JP3478644B2 - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP3478644B2
JP3478644B2 JP23211695A JP23211695A JP3478644B2 JP 3478644 B2 JP3478644 B2 JP 3478644B2 JP 23211695 A JP23211695 A JP 23211695A JP 23211695 A JP23211695 A JP 23211695A JP 3478644 B2 JP3478644 B2 JP 3478644B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動焦点調節装置
を備えたカメラ等の光学装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、画面内の複数の領域の焦点状
態を検出し、その結果に基づいて撮影レンズの焦点調節
を行う、いわゆる「多点AF(オートフォーカス)カメ
ラ」は周知である。なお、画面内の複数の焦点検出可能
な領域は「測距点」とも称される。
【0003】多点AFカメラ以前のAFカメラでは、画
面内の中央に1つだけ測距点があるものが多かった(以
降、このようなカメラを「1点AFカメラ」と称す
る)。
【0004】自然光で照明された被写体からの光束に基
づいて焦点検出を行う、いわゆる「パッシブAF方式」
では、自然光の照明状態や被写体のコントラスト状態で
焦点検出が不能となることがしばしば発生する。その
為、カメラ本体に被写体照明用の光源を設け、必要に応
じて被写体を照明することで、自然光下では不可能な焦
点検出を可能にするようにしている。このような光源を
「補助光」と呼ぶ。補助光源としては発光ダイオードや
ストロボ装置、あるいは白熱ランプ等が用いられる。
【0005】例えば、図2のようにカメラ本体10の左
上部の辺りに補助光の投光部11を設け、自然光で焦点
検出不能状態になると、この投光部11から補助光を投
光して被写体を照明する。
【0006】1点AFカメラの場合は画面中央のみで焦
点検出を行うので、補助光も被写体の中央部のみを照明
するように構成されているが、多点AFカメラの場合で
は、補助光も画面内の複数の測距点に対応した被写体位
置をもれなく照明するように構成されている。
【0007】さて、補助光は図2のように外付けのスト
ロボ装置にも設けられている。焦点検出が不能になるの
は自然光が暗く低輝度の場合が殆どであり、通常そのよ
うな状況ではストロボ装置(以下単にストロボとも称
す)をカメラに具備することが多く、またストロボ側に
補助光手段(補助光投光部21)を設けた方がスペース
上光量に関して有利であり、より遠くの被写体も照明す
ることができるからである。
【0008】さらに、図2のようにストロボはカメラの
補助光投光部11より撮影光軸から離れているので、撮
影レンズの鏡筒によるケラレも生じにくいという利点も
ある。
【0009】通常はストロボ発光部22の下方に補助光
投光部21が配置されている。カメラのAFが1点AF
の時代にはストロボに設けられる補助光も画面中央部を
照明するのみであったが、カメラが多点AF化するにつ
れ、ストロボ側の補助光もカメラの補助光同様に多点A
F対応になってきた。
【0010】多点AFカメラに多点AF対応ストロボが
装置されると、上述した理由により、カメラ側の補助光
は使用せずに、ストロボ側の補助光を使用するようにし
ている。
【0011】そして、多点AFに対応していないストロ
ボが装置された場合にのみ、カメラ側の補助光が使用さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、多点AFカ
メラといっても、常に複数の測距点で焦点検出をするわ
けではなく、複数の測距点の内の一つしか焦点検出を実
行しないという状況がカメラの仕様として存在する。例
えば、使用者が焦点検出すべき測距点を任意に設定した
場合、などである。
【0013】特に中央の測距点のみが選択的に選ばれた
場合、AFの機能としては従来の1点AFと全く同様に
なる。
【0014】しかし、このような場合でも、装着されて
いるストロボが多点AF非対応であれば、本来ストロボ
側の補助光の方が前述の利点が多いにも拘らず、カメラ
側の補助光が使用される。
【0015】(発明の目的)本発明の目的は、焦点検出
