JPH0215268A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0215268A
JPH0215268A JP16508888A JP16508888A JPH0215268A JP H0215268 A JPH0215268 A JP H0215268A JP 16508888 A JP16508888 A JP 16508888A JP 16508888 A JP16508888 A JP 16508888A JP H0215268 A JPH0215268 A JP H0215268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molecular weight
pvcz
resin composition
photosensitive resin
stabilizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16508888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2567272B2 (ja
Inventor
Yoko Yoshinaga
吉永 曜子
Nobuo Kushibiki
信男 櫛引
Tetsuo Kuwayama
桑山 哲郎
Naosato Taniguchi
尚郷 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP63165088A priority Critical patent/JP2567272B2/ja
Priority to EP19890112206 priority patent/EP0349982B1/en
Priority to DE1989618768 priority patent/DE68918768T2/de
Publication of JPH0215268A publication Critical patent/JPH0215268A/ja
Priority to US08/008,840 priority patent/US5240795A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2567272B2 publication Critical patent/JP2567272B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感光性樹脂組成物に関し、更に詳しくは体積位
相型ホログラム記録媒体用の材料として有用な高分子量
及び分子量分布の狭いポリ(N−ビニルカルバゾール)
(以下PVCzと略称する)を含む感光性樹脂組成物に
関する。
(従来の技術) 従来、体積位相型ホログラムが新しい光学素子と云われ
て久しく、近年、例えば、ヘッドアップデイスプレィの
結合素子としての有用性が注目され、その地位を確立し
つつある。
従来、高性能の体積位相型ホログラムを記録し得る記録
媒体としては、重クロム酸で増感したゼラチンが広く知
られ且つ用いられている。
この重クロム酸ゼラチン系記録媒体は、確かに高性能ホ
ログラムを記録し得るという点ては優れた記録媒体であ
るが、耐熱性や耐環境性、特に耐湿性に劣り、吸湿によ
って容易に記録が失われるという問題がある。そのため
、ホログラムを防湿性にするために十分な対策が要求さ
れ、例えば、レーザーから眼を保護するためのレーザー
保護眼鏡、自動車用ヘッドアップデイスプレィ装置等に
応用する場合には、ホログラムをガラス板や各種シーラ
ントで密封することが必要となり、加工性、安全性、重
量等の点から実用上の難点があった。
上記の如き重クロム酸ゼラチン系記録媒体の欠点を解決
するために、新たな記録媒体としてpvCz等の如く芳
香族化合物を分子鎖構成単位とするポリマーに沃素化合
物を増感剤として用いるホログラム作成技術が提案され
ている(例えば、特公昭62−14831号公報参照)
。更にこれらを改良して高性能ホログラムを得る技術も
提案されている(例えば、特開昭54−101343号
公報参照)。
(発明が解決しようとしている問題点)上記のPVCz
系記録媒体は耐湿性、耐光性等に著しく優れた体積位相
型ホログラムを与えることができる。しかしながら、前
記重クロム酸ゼラチン系記録媒体においては99.9%
の回折効率を有し、且つ90%以上の透過率を有する体
