JPH02144446A - 組立式建築物の柱兼用コーナー部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、例えばプレハブ住宅などの簡易組立建物、一
般家屋、プレハブ式の＠叩、物置、ビル建物などの建築
物やスパンドレル、塔、囲いなどの構築物を含む組立式
建築物の柱兼用コーナー部材に関するものである。

【従来技術】

従来より、例えばプレハブ住宅などの組立式ハウスは、
組立、解体が容易であることから多く利用されているこ
とは周知のことである。この樟の組立式ハウスは、例え
ば特開昭５４−１１８６１５号公報に示す如＜ｍ製の角
バイブで垂直方向の骨組みを構成し、これらの骨組みに
対して横方向の〔型の型材を架設して梁を構成し、さら
に［型の型材上に外装パネルをボルトなどの固も具で固
定するのが、−設面な組立工法である。 さらに、この組立式ハウスは構造上所定の強度を維持さ
せるために、斜め方向に筋かい（プレース）を設ける必
要があった。 また、例えば実公昭５１−４２９７０号公報に示プ如く
、フランジ部を設けたパネル状の被取付（プ部材と７ラ
ンジ部を設けた柱材とを、互いにこれらフランジ部を合
わせて、これにクリップを嵌着させることによりハウス
を組立てるようにしたものがあった。 【発明が解決しようとする問題点］ ところが、上記従来の組立式ハウスの各コーナー部は必
要な強度を確保するために、＃ｌ製の角形バイブ状の柱
材が設置されていることから、その分だけハウス栴成部
材の部品点数が多くなるばかりか、組立工数が繁雑とな
り、組立方法のユニット化が困難となって組立式建築物
としての所期の目的を達成することがでさない。 また、従来の組立式ハウスは、骨組みや梁に対して外装
パネル又は窓枠などの被取付は部材が密看して固定され
てしまうため、両者間の通気性が悪く、結露の発生の原
因となるなど、実用に供さない問題点があった。 また、さきの実公昭５１−４２９７０号公報に示すよう
にハウス内において柱材と被取付は部材に形成したフラ
ンジ部同士をクリップで結合するだけでは、通気性の点
では改善されるが、ハウスとしては強度的に弱く、実用
に供し得なく、ハウスの外側からの組立作業が困難なた
め、作業性の点でも問題となるものであった。 本発明は、上記問題点を解決し、コーナー部に被取付は
体を取付けるにあたり、Ｌ字状コーナー本体と被取付は
体との間にこれらと別体のコーナー壁体を介して互いに
調整しながら容易にして確実に組立てることができ、し
かも柱や筋かいを設けることなく建築物のコーナー部に
必要な強度を維持することができると共に、結露の発生
防止ならびに断熱作用を奏しつる組立式建築物の柱兼用
コーナー部材を提供することを目的とするものである。 【問題点を解決ツるための手段１ 本発明は、上記目的を達成づるために、中心から互いに
略直角に折曲して形成づるど共に、複数個の孔を長子方
向に人々所定の間隔をもって穿設したＬ字状コーナー本
体と、このＬ字状コーナー本体の８孔に夫々対応する位
置に孔を穿設し、かつ端部に、表面側に略直角に折曲し
た第１の折曲部を一体に形成し、さらにこの第１の折曲
部の端部に、表面側に略直角に折曲した第２の折曲部を
一体に形成し、さらにこの第２の折曲部の端部に、表面
側に略直角に折曲した第３の折曲部を一体に形成し、さ
らにこの第３の折曲部の端部に、表面側に略直角に折曲
した第４の折曲部を一体に形成し、さらにこの第４の折
曲部の端部に、表面側に略直角に折曲した第５の折曲部
を一体に形成した上記り字状コーナー本体に大々添接す
る一対のコーナー壁体とより構成したコーナー部材を具
備し、上記り字状コーナー本体あるいは＝１−ナー壁体
のどちらかに８孔に対して固む貝を固設し、この固着具
を固設して虻ないＬ字状コーナー本体あるいはコーナー
壁体に穿設した孔を横長孔としたことを特徴とするもの
