JP3465991B2 - 測距装置の調整装置 - Google Patents

測距装置の調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラなどの撮
像装置に使用されるのに好適な測距装置用の調整機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、カメラ等で自動的に焦点調整を行
う為に、被写体の距離を測定するオートフォーカス(AF;
Auto Focus) 技術は一般に広く知られている。これらの
技術を用いたAF装置は、大量生産の工場工程において
迅速に組み立てられ、各部品のバラツキを補正するため
の調整が行われた後、市場の出荷される。
【0003】しかしながら、上記調整時に、例えば10
mの距離を正しく測距する試験を行う場合には、10m
の距離を工場内にとる必要が生じ、そのために広大なス
ペースが必要となり、工場のスペース効率が悪くなる。
【0004】ここで、図12(a)には、従来技術に係
るカメラの測距装置の調整装置の構成を示し説明する。
同図に於いて、カメラ8内に配設された赤外発光ダイオ
ード(IRED)1の光は投光レンズ2を介してチャー
ト9a又は9bに投射され、その反射光は受光レンズ3
を介してカメラ8内に配設された光位置検出素子(PSD;
Position Sensitive Diode) 4に受光される。当該PS
D4からの受光位置に係る信号に基づいて、不図示の演
算処理装置はチャート9a又は9bまでの距離を算出す
る。尚、チェッカ12は、不図示のパーソナルコンピュ
ータやカメラ8との通信用ケーブルなどを有する装置で
あり、油圧や空気圧でチャートをAFの光路から出し入
れするチャート切換部13を制御しながら、カメラ8に
測距動作を行わせ、且つ、その結果に基いて調整値を算
出するように構成されている。
【0005】このカメラ8は、公知の三角測距の原理に
基いて測距を行っている。即ち、チャート9a,9bと
では反射信号光のPSD4に入射する位置が異なること
に着目して距離の検出を行っている。いま、PSD4上
の光位置をAFデータ(AD)として距離Lの逆数との
理想的な関係を図示すると図12(b)の実線のように
なる。しかし、投受光レンズ間距離や各レンズの性質や
取付誤差により、実際には図12(b)の点線のような
関係になり、必ずしも理論上の関係とは一致しないのが
一般的である。そこで、この調整装置では、距離L1 と
L2 の位置にあるチャートを切換えて、そのときの測距
結果ADを用いてカメラ8の調整を行うようにしてい
る。
【0006】以下、図13のフローチャートを参照し
て、本調整装置の動作を説明する。先ず、チャート9a
をAFの光路中に設定し、距離L2 の測距結果AD2 を
得る(ステップS1,S2)。同様に、チャート9bを
AFの光路中に設定し、距離L1 の測距結果AD1を得
る(ステップS3,S4)。続いて、この算出したAD
1 ,AD2 と距離L1 ,L2 から図12(b)のグラフ
の傾きkを次式に基いて算出する(ステップS5)。
【0007】 k=(AD1 −AD2 )/(1/L1 −1/L2 ) …(1) そして、このkを用いて、このグラフの縦軸との交点S
を次式により求める(ステップS6)。
【0008】 S=AD1 −k(1/L1 ) …(2) こうして、上記算出したk,Sをカメラに記憶させ(ス
テップS7)、動作を終了する(ステップS8)。この
ように、カメラにkとSを記憶させておけば、上記
(2)式の関係より、カメラ内蔵の不図示のマイコンが
上記AD,k,Sに基いて1/Lを求めることができ、
合焦距離Lが正しく算出される。
【0009】一方、上記調整時のスペース効率を向上す
べく、特開平2−205808号公報では、近距離にお
いたチャートを使用して、狭いスペースでも遠距離測距
と同様の調整を正確に行うことを可能とした「オートフ
ォーカス用測距モジュールの測距試験方法」に関する技
術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−205808号公報により開示された技術は、測距
用チャート上で投光素子の発光位置を変更するというも
ので、別体の投光部を必要とする上、AF装置が実際に
用いる発光装置とは別の発光部を調整に用いるため、正
確な調整に用いるには不適切であった。
【0011】さらに、上記従来技術では、例えば実際の
測距装置の出力はAF回路の特性や電源電圧の変動その
他の影響によって必ずしも図12(b)のように1次関
数のグラフとなるわけではなく、図5の点線のようにな
る場合も多く、その時には投光した測距用光のスポット
像のボケ具合や、距離による反射信号光の減少などが無
視できず、点光源を用いた疑似測距では正確な測距は不
可能であった。本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、狭いスペースで、より正
