JPS6321051B2 - - Google Patents
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- JPS6321051B2 JPS6321051B2 JP54129564A JP12956479A JPS6321051B2 JP S6321051 B2 JPS6321051 B2 JP S6321051B2 JP 54129564 A JP54129564 A JP 54129564A JP 12956479 A JP12956479 A JP 12956479A JP S6321051 B2 JPS6321051 B2 JP S6321051B2
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- JP
- Japan
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- fluid chamber
- fluid
- bag
- inner member
- spring
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Links
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- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
- F16F9/3415—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages characterised by comprising plastics, elastomeric or porous elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/20—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper characterised by comprising also a pneumatic spring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/06—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using both gas and liquid
- F16F9/08—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using both gas and liquid where gas is in a chamber with a flexible wall
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は一般的には緩衝装置に関する。更に詳
しくは、弾性的剪断ばねと小寸法の絞り手段を通
過する流体の流れとの使用によつて衝撃を吸収し
エネルギを消散せしめる型式の緩衝装置に関す
る。
しくは、弾性的剪断ばねと小寸法の絞り手段を通
過する流体の流れとの使用によつて衝撃を吸収し
エネルギを消散せしめる型式の緩衝装置に関す
る。
この種の緩衝装置としては米国特許第2818249
号（1957年12月31日Boschi氏）、同第3658314号
（1972年４月25日Luzsicza氏）、及び英国特許第
1148515号（1969年４月16日Moultor氏）がある。
この英国特許では、力伝達部材はダイヤフラムを
変形させて流体によつて弾性せん断ばねに力を伝
える。流体は一方向流れを生じさせる可撓性フラ
ツプによつて被覆した絞り手段を通る。
Luzsicza氏の装置はガス圧力室を流体室から分
離するピストンを有し、バンパは外側部材の底部
に取付けられて、内側及び外側部材の伸縮運動を
制限している。ピストンの良好な密封及び円滑な
ピストン運動を行わせるためシリンダは機械仕上
げを施す必要がある。長期にわたつてピストンの
有効な密封を行うことは非常に困難を伴う。
Boschi氏の装置は内側室内に袋を有するが、袋
を可変のガス圧で選択的に充填する手段は設けて
ない。そのため袋充填圧力の調整が困難であつ
た。袋充填圧力如何は所望の緩衝特性を得るため
に容易に調整されるべきものである。
号（1957年12月31日Boschi氏）、同第3658314号
（1972年４月25日Luzsicza氏）、及び英国特許第
1148515号（1969年４月16日Moultor氏）がある。
この英国特許では、力伝達部材はダイヤフラムを
変形させて流体によつて弾性せん断ばねに力を伝
える。流体は一方向流れを生じさせる可撓性フラ
ツプによつて被覆した絞り手段を通る。
Luzsicza氏の装置はガス圧力室を流体室から分
離するピストンを有し、バンパは外側部材の底部
に取付けられて、内側及び外側部材の伸縮運動を
制限している。ピストンの良好な密封及び円滑な
ピストン運動を行わせるためシリンダは機械仕上
げを施す必要がある。長期にわたつてピストンの
有効な密封を行うことは非常に困難を伴う。
Boschi氏の装置は内側室内に袋を有するが、袋
を可変のガス圧で選択的に充填する手段は設けて
ない。そのため袋充填圧力の調整が困難であつ
た。袋充填圧力如何は所望の緩衝特性を得るため
に容易に調整されるべきものである。
本発明は、膨脹及び収縮可能な弾性袋を備えた
粘性ばね緩衝装置において袋充填圧力の任意調整
を容易に行うことができるようにすることを目的
とする。
粘性ばね緩衝装置において袋充填圧力の任意調整
を容易に行うことができるようにすることを目的
とする。