積位相型ホログラムが作成されているのに対して、上記
PVCz系記録媒体の場合には通常90%、改良された
としても98%程度の最大回折効率を達成したに過ぎず
、しかも常に安定した性能が得られる訳でもなく生産性
にも問題がある。
又、PVCz系の記録媒体の場合には、重クロム酸ゼラ
チン系記録媒体に比較して、このPVCZの性質に由来
してホログラム現像時に細かいヒビ割れがホログラムに
全体的に発生し易く、透過率が低下する傾向がある。特
に回折ピーク幅が狭いタイプのブラック格子像を形成さ
せる時は、記録媒体の厚さも理論的に示唆される如く必
然的に厚Xなるため、上記のヒビ割れの問題が一層顕著
になり、全体の透過率が低下するという問題がある。
又、PVCz系記録媒体に記録した体積位相型ホログラ
ムを長時間高温(ガラス転移点以下の温度であっても)
にさらされると、回折光ピークが非可逆的に短波長側に
シフトする傾向が認られ、特定光に対して回折光の波長
を合致させるべく、熱履歴に伴うピークのシフトを設計
上予め考慮しなければならないという困難もある。
本発明者等は上記問題を解決する手段として高分子量且
つ分子量分布の狭いPVCzを以前に提案した。
この様な高分子量PVCzを用いて記録媒体を作成する
に当っては、フィルム化の為にPVCzを有機溶剤に溶
解し、増感剤を添加して感光性にする必要があるが、こ
の様に増感した溶液は例え暗所に保存しておいても容易
に暗反応が生じて増粘し使用不能になることが多い。
その為、フィルム化の都度感光液を調製すると、生産性
が悪く、又、その都度調製する感光液間で微妙なロット
差が生じ、更に時間の経過とともに増粘するので、フィ
ルムの形成において流動性が変化し流れにむらが生じて
膜厚に不均一が生じるという問題が生じた。ホログラム
においては、膜の均一性が10%以下であることが要求
され、膜の不均一性は単に回折効率の差異のみならず、
回折ピークの半値幅にも影響するため、ホログラムの質
的低下も生じる。
従って本発明の目的は、フィルム化に当り取扱い可能で
且つ均一な膜厚のフィルムを提供てき、安定に保存可能
なPVCz含有感光性樹脂組成物を提供することである
(問題点を解決するための手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は、重量平均分子量が100万以上で
あり、且つその分子量分布が3以下であるポリ(N−ビ
ニルカルバゾール)、増感剤及び安定剤を有機溶剤中に
含み、20℃における粘度が50乃至5,0OOcps
の範囲にあることを特徴とする感光性樹脂組成物である
(作  用) 重量平均分子量が100万以上であり、且つその分子量
分布が3以下であるポリ(N−ビニルカルバゾール)を
ホログラム記録媒体の形成材料として使用することによ
って、高回折効率、高透明性、低ヘイズ、回折ピーク波
長のシフトが抑制された体積位相型ホログラムが高い生
産性で提供され、従来技術の問題が解決される。
これに対して従来ホログラム記録媒体として使用されて
いたPVCzは、ポリスチレン換算の重量平均分子量が
高くても70乃至95万であり、その分子量分布は4,
5乃至5.5の広がりを有するものであり、このような
重量平均分子量及び分子量分布を有するが故に前記様々
の問題を生じるものであった。
又、上記PVCzの溶液化に当っては増感剤及び安定剤
を同時に添加して感光液を調製することにより、保存安
定性を高めることができる。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
本発明におけるPVCzはN−ビニルカルバゾールの重
合によフて得られるものであり、通常の方法によって得
られるPVCz或いは市場から人手できるPVCzは前
述の如き重量平均分子量及び分子量分布を有しているの
で、これらの従来のPVCzを精製、例えば、溶媒によ
る分子量分別によって精製し、低分子量分を除去するこ
とによって本発明の目的たる特定の重量平均分子量と分
子量分布とを有するPVCzを得ることができる。
尚、本発明で云う重量平均分子量とは、ポリスチレン換
算分子量であり、テトラヒドロフランを溶媒とし、カラ
ム温度27℃でゲルパーミエーションクaマドグラフ(
Gel Permeation Chrromatog
raph)により求めた値である(用いたカラムは、シ
ョウデックスKF−807、KF80M 、排除限界2
×108、3X]0’を連結し、 2×107乃至1.
