JPH0214572B2 - - Google Patents

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JPH0214572B2
JPH0214572B2 JP58104738A JP10473883A JPH0214572B2 JP H0214572 B2 JPH0214572 B2 JP H0214572B2 JP 58104738 A JP58104738 A JP 58104738A JP 10473883 A JP10473883 A JP 10473883A JP H0214572 B2 JPH0214572 B2 JP H0214572B2
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fluid
elastic member
fluid chamber
displacement
elastic
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Yasuo Myamoto
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Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/881,563 priority patent/US4733854A/en
Publication of JPH0214572B2 publication Critical patent/JPH0214572B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/14Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
    • F16F13/16Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially specially adapted for receiving axial loads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体入りマウントの改良に係り、特に
損失係数を理想値に近づけて適正なダンピングを
具備させ、更には流体の移動量制御を行い得、又
一定以上の荷重が作用した時にはバネ定数を上昇
させると同時に流体の移動量を増加せしめ得るよ
うにした流体入りマウントに関する。
第10図に示されるように車体フレーム等の固
定部材側へ固着され、中空体を主要部とするベー
ス部材720と、エンジン等の振動源に連結され
る取付部材710とをゴム材から成る剪断型の弾
性部材730で結合するとともに、ベース部材7
20にダイヤフラム740を付設して内部に室7
02を形成し、更に該室702内にオリフイス7
51を形成して成る仕切部材750をベース部材
720側に設けて横断的に配し、該仕切部材75
0により画成された上下の室704,703内の
流体(図示では液体)を封入して成るエンジンマ
ウント等の流体入りマウント701は知られてい
る。
この種流体入りマウント701をエンジンマウ
ントとして用いる場合、これに具備させるダンピ
ングは振動周波数の10〜15Hz近傍で損失係数
(tanδ)を0.3程度とすることにより最も理想的と
なる。即ちtanδが0.3よりも小さな値であると、
カーシエイクに対する防振効果が少なくなり、逆
に0.3よりも大きな値でああると、動バネ定数が
高くなつて2次振動等の振動遮断特性が悪化して
しまう。従つてtanδとしては0.3程度が最も良い
ことがわかる。
しかしながら実際に従来の設計に基づいて第1
0図の如き流体入りマウント701を制作すれ
ば、tanδは0.4〜0.6となり、目標値である0.3とは
ならず、15Hzにおけるtanδの値は0.52であつた。
そこでtanδの値を抑えて適正なる値とするため
に、例えば第11図に示されるように環状板のベ
ース部材820と、円板状の取付部材810とを
傾斜角を変えた圧縮型の弾性部材830で結合す
ることが試みられるが、これによると、弾性部材
830が図示の如く圧縮型であるため、大荷重の
作用に伴なう大きな圧縮方向変位に対して弾性部
材830が座屈を起こし易いという欠点がある。