である。 【実施例１ 第１図乃至第４図は、本発明の一実施例を示すものであ
り、第１図は本発明のコーナー部材を使用した組立式建
築物の壁面４Ｍ３ｉＳを示す平面図、第２図はコーナー
部材の外観斜視図、第３図はジ日イナーキャップの外観
斜視図、第４図はコーナー部における被取付は体との関
係を示す組立図である。 第１図において、組立式建築物１は、その各コーナー部
２および平面部５には社を設けることなく、第２図〜第
４図に具体的に示すように長子方向に大々同じ長さから
成る本発明に係る板状のコーナー部材３、ジョイナ−キ
ャップ４およびパネル連結部５を用いて組立てられてい
るものであり、かつ外装パネル６が位置する平面部も柱
を設けることなく特殊形状のパネル連結部５が採用され
ているものである。５′はパネル連結部における連結補
強部材である。 ここで、本発明に係るコーナー部材３の構成を第２図を
用いて説明すると、このコーナー部材３は一枚の金属板
を折り線７を中心として略直角に折曲して長さの略等し
い一対のコーナー壁部８゜８を形成し、これら＝１−ナ
ー壁部８，８の側縁近１力に複数ｆ！ｌの孔９．９・・
・を長手方向に人々所定の間隔をもって穿設すると共に
、これら８孔９，９・・・に対応して上記コーナー壁部
８，８の裏面ｆ３ａ。 ８ａｌｌにナツトなどの固着具１０．１０・・・を夫々
固設した１字状コーナー本体１１と、上記コーナー壁部
８．８に夫々添接する端部に複数の折曲部１５．１６，
１７，１８．１９を順次連設すると共に、上記８孔９，
９・・・と対応する位置に横長孔１３．１３・・・を′
ｇ設した一対のコーナー壁体１２とから構成されている
。このコーナー壁体１２について、さらに説明すると、
上記コーナー壁体１２の端部には、裏面１２ａ側に略直
角に折曲した第１の折曲部１５を一体に形成し、さらに
この第１の折曲部１５の端部に、表面１２ｂ側に１２ｆ
直角に折曲した第２の折曲部１６を一体に形成し、さら
にこの第２の折曲部１６の端部に、裏面側に略直角に折
曲した第３の折曲部１７を一体に形成し、さらにこの第
３の折曲部１７の端部に、表面側に略直角に折曲した第
４の折曲部１８を一体に形成し、さらにこの第４の折曲
部１８の端部に、表面側に略直角に折曲した第５の折曲
部１９を一体に形成しである。２０は、これら第３の折
曲部１７と第４の折曲部１８と第５の折曲部１９とによ
って形成された凹状部である。 このように複数個の折曲部を形成することにより上記コ
ーナー壁体は、長子方向の強度を増しさらに、上記り字
状コーナー本体１１と一体構成にすることにより板状の
コーナー部材は、長手方向の強度がさらに増して、柱を
用いたものと路間等の強度となるため、座屈荷重にも十
分に耐えうるちのである。 なお、第１の折曲部１５の折曲長さｊｌは、外装パネル
６の端部に形成した係合部となる段部６Ｃの長さ１．．
１と略等しく設定しであるため、この第１の折曲部１５
ど第２の折曲部１６と第３の折曲部１７とより形成され
る空間部に外装パネル６を嵌合すると外装パネル６とコ
ーナーＢ５０３のコーナー壁体１２とは面一状態となる
。なお、前記面一状態は必ずしもこれに限定されるもの
でなく、面一でない場合も含む（Ｊ！上下面状態でない
場合も含めて、面一状態と称す）。 さらに、第３の折曲部１７と第４の折曲部１８との１串
の長さ１２を、第５の折曲部１９とこれの先端部１４と
の間の長さＪ３より長く設ｆ′１Ｊることにより、第５
の折曲部１９の先端部４が外装パネル６の裏面６ａに当
接するようになっている。 一方、上記本発明に係るコーナー部材３のコーナー壁体
１２と接合されるシミイナーキャップ４は、第３図に示
すように平板部２１の一端部をコ字状に折曲して止水バ
ッキング２２を収納するバッキング収納部２３を形成し
た板状の金属板よりなり、これは上記コーナー部材３の
長子方向の長さと対応した長さとされ、かつ上記ナツト
１０゜１０・・・（透孔９，９・・・）に対応した位置
