JPH01199031A - 防振装置の作動制御装置 - Google Patents

防振装置の作動制御装置

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JPH01199031A
JPH01199031A JP63021259A JP2125988A JPH01199031A JP H01199031 A JPH01199031 A JP H01199031A JP 63021259 A JP63021259 A JP 63021259A JP 2125988 A JP2125988 A JP 2125988A JP H01199031 A JPH01199031 A JP H01199031A
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JP
Japan
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vibration
pulse
chamber
displacement curve
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP63021259A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Takano
高野 和也
Takao Ushijima
牛島 孝夫
Takeshi Noguchi
毅 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP63021259A priority Critical patent/JPH01199031A/ja
Publication of JPH01199031A publication Critical patent/JPH01199031A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/53Means for adjusting damping characteristics by varying fluid viscosity, e.g. electromagnetically
    • F16F9/532Electrorheological [ER] fluid dampers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車用サスペンション、自動車用シート
のサスペンション、鉄道車両用サスペンション、工作機
械用防振装置、産業機械用防振装置などの他、微振動を
嫌うICその他の製造装置、光学機器、歪計などの精密
機器およびポンプのための防振架台に適用し得る防振装
置において、内部に封入した電気粘性液体の粘性を制御
して、振動の効果的な減衰および吸収をもたらす、簡単
な構造の作動制御装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の作動制御装置としては、たとえば特開昭
62−31738号公報に開示されたものがある。
これは、ペイロードの速度を表わす第1速度信゛号を導
出するための第1センサと、基礎の速度を表わす第2速
度信号を導出するための第2のセンサと、ペイロードを
基礎に対して支持するように配置された粘性減衰器と、
命令信号に応答して粘性減衰器の減衰係数を調整するた
めの手段と、第1速度信号および第2速度′信号に応答
して前記命令信号を連続して発生するための電子的手段
とを具えたものであり、この装置では、電子的手段から
の命令信号に応じて、粘性減衰器の粘性係数を制御する
ことにより、すぐれた振動減衰機能を発揮することがて
きる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、かかる従来技術にあっては、ペイロードおよ
び基礎のそれぞれに、速度信号を導出するためのセンサ
を取り付けていることから、装置の構造が複雑になると
ともに、装置コストが嵩むという問題があり、さらには
、信号処理が繁雑になるという問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、簡単な構造の、安価な装置にして、信号処理