確に調整可能な測距装置の調整装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様による測距装置の調整装置は、
対象物までの距離を測距する測距装置における上記測距
装置毎の個々のバラツキを補正するための調整値を測定
する調整装置において、上記測距装置から所定の距離に
配置可能な調整用チャートと、上記測距装置と上記調整
用チャートの間に介挿自在に設けられた光学系と、上記
光学系の光路中に挿入時と非挿入時のそれぞれの場合に
ついて、上記調整用のチャートからの反射信号光に基づ
く光電変換信号を入力し、これらの光電変換信号に基づ
いて上記調整値を演算する調整値演算手段と、を有し、
上記測距装置は、上記対象物までの測距用光を投光し、
上記対象物からの上記測距用光の反射光に基づいて上記
対象物までの距離を測定するものであって、上記光学系
の透過率を上記光路中に挿入される光学系によってそれ
ぞれ異ならせることができる透過率変更手段を有する
とを特徴とする。そして、第2の態様による測距装置の
調整装置は、対象物までの距離を測距する測距装置にお
ける上記測距装置毎の個々のバラツキを補正するための
調整値を測定する調整装置において、上記測距装置から
所定の距離に配置可能な調整用チャートと、上記測距装
置と上記調整用チャートの間に介挿自在に設けられた光
学系と、上記光学系の光路中に挿入時と非挿入時のそれ
ぞれの場合について、上記調整用のチャートからの反射
信号光に基づく光電変換信号を入力し、これらの光電変
換信号に基づいて上記調整値を演算する調整値演算手段
と、を具備し、上記測距装置は、上記対象物まで測距用
光を投光し、上記対象物からの上記測距用光の反射光に
基づいて上記対象物までの距離を測定するものであっ
て、上記光学系は、上記測距用光の光路を偏向させる光
路偏向素子によって構成されると共に、この光路偏向素
子の透過率は上記偏向の方向に応じて異ならせることを
特徴とする。さらに、第3の態様による測距装置の調整
装置は、対象物までの距離を測距する測距装置における
上記測距装置毎の個々のバラツキを補正するための調整
値を測定する調整装置において、上記測距装置から所定
の距離に配置可能な調整用チャートと、上記測距装置と
上記調整用チャートの間に介挿自在に設けられた光学系
と、上記光学系の光路中に挿入時と非挿入時のそれぞれ
の場合について、上記調整用のチャートからの反射信号
光に基づく第1の光電変換信号を入力し、これら第1の
光電変換信号に基づいて上記調整値を演算する調整値演
算手段と、上記調整用チャートまで測距用光を投光する
投光手段と、上記調整用チャートからの反射光信号を受
光し、前記第1の光電変換信号とは異なる第2の光電変
換信号を出力する受光手段を有し、上記調整値演算手段
は上記第1の光電変換信号と共に上記第2の光電変換信
号を用いて、上記光学系のガタに基づく誤差分を修正し
て上記調整値を演算することを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】即ち、本発明の第1の態様による測距装置の調
整装置では、測距装置から所定の距離に調整用チャート
が配置され、上記測距装置と上記調整用チャートの間に
光学系が介挿自在に設けられ、調整値演算手段により、
上記光学系の光路中に挿入時と非挿入時のそれぞれの場
合について、上記調整用のチャートからの反射信号光に
基づく光電変換信号の入力を受け、これらの光電変換信
号に基づいて上記調整値が演算される。特に、上記測距
装置によれば、上記対象物までの測距用光が投光され、
上記対象物からの上記測距用光の反射光に基づいて上記
対象物までの距離が測定され、透過率変更手段により、
上記光学系の透過率が上記光路中に挿入される光学系に
よってそれぞれ異なるものとされる。そして、第2の態
様による測距装置の調整装置は、測距装置から所定の距
離に調整用チャートが配置され、上記測距装置と上記調
整用チャートの間に光学系が介挿自在に設けられ、調整
値演算手段により、上記光学系の光路中に挿入時と非挿
入時のそれぞれの場合について、上記調整用のチャート
からの反射信号光に基づく光電変換信号の入力を受け、
これらの光電変換信号に基づいて上記調整値が演算され
る。特に、上記測距装置によれば、上記対象物まで測距
用光が投光され、上記対象物からの上記測距用光の反射
光に基づいて上記対象物までの距離が測定される。上記
光学系は、上記測距用光の光路を偏向させる光路偏向素
子によって構成され、光路偏向素子の透過率が上記偏向
の方向に応じて可変される。さらに、第3の態様による
測距装置の調整装置では、測距装置から所定の距離に調
整用チャートが配置され、上記測距装置と上記調整用チ
ャートの間に光学系が介挿自在に設けられ、調整値演算
手段により、上記光学系の光路中に挿入時と非挿入時の
それぞれの場合について、上記調整用のチャートからの