選定された負荷範囲において比較的軟弱な緩衝
特性を有し、該選定領域の下側領域では比較的高
いばね係数を有したこの発明の非線型緩衝特性の
粘性ばね緩衝装置は以下の構成要素から成る。
特性を有し、該選定領域の下側領域では比較的高
いばね係数を有したこの発明の非線型緩衝特性の
粘性ばね緩衝装置は以下の構成要素から成る。
弾性剪断ばねによつて連結された外側部材と内
側部材：該外側部材と内側部材との間に、所定の
容積を有しかつ流体が収納された主流体室が形成
され、外側部材と内側部材とは相互に可動であつ
て、剪断ばねに応力が加わりかつ主流体室の容積
が変化される； 主流体室と、内側部材によつて画成される第２
流体室との間を連通せしめる絞り手段； 充填手段によつて流体圧力とは独立に選定ガス
圧力に選択的にガスを充填することができ、その
膨脹性及び収縮性が選択的に可変である膨脹及び
収縮自在の袋：該袋は第２流体室に配置され、袋
内ガス圧力は、主流体室から絞り手段を介して第
２流体室に流入するときの流体圧力を制御して、
圧力が小さくて袋を圧縮するには足りないような
流体圧力の負荷の下では、緩衝装置は、弾性剪断
ばねの弾性及び流体圧縮性によつて影響される比
較的高いばね係数を持ち、袋を圧縮するに十分
で、流体が主流体室から第２流体室へ流入するほ
ど高い負荷の下では、緩衝装置は、袋の圧縮性と
絞り手段を介しての流速とにより影響される比較
的軟弱な緩衝特性を持つている；及び、 前記負荷範囲を選定可能とするため、選定ガス
圧力で前記袋を選択的に充填することができる弁
手段。
側部材：該外側部材と内側部材との間に、所定の
容積を有しかつ流体が収納された主流体室が形成
され、外側部材と内側部材とは相互に可動であつ
て、剪断ばねに応力が加わりかつ主流体室の容積
が変化される； 主流体室と、内側部材によつて画成される第２
流体室との間を連通せしめる絞り手段； 充填手段によつて流体圧力とは独立に選定ガス
圧力に選択的にガスを充填することができ、その
膨脹性及び収縮性が選択的に可変である膨脹及び
収縮自在の袋：該袋は第２流体室に配置され、袋
内ガス圧力は、主流体室から絞り手段を介して第
２流体室に流入するときの流体圧力を制御して、
圧力が小さくて袋を圧縮するには足りないような
流体圧力の負荷の下では、緩衝装置は、弾性剪断
ばねの弾性及び流体圧縮性によつて影響される比
較的高いばね係数を持ち、袋を圧縮するに十分
で、流体が主流体室から第２流体室へ流入するほ
ど高い負荷の下では、緩衝装置は、袋の圧縮性と
絞り手段を介しての流速とにより影響される比較
的軟弱な緩衝特性を持つている；及び、 前記負荷範囲を選定可能とするため、選定ガス
圧力で前記袋を選択的に充填することができる弁
手段。
第１図に示す粘性ばねダンパは内側部材１２を
備え、これは外側部材１４に弾性剪断ばね１６に
よつて連結される。即ち、ばね１６は内側及び外
側部材に接着している。外側部材１４は外側管２
０を存し、これは蓋２２に固着されている。主流
体室２６は内側部材１２と外側部材１４と弾性剪
断ばね１６との間に形成される。栓２８は、所要
の量の流体を主流体室２６に導入後、蓋２２内の
開口に取付けする。この出願において流体とは液
圧流体をも意味するものとする。
備え、これは外側部材１４に弾性剪断ばね１６に
よつて連結される。即ち、ばね１６は内側及び外
側部材に接着している。外側部材１４は外側管２
０を存し、これは蓋２２に固着されている。主流
体室２６は内側部材１２と外側部材１４と弾性剪
断ばね１６との間に形成される。栓２８は、所要
の量の流体を主流体室２６に導入後、蓋２２内の
開口に取付けする。この出願において流体とは液
圧流体をも意味するものとする。
内側部材１２は外方に延びた取付フランジ３０
と、端部壁３２を有した細長いカツプ状部とを有
する。そのカツプ状部はここから延びた周囲壁３
４を有し、細長い第２流体室３６を取囲んでい
る。流体絞り手段はその全体を番号４０で示し流
体室２６及び３６間の流体を伝達するためのもの
である。
と、端部壁３２を有した細長いカツプ状部とを有
する。そのカツプ状部はここから延びた周囲壁３
４を有し、細長い第２流体室３６を取囲んでい
る。流体絞り手段はその全体を番号４０で示し流
体室２６及び３６間の流体を伝達するためのもの
である。
細長い膨張収縮自在な弾性袋４２が第２の流体
室３６内に位置する。この袋４２の周方向取付フ
ランジ部４４は内側部材１２の周方向肩部と、こ
の内側部材１２に圧嵌その他の適当な固定をされ
る蓋部材４８との間に固着される。蓋部材４８は
チエツク弁５０として実現される弁手段を搭載し
ていて袋を可変ガス圧力で選択的に充填すること
ができる。袋４２は第２流体室３６の形状に全体
として一致するよう形成され、その袋の端壁５４
は内側部材端壁３２と面し、一方その周壁５６は
内側部材周壁３４に面している。
室３６内に位置する。この袋４２の周方向取付フ
ランジ部４４は内側部材１２の周方向肩部と、こ
の内側部材１２に圧嵌その他の適当な固定をされ
る蓋部材４８との間に固着される。蓋部材４８は
チエツク弁５０として実現される弁手段を搭載し
ていて袋を可変ガス圧力で選択的に充填すること
ができる。袋４２は第２流体室３６の形状に全体
として一致するよう形成され、その袋の端壁５４
は内側部材端壁３２と面し、一方その周壁５６は
内側部材周壁３４に面している。
袋４２は複数の間隔をおいた消耗手段を有して
おり袋の摩耗を最少とする役割を果す。消耗手段
は、第２流体室３６の内部の機械的仕上げ加工を
省略するものである。消耗手段は、実施例では、
袋の周壁５６と一体な複数の軸方向に隔てた外方
に突出する周方向リング６０として構成される。
袋の端部壁５４はその他の部分より厚くして、耐
