JPH021514A - 自動焦点カメラの測距装置 - Google Patents

自動焦点カメラの測距装置

Info

Publication number
JPH021514A
JPH021514A JP26162988A JP26162988A JPH021514A JP H021514 A JPH021514 A JP H021514A JP 26162988 A JP26162988 A JP 26162988A JP 26162988 A JP26162988 A JP 26162988A JP H021514 A JPH021514 A JP H021514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
light
distance measurement
subject
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26162988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2756680B2 (ja
Inventor
Takashi Kitago
北郷 隆
Kosaku Sawabe
沢辺 耕作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27455462&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH021514(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to US07/289,019 priority Critical patent/US4908648A/en
Publication of JPH021514A publication Critical patent/JPH021514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2756680B2 publication Critical patent/JP2756680B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動焦点カメラの測距装置に関し。
より詳細には、投光素子から投光され被写体によって反
射された反射光の受光手段への入射位置を検出すること
により、上記被写体までの距離に対応した測距情報を得
て自動合焦を行う自動焦点カメラの、あるいは該測距情
報を得て撮影距離を測定し所要の精度が得られない近距
離に被写体があることを警告する近距離警告範囲を有す
る自動焦点カメラの測距装置に関するものである。
【従来の技術〕
従来より、投光素子(以下rLEDJという)から発す
る光を被写体に照射し、その反射光を上記LEDから所
定の基線長だけ隔てて配設した受光素子で検出して被写
体距離を計測する、いわゆる三角測距方式はよく知られ
た技術であり、このようにして得られた測距データに基
づいて撮影レンズを駆動する自動合焦機能(以下rAF
機能」という)を有する。いわゆるAFカメラが広く実
用に供されている。そして、このようなAFカメラにお
いては、一般に第11図に示すようなファインダ画面8
0上に、撮影視野を示す撮影視野マーク81よりも小さ
い二つの対向する光像枠82a、82bより成り、測距
可能な視野を示す測距エリアマーク(以下単に「エリア
マーク」という)82が見えるように構成されている。
つまり、上記カメラは、このエリアマーク82の内に入
った被写体を上記AF機能によって測距するのである。
また、測距視野を拡大するために、複数の投光素子を時
系列に発光させるように構成した広視野測距カメラが、
特開昭60−140306号公報に記載されている。
また、同様に測距視野の拡大のために複数の投光素子を
用いたものとして、特開昭60−147709号、特開
昭60−144711号、特開昭60−168111号
公報に記載された自動焦点カメラがある。
また、上記同様−個のLEDに対して特性の異なる2つ
の投光光学系を設け、これらを通常撮影時と近接撮影時
とで機械的に切換えるように構成したものとして特開昭
59−198410号公報に記載の自動焦点検出装置が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第11図で説明した従来例の場合、第1
2図の実線で示すように1つのLET)83でω位置〜
至近のR2位置に至るまでの被写体84〜87が測距で
きるような構成にしようとすると、ファインダ9oの対
物レンズ90aを通して結像される各反射ビーム84a
〜87aのそれぞれの結像位[Rmoo、Rml、Rm
3.Rm2のエリアGoが大きく(広く)なるという問
題が発生する。つまり、第11図に示すように、結像位
[RmωからRm2までをカバーするためには。
エリアマーク82の広いサイズL1が必要となる。
尚、第12図では、原理を理解しやすくするためにファ
インダー90は、凸レンズのみで示しであるが、実際上
は一般に対物レンズは凹レンズ、接眼レンズは凸レンズ
を用いるため、第11図に示すように結像位置Rmω〜
Rm2の左右が逆になる。
このように、エリアマーク82が広いサイズL1を有す
ると、次のような誤測距が発生する可能性がある。第1
2図において、例えば、R1に位置する被写体85を測
距するのに、エリアマーク82内の結像位@Rmlのと
ころに被写体85が見えるようにカメラ本体91を構え
るのならば問題はないが、構図上の理由でエリアマーク
82内の結像位置Rm 2のところに被写体85が見え
るようにするには、カメラ本体91を点線で示すカメラ
本体91aの方向に向けなければならない。
この時、投光ビーム88は点線で示す88aの方向に投
射されることしこなり、被写体85には当らず第12図
の場合では、被写体85よりもはるか遠方を測距してし
まうという問題(誤測距)が発生する。つまり、この問
題は、ファインダー90(詳しくはエリアマーク82)
と投光ビーム88aとの配設位置が離れているため、両
者間に視差が発生して起るのである。
さて、第13図に、上記三角測距方式における反射ビー
ム84aおよび87aの受光素子への入射位置と被写体
距離との関係を示すが、該受光素子としてPSD (P
osition  5ensitiveDetecto
r) 93を用いた場合は、遠距離(ω)の被写体84
からの反射ビーム84aは、PSD93および受光レン
ズ92aの光軸92に最も近い位置(実際には光軸92
に略一致する)に入射するが、至近の被写体87の反射
ビーム87aは、上記光軸92から最も遠い位置に入射
し、図のようにPSD93のサイズによってはPSD9
3から外れてしまい、測距不能になるという問題があっ
た。
さらに、PSD93の光軸92から端部(図中左端)ま
での受光領域のうち、該端部が使用できないという問題
があった。
つまり、一般に、PSD93は、第14図に詳しく示す
ように光軸92に対称に配設され、その受光領域Al、
A2.A3のうちA1は未使用とし、A2およびA3で
測距を行うが、入射するスポット光は完全な点ではなく
面積を持っているために、受光領域A2の近傍、すなわ
ち端部においては上記スポット光が光軸92から離れる
方向しこ移動するに伴って該スポット光の受光領域A2
に照射される面積が除々に減少して、ついには、ゼロと
なる。従って、第15図に示すように、縦軸MにPSD
93の出力に対応する演算結果を、横軸Sに作図の都合
上被写体距離の逆数をとると、特性曲線94は、ω位置
にてM=Oで、略中央部にピークを有して、これを中心
にほぼ左右に対称な凸形の曲線となる。従って、演算結
果M=bにおいては、2つの被写体距離Ra 2.Rb
2が対応することになり、真値がいずれであるかの判定
ができなくなる。M=aについても同様であるが、例え
ば、Ra 1”70cm、Ra 2=:55cm、Rb
2=45crn、Rb l=30cmとすれば、一般の
人間が有する距離感において、Ra2=55cmとRb
 2=45cmの区別はつきにくいが、Ra1=70■
とRbl=30cmとの区別はつけられる場合が極めて
多い。つまり、ニセの被写体距離をゴーストと呼ぶこと
にすれば、M=bおよびM=aのいずれにもゴーストは
発生するが、ゴーストRb2の発生は問題となってもゴ
ーストRblの発生は撮影者(操作者)において区別可
能であるから、実質上許されることになる。従って、真
値を判定するためには、両端をそれぞれRa 2 +R
b2とする区別不可範囲ANと、両端をそれぞれRal
、Rblとする区別可能範囲との間に、Ra3およびR
b3を両端とする近距離警告用囲AKを設定し、この近
距fit告範囲AK内での測距を禁止すればよいことに
なる。つまり、被写体が被写体距離Ra3〜RbS内に
位置しているときには、撮影者に、当該カメラの上記A
F機能において合焦が不能、または困難な被写体距離で
あることを知らせる近距離警告を発するようにカメラを
構成すれば本いことになる。
