JPH0215057A - アジリジン化合物の捕集方法 - Google Patents

アジリジン化合物の捕集方法

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JPH0215057A
JPH0215057A JP63056132A JP5613288A JPH0215057A JP H0215057 A JPH0215057 A JP H0215057A JP 63056132 A JP63056132 A JP 63056132A JP 5613288 A JP5613288 A JP 5613288A JP H0215057 A JPH0215057 A JP H0215057A
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亀井 輝雄
Yoshiharu Shimazaki
由治 嶋崎
Hideaki Tsuneki
英昭 常木
Yutaka Morimoto
豊 森本
Rikuo Uejima
植嶋 陸男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、−数式(I)で表されるアルカノールアミン
を触媒の存在下に下記式に従って気相分子内脱水反応さ
せて得られた一般式(n)で表されるアジリジン化合物
を含んだ反応生成物から該アジリジン化合物を捕集する
方法に関する。
(I>           (It)(Rは水素、メ
チル基またはエチル基であり、XはOHまたはNH2で
あり、YはXがOHのときNH2、XがNH2のときO
Hである)アジリジン化合物は歪みの大きい三員環を有
する環式化合物であり、開環反応性とアミンとしての反
応性とを兼ね備えていて、各種の中間原料として有用で
ある。なかでも待にエチレンイミンは農薬、医薬等の原
料として、また繊維処理剤であるアミン系ポリマーの原
料としてすでに産業界で広く用いられている。
[従来の技術] アジリジン化合物を製造する代表的な方法としては、液
相中でモノエタノールアミンの硫酸エステルを濃アルカ
リ溶液で処理しエチレンイミンを製造する方法が一般的
によく知られており、すでに工業化されている。しかし
ながら、この方法は副原料として硫酸およびアルカリを
大量に用いるため生産性が低く、更には利用価値の低い
無機塩が副生じ、工業的には多くの欠点を有するもので
ある。
近年このような液相法によるアジリジン製造の欠点を解
決すべく、副原料をまったく用いずにアルカノールアミ
ンを触媒の存在下に気相分子内脱水反応させて直接アジ
リジン化合物を製造する方法が報告されている(特公昭
50−10593号公報、米国特許第4.301.03
6号公報、同第4、289.656号公報、同4337
.175号公報および同4.477.591号公報、ヨ
ーロッパ公開特許筒227.461号公報、同第22&
898号公報、同第230.776号公報)。しかし、
これらはいずれも主として気相分子内脱水反応用触媒に
関するものであり、反応生成ガスからアジリジン化合物
を得るための工業的製造プロセスについての検討はなさ
れていない。
また、気相法によるアルカノールアミンからのアジリジ
ン化合物製造においては反応生成カス中に原料アルカノ
ールアミンに対応する一般式〇H3−C−R(I[I) (Rは原料の(I)式におけると同じである)で表され
るカルボニル化合物や各種アミン等の副生物が含まれて
くる。原料アルカノールアミンがモノエタノールアミン
、モノイソグロパノールアミン、2−アミノ−1−ブタ
ノールである場合、それぞれに対応する(I)式のカル
ボニル化合物はアセトアルデヒド、アセトン、メチルエ
チルゲトンである。例えは、米田特許第4.337.1
75号公報および同4.477.591号公報にはモノ
エタノールアミンからエチレンイミンの製造においてア
セトアルデヒドが主な副生物で他にモノエチルアミン、
ピラジン類か副生ずることか記載されており、更にヨー
ロッパ公開特許筒227,461号公報、同第22&8
98号公報、同第230.776号公報においても主な
副生物は(In)式のカルボニル化合物や各種アミン類
であることが記載されている。
[発明が解決しようとする問題点] −i的に気相法による工業的な有機化合物製造において
は気相反応生成物から目的物を捕集し精製して製品を得
る方法が行われている。しかし、前記気相法によるアル
カノールアミンからのアジリジン化合物製造の工業化に
あたっては次のような問題がある。即ち、まず前記<n
)式のアジリジン化合物は一般的に沸点が低く、蒸気圧
か非常に高いうえ、それ自体極めて反応性に富み重合そ
の他の反応をしやすい性質を有するものである。