又第12図に示されるように上下の2室70
4,703から成る流体室702内に液体Lとと
もに、気体Gを混在させることが試みられるが、
これによると、気体Gが液体L中に溶け込む量が
温度及び圧力により変化するため、気体Gの体積
が一定しないという欠点がある。
本発明は以上の実情に鑑みて成されたもので、
その目的とする処は、弾性部材を圧縮型に変更し
たり、液体中に気体を混在させることなく、オリ
フイスを通過する流体の移動量を従来のそれより
も小として損失係数を理想値に近づけ、適正なダ
ンピングを具備して成る流体入りマウントを提供
するにあり、更にはオリフイス面積を変化させて
衝撃荷重が作用した時にはオリフイスを通過する
流体移動量を増加させ、十分なダンピングが得ら
れる等の流体の移動量制御を行い得る流体入りマ
ウントを提供し、又オリフイス面積に左右される
ことなく、一定以上の荷重が作用した時にはバネ
定数を上昇させると同時にオリフイスを通過する
流体の移動量を増加させ、強力なダンピング力を
発生させて変位を抑え得る流体入りマウントを提
供するにある。
斯る目的を達成すべく本発明は、その特定発明
である第1発明では、取付部材とベース部材とを
弾性部材で結合し、ベース部材または取付部材に
ダイヤフラムを付設して内部に非圧縮性の流体が
封入された流体室を形成し、この流体室内に仕切
部材を設けて弾性部材側とダイヤフラム側の2室
に画成するとともに、これら2室をオリフイスに
より連通させた流体入りマウントにおいて、ダイ
ヤフラムは振動源が発生する振動の全振幅域にわ
たり流体室内の容積の変動を吸収可能に形成し、
仕切部材で取付部材側とベース部材側とを結合す
るとともに、取付部材の変位に対して弾性部材と
仕切部材は弾性部材側の流体室の容積変化を互い
に打ち消し合う方向に変形し、かつ、弾性部材の
変位に伴なう容積変化量と仕切部材の変位に伴な
う容積変化量とを異ならせるように、仕切部材を
弾性部材とは異なる新たな弾性部材で形成したこ
とを要旨とする。
更にこれに併合する第2発明では、オリフイス
にこれを通過する流体の移動量制御を行うバルブ
機構を付設したことを、又同第3発明では、取付
部材側及びベース部材側の少なくとも一方に、取
付部材に一定以上の変位が与えられた時に、前記
各弾性部材のうち少なくとも1個の弾性部材の一
端面を押圧して変位を抑制させるストツパー部材
を設けたことを夫々要旨とする。
以下に本発明に係る流体入りマウントの各実施
例を第1図乃至第9図に基づいて詳述する。
第1図は本発明の主要部を成す第1発明に係る
流体入りマウントの第1実施例を中央縦断面で示
すもので、マウント1は、エンジン等の振動源に
連結される截頭円錐型の取付部材10と、これよ
り大径であつて、車体フレーム等の固定部材側に
固着される段付円筒型のベース部材20の大径円
筒部21とをゴム材から成り、比較的大面積なる
剪断型の弾性部材30で結合するとともに、ベー
ス部材20の小径円筒部25端にダイヤフラム4
0を付設して内部に流体室2を形成し、更に該室
2内に臨む取付部材10の端面に有底円管型であ
つて、その底部52寄り周壁に放射状にオリフイ
ス51…を形成して成るオリフイス形成部材50
の底部52側を固着して一体化し、該オリフイス
形成部材50の開放側周壁53と、上記ベース部
材20の小径円筒部25とをゴム材からなり、前
記とは異なる比較的小面積なる剪断型の仕切部材
である新たな弾性部材60で結合し、さらに、流
体室2内に非圧縮性の流体を封入して成る。斯く
して流体室2内は新たな弾性部材60により2室
3,4に画成され、これら2室3,4はオリフイ
ス51…を介して相連通している。
即ち流体入りマウント1は、実施例では中心線
を水平方向とした横置型であり、そのベース部材
20は、環板部22aの内周から一側方に向かつ
て雌テーパ状中空部22bが連続形成した部材
と、同様の環板部23aの内周から他側方に向か
つて中空部23bを連続形成した部材とを夫々の
環板部22a及び23aで重ね合わせ、溶接等に
より固着して成る大径円筒部21の上記中空部2
3b端に、小径円筒部25の一端部から外周方向
に連続形成した前記より小径なる環状部26周縁
をカシメ付け、溶接等により固着して構成され、
更に小径円筒部25の他端には中空状のダイヤフ
ラム取付部27端が同じくカシメ付け、溶接等に
