JPH0215063Y2 - - Google Patents

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JPH0215063Y2
JPH0215063Y2 JP6638585U JP6638585U JPH0215063Y2 JP H0215063 Y2 JPH0215063 Y2 JP H0215063Y2 JP 6638585 U JP6638585 U JP 6638585U JP 6638585 U JP6638585 U JP 6638585U JP H0215063 Y2 JPH0215063 Y2 JP H0215063Y2
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spool
cylinder
piston
piezoelectric body
shock absorber
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はシヨツクアブソーバに関し、特に減衰
力を可変としたシヨツクアブソーバの構造に関す
る。
[従来の技術] シヨツクアブソーバは流体を封入したシリンダ
内に絞り孔を形成したピストンを設け、ピストン
ロツドを振動体に連結して特に振動の減衰を効果
的に行なうものである。
この種のシヨツクアブソーバを車両サスペンシ
ヨンに使用する場合、車両振動は広い周波数域を
有するとともにその振幅は一般に周波数の増大に
伴なつて小さくなるから、かかる用途に使用する
シヨツクアブソーバは低周波大振幅域において大
きな減衰力を生じるとともに、高周波小振幅域に
おいては上記減衰力は小さくなして振動の吸収を
行なうことが望ましい。
このような特性を有するシヨツクアブソーバと
しては、例えば実開昭58−49045号記載のものが
提案されている。これを第3図に示す。図におい
て、流体を封入したシリンダ1内には摺動可能に
ピストン2が設けてあり、該ピストン2はピスト
ンロツド3の先端に固定してある。上記ロツド3
は筒状に形成され、その側壁には絞り孔31が形
成されて、該絞り孔31により上記ピストン2で
区画された二つの流体室A,Bが連通せしめられ
ている。
ピストンロツド3内には小孔41を形成したス
プール4が軸方向に移動可能に設けてあり、該ス
プール4は上記ロツド3内に設けたソレノイド7
により移動駆動せしめられる。スプール4の移動
により、小孔41と絞り孔31の位置は図の一致
状態からずれ、絞り孔31の開口面積が変わる。
かくの如くして、シヨツクアブソーバの減衰力が
変更せしめられる。
[考案が解決しようとする問題点] 上記引例のシヨツクアブソーバにおいて、ソレ
ノイド7は発生する駆動力に比してその外径が比
較的大きくなる。したがつて、これを内設した上
記ピストンロツド3は径を太くする必要があり、
シリンダ径を一定とした場合には充分な減衰力を
発生するための流体量が確保し難く、また、ロツ
ド3が太くなつた分、エア室Cを長くする必要が
あつて結局シリンダ全体が大形化する。
また、ソレノイドではスプールの移動位置を任
意に設定することができないから、シヨツクアブ
ソーバをサスペンシヨンシートに使用する場合等
に、乗員の好みに応じてその減衰力を微調整する
ことができない。
本考案はかかる問題点に鑑み、コンパクトで、
しかも減衰力が自由に調節できるシヨツクアブソ
ーバを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 第1図において、筒状ピストンロツド3内に
は、スプール4の反ピストン側に面4aと所定間
隔で圧電体6が対向せしめてあり、対向面4a,
6a間には非圧縮性液体を封入した液室5が形成
してある。ピストンロツド3はその内周面のう
ち、上記スプール4と液室5が接する部分の径を
液室5と圧電体6が接する部分の径よりも小さく
してある。これにより、対向面4aの面積S1は
対向面6aの面積S2よりも小さい。
[作用、効果] 圧電体6はこれに印加される電圧に応じて伸縮
し、この結果、液室5の容積が変化する。スプー
ル4は上記容積を相殺するように移動し、この場
合の移動量は圧電体6の伸縮量のS2/S1倍とな
る。スプール4の移動により絞り孔31の開口面
積が変更されて、シヨツクアブソーバの減衰力が
変化する。
上記圧電体6は小形かつ強力なものが容易に入
手可能であり、液室5を介して上記圧電体6の駆
動移動量を増倍せしめたことにより、シリンダロ
ツド3の径を太くすることなくこれに内蔵された
スプール位置を適切に調整することができる。
また、圧電体6は印加電圧を変えることにより
その伸張量を容易に変更することができるから、
スプールの移動位置を任意に設定して、シヨツク
アブソーバの減衰力を微調整することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図により説明す
る。
図において、シリンダ1内に挿入されたピスト
ンロツド3は下半部が筒状としてあり、下端外周
にはピストン2が嵌着してある。シリンダ1内に
はピストン2により区画されて二つの流体室A,
Bが形成してあり、これら両流体室A,Bは、流
体室Aに面するピストンロツド3の側壁に形成し
た絞り孔31により互いに連通せしめられてい
る。
ピストンロツド3内にはこれに沿つて左右方向
に移動可能にスプール4が設けてあり、該スプー
ル4には側面中心よりロツド部41が突出せしめ
てある。ロツド部41の右端は大径のピストン部
42としてあり、Oリングを装着したその外周
は、ピストンロツド3の段付きに小径とした内周
に液密的かつ左右動自在に接している。
スプール4の右方には所定間隔をおいて圧電体
6が設けてあり、該圧電体6は上端が、シリンダ
ロツド3の筒状部端面に固着してある。圧電体6
はピストンロツド3の右半部内に布設したリード
線61を介して外部の電圧制御装置に接続してあ
り、印加電圧に応じて左方へ伸張する。圧電体6
としては、板状の圧電素子を多数枚積層した小形
