JPH02152011A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH02152011A
JPH02152011A JP30625188A JP30625188A JPH02152011A JP H02152011 A JPH02152011 A JP H02152011A JP 30625188 A JP30625188 A JP 30625188A JP 30625188 A JP30625188 A JP 30625188A JP H02152011 A JPH02152011 A JP H02152011A
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剛志 八塚
Yutaka Mizumura
水村 裕
Toshikazu Nishiwaki
西脇 敏和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体に
関するものである。更に詳しくは非磁性支持体上に設け
た磁性層の結合剤成分として、優れた特性を有するポリ
エステルアミド樹脂を用いた磁気記録媒体に関する。
(従来の技術) 汎用的磁気記録媒体である磁気テープは、長袖1μm以
下の針状磁性粒子を適当な添加剤(分散剤、潤滑剤、帯
電防止剤等)とともに結合剤溶液中に分散させて磁性塗
料をつ(す、これをポリエチレンテレフタレートフィル
ムに塗布してつくられている。
磁気記録媒体の結合剤に要求される特性としては磁性粒
子の分散性・充填性・配向性・磁性層の耐久性・耐摩耗
性・耐熱性・平滑性・非磁性支持体との接着性等があげ
られ、結合剤は非常に重要な役割を果たしている。従来
より用いられている結合剤としては、塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアル
コール共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体
、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニト
リル・ブタジェン共重合体、ニトロセルロース、セルロ
ース・アセテート・ブチレート、エポキシ樹脂あるいは
アクリル樹脂等が使用されている。
(発明が解決しようとする課題) これらの樹脂のうちポリウレタン樹脂はウレタン結合に
よる分子間水素結合により、他の樹脂と比べて強靭性、
耐摩耗性等の特性は優れているが、必ずしも満足できる
ものではない。
また、従来のアジペートタイプあるいはカプロラクトン
タイプのポリウレタン樹脂単独では、耐ブロッキング性
、耐熱性、走行安定性等の特性が劣る。このため、ポリ
ウレタン樹脂とニトロセルロースあるいは塩化ビニル・
酢酸ビニル系共重合体との混合系が特に用いられている
。しかし、耐久性、耐摩耗性、走行安定性等の特性に関
しても、ビデイオテープ、電子計算機用テープ、フロッ
ピーディスク等の高性能を要求される分野では、末だ不
充分である。
特に、最近の磁気テープの高品位化は目ざましく、磁性
粉の微粒子化、磁性塗膜の平滑化が進んでおり、それに
伴って、バインダー樹脂は、より高分散性、より高い耐
久性が求められている。更に、高記録密度化によりメタ
ル磁性粉、バリウムフェライト磁性粉が愛用化されてき
ておりより高い性能を有するバインダー樹脂が強く求め
られている。
従来より磁性粒子の分散性を向上する方法として、例え
ば特公昭57−3134号公報、特公昭5841564
号公報等に示されているように樹脂中にスルホン酸金属
塩基を含有したポリエステル樹脂、あるいはポリウレタ
ン樹脂をバインダー樹脂として使用することが述べられ
ている。確かに、従来より汎用的に用いられてきた磁性
粒子であるBET30%/g以下のFe、03、(:o
  Fe20s等の磁性粒子に対して、こうしたポリエ
ステル樹脂、あるいは、ポリウレタン樹脂は優れた分散
性を示すが、より微細なりET40 nf /g以上の
Pe5os、Co −Fe20=あるいはメタル、バリ
ウム−フェライト等、高記録密度磁気記録材料用磁性粒
子については、更に高い分散性が求められている。
また前述したように磁気記録材料の平滑化が進み、磁気
記録材料はより高い走行耐久性が求められている。本発
