JPH02144083A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH02144083A
JPH02144083A JP30033588A JP30033588A JPH02144083A JP H02144083 A JPH02144083 A JP H02144083A JP 30033588 A JP30033588 A JP 30033588A JP 30033588 A JP30033588 A JP 30033588A JP H02144083 A JPH02144083 A JP H02144083A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、遊技盤上に配設された入賞球装置と、該入
賞球装置の入賞空間に形成され、打玉の入賞により遊技
者に所定の遊技価値を付与可能な特定入賞口を含む複数
の入賞口とを備えた弾球遊技機に関する。
[従来の技術] 従来、入賞球装置の入賞空間に形成された特定入賞口に
打玉が入賞すると、所定の遊技価値、例えば、可変入賞
球装置が所定期間開成して多量の入賞玉を発生させる形
式の弾球遊技機が提供されていた。このような弾球遊技
機においては、前記入賞空間に特定入賞口への入賞率を
制御することができる制御機構が設けられたものがある
が、この制御機構は、遊技状態に応じて所定のパターン
で動作するものであり、遊技場側で入賞率を変化させる
ことのできるものではなかった。このため、特定入賞口
への入賞率を遊技場側が所望する入賞率となるようにす
るため、入賞球装置の周辺に植立された障害釘を調整し
て打玉の受入易さを調整し、以って特定入賞口への入賞
率を調整していた。
[発明が解決しようとする課題] しかして、上記した入賞球装置においては、入賞球装置
の釘調整によって特定入賞口への入賞率が大きく左右さ
れるため、微妙な釘調整が必要とされ、誰でも簡単に行
うことができないという問題があった。
この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、釘調整にあまり頼らなくても特
定入賞口への入賞率を調整することができる弾球遊技機
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するために、この発明に係る弾球遊
技機は、 遊技盤上に配設された入賞球装置と、 該入賞球装置の入賞空間に形成され、打玉の入賞により
遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定入賞口を含む
複数の入賞口と、 前記入賞球装置に設けられ、前記特定入賞口への打玉の
入賞率に影響を及ぼすことができる制御機構と、 該制御機構を駆動するための電気的駆動源と、該電気的
駆動源を所さの条件に基づいて駆動制御する駆動制御手
段と、 前記特定入賞口への打玉の入賞率を調整するための調整
操作手段と、 該調整操作手段の操作に応じて前記電気的駆動源の駆動
態様を変化させて、前記特定入賞口への打玉の入賞率を
調整する入賞率調整手段と、を備えて構成されている。
[作 用] 調整操作手段を操作することにより、制御機構の電気的
駆動源の駆動態様を変化させることができる。このため
、特定入賞口への入賞率に影響を及ぼすことができる制
御機構が異なる動作態様で動作して特定入賞口への入賞
率を遊技状態に応じて制御しながら、遊技場側が所望す
る入賞率となるように変化させることになる。このため
、従来はど釘調整に頼らなくても調整操作手段を操作す
るだけで特定入賞口への入賞率を調整できるので、誰で
も容易に調整することができる。
[実施例] 以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明
する。
まず、第1図及び第2図に基づいて、実施例に係る弾球
遊技機について説明する。第1図及び第2図は、弾球遊
技機の一例としてのパチンコ遊技機を示し、第1図は、
