JPH02151490A - ピールアパート型感熱転写記録媒体およびピールアパート型感熱転写記録方法 - Google Patents

ピールアパート型感熱転写記録媒体およびピールアパート型感熱転写記録方法

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JPH02151490A
JPH02151490A JP63305311A JP30531188A JPH02151490A JP H02151490 A JPH02151490 A JP H02151490A JP 63305311 A JP63305311 A JP 63305311A JP 30531188 A JP30531188 A JP 30531188A JP H02151490 A JPH02151490 A JP H02151490A
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JP
Japan
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layer
dye
mordant
peel
recording medium
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JP63305311A
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English (en)
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Kunihiro Koshizuka
国博 腰塚
Takao Abe
隆夫 阿部
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はピールアパート型感熱転写記録媒体およびピ
ールアパート型感熱転写記録方法に関する。さらに詳し
く言うと、保存安定性の良好な印字画像を、安定に、迅
速に、簡単に、効率良く。
安価に形成することのできるピールアパート型感熱転写
記録媒体およびピールアパート型感熱転写記録方法に関
する。
[従来技術と発明が解決しようとする課題]近年、ファ
クシミリ等の感熱転写記録媒体として、感熱発色紙が広
く普及している。
前記感熱発色紙は、通常、その表面に熱を加えることに
より、その表面の熱を加えた部分が発色して、印字が形
成されるというものである。
このような感熱発色紙は、印字後の経時変化により、そ
の表面が変色しやすく、特に、印字部具外の部分にわず
かな熱や日光が繰り返し加えられたりすること等により
、印字部具外の部分も、印字部と同様に発色してしまう
などの印字画像の保存安定性が悪いという問題がある。
一方、保存安定性が良好である感熱転写記録媒体として
、感熱転写紙が提案されている。
前記感熱転写紙は1通常、被転写紙と感熱転写記録媒体
とからなり、前記感熱転写紙のインク層の転写部を、加
熱して溶融状態にし、被転写紙に圧着して転写すること
により、印字が形成されるものである。
このような感熱転写紙は、感熱発色紙とは異なり基本的
に、一つの印字された記録紙を得るのに、二つの構成材
料(被転写紙および感熱転写記録媒体)を必要とするの
で、たとえば、被転写媒体と感熱転写記録媒体との二つ
の管理および制御を必要とすること、また、前述のよう
に、感熱転写記録媒体は支持体とインク層とからなり、
印字後においては前記支持体がまったく無駄な存在にな
ってしまい、したがって感熱転写記録媒体はコストが高
いこと、被転写媒体と感熱転写記録媒体とはもともと分
離した存在であり、しかも転写記録媒体は薄いシートで
あるから、印字の際にシワが入り易く、安定に走行させ
にくい、等の問題点がある。
この発明は前記事情に基いてなされたものである。
すなわち、この発明の目的は、印字画像の保存安定性が
良好で、簡単に効率良く印字を行なうことのできる安価
な感熱転写記録媒体を提供することにある。
[前記課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明者が鋭意検討を重
ねた結果、特定の染料供給層とモルダント層とを有する
感熱転写記録媒体は、印字画像の保存安定性が良好で、
簡単に効率良く印字を行なうことかできることを見出し
てこの発明に到達した。
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、熱
エネルギーの印加により拡散移動する染料を含有する染
料供給層と、前記拡散移動して来た染料を受容して画像
を形成するモルダント層とが、前記モルダント層と前記
染料供給層とがピールアパート可能に、接着積層されて
なることを特徴とするピールアパート型感熱転写記録媒
体であ請求項2に記載の発明は、支持体上に、染料を受
容して画像を形成するモルダント層と、熱エネルギーの
印加により拡散移動する染料を含有する染料供給層とが
、この順に、前記モルダント層と前記染料供給層とかピ
ールアパート可ず先に、接着積層されてなることを特徴
とするピールアパート型感熱転写記録媒体であり、 請求項3に記載の発明は、熱エネルギーの印加により拡
