JPH0214654Y2 - - Google Patents

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JPH0214654Y2
JPH0214654Y2 JP1985137400U JP13740085U JPH0214654Y2 JP H0214654 Y2 JPH0214654 Y2 JP H0214654Y2 JP 1985137400 U JP1985137400 U JP 1985137400U JP 13740085 U JP13740085 U JP 13740085U JP H0214654 Y2 JPH0214654 Y2 JP H0214654Y2
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JP
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main body
retainer
groove
oldham joint
concave
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JP1985137400U
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Description

【考案の詳細な説明】 (利用分野及び考案の概要) 本考案は、オルダム継手に関するものであり、
この継手要素のすべり接触部をころがり接触状態
とすることにより、入力軸と出力軸との間にバツ
クラツシユ(回転方向のガタ付き)が生じないよ
うにし、しかも、トルク伝達効率が低下しないよ
うにするものである。
(従来技術及びその問題点) オルダム継手は、第4図の如く、入力軸側に接
続される第1主体1と、出力側に接続される第2
主体2と、さらに、これら、第1、第2主体にか
み合う中間体3とからなり、中間体3の一面に設
けた第1凸条31を他面に設けた同様の第2凸条
32と直交させ、この第1凸条を第1主体1の端
面に形成した第1凹溝11に、第2凸条32を第
2主体2の端面に形成した第2凹溝21に嵌入さ
せるようにしたもので、第1主体1、中間体3及
び第2主体2をかみ合せた状態で、入力軸を第1
主体1に出力軸を第2主体2に接続すると、これ
ら二軸が第5図のように、段違いに設置された条
件下でも、トルク伝達される。
このオルダム継手は上記のような利点があるも
のの、現在ではあまり数多く利用されていない。
通常、入・出力軸は、段違い状態に設けられるこ
とがなく、これら二軸が同軸上に設けられるか又
は屈曲状態に設けられることがほとんどで、オル
ダム継手を用いる必要がないことが一つの原因で
あり、又、トルク伝達効率が不十分なことも一つ
の原因となつている。このような背影から、従来
は、このオルダム継手に関する提案はほとんどな
されておらず、理工学社発行の「初学者のための
機構学」等の文献に紹介されている程度である。
しかしながら、最近では、入力軸と出力軸の態
様も多様化し、オルダム継手の用途も拡がりつつ
ある。ところが、このオルダム継手には、上記し
た問題点があり、これの解決が重要な課題となつ
ている。
オルダム継手において、トルク伝達効率が不十
分なのは、第1主体1、中間体3及び第2主体2
相互が段違い状態で回転するとき、凸条と凹溝相
互が互いにすべり接触状態にあるからで、このす
べり接触部分の抵抗がトルク伝達ロスとなるから
である。
そこで、かかる不便を解消するものとして、実
公昭43−4566号公報に開示のものがあり、このも
のでは、中間体3と第1主体1または第2主体2
とのかみ合い部分にころがり接触子を介在させて
いる。
このものでは、前記かみあい部分における摺動
抵抗が軽減されることから、トルク伝達効率が向
上する。
ところがこの従来のものでは、各主体の端面に
ネジ止めしたL型金物と中間体3の凸条とをころ
がり接触子を介して対接させるものであり、この
ころがり接触機構部の組立てが面倒である。この
ころがり接触機構部の構成を簡素化するために、
実開昭55−130928号公報に開示されるころがり接
触機構を実開昭58−22516号公報に開示されるオ
ルダム継手に採用する構成に変更することも考え
られるが、この場合には、トルク伝達状態におい
て、ころがり接触子を保持するリテーナーが遠心
力によつて半径方向に脱出せしめられたり、ある
いは、大幅に偏心せしめられる不都合が生じる。
(技術的課題) 本考案は、『中間体3と第1・第2主体1,2
との間を凸条と凹溝とのかみ合部としたオルダム
継手』において、このかみ合い部にころがり接触
子を介在させ易く且トルク伝達状態におけるリテ
ーナの大幅な偏心を生じないようにするため、中
間体3とリテーナとの関係位置の相対移動が一定
限度内に抑えられるようにすることをその技術的
課題とする。
(手段) 上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は、『凸条及び凹溝を断面矩形状と
して前記凸条側面と凹溝側面とを、これらの対向
側面間に圧入される多数の球状のころがり接触子
を介して平面対偶させ、前記ころがり接触子を凸
条と凹溝との間隙内に収容される断面略U字状の
リテーナー4に保持させ、前記凸条を、その端面
中央部に凹陥部30を具備する構成とし、前記リ
テーナー4の底壁43の内面側中央部に前記凹陥
部30に遊嵌する隆起部44を具備させた』こと
である。
(作用) 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
第1主体1又は第2主体2と中間体3とを組立
る際、凸条と凹溝との間に球状のころがり接触子
とリテーナー4との結合体を挿入するが、このと
き、凸条に前記結合体を外嵌させた状態で凹溝内
に所定の姿勢で挿入するか、逆に、凹溝内に前記
結合体を収容して凸条をこれに挿入する。
このように組合されたオルダム継手のかみ合部
では、凸条の長手方向の両側面と凹溝の対向両側
面とが平面対偶する。従つて、第1主体1と中間
体3及び第2主体2と中間体3の相互の対偶部で
は、凸条の軸線方向の移動及びこれに直角方向の
移動、更には、凸条と凹溝とが相互に首振り状態
となる相対移動が許容された状態にある。
また、この平面対偶部では、多数のころがり接
触子を介して対偶平面相互が密接する。従つて、
第1主体1から第2主体2を伝動させる場合に生
じる凸条と凹溝との対偶面の上記相対移動はころ
がり接触状態となる。従つて、トルク伝達状態に
おいて生じる第1主体1と中間体3又は第2主体
2と中間体3とのかみ合部分における摺動抵抗は
従来のものに比べて大幅に軽減される。
さらに、組立状態では、リテーナに具備させた
隆起部が、凸条に形成した凹陥部の区域内に遊嵌
するから、この嵌合余裕の範囲内でリテーナと凸
条とが相対移動するだけとなる。
(効果) 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
オルダム継手のかみ合部では、凸条の軸線方向
の移動およびこれに直角方向の移動、更には、凸
条と凹溝とが相互に首振り状態となる相対移動が
許容された状態にあるから、入力軸と出力軸とが
段違い状態にあるとき、及び、僅かに屈曲した状
態にあるときの両方においてトルクを伝達でき
る。つまり、自在継手の機能をも発揮する。
さらに、このトルク伝達状態において第1主体
1又は第2主体2と、中間体3とのかみ合部にお
ける摺動抵抗が大幅に軽減される。従つて、トル
ク伝達効率が向上する。
又、上記のような段違い伝動及び屈曲伝動を許
容した条件下での伝動において、凸条と凹溝との
対偶部に軸回転方向のギヤツプが生じないから、
入力軸と出力軸との間にバツクラツシユが生じな
い。
さらに、凸条に形成した凹陥部との嵌合余裕の
範囲内でリテーナと凸条とが相対移動するだけで
あるから、上記効果を維持しつつ、トルク伝達状
態におけるリテーナの大幅な偏心や外部への脱出
が防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図〜第3図に基づ
いて説明する。
この実施例では、第1図、第3図に示すように
中間体3に第1凹溝11及び第2凹溝21を形成
し、第1主体1に形成した第1凸条31を第1凹
溝に、第2主体2に形成した第2凸条32を第2
凹溝に、それぞれかみ合せる構成とし、前記凸条
の側壁と凹溝の側壁とは、ころがり接触子として
のボール41,41を介して圧接される構成とな
つている。
また、この実施例では、多数のボール41,4
1を保持するための、断面U字状のリテーナー4
が用いられ、このリテーナーの側壁に形成した透
孔42,42内にボール41,41が遊嵌せしめ
られ、これらボールとリテーナー4とが一体的に
第1凹溝11と第1凸条31との間隙、及び、第
2凹溝21と第2凸条32との間隙に圧入され
る。
ここで、ボール41,41が、各凹溝の側壁と
各凸条の側壁との間に圧入状態となるようにする
ため、リテーナー4の側壁の肉厚はボール41,
41の直径よりも小さく設定するとともに、第1
凹溝11と第1凸条31との間隙及び第2凹溝2
1と第2凸条32との間隙は、ボール41,41
の直径との関係において所定のしまりばめ状態と
なるように設定されている。
又、リテーナー4の底壁43と凹溝の底壁との
間、及び、前記底壁43と凸条の先端面との間に
は第1図のように一定の間隙が形成されている。
従つて、この間隙に相当する範囲で入力軸と出力
軸とを微少角度屈曲できることとなる。つまり、
両方の軸相互が微少角度屈曲した伝動状態であつ
ても、これを吸収できる。さらに、リテーナー4
の底壁43の内面の中央部には隆起部44が形成
され、他方の第1凸条31及び第2凸条32の端
面中央には、前記隆起部44より大きめの凹陥部
30が形成されており、組立状態では、第1図の
ように、隆起部44が凹陥部30の区域内に嵌入
する。これは、トルク伝達状態において、リテー
ナー4が遠心力によつて、半径方向に脱出せしめ
られることと、あるいは、大幅に偏心せしめられ
ることを防止するためである。
尚、この実施例では、入力軸Aと第1主体1、
及び出力軸Bと第2主体2との固定構造として、
第1主体又は第2主体に設けたテーパー筒51
と、このテーパー筒にテーパー嵌合し且締付ボル
ト52,52によつて締付けられるテーパーリン
グ53との組み合せを採用してあり、テーパー筒
51内に入力軸又は出力軸を挿入して、締付ボル
ト52,52を締付けると、テーパー嵌合部作用
によりテーパー筒51が入力軸又は出力軸に圧接
され、この圧接力による摩擦力で、第1主体1は
入力軸Aと、第2主体2は出力軸Bと、それぞれ
連結固定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の説明図、第2図はリ
テーナー4の斜視図、第3図は要部の分解図、第
4図、第5図は従来例の説明図であり。 図中、1……第1主体、11……第1凹溝、2
……第2主体、21……第2凹溝、3……中間
体、31……第1凸条、32……第2凸条、4…
…リテーナー、41……ボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中間体3と第1・第2主体1,2との間を凸条
    と凹溝とのかみ合部としたオルダム継手におい
    て、前記凸条及び凹溝を断面矩形状として前記凸
    条側面と凹溝側面とを、これらの対向側面間に圧
    入される多数の球状のころがり接触子を介して平
    面対偶させ、前記ころがり接触子を凸条と凹溝と
    の間隙内に収容される断面略U字状のリテーナー
    4に保持させ、前記凸条を、その端面中央部に凹
    陥部30を具備する構成とし、前記リテーナー4
    の底壁43の内面側中央部に前記凹陥部30に遊
    嵌する隆起部44を具備させたオルダム継手。
JP1985137400U 1985-09-07 1985-09-07 Expired JPH0214654Y2 (ja)

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