JPH0215063A - 2−メトキシ−6−メチルアミノピリジンの製造法 - Google Patents

2−メトキシ−6−メチルアミノピリジンの製造法

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JPH0215063A
JPH0215063A JP16512188A JP16512188A JPH0215063A JP H0215063 A JPH0215063 A JP H0215063A JP 16512188 A JP16512188 A JP 16512188A JP 16512188 A JP16512188 A JP 16512188A JP H0215063 A JPH0215063 A JP H0215063A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は2−メトキシ−6−メチルアミノピリジンの製
造法に関する。2−メトキシ−6−メチルアミノピリジ
ンは医薬、農薬の合成中間体として非常に有用である。
〈従来技術〉 従来の製造法としては、2,6−ジクロロピリジンとメ
チルアミンを水中で反応させ、熱時に水層と有機層を分
離し、該釘機層とメタノールをアル金属水酸化物存在下
に反応させ、2−メトキシ−6−メチルアミノピリジン
を得る方法が知られている(特開昭60−112767
号公報)。
また、2−クロロ−6−メチルアミノピリジンの製造法
として、2,6−ジクロロピリジンとメチルアミン水溶
液の反応液にアルカリを添加し、次いで加熱することに
よりメチルアミンを留去後、2−クロロ−6−メチルア
ミノピリジンを回収する方法が知られている(特開昭6
2−198661号公報)。
さらには、2−クロロ−6−メチルアミノピリジンをア
ルカリ金属水酸化物存在下、メタノールと反応させ2−
メトキシ−6−メチルアミノピリジンを得る方法が知ら
れている(特開昭62−72667号公報等)。
〈従来技術の問題点〉 従来技術として特開昭60−112767号公報に記載
された方法においては、2,6−ジクロロピリジンとメ
チルアミンの反応により生成する2−クロロ−6−メチ
ルアミノピリジンは比較的水に対する溶解度が大であり
、またメチルアミン、及びメチルアミン塩酸塩が共存す
るため、該化合物か水層中に溶出し収率が低下する場合
がある。
さらには、熱時に分離するため、工業的には保温等の処
置を;jlする必要がある。
特開昭62−198661号公報、特開昭62−727
76号公報等に記載された方法により2−メトキン−6
−メチルアミノピリジンを製造する場合は、2段の反応
となるため、工業的には操作力四M )Iffとなる場
合がある。また、2−クロロ−6−メチルアミノピリジ
ンは常温では固体のためC業的な取扱いには粉体機器が
必要である。
〈発明が解決する手段〉 本発明者らは2,6−ジクロロピリジンより2メトキシ
−6−メチルアミノピリジンを工業的に製造する方法に
ついて鋭意検討を行った。
2.6−ジクロロピリジンとメチルアミンの反応より1
11られる2−クロロ−6−メチルアミノピリジンは比
較的を機溶媒に溶解度が高いこと、並びに芳香族炭化水
素溶媒とすれば、分液操作が室)1すでも行なえ、操作
性が良好となること、さらには該芳香族炭化水素溶媒を
除去する際に水を共沸て除去でき、次いで行うメタノー
ルとアルカリ金属水酸化物との反応において収率が向上
すること、ルびに、該芳香族炭化水素溶媒は、残存して
も2クロロ−6−メチルアミノピリジン、メタノールと
アルカリ金属水酸化物の反応に不活性であることを見出
だし本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、2,5−ジクロロピリジンとメチルア
ミン水溶液の反応液に脱ハロγン化水素試剤を添加、次
いで加熱することによりメチルアミンを除去した後、得
られる混合液に芳香族炭化水素溶媒を添加し、分液、濃
縮し、次いで、メタノール卸びにアルカリ金属水酸化物
を添加して2−メトキシ−6−メチルアミノピリジンを
製造する方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に使用するメチルアミンは2,6−ジクロロピリ
ジンに対して、理論的には2倍モル量必要である。しか
し、理論量である2倍モル量のメチルアミンを用いた場
合反応速度が非常に小さく、またあまりにも多量のメチ
ルアミンを使用することは反応速度に特別な利益を示さ
ないばかりか、過剰のメチルアミンを回収しなければな
らない。
71゛Lっで、メチルアミンは2,6−ジクロロピリジ
ンに対して、約3〜4倍モル量を使用することが好まし
い。
2.6−ジクロロピリジンとメチルアミン水溶液の反応
は通常130°C〜150℃で行い、反応終了後反応i
tkにアルカリを添加する。添加するアルカリとしては
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属
水酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の
アルカリ土類金属水酸化物、または炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸水素すトリウ
ム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸水素塩を固