摩耗性を高めることができる。袋４２が膨張し収
縮する際、内側部材の端部壁３２及び周囲壁３４
を擦り、リング６０は袋が破損する如何なる危険
をも小さくするものである。リング６０は十分小
さな間隔で作られ、これらの間の袋壁は十分厚い
ので、近接したリング間で袋が内側部材周囲壁３
４と接触するよう外方に脹れることは防止され
る。リング６０はまたこれらの間に液圧流体を捕
捉し、袋の周囲壁に沿い、潤滑剤を保持する役目
も果し、かくしてその摩耗を更に少くする。
おり袋の摩耗を最少とする役割を果す。消耗手段
は、第２流体室３６の内部の機械的仕上げ加工を
省略するものである。消耗手段は、実施例では、
袋の周壁５６と一体な複数の軸方向に隔てた外方
に突出する周方向リング６０として構成される。
袋の端部壁５４はその他の部分より厚くして、耐
摩耗性を高めることができる。袋４２が膨張し収
縮する際、内側部材の端部壁３２及び周囲壁３４
を擦り、リング６０は袋が破損する如何なる危険
をも小さくするものである。リング６０は十分小
さな間隔で作られ、これらの間の袋壁は十分厚い
ので、近接したリング間で袋が内側部材周囲壁３
４と接触するよう外方に脹れることは防止され
る。リング６０はまたこれらの間に液圧流体を捕
捉し、袋の周囲壁に沿い、潤滑剤を保持する役目
も果し、かくしてその摩耗を更に少くする。
弾性環状リング６４は、緩衝停止手段を実現す
るものであり、主流体室２６内で内側部材の端部
壁３２に取付てある。リング６４は、成型接着、
機械的締付具、又は化学的粘着等の如何なる適切
な手段によつても端部壁３２に取付けすることが
できる。
るものであり、主流体室２６内で内側部材の端部
壁３２に取付てある。リング６４は、成型接着、
機械的締付具、又は化学的粘着等の如何なる適切
な手段によつても端部壁３２に取付けすることが
できる。
この発明の粘性ばね緩衝装置は乗物又は機械支
持体等の緩衝装置として使用できる。乗物上で使
用する場合、内側部材１２は乗物軸に連結し、一
方外側部材１４は乗物軸に連結する。内側部材１
２と外側部材１４との間の相対的な入れ子式の軸
方向運動によつて弾性剪断ばね１６の荷重を受
け、流体室２６及び３６の容積は変化し、この際
流体はこれらの間を絞り手段４０を介し、伝達す
る。この作用によつて周知の如く衝撃は吸収され
エネルギは消散される。
持体等の緩衝装置として使用できる。乗物上で使
用する場合、内側部材１２は乗物軸に連結し、一
方外側部材１４は乗物軸に連結する。内側部材１
２と外側部材１４との間の相対的な入れ子式の軸
方向運動によつて弾性剪断ばね１６の荷重を受
け、流体室２６及び３６の容積は変化し、この際
流体はこれらの間を絞り手段４０を介し、伝達す
る。この作用によつて周知の如く衝撃は吸収され
エネルギは消散される。
外側部材１４は内側部材の端部壁３２と対面し
て端部壁６６を有している。内外と外側の部材と
が実質上完全にはまりこむとき、弾性リング６４
は第２図の如く外側部材の端部壁６６と係合す
る。リング６４がこれから半径外方に隔てて絞り
手段４０を包囲している故に、リング６４の、外
側部材１４の内面との係合によつて主流体室２６
が密封され、第２流体室３６へ絞り手段４０を介
して流体が更に流れることは防止される。これは
液圧的なロツク状態を構成し、有効な量の負荷が
主流体室２６中の液圧流体によつて支持される。
これは極めて高い最終ばね係数を形成するもので
ある。
て端部壁６６を有している。内外と外側の部材と
が実質上完全にはまりこむとき、弾性リング６４
は第２図の如く外側部材の端部壁６６と係合す
る。リング６４がこれから半径外方に隔てて絞り
手段４０を包囲している故に、リング６４の、外
側部材１４の内面との係合によつて主流体室２６
が密封され、第２流体室３６へ絞り手段４０を介
して流体が更に流れることは防止される。これは
液圧的なロツク状態を構成し、有効な量の負荷が
主流体室２６中の液圧流体によつて支持される。
これは極めて高い最終ばね係数を形成するもので
ある。
この発明の緩衝装置の初期ばね係数は袋４２内
のガス圧力を変更することによつて変えられる。
緩衝装置の緩衝特性も又袋４２内のガス圧力を変
更することによつて調整できる。これに加え、こ
の発明の緩衝装置を搭載した乗物は、袋４２内の
ガス圧力を変更することによつて、負荷が変化し
ても高さをそろえることができる。
のガス圧力を変更することによつて変えられる。
緩衝装置の緩衝特性も又袋４２内のガス圧力を変
更することによつて調整できる。これに加え、こ
の発明の緩衝装置を搭載した乗物は、袋４２内の
ガス圧力を変更することによつて、負荷が変化し
ても高さをそろえることができる。
第３図は内側部材１２と外側部材１４との間の
入れ子式の変化をよこ軸に、変位圧縮負荷をたて
軸にとつて示すグラフである。装置の初期ばね係
数はＡ−Ｂに沿う急な直線で表わされる。この初
期ばね係数は袋４２中のガス圧力を変化させるこ
とによつて変えることができる。例えば、第１図
の破線は完全に脹らんだ状態での袋を示すもの
で、このとき主流体室内２６より大きな圧力で加
圧されている。緩衝装置が荷重を受けると、流体
は絞り手段４０を介し主流体室２６から第二流体
室３６まで伝達できないので、初期的には非常に
剛直である。負荷がＢに達すると、流体が主流体
室２６から第２流体室３６へ伝達されるため、袋
は収縮し始め、緩衝特性は曲線Ｂ−Ｃに沿い変位
する。緩衝特性がより滑らかな小さな傾斜の曲線
Ｂ−Ｃに沿い位置する点は袋４２内に予め充填し
た気体の圧力を変化することによつて変えられ
る。ダンパを、部材１２及び１４が軸方向に分離
されるように伸長荷重した場合は直線Ａ−Ｄで示
す。液圧ロツクが形成され、弾性剪断ばね１６の
