JP2997806B2 - 同軸コネクタ - Google Patents
同軸コネクタInfo
- Publication number
- JP2997806B2 JP2997806B2 JP1116493A JP11649389A JP2997806B2 JP 2997806 B2 JP2997806 B2 JP 2997806B2 JP 1116493 A JP1116493 A JP 1116493A JP 11649389 A JP11649389 A JP 11649389A JP 2997806 B2 JP2997806 B2 JP 2997806B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- pin contact
- socket hole
- coaxial connector
- center conductor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (利用分野) 本発明は、同軸ケーブルの接続に用いられる同軸コネ
クタに係り、特には、その中心導体の接続部の構造に関
する。
クタに係り、特には、その中心導体の接続部の構造に関
する。
(従来技術) 従来の同軸コネクタは、その中心導体部分が、第5図
に示すように、ジャック側の中心導体01の先端01aにソ
ケット孔02を形成する一方、プラグ側の中心導体03の先
端にピンコンタト03aを形成したもので、ピンコンタト0
3aがソケット孔01aに嵌入されるようになっている。
に示すように、ジャック側の中心導体01の先端01aにソ
ケット孔02を形成する一方、プラグ側の中心導体03の先
端にピンコンタト03aを形成したもので、ピンコンタト0
3aがソケット孔01aに嵌入されるようになっている。
ここで、ジャック側の中心導体01の先端部(ソケット
部)01aは、ソケット孔02内にピンコンタト03aを接触保
持するよう、割り溝を介して絞り変形させた状態で、ば
ね性をもたせてある。
部)01aは、ソケット孔02内にピンコンタト03aを接触保
持するよう、割り溝を介して絞り変形させた状態で、ば
ね性をもたせてある。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、従来の同軸コネクタにおいては、ジャ
ック側の中心導体01のソケット部01aが先細に絞られて
いるので、中心導体01,03どうしを接続した状態では、
その差込み接続部に段落部分Aが形成されることにな
り、この段落部分Aの存在により特性インピーダンスが
変化する。
ック側の中心導体01のソケット部01aが先細に絞られて
いるので、中心導体01,03どうしを接続した状態では、
その差込み接続部に段落部分Aが形成されることにな
り、この段落部分Aの存在により特性インピーダンスが
変化する。
そこで、改善策として、上記従来技術では、ソケット
部に外筒を装着することで、径変化を少なくする手段が
とられているが、部品の追加による構造の複雑化、及び
コスト増大を招くものとなっていた。
部に外筒を装着することで、径変化を少なくする手段が
とられているが、部品の追加による構造の複雑化、及び
コスト増大を招くものとなっていた。
本発明は、このような従来の実情に着目してなされた
ものであって、部品を追加することなく、接続部での特
性劣化を防止することができる同軸コネクタを提供する
ことを目的とする。
ものであって、部品を追加することなく、接続部での特
性劣化を防止することができる同軸コネクタを提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明の特徴構成は、ジャ
ック側の中心導体の先端には、周囲部分に割り溝を入れ
て絞り変形加工したソケット孔を有するソケット部を設
ける一方、プラグ側の中心導体の先端には、前記ソケッ
ト孔に内嵌挿入して接触保持するピンコンタクトを設け
た同軸コネクタにおいて、前記ソケット部は、先端側ほ
ど大径のテーパーコーン形状素材を用いて前記ソケット
孔を形成し、その周囲部分は先端側ほど肉厚で、かつ、
前記絞り変形加工により前記ソケット孔の入口内径が前
記ピンコンタクトよりやや小径で奥拡がりとなるように
形成しており、前記ピンコンタクトの内嵌挿入状態にお
ける外径は、前記両中心導体の外径にほぼ一致している
ようにした点にある。
ック側の中心導体の先端には、周囲部分に割り溝を入れ
て絞り変形加工したソケット孔を有するソケット部を設
ける一方、プラグ側の中心導体の先端には、前記ソケッ
ト孔に内嵌挿入して接触保持するピンコンタクトを設け
た同軸コネクタにおいて、前記ソケット部は、先端側ほ
ど大径のテーパーコーン形状素材を用いて前記ソケット
孔を形成し、その周囲部分は先端側ほど肉厚で、かつ、
前記絞り変形加工により前記ソケット孔の入口内径が前
記ピンコンタクトよりやや小径で奥拡がりとなるように
形成しており、前記ピンコンタクトの内嵌挿入状態にお
ける外径は、前記両中心導体の外径にほぼ一致している
ようにした点にある。
(作用) 上記構成によると、中心導体どうしを接続した状態に
おいては、その接続部での外径変化がほとんど生じない
ものとなり、特性インピーダンスの変化が防止される。
おいては、その接続部での外径変化がほとんど生じない
ものとなり、特性インピーダンスの変化が防止される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る同軸コネクタの接続状態を示す
断面図、第2図はその分離状態を示す断面図である。
断面図、第2図はその分離状態を示す断面図である。
図において、1はジャック、2はこのジャック1に嵌
入結合されるプラグであって、それぞれ筒状の外導体3,
4と、その中心に絶縁体5,6を介して挿通支持された中実
軸状の中心導体7,8とからなり、外導体3,4どうし、及び
中心導体7,8どうしが差込み接続されて電気的に導通さ
れるようになっている。
入結合されるプラグであって、それぞれ筒状の外導体3,
4と、その中心に絶縁体5,6を介して挿通支持された中実
軸状の中心導体7,8とからなり、外導体3,4どうし、及び
中心導体7,8どうしが差込み接続されて電気的に導通さ
れるようになっている。
ジャック側の外導体3の内周には、プラグ側の外導体
4の先端部が内嵌される。
4の先端部が内嵌される。
また、ジャック側の中心導体7の先端ソケット部7aに
は、割り溝入りのソケット孔10が形成され、他方の中心
導体8の先端に形成されたピンコンタト8aが、このソケ
ット孔10に内嵌挿入される。
は、割り溝入りのソケット孔10が形成され、他方の中心
導体8の先端に形成されたピンコンタト8aが、このソケ
ット孔10に内嵌挿入される。
前記ソケット孔10は、その周囲部分の先端がピンコン
タクト8aの根元部で接触するように、奥拡がり形状に構