次に、前述したごとく気相法ではカルボニル化合物や各
種のアミン類が副生ずる。これらの副生成物のうち特に
カルボニル化合物は目的のアジリジン化合物と反応して
付加物を生成しやすいことからアジリジン化合物の収率
低下要因となる。気相法によるアジリジン化合物の製造
においては、これらの問題点に対する考慮が不可欠であ
る。
本発明の目的は、気相法によるアルカノールアミンから
のアジリジン化合物製造にあたって、気相反応生成物か
らアジリジン化合物を効率良く捕集するとともに、その
後のアジリジン化合物の精製を容易にする方法を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等はこの目的を達成するべく鋭意研究した結果
、捕集工程をアミン化合物の存在下に行うことが非常に
有効であることを見出し、本発明を完成したものである
。即ち本発明は前記(I)式のアルカノールアミンを触
媒の存在下に気相分子内脱水反応させて前記(n)式の
アジリジン化合物を生成せしめ、ついでアミン化合物の
存在下に捕集することを特徴とする前記(II)式のア
ジリジン化合物の捕集方法である。以下、本発明の詳細
な説明する。
(I)式のアルカノールアミンを触媒の存在下に気相分
子内脱水反応させて(II)式のアジリジン化合物を生
成させる方法については前記公報等に示されており、本
発明においてもこれらと同様の方法を用いることができ
、例えば次のように行われる。まずアルカノールアミン
を触媒層に通す。
場合により窒素等の不活性ガスで適当な濃度に希釈しな
り、副反応を抑える目的でアンモニア、水蒸気、水素等
を原料ガス中に添加したり、不活性ガス全てをアンモニ
アに置換することもある。操作圧力は常圧、減圧又は加
圧いずれでも行われる。
反応温度は通常300〜500°Cの範囲であり、原f
1ガスの空間速度は原料ガスの種類、濃度、触媒等によ
り異なるが一般的には50〜5000hr−1の範囲か
とられる。触媒としては前記公報等に記載の触媒等が使
用でき、特にヨーロッパ公開特許第227,461号公
報、同第228,898号公報、同第230.776号
公報に示されている珪素系や燐系の触媒か好ましく使用
できる。
本発明の特徴は、このように反応させて得られた反応生
成物から、アジリジン化合物をアミン1ヒ合物の存在下
に捕集するところにある。アミン化合物はアジリジン化
合物の重合を抑制して安定に存在させる。また、前述し
たように反応生成物中には副生カルボニル化合物が存在
しており、これがアジリジン化合物と反応して付加物を
生成する問題があるが、アミン化合物の存在により、副
生カルボニル化合物はアジリジン化合物と反応する前に
アミン化合物と先に反応して安定な付加物を形成する。
その結果、■アジリジン化合物の収率低下を防ぐことが
できる、■カルボニル化合物の混入によるアジリジン化
合物の品質低下を防ぐことができる、■アジリジン化合
物の安定性低下を防ぐことかできる、等の効果が得られ
る。更に、アミン化合物は(II)式のアジリジン化合
物を良く溶解するので、蒸気圧の高い該アジリジン化合
物をほぼ100%近い効率で捕集することを可能にする
本発明で使用するアミン化合物としては、各種のアミン
化合物が使用できるが、特に第1級アミン化合物は反応
生成物中の副生カルボニル化合物と直ちに反応して安定
なシッフ塩基を形成するので有効である6また、第2級
アミン化合物もカルボニル化合物と反応して安定な付加
物を形成するので有効である。アミン化合物のgJ:本
例としては、例えばモノエタノールアミン、モノイソプ
ロパツールアミン等の如き炭素数2〜6の第1級アルカ
ノールアミン、ブチルアミン、エチレンジアミン等の如
き炭素数2〜8の第1級脂肪族アミン、アニリン等の如
き炭素数8以下の第1級芳香族アミンおよびジェタノー
ルアミン、ジイソプロパツールアミン等の如き炭素数8
以下の第2級アルカノールアミン等が挙げられる。アミ
ン化合物とじて反応原料たるアルカノールアミンを用い
ることか好ましい。なぜなら、そうすると未反応の原料
とともにそれを回収して循環使用することができて工程
が比較的単純になるからである。他のアミン化合物を用
いる場合は未反応原料及びアミン化合物の回収再利用を
夫々独立して行わなければならず工程が複雑になるうえ
、アミン化合物が製品の不純物種目として余計に加わっ
てくる懸念がある。
反応生成物からアジリジン化合物を捕集する際に存在さ
せるアミン化合物の量は、反応生成物の組成、アミン化
合物の種類、温度、捕集装置の構造などの各種要因によ
り種々変化するが、単位時間当り、反応生成物中のアジ
リジン化合物モル数に対し0.1モル以上、かつカルボ
ニル化合物モル数に対し等モル以上とするのが好ましい