より固着されている。又重ね合わせた両環板部2
2a,23aは固定部材側への取付片24を構成
し、この取付片24には取付ネジ孔24a…が形
成されている。
一方取付部材10はベース部材20より小径な
る截頭円錐型を成し、その大面積端面の中心に振
動源への取付ネジ11を突設するとともに、小面
積端面の中央部には円穴12を、更にその中心に
はネジ穴13を同心的に形成して成る。
斯かる段付円筒型のベース部材20の大径円筒
部21を構成する雌テーパ状中空部22bの内周
に大径なる厚肉環状の弾性部材30の外周を焼付
け、該弾性部材30の内周に截頭円錐型の取付部
材10の外周をその取付ネジ11を外方に臨ませ
た状態で焼付ける。
そして取付部材10に形成した円穴12内に有
底円筒型のオリフイス形成部材50の底部52を
嵌合し、この底部52の内方から角型穴9付頭ボ
ルト8を取付部材10に形成したネジ穴13に締
結してオリフイス形成部材50を取付部材10に
一体化する。
更にベース部材20の小径円筒部25の内周に
前記とは異なり小径なる厚肉環状の新たな弾性部
材60の外周を焼付け、該弾性部材60の内周に
上記オリフイス形成部材50の開放側周壁53の
外周を焼付ける。
又ベース部材20の小径円筒部25に固着した
中空状のダイヤフラム取付部27の端部にダイヤ
フラム40の周縁を嵌着し、焼付けて該ダイヤフ
ラム40をベース部材20に固着する。
尚取付部材10はベース部材20と同心をもつ
て以上の如く流体入りマウント1が構成されてい
る。
斯くして新たな弾性部材60により2室3,4
に画成され、且つ取付部材10側に設けたオリフ
イス51…により相連通せしめられた流体室2内
に流体(図示では液体)を封入する。この時、自
由状態において、ダイヤフラム40は図示の如く
撓んだ状態にある。
而してベース部材20と、取付部材10とを結
合した流体室2の外側の弾性部材30よりも小径
なる、即ち横断面積の小さい新たな弾性部材60
で流体室2内における取付部材10側のオリフイ
ス形成部材50と、ベース部材20の内周側とを
結合して流体室2を左右2室3,4に画成したた
め、両弾性体30及び60の内周側の変位量は同
一となり、振動荷重の作用により応動する外側の
弾性部材30の一方の室4から他方の室3への流
体移動量V1から内側の弾性部材60の流体移動
量V2を差し引いた値(V1−V2)が結果的に流体
の移動量となることがわかる。斯かる作用を第2
図に示した。
従つて本第1発明によれば、従来の流体移動量
V1に比し、流体室2内を2室に画成する新たな
弾性部材60による流体移動量V2分を差し引い
た値(V1−V2)として流体移動量を低下するこ
とができるため、ダンピングが低下し、即ち損失
係数(tanδ)を理想値である0.3近傍に設定する
ことができた。
ここで本第1発明に係る流体入りマウント1の
構造をモデル化すれば第3図に示す如くで、ベー
ス部材20は内径を2段に異ならせたシリンダで
あり、ピストンロツドである取付部材10の中間
部に構成したピストンたる弾性部材30がシリン
ダ20の大径スリーブ20aに摺動するととも
に、取付部材10の先部に構成した別のピストン
たる新たな弾性部材60が小径スリーブ20bに
摺動し、このピストン60により画成された2個
の流体室3を連通するオリフイス51を通過する
流量を以上の如く一体化して成る両ピストン30
及び60で制御することとなる。又ダイヤフラム
40は小径スリーブ20bにフリーピストンの如
く摺動していることと同様になる。
尚斯かるモデル図からも理解されるようにオリ
フイス51はベース部材20側に設けても良い。
ところで第4図に示されるように第2実施例で
は、取付部材110を円柱型とするとともに、段
付円筒型のベース部材120の大径円筒部121
端にダイヤフラム140を付設し、上記円柱型の
取付部材110と、ベース部材120の小径円筒
部125とを小径なる環状の弾性部材130で結
合し、更に厚肉円板型であつて、その外周を2つ
の雄テーパ部154,155とした鍾150を取
付部材110の端面に角型穴109付頭ボルト1
08にて固着し、この鍾150の外周とベース部
材120の大径円筒部121とを大径なる環状の
新たな弾性部材160で結合しても既述した効果
が得られる。この場合、鍾150には当該マウン
ト101の中心線と平行なるオリフイス151が