その正面図であり、第2図は、その背面概略図である。
第1図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成され
た前面枠2の開口には、卵保持枠3が周設され、該卵保
持枠3の一側にガラス板5a、5b(第5図参照)を収
納するガラス5i14および前面扉6が開閉自在に枢着
される。前記前面枠2の裏面には、遊技盤11及び図示
しない発射レール等を取り付ける遊技盤保持枠21(第
2図参照)が固着される。前記前面#6には、打球供給
皿7が取り付けられている。打球供給皿7は、後述する
景品玉払出装置37から排出された景品玉を貯溜し、且
つ貯溜されたパチンコ玉を1個宛打球発射レールに誘導
するように構成されている。また、打球供給皿7の上流
側の下方の空間内に音声発生装置としてのスピーカ8が
収納されている。このスピーカ8は、特定遊技状態にな
ったときや、後述する始動入賞口14.15a、15b
や特定入賞口98等に入賞玉が発生したときに、遊技の
霊囲気を盛り上げるための効果音を発生するためのもの
である。
前記前面枠2の下部には、パチンコ玉を遊技盤11の遊
技領域13に打ち出す操作ハンドル9と、余剰の景品玉
を貯溜する余剰玉受皿10とが取り付けられている。そ
して、上記操作ハンドル9に対応するように前記前面枠
2の下部裏面には、前記打球発射装置40が固着される
。この打球発射装置40は、取付基板41上に、一定速
度で回転する打球モータ42と、該打球モータ42の回
転により往復回動して打玉を弾発する打球杆43と、該
打球杆43の下端と係合して図示しない打球供給装置の
玉送り片を動作せしめる玉送り摺動杆44とから成る。
前記遊技盤11の表面には、打玉を遊技領域13に導く
誘導レール12、図示しない多数の障害釘、各種の入賞
球装置等が設けられている。より詳しく説明すると、遊
技盤11の遊技領域13には、通常入賞ロアロ、16a
、16b、始動入賞ロf4,15a、15b、チューリ
ップ式入賞口17a、17b、風車(符合なし)、一対
の可動部材78a、78bを有する入賞球装置としての
可変入賞球装置70、遊技効果ランプ18a、18b、
およびアウト口20等がそれぞれ配設される。なお、図
示の実施例においては、入賞球装置として後述する第1
実施例に係る可変入賞球装置70を例示している。
前記遊技領域13に打ち込まれた打玉が前記通常入賞ロ
アロ、16a、16b、およびチューリップ式入賞口1
7a、17bに入賞すると、後述する景品玉払出装置3
7により所定個数(例えば13個)の景品玉が払出され
るようになっているこれら通常入賞口のうち76は、可
変入賞球装置70に設けられている。また、前記始動入
賞口14.15a、15bに打玉が入賞すると、同様に
景品玉払出装置37から所定個数の景品玉が払出される
とともに、始動入賞口14,15a、15bに関連して
設けら汗た後述する始動入賞玉検出スイッチ26.27
a、27bの検出出力に応答して前記可変入賞球装置7
0の可動部材78a78bを相対的に短い時間間隔で開
閉動作させるようになっている。すなわち、始動入賞口
14に打玉が入賞することによって、可動部材78a7
8bが2回開閉動作を行い、始動入賞口15a、15b
に打玉が入賞することによって、可動部材78a、78
bが1回開閉動作を行う。そして、この開閉動作中に可
動部材78a、78bによって導かれた入賞上が可変入
賞球装置70内に設けられた後述するV入賞口98に入
賞したときには、いわゆる特定遊技状態となり、前記遊
技効果ランプ18a、18b及び前記前面枠2の上部に
設けられた枠ランプ19a、19bが点滅してその旨を
遊技者に報知するようになっている。なお、可変入賞球
装置70については、後に詳細に説明する。
上記に説明した各種の入賞口に入らなかった打玉は、誘
導レール12の最下部に設けられたアウト口20に取り
込まれる。
次に、第2図に基づいてパチンコ遊技機1の背面につい
て説明する。第2図において、前記遊技盤11は、遊技
盤取付具22a〜22cによって遊技盤保持枠21に着