すなわち、■からRa3までを測距可能範囲A3として
これを第14図に示すPSD93の測距可能な受光領域
A3に割付け、Ra3よりも近距離側(図中右方側)に
近距離警告の受光領域A2を割付けるように構成すれば
よい。
しかしながら、このように構成すると、上記ゴーストの
問題は回避し得るが、PSD93の受光領域A2.A3
のうち、近距離警告用の受光領域A2の分だけ測距可能
な受光領域A3が製限されるので、特に近距離側がA2
の分だけ狭くなるという問題があった。
つまり、Ra 3.Ra 2.Rh 2.Rb 3に位
置する被写体は撮影できなかった。
この開運を解決するために、上記従来例(特開昭59−
198410号)が提案されたが、このような機械的な
切換手段は、可動部材を用いることから、切換時の上記
投光レンズの位置精度が確保できないという問題があり
、従って、信頼性にも乏しいという問題があった。さら
に部品点数が増大してコストを上昇させるという問題が
あった。
また、上記広視野側屈カメラを代表とする複数の投光素
子を用いた従来例は、視野の拡大はできるが、測距可能
な被写体距離の範囲を拡大するための目的、構成につい
ては何ら開示されていない。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、その第
1の目的は、第1の投光素子と、ファインダーとの配設
位置に所定の間隔があるために生じる、上記ファインダ
ーの測距エリアマーク内に見える被写体と第1の投光素
子から投光された光が照射されている被写体に差異が生
じる視差を除去することで誤測距を防止し得る自動焦点
カメラの測距装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、構成が簡素で安価に製作
し得ると共に、撮影のための測距と近距離警告のための
測距範囲を拡大し得る自動焦点カメラの測距装置を提供
することにある。
さらにまた1本発明の第3の目的は、近接被写体に対す
る測距が可能で、マクロ撮影可能なカメラに適用でき、
しかも誤測距が行われる可能性が極めて少ない自動焦点
カメラの測距装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的を達成するために、本発明に係る自動焦
点カメラの測距装置は、投光素子から投光され被写体の
よって反射された反射光の受光手段への入射位置を検出
することにより、上記被写体までの距雅に対応する測距
情報を得て自動合焦を行う自動焦点カメラにおいて、投
光光学系の光軸上に配設された第1の上記投光素子と、
上記投光光学系の光軸に対して略直角方向に且つ所定の
基線長だけ隔てて配設された上記受光手段と、上記光軸
に略直角方向に且つ上記第1の投光素子の上記受光手段
とは反対側に配設された第2の投光素子と、上記第1お
よび第2の投光素子の投光順序を制御する投光制御手段
と、上記受光手段からの出力を受け上記入射位置に基づ
いて上記測距情報を算出する距離演算手段と、この距離
演算手段からの上記第1および第2の投光素子による上
記反射光にそれぞれ対応する第1および第2の測距情報
を上記投光順序に基づいてそれぞれ記憶する第1および
第2の記憶手段と、この第1および第2の記憶手段から
の出力を受け所定の基準値よりも上記第2の測距情報が
大きいときは該第2の測距情報を有効とし逆に該第2の
測距情報が小さいときは上記第1の測距情報を有効とす
る測距情報判定手段と、上記光軸の略直角方向に該光軸
から所定の間隔をもって配設され測距可能な視野の範囲
を示す測距エリアマークを持ったファインダーとを具備
し、上記第1の投光素子のみおよび上記第2の投光素子
のみによる測距可能な最長被写体互着から最短被写体互
層に至るまでの測距可能距離範囲にそれぞれ対応する上
記ファインダー上の第1の領域および第2の領域のうち
、この第1の領域の最長被写体距離側の領域と上記第2
の領域の最短被写体距離側の領域とを重複させるように
構成したことを特徴とするものである。
上記第2の目的を達成するために1本発明に係る自動焦
点カメラの測距装置は、投光素子から投光され被写体に
よって反射された反射光の受光手段への入射位置を検出
することにより、上記被写体までの距離に対応する測距
情報を得て撮影距離を測定し、所要の精度が得られない
近距離に被写体があることを警告する近距離警告範囲を
有する自動焦点カメラにおいて、投光光学系の光軸」二
に配設された第1の投光素子と、上記投光光学系の光軸
に対して略直角方向に且つ所定の基線長だけ隔てて配設
された上記受光手段と、上記光軸に略直角方向に且つ上
記第1の投光素子の上記受光手段とは反対側に配設され
た第2の投光素子と、上記第1の投光素子よりも上記第
2の投光素子の発光量が小さくなるように該第1および
第2の投光素子を同時に発光させることで上記投光を行
ねしめる投光制御手段と、上記受光手段からの出力を受
け上記入射位置に基づいて測距情報を算出する距離演算
手段と、この距離演算手段がらの該測距情報を受けてこ
れを所定の基準値と比較し当該撮影距離が上記近距離警
告範囲内にあるか否かを判定する測距情報判定手段とを
具備し、上記近距離警告範囲を可能な限り広くすること
で誤測距を回避するように構成したことを特徴とするも
のである。
さらに上記第3の目的を達成するために、本発明に係る
自動焦点カメラの測距装置は、投光素子から投光され被
写体によって反射された反射光の受光手段への入射位置
を検出することにより、上記被写体までの距離に対応し
た測距情報を得て自動合焦を行う自動焦点カメラにおい
て、投光光学系の光軸上に配設された投光レンズと、こ
の投光レンズの後方の上記光軸上に配設された第1の投
光素子と、上記光軸に対し略直角方向に所定の基線長だ
け隔てて配設された上記受光手段と、上記光軸に対し略
直角方向に且つ上記第1の投光素子の上記受光手段とは
反対側に配設された第2の投光素子とを具備し、上記投
光レンズから上記第1の投光素子までの距離をf(mm
)、上記第1の投光素子と上記第2の投光素子との間隔
をX(、臘)とするとき、O< (x/f)<0.1 
 なる条件を満すように構成したことを特徴とするもの
である。
〔作 用〕
上記のように構成された自動合焦カメラの測距装置は、
第1の領域の最長被写体距離側の領域と第2の領域の最
短被写体距離側の領域とを重複させたことにより、該重
複した分だけ測距エリアマークのサイズが縮小でき、こ
の縮小されたI11距エリアマーク内で視認する被写体
はその被写体互層に関係なく視差が発生しない。
また、第2の投光素子の発光量を小さく抑え、第1およ
び第2の発光素子を同時に発光させることにより、第1
および第2の投光素子から投光された光が空間的に合成
され、結果的に得られる測距情報も合成されて近距離警
告範囲が拡大できるにもかかわらず同時発光のため構成
が簡略化できコストの低減が図れる。
さらにまた、上記のO< (x/f)<Oll なる条
件を満すように投光レンズ、第1および第2の投光素子
を配設し、遠互着は主に第1の投光素子で、近距離は主
に第2の投光素子で測距するようにしたので、遠互着側
の測距に何ら犠牲を強いることなく、従来測距できなか
ったマクロ条形可能なレンズを組込んだカメラに適用し
て所要の精度で測距を行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて具体的に説
明する。
第1図〜第4図は1本発明に係る自動焦点カメラの測距
装置の第1実施例を示し、このうち第1図は全体構成を
示すブロック図である。
第1図において、1は投光光学系としての投光部、la
はこの投光部1の光軸、2はこの先軸1aに略直角方向
に且つ所定の基線長Zを隔てて配設された受光手段とし
ての受光部、2aは上記光軸1aに略平行なこの受光部
2の光軸、3は上記光軸1a上に配設された投光レンズ
、4はこの投光レンズ3のf(mm)後方に配設された
1例えば2つの発光用チップを封入した2素子LED等
から成る投光素子、5は一方の上記発光チップで光軸1
a上に配設された第1の投光素子としてのセンターチッ
プ、6は光軸1aに略直角方向に且つセンターチップ5
に対して受光部2とは反対側にセンターチップ5からX
(=−)隔てて配設された他方の上記発光チップから成
る第2の投光素子としてのサイドチップで、これら投光
レンズ3、投光素子4をもって上記投光部1を構成して
いる。
7は光軸2a上に配設された受光レンズ、8は上記受光
レンズ7の後方の光軸2a上にその受光領域(図示せず
)が光軸2aと略直角に配設された受光センサで、この
例では上記受光領域の中心部が光軸2a上に位置するよ
うに配設されたPSD (Position  5en
sitive  Device)を用いている。尚、上
記受光レンズ7および該受光センサ8をもって上記受光
部2を構成している。
9は任意の被写体距離の位置に光軸1aおよび2aに略
直角に配置された被写体、10および11は上記センタ
ーチップ5およびサイドチップ6から投光されたセンタ
ー光線およびサイド光線、10aおよびllaは上記被