明は、市場の要請に応えるべく、ポリウレタン樹脂につ
いて分散性を保持し耐摩耗性、耐久性の向上を計るべく
検討を続けてきたが、耐久性能と磁気特性とを両立させ
ることが難しく、その対応が求められてきた。
耐久性能を向上する方法としては、水素結合濃度を上げ
るためにウレタン基濃度を増加したり、分岐構造をもた
せて、架橋密度を上げる等の手段が提案され、検討され
てきているが、いずれも耐久性能は向上する傾向にある
が、分散性のメジャーとなる、塗膜の光面光沢、あるい
は角形比等が特にメタル磁性粉において低下する問題が
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、高記録密度磁気記録材料用磁性粒子特に
メタル磁性粉において、優れた分散性と走行耐久性をか
ねそなえた樹脂を得るため鋭意検討した結果、優れた表
面光沢、角形比を保持し、なおかつ優れた耐久性を有す
るバインダー樹脂を見出し本発明に到達した。
即ち本発明は非磁性支持体上に、強磁性粉末を結合剤中
に含有させた磁性塗料を塗布した磁気記録媒体において
、前記結合剤の成分として、スルホン酸金属塩基をポリ
マー当り4〜400当量/ 106g、アミド結合をポ
リマー当り100〜3.000当量/10”g含有する
数平均分子i18,000〜60,000のポリエステ
ルアミド樹脂を含むことを特徴とする磁気記録媒体。
本発明のポリエステルアミド樹脂は、公知の製法により
得ることができる。
即ち、(1)芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸
あるいは脂肪族ジカルボン酸の一種以上と、(2)芳香
族ジアミン、脂環族ジアミン、脂肪族ジアミン、アミノ
カルボン酸あるいはラクタムの一種以上と、(3)分子
量400以下の脂肪族グリコール、脂環族グリコールあ
るいは芳香族ジオールのアルキレンオキサイド付加物と
を公知の方法により、重合させることにより得ることが
できる。
本発明のポリエステルアミド樹脂は、樹脂中にスルホン
酸金属塩基を4〜400当I / to’g含有するこ
とを特徴としているが、その投入方法については、公知
の技術をそのまま応用できるが、望ましくは、芳香族に
スルホン酸金属塩基を含有したジカルボン酸を使用する
ことが好ましい。
ジカルボン酸成分のうちスルホン酸塩基を含有する化合
物としては、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−
リチウムスルホイソフタル酸、2ナトリウムスルホイソ
フタル酸、2−リチウムスルホイソフタル酸、2−カリ
ウムスルホテレフタル酸、などを挙げることができる。
一方、スルホン酸金属塩基を含有しないジカルボン酸は
、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸(無水
物)、2.6−ナフタレンジカルボン酸、15−ナフタ
レンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、1.4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、13−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、1.2−シクロヘキサンジカルボン酸、コハ
ク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカ
ンジオン酸等の脂肪族ジカルボン酸、等を挙げることが
できる。
又、p−(ヒドロキシエトキン)安息香酸、等のヒドロ
キシカルボン酸、カプロラクトン、バレロラクトン等の
ラクトン類も特性をt員なわない範囲内で使用すること
ができる。ポリエステルアミド樹脂中の全ジカルボン酸
成分のうちスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸の含有
量は、0.5〜8モル%であり、望ましくは2〜5モル
%である。
本発明のポリエステルアミド樹脂の製造に使用されるア
ミノ化合物としては、エチレンジアミン、プロピレンジ
アミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
2,2.4)リメチル1.6−へキサメチレンジアミン