の煩わしさなしに、すぐれた防振機能および振動減衰機
能を発揮することができる、防振装置の作動制御装置を
提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、入れ子配置の内筒および外筒と、これらの
内外筒を相互連結する弾性体と、内筒および外筒に設け
たそれぞれの連結部材と、内筒および外筒の少なくとも
一方の内側に連通させて設けた、または内外筒のいずれ
か一方の内側に区画して設けた密封液体室と、この密封
液体室の中間部に形成した絞り通路と、密封液体室の少
なくとも一部を区画する可撓膜体と、密封液体室内に封
入した電気粘性液体と、前記絞り通路に設けられ。
て、相互に離間するとともに、対向して位置し、前記電
気粘性液体にともに接触する二枚の電極プレートとを具
えてなる防振装置において、それの振動入力側に、入力
振動の振動振幅を導出可能ならしめる振動検知手段を設
け、そして、この振動検知手段から出力される振動変位
曲線の位相を、たとえば100〜170@の範囲内にて
進める位相調整手段を設け、また、位相調整済みの振動
変位曲線の変曲点にて、好ましくは矩形パルスを発生す
るパルス発生回路を設け、さらに、このパルス発生回路
から出力されるパルスに基づき、二枚の電極プレートに
、それらのパルスと対応する、これも好ましくは矩形パ
ルス状の電圧、たとえば2〜4にν程度の電圧を印加す
る高電圧発生手段を設けたものである。
(作 用) かかる作動制御装置では、振動検知手段から出力される
振動変位曲線の位相を、位相調整手段によって、制御系
の応答遅れ相当分だけ予め進め、そして、位相調整済み
の振動変位曲線の変曲点位置でパルス発生回路から出力
されるパルスに基づき、二枚の電極プレートに、高電圧
発生手段によって電圧を印加して、電気粘性液体の粘度
を、振動振幅の山部分および谷部分に丁度対応させて高
めることにより、振動のすぐれた減衰をもたらすことが
でき、併せて、高周波振動に対して、動的ばね定数の増
加を十分に抑制することができる。
従って、ここでは、−の振動検知手段を設けるだけで、
すぐれた振動減衰機能および防振機能を発揮することが
できる、簡単な構造で廉価な作動制御装置がもたらされ
ることになる。
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す図であり、図の左半
部に示す防振装置におい°て、図中1は内筒を、2は、
内筒1と同軸に、それに対して入れ子状に配置した外筒
をそれぞれ示し、また3は、中間部にて折り返されて、
図では内筒1の中間部と、外筒2の下端部とを液密に連
結する筒状弾性体を示す、ここで、この筒状弾性体3は
、好ましくは、補強層を具える。
そしてここでは、内筒1の底壁1aから、連結部材の一
例としての連結棒4を下方へ向けて突設するとともに、
外筒2の頂壁2aから、これもまた連結部材の一例とし
ての連結棒5を上方へ向けて突設する。
またここでは、内筒1の軸線方向の中間部位置で、その
周壁に、弾性膜6を液密に固着することにより、内筒1
の内側を上下方向に二分割し、その弾性膜6の上方に、
内外筒1.2に囲繞される密封液体室7を形成する。従
ってここでは、可撓膜体としての弾性膜6が密封液体室
7の下端を区画することになる。なおここで、弾性膜6
にて分割されてその下側に位置する室8は、それを図示
のように、空気、不活性ガスなどの気体を封入し得る密
閉室とするのみならず、外気に連通ずる大気室とするこ
とも可能である。
このようにして形成される密封液体室7において、ここ
では、内筒1に設けた頂壁1bによって、それを上側室
7aと下側室7bとに分割する一方、その頂壁1bに形
成されて連通孔として機能する小孔9によって、それら
の両室7a、 7bの連通をもたらす。
そしてさらにここでは、密封液体室7内へ電気粘性液体
10を封入する他、前述した小孔9の側壁に、相互に離
間するとともに、対向して位置し、その電気粘性液体1
0に接触する二枚の電極プレー) 11a、 llbを
それぞれ取り付け、それらの一方の電極プレートlla
を、リード線12aを介してアースに、そして他方の電
極プレートflbを、リード線12bを介して高電圧発
生手段13にそれぞれ接続する。なおここで、リード線