写体9で反射して受光部2に入射するそれぞれ上記セン
ター光線10およびサイド光線11の反射光、12は光
軸1aに略直角な方向にこの先軸1aから所定の間隔を
もって配設され、後述する測距エリアマークを有するフ
ァインダーである。
13は受光部2からの出力(Dl)を受けて測距情報と
しての被写体距離を算出して測距データ(D2)として
出力する距離演算回路としての距離演算回路、14は切
換信号(C1)を受けて上記測距データ(D2)を出力
(D3)または出力(D4)として出力するデータ切換
回路、15および16はそれぞれ第1および第2の測距
情報としての上記出力(D3)および(D4)を受けて
これをそれぞれ記憶する第1および第2の記憶手段とし
ての記憶回路、17はこの記憶回路15および16から
の測距データ(D5)および(D6)を受け後述する所
定の基準値と比較し、その大小関係によって測距データ
(D5)および(D6)のいずれを有効にするかの判定
を行う測距情報判定手段としてのデータ判定部である。
18はこのデータ判定部17を有し、上記切換信号(C
1)、セレクト信号(C2)、スイッチ信号(C3)を
出力する制御部であり、19は上記セレクト信号(C2
)を受け、投光素子4のセンチ−チップ5またサイドチ
ップ6のいずれを発光させるかを選択して投光順序、タ
イミングを決定するセレクト回路、20はこのセレクト
回路19からの実行信号(C4)を受けてさらに上記ス
イッチ信号(C3)を受けて上記センターチップ5およ
びサイドチップ6を駆動するドライブ信号(Pl)およ
び(P2)を出力するドライブ回路で、このドライブ回
路20および上記セレクト回路19をもって投光制御手
段を構成している。
尚、以下の図面において、第1図と同一部位には同一符
号を付して重複した説明は省略する。尚。
第1実施例において、実行信号(C5)は無視するもの
とする。
第2図は、第1図に示す第1実施例の上記制御部18お
よびデータ判定部17の動作を説明する測距特性図であ
る。
第2図において、縦軸Mは距離演算部13の出力である
測距データ(D2)に対応する演算出力を示し、横軸S
は作図の都合上、被写体距離の逆数である。従って、縦
軸Mの位置が無限遠(以下「oo Jと略記する)、S
の矢印の方向が至近である。同図において、21はセン
ターチップ5のみによる測距の特性曲線、22はサイド
チップ6のみによる測距の特性曲線で、両特性曲線21
,22はほぼ同じ形の曲線をなし、特性曲線22は特性
曲線21を至近側へ平行移動(シフト)したように生成
される。BKは上述した近距離警告範囲AKに対応する
範囲を重ねて示し、その両端はRkl、Rk2に対応し
ている。kは基準値である。R1−R4は被写体距離で
、R1およびR2は第15図のRatおよびRblに、
R3およびR4はRa2およびRb2にそれぞれ対応し
ている。
第3図は、センターチップ5およびサイドチップ6によ
る最長被写体距離から最短被写体距離に至るまでの測距
可能距離範囲に対応するファインダー12上の各領域を
説明するための説明図である。
第3図において、23〜26はそれぞれ投光部1の光軸
に略直角で、被写体距離に対応する位置がそれぞれω、
R1,R3,R2である被写体で。
23a 、24a 、25a 、26aはそれぞれセン
ター光線10が被写体23〜26で反射したセンター反
射光、23b 、24b 、25b 、26bはそれぞ
れサイド光allが被写体23〜26で反射したサイド
反射光である。
27はファインダー12の対物レンズであり、Rm o
o 、 Rm 1 、 Rm 3 、 Rm 2はそれ
ぞれセンター反射光23a 、24a 、25a 、2
6aのファインダー12上の結像位置、Rs■、Rsl
Rs3.Rs2はそれぞれサイド反射光23b。
24b 、25b 、26bのファインダー12上の結
像位置、Goはセンター光線10のみによって最長被写
体距離としてのω位置の被写体23から最短被写体距離
としてのR2位置の被写体26に至るまでの測距可能距
離範囲に対応するファインダー12上の結像位置Rmo
oおよびRm2によって形成される第1の領域としての
センターエリア、G1は詳しくは後述する実効エリア、
G2およびG3はそれぞれセンターエリアGoのR2位
置側および■位置側のエリアである。尚、結像位置Rs
ωからRs2までのサイドエリアが第2の領域に対応し
、センター反射光23aとサイド反射光25bが略一致
するようにセンターチップ5とサイドチップ6との間隔
が設定されている。
つまり、エリアG3において、上記サイドエリアのうち
最短被写体距離側に対応する結像位置Rs2からRs3
までの領域がセンターエリアGOと重複するように構成
されている。
また、第3図では、原理を理解しやすくするために対物
レンズ27を凸レンズとし、この凸レンズのみの構成で
示したが、一般には、レンジ式ファインダーとして逆ガ
リレオ型が用いられ、その構成としては、対物レンズに
凹レンズ、接眼レンズに凸レンズが用いられている。従
って、次に述べる第4図に示すように像の見え方として
は、図中の左右が逆になる。
第4図は、ファインダー12上の上記測距エリアマーク
30と上記結像位置Rmω〜Rrn3およびRs3〜R
s2との対応関係を模式的に示す正面図である。
第4図において、28はファインダー12の画面上に見
える矩形枠状の光像枠28a 、28b 。
28cから成り、撮影視野を示す撮影視野マーク、29
a 、29bはバララックス補正用の位置マーク、30
は相対向する逆コの字状の光像枠30aおよびコの字状
の光像枠30bから成り、測距可能な視野の範囲を示す
測距エリアマーク(以下単に「エリアマーク」という)
で、このエリアマーク30内に示すRmCo、Rs 3
.Rml、Rs 2゜Rm3は、それぞれ第3図で述べ
た結像位置を模式的に円で示したものである。尚、光像
枠30aおよび30bは実行エリアG1の両端に略一致
している。
第5図〜第7図は、本発明の第2実施例を示し。
このうち第5図は全体構成を示すブロック図である。尚
、第5図の光学系は、第1図のファインダー12を除い
た光学系(投光部1〜反射光11a)は路間−に構成さ
れているので、共通するものには同一符号を付しである
第5図において、31は受光部2から位置信号(Dl)
を受けて測距情報としての被写体距離を算出して測距デ
ータ(M)として出方する距離演算手段としての距離演
算手段、32は1.上記測距データ(M)を受けて一旦
記憶し、これを測距データ(Dm )として出力する記
憶回路、33は詳しくは後述するが、該alll距デー
タ(Dm)を受け。
これを基準値aと比較し、当該測距データ(Dm )が
警告距離範囲内にあるか否かを判定する測距情報判定手
段としてのデータ判定部、34はこのデータ判定部33
を有し、投光信号(C)を出力する制御部、35は、詳
しくは後述するが、上記投光信号(C)を受けて投光素
子4のセンターチップ5およびサイドチップ6をそれぞ
れ同時に駆動するドライブ回路である。
第6図は、上記データ判定部33の動作の説明に用いる
上記第5図に示した実施例の測距特性図で、縦軸Mは測
距データ(M)に対応し、横軸Sは作図の都合上、被写
体距離の逆数に対応している。従って、縦軸Mの位置が
無限遠(以下、r oo 4と略記する)、横軸Sの矢
印の方向が近距離側である。尚、横軸Sに関する量を、
以下「被写体距離」と呼ぶこととする。
第6図において、36はすでに第2図の説明で述べた特
性曲線21と22とを合成した特性曲線。
つまりセンターチップ5とサイドチップ6が同時に発光
されたときの測距特性を示す特性曲線、aは上述した基
準値、bは特性曲線36のピーク値である。Wは第2図
で説明した範囲BKに対応する近距離警告ゾーン、ω、
R1,R3は被写体距離、R2も第2図で述べた被写体
距離で、第6図上に直接関係はないが比較のために示し
である。
第7図は、上記ドライブ回路35を少し詳しく示したブ
ロック回路図である。
第7図において、37は負極が接地された電源、38は
一端が上記電源の正極に接続された安定抵抗、5および
6はそれぞれアノード側が上記安定抵抗38の他端に接
続された前出のセンターチップおよびサイドチップ、3
9は入力端に投光信号(C)を受けセンターチップ5の
カソード側と接地との間に接続され、該センターチップ
5を定電流駆動する定電流ドライブ回路で、いわゆる吸
込み型で構成されている。、40は一端がセンターチッ
プ5のアノード側に接続され、他端が接地された安定コ
ンデンサ、41は一端がサイドチップ6のカソード側に
接続された制限抵抗、42はコレクタが該制限抵抗の他
端に接続され、エミッタが接地されたトランジスタ、4
3は入力端に上記投光信号(C)を受け、出力端が上記
トランジスタ42のベースに接続されてサイドチップ6
をパルス駆動するパルスドライブ回路である。
尚、この第2実施例において、第7図の実行信号(C4
)、(C5) 、ドライブ回路20およびスイッチ信号
(C3)は無視することとする。
第8図は、本発明の第3実施例の一部を示し。
残りの他部は、すでに述べた第1図および第2図を流用