。少なずきるとアジリジン化合物の安定性が悪く、ある
いはカルボニル化合物が充分付加物に変化せずにアジリ
ジン化合物の収率低下を起こす。
本発明の該気相分子内脱水反応生成物からアミン化合物
の存在下に(II)式のアジリジン化合物を捕集する方
法は、未反応の原料アルカノールアミンがアミン化合物
としてそれだけで十分な効果を示す場合には反応生成物
を単に冷却し凝縮させて捕集してもよく、一方未反応ア
ルカノールアミンだけではアミン化合物として不十分な
場合には反応生成物を捕集装置に導いて十分なアミン化
合物の存在下に(n)式のアジリジン化合物を捕集させ
て行う。後者の場合、−数的に行われているように吸収
塔を用いてアミン化合物を吸収液として供給するのが簡
便である。アミンが充分存在しないのにアミン化合物を
使用せずに吸収液として水を用いて吸収を行った場合に
はアジリジン化合物の重合を起こし、また重合防止のた
めに吸収液として苛性ソーダ水溶液を用いて吸収を行っ
た場合には副生カルボニル化合物かアジリジン化合物と
反応して付加物を形成して収率低下を起こす。
吸収液を用いる場合、アミン化合物の水78液を吸収ン
1として使用しても良い、粘度が比較的高いアミン化合
物の場合には水に溶かして低粘度化したものを吸収液と
して使用することにより反応生成物との接触効率を良く
することができる。また、比教的沸点の低いアミン化合
物の場合には水に溶かして使用することによりアミン化
合物の揮散を抑制することができる。しかし、吸収液中
に水が多いとカルボニル化合物とアミン化合物との付加
物が逆反応を起こし、カルボニル化合物の除去が円滑に
行われない、従ってアミン化合物を水溶液として供給す
る場合は、反応生成物中の水分にもよるが、供給する吸
収液中のアミン化合物の;震度は30モル%以上、更に
は80モル%以上とするのが好ましい。吸収温度として
は、吸収液の種類にもよるが0〜80°Cの範囲が適当
である。操作圧力は常圧、減圧又は加圧いずれでもよい
、吸収塔としては充填式、棚段式、多管式、噴霧式、1
周壁式あるいはこれらを組合わせたもの等いずれの方式
でもよい。
更に、第1図に本発明の方法の一実施態様を表す一連の
フローシートを示し、この図により本発明のアジリジン
化合物の捕集方法を具体的に説明する。
原料アルカノールアミンをライン1を経て蒸発器101
に供給し、加熱して気化させる。必要に応じて窒素、ヘ
リウム、アルゴンなどの如き不活性ガスを、場合により
副反応を抑える目的のためのアンモニア、水蒸気、水素
等と共にライン2より蒸発器101に供給してアルカノ
ールアミン濃度を調節する。この原料ガス混合物をライ
ン3を経て触媒の充填された気相脱水反応器102に通
じる。反応器102の型式は一般的な固定床式、流動床
式あるいは移動床式いずれでもよい。反応器102を出
た反応生成物の組成は、原料ガス希釈剤である不活性ガ
スを除けば、アジリジン化合物、未反応アルカノールア
ミン、水分、カルボニル化合物および各種アミン化合物
などである。該反応生成物をライン4を経て冷却器10
3へ送り、ここで適当な温度に冷却後ライン5を経て吸
収塔104の下部に導入する。吸収塔は内部に適当な充
填物が詰められており、その上部からは液状のアミン化
合物またはその水溶液からなる吸収液がライン6より供
給され、導入された反応生成物と充填物上で接触し反応
生成物を吸収する型式になっている。未吸収のガス組成
物は、吸収塔104の塔頂よりライン7を経て排出する
一方、アジリジン化合物を吸収した塔底液をライン8を
経て抜出す、また第1図のフローシートにおいて、冷却
器103を充分に冷却できるものにし、好ましくは実質
的に希釈ガスを用いずに反応を行い、反応生成物を凝縮
捕集させるフローシートも可能である。この場合、吸収
塔104は省略でき、アジリジン化合物を捕集した液は
ライン5を経て抜出される。このようにしてアルカノー
ルアミンの気相分子内脱水反応生成物からアジリジン化
合物か捕集される。
この後アジリジン化合物を捕集した液を蒸留し精製する
ことができる。第1図の場合、捕集液を蒸留塔105に
送液して蒸留する1本装置では、必要によりライン9か
ら捕集液にアミン化合物を、また捕集液供給段上部に設
けたライン10から蒸留塔内にアミン化合物を夫々添加
できるようになっている。塔頂からライン11を経て高
純度のアシリジン化合物を得る一方、水、アミン−カル
ボニル付加物、未反応のアルカノールアミンや添加した
アミン化合物等の高沸点物を塔底よりライン12を経て
抜出す。必要に応じて別途アルカノールアミンやアミン
化合物を回収される。
[本発明の効果] 本発明の捕集方法によれば、アミン化合物の効果により
、アジリジン化合物の重合を抑制しながら副生力ルホニ