反射信号光に基づく第1の光電変換信号の入力を受け、
これら第1の光電変換信号に基づいて上記調整値が演算
され、投光手段により上記調整用チャートまで測距用光
が投光され、受光手段により上記調整用チャートからの
反射光信号が受光され、前記第1の光電変換信号とは異
なる第2の光電変換信号が出力される。特に、上記調整
値演算手段により、上記第1の光電変換信号と共に上記
第2の光電変換信号を用いて、上記光学系のガタに基づ
く誤差分が修正されて上記調整値が演算される。
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1には本発明の第1の実施例に係る測
距装置の調整装置の構成を示し説明する。同図に於い
て、測距装置8内では、ワンチップマイコン等からなる
演算制御回路(以下、CPUと略記する)10の出力が
ドライバ5を介してIRED1に接続されている。PS
D4の出力はAF回路6を介してCPU10の入力に接
続されている。CPU10には電気的に書き込み可能な
メモリであるEEPROM7も接続されている。上記I
RED1からの光の光路上には投光レンズ2、光路切換
部11が配置されており、該光路切換部11により所定
の光路に切り換えられた光のチャート9での反射光の光
路上には受光レンズ3を介して上記PSD4が配置され
ている。上記光路切換部11は投光方向モニタ部14を
介してチェッカ12に接続されており、該チェッカの出
力は測距装置8に接続されている。
【0019】このように、第1の実施例に係る測距装置
の調整装置は、測距装置8の前方に光路切換部11を配
設して、受光部4に入射する光の位置を切換えて、比較
的近い距離L2 の位置においたチャートだけによって、
より遠距離の測距を行ったと同様の状態を作り出してい
る。
【0020】尚、チャート9までの距離Lは投受光レン
ズの主点間距離Sと受光レンズ3の焦点距離fj 、及び
PSD4上の受光位置から次式により算出される。但
し、上記Sやfj のバラツキや組み付けによって生じる
誤差により、xとLの関係は必ずしも次式の関係になる
とは限らないない。
【0021】 L=S・fj /x …(3) このような構成において、上記CPU10はドライバ回
路5を介してIRED1を駆動し光を投光させる。この
光は投光レンズ2により集光された後、光路切換部11
により所定の光路に切り換えられてチャート9により反
射される。このとき、上記光路切換部11はチェッカ1
2により駆動制御される。上記チャート9により反射さ
れた光は受光レンズ3を介してPSD4に受光される。
このPSD4の出力信号は2つの電流信号であり、AF
回路6はこのPSD4の出力に基づいて信号光に基く成
分を分離し、信号電流を増幅し、上記信号光入射位置x
に依存した信号をCPU10に出力する。こうしてCP
U10は、上記AF回路6の出力に基づいて対象物の距
離Lを算出する。
【0022】上記チェッカ12は、投光レンズ2の前方
に配設された上記光路切換部11を制御しつつ、測距装
置8を作動させ、測距結果をCPU10部に入力し、先
に図13で説明したフローチャートと同種のシーケンス
に基づいて補正係数を求め、EEPROM7に該補正係
数を入力し記憶させる。
【0023】この調整が行われた後、CPU10は測距
が行われる度にIRED1を発光させ、そのときのAF
回路6の出力とEEPROM7に書き込まれた調整デー
タから正しい距離情報を算出する。尚、投光方向モニタ
部14によれば、投光方向が正しく切換えられたかどう
かをモニタすることができる。
【0024】ここで、図2には本発明の測距装置と該測
距装置の調整装置の外観図を示し説明する。同図に於い
て、符号50は工場の作業者であり、符号9はチャート
である。カメラ8はカメラ固定台45の上に固定され、
カメラの不図示のCPUとチェッカ12は信号線43
と、当て付けチェック端子40によって通信される。こ
のチェック端子は、端子支持部材41によってカメラ8
内の基板などに当て付けられている。符号42は支持部
材をカメラ8と着脱自在に動かすためのレールである。
チェッカ12は、光路切換部11を制御するために通信
線44によって接続されている。この他、符号3はAF
用の受光レンズ、符号19a,19b,19cは光路切
換用のプリズムであり、符号20は投光方向切換部14
の受光レンズであり、これらについての詳細は後述す
る。
【0025】次に図3(a)には本発明の第2の実施例
の構成を示し説明する。この第2の実施例に係る測距装
置の調整装置は基本的に上記第1の実施例(図1)と同
様の構成となっているが、ここでは光路切換部11の構
成をより具体的に示している。また、投光方向モニタ部
14も図示の如く測距装置8とは別体の第2の受光レン
ズ20及び第2のPSD21、第2のAF回路22によ
って構成されている。この投光方向モニタ部14によ
り、所定の位置に投光方向が切換えられなかった場合が