、ネオペンチレンジアミン等の脂肪族ジアミン、ピペラ
ジン、1.4ジアミノピペラジン、1.3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン、ジシクロヘキシルメタンジ
アミン、イソホロンジアミン等の脂環族ジアミン、ジフ
ェニルメタンジアミン、フェニレンジアミン、トリレン
ジアミン等の芳香族ジアミンまた、キシリレンジアミン
等の芳香環含有脂肪族ジアミンも使用することができる
また、11−アミノウンデカン酸、12−アミノトチカ
ン酸等のアミノ酸、あるいはカブロラタタム等のラクタ
ムも使用することができる。
本発明のポリエステルアミド樹脂の製造に使用される分
子量400以下のグリコールとしてはエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1.3プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、■、5−ベンタンジオール、
l、6−ヘキサンジオール、2オベンチルグリコール、
3−メチルベンタンジオール、1.9−ノナンジオール
等の脂肪族グリコール、1.4−シクロヘキサンジメタ
ツール等の脂環族グリコール、ビスフェノールAのエチ
レンオキサイド付加物、ハイドロキノンのエチレンオキ
サイド付加物等の芳香族ジオールのアルキレンオキサイ
ド付加物等を挙げることができる。
本発明のポリエステルアミド樹脂の製造は、ジカルボン
酸成分、アミノ化合物、グリコール成分を同時に反応缶
に仕込み脱水反応後、減圧下、重合する方法、あるいは
、ジカルボン酸とアミノ化合物とをまず反応させ、あら
かじめカルボキシル基末端ポリアミドオリゴマーを得た
後、グリコール成分を加え、エステル化した後、重縮合
反応を行う方法、あるいは逆にカルボキシル基末端ポリ
エステルオリゴマーにアミノ化合物を加え、重縮合反応
を行う方法、あるいは、あらかじめ、カルボキシル基末
端のポリエステルオリゴマーとアミノ基末端ポリアミド
オリゴマーを得た後、重縮合反応を行う方法、等がある
が、適宜選択することができる。
本発明のポリエステルアミド樹脂は、分子中にアミド結
合を100〜3,000当量/106g、望ましくは6
00〜2,000含有することを特徴とするめペアミド
結合が100未満では、摩擦耗性、耐久性が乏しくなり
、逆に3,000を越えると、溶剤に対する溶解性が悪
くなり、磁性塗料の安定性が極めて悪くなる。
本発明のポリエステルアミド樹脂は数平均分子量8,0
00〜60.000望ましくは15,000〜so、o
ooを有するが、数平均分子量が8,000未満では、
優れた耐摩耗性、耐久性が得られず、逆に60.000
を越えると、有機溶剤に溶解した時の溶液粘度が高くな
りすぎ塗料安定性が悪くなり工業的に実施困難となる。
本発明においては、本発明で用いるポリエステルアミド
樹脂以外に、可撓性の調節、耐寒性、耐熱性の向上等の
目的のために、他の樹脂を添加するか、および/または
ポリエステルアミド樹脂と反応して架橋する化合物を混
合することが望ましい。他の樹脂としては塩化ビニル系
樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、エポキ
シ樹脂、フェノキシ樹脂、ポエビニルプチラール、アク
リロニトリル・ブタジェン共重合体、ポリウレタン樹脂
が挙げられる。
一方、ポリエステルアミド樹脂と架橋する化合物として
は、ポリイソシネート化合物、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、尿素樹脂等があり、特にこれらの中でポリイソシ
アネート化合物が望ましい。
本発明の磁気記録媒体の磁性層に使用される強磁性粒子
としては、7−Fe20.、 y −Fe!03とFe
=04の結晶、Cro!、 コバルトを被着したγ−F
ez03又はFe、04、メタル、バリウムフェライト
およびFeCo、 Fe−Co−Ni等の強磁性合金粉
末などをあげることができる。
本発明の磁気記録媒体には必要に応じてジブチルフタレ
ート、トリフェニルホスフェートのような可塑剤、ジオ
クチルスルホナトリウムサクンネート、l−ブチルフェ
ノール・ポリエチレンエーテル、エチルナフタレン・ス
ルホン酸ソーダ、ジラウリルサクシネート、ステアリン