2×103までのポリスチレンを標準として較正しであ
る)。
分子量の分別は、PVCzに対して溶解性の異なる種々
の溶媒を用いる方法や濃度を変える方法等従来公知のい
ずれの分別方法を用いてもよい。
1例としてPVCzに対する良溶媒と貧又は非溶媒の混
合比を変化させ、PVCzに対する混合溶媒の溶解性を
変化させて分別を行い低分子量を除去した。
分子量分別において、PVCzに対する良溶媒としては
、例えば、ピリジン、キノリン及びこれらの誘導体、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン等の環状エーテル、ベン
ゼン、トルエン、キシレン(オルト体、メタ体、パラ体
及びそれらの混合物)、エチルベンゼン、n−プロピル
ベンゼン、クメン、フェノール、クレゾール、クロルベ
ンゼン、ジクロルベンゼン、ニトロベンゼン、ベンジル
アルコール、ベンジルクロライド、ベンジルブロマイド
、α−メチルナフタリン、α−クロルナフタリン等のベ
ンゼン及びナフタリンの誘導体、ビラン、ジクロルメタ
ン、クロロホルム、トリクロルエチレン、トリクロルエ
タン、ジクロルエタン、ブロモホルム等のハロゲン置換
の飽和又は不飽和の炭化水素、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等
のケトン類、酢酸エチル、蟻酸エチル等のエステル類、
その他のアミン類、アミド類等が挙げられ、これらの中
から適当なものを選択又は組合せて使用する。
又、分子量分別に使用する非又は貧溶媒とじては、例え
ば、n−ペンタン、n−ヘキサン、nヘプタン、n−オ
クタン、イソオクタン、シクロヘキサン等のアルカン、
シクロアルカン類、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール
、n−ブチルアルコール、tart−ブチルアルコール
、n−アミルアルコール、イソアミルアルコール等のア
ルコール類、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル
、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類等が挙げられ
、これらから適当なものを選択又は組合せて使用する。
以上の如き良溶媒と貧溶媒とを、その混合物を昇温した
時にPVCzを十分に溶解し、これを冷却した時に高分
子量範囲のPVCzが析出する比率に混合して特製溶媒
とし、この中にPVCzを加熱溶解し、次いで冷却する
。この時高分子量分のPVCzは析出し、低分子量分は
溶解状態にあるので溶液相を分離することにより、重量
平均分子量が100万以上のPVCzに富んだものが得
られ、これらの操作を、必要に応じて溶媒の種類、混合
比等を変化させて行うことにより、低分子量PVCzの
含有量が少なく且つ分子量分布の狭いPVCzが得られ
る。
本発明者の詳細な研究によれば、精製PVCzの重量平
均分子量が100万以上であり、且つその分子量分布が
3以下である時に、これを体積位相型ホログラム記録媒
体として用いることにより、前述の如き種々の問題が有
利に解決されることを見い出した。特に、分子量分布が
2以下であるもの、重量平均分子量が20万以下のPV
Czの含有量が1重量%以下であるもの、更に100万
以上の重量平均分子量のPVCzが全ポリマーの50重
量%以上を占めるものが更に本発明の目的を有利に達成
することができる。
以上本発明のPVCzを得るための分別方法の1例を説
明したが、本発明のPVCzは上記分別方法以外の任意
の精製方法でも容易に得られることは自明である。
上記特定の重量平均分子量及び分子量分布のPVCz含
有感光性樹脂組成物は、前記PVCz、増感剤及び安定
剤をPVCzの良溶媒に溶解することによって得られる
が、得られる溶液粘度を20℃て50乃至5,000c
ps、好ましくは300乃至2,000cpsの範囲に
する。これらの粘度は使用する有機溶剤の種類によって
異なるが、例えば、有機溶剤に加えるPVCzの量を有
機溶剤100mfi当り約2乃至14g程度の割合とす
ることが好ましい。又、塗工性の点からは2.0OOc
ps迄の粘度が好ましいので、これ以上の粘度の場合に
は適当な溶剤て希釈して適当な粘度に低下させて使用す
るのが好ましい。
又、有機溶剤として高沸点のものを用いるとフィルム形
成時の溶剤の蒸発が遅く、蒸発に高温を要し、膜中に気
泡が生じたりして好ましくない。
従って、有機溶剤としては、例えば、50乃至150℃
程度の沸点のものを選択するのが好ましい。
PVCzに対する溶解性及び沸点等を考慮すると、好ま
しい有機溶剤は、前記良溶媒の中で、ベンゼン、キシレ
ン、クロルベンゼン、タロロホルム、ジクロルエタン、
ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、ピリジン、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン或いはこれらの混合物が
挙げられる。
PVCzの溶解はPVCzを有機溶剤中に入れて必要に
応じて加熱し、濾過して不溶分を除き放置して気泡を除
去する等の通常の溶解操作でよく特に限定されない。
又、上記溶液に添加する増感剤として、pvCzは40
0nmより長波長側には光吸収帯を有していないので、
ホログラム記録媒体として用いる時には、予めハロゲン
化合物、好ましくは沃素化合物及び/又は臭素化合物に
よって輻射線に対して活性にされている必要がある。
かかるハロゲン化合物は、PVCz中に共存して、可視
波長域にも充分な感度を持つ記録層を構成するものであ
り、好ましいものとして具体的には、四状化炭素、ヨー
ドホルム、四状化エチレン、トリヨードエタン、テトラ
ヨードエタン、ペンタヨードエタン、ヘキサヨードエタ
ン、四臭化炭素、四臭化エチレン等の沃素化合物及び臭
素化金物が挙げられる。これらのハロゲン化合物は前記
PVCzに対して、例えば、その1乃至0.5の重量比
で添加する。
以上の如きハロゲン化合物の添加量が少なすぎると得ら
れる記録媒体の感度が低く、露光に長時間を要するので
好ましくなく、又、重量比で1を越えて使用すると、記
録媒体中に未分解のハロゲン化合物が残り、後にこれら
を全部除去する必要があるため、記録媒体中にボイドを
生じる要因となるので好ましくない。
又、上記溶液に添加する安定剤は溶液中のpvCzの反
応を抑制し、溶液の増粘を防止する作用を有するもので
あり、例えば、ベンゾフェノン系、トリアゾール系、キ
ノン系、ハイドロキノン系、ジフェニルビクリルヒドラ
ジル系等の公知の安定剤がいずれも使用でき、更に具体
的に好ましいものとしては、チオベンゾフェノン、フロ
ラニル、クロラニル、ブロマニル、ジクロルジシアノキ
ノン、ジフェニルピクリルヒドラジル等が挙げられる。
これらの安定剤は使用する安定剤の種類によって−概に
は特定できないが、−数的にはPVCzlOO重量部当
り約0.1乃至5重量部の範囲である。
更に本発明においては記録媒体の作成に際して可塑剤は
用いない方がよく、例えば、可塑剤を混合すると、現像
時の膨潤・収縮工程において、溶出されずに残った可塑
剤はPVCzと同様に膨潤・収縮作用を受けねばならな
いし、又、収縮後は記録媒体中にブラッグ条件を満たす
屈折率の変調以外の屈折率分布が生じる恐れがあるため
である。勿論上記の如き不都合を生じない範囲において
は必ずしも使用できないと云うことではない。
上記本発明の感光性樹脂組成物の用途の1例としてホロ
グラム記録に用いる場合を説明する。
本発明の感光性樹脂組成物からなる記録媒体は、上述の
感光性樹脂組成物の粘度を適当に調整し、これをガラス
板やプラスチックフィルムの如き適当な基材上に塗膜を
形成することによって得られる。
以上の如くして形成した記録媒体に560nm迄のコビ
ーレントな可視光である物体光と参照光の2光束の可干
渉性レーザーを用いて第1図示の如き光学系で露光を行
う。
露光工程に続いて、記録層を構成しているpvCzは勿
論のこと、光反応により生成するPVCzの架橋物を殆
ど溶出させることのない溶媒中に浸漬して、記録層中か
ら未反応のハロゲン化合物のみをほぼ完全に溶出除去し
て着色を除く。
尚、この工程は下記の膨潤工程を兼ねることができる。
次いで行う現像工程は膨潤工程及び収縮工程の2ステツ
プからなり、例えば、特公昭62−014831号公報
に記載された方法と同様にして行うことができる。
上記で得られるホログラムフィルムは基板に接着したま
まで使用できることは当然であり、更に本発明において
使用したPVCzは高分子量であることから、基板から
剥離した状態でも十分な強度を有するので、基板から剥
離したホログラムフィルムとしても十分に各種用途で使
用可能であ(効 果) 以上の如き特定の重量平均分子量及び分子量分布を有し
、特定範囲の粘度を有する本発明の感光性樹脂組成物を
用いることによって3乃至20μmの厚みで均一膜厚の
ホログラム記録層が形成される。又、安定剤を含むこと
によって増粘を防止でき長期間保存後であっても均一な
膜厚のホログラム記録層を形成することができる。
又、上記のホログラム記録層を用いて得られた体積位相
型ホログラムは、従来のPVCzを用いた体積位相型ホ
ログラムの最大回折効率が98%であるのに対して99
.9%にまで向上しており、透過率は600nmにおい
て80%であったものが92%に、ヘイズは10μmの
厚みで12%であ′ったものが2%以下に夫々改善され