弾性と、流体の蒸気圧とによつてのみ限定される
伸長方向での大きなばね係数が得られる。これは
コーナリング安定性を向上するのに望ましい特性
である。
入れ子式の変化をよこ軸に、変位圧縮負荷をたて
軸にとつて示すグラフである。装置の初期ばね係
数はＡ−Ｂに沿う急な直線で表わされる。この初
期ばね係数は袋４２中のガス圧力を変化させるこ
とによつて変えることができる。例えば、第１図
の破線は完全に脹らんだ状態での袋を示すもの
で、このとき主流体室内２６より大きな圧力で加
圧されている。緩衝装置が荷重を受けると、流体
は絞り手段４０を介し主流体室２６から第二流体
室３６まで伝達できないので、初期的には非常に
剛直である。負荷がＢに達すると、流体が主流体
室２６から第２流体室３６へ伝達されるため、袋
は収縮し始め、緩衝特性は曲線Ｂ−Ｃに沿い変位
する。緩衝特性がより滑らかな小さな傾斜の曲線
Ｂ−Ｃに沿い位置する点は袋４２内に予め充填し
た気体の圧力を変化することによつて変えられ
る。ダンパを、部材１２及び１４が軸方向に分離
されるように伸長荷重した場合は直線Ａ−Ｄで示
す。液圧ロツクが形成され、弾性剪断ばね１６の
弾性と、流体の蒸気圧とによつてのみ限定される
伸長方向での大きなばね係数が得られる。これは
コーナリング安定性を向上するのに望ましい特性
である。
袋４２内に予め充填したガス圧を主流体室２６
内の圧と等しくすると、初期のばね係数はより小
さくなる。ここに記載のタイプの緩衝装置の製造
時弾性剪断ばね１６の変位特性は使用しているゴ
ム又は他の材料の相違に基づき変る。それ故に、
袋４２内のガス圧を各々の特定の緩衝装置におけ
る弾性剪断ばねの変位特性に対応するよう変化す
ることによつて、緩衝特性の較正が可能となる。
袋４２を第１図の斜線に示す如く完全に膨張する
と、袋の端部壁５４が絞り手段４０を密封し、こ
こを通る流体の流れを、袋４２に作用する圧力が
袋を僅かに圧縮するに十分となるまで、防止す
る。
内の圧と等しくすると、初期のばね係数はより小
さくなる。ここに記載のタイプの緩衝装置の製造
時弾性剪断ばね１６の変位特性は使用しているゴ
ム又は他の材料の相違に基づき変る。それ故に、
袋４２内のガス圧を各々の特定の緩衝装置におけ
る弾性剪断ばねの変位特性に対応するよう変化す
ることによつて、緩衝特性の較正が可能となる。
袋４２を第１図の斜線に示す如く完全に膨張する
と、袋の端部壁５４が絞り手段４０を密封し、こ
こを通る流体の流れを、袋４２に作用する圧力が
袋を僅かに圧縮するに十分となるまで、防止す
る。
第４図は弾性剪断ばね、液圧式緩衝装置の一般
的変位特性並びに組合せ変位特性を示すグラフで
ある。変位はよこ軸に、負荷はたて軸にプロツト
してある。曲線７０は液圧ダンパが非常に低い初
期ばね係数を持つた場合を示す。曲線７２は、弾
性剪断ばねが比較的高い初期ばね係数を持ちかつ
次いで初期剛性に打勝つた後は非常に急速に変位
する場合を示す。番号７４で示すのが組合せ変位
曲線で初期ばね係数は７６で示すよう高く、これ
は比較的柔軟な特性７８に負荷領域８０において
接続し、そして次に、袋を加圧し及び絞り手段を
第２図に述べた如く流体が通過しないよう密封す
ることによつて８２で示すように最終的な高ばね
係数が得られる。袋４２内で初期圧力を変えるこ
とにより曲線７４の部分７６を変更するのが可能
となる。乗物が荷重されると、袋４２内の気体圧
力が変更でき、負荷範囲８０を変化することがで
きる。
的変位特性並びに組合せ変位特性を示すグラフで
ある。変位はよこ軸に、負荷はたて軸にプロツト
してある。曲線７０は液圧ダンパが非常に低い初
期ばね係数を持つた場合を示す。曲線７２は、弾
性剪断ばねが比較的高い初期ばね係数を持ちかつ
次いで初期剛性に打勝つた後は非常に急速に変位
する場合を示す。番号７４で示すのが組合せ変位
曲線で初期ばね係数は７６で示すよう高く、これ
は比較的柔軟な特性７８に負荷領域８０において
接続し、そして次に、袋を加圧し及び絞り手段を
第２図に述べた如く流体が通過しないよう密封す
ることによつて８２で示すように最終的な高ばね
係数が得られる。袋４２内で初期圧力を変えるこ
とにより曲線７４の部分７６を変更するのが可能
となる。乗物が荷重されると、袋４２内の気体圧
力が変更でき、負荷範囲８０を変化することがで
きる。
第５図は他の実施例を示すもので、内側部材１
２ａ及び外側部材１４ａは、一体形成の弾性リン
グ６４ａを有した弾性剪断ばね１６ａによつて連
結されている。これにより組立を必要とする余計
な部品を省略することができる。又、第５図の粘
性ばね緩衝装置は第１図と同様に働く。第１図に
記載の装置の他の特徴及び特性は第５図のダンパ
にも備わつている。主流体室２６ａは絞り手段４
０ａを介し第二流体室３６ａと連通する。袋４２
ａは、チエツク弁５０ａを固着した蓋部材４８ａ
によつて内部部材１２ａに固定している。
２ａ及び外側部材１４ａは、一体形成の弾性リン
グ６４ａを有した弾性剪断ばね１６ａによつて連
結されている。これにより組立を必要とする余計
な部品を省略することができる。又、第５図の粘
性ばね緩衝装置は第１図と同様に働く。第１図に
記載の装置の他の特徴及び特性は第５図のダンパ
にも備わつている。主流体室２６ａは絞り手段４
０ａを介し第二流体室３６ａと連通する。袋４２
ａは、チエツク弁５０ａを固着した蓋部材４８ａ
によつて内部部材１２ａに固定している。
第６図は他の実施例であつて、内側部材１２ｂ
に第一及び第二の外側部材９０，１４ｂが第一及
び第二の弾性剪断ばね９２，１６ｂによつて連結
している。第一の外側部材９０は負荷をダンパに
伝達する負荷伝達部材を構成する。この実施例で
第一の弾性前断ばね９２は第二の剪断ばね１６ｂ
より剛性が小さくしているが、他の剪断ばねの組