検知でき、また、その量が小さい時には、それを加味し
てEEPROM7の補正値を変更することも可能であ
る。また、光路切換部11は、モータドライバ16によ
って回転させられるモータ17とギア及びスライド部材
18等からなり、スライド部材18には、プリズム19
a,19b,19cなどが取り付けられている。プリズ
ムの角度と素材のガラスの屈折率により、各プリズムを
介するごとに投光方向が切換えられる。
【0026】上記投光方向切換部11によって、図3
(b)に示されるように、投光方向が切換えられると、
PSD4には等価的に異なる距離L1 ,L2 ,L3 のチ
ャートに測距用光を投光した時と同様の反射信号光が入
射する。つまり、プリズムを介さない時には測距用光は
R4 のように投射され、L4 の距離を測距した場合とな
り、角度の小さいプリズム19cを介した場合は投光光
像はR3 のようになり、L3 の距離を測距したのと等価
となる。同様に、プリズムの角度が大きくなるにつれて
光像はR2 ,R1 と曲り方が大きくなり、L2 ,L1 と
より遠距離を測距したのと等価な角度で反射信号光がP
SD4に入射する。
【0027】さらに、実際の測距では遠距離になればな
る程、反射信号光は距離の二乗に反比例して光量が減少
するので、プリズム19a,19b,19cも、それに
見合うだけの光減衰率を持つフィルタ効果を持たせてい
る。
【0028】また、プリズムとは別体のNDフィルタを
光路中においてもよいことは勿論である。具体的には、
L1 を10m、L2 を5m、L3 を2m、L4 を1mと
すると、10m程度の光にするプリズム19aは1/1
00の減衰率を持たせ、プリズム19bは1/25、1
9cは1/4の減衰率を持たせるようにする。光学素子
によって投光量を変更することに限らず、発光素子自体
の発光量を電流を制御することによって変更するように
してもよい。
【0029】このような構成の第2の実施例によれば、
測距装置の投光光源を用い、しかも、距離による光減衰
も加味し、図12に示したような実際の距離切換と極め
て類似した状況を作り出すことが可能となっている。そ
の他の構成は図1に示したものと同様であり、ここでは
説明を省略する。
【0030】以下、図4のフローチャートを参照して第
2の実施例の動作を説明する。プリズム19aをセット
し、測距装置を作動させると前述のように反射信号光は
光量的にも光位置的にも距離L1 を測距したことと等価
となり、この時の測距信号をAD1 とする(ステップS
10,S11)。同様に、プリズム19bをセットし、
測距装置を作動させると前述のように反射信号光は光量
的にも光位置的にも距離L2 を測距したことと等価とな
り、この時の測距信号をAD2 とする(ステップS1
2,S13)。更に、プリズム19cをセットし、測距
装置を作動させると前述のように反射信号光は光量的に
も光位置的にも距離L3 を測距したことと等価となり、
この時の測距信号をAD3 とする(ステップS14,S
15)。そして、プリズムを介さないで、測距装置を作
動させると前述のように反射信号光は光量的にも光位置
的にも距離L3 を測距したことと等価となり、この時の
測距信号をAD4 とする(ステップS16,S17)。
【0031】以上の動作により、図5に点線で示される
ような特性を示す測距結果のうち、L1 〜L4 の各距離
による測距結果AD1 〜AD4 が算出される。このよう
に、測距結果が曲線を描いていると、図12(b)のよ
うな2点の測距による調整では十分測距誤差を小さくで
きないが、本実施例によれば、正確な測距装置の制作が
可能となる。
【0032】続いて、L3 からL4 の間、L2 からL3
の間、L1 からL2 の間の傾きデータk1 乃至k3 が次
式により算出される(ステップS18〜S20)。 k1 =((1/L3 )−(1/L4 ))/(AD3 −AD4 ) k2 =((1/L2 )−(1/L3 ))/(AD2 −AD3 ) k3 =((1/L1 )−(1/L2 ))/(AD1 −AD2 ) 尚、各距離測距時には、CPU10は、これらの傾きデ
ータを用いて小刻みに距離算出を行うようにすればよ
い。
【0033】こうして距離L2 ,L3 の測距結果AD2
,AD3 と傾きk1 〜k3 をチェッカ12からEEP
ROM7に記憶させ、動作を終了する(ステップS2
1)。以上の動作により、測距装置8は図5の点線のよ
うに示された測距特性を実線の折線のように近似してE
EPROM7に記憶する。
【0034】次に、図6のフローチャートを参照して、
CPU10が測距時に距離の逆数1/Lを算出するカメ
ラのシーケンスについて説明する。調整器から取り外さ
れたカメラの測距装置8は、レリーズスイッチがONさ
れると(ステップS30)、IRED5を発光し、PS
D4にて反射信号光を受光する。そのとき、AF回路6
からの出力ADをCPU10が入力する(ステップS3
1)。CPU10は、このADを、各々、距離L3 を測