に取付孔２４．２４・・・が夫々穿設されている。２５
はジョイナ−キリツブ４の取付孔２４と上記コーナー壁
体１２の横長孔１３と１字状コーナー本体１１の孔９と
を人々対応させた状態で、これら８孔２４゜１３．９に
ワッシｐ−２６を介して挿通し、固着具（ナツト）１０
に螺合させるボルトである。 次にコーナー部２における作用について説明する。上記
り字状コーナー本体１１とコーナー壁体１２とからなる
コーナー部材３、シミイナーキャップ４および被取付は
体である外装パネル６の組立てについて、第２図〜第４
図を用いて説明する。 本発明に係るコーナー部材３を図示しない土台上に立設
し、コーナー壁体１２に設けた第１、第２、第３の折曲
部１５．１６．１７からなる空１ｍ部に外装パネル６の
段部６ｃ（係合部）を嵌合させることにより外装パネル
６とコーナー壁体１２とは、面一の状態になる。そして
、ジミイナーキｔＰツブ４のバッキング収納部２３内に
収納された止水バッキング２２を外装パネル６の表面６
ｂに当接させ、かつシミイナーキャップ４の取付孔２４
．２４・・・とコーナー壁体１２の横長孔１３゜１３・
・・と１字状コーナー本体１１の孔９．９・・・とを夫
々対応させた状態で、取付孔２４．２４・・・かうワッ
シャー２６を介してボルト２５を上記り字状コーナー本
体１１のコーナー壁部８に固設したナツト１０に夫々螺
合させることにより組立てられる。 この際、上記コーナー壁体１２には４！長孔１３が穿設
されているため、これら外装パネル６やコーナー壁体１
２の横方向の長さ関係を調整でき、ＷＡ差の大きい組立
式建築物の組立には、きわめて有効に機能するものであ
る。 そして、この組立てによれば、外装パネル６の段ａｌ１
６ｃとコーナー部材３を構成するコーナー壁体１２の複
数個の折曲部１５．１６とジョイナ−キャップ４とによ
って第１の空間部Ｃ１および上記コーナー壁体１２の複
数個の折曲部１８．１９よりなる凹状部２０と外装パネ
ル６の裏面６ａとによりて第２の空間部Ｃ２が人々が形
成されることになる。 従って、これら２つの空間部Ｃ１，Ｃ２は外装パネル６
の通気用の連通孔として機能することになるため、冬期
などにおいては結露の発生防止ならびに断熱作用を奏し
得、またこのような構成は、所定の強度を維持しつつ構
成部材の削減に伴って軽量化、ユニット化を可能としう
る。 なお、実施例においては、固着具でナツトを１字状コー
ナー本体１１に固設し、横長孔１３をコーナー壁体１２
に穿設した場合であるが、これに限らず、必要に応じて
、１字状コーナー本体１１に横長孔を穿設し、コーナー
壁体に固着具を固設してコーナー部材を形成しても本発
明の範囲を何ら変更させるものでないこと勿論である。 また、実施例では、被取付は体として外装パネルを使用
した場合であるが、これに限らずパネル状のドア部や窓
部の如き開口枠部材を使用してもよいこと勿論である。 また、前記コーナー部材３を構成する１字状コーナー本
体１１とコーナー壁体１２、シミイナーキャップ４は鉄
板、鋼板、アルミ板などの金属板を折曲成型、あるいは
押出成型したもの、または合成樹脂等を押出成型したも
のなどいずれでもよいこと勿論である。 【効５ＩＩ 以上説明したように木几切によれば、中心から互いに略
直角に折曲して形成１Ｊると共に、複数回の孔を長子方
向に大々所定の間隔をもって′ｇ設した１字状コーナー
本体と、この１字状コーナー本体の８孔に夫々対応する
位置に孔を穿設し、かつ端部に、裏面側に略直角に折曲
した第１の折曲部を一体に形成し、さらにこの第１の折
曲部の端部に、表面側に略直角に折曲した第２の折曲部
を一体に形成し、さらにこの第２の折曲部の端部に、裏
面側に略直角に折曲した第３の折曲部を一体に形成し、
さらにこの第３の折曲部の端部に、表面側に略直角に折
曲した第４の折曲部を一体に形成し、さらにこの第４の
折曲部の端部に、表面側に略直角に折曲した第５の折曲