散移動する染料を含有する自己支持性染料供給層と、前
記拡散移動して来た染料を受容して画像を形成するモル
ダント層とが、前記モルダント層と前記自己支持性染料
供給層とがピールアパート可使に、接着積層されてなる
ことを特徴とするピールアパート型感熱転写記録媒体て
あり。
請求項4に記載の発明は、熱エネルギーの印加により拡
散移動する染料を含有する染料供給層と、前記拡散移動
して来た染料を受容して画像を形成する自己支持性モル
ダント層とが、前記自己支持性モルダント層と前記染料
供給層とがピールアパート可能に、接着積層されてなる
ことを特徴とするピールアパート型感熱転写記録媒体で
あり、 請求項5に記載の発明は、前記支持体とモルダント層と
の間に下引層を有する前記請求項2に記載のピールアパ
ート型感熱転写記録媒体であり、 請求項6に記載の発明は、前記感熱転写記録媒体を形成
する両外層の少なくともいずれか一方の外層の表面にス
ティッキング防止層を有する前記請求項1から請求5ま
でのいずれかに記載のピールアパート型感熱転写記録媒
体であり、請求項7に記載の発明は、前記スティッキン
グ防止層が、シリコン系樹脂および/またはフッ素系樹
脂を含有する前記請求項6に記載のピールアパート型感
熱転写記録媒体であり。
請求項8に記載の発明は、染料供給層または自己支持性
染料供給層が最外層を形成し、この染料供給層または自
己支持性染料供給層が、シリコン系樹脂、およびフッ素
系樹脂の少なくともいずれかの樹脂、界面活性剤、なら
びに滑材よりなる群から選択される少なくともいずれか
を含有する前記請求項1から請求5までのいずれかに記
載のピールアパート型感熱転写記録媒体であり。
請求項9に記載の発明は、前記モルダント層、前記自己
支持性モルダント層、前記下引層、および前記支持体の
少なくともいずれかが、拡散性染料とは色調の異なる非
熱拡散性着色材を含有する前記請求項第1項から第5項
までのいずれかに記載のピールアパート型感熱転写記録
媒体であり、 請求項10に記載の発明は、前記モルダント層と染料供
給層との間に剥離層を有する前記請求項第1項から第5
項までのいずれかに記載のピールアパート型感熱転写記
録媒体であり、 請求項11に記載の発明は、前記モルダント層と染料供
給層との間にカブリ防止層を有する前記請求項第1項か
ら第5までのいずれか、または前記請求項第1θ項に記
載のピールアパート型感熱転写記録媒体であり、 請求項12に記載の発明は、前記染料供給層には剥離補
助層を積層してなる前記請求項第1項から第5項までの
いずれかに記載のピールアパート型感熱転写記録媒体で
あり、 請求項13に記載の発明は、前記染料供給層が。
複数の染料供給層からなる前記請求項第1項から第12
項までのいずれかに記載のピールアパート型感熱転写記
録媒体であり、 請求項14に記載の発明は、前記請求項1〜13に記載
の感熱転写記録媒体に熱エネルギーをサーマルヘッドに
よって選択的に印加した後に、予め接着積層されていた
染料供給層と1モルダント層または自己支持性モルダン
ト層とをピールアパートすることを特徴とするピールア
パート型感熱転写記録方法である。
[作用] 本発明の感熱転写記録媒体においては、基本的には、染
料供給層とモルダント層とを染料供給層側あるいはモル
ダント層側から熱エネルギーを供給すると、染料供給層
中の染料がモルダント層中および/またはその表面に拡
散移動し、モルダント層に画像か形成される。そして、
この感熱転写記録媒体は染料供給層とモルダント層とか
ピールアパート可使に接着積層されてなるので、このモ
ルダント層を染料供給層からピールアパート(分gl)
すると、画像の形成されたモルダント層が画像を有する
独立の記録媒体として取り扱える。
ここで、前記接着積層とは、単にモルダント層と染料層
とが重ねあっているのではなく、モルダント層と染料層
とが直接にあるいは他の層を間接に、塗設、接着、張り
合せ、ラミネート等により、重ね合わされた状態を言う
モルダント層の、染料供給層と、は反対側の表面に支持
体を設けると、染料供給層とモルダント層との分離が容
易になるばかりか1画像が形成された。しかも染料供給
層から分離したモルダント層がこの支持体により補強さ
れるので、この分離したモルダント層は独立した記録媒
体としての取り扱いが容易になる(請求項2)。
また、モルダント層および/または染料供給層を自己支
持性にすると、特に支持体を設けなくても、染料供給層
とモルダント層との分離が容易になるばかりか(請求項
3.4)、モルダント層が自己支持性であることにより
、画像が形成された、しかも染料供給層から分離したモ
ルダント層は独立した記録媒体としての珈り扱いが容易
になる(請求項4)。
モルダント層と支持体との間に、下引層を設けると、モ
ルダント層の支持体への接着性を強化することができ1
分離する必要のないときにモルダント層と染料供給層と
の分離する事故が防止される(請求項5)。
前記請求項1〜5のいずれの感熱転写記録媒体にあって
も、最外層になる染料供給層、支持体層自己支持性染料
供給層にスティッキング防止層をさらに積層すると、い
わゆるスティッキング現象が防止される(請求項6) このスティッキング防止層には、シリコン系樹脂および
/またはフッ素系樹脂を配合するのが良い(請求項7.