距した時の測距結果AD3 とL2 を測距した時の測距結
果AD2 と比較し(ステップS32,S33)、ADが
AD3 より大きい時はL3 ,L4 の間の傾きk3 を用い
て次式により被写体距離Lの逆数を算出する(ステップ
S34)。尚、このk3 は図3のkとは異なり、ADに
対する1/Lの傾きを示している。
【0035】1/L=k3 (AD−AD3 )+1/L3 ここでは、AD3 は、1/L3 の距離の時のAD値なの
で、1/L3 とAD3を基準に新たに求まったADと、
AD3 の差を求め、傾きk3 を乗ずることにより、AD
を1/Lのディメンションに置き換え、1/L3 を加え
て測距結果1/Lを算出している。同様に、ADがAD
2 より大きい時はL2 ,L3 の間の傾きk2 を用いて次
式により被写体距離Lの逆数を算出する(ステップS3
5)。
【0036】1/L=k2 (AD−AD2 )+1/L2 さらに、ADがAD2 ,AD3 より小さい時はL1 ,L
2 の間の傾きk1 を用いて次式により被写体距離Lの逆
数を算出する(ステップS36)。
【0037】1/L=k1 (AD−AD1 )+1/L1 こうして、算出された距離に撮影レンズのピントを合わ
せ(ステップS37)、露出を行い(ステップS3
8)、動作を終了する(ステップS39)。
【0038】以上説明したように、第2の実施例によれ
ば、図12(a)の従来の調整装置のように大型のチャ
ートを動かす必要もなく、また、遠距離チャートを必要
とせず、狭いスペースで遠距離対応のAF装置を調整す
ることができる。また、赤外投光三角測距時の信号光入
射位置に加えNDフィルタによる光量変化も加味してい
るので、より実際に近いシーンを想定しての調整が可能
となる。その為、図5の点線のように、ノンリアルな測
距特性に対しても小刻みな補正を加えて極めて正確な近
似式による距離算出演算が可能となる。
【0039】また、図3(a)の光路切換モニタ部14
を用いると、プリズム19a乃至19cの設定位置のバ
ラツキなども補正したより正確な調整が可能となる。つ
まり、プリズム19a乃至19cのいずれも介さない時
のPSD4,PSD21への反射信号光の入射位置はプ
リズムの誤差を含まないので、これを基準としてプリズ
ムの誤差を加味した調整を行えばよい。
【0040】例えば、図7に示されるように、L10とL
20という2つの距離の間で測距調整を行う場合、光源は
プリズム11によってR10の方向に投射されるべきとこ
ろ、装置のバラツキによってR20の方向に投射されたと
すると、モニタ用の受光レンズ20とモニタ用のPSD
21にはプリズムを介さない時の入射位置(L10測距時
の位置)x10からΔx10だけ離れた所に入射するはずの
ところが、入射位置はΔx20だけズレたところとなって
しまう。
【0041】これによって、本来の投光方向と異なるこ
とを検知し、警告を行ってもよいが、図8のような調整
を行ってもよい。即ち、プリズムなしの状態で、PSD
4,PSD21を用いて反射信号光入射位置を求め、P
SD4への光入射位置は測距データAD1 とし、PSD
21への反射信号光入射位置はx10とする(ステップS
40〜S42)。続いて、プリズムを投光光路内に挿入
し、測距するとPSD4での測距データはAD2 ,PS
D21への入射位置はx20となる(ステップS43〜S
45)。このx10とx20の差は理想的にはΔx10となる
はずだが、x10とx20の差とΔx10の比とL10とL20の
各々の逆数の差から、この時、等価的に測距した距離L
30が次式により求められる(ステップS46)。
【0042】
【数1】
【0043】従って、このL30とL10,及びAD1 ,A
D2 を用いて次式の演算を行えば、正しい傾きkが算出
される(ステップS47)。 k=((1/L10)−(1/L30))/(AD1 −AD2 ) このkと所定距離Lの測距結果AD1 を記憶しておけ
ば、AF装置は測距毎にこれらデータ及びその時の測距
データから正しい距離を求めることができるのは先に図
6で説明した通りである。
【0044】以上詳述したように、プリズムの設置に多
少のガタなどの誤差があっても、本発明の測距装置の調
整装置によれば、正しい調整が可能である。尚、本発明
は上記実施例に限定されることなく、その趣旨を逸脱し
ない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論で
ある。
【0045】例えば、図3のような形状のプリズムを切
換える方法の他、図9(a)のようなフレネルレンズの
断面のような形状のプリズムを用いてもよい。また、図
3(a)のように、複数のプリズムをスライドさせて切
換える方法の他、図9(b),(c)のように、2つの
プリズムを用いて、その間隔を切換えて投光ポイントを
切換えても同種の効果が得られる。
【0046】さらに、本発明を応用すれば、図10のよ