合せも使用し得る。袋４２ｂは図では第一のせん
断ばね９２と一体になつている。しかしながら、
袋４２ｂは第一の剪断ばね９２と別体とし、袋の
内部と連通する大きな中心孔を有した蓋部材によ
つて内側部材１２ｂの開放端に固定しても良い。
チエツク弁５０ｂは第一の外側部材９０を通り気
体室９４と通じる。この室９４は袋４２ｂの内部
と通じる。緩衝装置が荷重を受けると、第一の外
側部材は第６図の下方に変位し、一方第一の弾性
剪断ばね９２は変形する。この作用は又気体室９
４及び袋４２ｂ内の気体圧力を増大させる第一の
外側部材９０が実質的に底につくと、負荷は内側
部材１２ｂを介し第二の弾性剪断ばね１６ｂに伝
達し、これは第１図に関し既に述べた通り作動す
る。
に第一及び第二の外側部材９０，１４ｂが第一及
び第二の弾性剪断ばね９２，１６ｂによつて連結
している。第一の外側部材９０は負荷をダンパに
伝達する負荷伝達部材を構成する。この実施例で
第一の弾性前断ばね９２は第二の剪断ばね１６ｂ
より剛性が小さくしているが、他の剪断ばねの組
合せも使用し得る。袋４２ｂは図では第一のせん
断ばね９２と一体になつている。しかしながら、
袋４２ｂは第一の剪断ばね９２と別体とし、袋の
内部と連通する大きな中心孔を有した蓋部材によ
つて内側部材１２ｂの開放端に固定しても良い。
チエツク弁５０ｂは第一の外側部材９０を通り気
体室９４と通じる。この室９４は袋４２ｂの内部
と通じる。緩衝装置が荷重を受けると、第一の外
側部材は第６図の下方に変位し、一方第一の弾性
剪断ばね９２は変形する。この作用は又気体室９
４及び袋４２ｂ内の気体圧力を増大させる第一の
外側部材９０が実質的に底につくと、負荷は内側
部材１２ｂを介し第二の弾性剪断ばね１６ｂに伝
達し、これは第１図に関し既に述べた通り作動す
る。
第６図の実施例で、絞り手段４２ｂは大きな中
心開口１０２を有し、袋４２ｂはこの開口を延び
る一体の細長絞り突起１０４を有する。絞り突起
１０４は長さ方向に沿つて寸法が変つていて、こ
の結果、袋４２ｂの膨張及び収縮状態に応じ開口
１０２の寸法を変えている。この構造では、絞り
突起１０４は袋４２ｂから突起１０４の自由端に
向け寸法が増加している。かくして、緩衝装置が
荷重を受けかつ変位し袋４２ｂが潰れるに従い開
口１０２の寸法は減少し、その結果、変位が進む
に伴いばね係数は徐々に高くなる。明らかに、突
起１０４の寸法は必要によつて逆になるよう選定
できる。突起１０４を設ける代りに第６図の袋を
第１図のものと同一にできる。流体は主流体室２
６ｂと第二流体室３６ｂとの間で、その体積がダ
ンパの変位中に変化するに従つて、伝達する。第
６図の緩衝装置は袋なしとすることができる。通
常の液圧流体を使用する代りに、気体を捕捉又は
形成しないゲル状流体に置き替えることができ
る。
心開口１０２を有し、袋４２ｂはこの開口を延び
る一体の細長絞り突起１０４を有する。絞り突起
１０４は長さ方向に沿つて寸法が変つていて、こ
の結果、袋４２ｂの膨張及び収縮状態に応じ開口
１０２の寸法を変えている。この構造では、絞り
突起１０４は袋４２ｂから突起１０４の自由端に
向け寸法が増加している。かくして、緩衝装置が
荷重を受けかつ変位し袋４２ｂが潰れるに従い開
口１０２の寸法は減少し、その結果、変位が進む
に伴いばね係数は徐々に高くなる。明らかに、突
起１０４の寸法は必要によつて逆になるよう選定
できる。突起１０４を設ける代りに第６図の袋を
第１図のものと同一にできる。流体は主流体室２
６ｂと第二流体室３６ｂとの間で、その体積がダ
ンパの変位中に変化するに従つて、伝達する。第
６図の緩衝装置は袋なしとすることができる。通
常の液圧流体を使用する代りに、気体を捕捉又は
形成しないゲル状流体に置き替えることができ
る。
第７乃至９図は二つの流体室を接続する絞り手
段４０の詳細図である。円周上で隔てて位置する
複数の孔１１２として実現される第１通路が形成
される。即ち、孔１１２は中心の取付孔１１４の
外側で幹部壁３２を貫通し円形に配置している。
弾性弁部材１１５は中心ステム１１６を有してお
り、これは取付孔１１４にきつく嵌合している。
１１８は中空リベツトであり、一端にフランジ１
２０が形成され、リベツトはステム１１６の中心
を貫通し、その他端に保持ワツシヤ１２２を有し
ている。ワツシヤ１２２は、ステム１１６を圧縮
し拡大部１２４が形成されるよう、中空リベツト
１１８に固着される。ステム１１６の他端は可撓
性の円形フラツプ１３０としての拡大部を有して
いる。このフラツプ１３０は孔１１２を被覆して
おり、端壁３２から離れるようたわむことがで
き、第８，９図に示す如く主室から第二室への非
線形流を可能とする。第８図は緩い上方への流れ
を形成するよう弾性フラツプ１３０が上方に変位
したところを示し、一方第９図はフラツプは更に
上方に変位しより速い流れを形成している。戻り
の流れは中空リベツト１１８により形成される孔
１１９として実現される付加的通路によつて行わ
れる。これは第二の流体室から主流体室へ戻るリ
ニアな流れを形成する。弾性弁部材１１５を所定
位置に固定するのに中空リベツト１１８の代りに
次のようにすることも可能である。即ち、弾性弁
部材１１５に一体の中心孔を形成し、かつステム
上に拡大スナツプヘツドを形成し取付孔１１４を
介してスナツプ止めする。
段４０の詳細図である。円周上で隔てて位置する
複数の孔１１２として実現される第１通路が形成
される。即ち、孔１１２は中心の取付孔１１４の
外側で幹部壁３２を貫通し円形に配置している。
弾性弁部材１１５は中心ステム１１６を有してお
り、これは取付孔１１４にきつく嵌合している。
１１８は中空リベツトであり、一端にフランジ１
２０が形成され、リベツトはステム１１６の中心