8>。
前記モルダント層、前記自己支持性モルダント層、前記
下引層、および前記支持体の少なくともいずれかに有色
顔料を含有せしめると、特に、モルダント層自体や自己
支持性モルダント層自体に、あるいはモルダント層に隣
接する前記下引層または支持体に有色顔料を含有せしめ
ると、モルダント層に地色を付与することができ、画像
が一層鮮明になる(請求項9)。
前記モルダント層と染料供給層との間に剥離層を設ける
と、モルダント層と染料供給層との分離がより一層容易
になる(請求項10) 前記前記モルダント層と染料供給層との間にカブリ防止
層を設けると、この感熱転写記録媒体の製造工程におけ
る塗工時や感熱転写記録媒体の保存時における染料供給
層からの染料によるモルダント層のカブリ現象が有効に
防止される(請求項11)。
前記染料供給層の1モルダント層とは反対側の表面に支
持体をを積層しておくと、染料供給層とモルダント層と
の分離が容易になる(請求項12)。
前記染料供給層か、複数の染料供給層からなると、熱エ
ネルギー量の相違により拡散移動する染料の種類および
移動丑が相違することにより、したかって、熱エネルギ
ーに応じて、モルダント層にカラー画像や濃淡のある画
像が形成される(請求項13)。
本発明の方法によると、前記感熱転写記録媒体にサーマ
ルヘッドて熱エネルギーを選択的に印加することにより
、前記染料供給層からモルダント層に染料を拡散移動せ
しめ、モルダント層に画像が形成された後に、前記染料
供給層とモルダント層とをピールアパートすることによ
り、画像の形成されたモルダント層を画像を有する独立
の記録媒体とすることができる。
[実施例] 本発明の基本的構成は、第1図に示すように、染料1を
含有する染料供給層2とモルダントP93とを有し、染
料供給層2側あるいはモルダント層3側から加えられた
熱エネルギーにより染料供給層2中の染料工かモルタン
1−層3に拡散移動し、拡散移動した染料によりモルダ
ント層に画像か形成され1次いで、画像の記録されたモ
ルダント層3を染料供給層2から分離することのできる
構造を有している。
一染料供給層一 染料供給層は、染料を含有し、通常、結合剤中に染料を
分散している。そして、この染料供給層は、熱エネルギ
ーを印加した場合に、染料を熱拡散せしめる。
この染料供給層は、モルダント層に対し、非融着性、非
転写性であっても良いし、また、その全部が融着性ある
いは転写性であっても良い。
■染料 染料供給層は、染料を含有し、通常、結合剤中に染料が
含まれている。
本発明における染料は熱により拡散し、あるいは熱によ
り拡散性に変化し、あるいは昇華、気化あるいは溶融す
る染料であれば特に制限がない。
もっとも、染料分子の拡散性はその分子量により変化す
るから、本発明において好適な染料の分子量としては、
通常、50〜4,000の範囲内であり、特に好ましい
のは、100〜t 、oooの範囲内である。
前記染料の分子量か、50〜4,000の範囲内にある
ことにより、染料の拡散性が特に良好になる。
また、本発明においては、熱により染料をモルダント層
に拡散移動させるのであるから、前記染料は、たとえば
1発熱素子により供給される熱により容易に溶融あるい
は昇華ないし気化するのが好ましい。
この感熱転写記録媒体をどのような装とに装填して感熱
記録するかにより染料に要求される融点あるいは昇華温
度ないし気化温度か相違するから、好ましいそれらの温
度を一概に決定することができないが、例えば、ファク
シミリ等の通信装置にこの感熱転写記録媒体を使用する
のであれば、前記染料の融点あるいは昇華温度ないし気
化温度としては、30〜200℃の範囲内であるのが好
ましく、さらに、50〜120°Cの範囲内であるのか
好ましい。
この染料は、後述の結合剤に対して分散状態あるいは溶
解状態(分子分散)のいずれの状15て存在しても良い
前記染料としては、たとえば、ロイコ染料(可溶性バッ
ト染料)、直接染料、酸性染料、塩基性染料、酸性媒染
染料、金属鎖塩染t1、硫化染料、バット染料、アゾイ
ック染料1公散染料、反応染料、酸化染料、油溶染料な
どを挙げることかできる。
なお、本発明においては、前記各種の染料のその一種を
単独で使用しても良いし、また、その二種以上を併用し
ても良い。
二種以上の染料を使用する場合1色調、分子量、融点あ
るいは昇華温度ないし気化温度等が相違して拡散性の相
違する二種以上の染料を使用すると、供給する熱エネル
ギー量の相違により、画像の色調や濃淡を変化させるこ
とができる。したかって、たとえば、発熱素子により供
給する熱エネルギー量を種々に変化させることにより、
多色のあるいは濃淡の異なる文字、図形、記号等の印字
を被転写媒体に形成することができる。
染料供給層における染料の含有量は、通常、染料供給層
全体に対して、5〜80重量%であり、好ましくは10
〜50重量%である。
また、染料の含有量は、結合剤100重量部に対して、
通常、5〜300重量部であり、好ましくはlOへ20
0重量部である。
染料供給層においては、前記染料は1通常、結合剤中に
分散している。
■結合剤 この結合剤[以下において、染料供給層を形成するため
の結合剤を結合剤(A)と表示することがある。]は非
加熱時には前記染料を安定に保持し、加熱時にはそれ自
身軟化あるいは溶融して染料の移動を容易ならしめるも