脱自在に固定されている。
この遊技盤11の裏面には、前記の各入賞口の裏面を覆
うように入賞上集合カバ一体23が取り付けられている
。この入賞上集合カバ一体23には、前記各入賞口に入
賞した玉を左右に振り分ける誘導通路が形成されている
。入賞上集合カバ一体23の下方には、前記始動入賞口
14,15a。
tsbに対応する始動入賞玉検出スイッチ26゜27a
、27bが設けられ、この始動入賞玉検出スイッチ26
,27a、27bが前記可変入賞球装置70の可動部材
78a、78bの開閉動作を開始する信号を検出して後
述する制御回路に送るものである。また、入賞上集合カ
バ一体23の中央下部の誘導通路には、特定入賞玉検出
スイッチ24及び10カウント計数スイツチ25が設け
られて、可変入賞球装置70に入賞した入賞上からの信
号を制御回路に送っている。更に、入賞上集合カバ一体
23の裏面には、遊技盤11に設けられる前記した電気
的機器からの配線が一旦接続される中継端子基板28が
取り付けられている。
一方、遊技盤11の裏面全体を覆うように機構板29が
開閉自在に設けられている。この機構板29には、第2
図において、−点鎖線で示すように、その前面側に入賞
上を処理するための入賞上処理機構が形成され、その後
面側に景品玉を払出すための景品玉払出機構が形成され
ている。入賞上処理機構は、前記入賞上集合カバ一体2
3に誘導されて左右に落下した入賞上や前記可変入賞球
装置70内に入賞した入賞上を受けて、−側に集合せし
める入賞上集合樋30と、該集合樋30によって集めら
れた入賞上を1個づつ処理する入賞玉処理器31と、該
入賞玉処理器31から排出される入賞玉を受けて、図示
しない自動針を作動させて後述する景品玉払出装置37
を作動させるための入賞玉払出通路32等から成る。ま
た、機構板29の前面側には、前記アウト口20から排
出されるアウト玉を誘導するアウト玉払出通路33も形
成されている。
一方、景品玉払出機構は、図示しない補給機構から補給
される景品玉を貯溜する景品玉タンク34と、該景品玉
タンク34に貯溜されている景品玉を二列に整列させて
流下させる整列樋35と、該整列樋35からの景品玉の
流下方向を180度変化させるとともにその土圧を弱め
る屈曲線36と、該屈曲線36からの景品玉を所定個数
(13個)受は入れて、1つの入賞玉に対応してその所
定個数の景品玉を払出す景品玉払出装置37と、該景品
玉払出装置37から払出された景品玉を図示しない景品
玉排出通路を介して前記打球供給皿7に払出すための連
通口38と、前記前面枠2の裏面に固定される接続樋3
9を介して前記余剰玉受皿10に払い出すための図示し
ない余剰玉通路とから成る。
更に、機構板29の後面側には、前記始動入賞玉検出ス
イッチ26.27a、27bからの信号を受けて可変入
賞球装置70等の動作を制御する制御基板ボックス50
が着脱自在に取り付けられている。この制御基板ボック
ス50は、第3A図及び第3B図にその詳細を示すよう
に、直方体形状の金属製の基板ボックス本体51の内部
に後述するマイクロコンピュータを含む制御基板(図示
しない)が収納され、その表面に内部で発生する熱を逃
す放熱孔52が多数穿設されている。また、基板ボック
ス本体51の一側には、前記した制御基板に植立された
コネクタ(図示しない)に接続された配線53が導出さ
れ、その配線53を被覆すようにコネクタカバー54が
ビスで固定されている。なお、配線53は、前記した中
継端子基板28に接続されるようになっている。
更に、基板ボックス本体51には、施錠機構56を有す
る開閉板55が設けられている。施錠機構56は、鍵孔
56aと、該鍵穴56aに差し込まれた鍵(通常、遊技
場の責任者が所持している)によって回転せしめられる
係止板56bと、通常の状態において前記鍵孔56aを
閉塞する鍵孔カバー56cとから構成され、まず、鍵孔
カバー56cを回転移動させた後に、遊技場の責任者が
所持する鍵を鍵孔56aに差し込んで回転することによ
り係止板56bが回転して開閉板55を開放することが