動作を可能にする確率を向上させることのできる光学装
置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1記載の本発明は、画面内の複数の領域
の焦点状態を検出する焦点検出手段と、前記複数の領域
に対応する補助光を投光できる第1の照明手段と、前記
複数の領域の少なくとも2か所以上の焦点状態を検出す
る第1のモードと前記複数の領域内の所定領域の焦点状
態を検出する第2のモードの何れかを選択するモード選
択手段とを備えた光学装置において、前記複数の領域に
対応する補助光を投光できる第2の照明手段が該光学装
置に装着された場合には、前記モードに拘らず前記第2
の照明手段を焦点検出時の補助光として選択し、前記複
数の領域の内の所定領域に対応する補助光を投光する
3の照明手段が該光学装置に装着された場合には、前記
第1のモードでは前記第1の照明手段を、前記第2のモ
ードでは前記第3の照明手段を、それぞれ焦点検出時の
補助光として選択する補助光選択手段を設けた光学装置
とするものである。
【0017】同じく上記の目的を達成するために、請求
項2記載の本発明は、画面内の複数の領域の焦点状態を
検出する焦点検出手段と、前記複数の領域に対応する
助光を投光できる第1の照明手段と、使用者の視線を検
出する視線検出手段と、前記視線検出結果に基づいて、
前記複数の領域の内の一つの領域を選択する領域選択手
段とを備えた光学装置において、前記複数の領域に対応
する補助光を投光できる第2の照明手段が該光学装置に
装着された場合には、前記領域選択手段の結果に拘らず
前記第2の照明手段を焦点検出時の補助光として選択
し、前記複数の領域の内の所定領域に対応する補助光を
投光する第3の照明手段が該光学装置に装着された場合
には、前記領域選択手段が前記所定領域を選択した時に
は前記第3の照明手段を、前記領域選択手段が前記所定
領域以外を選択した時には前記第1の照明手段を、それ
ぞれ焦点検出時の補助光として選択する補助光選択手段
を設けた光学装置とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1に本発明の実施の第1の形態に係るカ
メラの回路構成を示すブロック図を示す。
【0020】カメラ用マイクロコンピュータ(以下、
「CPU」と略記する)100には、カメラの各種操作
スイッチ群114を検知するための信号入力回路10
4、フィルム給送用モータ116を駆動するためのモー
タ駆動回路106、測光用センサ107、シャッタマグ
ネット118a,118bを制御するためのシャッタ制
御回路108、焦点検出用センサ101、補助光LED
112を駆動するためのLED駆動回路102等が接続
されている。
【0021】また、不図示の撮影レンズとはレンズ通信
回路105を介して信号115の伝達がなされ、焦点調
節や絞りの制御を行う。
【0022】さらに、ストロボ通信回路103を介し
て、ストロボ用CPU200と信号113の送受を行
う。
【0023】ストロボ用CPU200はカメラ用CPU
100の指示に従って、ストロボ制御回路201を制御
してストロボ発光を行ったり、LED駆動回路202を
用いてストロボ側補助光LED212の駆動を行う。
【0024】カメラの各種モードの設定はスイッチ群1
14の設定で決定される。
【0025】測光用センサ107、シャッタ制御回路1
08、モータ駆動回路106、レンズ通信回路105の
詳細は、本発明に直接関係しないので、これ以上の説明
は省略する。
【0026】 CPU100内には、カメラ動作を制御
するプログラムを格納したROM、変数を記憶するため
RAM、諸パラメータを記憶するためのEEPROM(電気
的消去、書き込み可能メモリ)が内蔵されている。
【0027】図2は、前述した様に、図1のカメラにス
トロボを装着した際の様子を示す外観図である。
【0028】図3は上記構成のカメラのファインダ光学
系や焦点検出系の構成図である。
【0029】撮影レンズ60を介して入射した被写体か
らの光束の大部分はクイックリターンミラー30で上方
に反射され、ファインダスクリーン51上に結像する。
カメラの使用者はこの像をペンタプリズム52、接眼レ
ンズ53を介して観察することになる。
【0030】撮影に際しては、クイックリターンミラー
30が上方に跳ね上がり、前記光束は撮影フィルム50
上に結像され、被写体像の露光が行われる。