12a、 12bは、絶縁性の合成樹脂成形体にて構成
することができる内筒1の本体部分内に、図示のように
埋め込み固定することが好ましい。
このように構成してなる液入り防振装置では、たとえば
、一方の連結棒5を自動車のばね上側部材に、また他方
の連結棒4をばね下側部材にそれぞれ連結した場合には
、直接的には外筒2に車体重量が作用することにより、
上側室7a内の電気粘性液体10および下側室7b内の
電気粘性液体10の圧力がそれぞれ増加し、このことに
よって、弾性膜6が室8を縮小する方向へ弾性変形され
るとともに、室8内へ封入した気体の圧力もまた増加さ
れるので、自動車の車体重量は、この装置によって十分
に支持されることになる。。
ここで、振動が、ばね上側もしくはばね下側から、装置
へ伝達された場合には、内外筒1.2間に、それらの軸
線方向の相対変位が生じ、上側スフaおよび下側室7b
内の電気粘性液体10は、弾性膜6の変形下にて、小孔
9を経て一方の室から他方の室へそれぞれ流動するので
、その振動は、小孔9が電気粘性液体10に及ぼす流動
抵抗に基づき、有効に減衰されることになる。
ところで、かかる装置による振動減衰力は、それぞれの
リード線12a、 12bを介して電極プレート11a
、 llbに電圧を印加することによって、電気粘性液
体10の粘性を高めた場合に一層大きくなり、その振動
減衰力は、電圧の増加にともなって次第に大きくなるこ
とから、この装置によれば、そこへ伝達される振動の周
波数および振幅、装置の負荷状態などに応じて電極プレ
ー) 11a、 llbへの印加電圧を調整することに
より、または、その印加電圧のON、 OFF制御を行
うことにより、広い周波数帯域にわたって、振動が有効
に減衰されることになる。
これがため、ここに示す作動制御装置では、外筒2を自
動車のばね上側部材に、そして内筒1をばね下、側部材
にそれぞれ連結することにより、内筒lを振動入力側部
材として、また外筒2を振動出力側部材としてそれぞれ
作用させるものとし、その内筒1に、それ自身、ひいて
はばね下側部材の振動を検知する振動検知手段14を取
り付け、この振動検知手段14から、ばね下側部材の振
動変位曲線を出力可能ならしめる。従って、この振動検
知手段14は、振動変位センサにより、または、速度セ
ンサもしくは加速度センサと積分回路との組合せ構体に
より構成することができる。
またここでは、かかる振動検知手段14を、位相調整回
路15に接続することにより、この位相調整回路15で
、振動検知手段14から出力される振動変位曲線の位相
を、制御系の作動開始から、電気粘性液体の粘度が所期
した通りのものとなるまでの制御系の応答遅れ相当分だ
け、多くは、100〜170゜の範囲内で進め、このよ
うにして位相を調整した振動変位曲線をパルス発生回路
16へ入力する。
そしてこのパルス発生回路16にては、位相調整済み振
動変位曲線の変曲点位置で、好ましくは矩形パルスを発
生させ、かかるパルスを、そのパルス発生回路16に接
続したリレー17によって、ON・opp出力信号に変
換する。
このようにしてリレー17から出力されるON信号によ
り、そこへ接続した高電圧発生手段13は、電極プレー
トlla、 llbに、たとえば2〜4KVの範囲内の
電圧を、好ましくは矩形パルス状に印加し、また、リレ
ー17からのOFF信号により、電極プレー ) ll
a、 llbへの電圧の印加を停止する。
従って、この作動制御装置では、第2図に示す、振動入
力側部材の振動変位曲線とパルス状印加電圧との相対関
係から明らかなように、パルス状をなす電圧が、振動入
力側部材の振動周期の半分の周期で、その振動入力側部
材の振動変位曲線に対し、進み方向へ所定量δにわたっ
て位相変位された状態の下にて、二枚の電極板11a、
 llbに印加されることになる。
なおここにおいて、位相差δは、防振装置を適用する振
動系に応じて適宜に選択することができ、かかる選択に
際しては、振動減衰力が大きくなるにつれて高くなる傾
向にある、高周波帯域での動的ばね定数の低減を考慮に
入れることが必要であり、この位相差δを適切に選択し
た場合には、各種周波数の振動に対する振動減衰力を十
分大ならしめてなお、高周波小振幅振動に対する動的ば
ね定数を十分小ならしめることができる。