を貫通し、その他端に保持ワツシヤ１２２を有し
ている。ワツシヤ１２２は、ステム１１６を圧縮
し拡大部１２４が形成されるよう、中空リベツト
１１８に固着される。ステム１１６の他端は可撓
性の円形フラツプ１３０としての拡大部を有して
いる。このフラツプ１３０は孔１１２を被覆して
おり、端壁３２から離れるようたわむことがで
き、第８，９図に示す如く主室から第二室への非
線形流を可能とする。第８図は緩い上方への流れ
を形成するよう弾性フラツプ１３０が上方に変位
したところを示し、一方第９図はフラツプは更に
上方に変位しより速い流れを形成している。戻り
の流れは中空リベツト１１８により形成される孔
１１９として実現される付加的通路によつて行わ
れる。これは第二の流体室から主流体室へ戻るリ
ニアな流れを形成する。弾性弁部材１１５を所定
位置に固定するのに中空リベツト１１８の代りに
次のようにすることも可能である。即ち、弾性弁
部材１１５に一体の中心孔を形成し、かつステム
上に拡大スナツプヘツドを形成し取付孔１１４を
介してスナツプ止めする。
第１０乃至１２図は他の実施例で、複数の第一
の孔１４０が絞り取付孔１４２の外側に円形状に
配置している。複数の孔１４４として実現される
第１通路が複数の孔１４０として実現される付加
的通路の外側に円形状に配置されている。弾性弁
部材１３９は、孔１４０を被覆する小さな円形可
撓性フラツプ１４６と、孔１４４を被覆する大き
な円形可撓性フラツプ１４８とを有する。弁部材
１３９は二つの部分から作られており、その各々
の部分がフラツプ１４６，１４８、並びに取付孔
１４２に嵌合されるステムを有し、これらの２つ
のステムにより全体として一つのステム１５０が
形成される。リベツト１５２は中空であつてもな
くても良いが、弁部材１３９を所定位置に固定す
る役割を果す。大きいフラツプ１４８はこれを貫
通して複数の孔１５４を存し、これは孔１４０と
整合していて、大きいフラツプ１４８を介し同通
孔１４０への流れを許容する。第一のフラツプ１
４８は孔１４４を介しての一方への流れを阻止
し、第１２図に示す逆方向への流れを許容する。
小フラツプ１４６は孔１４０を介し逆方向への流
れを阻止し、第１１図に示す方向への流れを許容
する。孔１４０を介しての一方への流れは大フラ
ツプ１４８中の孔１５４を介しての流体の流れに
よつて生ずる。
の孔１４０が絞り取付孔１４２の外側に円形状に
配置している。複数の孔１４４として実現される
第１通路が複数の孔１４０として実現される付加
的通路の外側に円形状に配置されている。弾性弁
部材１３９は、孔１４０を被覆する小さな円形可
撓性フラツプ１４６と、孔１４４を被覆する大き
な円形可撓性フラツプ１４８とを有する。弁部材
１３９は二つの部分から作られており、その各々
の部分がフラツプ１４６，１４８、並びに取付孔
１４２に嵌合されるステムを有し、これらの２つ
のステムにより全体として一つのステム１５０が
形成される。リベツト１５２は中空であつてもな
くても良いが、弁部材１３９を所定位置に固定す
る役割を果す。大きいフラツプ１４８はこれを貫
通して複数の孔１５４を存し、これは孔１４０と
整合していて、大きいフラツプ１４８を介し同通
孔１４０への流れを許容する。第一のフラツプ１
４８は孔１４４を介しての一方への流れを阻止
し、第１２図に示す逆方向への流れを許容する。
小フラツプ１４６は孔１４０を介し逆方向への流
れを阻止し、第１１図に示す方向への流れを許容
する。孔１４０を介しての一方への流れは大フラ
ツプ１４８中の孔１５４を介しての流体の流れに
よつて生ずる。
付加的開口及びフラツプ弁が第６図に示されて
いるが、かような開口及びフラツプ弁は省略可能
であり、突起１０４及び孔１０２のみ具備させる
ことができる。特定のストツプバンパと独立に使
用できる本発明の特徴のために、このバンパは乗
物本体と軸の間、又は他の位置に設けることがで
きる。
いるが、かような開口及びフラツプ弁は省略可能
であり、突起１０４及び孔１０２のみ具備させる
ことができる。特定のストツプバンパと独立に使
用できる本発明の特徴のために、このバンパは乗
物本体と軸の間、又は他の位置に設けることがで
きる。
以上本発明の好ましい実施例につき説明した
が、これ以外に当業者によれば種々の変形が本発
明の範囲、趣旨を逸脱することなく可能である。
が、これ以外に当業者によれば種々の変形が本発
明の範囲、趣旨を逸脱することなく可能である。
〔効果〕
この発明によれば袋内充填圧力を調整するため
の弁手段を設けることで、簡単な操作によつて充
填圧力を変化させて、その車輌に最適な所期の緩
衝特性を実現することができる。
の弁手段を設けることで、簡単な操作によつて充
填圧力を変化させて、その車輌に最適な所期の緩
衝特性を実現することができる。
第１図は本発明に係る粘性ばね緩衝装置の断面
図、第２図は縮んだ状態における第１図の装置を
示す断面図、第３図は如何にして第１図の緩衝装
置の初期ばね荷重が変化するかを説明するグラ
フ、第４図は第１図の装置の変位特性を示すグラ
フ、第５図は他の実施例の断面図、第６図は更に
他の実施例の断面図、第７図は第１図の７−７線
に沿う絞り手段の断面図、第８図は第７図の絞り
手段を通る遅い流れを示す断面図、第９図は第７
図の絞り手段を通る速い流れを示す断面図、第１
０図は絞り手段の他の実施例の断面図、第１１図
は第１０図の絞り手段を通る一方向の流れを示す
図、第１２図は第１０図の絞り手段を通る反対方
向の流れを示す図 １２……内側部材、１４……外側部材、１６…
…弾性せん断ばね、２６……主流体室、３０……
取付フランジ、３６……第２流体室、４０……絞
り手段、４２……弾性袋、４４……フランジ部、
５０……チエツク弁、６０……周方向リング、６