【0031】撮影光束の一部はクイックリターンミラー
30を透過し、後方のサブミラー31で下方へ曲げられ
て、視野マスク32、赤外カットフィルタ33、フィー
ルドレンズ34、絞り38、二次結像レンズ39を経て
焦点検出用センサ101上に結像する。この像を光電変
換して得られる像信号を処理することで、撮影レンズ6
0の焦点状態を検出することができる。
【0032】この実施の形態における焦点検出装置は周
知の位相差検出方式を用いており、画面内の異なる3つ
の領域の焦点状態を検出することが可能である。
【0033】焦点検出系の詳細な構成を図4に示す。
【0034】サブミラー31で反射された被写体からの
光束は図4中の視野マスク32の近傍に一旦結像する。
視野マスク32は画面内の焦点検出領域(測距点)を決
定するための遮光部材で、中央に十字形の開口部と両側
には縦長の開口部を2つ有している。
【0035】フィールドレンズ34を構成する3つのレ
ンズはそれぞれ視野マスク32の3つの開口部に対応し
ている。該フィールドレンズ34の後方には絞り38が
配され、中央部には上下に一対ずつ計4つの開口部が、
また左右の周辺部には一対2つの開口部がそれぞれ設け
られている。
【0036】前記フィールドレンズ34は絞り38の各
開口部を撮影レンズ60の射出瞳付近に結像する作用を
有している。
【0037】絞り38の後方には二次結像レンズ39が
あり、4対計8つのレンズから構成され、それぞれのレ
ンズは絞り38の各開口部に対応している。
【0038】視野マスク32、フィールドレンズ34、
絞り38、二次結像レンズ39を通過した各光束は、焦
点検出用センサ101上の4対8つのセンサ列上に結像
する。
【0039】センサ列と画面内の測距点の関係を図5及
び図6を用いて説明する。
【0040】センサ列111a,111b対がファイン
ダ80内の測距枠81aに、センサ列111c,111
d対と111e,111f対が測距枠81bに、センサ
列111g,111hが測距枠81cにそれぞれ対応し
ている。
【0041】各センサ列対上の像を光電変換し、4対の
像信号の相対位置変位を検出することで、画面上の中央
部縦横2方向1カ所、周辺2カ所計3カ所の測距点の焦
点状態を検出することができる。
【0042】本実施の形態では、以下、中央の測距枠8
1bの領域を「中央測距点」、周辺2カ所の測距枠81
c,81aの領域をそれぞれ「右測距点」,「左測距
点」、さらに周辺2カ所の測距点を「周辺測距点」と称
することがある。中央測距点は縦横2方向のうち、検出
結果の信頼性の高い方の結果で代表する。
【0043】次に、補助光投光光学系について、図7及
び図8を用いて説明する。
【0044】補助光LED112上の発光部122には
図8のようなパターンが形成されている。
【0045】パターン122a,122c,122eは
光を透過させず、パターン122b,122dは光を透
過させる。補助光レンズ70によって被写体に対してこ
のパターンが投光される。
【0046】このようなパターンを被写体に投光するこ
とによって、低輝度時だけでなく、低コントラストによ
る焦点検出不能時にも効果が得られる。
【0047】補助光投光レンズ70は図7のように4つ
のレンズから構成されており、前記複数の測距点に対応
した補助光を投光することができる。
【0048】中央投光レンズ70aと70dは中央測距
点に位置する被写体に図8のパターンを投光する。左投
光レンズ70bは左測距点に、右投光レンズ70cは右
測距点に、それぞれ対応している。
【0049】従って、補助光LED112が発光したと
き画面内には、図9(A)のようにそれぞれの測距点上
の被写体にパターンが現れることになる。
【0050】因みに、図9(B)は従来の多点非対応の
ストロボ補助光を使用したときの画面を表しており、こ
の図のように補助光のパターンは中央測距点上にしか発
生しない。
【0051】この補助光投光光学系はカメラ内、ストロ
ボ内に同様の構成で搭載できる。
【0052】以上の構成からなるカメラの動作を、図1
0以降のフローチャートに基づいて説明する。
【0053】AF動作が開始されると、まずステップ
(S1)で焦点検出用センサ101の蓄積を開始する。
焦点検出用センサ101は通常蓄積型のセンサが用いら
れ、輝度に応じて蓄積時間が変化する。所定の蓄積が終
了すると、CPUは像信号の読出しを行う。
【0054】この場合、本実施の形態では前記4対のセ
