら
れる。
の導体受入部をケーブルの内部導体に、中心コン
タクトのピン部を分配器などの機器にそれぞれ接
続される。しかして、コネクタ内での特性インピ
ーダンスの不整合の区間の長さが最小限に押えら
れる。
〈実施例〉
以下、本考案の一実施例を第１図Ａ，Ｂに示す
図面により説明する。なお従来例と同一部材には
同一の符号を使用する。
図面により説明する。なお従来例と同一部材には
同一の符号を使用する。
１はコネクタ本体、１ａはコネクタ本体１内の
中心コンタクト２の保持側に形成した内腔壁、１
ｃは内腔壁１ａのうちの先端部側の後述する第１
絶縁体３相当部位に形成した環状凹溝をそれぞれ
示す。この環状凹溝１ｃには、コネクタ本体１の
内腔壁１ａ及び第１絶縁体３の外周面をそれぞれ
弾圧する如くＯリング等の弾性部材８が装着され
ている。内腔壁１ａ内には先端部側から後端部側
に向けて互いに当接してそれぞれが同一外径で、
比誘電率のよいテフロンなどからなる第１絶縁体
３、第２絶縁体５および第３絶縁体６が順次装填
されている。第１絶縁体３はコネクタ本体１から
抜け出ないように先端部でカシメ止めされてい
る。第１絶縁体３のピン部挿通孔３ａ及び後端面
３ｂ側に環状切欠部３ｃを形成し、ここにピン部
２ａを弾圧するＯリング等の弾性部材９を装着す
る。中心コンタクト２はコネクタ本体１から一部
突出するピン部２ａとケーブル（図示せず）の内
部導体を挿入する導体受入部２ｂとよりなる。第
２絶縁体５は第１絶縁体３と第３絶縁体６に挾ま
れており、ピン部２ａの基部側にピン挿通孔５ａ
を介して装着されている。第３絶縁体６は導体受
入部２ｂの一部を保持する如く該導体受入部２ｂ
の外側に位置している。図中、１ｄはコネクタ本
体１の外周面の先端部側の接続螺子１ｅと、これ
に隣接する環状凹溝１ｂの終端部前端側面１ｆに
形成した環状凹溝を示す。この環状凹溝１ｄにＯ
リング１０が装着されている。
中心コンタクト２の保持側に形成した内腔壁、１
ｃは内腔壁１ａのうちの先端部側の後述する第１
絶縁体３相当部位に形成した環状凹溝をそれぞれ
示す。この環状凹溝１ｃには、コネクタ本体１の
内腔壁１ａ及び第１絶縁体３の外周面をそれぞれ
弾圧する如くＯリング等の弾性部材８が装着され
ている。内腔壁１ａ内には先端部側から後端部側
に向けて互いに当接してそれぞれが同一外径で、
比誘電率のよいテフロンなどからなる第１絶縁体
３、第２絶縁体５および第３絶縁体６が順次装填
されている。第１絶縁体３はコネクタ本体１から
抜け出ないように先端部でカシメ止めされてい
る。第１絶縁体３のピン部挿通孔３ａ及び後端面
３ｂ側に環状切欠部３ｃを形成し、ここにピン部
２ａを弾圧するＯリング等の弾性部材９を装着す
る。中心コンタクト２はコネクタ本体１から一部
突出するピン部２ａとケーブル（図示せず）の内
部導体を挿入する導体受入部２ｂとよりなる。第
２絶縁体５は第１絶縁体３と第３絶縁体６に挾ま
れており、ピン部２ａの基部側にピン挿通孔５ａ
を介して装着されている。第３絶縁体６は導体受
入部２ｂの一部を保持する如く該導体受入部２ｂ
の外側に位置している。図中、１ｄはコネクタ本
体１の外周面の先端部側の接続螺子１ｅと、これ
に隣接する環状凹溝１ｂの終端部前端側面１ｆに
形成した環状凹溝を示す。この環状凹溝１ｄにＯ
リング１０が装着されている。
上記構成のFT型コネクタについて、周波数０
〜1500MHzの範囲で、RL（反射損失）を測定した
ところ、第２図に示す通りであつた。500MHz付
近でRLは46.064dBとなり、これをVSWR−RL
変換表に基いて変換すると、VSWRは1.010とな
り、電気的性能が著しく向上していることが判つ
た。
〜1500MHzの範囲で、RL（反射損失）を測定した
ところ、第２図に示す通りであつた。500MHz付
近でRLは46.064dBとなり、これをVSWR−RL
変換表に基いて変換すると、VSWRは1.010とな
り、電気的性能が著しく向上していることが判つ
た。
〈考案の効果〉
この考案は上記の説明から判るように、コネク
タ本体に装填した中心コンタクト保持用の絶縁体