できようになっている。
開閉板55の内部には、この実施例の要部の一分である
特定入賞口98への入賞率を調整するための構成が収納
されている。すなわち、特定入賞口98への入賞率を調
整するための調整操作手段としての第1入賞率設定スイ
ツチ57、及び第2入賞率設定スイツチ58が設けられ
ている。ここで、第1入賞率とは、打玉が始動入賞口1
4.15a、15bに入賞して可変入賞球装置70の可
動部材78a、78bが開放したときに入賞した玉が特
定入賞口98に入賞する入賞率をいい、第2入賞率とは
、特定入賞口98への入賞により可変入賞球装置70の
可動部材78a、78bが連続的に開閉動作をしている
とぎに入賞した玉が再度特定入賞口98に入賞する入賞
率をいう。しかして、第1入賞率設定スイツチ57及び
第2入賞率設定スイツチ58は、押しボタン形式のもの
が使用されており、このため、設定スイッチ57.58
が押圧動作される毎に特定入賞口98への入賞率が変更
されるようになっている。この実施例の場合は、後述す
るように特定入賞口98への入賞率は、それぞれ5段階
に設定され、設定スイッチ57.58が抑圧動作される
毎に順次変化するようになっている。また、設定スイッ
チ57.58の一側には、選択した設定値を数字で表示
するための第1入賞率設定値表示器59及び第2入賞率
設定値表示器60とが設けられている。そしてこれらの
表示器59.60には、現在の入賞率を表示する現在設
定値表示器59a、60aと次回の入賞率を表示する次
回設定値表示器59b。
60bの2つが設けられている。すなわち、現在設定値
表示器59a、60aは、設定スイッチ57.58が操
作される前の入賞率を表示するものであり、次回設定値
表示器59b、59bは、設定スイッチ57.58の操
作された後の入賞率を表示している。このように設定ス
イッチ57,58の操作前後の入賞率を表示するように
したのは、設定スイッチ57.58を押圧して入賞率を
変更しても、その変更後の入賞率が遊技に反映されるの
は、一定期間を経過した後であるように構成されている
ため、まだこれから継続される入賞率と、一定期間経過
後に変更される入賞率とを表示して、誤操作を無くすた
めである。なお、調整操作手段を回転つまみ形式にして
目盛を付した場合には、次回設定値表示器59b、60
bは必ずしも必要ではない。
また、設定スイッチ57.58の下方には、始動入賞個
数表示器61が設けられている。この始動入賞個数表示
器61は、前記始動入賞口14.15a、15bに入賞
した打玉の入賞個数を表示するもので、リセットされた
時点では、予め定められた一定数(例えば、1000)
を表示し、前記始動入賞玉検出スイッチ26,27a、
27bからの検出信号がある毎に「1」づつ減算される
。そして、その表示が「o」になると、前記設定スイッ
チ57.58で設定された次回の入賞率が働くようにな
る。すなわち、この実施例の場合、遊技場の責任者が設
定スイッチ57.58を操作した時点での始動入賞個数
表示器61で表示されている残存回数(1000以内の
数;所定の期間)が経過するまでは、その変更後の入賞
率が遊技に反映されないようになっている。したがって
、設定スイッチ57.58を操作する前に設定された入
賞率は、始動入賞個数表示器61で表示されている残存
回数が「0」になるまでの期間維持されることになる。
なお、上記した現在設定値表示器59a、Boa、次回
設定値表示器59b、60b、及び始動入賞個数表示器
61に表示されるデータは、電源がOFFされたときも
、バックアップされてそのまま記憶され、再度電源がO
Nされたときに、電源OFF時のデータが表示されるよ
うになっている。
次に、上記した設定スイッチ57.58の操作・によっ
て、特定入賞口98への入賞率に直接関係する可変入賞
球装置70の構成について、第4図及び第5図を参照し
て説明する。
可変入賞球装置70は、前記遊技盤11に取り付けられ
る取付基板71を有し、その取付基板71の中央には、