ンサ列、即ち3つの測距点の像信号を得ることができ
る。全ての測距点で焦点検出する必要がなければ、使用
しない測距点の蓄積や像信号の読出しは行わなくても良
い。
【0055】次のステップ(S2)では読出した像信号
に対して焦点検出演算を行い、3つの測距点の焦点状態
(デフォーカス量)が得られる。
【0056】 ステップ(S3)にて焦点検出が不能
ない、即ち焦点検出が可能であったなら、ステップ(S
9)に分岐し、焦点検出結果が合焦であるか否かを判別
する。そして、未だ合焦でなければ、ステップ(S1
0)にてデフォーカス量に応じたピント調節を行う。合
焦の場合は当然のことながらレンズ駆動の必要はない。
そして、ステップ(S11)で一回のAF制御を終了す
る。
【0057】合焦でなかった場合は、この一連のAF制
御を繰り返せば良い。
【0058】さて、ステップ(S3)で焦点検出が不能
の場合、ステップ(S4)に分岐し、焦点検出不能の原
因が低輝度のためかどうかの判別を行う。この判別はス
テップ(S1)におけるセンサ蓄積の蓄積時間を参照す
れば良い。蓄積時間が所定時間よりも長い場合は低輝度
であると判断する。
【0059】次のステップ(S4)において低輝度であ
ると判断されると、ステップ(S5)へ分岐し、補助光
を使用するための制御サブルーチンを実行する。
【0060】図11にこのサブルーチンのフローを示し
ている。
【0061】「補助光使用」サブルーチンがコールされ
ると、まずステップ(S21)において、カメラにスト
ロボが装着されているかどうかを調べ、ストロボが装着
されていない場合はステップ(S22)へ移行し、カメ
ラ側の補助光を投光する。一方、ストロボが装着されて
いる場合は、ステップ(S23)で装着ストロボが多点
AF対応か否かを判別する。この判別はカメラ用CPU
100がストロボ用CPU200と通信することで実行
される。即ち、予め定められた約束に従ってストロボ用
CPU200がカメラ用CPU100に自分が多点AF
対応ストロボであることを知らせばよい。
【0062】さて、装着ストロボが多点AF対応であれ
ば、ステップ(S26)でカメラ用CPU100はスト
ロボ用CPU200に対して、ストロボ側の多点AF対
応補助光を投光するように通信する。また、装着ストロ
ボが多点非対応であれば、ステップ(S24)へ移行す
る。
【0063】ステップ(S24)では、予め設定されて
いるカメラの測距点モードを調べ、 (1)総ての測距点で焦点検出を実行する。
【0064】(2)中央測距点で焦点検出を実行する。
【0065】(3)右測距点で焦点検出を実行する。
【0066】(4)左測距点で焦点検出を実行する。 の何れのモードであるかを調べる。
【0067】上記(2)の「中央測距点で焦点検出を実
行する」モードに設定されていれば、従来の多点AF非
対応のストロボ補助光でも中央測距点は補助光照明する
ことが出来るので、ストロボ側補助光の前述した利点を
活かすべく、ステップ(S25)でストロボ側の多点A
F非対応の補助光を投光するように通信する。
【0068】上記ステップ(S22),(S25),
(S26)のいずれかで補助光を投光して、ステップ
(S27)でこのサブルーチンをリターンする。
【0069】図10のフローに戻って、ステップ(S
5)で補助光が投光されると、次のステップ(S6)で
ステップ(S1)と同様に焦点検出用センサの蓄積と読
出しを実行する。
【0070】フローでは特に記載していないが、センサ
の蓄積が終了すれば、ステップ(S5)で投光した補助
光を消灯して良い。
【0071】次のステップ(S7)ではステップ(S
2)と同様に読出した像信号の焦点検出演算を実行し、
次のステップ(S8)で焦点検出が可能かどうかを判定
する。焦点検出が可能な場合はステップ(S9)に分岐
し、ステップ(S9)の合焦判定、ステップ(S10)
のレンズ駆動を適宜実行する。
【0072】焦点検出が不能の場合は合焦判定やレンズ
駆動を行うわけにはいかないので、ステップ(S11)
に分岐してAF制御を終了する。
【0073】(実施の第2の形態)本発明の実施の第2
の形態に係るカメラの主要部分の動作について、図12
及び図13のフローチャートにより説明する。
【0074】この実施の第2の形態は、使用者の視線を
検出して、その視線情報に基づいて測距点を決定する多
点AFカメラに本発明を適用した例である。
【0075】使用者がカメラのファインダ面のどの位置