のであれば特に制限かない。
結合剤(A)として、熱可塑性樹脂、熱溶融性物質およ
び可塑剤を挙げることができる。
前記熱可塑性樹脂としては、たとえば、エチレン系共重
合体、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリアミド系樹脂
、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、塩
化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、セルロース系
樹脂、ロジン系樹1指、アイオノマー樹脂および石油系
樹脂等の樹脂類;天然ゴム、スチレンブタジェンゴム、
イソプレンゴム、クロロブレンゴムおよびジエン系コポ
リマーなどのエラストマー類;エステルガム、ロジンマ
レイン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂および水添ロジン
等のロジン誘導体:ならびにフェノール樹脂、テルペン
樹脂、シクロペンタジェン樹脂および芳香族系炭化水素
樹脂等の軟化点50〜150°Cの高分子化合物などを
挙げることができる。
本発明においては前記各種の熱可塑性樹脂の一種単独を
使用することもできるし、またその二種以上を併用する
こともできる。
また、熱可塑性樹脂の中でも、それ自身をフィルムやシ
ートに形成することができるのであれば、そのような熱
可塑性樹脂は、結合剤として作用することの外に支持体
として作用する。したかって、第2図に示すように、フ
ィルムまたはシート形成可使な熱可塑性樹脂を結合剤と
して使用する染料供給層は自己支持性になり(自己支持
性染料供給層4)、特に支持体を必要とせず、染料供給
層2とモルダント層3との分離が容易になる。
前記熱溶融性物質としては、たとえば、カルナ八ロウ、
木ロウ、オウリキュリーロウおよびニスパルロウ等の植
物ロウ;賓ロウ、昆虫ロウ、セラックロウおよび鯨ロウ
等の動物ロウ:パラフィンワックス、マイクロクリスタ
ルワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス
および酸化ワックス等の石油ロウ:ならびに、モンタン
ロウ、オシケライトおよびセレシン等の鉱物口つ等のワ
ックス類を挙げることができ、さらにこれらのワックス
類などの他に、バルミチン酸、ステアリン酸、マルガリ
ン酸およびベヘン#等の高級詣肋酸;バルミチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、マ
ルガニルアルコール、ミリシルアルコールおよびエイコ
サノール等の高級アルコール;バルミチン酸セチル、バ
ルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチルおよびステア
リン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステル;アセトアミド
、プロピオン酸アミド、バルミチン酸アミド、ステアリ
ン酸アミドおよびアミドワックス等のアミド類;ならび
にステアリルアミン、ベヘニルアミンおよびバルミチル
アミン等の高級アミン類などが挙げられる。
これらはl!!単独で用いても良いし、2種以上を組合
わせて用いても良い。
前記可塑剤としては、たとえば、フタル酸エステル系可
塑剤、りん酸エステル系可塑剤、アジピン酸エステル系
可塑剤、セバシン酸エステル系可塑剤、アゼライン酸エ
ステル系可塑剤、クエン酸エステル系可塑剤、グリコー
ル酸エステル系可塑剤、トリメリット醜エステル系可塑
剤、フタル酸異性体エステル系可塑剤、ポリエステル型
可塑剤、エポキシ糸回・■剤などを挙げることができる
さらに、その他の可塑剤として、脂肪酸エステル、脂肪
酸、シリコーン系オイル、変性シリコーン系オイル、フ
ッ素系オイル、流動パラフィンなどを挙げることもてき
る。
この染料供給層における前記結合剤の含有量は、通常1
〜50重量%、好ましくは3〜30iJi%である。
前記染料供給層は、必要に応じて、熱拡散助剤、充填剤
、顔料、酸化防止剤、紫外線吸収剤などを含有していて
もよい。
前記染料供給層の膜厚は、通常、0.5〜30ルmであ
り、好ましくは1〜10#Lmである。
前記染料供給層は、中間層を介して、あるいはモルダン
ト層に直接に形成することがきる。
前記染料供給層は、それ自体が自己支持性を有しないの
であれば、後述する支持体の上に直接にあるいは後述す
る下引層等を介して、あるいはモルダント層の上に直接
にあるいは中間層を介して、たとえば、ホットメルト塗
布法、水性塗工法、有機溶媒を用いた塗工法などを採用
することにより、あるいはラミネートすることにより形
成することができる。また、前記染料供給層が自己支持
性であるならば、押出成形等によりフィルム状にあるい
はシート状に形成することもてきる。
■染料供給層自体の層構成 この染料供給層は単層であっても良いし、また、第3図
に示すように複数層であっても良い。
第3図においては、染料供給層がたとえば緑の染料を含
有する緑色染料供給層2a、赤色の染料を供給する赤色
染料供給)i52b、および黄色染料を供給する黄色染
料供給層2cとの3層に構成されている。また、この3
層の染料供給層の厚みは等しくする必要はなく、染料の