形成されているため、鍾150はオリフイス形成
部材を兼ねている。
尚ボルト108の頭は鍾150に略々埋設状態
にある。
又取付部材側にトルクロツドやラジアスロツド
を連結する場合には、ロツドの曲げ方向や捩り方
向の荷重に追従して流体室の外側の弾性部材が柔
かく変形することが望ましい。
そこで第5図に示されるように第3実施例で
は、ベース部材220の小径円筒部225の内周
を流体室202側が大径なる雌テーパ部228に
形成するとともに、取付部材210の先部外周を
同じく流体室202側が大径なる雄テーパ部21
4に形成し、これらテーパ部228及び214を
アンブレラ型の弾性部材230で結合して弾性部
材230の内周側231を流体室202側へ没入
させる。その他の構成は第4図に示した第2実施
例と同様である。
斯かるマウント201によれば、外側の弾性部
材230をアンブレラ型とし、その内周側231
を流体室202側へ没入したため、取付部材21
0の曲げ方向並びに捩り方向に対するより柔かい
弾性を具備させることができ、従つて取付部材2
10の曲が方向及び捩り方向の動きを許容するこ
とができ、以つてトルクロツドやラジアスロツド
のマウントとしても好適することとなる。
更に第6図に示される第4実施例の如く、ベー
ス部材320の小径円筒部325の内周を前記と
は逆に流体室302側が小径なる雌テーパ部32
9に形成するとともに、取付部材310の基部外
周を同じく流体室302側が小径となる雄テーパ
部315に形成し、これらテーパ部329及び3
15をアンブレラ型の弾性部材330で結合して
弾性部材330の外周側332を流体室302側
へ没入させれば、取付部材310の曲げ及び捩り
方向の動きを許容することができるとともに、圧
縮方向の荷重の増加に応じて当該外側の弾性部材
330のバネ成分を硬くすることができる。
尚内側の弾性部材の形状を変えても良い。
次に第2発明について説明する。
先ず取付部材に衝撃荷重が作用すると、オリフ
イスを通つて移動する流体の通過抵抗が増大する
ため、流体室の外側の弾性部材及び内側の弾性部
材の壁を変形させる割合が増加することとなり、
これによりダンピングが得られにくくなる。
そこで本第2発明では第7図に示されるよう
に、オリフイス流路面積を可変とするバルブ機構
を設ける。
尚本実施例の基本的構成は第1発明で述べた第
4図のものと略々同様であるため、同部材には2
ケタまでの同符号を400番台に載せて示し、その
説明の重複を避けた。
第7図に示す如く本実施例では、鍾450に平
行なる2本の通路455,455を径方向に対向
させて形成し、一方の通路455の右流体室40
4側を大径なるバルブ収納部456とするととも
に、他方の通路455の左流体室403側を大径
なるバルブ収納部456とし、これら収納部45
6,456内に円形バルブ471とコイルスプリ
ング475とから成るバルブ機構740を夫々収
納する。
即ち円形バルブ471の中心にオリフイス47
2を形成するとともに、その外周にはスプライン
状の欠部473…を放射状に形成し、斯かるバル
ブ470を通路455の収納部456内に入れ、
その背面側と、収納部456内周に嵌着したスナ
ツプリング状のスプリングシート476との間に
コイルスプリング475を張設してバルブ471
を収納部456のバルブシート壁457に圧接す
る。従つて常時はバルブ471の中心に形成した
オリフイス472により左右の流体室403,4
04が相連通し、既述と同様の作用効果を奏する
ことがわかる。
そしてコイルスプリング475の弾発力を当該
マウント401の一方の流体室内の液体圧が衝撃
荷重の作用により急激に上昇する所定値に設定
し、この時にバルブ471をバルブシート壁45
7から後退させるように構成する。
而して2本の通路455,455に円形バルブ
471とコイルスプリング475とから成るバル
ブ機構470を夫々付設したため、通常の振動は
バルブ471の中心のオリフイス472のみによ
る減衰力を得ることができるとともに、衝撃荷重
が作用した場合には、一方のバルブ471が後退
し、その外周の欠部473…とも流体が流れるた
め、流体の移動量が増加して確保され、十分なダ
ンピングを得ることができる。
以上の如くバルブ機構470を円形バルブ47
1とコイルスプリング475とから構成し、液体