長方形状の窓開ロア2が形成され、該窓開ロア2の奥側
に入賞空間73が形成されている。窓開ロア2の上部に
は、鎧部74が突設され、その鎧部74の前面に上部装
飾板75が設けられている。そして、鎧部74の上部で
あって、上部装飾板75の裏面に前記通常入賞ロアロが
形成されている。また、この上部装飾板75の中央には
、後述する継続回数(8回)を報知する継続回数表示L
ED77が前面に臨むように複数配置されている。
前記窓開ロア2のほぼ中央左右には、一対の可動部材7
8a、78bが開閉自在に軸支されている。この可動部
材78a、78bは、第5図に示すようにリンク部材7
9a、79b (ただし79bは、図示せず)及び作動
部材80を介して可動部材駆動ソレノイド81に連結さ
れ、可動部材駆動ソレノイド81の励磁、非励磁に対応
して可動部材78a、78bが打玉を受は入れる第1の
状態と打玉を受は入れない第2の状態とに交互に変化す
るようになっている。なお、可動部材駆動ソレノイド8
1には、復帰スプリング82が設けられ、常に可動部材
78a、78bが第2の状態となるように付勢している
前記入賞空間73は、前後方向にも奥行幅を有する凹状
となっており、この入賞空間73を上下に分割する正転
動板89a、89bが横臥されている。正転動板89a
、89bは、後方に向って下り傾斜するように設けられ
ており、可動部材78a、78bによって導かれた打玉
であって、正転動板89a、89b上に乗った打玉は、
後方へ転勤して入賞空間73の後面壁を構成する後面板
91の前方に形成された落下径路90a、90bに落下
して前記入賞玉集合カバ一体23の誘導通路に導かれ、
前記10カウント計数スイツチ25によって検出される
ようになっている。
土板動板89a、89bの中央には、飛行機の意匠が付
与された制御機構としての振分は部材83が設けられて
いる。この振分は部材83は、機首部分の揺動部材84
が支軸85を中心にして上下方向に揺動するように構成
されている。すなわち、第5図に示すように揺動部材8
4には、リンク部材86.87を介して揺動部材駆動ソ
レノイド88が連結され、この揺動部材駆動ソレノイド
88の励磁、非励磁に対応して上下方向に揺動するよう
になフている。しかして、振分は部材83は、可動部材
78a、78bによって導かれた打玉を可動部材78a
、78bとの位置関係で後述する特定入賞口98および
通常入賞口99a、99bへ向けて落下させる。なお、
前記揺動部材駆動ソレノイド88は、始動入賞口14.
15a。
15bに打玉が入賞したときと、特定遊技状態において
、入賞圧が5個発生したとき、あるいは可動部材78a
、78bが8回開閉動作したときに駆動されるようにな
っている。
振分は部材83の下部に位置する下部後面板92には、
可変入賞球装置70に入賞した打玉であって、前記10
カウント計数スイツチ25によって計数された入賞玉数
が表示される入賞個数表示LED93と、可変入賞球装
置70を装飾する装飾用LED94とが配置されている
前記可動部材78a、78bによって導かれた打玉は、
前記したように土板動板89a、89b上を後方に転勤
するか、または可動部材78a。
78bから直接下方へ落下して下方枠95の下方に形成
された特定入賞口98及び通常入賞口99a、99bの
方向に至る。特定入賞口98と通常入賞口99a、99
bとは、一対の仕切壁を有する特定入賞口形成部材96
によって区画形成され、中央に特定入賞口98が、その
左右に通常入賞口99a、99bが形成されている。そ
して、特定入賞口98の出口には、特定入賞玉検出スイ
ッチ24が設けられ(第2図参照)、特定入賞口98に
入賞した入賞圧を検出している。なお、下方枠95の前
面には、下部装飾板97が固着されており、この下部装
飾板97に前記特定入賞口形成部材96が着脱自在に取
り付けられるようになっている。
しかして、打玉が特定入賞口98に入賞して特定入賞玉
検出スイッチ24をONさせたときには、前記可動部材
78a、78bは、相対的に短い時間間隔で第1の状態