する。尚、第3実施例としての第1図は、第1実施例の
、場合と、少し条件が異なるので、その相違点を先ず説
明する。
第1図において、被写体9は近距離の被写体距離L(+
+n+)の位置に置かれているとし、さらに上述のXと
fの関係は、下記(1)式が成立つものとする。
0 < (x / f ) < 0 、1      
   (1)また、センター光線10およびサイド光線
11は、被写体9上の距離yだけ離れた位置で反射する
ものとする。つまり、センター光線10とサイド光線1
1とでは、それぞれの光軸が異なっており、これに起因
して被写体距離りの被写体9上ではそれぞれの反射する
位置が距fiflyだけ離れる。
第8図は、ファインダー12上の上記測距エリアマーク
と上記センター光線10およびサイド光線11と被写体
との対応関係を模式的に示す正面図である。
第8図において、44はファインダー12の画面上に見
える矩形枠状の光像枠44a 、44b 。
44cから成り、45a、45bはバララックス補正用
の位置マーク、46は相対向する逆コの字状の光像枠4
6aおよびコの字状の光像枠46bから成り、測距可能
な視野の範囲を示す測距エリアマーク(以下単に「エリ
アマーク」という)、47は被写体としての人間の顔で
ある。尚、10および11は前出のセンター光線10お
よびサイド光線11が被写体(顔47)で反射する位置
を模式的に円で示したものである。Qlは人間の顔の平
均的な横幅、Q2はQ1/2である。
第9図および第10図は、本発明の第4実施例の一部を
示し、残りの一部は第1図および第7図を流用する。尚
、流用するに当って、第4実施例の場合、第1図のドラ
イブ回路35は、実行信号(C4)に加えて、同じくセ
レクト回路19がら出力される実行信号(C5)をドラ
イブ回路2゜が受けるように構成され、第7図の定電流
ドライブ回路39およびパルスドライブ回路43は、い
ずれもスイッチ信号(C3)を受けると共にそれぞれ実
行信号(C4)および(C5)を受けるように構成され
ている。また、実行信号(C4)。
(C5)はHレベルのとき動作、Lレベルのとき非動作
にそれぞれ対応し、スイッチ信号(C3)はHレベルの
とき投光、Lレベルのとき非投光にそれぞれ対応してい
る。尚、第7図において、符号(C)および20(ドラ
イブ回路の符号)を第4実施例では無視する。
第9図は、第4実施例のI’!距特性を示す81’J距
特性図で、一部を除いて第1実施例の第2図に対応して
いる。従って共通するものには第2図と同一符号を付す
ものとする。
第9図において、縦軸Mは距離演算部13の出力である
測距データ(D2)に対応する演算出力を示し、横軸S
は作図の都合上、被写体距離の逆数を示している。従っ
て縦軸Mの位置が無限遠(以下、r oo Jと略記す
る)、Sの矢印の方向が至近である。同図において、4
8および49は、第2図に示した特性曲線21および2
2に対応する特性曲線、50は特性曲線49の実線上の
裾部、51は理論的な裾部である。R3は特性曲線48
の演算出力Mのほぼピーク値で、詳しくは後述するが、
センターチップ5よりもサイドチップ6の発光量が少な
いため、特性面fi49のピーク値は特性曲線48のピ
ーク値よりも小さいが、特性曲線49は48を至近側へ
平行移動したような特性を呈する。
第10図は、駆動信号(PL)、(P2)の電流波形等
を示すタイミングチャートである。T1はセンターチッ
プ5が駆動され始める時点、T2はこの駆動が終了し、
サイドチップ6が駆動され始める時点、T3は、この駆
動が終了する時点、A1およびA2はそれぞれの電流波
形の振幅で、AI>A2である。
このように構成された第1実施例の作用および動作につ
いて説明する。
まず、全体の動作を簡略に述べる。制御部18は、セレ
クト信号(C2)によってセレクト回路19にセンター
チップ5を選択させると共に、切換信号(C1)によっ
てデータ切換回路14の出力(D3)が出力されるよう
に切換える。そして。
制御部18がスイッチ信号(C3)を出方すると、上記
、実行信号(C4)およびスイッチ信号(C3)を受け
たドライブ回路2oがドライブ信号(Pl)を出力して
センターチップ5を発光させ、センター光810が投光
される。そして、反射光10aが受光センサ8に入射さ
れて受光センサ8の中心から距離d1の位置に結像され
、この時の入射位置に対応した出方(Dl)を受けて距
離演算回路13が測距データ(D2)を出方する。この
測距データ(D2)は、切換回路14を介して記憶回路
15に記憶される、。
次に、制御回路18は、切換信号(cl)およびセレク
ト信号(C2)を変えてサイドチップ6を発光させ、受
光センサ8の中心から距離d2の位置に結像された測距
データ(D2)を切換回路14を介して出力(D4)と
して記憶回路16に記憶させる。
さて、次にデータ判定部17の動作を主に第2図に基づ
いて述べる。まず、記憶回路16がらの測距データ(D
6)を基準値にと比較し、もし、この基準値により大き
ければ特性曲線22に対応する測距データ(D6)を有
効とし、小さい場合は特性曲線21に対応する記憶回路
15がらの測距データ(D5)を有効とする。
初めに、測距データ(D6)が基準値によりも小さい場
合を述べる。仮に被写体がRklよりもω側のR1の位
置にあったとする。この場合、センターチップ5による
演算出力MはM=a3となり、2つの被写体距離R1,
R2が得られて、いずれか真値かの判定はできない。し
がし、サイドチップ6による演算出力MはM=alとな
り、R1が対応するから、M = a 3およびM =
 a 1の両者に共通して対応する被写体距離R1が真
値であると断定できる。つまり、サイドチップ6による
I’l距データ (D6)が基準値によりも小さい場合
は、結果的に特性曲線21、すなわち測距データ(D5
)を有効にすることで真値が得られるのである。
次に被写体がR2の位置にあったとすると、センターチ
ップ5による演算出力MはM = a 3となり、上記
同様に2つの被写体距離R1,R2が対応して真値の判
別ができないが、サイドチップ6による演算出力MはM
=a2となり、両者に共通するR2を真値として断定で
きる。そして、この場合、G2は基準値によりも大きい
から、結果的にサイドチップ6による測距データ(D6
)、すなわち特性曲線22を有効とすることで真値が得
られるのである。
次に、近互着警告範囲AKに対応する範囲BK内のR3
に被写体があった場合を説明する。センターチップ5に
よる演算出力MはM=b2となり、2つの被写体距離R
3,R4が対応するが、サイドチップ6による演算出力
MはM=blとなって1つの被写体距離R3が対応し、
両者の共通するR3が真値と判定でき、blは基準値に
より大きいから結果的に特性曲線22を有効とすれば真
値が得られるのである。
尚、R4に関しても、上述したR2の場合と考え方は同
じなので、説明は省略する。
さて、次に第4図のエリアマーク30が縮小される原理
を第3図と第4図を用いて説明する。
第3図において、センターエリアGOは、従来と同様の
サイズL1を有するが、サイドチップ6によるエリアの
一部G3がセンターエリアGO内に重複するため、つま
り、近距離側の被写体25から26に至るまでの範囲が
センターエリアGOの遠距離側のエリアG3において重
複するため、センターチップ5で得ていたセンターエリ
アGOの近距離側の被写体25から26に至るまでの情
報が不要となり、エリアG2が省略できる。従って、G
2の分だけ縮小された実効エリアG1のみで従来のセン
ターエリアGoと同じ作用を呈するのである。
そこで、第4図に移って、既述した従来例の第11図と
比較すると、結像位置Rm2からRm3までが省略でき
るので、光像枠52bを結像位置Rm3のところまで移
動(縮小)させることができ、第4図に示すように、本
実施例のサイズL2に縮小される。
さて、このようにエリアマーク30が縮小されたときの
作用を述べる。第3図に戻って、センタ光線10がω位
置の被写体23で反射したセンター反射光23aとサイ
ド光線11がR3位置の被写体25で反射したサイド反
射光25bの結像位置Rmoo、Rs3が略一致するよ
うに構成したのだから、被写体距離が異なる被写体23
と25は、ファインダ12におけるエリアマーク30内
では、路間−の結像位置Rmooで見ることができる。
逆にいえば、センター反射光25aによる結像位置Rm
3の位置およびサイド反射光25bによる結像位置Rs
3の位置のいずれに見えても、それは同じ被写体25で
ある。つまり、エリアマーク30内のいずれの位置で当
該被写体を見ても視差が発生せず、従って、この視差に
よる該測距も発生し得ない。
尚、第1実施例の利点については後述するが、センター
チップ5およびサイドチップ6を時系列に発光させるた
めに、センターチップ5のみの場合の構成に比べると、
セレクト回路19、切換回路14、記憶回路16等が必
要となってその分構成が複雑化し製品としての価格が高
価にならざるを得ない。
そこで、このような点に鑑みてなされたものが、第2実
施例である。
次に、第2実施例の動作を説明するに先立って、第7図