成され、かつ、ソケット孔10の周囲部分を先端ほど肉厚
にすることで、該ソケット孔10にプラグ側のピンコンタ
クト8aを挿入したとき、ソケット部7a先端の外径が中心
導体7,8の外径とほぼ同一となるようにしている。
タクト8aの根元部で接触するように、奥拡がり形状に構
成され、かつ、ソケット孔10の周囲部分を先端ほど肉厚
にすることで、該ソケット孔10にプラグ側のピンコンタ
クト8aを挿入したとき、ソケット部7a先端の外径が中心
導体7,8の外径とほぼ同一となるようにしている。
第3図は、上記形状のソケット部7aを形成するための
加工手順を示すものである。
加工手順を示すものである。
中心導体7の素材は、同図(a)に示すように、ソケ
ット部7aに該当する部分を予め先端側ほど大径となるテ
ーパーコーン状に形成され、その中心にピンコンタクト
8aよりも若干大径のストレート孔11が穿設される。
ット部7aに該当する部分を予め先端側ほど大径となるテ
ーパーコーン状に形成され、その中心にピンコンタクト
8aよりも若干大径のストレート孔11が穿設される。
次に、同図(b)に示すように、このソケット部7aに
適当本数(実施例では4本)の割り溝12,…を切削形成
し、その後、同図(c)に示すように、ソケット部7aを
中心側に絞り込み変形させるとともに、硬化処理により
ばね性をもたせることで、入口内径がピンコンタト08a
よりやや小径の奥拡がり形状のソケット孔10を有するソ
ケット部7aが得られる。
適当本数(実施例では4本)の割り溝12,…を切削形成
し、その後、同図(c)に示すように、ソケット部7aを
中心側に絞り込み変形させるとともに、硬化処理により
ばね性をもたせることで、入口内径がピンコンタト08a
よりやや小径の奥拡がり形状のソケット孔10を有するソ
ケット部7aが得られる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、中心導体どう
しの接続が外径変化のほとんどない状態で可能となり、
構造の複雑化、コスト増加を招くことなく、接続部での
特性劣化を防止することができた。
しの接続が外径変化のほとんどない状態で可能となり、
構造の複雑化、コスト増加を招くことなく、接続部での
特性劣化を防止することができた。
第1図は本発明の一実施例の接続状態を示す断面図、第
2図は分離状態の断面図、第3図(a)(b)(c)は
ソケット部の加工手順を示す説明図、第4図はソケット
部の斜視図である。 第5図は従来の中心導体部分の一部破断した側面図であ
る。 1……ジャック、3,4……外導体、7,8……中心導体、7a
……ソケット部、10……ソケット孔、8a……ピンコンタ
ト
2図は分離状態の断面図、第3図(a)(b)(c)は
ソケット部の加工手順を示す説明図、第4図はソケット
部の斜視図である。 第5図は従来の中心導体部分の一部破断した側面図であ
る。 1……ジャック、3,4……外導体、7,8……中心導体、7a
……ソケット部、10……ソケット孔、8a……ピンコンタ
ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 17/04 H01R 13/10 - 13/187
Claims (1)
- 【請求項1】ジャック側の中心導体の先端には、周囲部
分に割り溝を入れて絞り変形加工したソケット孔を有す
るソケット部を設ける一方、プラグ側の中心導体の先端
には、前記ソケット孔に内嵌挿入して接触保持するピン
コンタクトを設けた同軸コネクタにおいて、 前記ソケット部は、先端側ほど大径のテーパーコーン形
状素材を用いて前記ソケット孔を形成し、その周囲部分
は先端側ほど肉厚で、かつ、前記絞り変形加工により前
記ソケット孔の入口内径が前記ピンコンタクトよりやや
小径で奥拡がりとなるように形成しており、前記ピンコ
ンタクトの内嵌挿入状態における外径は、前記両中心導
体の外径にほぼ一致していることを特徴とする同軸コネ
クタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1116493A JP2997806B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 同軸コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1116493A JP2997806B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 同軸コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02295081A JPH02295081A (ja) | 1990-12-05 |
JP2997806B2 true JP2997806B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=14688497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1116493A Expired - Lifetime JP2997806B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 同軸コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997806B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010025853A (ko) * | 1999-09-01 | 2001-04-06 | 윤기화 | 콘넥터의 나사부와 와이어 연결방법 |
JP2007323865A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Sumitomo Metal Electronics Devices Inc | 同軸コネクタとそれを用いた半導体素子収納用パッケージとこれらに接続される同軸アダプタ |
JP2008123913A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 内導体端子及び同軸コネクタ |
JP6439555B2 (ja) * | 2015-04-06 | 2018-12-19 | 富士通株式会社 | 同軸コネクタ |
-
1989
- 1989-05-09 JP JP1116493A patent/JP2997806B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02295081A (ja) | 1990-12-05 |
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