を同一外径に形成し、該コネクタ本体の内腔壁に
形成した環状凹溝に弾性部材を装着してコネクタ
本体の内腔壁及び絶縁体の外周面をそれぞれ弾圧
する構成としたので、コネクタ本体内の気密性及
び防水性が十分に図られるだけでなく、広い範囲
の周波数帯域で電気的な性能に優れている結果、
地上放送の信号の伝送及び衛星放送の信号の伝送
用のいずれにも使用できるという顕著な効果を奏
する。
タ本体に装填した中心コンタクト保持用の絶縁体
を同一外径に形成し、該コネクタ本体の内腔壁に
形成した環状凹溝に弾性部材を装着してコネクタ
本体の内腔壁及び絶縁体の外周面をそれぞれ弾圧
する構成としたので、コネクタ本体内の気密性及
び防水性が十分に図られるだけでなく、広い範囲
の周波数帯域で電気的な性能に優れている結果、
地上放送の信号の伝送及び衛星放送の信号の伝送
用のいずれにも使用できるという顕著な効果を奏
する。
第１図ａは本考案の一実施例を示す断面図、第
１図ｂはその側面図、第２図は本考案品と従来品
の反射損失を示す特性図、第３図ａは従来例の断
面図、第３図ｂはその側面図である。 １……コネクタ本体、１ａ……内腔壁、１ｃ…
…環状凹溝、２……中心コンタクト、２ａ……ピ
ン部、３……第１絶縁体、８……弾性部材。
１図ｂはその側面図、第２図は本考案品と従来品
の反射損失を示す特性図、第３図ａは従来例の断
面図、第３図ｂはその側面図である。 １……コネクタ本体、１ａ……内腔壁、１ｃ…
…環状凹溝、２……中心コンタクト、２ａ……ピ
ン部、３……第１絶縁体、８……弾性部材。
Claims (1)
- 中心コンタクトのピン部を中心部に保持した絶
縁体を、コネクタ本体の内腔に嵌合させたFT型
コネクタにおいて、前記内腔の前記絶縁体と密接
する周面に環状凹溝を刻設して環状の弾性部材を
嵌装することによりコネクタ本体と絶縁体間のシ
ールをすると共に、インピーダンス不整合を解消
して地上放送用と周波数1.2Hz以下の衛星放送用
の共用としたことを特徴とするFT型コネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986125463U JPH033989Y2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986125463U JPH033989Y2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6332488U JPS6332488U (ja) | 1988-03-02 |
| JPH033989Y2 true JPH033989Y2 (ja) | 1991-01-31 |
Family
ID=31018388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986125463U Expired JPH033989Y2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH033989Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4951665B2 (ja) * | 2009-11-04 | 2012-06-13 | 株式会社七星科学研究所 | コネクタ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59184483U (ja) * | 1983-05-17 | 1984-12-07 | 株式会社エヌエイチケイアイテック | サージ吸収同軸コネクタ |
-
1986
- 1986-08-19 JP JP1986125463U patent/JPH033989Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6332488U (ja) | 1988-03-02 |
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