体のままあるいは溶液にして用いることができる。
メチルアミンの回収率を上げるためには、アルカリ金属
水酸化物の使用が望ましく、一般には水酸化すトリウム
を用いる。
この場合のアルカリ量は理論的には2.6−ジクロロピ
リジンと等モル量必要であるが、等モル量ではメチルア
ミンの回収率が低く、あまりに多口の使用は特別な利益
をもたらさない。通常は、2.6−ジクロロピリジンに
対して約1.5〜2゜0倍モル量用いる。
過剰のメチルアミンの回収は、アルカリ添加後、反応液
を約609C〜100℃に加熱しメチルアミンを回収す
る。
メチルアミンを回収後、芳香族炭化水素溶媒を所定口添
加する。
芳香族炭化水素溶媒の添加温度としては、メチルアミン
を回収した後の反応混合液の温度が100°C以下で、
尚且つ使用する芳香族炭化水素溶媒の沸点以下とする。
また、2.6−ジクロロピリジンとメチルアミンの反応
により生成した2−クロロ−6−メチルアミノピリジン
は融点が63゜5°C〜64.5°Cのため、該温度以
下で芳香族炭化水素溶媒を添加する場合、晶析した2−
クロロ−6−メチルアミノピリジンを再溶解することに
なるため好ましくない。従って望ましくは、芳香族炭化
水素溶媒の添加温度は65℃〜100℃の範囲で尚且つ
使用する芳香族炭化水素溶媒の沸点以下である。芳香族
炭化水素溶媒添加後、冷却して分液しても良いし、添加
後直ちに添加温度で分)1にシてもかまわない。
本発明に使用する芳香族炭化水素溶媒としてはベンセン
、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メシチレン等
を挙げることができる。添加量としては、生成する2−
クロロ−6−メチルアミノピリジンに対して、o、ix
=倍で尚且つ、分液温度での2−クロロ−6−メチルア
ミノピリジンの溶解度以下となる濃度の量であれば良い
が、通常、2−クロロ−6−メチルアミノピリジンに対
して0.5fff量倍〜5,0重瓜倍の範囲の添加が操
作性上好ましい。従って、0.5重量倍〜5.O重は倍
の範囲で、設定した分液時の温度で該化合物が溶解する
芳香族炭化水素溶媒を選択する必要がある。
芳香族炭化水素溶媒を添加後の、分液操作は、短時間撹
拌した後、静定することにより分離する下層の水層を除
去する。
得られた2−クロロ−6−メチルアミノピリジンの溶i
+&は、そのまま5縮してもかまわなか、少量の水によ
り洗浄した後に濃縮しても良い。
芳香族炭化水素溶液の留去は、常圧で行うことが好まし
いが、必要に応じて減圧下留去してもかまわない。芳香
族炭化水素溶媒は、該溶液を使用した芳香族炭化水素溶
媒の沸点より約20°C〜40℃高い温度とすることで
容易に留去でき、添加量の80%以上は回収される。
濃縮された2−クロロ−6−メチルアミノピリジンの芳
香族炭化水素溶液は、通常上記芳香族炭化水素回収によ
り、2−クロロ−6−メチルアミノピリジン濃度は約1
0%以上となるため、次いで行うメタノールとアルカリ
金属水酸化物との・反応に同等支障はない。
tH縮された2−クロロ−6−メチルアミノピリジンと
メタノール並びにアルカリ金属水酸化物との反応におい
て、メタノール添加量としては、2−クロロ−6−メチ
ルアミノピリジンに対して理1;畠的には等モル量で良
いが、等モル量では反応速度か小さく、また大過剰では
、同等利益をもたらさない。従って、3.0〜11.0
倍モル量の範囲でさらに好ましくは、4.2〜7.2倍
モル量の範囲である。
2−クロロ−6−メチルアミノピリジンとメタノール並
びにアルカリ金属水酸化物との反応において使用するア
ルカリ金属水酸化物としては、水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等を挙げることができる。
アルカリ金属水酸化物の添加量としては、2−クロロ−
6−メチルアミノピリジンに対して2倍ル量以上好まし
くは、2〜約4倍モル量の範囲である。添加は濃縮前で
も良いし、濃縮後でも良い。
2−クロロ−6−メチルアミノピリジンとメタノール並
びにアルカリ金属水酸化物の反応温度としては通常約1
00°C〜約200°C1好ましくは約140°C〜1
90°Cである。また、反応時間は、反応温度、アルカ
リ金属水酸化物の使用量、芳香族炭化水素溶媒の種類、
その他条件により変更しても良い。
〈発明の効果〉 本発明により、2−メトキシ−6−メチルアミノピリジ
ンの製造が1反応器で行うことか可能となり、より工業
的な製造が可能となった。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明するか、本発
明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 5gの電動撹拌機付きオートクレーブに2,6−ジクロ
ロピリジン1110g、40%メチルアミン水溶液18
64gを入れ、140°Cで4時間反応を行った。
反応終了後、室温まで冷却の後、水トラ・ノブによるメ
チルアミンスクラバー及び撹拌機を備えた10gのフラ
スコに移し、30%水酸化ナトリウム水溶液1600g
を導入した。次いで、撹拌しながら100°Cまで加熱
しメチルアミンを除去した。メチルアミンスクラバーに
トラップされたメチルアミンの量はガスクロマトグラフ
ィーで定量の結果、477g(2,6−ジクロロピリジ
ンに等モル量消費されたとして回収率93%)でありt
こ。