、更に140℃2時間放置後に20nmブルーシフトし
たものがlnm以内のシフトであった。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。
実施例I PVCz (ルビカンM−170、BASF社製)30
gをジオキサン/イソプロピルアルコール混合液(重量
比100/40)600mILに加え、80℃に加温し
て溶解し、均一になった後、25℃に冷却した。
沈澱したP V、Czをデカンテーションで分離し、分
離したPVCzをジオキサン/イソプロピルアルコール
混合液(重量比100/40)200mfiに加え攪拌
してポリマーを洗浄して精製PVCzを得た。
上記サンプルの一部をテトラヒドロフランに溶解し、カ
ラム温度27℃でゲルパーミェーションクロマトグラフ
を用い、カラムはショウデツクス(shodex、昭和
電工■)KF−807、KF80Mを接続し、ポリスチ
レンを基準にして重量平均分子量及び分子量分布を求め
たところ、下記の通ってあった。
重量平均分子量          143万分子量分
布            1.73分子量20万以下
のPVCzの含有量 0.3重量% 分子量100万以上のPVCzの含有量52重量% このサンプル5.2g、四状化炭素0.402g及び4
,4′−テトラメチルジアミノチオベンゾフェノン0.
21gをクロルベンゼン120mLLに加え、暗所にて
攪拌溶解して完全に溶解して本発明の感光性樹脂組成物
を得た。
コノ溶液を25℃でE型粘度計(VIS(:0NICE
D、東京計器■製)で3°コーンを使用して経時的に測
定したところ第2図の結果が得られた。
実施例2 実施例1において精製溶剤として、ジオキサン/イソプ
ロピルアルコール混合液(重量比100/30)を使用
し、他は実施例1と同様にして下記の結果を得た。
重量平均分子量          159万分子量分
布            1,89分子量20万以下
のPVCzの含有量 62重量% 分子量100万以上のPVCzの含有量0.1重量% このサンプル5.2g、四状化炭素0.402g及びジ
フェニルビクリルヒドラジル0.3gをクロルベンゼン
120muに加え攪拌溶解して完全に溶解して本発明の
感光性樹脂組成物を得た。
コノ溶液を25℃でE型粘度計(VISCONICED
、東京計器■製)て3°コーンを使用して経時的に測定
したところ第2図の結果が得られた。
実施例3 実施例1において精製溶剤として、ピリジン/メチルア
ルコール混合液(重量比100/70)を使用し、他は
実施例1と同様にして下記の結果を得た。
重量平均分子量          141万分子量分
布            2.40分子量20万以下
のPVCzの含有量 069重量% 分子量100万以上のPVCzの含有量58重量% このサンプル5,2g、四状化炭素0.402g及びク
ロラニル0.19gをクロルベンゼン120mf1.に
加え攪拌溶解して完全に溶解して本発明の感光性樹脂組
成物を得た。
コノ溶液を25℃でE型粘度計(VISGONICED
、東京計器■製)で3°コーンを使用して経時的に測定
したところ第2図の結果が得られた。
使用例1 上記実施例1の感光性樹脂組成物を、洗浄したガラス板
上にスピナー(ミカサIM)を用いて塗工及び乾燥して
7.2μmの記録層を形成した。
この記録層の厚みの均一性を、分光光度計でモニター波
長350nmを用い5mmφの穴をあけたマスクを用い
て測定したところ、厚み変化が0.5μm以内であった
この記録層をArレーザー(488nm)を用いる第1
図に示した光学系で露光してホログラムを記録した。
露光後、35℃のトルエンに2分間、35℃のキシレン
に2分間浸漬し、更に20℃のへブタンに2分間浸漬処
理後乾燥させて体積位相型ホログラムを得た。
上記ホログラムの反射回折効率を反射分光光度計(日立
u−3400)で測定したところ、518nmの光で最
大反射回折効率99%を示し、又、600nmの光での
透過率は87%を示し、更にヘイズ(全ヘイズ値)はJ
ISK7105に基づきヘイズメーター(日本重色■製
)で測定したところ1.7%であった。
次に窒素雰囲気中140℃に約5時間保持後、ホログラ
ムの特性を前記光学系で測定したところ、最大回折効率
のピークシフトは認められず、且つ最大回折効率及びヘ
イズ値の変化は全く認められなかった。
使用例2 上記使用例1の感光性樹脂組成物に代えて実施例2の感
光性樹脂組成物を使用したことを除き、使用例1と同様
にして記録層を形成し同様に露光及び現像を行って得た
体積位相型ホログラムの反射回折効率は99.9%、透
過率は92%、ヘイズは1.6%であり、特に記録層の
膜厚な50%増加させたにも拘らずヘイズは同等であっ