に示すドライブ回路35の動作を説明する。
例えば、投光信号(C)のHレベルが投光状態、Lレベ
ルが非投光状態に対応するとすれば、測距を行わないと
き、投光信号(C)はLレベルであり、これを受けた定
電流ドライブ回路39は回路を遮断するのでセンターチ
ップ5には電流が流れず、一方、パルスドライブ回路4
3もLレベルの投光信号(C)を受け、出力端をO■と
するのでトランジスタ42がOFFとなってサイドチッ
プ6にも電流が流れず、いずれも消灯している。次に、
投光信号(C)がHレベルになると、定電流ドライブ回
路39がセンターチップ5に定電流が流れるように作動
し、電源37から電流が安定抵抗38を介してセンター
チップ5に流れ込み、発光する。そして、定電流ドライ
ブ回路39の設定値を最大にしておくならば、センター
チップ5は、最大の発光量で、発光する。
一方、パルスドライブ回路43は、出力端からパルスを
出力するので、トランジスタ42が所定の周期で0N−
OFF動作を行い、ON時には制限抵抗41で制限され
た電流がサイドチップ6に流れ込む。従って、サイドチ
ップ6は、トランジスタ42のON時でもセンターチッ
プ5より暗く発光し、さらにOFF時には発光しないの
で、平均した発光量は、センターチップ5の発光量より
かなり少なくなる。
尚、安定抵抗38および安定コンデンサ4oは、トラン
ジスタ42のON−〇FF動作に伴って電源37の電圧
等が変動するのを抑制する。
さて、第5図に示す第2実施例全体の動作を説明する。
制御部34が投光信号(C)を工(レベルにすることで
ドライブ回路35が作動し、センターチップ5および6
が同時に発光する。この光が投光レンズ3により平行光
とされて投光され、センター光線10およびサイド光線
11は、それぞれ被写体9上の距離yだけ離れた点で反
射し、それぞれ反射光10aおよびllaとなって受光
レンズ7により集束されて受光センサ8に入射し、それ
ぞれ受光センサ8の中心からの距離d1およびd2の位
置に結像する。つまり、受光センサ8からの位置信号(
Dl)は、結像位置までの距離di、d2および反射光
10a、llaの輝度に応じて合成(通常は加算)され
たものとなる。この合成された位置信号(Dl)を受け
た距離演算回路31は、合成された量に対応する測距デ
ータ(M)を出力する。上記投光素子4が発光している
時間、すなわち制御部34が投光信号(C)をHレベル
にしているのは、わずかな時間なので、上記測距データ
(M)を−旦記憶回路32に記憶する。そして記憶回路
32は1次回の入力があるまで上記測距データ(M)を
保持(記憶)している。
さて、第6図に移って、第5図を参照しつつデータ判定
部33の動作を説明する。記憶回路32からの測距デー
タ(Dm )を受けたデータ判定部33は、これを基準
値aと比較し、基準値aよりも大きくなると当該測距デ
ータ(Dm )は近距離警告ゾーンW内にあると判定し
、これを受けた制御部34が図示しない手段(例えば表
示等)によって操作者に警告を発する。これによって、
操作者は本装置が、撮影距離が近すぎて測距できない状
態にあることを知り、誤測距が防止できるのである。
さて、第1および第2実施例いずれの場合もサイド光線
11が被写体9で反射し得るという前堤で説明を進めて
きたが、被写体9がyよりもはるかしこ小さく (短か
く)、例えば被写体9の図中左半分が存在しないとする
と、被写体9はセンター光11しか反射させることがで
きず、サイド光11は被写体9で反射されずにはるか遠
方の被写体まで達し、この被写体で反射した反射光が誤
情報となって誤測距を発生させるという事態が新たに起
こる。この事態に対処するためになされたものが第3実
施例である。
次に、第3図実施例の動作および作用について説明する
。第1図および第2図に基づいた動作説明は、第1実施
例と離間−なので省略する。次に第3実施例の要部であ
る第(1)式の作用について述べる。
第1図に示す位置関係から、 y=(L/f)  ・x          (2)が
得られる。マクロ(近接)撮影可能な距離範囲の最も遠
距離側は一般に500C1m〕 (以下単位はすべて[
no]として表記は省略する)程度であるから、多少の
余裕を見込んで、L=600とし、標準的な顔47の横
幅fl 1=120としたとき、第8図に示すようにセ
ンター光線10を顔47の中心に合わせて且つサイド光
線11が顔47から外れないためには、第1図の距離y
が横幅1111=120の半値Q2=60より小さけれ
ばよい。つまり、L=600のときに次式を満たせばよ
い。
0<y<60             (3)第(3
)式に第(2)式を代入して整理すると、0< (x/
f) <0.1 なる第(1)式が得られる。
従って、第(1)式を満す位置関係である限り、少なく
ともL=600からL=Oまでの互層範囲において、サ
イド光線11が顔26から外れて誤測距となることはな
い。
被写体9がyよりもはるかに小さい場合にサイド光11
が被写体9を外れてしまうという問題は、第3実施例に
よって解決し得るが、逆に言えば、投光レンズ3、セン
ターチップ5およびサイドチップ6の配設位置に制約を
受けるということであり、設計の自由度が低下すること
は否めない。第4実施例はこの点に鑑みてなされたもの
である。
次に、第4実施例の動作を主として、第1図。
第7図、第9図、第10図を参照しつつ説明する。
まず、第4実施例の要部であるドライブ回路20の動作
を、主に第7図および第10図に基づいて説明する。
まず、スイッチ信号(C3)がLレベルの場合を述べる
。このLレベルのスイッチ信号(C3)を受けた定電流
ドライブ回路39は、実行信号(C4)の状態に関係な
く回路を遮断する。従って、センターチップ5には電流
が流れず、一方、同様にLレベルのスイッチ信号(C3
)を受けたパルスドライブ回路43も出力端の電位をO
vとするので、トランジスタ42のベースがOvとなっ
てトランジスタ42がOFFとなり、サイドチップ6に
も電流が流れない。すなわち、投光素子4には電流が流
れないので、センターチップ5およびサイドチップ6が
消灯状態を保持する。
次に、第10図に示すように時点T1にて、スイッチ信
号(C3)および実行信号(C4)がH1ノベルになる
と、これら両信号を受けた定電流ドライブ回路39が作
動を開始してあらかじめセンターチップ5の最大発光量
に対応するようにセットされた振幅A1の定電流を流す
(厳密には該定電流を吸込む)、従って、電源37から
の電流が安定抵抗38を介してセンターチップ5に流れ
込み、これを定電流ドライブ回路39が吸込み、この吸
込む量を制御するので、センターチップ5が振@A1の
定電流で駆動され発光する。そして、振幅A1がセンタ
ーチップ5の最大発光量に対応しているから、最も明る
く発光する。時点T2に至るまでこの状態が続行し、時
点T2にて、実行信号(C4)がLレベルに立下ると、
定電流ドライブ回路39は回路を遮断してセンターチッ
プ5を消灯させる。
一方、時点T2にて、Hレベルに立上った実行信号(C
5)およびHレベルを保持しているスイッチ信号(C3
)を受けたパルスドライブ回路43が作動を開始し、そ
の出力端から所定周期のパルス信号を出力する。これが
トランジスタ42のベースに流れ込み、トランジスタ4
2が上記パルス信号に追従して0N−OFF動作を行う
。従って、この0N−OFF動作のON時には、電源3
7からの電流が安定抵抗38を介してサイドチップ6に
流れ込み、制御抵抗41で制限された振幅A2の電流で
サイドチップ6が駆動される。そして、時点T3に至る
まで上記0N−0,FF動作が続行し、時点T3にて、
実行信号(C5)およびスイッチ信号(C3)がLレベ
ルになったとき。
パルスドライブ回路43がトランジスタ42をOFFに
し、サイドチップ6は消灯となる。従って、サイドチッ
プ6は、トランジスタ42のON時でもセンターチップ
5より暗く発光し、さらにOFF時には発光しないので
、平均した発光量は、センターチップ5の発光量よりか
なり少なくなる。
次に、全体の動作を第1図を参照して簡略に述べる。制
御部18は、セレクト信号(C2)によってセレクト回
路19に実行信号(C4)をHレベルに立上げさせると
共に、切換信号(C1)によって、切換回路14の出力
(D3)が出力されるように切換える。そして、制御部
18はスイソ子信号(C3)をHレベルにする。すると
、Hレベルの実行信号(C4)およびスイッチ信号(C
3)を受けたドライブ回路20がドライブ信号(Pl)
を出力してセンターチップ5を最大発光量で発光させ、
センター光線10が投光される。
そして、反射光10aが受光センサ8に入射されて該セ
ンサ8の中心から距離d1の位置に結像され、このとき
の入射位置に対応した受光センサ8の出力(Dl)を受
けて距離演算回路13が測距データ(D2)を出力する
。この測距データ(D2)は、切換回路14を介して記
憶回路15に記憶される。
次に、制御部18は、切換信号(C1)を変えて切換回
路14が出力(D4)を出力するように指令し、さらに
、信号(C2)を変えてセレクト回路19の実行信号(