うに、2つの受光レンズ30,31を介して得られた対
象物9の像の位置差より、被写体9の距離を求める所謂
パッシブ型のAFを調整する調整器も設計可能である。
つまり、図10(a)の状態とAF光路中にプリズム3
6,37を挿入した場合(図10(b))とで、近距離
L2 と遠距離L1 の2つの距離を測距する状態をL2 の
距離のチャート9だけで等価的に作り出すことができ
る。
【0047】このような測距装置も測距用光を投射しな
いだけで基本は同じ三角測距であるから、図12(b)
に示すような出力結果ADが像ズレ量検出回路38から
出力される。この特性から、2つの距離L1 ,L2 の測
距結果AD1 ,AD2 を用いて先に図13に示したシー
ケンスによって補正量kとSを求め、EEPROM7に
それを入力させるようにすればよい。この例でも狭い空
間で遠距離対応の測距装置の提供が可能となる。
【0048】また、こうしたパッシブタイプの測距装置
では、暗い所では対象物の明暗のコントラストがなくな
り測距不能となるため、補助光源を設け、暗いところや
濃淡のない被写体では該補助光を発光させる技術が知ら
れている。このような装置では、図11のように受光光
路変更プリズム36,37の他、投光光路の変更プリズ
ム11を具備するようにすれば一層効果的である。尚、
図11において、符号1は補助光源であり、符号2は投
光レンズであり、その他の構成要素は図10(b)に準
ずるものであるため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0049】尚、本発明の上記実施態様によれば、以下
のごとき構成が得られる。 (1)対象物までの距離を測距する測距装置における上
記測距装置毎の個々のバラツキを補正するための調整値
を測定する調整装置において、上記測距装置から所定の
距離に配置可能な調整用チャートと、上記測距装置と上
記調整用チャートの間に介挿自在に設けられた光学系
と、上記光学系の光路中に挿入時と非挿入時のそれぞれ
の場合について、上記調整用のチャートからの反射信号
光に基づく上記光電変換信号を入力し、これらの光電変
換信号に基づいて上記調整値を演算する調整値演算手段
と、を具備したことを特徴とする測距装置の調整装置。 (2)上記測距装置は、対象物に対し、測距用光を投射
する投光手段と、上記測距用光の上記対象物からの反射
信号光を受光し、光電変換信号を出力する受光手段と、
上記光電変換信号に基づいて上記対象物までの距離を演
算する距離演算手段を具備する上記(1)に記載の測距
装置の調整装置。 (3)上記光学系は、上記測距用光の光路を偏向させる
光路偏向素子によって構成されていることを特徴とする
上記(2)に記載の測距装置の調整装置。 (4)上記光学系は、上記測距用光の光量を調整する光
量調整素子によって構成されていることを特徴とする上
記(2)に記載の測距装置の調整装置。 (5)上記光学系は、上記測距用光の光路を偏向させる
光路変更素子によって構成されると共に、この光路変更
素子の透過率は上記偏向の方向に応じて異ならせること
を特徴とする上記(2)に記載の測距装置の調整装置。 (6)上記調整装置は、さらに、上記調整用チャートか
らの反射信号光を受光し、第2光電変換信号を出力する
第2受光手段を有し、上記調整値演算手段は上記光電変
換信号と共に上記第2光電変換信号を用いて、上記光学
系のガタに基づく誤差分を修正して上記調整値を演算す
ることを特徴とする上記(2)に記載の測距装置の調整
装置。 (7)上記光学系は複数の部分から構成され、上記調整
値演算手段は上記複数の部分に対応してそれぞれ調整値
を演算することを特徴とする上記(2)に記載の測距装
置の調整装置。 (8)上記光学系は異なる角度を有する複数のプリズム
から構成されることを特徴とする上記(2)または
(3)に記載の測距装置の調整装置。 (9)上記光学系は少なくとも2つのプリズムの間隔を
変更可能に構成されていることを特徴とする上記(2)
または(3)に記載の測距装置の調整装置。 (10)上記測距装置は、一対の受光窓を介して物体像
をそれぞれ受光し、一対の物体像の輝度分布パターンの
位相差に基づいて、上記物体までの距離を測定すること
を特徴とする上記(1)に記載の測距装置の調整装置。 (11)上記光学系は上記一対の受光窓と上記調整用パ
ターンの間に設けられた一対の光路変更素子から構成さ
れる上記(10)に記載の測距装置の調整装置。 (12)上記調整装置は、さらに補助光源を具備し、上
記測距装置の受光手段は上記補助光源の受光位置に応じ
て上記調整値を演算することを特徴とする上記(10)
に記載の測距装置の調整装置。 (13)対象物に測距用光を投光師、この対象物からの
反射光を受光して、上記対象物までの距離を測定する測
距装置の調整装置において、上記測距用光の光路を疑似
的に変更する光路変更手段と、上記疑似的に光路を変更
された測距用光の反射光を受光して、上記測距装置で使