圧の変化に応じてオリフイスの流路面積を2段階
に可変としたが、第8図に示した変更実施例の如
く、ベース部材520側にオリフイス586を形
成し、このオリフイス586の中間部に仕切バル
ブ581を配置し、この仕切バルブ581をソレ
ノイド582の作動によりその流路面積を制御す
るようにしたバルブ機構580により行えば、当
該マウント501の変位速度及び変位置等に応じ
てオリフイス面積を自動的に可変とすることがで
きる。
即ち一般に流体入りマウントには、微小振動に
対しては、オリフイス面積を小として十分なダン
ピングにより変位感を抑えること、又パルス的荷
重に対しては、オリフイス面積を大としてできる
だけバネ定数を低くし、力の伝達を抑えること、
更に最大変位に達する直前には、オリフイス面積
を小としてバネ定数を高くし、変位を抑えること
等が要求される。
そこで第8図に示す如く本実施例では、鍾55
0にはオリフイスを形成せず、ベース部材520
の外周の一部に左右の流体室503,504を相
連通するオリフイス586を形成したオリフイス
形成部材585を固着するとともに、オリフイス
586の中間部に仕切バルブ581を進退自在に
臨ませ、この仕切バルブ581の進退動を制御す
るソレノイド582をオリフイス形成部材585
にビス結合583する。
そして当該マウント501の変位速度及び変位
量等を任意の手段により検知し、これらのデータ
に基づいてソレノイド582の作動制御を行う。
而してオリフイス586の流路面積の変更を、
変位速度及び変位量等のデータに基づいて作動制
御させるソレノイド582と仕切バルブ581と
から成るバルブ機構580、即ちソレノイドバル
ブにより複雑に制御するように構成すれば、衝撃
荷重に対する効果を発揮することは勿論、前記し
た各要求をも満足することができ、従つて種々の
状況に対して理想的なダンピングを得ることがで
きる。
次に第3発明について説明する。
先ず第2発明でも述べたように、流体入りマウ
ントが最大変位に達する直前にバネ定数を高くし
てその変位を抑えるとともに、でき得れば、オリ
フイスを通過する流体の移動量を強制的に増加さ
せて強力なダンピング力を発生することができれ
ば好都合である。
そこで本第3発明では第9図に示されるよう
に、少なくとも1個の弾性部材の一端面を一定以
上の変位が与えられた時に押圧するストツパー部
材を設ける。
尚本実施例の基本的構成も第4図のものと略々
同様であるため、同部材には2ケタまでの同符号
を600番台に載せて示し、その説明の重複を避け
た。
第9図に示す如く本実施例では、取付部材61
0と鍾650とのボルト608による結合の際
に、取付部材と鍾650との間に円板型のストツ
パー部材691を介装するとともに、鍾650と
ボルト608の頭部との間にも円板型のストツパ
ー部材693を介装し、これら2枚のストツパー
部材691及び693には鍾650に形成したオ
リフイス651と同心のオリフイス692,69
4を夫々形成する。
斯くして左右の流体室603及び604内に
夫々配設された取付部材610側に一体の2枚の
ステツパー部材691,693の外周縁部をとも
に、流体室603,604を画成した内側の弾性
部材660の中間部へ突出して臨む環状プツシユ
部691a及び693aに湾曲形成する。
又ベース部材620の小径円筒部625端に左
右方向に離間した環板部695b,695cと、
これらの外周を連続する円筒部695aとから成
るストツパー胴部695を延出して一体に形成
し、左側の環板部695bの内面に外側の弾性部
材630と一体の環状ストツパー部639を焼付
けるとともに、左側の環状部695cの内面にも
弾性体から成る環状ストツパー部699を焼付け
る。
一方取付部材610の取付ネジ611側端面に
更に円板状のストツパー部材697を固着し、こ
のストツパー部材697の外周縁を上記ストツパ
ー胴部695に設けた弾性体製の環状ストツパー
部639及び699間の中間位置に臨ませて初期
設定する。
而してマウント601の左右の流体室603及
び604内に夫々ストツパー部材691,693
を取付部材610側と一体化して設けたため、マ
ウント601の圧縮及び伸張方向に作用する荷重
の増大に伴つて一方のストツパー部材の環状プツ
シユ部が内側の弾性部材660の一端面に押圧
し、次第に弾性部材660の壁を変形させ、これ