を注視しているかを検出する、いわゆる視線検出装置を
備えたカメラは種々提案されており、例えば、本願出願
人による特開平1−241511号公報では、赤外発光
ダイオードで照明された使用者の眼球の前眼部を、エリ
アセンサを用いて撮像し、その像信号を処理して使用者
のファインダ上での視線座標を検出し、その結果に基づ
いて多点AFカメラの複数の測距点や測光領域の内の1
つを選択するカメラが開示されている。
【0076】さて、AF制御を開始すると、ステップ
(S31)にて視線検出を実行する。使用者の視線情報
はファインダ上の座標の形式で検出され、その視線座標
がどの測距点座標に最も近いか、という基準で測距点が
選択される。即ち、検出した視線座標が中央測距点の座
標に最も近ければ、視線で選んだ測距点は中央測距点で
あると決定される。
【0077】さて、そのように測距点が決定されると、
その測距点に対応したセンサの蓄積・読出しを行う。例
えば、図5で説明すると、視線で選んだ測距点が中央測
距点であるとすると、センサ列111c,111d対と
111e,111f対のみを制御する。同様に選択測距
点が左測距点であれば、センサ列111a,111b対
を、右測距点であればセンサ列111g,111h対を
制御する。
【0078】図12のフローに戻って、ステップ(S3
2)でセンサの蓄積・読出しが終了すると、読出した像
信号の焦点状態を演算する。そして、この後は図10の
ステップ(S3)以降と全く同等の処理を実行する。
【0079】さて、図10のステップ(S5)にて補助
光を使用すると、この実施の形態では図13に示したフ
ローの「補助光使用」サブルーチンを実行する。
【0080】このサブルーチンがコールされると、まず
ステップ(S41)において、カメラにストロボが装着
されているかどうかを調べ、ストロボが装着されていな
い場合は、ステップ(S42)へ以降し、カメラ側の補
助光を投光する。
【0081】ストロボが装着されている場合は、ステッ
プ(S43)で装着ストロボが多点AF対応か否かを判
定する。装着ストロボが多点AF対応であれば、ステッ
プ(S46)でストロボ側の補助光を投光するように通
信する。装着レンズが多点AF非対応であれば、ステッ
プ(S44)へ移行する。
【0082】図12のステップ(S31)で視線検出を
行って選択した測距点が中央測距点ならば、従来の多点
AF非対応のストロボ補助光でも中央測距点は照明する
ことが出来るので、実施の第1の形態で説明したよう
に、ステップ(S45)でストロボ側の補助光を投光す
るように通信する。
【0083】上記ステップ(S42),(S45),
(S46)のいずれかで補助光を投光して、ステップ
(S47)でこのサブルーチンをリターンする。
【0084】補助光投光後のAF制御は図10と全く同
様であるから、これ以降の説明は省略する。
【0085】以上の実施の各形態によれば、多点AFカ
メラに装着されたストロボの補助光が多点AF非対応の
場合に、カメラのAF制御が中央の測距点でのみで焦点
検出を実行するような状況では、より利点の多いストロ
ボ側の補助光を使用するようにしたことで、補助光を用
いて焦点検出動作を可能とする確率を向上させることが
可能となる。
【0086】 (発明と実施の形態の対応) 上記の実
施の各形態において、LED112及び補助光投光レン
ズ70が本発明の第1の照明手段に相当し、LED21
2及び補助光投光レンズ70が本発明の第2の照明手段
に相当する。又、多点非対応のストロボ装置のLED及
び補助光投光レンズが本発明の第3の照明手段に相当す
る。
【0087】また、カメラ用CPU100の図11や図
13に示す動作を処理する部分が本発明の補助光選択手
段に相当する。
【0088】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0089】(変形例)本実施の各形態においては、照
明手段としてLED(赤外発光ダイオード)を用いてい
るが、これに限定されるものではなく、ストロボ装置や
白熱ランプ等を用いてもよい。
【0090】また、本実施の各形態においては、照明手
段であるLEDをストロボ装置内に配し、これをカメラ
に装着する例を示しているが、照明手段のみを一つの外
部装置として構成し、これをカメラに着脱可能にするよ
うにしてもよい。
【0091】また、本発明は、一眼レフカメラに適用し
た例を述べているが、レンズシャッタカメラ,ビデオカ