と第゛2の状態とに交互に繰り返す開閉動作を18回行
うか、あるいは18回の開閉動作中に前記10カウント
計数スイツチ25が10個の入賞圧を計数するまで第1
の状態と第2の状態とを交互に繰り返すように設定(以
下、開閉サイクルという)されており、上記第1の状態
中に再度特定入賞口98に入賞して特定入賞玉検出スイ
ッチ24をONさせた場合には、直ちにその開閉動作を
停止させ、再度上記した開閉サイクルを最初から繰り返
す。そして、そのような開閉サイクルの繰り返しは、特
定入賞口98への入賞がある限り最高8回まで繰り返さ
れるように設定されている。
上記のように構成される可変入賞球装置70の可動部材
78a、78bと振分は部材83との関係は、以下のよ
うである。すなわち、可動部材78a、78bが開成状
態で且つ揺動部材84が下方に揺動された状態で打玉が
可動部材78a、78bに乗ると、打玉P!は、可動部
材78a、78bと揺動部材84とガラス板5bとで保
持された状態で一旦停止する(第5図参照)。そして、
この状態で可動部材78a、78bが閉成状態になると
、打玉P、は、下方枠95に形成された3つの入賞口9
8.99a、99bのうち中央の入賞口である特定入賞
口98の上方に落下するため、比較的特定入賞口98に
入賞し易い。一方、揺動部材84が上方に戻っている状
態で打玉が可動部材78a、78bに乗ると、打玉は、
可動部材78a、78bから土板動板89a、89bに
誘導されて落下径路90a、90bに導かれて通常の入
賞となってしまうため、特定入賞口98への入賞の可能
性はない。また、可動部材78a、78bの閉じ際に打
玉が可動部材78a、78bに乗った場合でも、打玉は
、上方に戻っている状態の揺動部材84の側面に衝突し
て左右に振分けられて下方に落下する可能性が高く、特
定入賞口98よりも通常入賞口99a、99bに話導さ
れる可能性が高い。したがって、可動部材78a、78
bが開成している状態と揺動部材84が下方に揺動して
いる状態との重複する時間、すなわち可動部材駆動ソレ
ノイド81が励磁されている時間と揺動部材84を下方
に揺動する揺動部材駆動ソレノイド88が励磁されてい
る時間との重複時間が長いほど上記した可動部材78a
、78bと揺動部材84とガラス板5bとで停止される
可能性が高くなり、これにより特定入賞口98への入賞
率を高めることができる。例えば、始動入賞時において
は、第7図に示すように、1回開き時及び2回開き時に
おける開閉用ソレノイド(可動部材駆動ソレノイド)8
1と振分は用ソレノイド(揺動部材駆動ソレノイド)8
8との関係を、パターン■においては、開閉用ソレノイ
ド81の励磁(励磁時間;例えば、1回開き時が0.6
秒、2回開き時が0.8秒)が終了した直後、微小時間
(例えば、0.1秒)経過してから振分は用ソレノイド
88を励磁(励磁時間:例えば、1回、2回開き時とも
0.5秒)し、パターン■においては、開閉用ソレノイ
ド81の励磁が終了したと同時に振分は用ソレノイド8
8を励磁し、パターン■においては、開閉用ソレノイド
81の励磁が終了する微小時間(例えば、0.1秒)前
に振分は用ソレノイド88を励磁した場合には、パター
ン■が最も特定入賞口98に人賞し難く、パターン■が
最も特定入賞口98に入賞し易い。
一方、18回開閉動作時における開閉用ソレノイド81
と振分は用ソレノイド88との関係(ただし、9回目の
開閉時からの関係)は、第8図に示すように、パターン
■においては、開閉用ソレノイド81の励磁(励磁時間
;例えば、0.8秒)が終了する微小時間(例えば、0
.3秒)前に振分は用ソレノイド88を励磁(励磁時間
;例えば、0.8秒)し、パターン■においては、開閉
用ソレノイド81の励磁が終了する微小時間(例えば、
0.4秒)前に振分は用ソレノイド88を励磁し、パタ
ーン■においては、開閉用ソレノイド81の励磁が終了
する微小時間(例えば、0゜5秒)前に振分は用ソレノ
イド88を励磁した場合には、重複する時間が長いパタ
ーン■が最も特定入賞口98への入賞率が高く、重複す