た。
又、加熱保存試験においても使用例1と同様の結果が得
られた。
比較例1 実施例1における精製前のPVCz (ルビカンM−1
70)を用いて、他は使用例1と同様にして記録層の形
成、露光及び現像を行って比較例の体積位相型ホログラ
ムを得た。このホログラムを使用例1と同様に測定した
ところ、回折効率は僅か4%であり、透過率は68%と
悪く明らかに白濁しており、ヘイズ値は測定する必要が
無かった。又、使用例1と同様な加熱試験後は回折が全
く失われていた。
又、上記において現像条件を20℃のトルエン中に2分
間、25℃のキシレン中に2分間浸漬し、次いで20℃
のへブタン中に2分間浸漬し、現像を低温で行ったとこ
ろ、回折効率は12%で透過率は77%であり、140
℃で5時間の加熱試験後には回折効率性が消失した。
上記の精製前のPVCzを実施例1と同一条件て測定し
たところ、重量平均分子量は92万であり、分子量分布
は5.4であフだ。
比較例2 実施例1における精製PVCzに代えて未精製のPVC
z (ツビコール210 SP、亜南香料■製)2.5
gを使用し、他は使用例1と同様にして記録層の形成、
露光及び現像を行って比較例の体積位相型ホログラムを
得た。このホログラムも最大回折効率は23%(520
nm) 、透過率73%及びヘイズ21%であり、又、
140℃5時間の加熱試験後はピーク波長が501nm
にシフトし、最大回折効率は6%に低下した。
上記の精製前のPVCzを実施例1と同一条件で測定し
たところ、重量平均分子量は78万であり、分子量分布
は4.6であった。
比較例3 実施例1において安定剤を使用しなかったことを除いて
同様にして比較例の感光性樹脂組成物を調製し、該溶液
の経時粘度変化を同等に測定して第3図の結果を得た。
5,500cps以上に増粘した溶液は溶剤で希釈して
も均一化が困難で使用困難であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で用いたホログラム記録光学系を示し、
第2図はPVCz溶液の粘度の経時変化を示す。 第 図 時間(hrs。 手続補正書 (自発) 平成 1年 5月29日 特 許庁長宮 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第165088号 2、発明の名称 感光性樹脂組成物 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 〒 146 住 所  東京都大田区下丸子三丁目30番2号名 称
  (100)キャノン株式会社代表者 山路敬三 4、代理人 住 所  東京都千代田区神田佐久間町三丁目27番地
大洋ビル4階401号 (〒 101)5、補正の対象
  図面 6 補正の内容 図面の第2図を別紙の通りに訂正する

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量平均分子量が100万以上であり、且つその
    分子量分布が3以下であるポリ(N−ビニルカルバゾー
    ル)、増感剤及び安定剤を有機溶剤中に含み、20℃に
    おける粘度が50乃至5,000cpsの範囲にあるこ
    とを特徴とする感光性樹脂組成物。
  2. (2)増感剤がハロゲン化炭素である請求項1に記載の
    感光性樹脂組成物。
  3. (3)安定剤がベンゾフェノン、キノン、ハイドロキノ
    ン、ジフェニルビクリルヒドラジル及びそれらの誘導体
    からなる群から選ばれる1種又は複数である請求項1に
    記載の感光性樹脂組成物。
JP63165088A 1988-07-04 1988-07-04 感光性樹脂組成物 Expired - Lifetime JP2567272B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63165088A JP2567272B2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 感光性樹脂組成物
EP19890112206 EP0349982B1 (en) 1988-07-04 1989-07-04 Volume phase type hologram film and photosensitive resin composition employed therefor
DE1989618768 DE68918768T2 (de) 1988-07-04 1989-07-04 Hologrammfilm des Volumenphasentyps und lichtempfindliche, dafür verwendete Harzzusammensetzung.