メラ等のカメラに適用することも可能である。更には、
その他の光学機器や他の装置、構成ユニットとしても適
用することができるものである。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焦点検出動作を可能にする確率を向上させることができ
る。
【0093】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの回路
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラとストロボの外観を示す図であ
る。
【図3】図1のカメラのファインダ光学系や焦点検出系
の構成図である。
【図4】図3の焦点検出系の詳細を示す斜視図である。
【図5】図1のカメラに具備された焦点検出用センサを
示す図である。
【図6】図1のカメラのファインダ内を示す図である。
【図7】図1のストロボ装置に具備される補助光投光光
学系を示す斜視図である。
【図8】図7の補助光LEDの投光パターンを示す図で
ある。
【図9】図1のカメラの測距枠と補助光パターンの関係
を示す図である。
【図10】図1のカメラのAF動作を示すフローチャー
トである。
【図11】図10のステップ(S5)での動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の実施の第2の形態に係るカメラのA
F動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの補
助光使用時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
70 補助光投光レンズ 81a,81b,81c ファインダ内測距枠 100 カメラ用CPU 101 焦点検出用センサ 102 カメラ内の補助光LED駆動
回路 103 ストロボ通信回路 112 カメラ内の補助光LED 200 ストロボ用CPU 202 ストロボ内の補助光LED駆
動回路 212 ストロボ内の補助光LED

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面内の複数の領域の焦点状態を検出する
    焦点検出手段と、前記複数の領域に対応する補助光を投
    光できる第1の照明手段と、前記複数の領域の少なくと
    も2か所以上の焦点状態を検出する第1のモードと前記
    複数の領域内の所定領域の焦点状態を検出する第2のモ
    ードの何れかを選択するモード選択手段とを備えた光学
    装置において、 前記複数の領域に対応する補助光を投光できる第2の照
    明手段が該光学装置に装着された場合には、前記モード
    に拘らず前記第2の照明手段を焦点検出時の補助光とし
    て選択し、前記複数の領域の内の所定領域に対応する
    助光を投光する第3の照明手段が該光学装置に装着され
    た場合には、前記第1のモードでは前記第1の照明手段
    を、前記第2のモードでは前記第3の照明手段を、それ
    ぞれ焦点検出時の補助光として選択する補助光選択手段
    を設けたことを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】画面内の複数の領域の焦点状態を検出する
    焦点検出手段と、前記複数の領域に対応する補助光を投
    光できる第1の照明手段と、使用者の視線を検出する視
    線検出手段と、前記視線検出結果に基づいて、前記複数
    の領域の内の一つの領域を選択する領域選択手段とを備
    えた光学装置において、 前記複数の領域に対応する補助光を投光できる第2の照
    明手段が該光学装置に装着された場合には、前記領域選
    択手段の結果に拘らず前記第2の照明手段を焦点検出時
    の補助光として選択し、前記複数の領域の内の所定領域
    に対応する補助光を投光する第3の照明手段が該光学装
    置に装着された場合には、前記領域選択手段が前記所定
    領域を選択した時には前記第3の照明手段を、前記領域
    選択手段が前記所定領域以外を選択した時には前記第1
    の照明手段を、それぞれ焦点検出時の補助光として選択
    する補助光選択手段を設けたことを特徴とする光学装
    置。
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