用する調整値を決定する調整値決定手段と、を具備する
ことを特徴とする測距装置の調整装置。 (14)対象物に対し、測距用光を投射する投光手段
と、上記測距用光の上記対象物からの反射信号光を受光
する受光手段と、を有する測距装置を調整する調整装置
において、上記測距装置が測距可能になる位置の所定の
距離に置かれた調整用チャートと、上記投光手段と上記
調整用チャートの間に出し入れ自在に設けられた光学系
と、を具備し、上記光学系が光路中に挿入された時と挿
入されない時で、上記所定距離と異なる測距結果を上記
受光手段が出力するように構成されたことを特徴とする
測距装置の調整装置。 (15)上記受光手段は光位置検出手段を有し、上記光
学系は上記光位置検出手段上の上記信号光入射位置を変
更するようにした上記(14)に記載の測距装置の調整
装置。 (16)上記受光手段は上記反射信号光量に依存した光
電変換信号を出力し、上記光学系は上記受光手段上に入
射する反射信号光量を変更するようにした上記(14)
に記載の測距装置の調整装置。 (17)2つの異なる受光レンズ系を介して、対象物の
輝度分布を検出する一対の受光手段と、上記受光手段上
の上記輝度分布のズレ具合から上記対象物までの距離を
算出する演算手段と、を有する測距装置を調整する調整
機において、上記測距装置が測距可能になる位置の所定
距離におかれた調整用チャートと、上記受光手段と上記
調整用チャートの間に出し入れ自在に設けられた光学系
を有し、上記光学系が光路中に挿入された時と、挿入さ
れない時で上記所定距離と異なる測距結果を上記演算手
段が算出するように上記光学系を構成したことを特徴と
する測距装置の調整装置。
【0050】上記(1)に記載の測距装置の調整装置に
よれば、チャートまでの距離が短くても、比較的遠い距
離にチャートを配置した場合と同等の効果により調整値
を得る事ができる。上記(2)に記載の測距装置の調整
装置によれば、所謂アクティブ方式の測距装置に本発明
を適用できる。上記(3)に記載の測距装置の調整装置
によれば、所謂三角測距型の測距装置において、上記
(1)に記載の光学系を簡単な構成とすることができ
る。上記(4)に記載の測距装置の調整装置によれば、
光量検出型の測距装置において、上記(1)に記載の光
学系を簡単な構成とすることができる。上記(5)に記
載の測距装置の調整装置によれば、距離による光減衰を
加味して、実際の測距状況と類似した環境で調整値を検
出することができ、高精度の調整値を得ることができ
る。上記(6)に記載の測距装置の調整装置によれば、
光学系のガタ分も補正した調整値を得ることができる。
上記(7)に記載の測距装置の調整装置によれば、物体
距離に応じた最適な調整値を得ることができる。上記
(8)に記載の測距装置の調整装置によれば、複数の調
整値を得ることができる。上記(9)に記載の測距装置
の調整装置によれば、プリズムの間隔を変更するだけ
で、疑似的に異なる距離について調整値を得ることがで
きる。上記(10)に記載の測距装置の調整装置によれ
ば、所謂パッシブ方式の測距装置に本発明を適用でき
る。上記(11)に記載の測距装置の調整装置によれ
ば、光路変更素子によって光路を偏向するだけで、疑似
的に調整用パターンの配置位置とは異なる距離について
測定することができるので、簡単な構成にすることがで
きる。上記(12)に記載の測距装置によれば、補助光
源を利用して、より正確に調整値を得ることができる。
上記(13)に記載の測距装置の調整装置によれば、疑
似的に光路を変更するだけで良いので、簡単な構成で、
しかも調整装置を小形化することができる。上記(1
4)に記載の測距装置の調整装置によれば、所謂アクテ
ィブ型の測距装置の調整装置において、チャートまでの
距離が短くても、比較的遠い距離にチャートを配置した
場合と同等の精度で調整値を得ることができる。上記
(15)に記載の測距装置の調整装置によれば、所謂三
角測距型の測距装置において、上記(14)に記載の光
学系を簡単な構成とすることができる。上記(16)に
記載の測距装置の調整装置によれば、光量検出型の測距
装置において、上記(14)に記載の光学系を簡単な構
成とすることができる。上記(17)に記載の測距装置
の調整装置によれば、所謂パッシブ方式の測距装置に本
発明を適用できる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、狭いスペースで、より
正確に調整可能な測距装置の調整装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る測距装置の調整装
置の構成を示す図である。
【図2】本発明の測距装置と該測距装置の調整装置の外
観図を示す図である。
【図3】(a)は本発明の第2の実施例の構成を示す図
であり、(b)は投光方向切換部11の機能を説明する
ための図である。