部を一体に形成した上記り字状コーナー本体に夫々添接
する一対のコーナー壁体とより構成したコーナー部材を
具備し、上記り字状コーナー本体あるいはコーナー壁体
のどちらかに８孔に対して固着具を固設し、この固着具
を固設していない１字状コーナー本体あるいはコーナー
壁体に穿設した孔を横長孔としたものであるから、コー
ナー部における上記コーナー部材は、１字状コーナー本
体とコーナー壁体との別体ａ造になっているため、製作
が簡単であり、しかもこのコーナー壁体に穿設した孔は
横長孔になっているため、誤差の大きい組立式建築物を
組立てるにあたり、被取付は体はコーナー壁体を介して
横方向に調整しながら上記り字状コーナー本体に確実に
して容易に取付けることができ、かつ板祠からなるコー
ナー壁体の端部に折曲部を複数個形成することにより組
立式ｉ！染物のコーナー部において長手方向に対して強
度を増大させることができるため、角材などの柱や筋か
いを設けることなく、コーナー部の強度を維持し青、し
かも本発明のコーナー部材を使用ずれば、建築物の組立
て作業が建築物の外側からスパナ−やモンキーなどの工
具で確実にして容易に行われると共に、建築物の組立工
程の短縮がｔ↑れ、構成部材の削減に伴って経抗性に富
み、軽量化、ユニット化を可能とし、かつ通気性が一層
よくなるため、結露の発生防止ならびに断熱作用を奏し
うるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のコーナー部材を使用した組立式建築物
の壁面構造を承り平面図、第２図は本発明に係るコーナ
ー部材の外観斜視図、第３図は本発明に係るシミイナー
キャップの外観斜視図、第４図は本発明に係るコーナー
部における被取付は体との関係を示ｔｉｔ立図である。 １・・・組立式建築物、２・・・コーナー部、３・・・
コーナー部材、４・・・シミイナーキャップ、５・・・
パネル連結部、６・・・外装パネル（被取付は体）、６
Ｃ・・・段部（係合部）、７・・・折り線、８・・・コ
ーナー壁部、８ａ、１２ａ−ｍ面、８ｂ、１２ｂ・・・
表面、９・・・孔、１０・・・固ね貝、１１・・・１字
状コーナー本体、１２・・・コーナー壁体、１３・・・
横長孔、１４・・・先端部、１５・・・第１の折曲部、
１６・・・第２の折曲部、１７・・・第３の折曲部、１
８・・・第４の折曲部、１９・・・第５の折曲部、２０
・・・凹状部、２１・・・平板部、２２・・・止水バッ
キング、２３・・・バッキング収納部、２４・・・取付
孔、２５・・・ボルト、２６・・・ワッシャーＣＩ、Ｃ
２・・・空間部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中心から互いに略直角に折曲して形成すると共に、複数
   個の孔を長手方向に夫々所定の間隔をもつて穿設したＬ
   字状コーナー本体と、このＬ字状コーナー本体の各孔に
   夫々対応する位置に孔を穿設し、かつ端部に、裏面側に
   略直角に折曲した第１の折曲部を一体に形成し、さらに
   この第１の折曲部の端部に、表面側に略直角に折曲した
   第２の折曲部を一体に形成し、さらにこの第２の折曲部
   の端部に、裏面側に略直角に折曲した第３の折曲部を一
   体に形成し、さらにこの第３の折曲部の端部に、表面側
   に略直角に折曲した第４の折曲部を一体に形成し、さら
   にこの第４の折曲部の端部に、表面側に略直角に折曲し
   た第５の折曲部を一体に形成した上記Ｌ字状コーナー本
   体に夫々添接する一対のコーナー壁体とより構成したコ
   ーナー部材を具備し、上記Ｌ字状コーナー本体あるいは
   コーナー壁体のどちらかに各孔に対して固着具を固設し
   、この固着具を固設していないＬ字状コーナー本体ある
   いはコーナー壁体に穿設した孔を横長孔としたことを特
   徴とする組立式建築物の柱兼用コーナー部材。