拡散距離すなわち染料供給層の厚みであると考えること
ができるので、染料の種類に応じて各染料供給層の厚み
を適宜に異ならしめることもできる。
かかる3層構成の染料供給層2であると、印加する熱エ
ネルギーの相違により、各色の染料が然エネルギー罎に
応じてモルダント層に移動し、カラー画像を有する記録
媒体を得ることかできる。
なお、この3層からなる前記染料供給層における各層に
は、前述のように色調の異なる染料を配合するのみなら
ず、各層毎に分子量、融点あるいは昇崩温度の相違する
染料を各別に含有せしめても良い。
この3層の染料供給層は、前述のように自己支持性であ
っても良い。
一モルダント層− モルダント層は、加熱されることにより拡散移動して来
た染料を受容してこの染料を固定することにより画像を
形成する層である。なお、前記染料の固定は、前記染料
の全てがモルダント層における結合剤中に拡散し、染着
する場合に限らずに、モルダント層の表面を染着する場
合もある。
前記モルダント層を構成する物質として、通常、前記染
料供給層における結合剤と同様の熱可塑性樹脂、熱溶融
性物質および可塑剤を挙げることができる。
前記熱Or塑性樹脂、熱溶融性物質、および可塑剤とし
ては前記染料供給層の説明において例示しであるのでそ
の詳細な例示を省略する。ただし、このモルダント層に
おいては、染料供給層におけるよりも染料の溶解性(混
和性)の高いことか望ましい。
したかって、好ましい熱itr塑性樹脂としては、たと
えばポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニ
リデン系樹脂、ウレタン系樹脂等を挙げることかできる
また、熱可塑性樹脂の中でも、それ自身をフィルムやシ
ートに形成することかできるのであれば、そのような熱
可塑性樹脂は、染料を受容するモルダント層としてとし
て作用することの外に支特休として作用する。したがっ
て、第4図に示すように、フィルムまたはシート形成可
能な熱可塑性樹脂て形成したモルダント層3は自己支持
性になり(自己支持性モルダント層5)、特に支持体を
必要とせず、染料供給層2とモルダント層3との分離が
容易になる。なお、染料供給層とモルダント層とをとも
に自己支持性にすることも可能である。
なお、このモルダント層は、前記熱可塑性樹脂、熱溶融
性および可塑剤よりなる群から選択される少なくとも一
種で形成することができるのであるが、キレート化剤、
抗酸化剤、紫外線吸収剤、充填剤を含有していても良い
前記充填剤としては、たとえばシリカ、タルク、炭酸カ
ルシウム、アルミナ、酸性白土、クレー、炭酸マグネシ
ウム、酸化スズ、チタンホワイト、黒鉛、硬化性樹脂粒
子、シリコーン樹脂粒子、フッ素樹脂粒子、メラミン樹
脂粒子、尿素樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒子、ア
クリル樹脂粒子、スチレン樹脂粒子、窒化ボロン、銅、
鉄、アルミニウム、酸化鉄、酸化スズ、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、窒化チタンなどが挙げられる。
なお、これらの充填剤の中には有色の充填剤があるが、
有色の充填剤をモルダント層中に配合すると、このモル
ダント層に地色が付与される。
このモルダント層は、無色透明であっても良いが、前述
のように地色を有していても良い。
地色を有すると、地色と異なる染料による画像が地色か
ら際立って表示される。
このモルダント層は支持体の上に直接に形成することも
できるし、また、中間層を介して形成することもできる
いずれにしても、このモJレダント層は、それ自体が自
己支持性を有しないのであれば、後述する支持体の上に
直接にあるいは後述する下引層等を介して、あるいは染
料供給層の上に直接にあるいは中間層を介して、たとえ
ば、ホットメルト塗布法、水性塗工法、有機溶媒を用い
た塗工法などを採用することにより、あるいはラミネー
トすることにより形成することができる。また、前記モ
ルダント層か自己支持性であるならば、押出成形等によ
りフィルム状にあるいはシート状に形成することもでき
る。
一支特体一 本発明においては、第5図に示すように1モルダント層
3と染料供給層2どの分離を円滑にするためにモルダン
ト層3の染料供給層2とは反対側に、あるいは染料供給
層2のモルダント層3とは反対側に、支持体6を設ける
のか好ましい、また、モルダント層と染料供給層とを有
する積層物において、モルダント層側と染料供給層側と
の両方に支持体を設けても良い、なお、前記染料供給層
Sよび/またはモルダント層がこれらを分離するのに十
分な機械的強度を有する自己支持性を有するのであれば
、ことさら支持体を設ける必要はない。
いずれにおいても、この支持体は良好な耐熱性と寸法安
定性とを有しているのが好ましい。
支持体の構成材料としては、たとえば、普通紙、コンデ
ンサー紙、ラミネート紙およびコート紙等の紙類;ポリ
エチレン、ポリエチレンテレフタレートポリスチレン、
ポリプロピレンおよびポリイミド等の樹脂フィルム類;
紙と樹脂フィルムとの複合体ならびにアルミ箔等の金属
シートなどがいずれも好適に使用される。
支持体の厚みとしては、特に制限はなく任意の厚みのも
のを使用することができが、通常、 3Gpm以下、好