第3図は上述した装置の振動伝達率を示すグラフであり
、位相差δを135°に選択したときには、発明装置の
伝達率は、図に実線で示すように、水平線に近位した傾
向を示し、全周波数帯域にわたって十分低い値となるに
対し、この発明の作動制御装置を具えない防振装置では
、図に破線で示すように、防振装置の共振周波数近傍部
分での伝達率が、また、電極プレートに、4KVの電圧
を常時印加した場合には、図に一点鎖線で示すように、
高周波帯域での伝達率がいずれも著しく高くなり、それ
らによっては、動的ばね定数を有効に低減させること、
いいかえれば、すぐれた防振効果をもたらすことは実質
的に不可能である。
かくして、図示の装置によれば、防振装置の振動入力側
部材の振動変位曲線に対して所定ガ位相差δを有するパ
ルス状電圧を、その振動周期の半分の周期をもって電極
プレート11a、11bに印加することにより、−の振
動検知手段14を設けただけの簡単かつ廉価な装置によ
って、制御系の応答遅れを十分に吸収して、極めてすぐ
れた振動減衰機能を発揮することができ、併せて、高周
波および低周波振動に対する振動伝達率を有効に低減し
て、高い防振機能を発揮することができる。
なお上述したところにおいて、外筒2を振動入力側部材
として適用する場合には、振動検知手段14を外筒2に
取り付けることによって、同様の振動減衰および防振機
能をもたらすことができる。
第4〜10図はそれぞれ、前述した作動制御装置を適用
し得る他の防振装置を例示する縦断面図であり、第4図
に示す例は、内外筒1,2を相互連結する弾性体を、平
坦なリング状弾性体18とするとともに、そのリング状
弾性体18によって、内筒1の上端部と、外筒2の下端
部とを相互連結したものである。
ここにおけるこの防振装置は、それをたとえば、第1図
について述べたと同様にして自動車に取り付けることに
より、前述した例と同様の振動減衰機能を発揮すること
ができる他、とくには高周波小振幅振動に対して十分小
さい動的ばね定数をもたらすことができる。
第5図に示す例は、第1図に示す装置において、内筒2
内で、弾性膜6の下方に位置する室8を、補助タンク1
9を介してコンプレッサ20に接続し、そして、室8と
補助タンク19との間に、開閉弁21を介装する一方、
その室8に排気弁22を接続したものである。
この例によれば、たとえば、連結棒5をばね上側部材に
、そして連結棒4をばね下側部材にそれぞれ連結した状
態において、ばね上側の荷重の大きさに応じた圧力を、
補助タンク19を経て室8へ供給することにより、また
は余剰の圧力を排気弁22から排出することにより、自
動車の車高を、荷重の大小に係わらず、所定の一定値に
維持することができる。
またここでは、装置の取付状態において、いいかえれば
、室8の内圧が、ばね上側の重量を支持できる所定値と
なった状態において、補助タンク19から室8内へ空気
を供給して、弾性膜6の変形下で、室8内の空気体積を
増加させることにより、または、排気弁22から空気を
排出して室8内の空気体積を減少させることにより、自
動車の車高を、任意に高めそして低下させることができ
る。
そしてさらに、ここに示す装置は、一方において、第1
図に示す装置と同様の振動減衰機能および振動絶縁機能
を発揮することができる。
なお、この例に示す空気の吸排機構は、第4図に示す装
置にも同様にして適用し得ることはもちろんであり、ま
た、場合によってはその給徘機構から補助タンク19を
省くことも可能である。
第6図の実施例では、内筒lの頂部で、その外周に、弾
性膜23を液密に固着することにより、その弾性膜23
と、弾性膜6より上方に位置する内筒部分とで密封液体
室24を区画し、そしてこの密封液体室24内へ電気粘
性液体10を充填する一方、弾性膜23と、外筒2と、
筒状弾性体3とで区画される・外側室25には電気粘性
液体10以外の一般的な安価なオイル26を充填する。
このことによれば、密封液体室24のうち、小孔9より
上方に位置する上側室24aの容積を、前述したいずれ
の実施例よりも著しく小さくすることができるので、高
価な電気粘性液体10の封入量が、それらの実施例より
も十分に低減されることになる。
この装置によれば、振動の減衰は、上側室24aと、小