ル1ヒ合物を該アミン化合物との安定な付加物にして、
アジリジン化合物の収率低下を防いで捕集することがで
きる。更にその後蒸留してアジリジン化合物を精製する
際には、カルボニル化合物を含まない高純度のアジリジ
ン化合物を高収率でかつ容易に得ることを可能とする。
[実施例] 以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
。各実施例は第1図の装置を使用した。
なお、組成分析はアミン化合物、アジリジン化合物、カ
ルボニル化合物及びアミン−カルボニル付加物について
はガスクロマトグラフ、水分についてはカールフィッシ
ャー水分計により行った。また、捕集工程におけるアジ
リジン化合物の捕集率は次の定義に従った。
捕集率 (1)触媒の調製 ヨーロッパ公開特許筒227.461号公報記載の実施
例13に準じて触媒を調製した。
酸化ケイ素300g、水酸化バリウム(8水和物)78
8.7g、水酸化ナトリウム10.0gおよび酸化ジル
コニウム6.2gを水31に懸濁させ、充分に撹拌しな
から加熱濃縮し、白色粘土状物質を得た。これを外径的
5II1m、長さ約5mnの円柱ベレット状に成型し、
乾燥後600°Cで2時間焼成し、酸素を除く原子比で S i 1.o Bao、5Nao、o5Zro、ol
  なる組成の触媒を得た。
(2:J  脱水反応工程 この触媒200 onlを反応器102に設置された内
径25IIIIMのステンレス製反応管に充填し、熱媒
にて390°Cに加熱した。該管内に蒸発器101から
容量比でモノエタノールアミン:窒素=10=90の原
料混合カスを空間速度1500 h r−1で通じ反応
を行った。分析結果より、反応生成物はモノエタノール
アミン3.6容量%、エチレンイミン4.9容量%、水
5.0容1%、アセトアルデヒド0.3容量%、窒素8
5.5容量%および少量のアンモニア、モノエタノール
アミンの二量化物等を含むものであった。
(3)捕集工程 気相脱水反応工程から排出された反応生成物を冷却器1
03に通して110°Cに冷却し、内径25vn、長さ
1000mmのステンレス製の管からなる吸収塔104
の下部に導入した。吸収塔内部には、3uφの充填′t
11J(デイクソン バッキング)か700m111の
層高で充填されている。吸収塔塔頂よりライン6を経て
40°Cに加温したモノエタノールアミンを980g/
時の流量で塔内に供給し、反応生成物と接触させて、吸
収後の液(以下、捕集液という)を吸収塔の底部より抜
出した。捕集液の分析結果よりエチレンイミンの捕集率
を求め、反応工程で生成したエチレンイミンの99.6
%がモノエタノールアミンに吸収されたことを確認した
。また、捕集液中には反応工程で副生じたアセトアルデ
ヒドは存在せず、これに相当するlのN−エチリデン−
1−ヒドロキシエチルアミン(アセトアルデヒドと吸収
液のモノエタノールアミンとの反応生成m>が確認され
た。
X曳丘又二互 吸収液を変え、更に実施例4は吸収液の温度、実施例5
〜6は吸収液の供給量も変えて、その他は実施例1と同
様にしてエチレンイミンの反応工程および捕集工程を行
った。各捕集条件および結果を第1表に示した。
艮立旦ユ 米国特許筒4.477.591号明細書記載の実施例3
に準じて触媒を調製した。
(1)触媒の調製 五酸化ニオブ20gを温水200 mlに撹拌しながら
加え溶解させた後、アンモニア水を加え溶液のp J(
を7.0とした。生成した沈澱を濾過、水洗を表10重
量%のシュウ酸水溶液320 mlに溶解しさらに水酸
化バリウム(8水和物)0.8gを加えた。この溶液に
球径5fflff+のシリコンカーバイド240ccを
浸し、蒸発乾固後、空気気流中500°Cて3時間焼成
して五酸化ニオブ3.7重量%、酸化バリウム0.5重
量%を含む担持触媒(原子比でN l) 1.OB a
o、102.6ンを得な。
(2)脱水反応工程 この触媒を用い、反応温度を420°Cにかえた以外は
実施例1と同様にして脱水反応工程を実施した。分析結
果より、反応生成物はモノエタノールアミン6.5容量
%、エチレンイミン2.1容量%、水2.5容量%、ア
セトアルデヒド0.7容量%、窒素87.3容量%およ
び少1のアンモニア、モノエタノールアミンの二量化物
等を含むものであった。
(3)捕集工程 引き続き、実施例1と同様にしてエチレンイミン捕集工
程を行った。捕集条件および結果を第1表に示しな。
尺止五五 ヨーロッパ公開特許第230.776号公報記載の実施
例25に準じて触媒を調製した。
(1]  触媒の調製 硝酸アルミニウム(9水塩)900gを水2゜41に溶
解し、リン酸三アンモニウム357.6 gを水2.4
1に溶解した溶液を撹拌しながら加えた。
得られた沈澱を一過、水洗した後、酸化バリウム73.