C4)をLレベルにさせると共に実行信号(C5)をH
レベルにさせる。従ってドライブ回路20からドライブ
信号(R2)が出力され、サイドチップ6がセンターチ
ップ5よりも少ない発光量で発光する。そして上記同様
にこのサイドチップ6より発光された光が投光レンズ3
を通してサイド光線11として投光され、その反射光1
1aが受光センサ8の中心から互着d2位置に結像され
、その出力D1に対応する測距データ(D2)が記憶回
路16に記憶される。
この後、データ判定部17が、測距データ(D5)およ
び(D6)を所定の動作で判定して撮影距離を測定する
ここで、センターチップ5よりもサイドチップ6の発光
量を少なくしたことによる作用を説明する。
即ち、仮にセンターチップ5とサイドチップ6とを等し
い発光量とした場合は、第9図の裾部51で示すように
センター光線1oおよびサイト光illの減衰量が略等
しいので特性曲線48゜49は略等しい傾斜となり、上
述したように、サイト光線11が距離yよりも小さな被
写体9から外れて起る誤測距はRO−R2の間で発生し
得るが、センターチップ5よりもサイドチップ6の発光
量を少なくしたことにより、演算出力MがM=E1から
、つまり遠距離と近距離側の境界近傍から、サイド光線
11の減衰が激しくなり、裾部50で示すようにR1の
位置ではM=Oとなり、測距不能となる。サイドチップ
6による測距ができないということは、逆に言えば、誤
測距もできないということであり、つまりは誤測距が起
こり得なくなるということである。従って、従来のRO
−R2の範囲のうちRO−R1の範囲での上記誤■す距
は防止し得るのである。
上述のように、第1実施例によれば、センターチップ5
およびサイドチップ6を順次発光させ、それぞれの測距
データ(D2)を切換回路14を介して2つの記憶回路
15.16に記憶させ、サイドチップ6による測距デー
タ(D6)が基準値によりも小さい場合はセンターチッ
プ5による測距データ(D5)を有効とし、基準値によ
りも大きい場合は上記測距デー・夕(D6)を有効とし
、ファインダー12のエリアマーク30のサイズを従来
のLlからR2に縮小するように構成することができ、
従って、従来測距できなかった近距離警告範囲BK内で
測距ができるという利点があり、さらに、従来、撮影者
の距離感に依っていた被写体距離Ra 1.Rb 1に
対応する被写体距離R1゜R2の判別をデータ判定部1
7が自動的に行うから、撮影者は安心して構図のみに注
意を集中でき、使い勝手がよいという利点がある。従っ
て、撮影者の距離の判断ミスによるミス撮影が排除でき
るという利点がある。
また、第2実施例は、センターチップ5に隣接して受光
部2の反対側にサイドチップ6を配設し、それぞれセン
ター光線10およびサイド光線11を同時に投光し、被
写体9によるこれらの反射光10aおよびllaが受光
センサ8へ入射して受光センサ8の中心から距離d1お
よびd2にて結像し、これらの合成された位置信号(D
l)に対応する測距データ(M)が距離演算回路31か
ら出力されるから特性曲線36(第6図)のピーク部が
なだらかになり、その分だけ近距離警告ゾーンWが広く
なるという利点がある。
そして、合成された位置信号(Dl)に対応した測距デ
ータ(Dm )を記憶回路32を介してデータ判定部3
3が受け、これを基準値aと比較して基準値aより大き
い場合は、当該測距データ(Dm )が近距離警告ゾー
ンW内にあると判定して警告するように構成したから、
操作者が人間の距離感覚において判別し得ない範囲を正
確に判定し得るという利点がある。
従って、結果的に、単一の特性曲線36しか得られない
構成でありながら、第1実施例のように2つの特性曲線
21.22 (第2図)が得られるものに匹敵する効果
を奏するという利点がある。
つまり、■位置からR1位置までの撮影のための測距可
能範囲およびR1位置からR3位置までの近距離警告の
ための測距可能範囲が第1実施例と軸回−でありながら
、第1実施例のデータ切換回路14.記憶回路16、セ
レクト回路19が不要になり、その全構成が簡略化され
、これに伴って製造コストも低減し得るという利点があ
る。
また、サイドチップ6は、パルスドライブ回路43によ
って駆動されるので、制限抵抗41のみでサイドチップ
6の発光量を抑制する場合に比べて、電源37の消耗が
少なく効率がよいという利点がある。
また、撮影距離が遠くなって、第1図の距離yが大きく
なった場合、仮にセンターチップ5とサイドチップ6の
発光量が等光量であると、小さな被写体にあってはサイ
ド光線11が被写体を外れて誤測距となり得るが、第2
実施例ではセンターチップ5の発光量よりもサイドチッ
プ6の発光量を小さく構成したから、サイド光線11は
上記遠距離において減衰が著しく、反射光11aは実質
上皆無となって上記誤測距が発生しないという利点があ
ると共に、近距離にあっては、上述したように、特性曲
線36になだらかなピークを形成するのに寄与し、近距
謔側の測距可能範囲を従来に比べて拡大し近距離での誤
測距を回避し得るという利点がある。
つまり、特性曲線36は、距離R2の位置でピークを示
すが、それよりも遠距離または近距離になると次第に出
力が低下する。そのため、被写体距離が異なっているに
も拘らず、測定データは同じに゛なり、誤測距を生じる
可能性があるが、本実施例の場合、近距離警告ゾーンW
が充分法いため。
誤W’J距が行われるのを回避することができる。
また、第3実施例によれば、投光レンズ3の後方fの位
置に配設したセンターチップ5と、このセンターチップ
5の受光部2とは反対側の間隔Xの位置に配設したサイ
ドチップ6とが、0< (x/ f) <o、1 を満すように構成したから、被写体距離L=600から
L=Oの範囲内において、サイド光線11が顔26から
外れて起こる誤測距を防止することができるという利点
があり、さらにセンターチップ5およびサイドチップ6
を順次発光させ、それぞれの測距データ(D2)をデー
タ切換回路14を介して2つの記憶回路15.16に記
憶させ、サイドチップ6による測距データ(D6)が基
準値によりも小さい場合はセンターチップ5による測距
データ(D5)を有効とし、基準値によりも大きい場合
は上記測距データ(D6)を有効とし、遠距離は主にセ
ンターチップ5、近距離は主にサイドチップ6によって
測距するように構成したから、遠距離側の測距に何ら犠
牲を強いることなく、従来測距できなかった近距離側の
範囲BK内でも測距できるという利点がある。従って、
近接の撮影即ち、マクロ撮影が可能なレンズを組込んだ
カメラに適用することができる。
また、従来のように近距離警告を必要としない原理であ
るから、当然のことながら、PSDより成る受光センサ
8の受光領域の左半分(第1図参照)全域が有効に測距
可能範囲として使用できるという利点がある。
また、第4実施例によれば、センターチップ5に隣接し
て、受光部2とは反対側にサイドチップ6を配設し、セ
ンターチップ5よりもサイドチップ6の発光量を少なく
発光させるように構成したから、サイド光線11は比較
的近距離から遠距離において減衰が激しく、特別な配設
位置を定めなくとも、反射光11aはRO−R1で皆無
となり、被写体が小さいためにサイド光線11が被写体
から外れて起る誤測距の範囲をRO−R1の分だけ挟く
できるという利点がある。
また、サイドチップ6の発光量を抑制するのに、パルス
駆動を用いたので、制限抵抗41のみで抑制するのに比
へて電源37の利用効率がよいという利点がある。
また、可動部を有しないので信頼性が高く、安価に製造
できるという利点がある。
尚、本発明は、上述の実施例に限定されることなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施がで
きるものである。
例えば、第1実施例の動作説明では、センターチップ5
を発光させた後、サイドチップ6を発光させるように述
べたが、最初にサイドチップ6を発光させ、これによっ
て得られる測距データ(D6)が基準値によりも大きい
場合は、センターチップ5による測距(発光)を省鵬し
てもよい。この場合、距離演算回路13の演算時間等か
ら成る全体の動作時間を短縮できるという利点がある。
また、第2実施例において、投光信号(C)は、Hレベ
ルが投光状態、Lレベルが非投光状態に対応させるに限
らず、この逆であってもよい。
また、投光素子4は、2素子LEDに限ることなく、配
設スペースが許すならば、個別にLEDで構成してもよ
い。さらにLEDに限ることなく、他の発光素子でもよ
い。
また、第3実施例において、その動作説明では、センタ
ーチップ5を発光させた後、サイドチップ6を発光させ
るように述べたが、最初にサイドチップ6を発光させ、
これによって得られる測距データ (D6)が基準値に
よりも大きい場合は、センターチップ5による測距(発
光)を省呻してもよい。この場合、測距演算回路13の
演算時間等から成る全体の動作時間を短縮できるという
利点がある。
また、近接撮影の距離範囲の最も遠距離側をL=600