孔9の下方に位置する下側室24bとの間での電気粘性
液体10の流動に基づき、前述した各実施例と同様にし
て行われることになり、このときの振動減衰力は、電極
プレー)11a、 llbに印加される電圧の大きさを
調整することにて適宜に変更されることになる。
そして第7図に示す実施例は、第1図に示す装置の内筒
頂壁1bを省き、弾性膜6より上方に形成される密閉室
27内に、市販の安価な一般的なオイル26を封入する
一方、弾性膜6によって、内筒1の下端部に形成される
室8を、絞り通路28を介して外部流体室29に接続す
るとともに、その外部流体室29を、他の弾性膜30に
より、室8側に位置する液体室31と、それから離れた
側に位置する気体室32とに区分し、そして、室8と液
体室31と、絞り通路28とによって形成される密封液
体室内へ電気粘性液体10を封入し、さらに、絞り通路
28に、電気粘性液体IOに接触する二枚の電極プレー
ト11a、 llbを設けたものである。
この例の構成によれば、電極プレー)11a、 llb
に接続したリード線12a、 12bの引き出しを容易
ならしめすることができる他、高価な電気粘性液体10
の封入量を十分少なくして装置コストを低廉ならしめる
ことができる。
また、この装置の取付状態において、内外筒l、2がそ
の軸線方向へ相対変位する場合には、弾性膜6に作用す
る圧力が増加もくしは減少することに基づき、室8およ
び液体室31内の電気粘性液体10が、弾性膜30の変
形下に・て、絞り通路28を経て流動することになるの
で、この装置においてもまた、前述した各実施例と同様
の振動減衰が行われることになる。
なおこの例において、気体室32は、そこへ空気、不活
性ガスなどを封入することの他、外気に連通させること
も可能であり、さらには、そこへ空気給排機構を接続す
ることもできる。
第8図は第7図の変形例を示す断面図であり、この例は
、外筒2の頂壁2aに、それに貫通させてロッド状部材
33を固着し、このロッド状部材33の、頂壁2aから
の突出端部分音連結棒5として、また、ロッド状部材3
3の、内筒1内への進入端部分をピストンロッド34と
してそれぞれ機能させ、そしてこのピストンロッド34
の先端に、−個もしくは複数個の小孔35を有するピス
トン36を、内筒1に、摺動可能に接触させて取り付け
、さらに、下端を弾性膜6により、また、上端を、ピス
トンロッド34に接触するシールリング37によりそれ
ぞれ液密に封止される内筒1の上側室38内には、市販
の安価なオイル26を、そして、外筒2の内側室39内
には、空気、不活性ガスその他の気体をそれぞれ封入し
たものである。なおこの例では、内側室39には外部タ
ンクより空気を流入、流出させる手段を設置しておくこ
とが好ましい。
この例によれば、内外筒1,2の軸線方向の相対変位に
際し、絞り通路28が電気粘性液体10に及ぼす流動抵
抗によって振動の減衰が行われる他、ピストン36の小
孔35が、オイル26に及ぼす流動抵抗によってもまた
振動の減衰が行われるので、前述した実施例に比し、振
動の、より有効なる減衰がもたらされることになる。
なおここに示す装置によれば、内外筒1.2がそれらの
軸線と直交する方向へ相対変位するのを、ロンド状部材
33によって阻止することができ、筒状弾性体3の損傷
を有効に防止することができる。
第9図はさらに他の例を示す断面図であり、この例は、
第8図に示す例において、室8を、気体を封入した密閉
室とするとともに、通常のショックアブソーバ用のオイ
ル26を封入される、内筒1の上側室38内で、ピスト
ン36の上下表面に袋状をなす可撓膜体40a、 40
bをそれぞれ液密に取り付け、これらの可撓膜体40a
、 40bの内側を、ピストン36に設けた絞り通路4
1によって相互接続する一方、その絞り通路41に、二
枚の電極プレー) 11a、 llbをそれぞれ取り付
け、さらに、両可撓膜体40a。
40bと、絞り通路41とによって形成される密封液体
室42内へ電気粘性液体10を封入する。
なおこの装置においては、ピストン36の小孔35は必
須の構成要件ではないが、この小孔35は、いずれか一
方の可撓膜体内の電気粘性液体10が、他方の可撓膜体
内へ完全に流出し終えてもなお、内外筒1.2の継続的
な相対変位が行われる場合、いいかえれば、内外筒1.