US08/008,840 US5240795A (en) 1988-07-04 1993-01-25 Volume phase type hologram film and photosensitive resin composition employed therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63165088A JP2567272B2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 感光性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0215268A true JPH0215268A (ja) 1990-01-18
JP2567272B2 JP2567272B2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=15805654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63165088A Expired - Lifetime JP2567272B2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 感光性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2567272B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5422204A (en) * 1991-07-19 1995-06-06 Canon Kabushiki Kaisha Photo-crosslinkable resin composition and hologram recording medium
WO2018043593A1 (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 ソニー株式会社 ホログラム記録用感光性組成物、ホログラム記録媒体及びホログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5422204A (en) * 1991-07-19 1995-06-06 Canon Kabushiki Kaisha Photo-crosslinkable resin composition and hologram recording medium
WO2018043593A1 (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 ソニー株式会社 ホログラム記録用感光性組成物、ホログラム記録媒体及びホログラム
JPWO2018043593A1 (ja) * 2016-08-30 2019-06-24 ソニー株式会社 ホログラム記録用感光性組成物、ホログラム記録媒体及びホログラム
US11427656B2 (en) 2016-08-30 2022-08-30 Sony Corporation Photosensitive composition for hologram recording, hologram recording medium, and hologram

Also Published As

Publication number Publication date
JP2567272B2 (ja) 1996-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060033861A1 (en) Optical device
JPS62181365A (ja) 被膜、フイルム及びシ−トとしてのポリシクロオレフイン
BE897871A (fr) Composition appropriee pour produire une pellicule polymere ayant une reponse optique fixe pellicule polymere obtenue et son procede d'obtention
EP0523715B1 (en) Photo-crosslinkable resin composition, hologram recording medium, and hologram recording method
JPH0215268A (ja) 感光性樹脂組成物
JP2567273B2 (ja) 感光性樹脂組成物
JPH0216106A (ja) ポリ(n−ビニルカルバゾール)溶液
US5418113A (en) Photosensitive resin composition and method of preparing volume type phase hologram member using same
US5026618A (en) Photosensitive material and volume type phase hologram member formed therefrom
JP2655541B2 (ja) 体積位相型ホログラムフイルム
JPH0224692A (ja) ホログラム記録用感材の調製方法及びホログラムの製造方法
JP2651504B2 (ja) 体積位相型ホログラムの製造方法
JP3184319B2 (ja) 光架橋性樹脂組成物、ホログラム記録用感光性媒体及びホログラム記録方法
EP0349982B1 (en) Volume phase type hologram film and photosensitive resin composition employed therefor
DE2816774A1 (de) Photopolymerisierbares material
JPH0216107A (ja) ポリ(n−ビニルカルバゾール)
JPS62223750A (ja) 放射線感応ポジ型レジストおよび該レジスト組成物
JP2859885B2 (ja) ホログラム記録方法
Oikawa et al. Chromatic transition of π-conjugated polydiacetylene and the subsequent aggregation phenomena
JP2795663B2 (ja) 感光体及びこれを用いて形成した体積位相型ホログラム部材
JPH06258997A (ja) 長波長対応体積位相型ホログラムの作製方法
JPH02136883A (ja) 体積位相型ホログラムの製造方法
JP2007041324A (ja) 有機フォトリフラクティブ材料
JPH02136884A (ja) 体積位相型ホログラムの製造方法
EP0369444B1 (en) Photosensitive resin composition and method of preparing volume type phase hologram member using same

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 12