によりバネ定数を上昇せしめるとともに、一方の
流体室の容積が強制的に小さくされることにより
オリフイス692,651及び674を通過する
流体の移動量が強制的に増大せしめられ、これに
より減衰力が増大し、以上相俟つて当該マウント
601の最大変位前における変位を抑制し、しか
も強力なるダンピング力を得ることができる。
又ベース部材620に一体にストツパー胴部6
95を設け、このストツパー胴部695に左右方
向、即ちマウント601の変位方向へ離間して弾
性体から成る2個の環状ストツパー部639,6
99を設けるとともに、取付部材610に一体に
前記とは別のストツパー部材697を設けたた
め、当該マウント601の最大変位直前におい
て、ストツパー部材697が一方のストツパー部
に押圧して更にバネ定数を上昇せしめることがで
き、以つて変位を一層抑制することができる。
ところで本実施例では2枚のストツパー部材を
ともに取付部材側に設けて内側の弾性部材を押圧
するように構成したが、圧縮若しくは伸張方向の
何れか一方のみに以上の作用を行わせるためには
ストツパー部材は1枚で良く、又ストツパー部材
をベース部材側に設けたり、流体室外に設けて外
側の弾性部材を押圧するように構成しても勿論良
い。
尚以上全ての実施例では、流体入りマウントを
横置型として説明したが、縦置型であつても良い
のは勿論である。
以上の説明から明らかな如く本発明に係る第1
発明によれば、流体室内を2室に画成する仕切部
材を、ベース部材と取付部材とを結合する弾性部
材とは異なる新たな弾性部材で、かつ、取付部材
の変位に対して弾性部材側の流体室の容積変化量
を減少させるように形成したため、オリフイスを
通過する流体の移動量を従来のそれよりも小とし
て損失係数を理想値に近づけることができ、従つ
て適正なダンピングをマウントに具備することが
できる。
更に斯かる第1発明を主要部とする第2発明で
は、オリフイスにこれを通過する流体の移動量制
御を行うバルブ機構を付設したため、オリフイス
面積を変化させることができ、従つて衝撃荷重が
作用した時にはオリフイスを通過する流体の移動
量を増加させて十分なダンピングが得られる等の
流体の移動量制御を行うことができる。
又同じく第3発明では、取付部材側及びベース
部材側の少なくとも一方に、取付部材に一定以上
の変位が与えられた時に2個の弾性部材のうち少
なくとも1個の弾性部材の一端面を押圧して流体
移動能力を増大せしめるストツパー部材を設けた
ため、一定以上の荷重が作用した時にはバネ定数
を上昇させるのみならず、同時にオリフイスを通
過する流体の移動量を増加させることができ、従
つて強力なダンピング力を発生せしめて変位を効
果的に抑制することができる。
尚以上を組合わせれば優れた相乗的効果を奏す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明の実施例を示すもの
で、第1図は本発明の主要部を成す第1発明に係
る流体入りマウントの第1実施例を示す中央縦断
面図、第2図はその作用説明図、第3図は同モデ
ル図、第4図は第2実施例を示す中央縦断面図、
第5図は同第3実施例を示す同様の図、第6図は
同第4実施例を示す同様の図、第7図は第2発明
に係る流体入りマウントの一実施例を示す中央縦
断面図、第8図は同変更実施例を示す同様の図、
第9図は第3発明に係る流体入りマウントの一実
施例を示す中央縦断面図、第10図乃至第12図
は従来例を示すもので、第10図は基本的な従来
の流体入りマウントの中央縦断面図、第11図及
び第12図はその変更例を夫々示す各同様の図で
ある。 尚図面中1……は流体入りマウント、2……は
流体室、10……は取付部材、20……はベース
部材、30……は弾性部材、40……はダイヤフ
ラム、51……はオリフイス、60……は仕切部
材である新たな弾性部材、470及び580はバ
ルブ機構、691及び693はストツパー部材で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 振動源に連結される取付部材と、振動源をマ
    ウントするベース部材とを弾性部材で結合すると
    ともに、ベース部材または取付部材にダイヤフラ
    ムを付設して内部に非圧縮性の流体が封入された
    流体室を形成し、この流体室内に仕切部材を設け