４……弾性リング。
図、第２図は縮んだ状態における第１図の装置を
示す断面図、第３図は如何にして第１図の緩衝装
置の初期ばね荷重が変化するかを説明するグラ
フ、第４図は第１図の装置の変位特性を示すグラ
フ、第５図は他の実施例の断面図、第６図は更に
他の実施例の断面図、第７図は第１図の７−７線
に沿う絞り手段の断面図、第８図は第７図の絞り
手段を通る遅い流れを示す断面図、第９図は第７
図の絞り手段を通る速い流れを示す断面図、第１
０図は絞り手段の他の実施例の断面図、第１１図
は第１０図の絞り手段を通る一方向の流れを示す
図、第１２図は第１０図の絞り手段を通る反対方
向の流れを示す図 １２……内側部材、１４……外側部材、１６…
…弾性せん断ばね、２６……主流体室、３０……
取付フランジ、３６……第２流体室、４０……絞
り手段、４２……弾性袋、４４……フランジ部、
５０……チエツク弁、６０……周方向リング、６
４……弾性リング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 選定された負荷範囲において比較的軟弱な緩
衝特性を有し、該選定領域の下側領域では比較的
高いばね係数を有した非線型緩衝特性の粘性ばね
緩衝装置であつて、以下の構成要素から成る粘性
ばね緩衝装置、 弾性剪断ばねによつて連結された外側部材と内
側部材：該外側部材と内側部材との間に、所定の
容積を有しかつ流体が収納された主流体室が形成
され、外側部材と内側部材とは相互に可動であつ
て、剪断ばねに応力が加わりかつ主流体室の容積
が変化される； 主流体室と、内側部材によつて画成される第２
流体室との間を連通せしめる絞り手段； 充填手段によつて流体圧力とは独立に選定ガス
圧力に選択的にガスを充填することができ、その
膨脹性及び収縮性が選択的に可変である膨脹及び
収縮自在の袋：該袋は第２流体室に配置され、袋
内ガス圧力は、主流体室から絞り手段を介して第
２流体室に流入するときの流体圧力を制御して、
圧力が小さくて袋を圧縮するには足りないような
流体圧力の負荷の下では、緩衝装置は、弾性剪断
ばねの弾性及び流体圧縮性によつて影響される比
較的高いばね係数を持ち、袋を圧縮するに十分
で、流体が主流体室から第２流体室へ流入するほ
ど高い負荷の下では、緩衝装置は、袋の圧縮性と
絞り手段を介しての流速とにより影響される比較
的軟弱な緩衝特性を持つている；及び、 前記負荷範囲を選定可能とするため、選定ガス
圧力で前記袋を選択的に充填することができる弁
手段。 ２ 特許請求の範囲１に記載の装置において、主
流体室の容積の予め選定した減少に応じて主流体
室から第２流体室への流体に流入を防止する緩衝
停止手段が更に具備され、該緩衝停止手段は袋の
収縮が十分に行われて、予め選定した主流体室の
容積減少があつたときに流体の流れを停止せしめ
るものであり、これにより前記の選定負荷範囲で
は粘性ばね緩衝装置は弾性剪断ばねの特性及び流
体の圧縮性により影響される比較的高いばね係数
をもつ粘性ばね緩衝装置。 ３ 特許請求の範囲１に記載の装置において、袋
は、充填ガス圧力によつて前記流体絞り手段と接
触するように膨脹可能であり、流体絞り手段を介
しての流体流入が制御可能である粘性ばね緩衝装
置。 ４ 特許請求の範囲１に記載の装置において、前
記袋は内側部材と係合可能であり、かつ袋から外
方に延びる複数の間隔を置いた一体の周囲消耗手
段を具備し、袋が内側部材により摩耗されるのを
防止している粘性ばね緩衝装置。 ５ 特許請求の範囲１に記載の装置において、前
記内側部材は前記絞り手段が貫通する端部壁と、
前記主室から離間する方向に延びる周囲壁とを有
し、前記第２流体室はこれらの端部壁と周囲壁と
により形成され、前記袋は内側部材の端部壁に対
面する周囲壁と内側部材周囲壁に対面する周囲壁
とを有し、これにより袋の形態は全体としては第
２室の形態に一致せしめられる粘性ばね緩衝装
置。 ６ 特許請求の範囲５に記載の装置において、前
記消耗手段は、前記袋の周囲壁より外方に突出す
る複数の軸方向に間隔をおいた周方向リングとし
て構成され、該外周方向リングは袋の周囲壁を流
体潤滑状態に維持するものであり、内側部材周囲
壁による摩耗から保護される粘性ばね緩衝装置。 ７ 特許請求の範囲１に記載の装置において、内
側部材か外側部材の一方の部材の端部壁上に、そ
の他方の部材の端部壁から離間する関係を持つて
配置される緩衝停止手段を有し、該停止手段は内
側及び外側部材の伸縮運動を制限する粘性ばね緩
衝装置。 ８ 特許請求の範囲７に記載の装置において、前
記緩衝停止手段は絞り手段を包囲する環状リング
として構成され、内側及び外側部材の端部壁の係
合時に、絞り手段を通しての主流体室及び第２流
体室間の流体連通が遮断され、選定負荷より高い
ときは、前記環状リングの弾性及び流体の圧縮性
により決まる比較的高いばね定数をもつ粘性ばね
緩衝装置。 ９ 特許請求の範囲１に記載の装置において、前
記絞り手段は、主流体室と第２流体室との間の流
体連通のために内側部材に形成される少なくとも
一つの第１通路と、該第１通路を包囲する、弾性
を持ちかつ可撓性のフラツプとから成り、前記フ
ラツプは第１通路を通しての単一方的な流体の流
れを形成するものであり、更に、この単一流れ方
向の少なくとも反対方向における主流体室と第２
流体室との間の流体連通のために少なくとも一つ
の付加的通路を具備する粘性ばね緩衝装置。 １０ 特許請求の範囲９に記載の装置において、
前記可撓性のフラツプは、第１通路を通しての主
流体室から第２流体室への流れを制限するように
前記第２流体室に配置され、付加的通路は第２流
体室から主流体室への流れを構成する粘性ばね緩
衝装置。 １１ 特許請求の範囲１に記載の装置において、