2の相対変位量が著しく大きい場合にとくに有益であり
、かかる場合には、電気粘性液体lOの流動終了後にお
いてもなお、オイル26が小孔35を経て流動すること
によって十分なる振動減衰を担保することができる。
従って、ここでは、小孔35の断面積を絞り通路41の
それより小さ(することが好ましい。
かかる装置によれば、電気粘性液体lOの封入量を、他
のいずれの実施例よりも十分少なくして、主には、その
電気粘性液体10の流動に基づき、振動の有効なる減衰
をもたらすことができる。
なお、この装置によれば、内筒1の上側室38において
、ピストン36の上方部分が剛構造であるので、内外筒
1,2の相対変位に際してその内部圧力が掻めて敏感に
増減されることになり、これがため、電気粘性液体10
の、絞り通路41を通る流動もまたすぐれた感度の下に
て行われることから、応答性および減衰力がともに有利
に向上されることになる。
また、この第9図に示す装置との関連において内筒1側
に取り付けたピストンを外筒2の内周面に摺動可能なら
しめ、そしてそのピストンの上下両表面に袋状の可撓膜
体をそれぞれ取り付けるとともに、外筒2の上部に、気
体を封入した密封室を形成することもでき、このことに
よってもまた、第9図に示す装置と同様の振動減衰作用
をもたらすごとができる。
第1θ図は第9図の変形例を示す縦断面図であり、この
例は、第9図に示す装置において、内筒1の頂壁1bを
取り除くとともに、弾性膜6より上方に形成される密閉
室27内に、可撓膜体40a、 40bにて囲繞される
密封液体室42を除き、第7図に示す装置と同様に、シ
ョックアブソーバ用のオイル26を封入したものである
以上、この発明の作動制御装置を適用し得る各種の防振
装置について説明したが、これらの各防振装置に作動制
御装置を適用した場合にもまた、第1図について述べた
と同様の作用効果をもたらし得ることはもちろんである
(発明の効果) 従って、この発明によれば、防振装置の振動入力側に、
−の振動検知手段を設けることにより、装置の構造を簡
単ならしめるとともに、装置を十分低廉なものとするこ
とができ、加えて、信号処理を簡易ならしめることがで
きる。
また、この発明の作動制御装置により、振動入刃側部材
の振動変位曲線に対して所定の位相差を有するパルス状
電圧を、その振動同期の半分の周期をもって電極プレー
トに印加することによって、極めてすぐれた振動減衰機
能および防振機能を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図、第2図は振動入
力側部材の振動変位曲線とパルス状電圧との相対関係を
示すグラフ、 第3図は振動の伝達率を示すグラフ、 第4〜10図はそれぞれ防振装置の他の例を示す縦断面
図である。 1・・・内筒       2・・・外筒3・・・筒状
弾性体    4,5・・・連結棒6、23.30・・
・弾性膜  7,24.42・・・密封液体室8・・・
室        9・・・小孔10・・・電気粘性液
体   11a、 llb・・・電極プレート12a、
 12b・・・リード線  13・・・高電圧発生手段
14・・・振動検知手段   15・・・位相調整手段
16・・・パルス発生回路  17・・・リレー18・
・・リング状弾性体  28.41・・・絞り通路31
・・・液体室      36.・・ピストン40a、
 40b・・・可撓膜体 特許出願人  株式会社ブリデストン 第 1図 !−−−−白菌 2−−−一外浦 3−−−− M イ人ダ目−イ咥体 4、5−−−− a鮎拝 6−−−−伸社瞑 7−−−−茸封鷹体室 8−−−− f q−−−一小J( 10−−−一電つ6iζ9イイし涜イ1式%式% f2a、12b−−−−リード線 f4−−一一槍@按知収2 ′    ト J 菓帽着 ゛第4図 18−−−リ゛/グ°状弾姓りに 第5N 第7図 (a) 2B−−−一革交り通路 第8図 42−−一家N摩体T 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入れ子配置の内筒および外筒と、これらの内外筒を
    相互連結する弾性体と、内筒および外筒に設けたそれぞ
    れの連結部材と、内筒および外筒の少なくとも一方の内
    側に連通させて設けた、または内外筒のいずれか一方の
    内側に区画して設けた密封液体室と、この密封液体室の
    中間部に形成した絞り通路と、密封液体室の少なくとも
    一部を区画する可撓膜体と、密封液体室内に封入した電
    気粘性液体と、前記絞り通路に設けられて、相互に離間
    するとともに、対向して位置し、前記電気粘性液体にと
    もに接触する二枚の電極プレートとを具えてなる防振装
    置において、 防振装置の振動入力側の振動を検知する振 動検知手段を設け、この振動検知手段から出力される振
    動変位曲線の位相を調整する位相調整手段を設けるとと
    もに位相調整済みの振動変位曲線の変曲点にてパルスを
    発生するパルス発生回路を設け、また、このパルス発生
    回路から出力されるパルスに基づき、前記電極プレート
    に、パルス状の電圧を印加する高電圧発生手段を設けた
    ことを特徴とする防振装置の作動制御装置。
JP63021259A 1988-02-02 1988-02-02 防振装置の作動制御装置 Pending JPH01199031A (ja)

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