かつ強力な市販の圧電アクチユエータが使用でき
る。
互いに対向する上記圧電体6の側面6aとピス
トン部42の側面4a間には、油等の非圧縮性液
体を封入して、液室5としてある。そして、上記
対向面4aの面積S1は、上記対向面6aの面積
S2よりも充分に小さくしてある。
なお、図中8はフリーピストンであり、Cは空
気室である。そして、例えば上記シヨツクアブソ
ーバをサスペンシヨンシートに使用する場合に
は、ピストンロツド3の右端32はシートクツシ
ヨン下面に連結され、シリンダ1の左端11は車
両フロアに連結される。
上記構造のシヨツクアブソーバにおいて、大振
幅振動入力時には圧電体6への印加電圧を増し
て、これを所定量伸張せしめる。これにより、液
室5の内圧は上昇してピストン部42に作動圧が
作用し、スプール4が図示鎖線位置まで左方へ移
動する。これにより、絞り孔31は、その大部分
がスプール下端部により覆われてその開口面積が
減少する。振動入力に伴なつてピストンロツド3
が移動すると、封入流体は小径となつた上記絞り
孔31を流通し、シヨツクアブソーバには大きな
減衰力が生じる。これを第2図の線×で示す。
少振幅振動時には圧電体6への印加電圧を減少
して、圧電体6を第1図図示の状態まで収縮せし
める。液室5の内圧は低下し、ピストン部42に
は負の作動圧が作用してスプール4が右方へ移動
する。振動入力に伴なつてピストンロツド3が移
動すると、封入液体は大径となつた絞り孔31を
ほとんど抵抗なく流通するため、シヨツクアブソ
ーバに生じる減衰力は小さなものとなる。これを
第2図の線yで示す。
ここで、上記液室5には非圧縮性液体が封入さ
れていることにより、圧電体6の伸縮による液室
5の体積の増減はスプール4の移動により常に相
殺される。しかして上述の如く、スプール4の側
面4aの面積S1は、圧電体6の側面6aの面積
S2よりも充分小さくしてあることにより、スプ
ール4の移動量は圧電体6の伸縮量のS1/S1倍
と大きなものになる。
また上記スプール4の移動量は、圧電体6への
印加電圧を調整することにより連続的に変更可能
であり、これによりシヨツクアブソーバの減衰力
は最適値を選択することができる。
以上の如く、本考案のシヨツクアブソーバは、
ピストンロツド内に圧電体および該圧電体の伸縮
量を倍増せしめる液室を設け、液室を介してスプ
ールを移動せしめるようになして、コンパクトか
つ性能の優れたシヨツクアブソーバを実現したも
のであり、サスペンシヨンシートにおける如く設
置スペースの小さい用途に使用して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシヨツクアブソーバの全体断
面図、第2図はその減衰特性図、第3図は従来例
を示すシヨツクアブソーバの全体断面図である。 1……シリンダ、2……ピストン、3……ピス
トンロツド、31……絞り孔、4……スプール、
4a……対向面、5……液室、6……圧電体、6
a……対向面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内に筒状のピストンロツドを挿置し、
    その先端にピストンを装着してシリンダ内を二つ
    の流体室に区画し、ピストンロツド壁には上記シ
    リンダとシリンダロツド内とを連通する絞り孔を
    形成するとともに、シリンダロツド内にはスプー
    ルを摺動可能に挿置して上記絞り孔の開口面積を
    可変制御するようになし、上記スプールの反ピス
    トン側の面と所定間隔をおいてシリンダロツド内
    には圧電体を対向せしめて、対向面間に非圧縮性
    液体を封入した液室を形成し、かつピストンロツ
    ドの内周面のうち、上記スプールと液室とが接す
    る部分の径を液室と圧電体が接する部分の径より
    も小さくなして、スプールの対向面の面積を圧電
    体の対向面の面積よりも小さくなしたことを特徴
    とするシヨツクアブソーバ。
JP6638585U 1985-03-12 1985-05-02 Expired JPH0215063Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6638585U JPH0215063Y2 (ja) 1985-05-02 1985-05-02
DE19853539520 DE3539520C2 (de) 1985-03-12 1985-11-07 Fahrzeugsitzanordung mit einer elastischen Fahrzeugsitzaufhängung
GB08527430A GB2173396B (en) 1985-03-12 1985-11-07 Suspension device for vehicle seat

Applications Claiming Priority (1)

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JP6638585U JPH0215063Y2 (ja) 1985-05-02 1985-05-02

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JPS61182432U JPS61182432U (ja) 1986-11-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2515440Y2 (ja) * 1989-06-15 1996-10-30 株式会社ユニシアジェックス 減衰力可変型液圧緩衝器
JP5651529B2 (ja) * 2010-05-31 2015-01-14 本田技研工業株式会社 減衰力可変ダンパ

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JPS61182432U (ja) 1986-11-14

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