ましくは2〜30pm以下の範囲内である。
なお、支持体に色剤が含められていても良い。
支持体とモルダント層とが直接に隣接しているときには
、この支持体中に色剤か含められていると、色剤により
着色された支持体の色が、モルダント層に形成された画
像に対する地色になって、画像のコントラストが良好に
なるからである。
−感熱転写記録媒体の層構成− ■スティッキング防止層 本発明の感熱転写記録媒体は、前述のように、基本的に
は、染料供給層とモルダント層と、要すれば支持体とを
有するのであるか、この感熱転写記録媒体の層構成にお
ける最外層たとえば、第6図に示すように、最外層をな
す染料供給層2および/またはモルダント層3の表面に
、第7図(a)および(b)に示すように、最外層をな
す自己支持性染料供給層4および/または自己支持性モ
ルダント層5に、あるいは第8図に示すように、支持体
6の表面に、スティッキング防止層7を形成してもよい
ここで、前記スティッキング防止層は、主としてこの感
熱転写記録媒体がサーマルヘッドに張りついてしまう現
象、所謂スティッキング現象の発生を抑制する層である
このスティッキング防止層は、染料供給層あるいはモル
ダント層におけるのと同様の熱可塑性樹脂とシリコン系
樹脂および/またはフッ素系樹脂とを有してなる。
前記シリコン系樹脂としては、たとえば次式%式%) [ただし、式(1)中、Rは有機基を示し、kは1以上
の整数を示す。] て表わされるオルガノポリシロキサン、変性ポリシロキ
サン樹脂、シリコン変性アクリル樹脂、シリコン変性ウ
レタン樹脂、シリコン変性ウレア樹脂、シリコン変性エ
ポキシ樹脂などのシリコン変性樹脂を好適に使用するこ
とかできる。これらのシリコン変性樹脂は、たとえばア
クリル樹脂、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、エポキシ樹脂
などをポリシロキサンにより変性したものである。
前記各種のシリコン変性樹脂において、シリコン部分の
含有率は、通常、1〜90重量%の範囲内であり、好ま
しくは5〜50重量%の範囲内であるのが好ましい。
これらのシリコン系樹脂は1種単独で用いても良いし、
2種以上を組合わせて用いても良い。
前記各種のシリコン系樹脂の中でも、好ましいのは前記
の各種シリコン変性樹脂である。
前記シリコン系樹脂は、架橋剤により硬化させるのか好
ましい。
前記シリコン系樹脂を硬化させて得たスティッキング防
1E層により、この発明の感熱転写記録媒体を広幅で使
用する場合においても、シワの発生を防止することかで
きると共に、感熱ヘットへの張り付きを有効に防止する
ことができる。
なお、前記架橋剤としては特に制限がなく、たとえばイ
ソシアナート類、アジリジン類、エポキシ類などが挙げ
られる。
前記フッ素樹脂としては、たとえば四フッ化エチレン樹
脂、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合樹脂
、四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン
共重合樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、四フッ化エチ
レン・エチレン共重合体、フッ化ビニリデン樹脂および
フッ化ビニル樹脂などが挙げられる。
これらのフッ素樹脂は1種単独で使用してもよいし、二
種類以上を組み合わせて使用してもよい。
スティッキング防止層における前記シリコン系樹脂およ
び/またはフッ素系樹脂の含有率は、通常、通常、1〜
100重量%の範囲内であり、好ましくは10〜80重
量%の範囲内である。
前記シリコン系樹脂および/またはフッ素系樹脂は、M
A脂の状態で添加して、スティッキング防止層の硬化体
中に均一に含有させることもてきるし、さらに、微粉末
の形態でスティッキング防止層に含有させることもでき
る。
また、前記スティッキング防止層は、さらにたとえばフ
ッ素樹脂粒子、金属粉、シリカゲルなどの無機あるいは
有機微粒子、界面活性剤、滑剤等を含有していても良い
前記スティッキング防止層は、たとえば溶媒を用いた塗
布法を採用して感熱転写記録媒体における最外層の表面
に形成される。
スティッキング防止層の層厚は、通常、 0.2〜3u
Lmの範囲内にあり、好ましくは0.5〜1.5終mの
範囲内にある。
■下引層 支持体の上にモルダント層を形成する感熱転写記録媒体
においては、支持体とモルダント層との間に、モルダン
ト層と支持体との接着性を強化すると共に1モルダント
層に形成された画像に対する地色を形成するための、下
引層を設けても良い。
地色を形成する下引層かあると、モルダント層に形成さ
れた染料による画像のコントラストが良好になる。
このような下引層は、たとえば、接着剤とじて通常公知
の組成物と色剤との混合物により形成することかできる
接着剤として、その−例を示すと、ホットメルト接着剤
は、樹脂たとえばエチレン−塩化ビニル共重合体、ワッ
クス、可塑剤、粘着付与剤、酸化防止剤、充填剤等から
なる組成物である。
それ故、下引層を構成する組成物の一例として、たとえ
ば、エチレン−塩化ビニル共重合体。
ワックス、可塑剤、粘着付与剤、酸化防止剤、充填剤お
よび色剤等からなる組成物を挙げることかできる。
また、ポリ酢酸ビニルエマルジョン系接着剤を構成する