酸亜鉛、大豆油レシチン、シリコーンオイルのような潤
滑剤や種々の帯電防止剤を添加することもできる。
(作 用) 本発明のポリエステルアミド樹脂は、樹脂中に適量のス
ルホン酸金属塩基とアミド基を含有することを特徴とし
ており、磁性粒子に対する分散性が優れ、そのため磁性
塗膜の光沢、角形比の高い磁気記録媒体を得ることがで
きる。
更に本発明のポリエステルアミド樹脂を使用した磁気記
録媒体は優れた耐久性を有し、しかも、従来の技術では
、耐久性向上に伴って塗膜の光沢、角形比が低下すると
いった問題があったが、本発明のポリエステルアミド樹
脂は、磁気特性および耐久性の両立を可能とした。
(実施例) 以下実施例により本発明を具体的に例示する。
実施例中、単に部とあるのは重量部を示す。
実施例中、各1jtl+定項目は次の方法に準拠した。
fR性層光沢:光沢針により表面光沢を測定した。
光沢が大きい程、磁性粒子の分散 性良好。
100回走行後の摩耗状態: ソニー社製8mビデオアンキEV−A 300で100回走行後の摩耗状態を目視観察した。
O・・・・・・磁性層の傷が僅少なものΔ・・・・・・
磁性層の傷が少しあるもの×・・・・・・磁性層の傷が
多いもの スチル特性:ビデオデツキでスチール状態で記録が消え
るまでの時間を計った。
(雰囲気温度20°C1雰囲気湿度50%RH) アミド基含有化合物の製造例A、 B セバシン酸71.9部、2.2’、4−トリメチルへキ
サメチレンジアミン28.1部、次亜リン酸の50%水
溶液0.4部および水75部を反応缶に入れ窒素置換し
た後、撹拌しながら加圧下200°Cの温度で1.5時
間反応させた。さらに水を留去させなから240“Cに
昇温し2時間反応を続けたところセバシン酸/2,2’
、4−)リメチルへキサメチレンジアミンが2モル比の
割合で反応した両末端がカルボキシル基のアミド基含有
化合物Aを得た。このものの酸価は3800当ffi 
/ 106g、アミド結合濃度は3800当量/10h
gであった。
同様にして、l、6−へキサメチレンジアミンとセバシ
ン酸が1対2モル比で反応させたアミド基含有化合物B
を得た。このものの酸価は4. to。
当量/ 106g、アミド結合濃度は4,100当量/
lo’gであった。
アミド基含有化合物の製造例C 4−アミノ安息香酸エチル、ピリジン160部、N−メ
チルピロリドン200部よりなる溶液を撹拌、水冷しな
がら、イソフタロイルクロライド204部、N−メチル
ピロリドン150部の)容7夜を30分かけて滴下した
。滴下終了後60°Cまで昇温し1時間反応させた後、
水3,000部に投入、沈澱させろ過した。
水、エタノールで洗浄後、メチルエチルケトン/アセト
ン−3/1で再結晶させた。
得られたアミド基含有化合物Cは元素分析、NMRより
下記の化合物であり、アミド結合濃度は4、.160当
量/106g であった。
ポリエステルアミドの合成例1〜8 温度計、冷却管、撹拌機付2Nフラスコ中にジメチルテ
レフタレート116部、ジメチルイソフタレート109
部、ジメチル5−ナトリウムスルホイソフタレート11
.8部、エチレングリコール149部、ネオペンチルグ
リコール166部、テトラブチルチタ不−) 0.07
部仕込み160〜220’Cで6時間エステル交換反応
を行なった。系内を窒素置換した後表−1記載のアミド
基台を化合物lを421部加え、200〜220°Cで
3時間エステル化反応を行なった。
次に徐々に系内を減圧にし、過剰のグリコール成分を溜
出させ、30分7&250″Cで5+n+nHgとした
。そして更に0.2〜0 、5 mm II g、25
0’Cで80分間、重縮合反応を行い、ポリエステルア
ミド樹脂1を得た。
得られた樹脂は高速液体クロマトグラフによる分析では
数平均分子量は標準ポリスチレン換算で23.000で
あった。元素分析からスルホン酸金属塩基は54当ff
i / 106gであった。また赤外吸収スペクトル、
NMRより原料に用いたアミド基含有二塩基酸のアミド
基は、ポリエステルアミド中に、同量検出された。樹脂
組成は表−1に記載した通りであった。
同様にして、表−1に記載した原料を用いて、エステル
交換反応・重縮合反応によりポリエステルアミド2〜8
を得た。得られた樹脂の組成及び特性を表−1に示す。
表−1中溶解性は固形分濃度10%でメチルエチルケト