6gと水100m1を用い、よく混練した。得られた粘
土状物質を外径約5111111、長さ約5mnの円柱
ベレット状に成型、乾燥後1000℃で2時間焼成し、
酸素を除く原子比でAj!1P1Ba0.2なる組成の
触媒を得た。
(2)脱水反応工程 この触媒を用い、反応温度を420°Cにかえ、原料混
合ガスを容量比でモノイソプロパツールアミン:窒素=
20 : 80とした以外は実施例1と同様にして脱水
反応工程を実施した。分析結果より、反応生成物はモノ
イソプロパツールアミン8゜0容量%、2−メチルエチ
レンイミン7.9容量%、水8.0容量%、アセ1−ン
1.2容量%、窒素72.6容量%および少量のアンモ
ニア、モノイソプロパツールアミンの二量化物等を含む
ものであった。
(3)捕集工程 一吸収液として20°Cのモノイソプロパツールアミン
を用いてその供給量を2200 g/時とした他は実施
例1と同様にして2−メチルエチレンイミン捕集工程を
行った。捕集条件および結果を第1表に示した。
尺胤盟冴 (1)触媒の調製 炭酸セシウム1f4.Og、リン酸第ニアンモニウム9
2.4g、水酸化マグネシウム17.4g、硝酸タリウ
ム26.6 gおよび酸化アルミニウム255、0 g
を水21に加え、加熱濃縮し、白色粘土状物質を得た。
これを外径約5m1m、長さ約5mlの円柱ベレット状
に成型し、乾燥後、空気気流中600°Cで2時間焼成
し、酸素を除く原子比でMg0.3 Cs O,7Po
、7 T10.I A、l! 5.0  なる組成の触
媒を得た。
(2)脱水反応工程 この触媒を用い、反応温度を400’Cにかえ、原料混
合ガスを容量比で2−アミノ−1−ブタノール二窒素=
20 : 80とした以外は実施例1と同様にして脱水
反応工程を実施した。分析結果より、反応生成物は2−
アミノ−1−ブタノール9゜1容量%、2−エチルエチ
レンイミン7.3容里%、水7.5容量%、メチルエチ
ルケトン1.4容柔%、窒素73.O容量%および少量
のアンモニア、2−アミノ−1−ブタノールの二量化物
等を含むものであった。
(3)  捕集工程 引き続き、実施例1と同様にして2−エチルエチレンイ
ミン捕集工程を行った。捕集条件および結果を第1表に
示した。
衷11tL旦 この実施例は第1図の装置において、冷却器103を凝
縮捕集できる装置とし、吸収塔104を省略した例を示
す。
(1)触媒の調製 ヨーロッパ公開特許第228.898号公報記載の実施
例7に準じて触媒を調製しな。
硝酸カルシウム(4水相物)590.5gを水11に溶
解させ、80°Cで加熱撹拌しながらリン酸水素2ナト
リウム(12水和物>537.0gを含む11の水溶液
を加えた後、アンモニア水を加えP Hを塩基性に保ち
ながら1時間熟成しな1次いで冷却後、沈澱を一過、水
洗し白色固体を得な。
これを外径的5+un、長さ約5mmの円柱ペレット状
に成型し、乾燥後、空気気流中にて500℃で2時間焼
成し、酸素を除く原子比で Ca0.9 Na0.I Po、5  なる組成の触媒
を得た。
(2)脱水反応工程 この触媒200m1を用い、反応温度を400°C1反
応器に供給する混合カスの容量比をモノエタノールアミ
ン:窒素−20:80に変えた池は実施例1と同様にし
て脱水反応工程を実施した。反応生成カスをカスクロマ
トグラフで分析した結果、主生成物のエチレンイミンの
他にアセトアルデヒドの存在を確認した。
(3)捕集工程 脱水反応工程から排出された反応生成ガスを先ず冷却水
により常温まで冷却した後、更に冷媒を用いて一30°
ctで冷却して′aaさせエチレンイミンを含有する溶
液を得た。分析結果より、この7容液はモノエタノール
アミン41.7ffiffi%、エチレンイミン33重
量%、N−エチリデン−1−ヒドロキシエチルアミン9
.3重量%、水、その他がらなり、反応工程で副生じた
アセトアルデヒドは認められなかった。
K1皿11 この実施例は第1図の装置において、冷却器103を凝
縮捕集できる装置とし、吸収塔104を省略した例を示
す。
(1)触媒の調製 実施例8と同じ方法で触媒を調製した。
(2)脱水反応工程 この触g I Aを反応器102に設置された内径25
m1lのステンレス製反応管に充填し、熱媒にて420
°Cに加熱した。モノエタノールアミンを蒸発器101
に供給し、気化したモノエタノールアミンを該反応管内
に反応管出口圧力100 m+nHg、空間速度400
 h r 4で通じ反応を行った。分析結果より、反応
生成物はモノエタノールアミン42.4容量%、エチレ
ンイミン24.7容量%、水27.1容量%、アセトア
ルデヒド1.8容量%および少量のアンモニア、モノエ
タノールアミンの二五化物等を含むものであった。
(3)捕集工程 脱水反応工程から排出された反応生成物を先ず冷却水に
より常温まで冷°却した後、更に冷媒を用いて一10°
Cまで冷却して凝縮捕集し、エチレンイミンを含む忍2
yを得た。捕集液の分析結果より反応工程で生成したエ
チレンイミンの99.6%が捕集されたことを確認した
。また、捕集液中には反応工程で副生じなアセトアルデ
ヒドは存在ぜす、これに相当する量のN−エチリデン−
1−ヒドロキシエチルアミンが確認された。
i考」口。
この参考例は本発明の捕集方法によりアジリジン化合物
を捕集した溶液からアジリジン化合物を蒸留精製した例
を示す。
実施例10の捕集工程で得られたエチレンイミンを捕集
した溶液を、6.351の充填物(マクマホン バッキ
ング)を濃縮部に400mm、回収部に1200++n
の層高で充填した内径50mm、高さ2000+nnの
ステンレス族の管からなる蒸留塔105の上部から約1
/3のところに導入し、環流比4で蒸留した。蒸留塔の
塔頂から反応で生成したエチレンイミンの99.0%の
収率で純度98.3重量%のエチレンイミンが1時間当
たり267g得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるアジリジン化合物の捕集プロセ
スを示すフローシートである。 1・・・原料アルカノールアミン1共給ライ2・・・希
釈ガス供給ライン 6・・・吸収液供給ライン 7・・・排気ガスライン 8・・・吸収後の捕集液抜出しライン 9・・・アミン化合物添加ライン 0・・・アミン化合物添加ライン ド・・アジリジン化合物留分抜出しライト・・蒸発器 2・・・反応器 3・・・冷却器 4・・・吸収塔 5・・・蒸留塔 ン ン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (Rは水素、メチル基またはエチル基、XはOHまたは
    NH_2であり、YはXがOHのときNH_2、XがN
    H_2のときOHである)で表されるアルカノールアミ
    ンを触媒の存在下に気相分子内脱水反応させて一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (Rは( I )式と同じである) で表されるアジリジン化合物を生成せしめ、ついでアミ
    ン化合物の存在下に捕集することを特徴とする(II)式
    のアジリジン化合物の捕集方法。 2 反応工程(A)において( I )式のアルカノール
    アミンを実質的に希釈せずに触媒層に通じて気相分子内
    脱水反応させる請求項1に記載の方法。 3 アミン化合物として反応原料のアルカノールアミン
    を用いる請求項1に記載の方法。
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