組成物と色剤との混合物、クロロブレン系接着剤を構成
する組成物と色剤との混合物、エポキシ樹脂系接着剤を
構成する組成物と色剤との混合物等も、下引層を構成す
る組成物として挙げることができる。
前記色剤としては、たとえば無機顔料および有機顔料な
どの顔料を挙げることかできる。
前記無機顔料としては、二酸化チタン、カーボンブラッ
ク、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム、酸
化鉄ならびに鉛、亜鉛、バリウムおよびカルシウムのク
ロム酸塩などが挙げられる。
前記有機顔料としては、アゾ系、チオインジゴ系、アン
トラキノン系、アントアンスロン系、トリフエンジオキ
サジン系の顔料、フタロシアニン顔料、たとえば銅フタ
ロシアニンおよびその誘導体ならびにキナクリドン顔料
などが挙げられる。
この下引層の厚みは、通常0.3〜3μmであり、好ま
しくは0.5〜2JLmである。
■中間層 第10I′2Iに示すように、モルダント層3と染料供
給層2との間に(あるいは自己支持性モルダント層と自
己支持性染料供給層との間に)、中間層として!A離層
9を設けても良い、剥i11層を設けると、これら二層
の分離を円滑かつ容易に行なえるからである。
また、第11図に示すように1モルダント層3と染料供
給層2との間に(あるいは自己支持性モルダント層と自
己支持性染料供給層との間に)、中間層としてカブリ防
止層10を設けることも推奨される。カブリ防止層を設
けると、染料供給層(自己支持性染料供給層)の上にモ
ルダント層(自己支持性モルダント層)を形成する際、
あるいはこの感熱転写記録媒体の長期保存の際に生じる
ところの、染料の自然拡散によるモルダント層(自己支
持性モルダント層)の汚染を有効に防止することができ
る。
このような剥lIMおよびカブリ防止層は1例えば、熱
軟化性樹脂、熱溶融性物質、充填剤、滑剤、離型剤(シ
リコン樹脂、フッ素樹脂、界面活性剤等)を配合すると
により形成することができる。
この剥離層およびカブリ防止層は、いずれもその厚みが
薄い方が好ましいのであるが、通常の場合、0.3〜3
牌m、好ましくは[1,5〜2μmである。
なお、この中間層は、前記剥離層とカブリ防止層との二
層構成にしてもよいし、また、−層の中間層か」離層と
カブリ防止層とを兼ねるようにしても良い。
−その他− このようにして得られる感熱転写記録媒体は、たとえば
テープ状あるいはシート状などの形態で使用することが
てきる。
この感熱転写記録媒体によると、例えば次のようにして
画像を形成することができる。
この感熱転写記録媒体の加熱可f@な面から、熱ヘツド
によって熱パルスを与え、所望の印字ないし転写パター
ンに対応する染料供給層(自己支持性染料供給層)およ
びモルダント層(自己支持性モルダント層)を局部的に
加熱する。
染料供給層およびモルダント層の被加熱部は。
その温度か上昇して速やかに溶融して、染料供給層に含
有されている染料が、モルダント層に拡散移動しモルダ
ント層に画像形成される。ついで、この染料供給層とモ
ルダント層とを分離すると、モルダント層に画像を形成
した記録媒体が得られる。
(実施例1) 支持体として厚み20pmの紙の表面に1モルダント層
として塩化ビニル樹脂をlOgrnの厚みに溶媒塗工し
た0次いで、このモルダント層の表面にニトロセルロー
ス80%および染料のカセットブルー14.20%から
なる染料層を2ルmの厚みに溶媒塗工した。さらに、こ
の染料層の表面に、スティッキング防止層としてポリシ
ロキサン樹脂100%を0.5gmの厚みに溶媒塗工し
て、ピールアパート型感熱転写記録媒体を得た。
このピールアパート型感熱転写記録媒体に、スティッキ
ング防止層の方から、シリアルヘットにより、40mJ
/ヘッドの熱エネルギーをイメージワイズに印加した。
印加後に、染料層とモルダント層とをピールアパートす
ると、モルダント層には美しい高濃度の画像か形成され
ていた。
(実施例2) 支持体としての厚み3.5JLmのポリエチレンテレフ
タレートの片面に厚み0.14mのシリコン変性ウレタ
ン樹脂からなるスティッキング防止層を溶媒塗工により
形成し、他方の面には、厚み1終mのポリエステル樹脂
からなるモルダント層を溶媒塗工により形成した0次い
で、パラフィンワックス80%およびポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル20%からなる厚み0.5 鉢m
の中間層(剥離・カブリ防止層)を前記モルダント層の
表面に溶媒塗工により形成し、さらにこのスティッキン
グ防止層の表面に70%および染料[MSマゼンタVP
]:10%からなる厚み3pmの染料層を溶媒塗工によ
り形成して、ピールアパート型感熱転写記録媒体を得た
このピールアパート型感熱転写記録媒体のスティッキン
グ防止層側から、ラインヘッドを使用してイメージワイ
ズに熱エネルギーを印加した。
印加後、モルダント層と染料層とを分離すると、モルダ
ント層には鮮明な画像が形成されていた。
[発明の効果] この発明によると、 m  Mにより発色する色剤を使用せず、熱により拡散
移動するが熱に安定な染料を使用しているので、印字画
像の保存安定性が良好であり(2)シかも、化学反応に
よる発色機構を利用せず、染料の熱による物理的拡散移