絞り手段は、主流体室と第２流体室との間を連通
させるための、内側部材に形成される第１通路
と、前記内側部材に固定されかつ前記第１通路を
覆う可撓性フラツプを有した弾性弁部材とから構
成され、前記フラツプは内側部材から離間するよ
うに可撓的に変位可能で、第１通路を通しての単
一方向への流れを構成することができ、更に主流
体室と第２流体室との間の流れを提供する付加的
通路が弾性弁部材に形成される粘性ばね緩衝装
置。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US95094978A | 1978-10-13 | 1978-10-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5554740A JPS5554740A (en) | 1980-04-22 |
| JPS6321051B2 true JPS6321051B2 (ja) | 1988-05-02 |
Family
ID=25491073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12956479A Granted JPS5554740A (en) | 1978-10-13 | 1979-10-09 | Viscous spring shock absorber |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5554740A (ja) |
| AU (1) | AU524030B2 (ja) |
| BR (1) | BR7906549A (ja) |
| CA (1) | CA1127191A (ja) |
| DE (1) | DE2941118A1 (ja) |
| FR (1) | FR2438769B1 (ja) |
| GB (1) | GB2033534B (ja) |
| IT (1) | IT1120864B (ja) |
Families Citing this family (42)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2471873B1 (fr) * | 1979-12-17 | 1985-05-31 | Honda Motor Co Ltd | Dispositif de suspension de la caisse d'un vehicule permettant de regler la hauteur de ce vehicule au-dessus du sol par de faibles variations de la pression d'huile |
| JPS6015806B2 (ja) * | 1980-04-14 | 1985-04-22 | 日産自動車株式会社 | ダンパ付エンジンマウント装置 |
| AU523318B2 (en) * | 1980-06-23 | 1982-07-22 | Bridgestone Tire Co. Ltd. | Rubber vibration isolators |
| DE3024090C1 (de) * | 1980-06-27 | 1981-10-01 | Boge Gmbh, 5208 Eitorf | Motorlager fuer Lastkraftwagen,Omnibusse o.dgl. Nutzfahrzeuge |
| DE3024092C2 (de) * | 1980-06-27 | 1984-12-06 | Boge Gmbh, 5208 Eitorf | Hydraulisch dämpfendes Einkammerlager |
| US4502575A (en) * | 1980-08-13 | 1985-03-05 | Nissan Motor Company, Limited | Shock absorber |
| US4352487A (en) * | 1980-11-18 | 1982-10-05 | Gould Inc. | Viscous spring damper |
| EP0053401B1 (en) * | 1980-12-03 | 1986-05-28 | Nissan Motor Co., Ltd. | Fluid-filled engine mount device |
| FR2500555B1 (fr) * | 1981-02-20 | 1986-09-05 | Hutchinson Mapa | Perfectionnements apportes aux amortisseurs hydrauliques |
| FR2505002A1 (fr) * | 1981-04-30 | 1982-11-05 | Venissieux Atel | Amortisseur hydraulique a aiguille |
| JPS5853933U (ja) * | 1981-10-07 | 1983-04-12 | 本田技研工業株式会社 | 防振支持装置 |
| DE3210731A1 (de) * | 1982-03-24 | 1983-10-06 | Continental Gummi Werke Ag | Elastisches lager mit hydraulischer daempfung |
| GB2122718A (en) * | 1982-06-25 | 1984-01-18 | Dunlop Ltd | Fluid damped resilient mountings |
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