と設定するに限らず、撮影レンズ等との関係で500前
後に適宜変えてもよい。
また、第4実施例において、スイッチ信号(C3)は、
工(レベルが投光状態、Lレベルが非投光状態に対応さ
せるに限らず、この逆であってもよい。
また、投光素子4は、2素子LEDに限ることなく、配
設スペースが許すならば、個別のLEDで構成してもよ
い。さらにLEDに限ることなく、他の発光素子でもよ
い。
また、実行信号(C4)および(C5)は、Hレベルを
動作状態、Lレベルを非動作状態にそれぞれ対応させる
に限らず、この逆であってもよい。
さらに実行信号(C4)および(C5)の一方のみが逆
であってもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、上述の通り構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。
請求項1の自動焦点カメラの測距装置においては、第1
の投光素子のみおよび第2の投光素子のみによる測距可
能な最長被写体距離から最短被写体距離に至るまでの測
距可能距離範囲にそれぞれ対応するファインダー上の第
1の領域および第2の領域のうち、この第1の領域の最
長被写体距離側の領域と上記第2の領域の最短被写体距
離側の領域とを重複させるように構成したので、第1の
投光素子とファインダーとの配設位置により生じる視差
を除去し、従来不可能であった近距離側の測距を可能と
し、もって誤測距を防止することができる。
また、請求項2の自動焦点カメラの測距装置においては
、第1の投光素子と、この第1の投光素子より少ない発
光量の第2の投光素子とを同時に発光させ、投光された
それぞれの光による被写体からの反射光の上記受光手段
への入射位置に応じて生じるそれぞれの出力を合成し上
記被写体までの距離に対応する測距情報を得、これを所
定の基準値と比較して当該撮影距離が近距離警告範囲内
にあるか否かを判定するように構成したので、撮影のた
めの測距可能範囲を拡大せしめつつ、近距離警告範囲を
拡大させることができ、以って誤測距が行われるのを回
避することができ、上記請求項1.の発明に比べ、構成
が簡素でしかも安価に製作することができる。
また、請求項3の自動焦点カメラの測距装置においては
、投光光学系の光軸上に投光レンズを配設し、この投光
レンズのf(mm)後方の上記光軸上に第1の投光素子
を配設し、光軸に対し略直角方向の受光手段とは反対側
に、第1の投光素子からX (mu)の間隔を存して第
2の投光素子を配設し。
0 < (x / f ) < 0 、1なる条件を満
たすように構成したので、安価にして簡略な構成であり
ながら、近接被写体に対する測距が可能で、従って、マ
クロ撮影が可能なカメラに適用することができ、しかも
誤側屈の発生を的確に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は1本発明に係る自動焦点カメラの測距
装置の第1実施例を示し、このうち、第1図は、全体構
成を示すブロック図、第2図は、第1図に示す実施例の
制御部およびデータ判定部の動作を説明するための測距
特性図、第3図は、センターチップおよびサイドチップ
による最長被写体距離から最短被写体距離に至るまでの
測距可能距離範囲に対応するファインダー上の各領域を
説明するための説明図、第4図は、上記ファインダーの
画面に見える測距エリアマーク(エリアマーク)と上記
各領域との対応関係を模式的に示す正面図、第5図〜第
7図は、本発明の第2実施例を示し、このうち、第5図
は、全体構成を示すブロック図、第6図は、第5図に示
した実施例の測距特性を示す測距特性図、第7図は、第
5図のドライブ回路を少し詳しく示したブロック配線図
、第8図は1本発明の第3実施例の要部を説明するため
の図で、ファインダー上のエリアマークと投光光線と被
写体との関係を示す模式図、第9図および第10図は、
本発明の第4実施例の要部を説明するための図で、この
うち第9図は、本実施例の測距特性を示す測距特性図、
第10図は、上記ドライブ回路から出力される駆動信号
およびその生成タイミングを説明するタイミングチャー
ト、第11図〜第15図は、従来例を説明するための図
面で、このうち、第11図は、上記第4図に対応するフ
ァインダー画面の正面図、第12図は。 上記第3図に対応する説明図、第13図は、被写体互着
と反射光のPSDへの入射位置との関係を示す説明図、
第14図は、上記PSDの受光領域を説明する側面図、
第15図は、上記第2図に対応する従来の測距特性図で
ある。 1・・・・・・投光部、      2・・・・・・受
光部、Z・・・・・・基線長、      3・・・・
・・投光レンズ、4・・・・・・投光素子、 5・・・・・・センターチップ。 6・・・・・・サイドチップ、 7・・・・・・受光レンズ、     8・・・・・・
受光センサ。 9・・・・・・被写体、 10・・・・・・センター光線、 11・・・・・・サイド光線、 10a、lla・・・・・・反射光、 12・・・・・・ファインダー 13・・・・・・距離演算回路、 14・・・・・・データ切換回路。 15.16・・・・・・記憶回路。 17・・・・・・データ判定部、 18・・・制御部、 19・・・・・・セレクト回路、 20・・・・・・ドライブ回路。 Go・・・・・・センターエリア、 G1・・・・・・実効エリア、 Rs2〜R8C0・・・・・・サイドエリア、28・・
・・・・撮影視野マーク、 30・・・・・・測距エリアマーク、 31・・・・・・距離演算回路、 32・・・・・・記憶回路、 33・・・・・・データ判定部、 34・・・・・・制御部、 35・・・・・・ドライブ回路、 39・・・・・・定電流ドライブ回路、41・・・・・
・制限抵抗、 42・・・・・・トランジスタ、 43・・・・・・パルスドライブ回路、48.49・・
・・・・特性曲線、 50・・・・・・実際上の裾部、 51・・・・・・理論上の裾部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)投光素子から投光され被写体によって反射された
    反射光の受光手段への入射位置を検出することにより、
    上記被写体までの距離に対応する測距情報を得て自動合
    焦を行う自動焦点カメラにおいて、投光光学系の光軸上
    に配設された第1の上記投光素子と、上記投光光学系の
    光軸に対して略直角方向に且つ所定の基線長だけ隔てて
    配設された上記受光手段と、上記光軸に略直角方向に且
    つ上記第1の投光素子の上記受光手段とは反対側に配設
    された第2の投光素子と、上記第1および第2の投光素
    子の投光順序を制御する投光制御手段と、上記受光手段
    からの出力を受け上記入射位置に基づいて上記測距情報
    を算出する距離演算手段と、この距離演算手段からの上
    記第1および第2の投光素子による上記反射光にそれぞ
    れ対応する第1および第2の測距情報を上記投光順序に
    基づいてそれぞれ記憶する第1および第2の記憶手段と
    、この第1および第2の記憶手段からの出力を受け所定
    の基準値よりも上記第2の測距情報が大きいときは該第
    2の測距情報を有効とし逆に該第2の測距情報が小さい
    ときは上記第1の測距情報を有効とする測距情報判定手
    段と、上記光軸の略直角方向に該光軸から所定の間隔を
    もって配設され測距可能な視野の範囲を示す測距エリア
    マークを持ったファインダーとを具備し、上記第1の投
    光素子のみおよび上記第2の投光素子のみによる測距可
    能な最長被写体距離から最短被写体距離に至るまでの測
    距可能距離範囲にそれぞれ対応する上記ファインダー上
    の第1の領域および第2の領域のうち、この第1の領域
    の最長被写体距離側の領域と上記第2の領域の最短被写
    体距離側の領域とを重複させるように構成したことを特
    徴とする自動焦点カメラの測距装置。
  2. (2)投光素子から投光され被写体によって反射された
    反射光の受光手段への入射位置を検出することにより、
    上記被写体までの距離に対応する測距情報を得て撮影距
    離を測定し、所要の精度が得られない近距離に被写体が
    あることを警告する近距離警告範囲を有する自動焦点カ
    メラにおいて、投光光学系の光軸上に配設された第1の
    投光素子と、上記投光光学系の光軸に対して略直角方向
    に且つ所定の基線長だけ隔てて配設された上記受光手段
    と、上記光軸に略直角方向に且つ上記第1の投光素子の
    上記受光手段とは反対側に配設された第2の投光素子と
    、上記第1の投光素子よりも上記第2の投光素子の発光
    量が小さくなるように該第1および第2の投光素子を同
    時に発光させることで上記投光を行わしめる投光制御手
    段と、上記受光手段からの出力を受け上記入射位置に基
    づいて測距情報を算出する距離演算手段と、この距離演
    算手段からの該測距情報を受けてこれを所定の基準値と