動による画像形1&機構を利用するものであるから、簡
単に効率良く印字を行なうことができる、 等の利点を有する感熱転写記録媒体を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図(a)、第7図(b)、第8図、第9図、第10図
および第11図はこの発明の感熱転写記録媒体の態様を
示す一部断面説114図である。 l・・・染料、2・・・染料供給層、3・・・モルダン
ト層、4・・・自己支持性染料供給層、5・・・自己支
持性モルダント層、6・・・支持体、7・・・スティッ
キング防止層、8・・・下引層、9・・・剥離層、IO
・・・カブリ防止層。 第1図 十代 第3図 第5図 第2図 第4図 第6図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱エネルギーの印加により拡散移動する染料を含
    有する染料供給層と、前記拡散移動して来た染料を受容
    して画像を形成するモルダント層とが、前記モルダント
    層と前記染料供給層とがピールアパート可能に、接着積
    層されてなることを特徴とするピールアパート型感熱転
    写記録媒体。
  2. (2)支持体上に、染料を受容して画像を形成するモル
    ダント層と、熱エネルギーの印加により拡散移動する染
    料を含有する染料供給層とが、この順に、前記モルダン
    ト層と前記染料供給層とがピールアパート可能に、接着
    積層されてなることを特徴とするピールアパート型感熱
    転写記録媒体。
  3. (3)熱エネルギーの印加により拡散移動する染料を含
    有する自己支持性染料供給層と、前記拡散移動して来た
    染料を受容して画像を形成するモルダント層とが、前記
    モルダント層と前記自己支持性染料供給層とがピールア
    パート可能に、接着積層されてなることを特徴とするピ
    ールアパート型感熱転写記録媒体。
  4. (4)熱エネルギーの印加により拡散移動する染料を含
    有する染料供給層と、前記拡散移動して来た染料を受容
    して画像を形成する自己支持性モルダント層とが、前記
    自己支持性モルダント層と前記染料供給層とがピールア
    パート可能に、接着積層されてなることを特徴とするピ
    ールアパート型感熱転写記録媒体。
  5. (5)前記支持体とモルダント層との間に下引層を有す
    る前記請求項2に記載のピールアパート型感熱転写記録
    媒体。
  6. (6)前記感熱転写記録媒体を形成する両外層の少なく
    ともいずれか一方の外層の表面にスティッキング防止層
    を有する前記請求項1から請求5までのいずれかに記載
    のピールアパート型感熱転写記録媒体。
  7. (7)前記スティッキング防止層が、シリコン系樹脂お
    よび/またはフッ素系樹脂を含有する前記請求項6に記
    載のピールアパート型感熱転写記録媒体。
  8. (8)染料供給層または自己支持性染料供給層が最外層
    を形成し、この染料供給層または自己支持性染料供給層
    が、シリコン系樹脂、およびフッ素系樹脂の少なくとも
    いずれかの樹脂、界面活性剤、ならびに滑材よりなる群
    から選択される少なくともいずれかを含有する前記請求
    項1から請求5までのいずれかに記載のピールアパート
    型感熱転写記録媒体。
  9. (9)前記モルダント層、前記自己支持性モルダント層
    、前記下引層、および前記支持体の少なくともいずれか
    が、拡散性染料とは色調の異なる非熱拡散性着色材を含
    有する前記請求項第1項から第5項までのいずれかに記
    載のピールアパート型感熱転写記録媒体。
  10. (10)前記モルダント層と染料供給層との間に剥離層
    を有する前記請求項第1項から第5項までのいずれかに
    記載のピールアパート型感熱転写記録媒体。
  11. (11)前記モルダント層と染料供給層との間にカブリ
    防止層を有する前記請求項第1項から第5までのいずれ
    か、または前記請求項第10項に記載のピールアパート
    型感熱転写記録媒体。
  12. (12)前記染料供給層には剥離補助層を積層してなる
    前記請求項第1項から第5項までのいずれかに記載のピ
    ールアパート型感熱転写記録媒体。
  13. (13)前記染料供給層が、複数の染料供給層からなる
    前記請求項第1項から第12項までのいずれかに記載の
    ピールアパート型感熱転写記録媒体。
  14. (14)前記請求項1〜13に記載の感熱転写記録媒体
    に熱エネルギーをサーマルヘッドによって選択的に印加
    した後に、予め接着積層されていた染料供給層と、モル
    ダント層または自己支持性モルダント層とをピールアパ
    ートすることを特徴とするピールアパート型感熱転写記
    録方法。
JP63305311A 1988-12-02 1988-12-02 ピールアパート型感熱転写記録媒体およびピールアパート型感熱転写記録方法 Pending JPH02151490A (ja)

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