メチルアミン回収後の熱反応lfkにトルエン1500
gを添加し、撹拌しながら室温まで冷却した。
冷却の後、分液ロートに膣液を移し、直ちに静定分液し
た。ガスクロマトグラフィーにより分析の結果、2−ク
ロロ−6−メチルアミノピリジンの収はは1024g 
(収率96%)であった。
次いで水300 m lにより2回洗浄の後、5gの電
動撹拌機付きオートクレブに移し、トルエンを留去する
ために、冷却コンデンサーを取付け、常圧で撹拌しなが
ら140°Cまで加熱しトルエンを留去した。留出した
トルエンは1360gで回収率91%であった。従って
、オートクレーブ内には2−クロロ−6−メチルアミノ
ピリジン1024g、!・ルエン140gが残存した。
濃縮液を撹拌しながら60℃まで冷却し、水酸化すトリ
ウム890 g、メタノール1040gを添加した後、
再び加熱し140℃で5時間反応を行った。
反応終了後、冷却し、水1gを添加、濾過、分液し有機
層を得、また水層は四塩化炭素200m1で3回抽出を
行い、次いで、有機層並びに四塩化炭素抽出液を合せて
濃縮し、減圧蒸留することにより2−メトキシ−6−メ
チルアミノピリジン808g (2,6−ジクロロピリ
ジンよりの収率で78%)を得た。
実施例2 実施例1と同一の反応装置に2,6−ジクロロピリジン
749g及び40%メチルアミン水溶液1365gを入
れ、150℃で5時間反応を行つた。
反応終了後、100℃まで冷却し、オートクレーブに水
トラツプによるメチルアミンスクラバー及び圧入ポンプ
を備え、反応器のバルブを徐々に開放しメチルアミンを
留去、回収した。常圧となった後、圧入ポンプで40%
水酸化カリウム水溶液1270gを30分かけて導入し
、さらにメチルアミンを回収した。メチルアミン回収量
は369g(回収率2.6−ジクロロピリジンに対して
等モル消費されたとして95%)であった。
メチルアミン回収後の熱反応液にエチルベンゼン100
0gを添加し、撹拌しなから60°Cまで冷却した。冷
却の後、分液ロートに該溶液を移し直ちに静定性ifk
 L、水層を除去した。ガスクロマトグラフィーにより
分析の結果、2−クロロ−6メチルアミノピリジンの収
量は671g (収率93%)であった。
次いで、再度5gの電動撹拌機付きオートクレーブに移
し、メチルアミンスクラバーを蒸留装置に変え、水酸化
カリウム923gを添加の後、1oo’cに加熱し、水
流アスピレータ−で50mmHgに減圧し、エチルベン
ゼンを留去した。留出したエチルベンゼンは930gで
回収率93%であった。従って、オートクレーブ内には
2−クロロ−6−メチルアミノピリジン671 g、エ
チルベンゼン70gか残存した。
濃縮液を撹拌しながら60℃まで冷却し、メタノール7
50gを圧入ポンプで添加した後、再び加熱し、150
°Cで3時間反応を行った。
反応終了後、冷却し、水1gを添加、濾過、分液し、有
機層を得、また水層は四塩化炭素200m1で3回抽出
を行い、次いで、有機層並びに四塩化炭素抽出液を合せ
て濃縮し、減圧蒸留することにより2−メトキシ−6−
メチルアミノピリジン513g (2,6−ジクロロピ
リジンよりの収率て82%)を得た。
参考例1 実施例1と同一の反応装置に、2.6−ジクロロピリジ
ン1100g、40%メチルアミン水溶液1870gを
入れ140℃に加熱し3時間反応させた。
反応後、70°Cまで冷却し、オートクレーブを開缶し
、反応液を分液ロートに移し直ちに分液しh−a層を得
た。次いで該熱液を速やかにオートクレーブに移しメタ
ノール1050g、水酸化ナトリウム890gを添加の
後、140 ’Cで5時間反応を行った。
反応終了後、実施例1と同様の操作で、分液、抽出、蒸
留の後、2−メトキシ−6−メチルアミノピリジン71
0g(収率69%)を得た。
時評出願人  東ソー株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2,6−ジクロロピリジンとメチルアミン水溶液の反応
    液に脱ハロゲン化水素試剤を添加、次いで加熱すること
    によりメチルアミンを除去した後、得られる混合液に、
    芳香族炭化水素溶媒を添加し、分液、濃縮し、次いで、
    メタノール並びにアルカリ金属水酸化物を添加し製造す
    ることを特徴とする2−メトキシ−6−メチルアミノピ
    リジンの製造法。
JP63165121A 1988-07-04 1988-07-04 2−メトキシ−6−メチルアミノピリジンの製造法 Expired - Fee Related JPH0825999B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03271274A (ja) * 1990-03-15 1991-12-03 Taoka Chem Co Ltd 6―メチルアミノピリジン誘導体の製造方法
US5318452A (en) * 1992-08-10 1994-06-07 The Whitaker Corporation Electrical connector
EP1520846A1 (en) * 2003-09-30 2005-04-06 JFE Chemical Corporation Method for producing polymerized hydrocarbon

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