    て前記弾性部材側と前記ダイヤフラム側の2室に
    画成し、これら2室をオリフイスにより連通させ
    た流体入りマウントにおいて、前記ダイヤフラム
    は前記振動源が発生する振動の全振幅域にわたり
    前記流体室内の容積の変動を吸収可能に形成さ
    れ、前記仕切部材で前記取付部材側と前記ベース
    部材側とを結合するとともに、前記振動源の振動
    に基づく前記取付部材の変位に対して前記弾性部
    材と前記仕切部材は前記弾性部材側の流体室の容
    積変化を互いに打ち消し合う方向に変形し、か
    つ、前記弾性部材の変位に伴なう容積変化量と前
    記仕切部材の変位に伴なう容積変化量とを異なら
    せるように、前記仕切部材を前記弾性部材とは異
    なる新たな弾性部材で形成したことを特徴とする
    流体入りマウント。 2 振動源に連絡される取付部材と、振動源をマ
    ウントするベース部材とを弾性部材で結合すると
    ともに、ベース部材または取付部材にダイヤフラ
    ムを付設して内部に非圧縮性の流体が封入された
    流体室を形成し、この流体室内に仕切部材を設け
    て前記弾性部材側と前記ダイヤフラム側の2室に
    画成し、これら2室をオリフイスにより連通させ
    た流体入りマウントにおいて、前記ダイヤフラム
    は前記振動源が発生する振動の全振幅域にわたり
    前記流体室内の容積の変動を吸収可能に形成さ
    れ、前記仕切部材で前記取付部材側と前記ベース
    部材側とを結合するとともに、前記振動源の振動
    に基づく前記取付部材の変位に対して前記弾性部
    材と前記仕切部材は前記弾性部材側の流体室の容
    積変化を互いに打ち消し合う方向に変形し、か
    つ、前記弾性部材の変位に伴なう容積変化量と前
    記仕切部材の変位に伴なう容積変化量とを異なら
    せるように、前記仕切部材を前記弾性部材とは異
    なる新たな弾性部材で形成し、さらに、前記オリ
    フイスには前記2室間の流体の移動量を制御する
    バルブ機構を付設したことを特徴とする流体入り
    マウント。 3 振動源に連絡される取付部材と、振動源をマ
    ウントするベース部材とを弾性部材で結合すると
    ともに、ベース部材または取付部材にダイヤフラ
    ムを付設して内部に非圧縮性の流体が封入された
    流体室を形成し、この流体室内に仕切部材を設け
    て前記弾性部材側と前記ダイヤフラム側の2室に
    画成し、これら2室をオリフイスにより連通させ
    た流体入りマウントにおいて、前記ダイヤフラム
    は前記振動源が発生する振動の全振幅域にわたり
    前記流体室内の容積の変動を吸収可能に形成さ
    れ、前記仕切部材で前記取付部材側と前記ベース
    部材側とを結合するとともに、前記振動源の振動
    に基づく前記取付部材の変位に対して前記弾性部
    材と前記仕切部材は前記弾性部材側の流体室の容
    積変化を互いに打ち消し合う方向に変形し、か
    つ、前記弾性部材の変位に伴なう容積変化量と前
    記仕切部材の変位に伴なう容積変化量とを異なら
    せるように、前記仕切部材を前記弾性部材とは異
    なる新たな弾性部材で形成し、さらに、前記取付
    部材側および前記ベース部材側の少なくとも一方
    に、前記取付部材に一定以上の変位が与えられた
    時に前記各弾性部材のうち少なくとも1個の弾性
    部材の一端面を押圧して変位を抑制させるストツ
    パー部材を設けたことを特徴とする流体入りマウ
    ント。
JP10473883A 1983-06-10 1983-06-10 流体入りマウント Granted JPS59231237A (ja)

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JPS5765440A (en) * 1980-10-09 1982-04-21 Toyo Tire & Rubber Co Ltd Air damping rubber holding device

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