    比較し当該撮影距離が上記近距離警告範囲内にあるか否
    かを判定する測距情報判定手段とを具備し、上記近距離
    警告範囲を可能な限り広くすることで誤測距を回避する
    ように構成したことを特徴とする自動焦点カメラの測距
    装置。
  3. (3)投光素子から投光され被写体によって反射された
    反射光の受光手段への入射位置を検出することにより、
    上記被写体までの距離に対応した測距情報を得て自動合
    焦を行う自動焦点カメラにおいて、投光光学系の光軸上
    に配設された投光レンズと、この投光レンズの後方の上
    記光軸上に配設された第1の投光素子と、上記光軸に対
    し略直角方向に所定の基線長だけ隔てて配設された上記
    受光手段と、上記光軸に対し略直角方向に且つ上記第1
    の投光素子の上記受光手段とは反対側に配設された第2
    の投光素子とを具備し、上記投光レンズから上記第1の
    投光素子までの距離をf〔mm〕、上記第1の投光素子
    と上記第2の投光素子との間隔をx〔mm〕とするとき
    、0<(x/f)<0.1なる条件を満すように構成し
    たことを特徴とする自動焦点カメラの測距装置。
JP26162988A 1987-12-30 1988-10-19 自動焦点カメラの測距装置 Expired - Fee Related JP2756680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/289,019 US4908648A (en) 1987-12-30 1988-12-23 Distance measuring device for automatic focusing camera

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33380487 1987-12-30
JP62-333804 1987-12-30
JP63-10782 1988-01-22
JP1078288 1988-01-22
JP63-10783 1988-01-22
JP1078388 1988-01-22
JP1468088 1988-01-27
JP63-14680 1988-01-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH021514A true JPH021514A (ja) 1990-01-05
JP2756680B2 JP2756680B2 (ja) 1998-05-25

Family

ID=27455462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26162988A Expired - Fee Related JP2756680B2 (ja) 1987-12-30 1988-10-19 自動焦点カメラの測距装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2756680B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999061948A1 (fr) * 1998-05-25 1999-12-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Telemetre et appareil photographique
EP1102211A2 (en) * 1999-11-19 2001-05-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processor, method of providing image processing services and order processing method

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999061948A1 (fr) * 1998-05-25 1999-12-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Telemetre et appareil photographique
US6587183B1 (en) 1998-05-25 2003-07-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Range finder and camera
US6704099B2 (en) 1998-05-25 2004-03-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Range finder device and camera
US6734951B2 (en) 1998-05-25 2004-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Range finder device and camera
US6897946B2 (en) 1998-05-25 2005-05-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ranger finder device and camera
EP1102211A2 (en) * 1999-11-19 2001-05-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processor, method of providing image processing services and order processing method
EP1102211A3 (en) * 1999-11-19 2006-09-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processor, method of providing image processing services and order processing method
US7423658B1 (en) 1999-11-19 2008-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processor, method of providing image processing services and order processing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2756680B2 (ja) 1998-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6775871B2 (ja) 測距システム及び測距方法
JPS60168111A (ja) カメラの焦点調節装置
JP2001311619A (ja) 測距装置及び測距方法
JP3478644B2 (ja) 光学装置
JP3265449B2 (ja) 測距センサ
JPH021514A (ja) 自動焦点カメラの測距装置
US4908648A (en) Distance measuring device for automatic focusing camera
US6038405A (en) Automatic focus detection device
US6442344B1 (en) Focusing apparatus
US6744982B2 (en) Distance-measuring device of camera and focusing method of camera
US20010048518A1 (en) Surveying instrument having a sighting telescope and a phase-difference detection type focus detection device therefor
JPH1096851A (ja) カメラの測距装置
JP3442472B2 (ja) カメラの測距装置
JP3031929B2 (ja) 測距方法および補助投光装置
JP2001188030A (ja) レンズメータ
JPS60176009A (ja) 自動焦点カメラ
JP3238484B2 (ja) 測距装置
JPH06148515A (ja) 交換レンズ及び焦点検出可能なカメラ
JP3465991B2 (ja) 測距装置の調整装置
JPH03171122A (ja) 視線検出装置
JPH0894351A (ja) 多点測距装置
JPH07191260A (ja) 焦点検出システム
JP3039623U (ja) 測距装置
JPH05215963A (ja) 測距装置
JP3009513B2 (ja) カメラのための測距装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees