JPH02146549A - シームレスベルト型感光体の製造方法 - Google Patents

シームレスベルト型感光体の製造方法

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JPH02146549A
JPH02146549A JP29948888A JP29948888A JPH02146549A JP H02146549 A JPH02146549 A JP H02146549A JP 29948888 A JP29948888 A JP 29948888A JP 29948888 A JP29948888 A JP 29948888A JP H02146549 A JPH02146549 A JP H02146549A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シームレスベルト型感光体の製造方法に関す
る。
従来の技術 電子写真感光体の基材としては、アルミニウムパイプを
用いたもの或いはアルミニウムなどの金属をポリエステ
ルフィルム上に蒸着したシートが主として使用されてい
る。シート状感光体の場合には、それをパイプに巻き付
けて使用するか、或いは両端を超音波融着するなどの方
法によってベルト状にしたシームドベルト型感光体とし
て1m用している。
シームドベルト型感光体の場合には、ドラムタイプの感
光体と興なり、感光体の形状を自由にすることかでき、
その為複写機内のサブシステムの配置にバリエーション
をもたらすことができると言う利点があり、さらに透明
ベルトを用いることにより、照明系等のサブシステムを
ベルトの内部に収納することができ、i械の小型化・多
tR能化を実現するために有効である。
しかしながら、従来のシームドベルト型感光体は、上記
のようにシート状のものを接合するために、感光体の存
在しない部分または接合部分が存在し、この部分では、
画像を形成することができない、その為、ドラムタイプ
の感光体のように小さな周長でも大面積の画像を得るこ
とができるという利点がなく、コピー用紙より大きな面
積の感光体が必要になり、したがって、機械の小型化を
実現することができない、そこでシームレスベルト型電
子写真用感光体が検討されてきている。
一般にシームレスベルトの製造方法としては、押し帛し
成形、インフレーション、ブロー成形、浸漬塗布(特開
昭61−273919号公報)、スプレー塗布など、幾
つかの方法が知られている。
発明が解決しようとする課題 ところで、従来公知の方法で成形されたベルトは、複写
機用感光体或いは静電記録体のベルト基材として使用さ
れるものであるが、寸法安定性、表面性等の点で、未だ
不十分なレベルにある。
例えば、押し出し成形する場合には、得られたベルトは
、突起、穴等の欠陥か多く、平滑性も十分ではない、イ
ンフレーション法による場合には、巻き取り時の折り目
が生じてしまい、シームレスベルトとしての意味をなさ
ないものになる。又、ブロー成形法による場合には金型
の跡がベルトの表面に生じ、金型接合部での平滑性が損
なわれてしまう。
又、浸漬塗布法やスプレー塗布法などにより、パイプ表
面に膜形成用塗布液を塗布し、形成した塗膜を剥離する
方法も考えられるが、塗膜は一般に乾燥処理後に熱収縮
を生じ、パイプを圧縮する方向に応力が加わるため、こ
の方法では、パイプ表面に成膜したシームムレス層をパ
イプから剥離することが困難である。又、表面に離型剤
を塗布しても、その改善は困難である。
しかも、これらの方法は、単一の層のみをシームレスベ
ルトに形成する場合に使用されるに過ぎなく、電子写真
用感光体のように、均一に多くの層を積層した構成のシ
ームレスベルト型感光体を、以上の方法で形成すること
はまったく不可能である。
仮にシームレスベルト型感光体を得る為に上記の方法を
用いるとしても、上記の方法でシームレスベルト基体の
みを形成し、次いで得られたシームレスベルト上に別の
塗布法、すなわち浸漬塗布法やスプレー塗布法によって
、更に導電層及び感光層を積層することが必要になって
くる。
しかしながら、この方法では、シームレスベルト基体上
に導電層及び感光層を積層する場合、基体のハンドリン
グに困難さを生じる。何故ならば、積層時、基体は折れ
や曲がり、たわみのない様に、均一に円筒形に張り、固
定されねばならない、さもなければ、基体の折れ曲がり
による欠陥か生じ、更に、導電層及び感光層の塗布時に
塗布液のタレや基体のたわみが生じ、画質上欠陥の多い
感光体が形成されてしまい、画像欠陥の生じな、いもの
を得ることは実際上困難である6 以上の理由から、従来の方法では、完全で均一なシーム
レスベルト型感光体を形成することは不可能であり、更
に感光体全層を連続的に一つの製造工程で製造すること
も不可能であった。
本発明は、従来の技術における上記のような問題点に鑑
みてなされたものである。
本発明の目的は、全部の屑を欠陥なく均一に製造するこ
とかできるシームレスベルト型感光体の製造方法を提供
することにある。
課題を解決するための手段及び作用 本発明のシームレスベルト型感光体の製造方法は、平滑
な円筒型内表面を有する治具を、それぞれン受潰塗布槽
内に収容された感光層、導電層及び支持体層を形成する
ための塗布液に順次浸漬し、引き上げることによって、
治具の円筒型内表面に、感光層、導電層及び支持体層が
順次積層された電子写真感光体を形成した後、治具から
該電子写真感光体を剥離することを特徴とする。
第1図は、本発明において使用する浸漬塗布装置の概略
の構成を示すもので、本発明においては、例えば、平滑
な内表面を有するアルミニウムパイプ等の円筒状治具1
をパイプチャック装置2に固定し、塗布槽3に収容され
た塗布液4の中に浸漬する。なお、5はパイプ外表面に
塗布液が付着しないようにするための、円筒状治具に取
り付けられた液漏れ防止カラーである0次いで、円筒状
治具を引き上げて、内表面に塗布層を形成する。この操
作を、感光層、導電層、支持体層の順に順次実施して、
内表面に積層体塗膜を形成する。
第2図は、治具内表面に電子写真感光体が形成された状
態を示す、即ち、治具1内表面に、感光層6、導電層7
、支持体層8が順次積層されて積層体塗膜が形成されて
いる。
次いで、形成された積層体塗膜を、任意の手段によって
、内表面から剥離して、シームレスベルト型感光体を形
成する。
本発明において用いることができる平滑な円筒型内表面
を有する治具としては、パイプ状のもの、或いは内側を
円筒型にくり抜いた塊状のもの等、内側が円筒形の空間
を有しており、その内表面が平滑なものであって、浸漬
塗布法により塗膜が形成可能なものならば、どの様な形
状のものであってもよい。
治具の材質としては、使用する溶剤に侵されないもので
あれば、いずれのものでも使用でき、例えば、アルミニ
ウム、ニッケル、鉄またはステンレス鋼など、種々の金
属類、テフロンまたはポリエチレン等の合成樹脂などが
あげられる、又、金属類の表面にテフロン又はポリエチ
レン等をコーティングした複合体なども使用できる。
この治具は、第1図に説明したように、塗布物を溶かし
た塗布液中に、治具の内表面が浸るように浸漬し、引き
上げることによって、その内表面に塗膜を形成させるの
であるが、その際、治具の外表面に付着した塗布物は不
必要である、又、剥離囲器なものであるから、外表面に
樹脂が塗布されないようにするために、予め治具外表面
と塗布槽との間に、液侵入防止手段、例えば第1図にお
ける液漏れ防止カラーを設けておくのが好ましい一離型
性向上のために、予め治具内表面に離型剤を塗布してお
いたり、或いは離型剤を塗布液中に混入しておくことも
可能である。その様な離型剤としては公知のものが使用
され、例えばステアリン酸等の高級脂肪酸の亜鉛、カル
シウム又はマグネシウム塩、ジオクチルリン酸エステル
、モノエタノールアミン塩等が好ましく用いられる。
積層体塗膜を治具内表面から剥離する方法としては、治
具の端部よりゆっくりと円周全面から引き剥がす方法、
一部をへらの様な鋭利なもので剥離した後、ゆっくりと
円周全体に引き剥がす方法、一部をi+1離した後、エ
アガンによって空気を治具と積層体塗膜間に送り込み、
全体を剥離する方法。
加熱或いは冷却により治具と積層体塗膜間の密着性を低
下させた後、へら、空気、蒸気等を用いて剥離する方法
など、種々の方法が採用できる。
塗布時の治具端部の影響或いは塗布液のだれ等により、
中央部に比ベルト両部が不均一になる場合には、ベルト
両端部をカットするのが望ましい。両端部をカットする
方法としては、鋏で切る方法のほか、ベルト中に、ベル
トより少し小さい直径のロールを通し、2枚の円板状カ
ッターの付いた別のロールを当接し、両方のロールを回
転して両端を切断する方法、カットする長さを有し、ベ
ルトより少し小さい直径の円筒物をベルトの中に通し、
ギロチン方式のカッターで両端を切断する方法など、種
々の方法を用いることができる。
本発明において、シームレスベルト型感光体の表面性は
、治具の内表面の表面性で決まるため、予め、治具の内
表面を所望の表面状態になるように加工し、それによっ
て所望の表面性を有するシームレスベルト型感光体を得
ることができる。例えば、治具の内表面を鏡面仕上げし
ておけば、非常に平滑な鏡面を有するシームレスベルト
型感光体を得ることができる。
本発明において、感光層は、単一の層よりなるものであ
ってもよいが、電荷輸送層と電荷発生層とに機能分離し
た積層構造のものであってもよい。
シームレスベルト型感光体を形成する場合、最初に電荷
輸送層を形成するか、電荷発生層を形成するかによって
、感光体の帯電極性が変わったものが得られる。前者の
場合は、負帯電型感光体が形成され、後者の場合は正帯
電型感光体が形成される。
又、本発明においては、感光体の機能向上のために、例
えば、帯電性向上、注入欠陥防止のなめに、注入阻止層
や保護層を設けることも可能である。
次に、シームレスベルト型感光体を構成する各層につい
て説明する。
電荷輸送材料としては、例えば、2.5−ビス(p−ジ
エチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾー
ル等のオキサジアゾール誘導体、1,3.5−トリフェ
ニル−ピラゾリン、1−[ビリジルー(2)] −3−
(叶ジエチルアミノスチリル)−5−(叶ジエチルアミ
ノフ工二ル)ピラゾリン等のピラゾリン誘導体、トリフ
ェニルアミン、ジベンジルアニリン等の芳香族第3級ア
ミノ化合物、N、N′−ジフェニル−N、N’−ビス−
(3−メチルフェニル)−[1,1′−ビフェニル]−
4,4′−ジアミン等の芳香族第3級ジアミノ化合物、
3−(4′−ジメチルアミノフェニル)−5,6−ジー
(4−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアジン等
の1.2.4−トリアジン誘導体、4−ジエチルアミノ
ベンズアルデヒド−1,1′−ジフェニルヒドラゾン等
のヒドラゾン誘導体、2−フェニル−4−スチリルキナ
ゾリン等のキナゾリン誘導体、6−ヒドロキシ−2,3
−ジ(rJ−メトキシフェニル)ベンゾフラン等のベン
ゾフラン誘導体、0−(2,2−ジフェニルビニル)−
N、N−ジフェニルアニリン等のα−スチルベン誘導体
、ジャーナル・オブ・イメージング・サイエンス(Jo
ur−nal of InagingScience)
 29: 7〜10(1985)に記載されているエナ
ミン誘導体、N−エチルカルバゾール等のポリ −N−
ビニルカルバゾール及びその誘導体、ポリーγ−カルバ
ゾールエチルグルタメート及びその誘導体、更にはピレ
ン、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリ
とニルアクリジン、ポリ−9−ビフェニルアントラセン
、ピレン−ホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール
−ホルムアルデヒド樹脂等の公知の電荷輸送材料を用い
ることができる。またこれらの電荷輸送材料は単独ある
いは2種類以上混合して用いることができる。
さらに電荷輸送層に用いる結′4181脂は、ポリカー
ボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、ア
クリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン
樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、
スチレン−ブタジェン共重合体、塩化ビニリデン−アク
リロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体
、シリコン樹脂、シリコンーアルキヅド樹脂、フェノー
ル−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂
、ポリ−N−ビニルカルバゾールなどの公知の樹脂を用
いることができる。またこれらの結着樹脂は単独あるい
は2種類以上混合して用いることができる。
電荷輸送材料と結着樹脂との配合比〈重量比)は10:
1〜1:5の範囲が好ましい。又、電荷輸送層の厚みは
一般的には5〜501、好ましくは10〜30順が適当
である。
電荷輸送層は、上記の成分を適当な溶剤に溶解させた塗
布液を使用することによって形成されるが、溶剤として
は、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等
の芳香族系炭化水素類、アセトン、2−ブタノン等のケ
トン類、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等
のハロゲン化脂肪族系炭化水素類等、通常使用される有
機溶列を用いることができる。
本発明の電子写真感光体における電荷発生材料とは、カ
ルバゾール骨格を有するアゾ顔料、スチリルスチルベン
骨格を有するアゾ顔料、ジベンゾチオフェン骨格を有す
るアゾ顔料、オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、
フルオレノン骨格を有するアゾ顔料、ビススチルベン骨
格を有するアゾ顔料、ジスチリルオキサジアゾール骨格
を有するアゾ顔料、ジスチリルカルバゾール骨格を有す
るアゾ顔料、カルバゾール骨格を有するトリスアゾ顔料
、金属フタロシアニン及び無金属フタロシアニン等のフ
タロシアニン顔料、アントアントロン及びビランスロン
等のキノン顔料、キナクリドン顔料、ビスベンズイミダ
ゾール顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、スクアリウ
ム顔料、キノリン顔料、ピリリウム塩顔料、アズレニウ
ム塩顔料等の公知の有機顔料を用いることができる。
結着樹脂としては、周知のもの、例えばポリカーボネー
ト、ポリスチレン、ポリエステル、ポリビニルブチラー
ル、メタクリル酸エステル型合本又は共重合体、酢酸ビ
ニル重合体又は共重合体、セルロースエステル又はエー
テル、ポリブタジェン、ポリウレタン、エポキシ樹脂等
が用いられる。
これらは、複数種併用してもよい。
電荷発生材料と結着樹脂との配合比(重量比)は、40
:1〜1:10、好ましくは20:1〜1:3である。
電荷発生材料の比率が高すぎる場合には、塗布液の安定
性が低下し、低すぎる場合には、感度が低下するので、
蒸気の範囲にするのが好ましい、又、結着樹脂の溶剤と
しては、溶解性があるものであれば如何なるものでも使
用することができるが、顔料分散性がよいものを選択す
るのが望ましい、又、溶剤は複数のものを併用してもよ
い。
電荷発生材料を結着樹脂中に分散させる方法としては、
ボールミル分散法、アトライター分散法、サンドミル分
散法等を用いることができる。その際電荷発生材料は、
5迦以下、好ましくは2a以下、特に好ましくは0.5
8以下の粒径を有するのが有効である0分散に使用する
溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパツ
ール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、アセトン、メチルエチル
ゲトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホル
ム等の通常使用される有機溶剤があげられ、これ等は単
独或いは2種以上混合して使用される。
電荷発生層の膜厚は、一般には0.1〜5引、好ましく
は0.2〜0.5pの範囲に設定される。
導電層としてはカーボン、1■0、酸化錫、酸化アンチ
モン、酸化タングステン、酸化モリブデンの裸な導電粉
又は金属ウィスカーを、ブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、アクリル樹脂、セルロースエステル樹脂、ポリビニ
ルピロリドン樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、フェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、変性マレイン敢樹脂、アミノア
ルキヅド共縮合樹脂、ポリエステルポリオール樹脂等の
単独又は混合物と共に、ボールミル分散法、アトライタ
ー分散法、サンドミル分散法等で分散した分散液を塗布
液として使用する0本発明において導電層の膜厚は0.
1〜50aの範囲に設定する。また、電気抵抗は101
3Ω・■以下にする必要がある。
支持体層としては、以下に示す種々の4!l脂頚が使用
できる。即ち、ポリイミド181指、ポリアミドイミド
樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテル
ケトン樹脂、フッ素樹脂、アラミド樹脂、シリコーン樹
脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリマレイミド樹脂、ポ
リパラパニック酸樹脂、ポリエステルイミド樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリオキサジアゾール樹脂、ポリアクリレー
ト樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリエチレンナフ
タレート樹脂、ポリヒダントインU脂などを、単独又は
混合物として使用することができる。
本発明においては上記の各層の外に、必要に応じて、他
の層を設けてらよい。例えば導電層と感光層との間に、
下引き層を設けてもよく、また最外層として保護層を設
けてもよい。
下引き層は、感光体の帯電時において、感光層への電荷
の注入を阻止すると共に、感光層を導電層に対して一体
的に接着保持させる接着層としての作用を示す。
下引き層に用いる樹脂としては、ポリエチレン、ボリズ
ロビレン、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド
樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂
、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド樹脂、
塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、
水溶性ポリエステル、ニトロセルロース、カゼイン、ゼ
ラチン等の公知の樹脂を用いることができる。
下引き層の厚みは0.01〜10μm、好ましくは0.
05〜2引が適当である。
保護層は、感光体の耐久性向上の目的で設けられるもの
であり、導電性材料を適当な樹脂中に含有させて形成さ
れる。導電性材料としては、N、N−ジメチルフェロセ
ン等のメタロセン化合物、N、N’−ジフェニル−N、
N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’−ビフ
ェニル]−4,4’−ジアミン等の芳香族アミノ化合物
、酸化アンチモン、酸化錫、酸化チタン、酸化インジウ
ム、酸化スズ−酸化アンチモン等の金m酸化物等の材料
を用いることができる。また、この保護層に用いる結着
樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリウレタン、ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカー
ボネート、ポリビニルケトン樹脂、ポリスチレン、ポリ
アクリルアミド樹脂等の公知の樹脂を用いることができ
る。
ス、この保護層はその電気抵抗が109〜1014Ω・
儂となるよう構成するのが好ましい。電気抵抗が101
4Ω・1以上になると、残留電位が上昇し、カブリの多
い複写物となってしまい、また、109以下になると、
画像のボケ、解像力の低下が生じてしまう。
ス、保護層は像露光に用いられる光の通過を実質上妨げ
ないよう構成されなければならない。
本発明で用いる保護層の膜厚は0.5〜20a!n、好
ましくは1〜10如が適当である。
実施例 以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、
本発明はその要旨を越えないかぎり、以下の実施例に限
定されるものではない。
実施例1 第1図に示すように液漏れ防止カラー5を取り付けてパ
イプ外表面に塗布液が付着しないようにし、円筒状治具
1として、内表面を鏡面仕上げした内径120 rmφ
のアルミニウムパイプを、パイプチャック装置2により
固定した。
N、N’−ジフェニル−N、N’−ビス−(3−メチル
フェニル)−[1,1”−ビフェニルヨー4,4′−ジ
アミ24重量部、ビスフェノールZポリカーボネート6
重量部をモノクロロベンゼン33重量部に溶解した塗布
液を入れた塗布槽3の中に、円筒状治具1を浸漬し、8
011s/ninの速度で引上げ、130℃で10分間
乾燥を行ない、膜厚20μの電荷輸送層を形成した。
次いで、形成された電荷輸送層の上に電荷発生層を形成
しな、即ち、ブチラール樹脂(エスレック8M−1、積
木化学(固装)3重量部をn−ブチルアルコール300
重量部に溶解した溶液に、三方晶セレニウム7重量部を
加え、ペイントシェーカーにより60分間分散して塗布
液を得な、この塗布液を入れた塗布槽に、上記電荷輸送
層を内表面に形成した治具を浸漬し、引き上げて、12
0℃で10分間乾燥を行ない、膜厚0,2引の電荷発生
層を形成しな。
更に、形成された電荷発生層の上に下引き層を形成した
。即ち、ナイロン樹脂(ラッカマイト5003、大日本
インキ■製)8@量部をメタノール74重量部と水6重
量部の混合溶液に溶解した塗布液を、上記と同様に塗布
し、120°Cで10分間乾燥を行ない、膜厚1圃の下
引き層を形成した。
更に形成された下引き層の上に、導電層を形成した。即
ち、ポリエステルポリオールW!(デスモフェン651
、住友バイエル社り30重量部、エタノール2001!
量部及び酸化錫40重量部を、ボールミルによって48
時間分散処理した後、1−ブタノール 200重量部と
ブロック化イソシアネート(コロ木−ト2507) 2
0重量部を加えた塗布液を用いて、上記と同様に塗布し
、120℃で1時間乾燥を行なって、膜厚1nの導電層
を形成した。
次いで、支持体層を形成した。即ち、19重量%のポリ
イミド(ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と4
.4−ジフェニルメタンジイソシアネート、2.4−)
ルエンジイソシアネートの共重合反応物)のジメチルホ
ルムアミド溶液中にアルミニウムパイプを浸漬した後、
300 rm / II ! nの速度で引上げ、15
0℃で1時間乾燥して膜厚60aの支持体層を形成した
以上のようにして、アルミニウムパイプの内表面にシー
ムレスベルト型電子写真感光体が形成された。
アルミニウムパイプをパイプチャックから外した後、ア
ルミニウムパイプ内表面と形成された電子写真感光体と
の間に、鋭利な先端を有するヘラを挿入して感光体の一
部を剥離させた後、エアガンによって、剥離箇所に空気
を注入し、アルミニウムパイプの内表面から電子写真感
光体を剥離した。得られた電子写真感光体の両端をカッ
ティングすることにより、平滑な表面性を有するシーム
レスベルト型電子写真感光体を得た。
得られた電子写真感光体を用いて画像を形成し、画質評
価を行なったところ、均一な画質の画像であることが確
認された。
比較例1 実施例1におけると同様の装置を用いて、19重量%の
ポリイミド(ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物
と4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、2.4
−トルエンジイソシアネートの共重合反応物)及び0.
4%のジオクチルリン酸エステルモノエタノールアミン
からなる離型剤(セパール44−100、中京油脂■製
)のジメチルホルムアミド溶液中にアルミニウムパイプ
を浸漬した後、300鎮/ rm i nの速度で引上
げ、200℃で10分間乾燥した。その後、内表面から
塗布物を剥離し、両端をカッティングすることにより膜
厚60矩の均一なシームレスベルトを得た。
得られたシームレスベルトの内側に、直径119關φの
アルミニウムパイプを入れ、補強し、上下両端を接着テ
ープで固定して、シームレスベルトの内側に液漏れしな
いようにした。このシームレスベルト上に、実施例1と
同じ材料を用い、シームレスベルト上に導電層、下引き
層、電荷発生層、電荷輸送層の順に、実施例1とは逆の
塗布順序で積層し、シームレスベルト型電子写真感光体
を得た。その場合、導電層を塗布した時点で、塗膜の収
縮により表面にたわみが発生した。また、全層を塗布し
終わった時点でも、同様のたわみが見られた。また、シ
ームレスベルトを取り扱う際に、一部に折り目が付いて
しまったが、積層時に折り目の部分に塗膜の欠陥が生じ
てしまった。
この電子写真感光体を用いて画像評価を行なったところ
、むらの多い画像しか得られなかった。
実施例2 実施例1と同様な装置を用い、N、N ′−ジフェニル
ーN、N′−ビス−(3−メチルフェニル)−[1,1
”−ビフェニル]−4.4’−ジアミン4重量部、ビス
フェノールAポリカーボネート6重量部を塩化メチレン
67重量部に溶解した塗布液を入れた塗布槽3の中に、
円筒状治具1を浸漬し、80rllII/ 1i nの
速度で引上げ、100℃で5分間乾燥を行ない、膜厚2
0gmの電へ輸送層を形成した。
次いで、形成された電荷輸送層の上に電荷発生層を形成
した。即ち、ブチラール樹脂(エスレック88−1、種
水化学■製)3重量部をn−ブチルアルコール250重
量部に溶解した溶液に、X型無金属フタロシアニン顔料
7重量部を加え、ペイントシェーカーにより60分間分
散して塗布液を得た。この塗布液を入れた塗布槽に、上
記電荷輸送層を内表面に形成した治具を浸漬し、引き上
げて、120℃で10分間乾燥を行ない、膜厚0.3−
の電荷発生層を形成した。
更に、実施例1と同じ組成を有する下引き層、導電層及
び支持体層を同様にして形成し、治具から剥離すること
により、均一なシームレスベルト型電子写真感光体を得
た。
得られた電子写真感光体を用いて画像を形成し、画像評
価を行なったところ、均一な画質のものであることが確
認された。
発明の効果 本発明は、上記のような構成を有するから、均一で、平
滑な表面を有するシームレスベルト型電子写真感光体を
容易に得ることができる。そして本発明によって形成さ
れたシームレスベルト型な子写真感光体を用いて形成さ
れた画像は、均一な画質を有する優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において使用する浸漬塗布装置の斜視図
であり、第2図は、治具内表面に電子写真感光体が形成
された状態を示す断面図である。 1・・・円筒状治具、2・・・パイプチャック装置、3
・・・塗布槽、4・・・塗布液、5・・・液漏れ防止カ
ラー6・・・感光層、7・・・導電層、8・・・支持体
層。 特許出願人  富士ゼロックス株式会社代理人    
弁理士  液部 剛

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平滑な円筒型内表面を有する治具を、それぞれ浸
    漬塗布槽内に収容された感光層、導電層及び支持体層を
    形成するための塗布液に順次浸漬し、引き上げることに
    よって、治具の円筒型内表面に、感光層、導電層及び支
    持体層が順次積層された電子写真感光体を形成した後、
    治具から該電子写真感光体を剥離することを特徴とする
    シームレスベルト型感光体の製造方法。
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