【図4】第2の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】第2の実施例により得られたAFデータ(A
D)として距離Lの逆数と関係を示す図である。
【図6】CPU10が測距時に距離の逆数1/Lを算出
するカメラのシーケンスを示すフローチャートである。
【図7】プリズム19a乃至19cの設定位置のバラツ
キなども補正したより正確な調整について具体的に説明
するための図である。
【図8】入射位置のズレを補正するためのシーケンスを
示すフローチャートである。
【図9】図3の構成の改良例を示す図である。
【図10】本発明の測距装置の応用例の構成の概略を示
す図である。
【図11】外部光源を設けた本発明の測距装置の調整装
置の応用例を示す図である。
【図12】(a)は従来技術に係るカメラの測距装置の
調整装置の構成を示す図であり、(b)はAFデータ
(AD)として距離Lの逆数と関係を示す図である。
【図13】図12の調整装置の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…IRED、2…投光レンズ、3…受光レンズ、4…
PSD、5…ドライバ、6…AF回路、7…EEPRO
M、8…測距装置、9…チャート、10…演算制御回
路、11…光路切換部、12…チェッカ、13…チャー
ト切換部、14…投光方向モニタ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 3/06 G02B 7/32 G03B 13/36 G01B 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物までの距離を測距する測距装置に
    おける上記測距装置毎の個々のバラツキを補正するため
    の調整値を測定する調整装置において、 上記測距装置から所定の距離に配置可能な調整用チャー
    トと、 上記測距装置と上記調整用チャートの間に介挿自在に設
    けられた光学系と、 上記光学系の光路中に挿入時と非挿入時のそれぞれの場
    合について、上記調整用のチャートからの反射信号光に
    基づく光電変換信号を入力し、これらの光電変換信号に
    基づいて上記調整値を演算する調整値演算手段と、を有
    し、 上記測距装置は、上記対象物までの測距用光を投光し、
    上記対象物からの上記測距用光の反射光に基づいて上記
    対象物までの距離を測定するものであって、上記光学系
    の透過率を上記光路中に挿入される光学系によってそれ
    ぞれ異ならせることができる透過率変更手段を有する
    とを特徴とする測距装置の調整装置。
  2. 【請求項2】 対象物までの距離を測距する測距装置に
    おける上記測距装置毎の個々のバラツキを補正するため
    の調整値を測定する調整装置において、 上記測距装置から所定の距離に配置可能な調整用チャー
    トと、 上記測距装置と上記調整用チャートの間に介挿自在に設
    けられた光学系と、 上記光学系の光路中に挿入時と非挿入時のそれぞれの場
    合について、上記調整用のチャートからの反射信号光に
    基づく光電変換信号を入力し、これらの光電変換信号に
    基づいて上記調整値を演算する調整値演算手段と、を具
    備し、 上記測距装置は、上記対象物まで測距用光を投光し、上
    記対象物からの上記測距用光の反射光に基づいて上記対
    象物までの距離を測定するものであって、上記光学系
    は、上記測距用光の光路を偏向させる光路偏向素子によ
    って構成されると共に、この光路偏向素子の透過率は上
    記偏向の方向に応じて異ならせることを特徴とする測距
    装置の調整装置。
  3. 【請求項3】 対象物までの距離を測距する測距装置に
    おける上記測距装置毎の個々のバラツキを補正するため
    の調整値を測定する調整装置において、 上記測距装置から所定の距離に配置可能な調整用チャー
    トと、 上記測距装置と上記調整用チャートの間に介挿自在に設
    けられた光学系と、 上記光学系の光路中に挿入時と非挿入時のそれぞれの場
    合について、上記調整用のチャートからの反射信号光に
    基づく第1の光電変換信号を入力し、これら第1の光電
    変換信号に基づいて上記調整値を演算する調整値演算手
    段と、 上記調整用チャートまで測距用光を投光する投光手段
    と、 上記調整用チャートからの反射光信号を受光し、前記第
    1の光電変換信号とは異なる第2の光電変換信号を出力
    する受光手段を有し、 上記調整値演算手段は上記第1の光電変換信号と共に上
    記第2の光電変換信号を用いて、上記光学系のガタに基
    づく誤差分を修正して上記調整値を演算することを特徴
    とする測距装置の調整装置。
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