ン/トルエン/シクロへキサノン−1/1/1に均一に
溶解できるものを○とした。
ポリエステルアミドの比較合成例1〜6ジメチル5−ナ
トリウムスルホイソフタレートを酸成分として含まない
こと以外は、ポリエステルアミドの合成例1と同様にし
てポリエステルアミドを得た。比較合成例1で得たポリ
エステルアミ下は、合成例1と同様の分析により、スル
ボン酸金属塩を含まず、アミド結合濃度は2.200当
量/IObg、数平均分子量は25.000、溶解性は
良好であった。
また表−2に記載した組成のポリエステルアミドを合成
例1あるいは3と同様にして得た。
比較合成例2で得たポリエステルアミドは、溶解性が不
良であった。
比較合成例3で得たポリエステルアミドはアミド結合濃
度が87当it/106gであった。
比較合成例4.5では、スルホン酸金属塩濃度が各々3
,450当量/lobgであった。
比較合成例6では数平均分子量が6,500であった。
実施例1 下記の配合割合の組成物をボールミルに入れて48時間
分散してから、コロネートE)I(日本ポリウレタン工
業社製、ヘキサメチレンジイソシアネートの三量体)を
硬化剤として4部加え、更に1時間混合して磁性塗料を
得た。これを厚み12μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルム上に乾燥後の厚みが4μmになるように4 
、000ガウスの磁場を印加しつつ塗布、乾燥した。5
0°Cで2日間放置後8 mi巾にスリットし磁気テー
プを得た。
合成例1で得たポリエステルアミドの溶液100 部(
溶剤シクロへキサノン/メチルエチルケトン/トルエン
−1/1ハ、固形分濃度30%)針状メタル磁性物(B
ET 50イ/g)   120部ステアリン酸   
          1部ステアリン酸ブチル    
      0.5部アルミナ(平均粒径0.5μm)
      5部トルエン             
 150部メチルエチルケトン         10
0部得られた磁気テープの特性を表−3に示す。
実施例2〜11 結合剤樹脂として表−3に記載した樹脂を用いて実施例
1と同様にして磁気テープを得た。得られた磁気テープ
の特性を表−3に示す。
比較例1〜9 比較合成例1〜6で得たポリエステルアミド樹脂、アジ
ペートタイプポリウレタン樹脂および塩ビ・酢ビ系共重
合体を表−3に記載した割合で用いて実施例1と同様に
して磁気テープを得た。得られた磁気テープの特性を表
−4に示す。
なお比較例2および6では、用いたポリエステルアミド
樹脂の溶解は、固形分濃度8.6%、シクロヘキサノン
/トルエン/メチルエチルケトン−7,3154,2/
38.5重量比で80°Cで溶解した。得られた溶〆夜
は白濁していた。この溶液を用いて実施例1と同様にし
て、ただし、トルエン、メチルエチルケトンを加えるこ
となしに磁性塗料を作用した。磁性塗料は樹脂成分の析
出により不均一であった。
(発明の効果) 結合剤成分として、本発明の適量のスルホン酸金属塩と
アミド基を含有したポリエステルアミド樹脂を使用した
磁気記録媒体は、BET−40rイ/g以上の微細な磁
性粒子、あるいはメタル磁性粉、バリウム−フェライト
等の磁性粒子の分散性に優れ、磁性塗膜の光沢、角型比
の高い特性が得られ、かつ、優れた耐久性を示す。
従来の技術では、耐久性の向上に伴って塗膜の光沢と角
型比の低下という問題があったが、本発明の磁気記録媒
体は高い磁気特性と高耐久性の両立を可能にしたもので
ある。
特許出願人  東洋紡績株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 強磁性粉末を結合剤中に含有させた磁性塗 料を非磁性支持体上に塗布した磁気記録媒体において、
    前記結合剤の成分として、スルホン酸金属塩基をポリマ
    ー当り4〜400当量/10^6g、アミド結合をポリ
    マー当り100〜3,000当量/10^6g含有する
    数平均分子量8,000〜60,000のポリエステル
    アミド樹脂を含むことを特徴とする磁気記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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