る時間が短いパターン■が最も特定入賞口98への入賞
率が低くなる。
上記のように、始動入賞時又は18回開閉時における特
定入賞口98への入賞率が異なる3つのパターン■〜■
又はパターン■〜■を用意し、これらのパターン■〜■
又はパターン■〜■を任意に所定個数(例えば、10個
)集めたものを作成する。そして、10個のパターンデ
ータを常に回転させておき、第1人賞率は、例えば始動
入賞時、第2人賞率は、例えば最初の特定入賞口98へ
の入賞時(すなわち特定遊技状態発生時)に1個のパタ
ーンデータを選び出し、そのパターンデータに基づいて
振分は用ソレノイド88の制御を行う。例えば、第6A
図に示すように、設定■においては、パターン■を5個
、パターン■を3個、パターン■を2個とし、第1人賞
率の現在設定値が設定■である場合には、上記10個の
パターンの中から始動入賞時にランダムに1つのデータ
が選ばれ、それに基づいて振分は用ソレノイド88の動
作が制御される。同様に、設定■においては、パターン
■を4個、パターン■を4個、パターン■を2個とし、
設定■においては、パターン■を3個、パターン■を4
個、パターン■を3個とし、設定■においては、パター
ン■を2個、パターン■を4個、パターン■を4個とし
、設定■においては、パターン■を2個、パターン■を
3個、パターン■を5個とする。このように設定するこ
とにより、始動入賞時における特定入賞口98への入賞
率は、特定入賞口98への入賞率が最も高いパターン■
を多く含む設定■において最も高く、特定入賞口98へ
の入賞率が最も低いパターン■を多く含む設定■におい
て最も低く調整することができる。したがりて、制御基
板ボックス50に設けられる第1人賞率設定スイッチ5
7を押圧動作して、所望の設定値を選択すれば、始動入
賞時の可動部材78a、78bの開成状態で受け入れら
れた打玉の特定入賞口98への入賞率を誰でも簡単に調
整することができ、従来はど釘調整に頼る必要がなくな
る。
また、18回開閉時においても、第6B図に示す呟うに
、設定■においては、パターン■を6個、パターン■を
2個、パターン■を2個とし、第2人賞率の現在設定値
が設定■である場合には5、上記10個のパターンの中
から始動入賞による開閉時における特定入賞口98への
入賞時(すなわち特定遊技状態発生時)にランダムに1
つのデータが選ばれ、それに基づいて振分は用ソレノイ
ド88の動作が制御される。同様に、設定■においては
、パターン■を4個、パターン■を3個、パターン■を
3個とし、設定■においては、パターン■を2個、パタ
ーン■を5個、パターン■を3個とし、設定■において
は、パターン■を3個パターン■を3個、パターン■を
4個とし、設定■においては、パターン■を2個、パタ
ーン■を2個、パターン■を6個とする。このように設
定することにより、特定入賞口98への入賞率が高いパ
ターン■を多く含む設定■が最も特定入賞口98への入
賞率が高くなり、特定入賞口98への入賞率が低いパタ
ーン■を多く含む設定■が最も特定入賞口98への入賞
率が低くなる。したがって、制御基板ボックス50に設
けられる第2人賞率設定スイッチ58を抑圧動作して、
所望の設定値を選択すれば、18回開閉動作時の可動部
材78a、78bの開成状態で受は入れられた打玉の特
定入賞口98への入賞率を誰でも簡単に調整することが
でき、従来はど釘調整に頼る必要がなくなる。
なお、上記した実施例においては、始動入賞時と18回
開閉動作時を別々の設定スイッチ57.58で調整する
ようにしたが、これを1つの設定スイッチで同時に調整
されるようにしても良く、あるいは、特定入賞口98へ
の入賞率を始動入賞時だけ又は18回開閉動作時だけ調
整できるようにしてもよい。
次に、上記した第1実施例に係る入賞球装置としての可
変入賞球装置70とは異なる入賞球装置を本発明の弾球
遊技機に通用した場合の実施例(第2実施例)について
、第9図ないし第13図を参照して説明する。
この第2実施例に係る入賞球装置も第1実施例に係る入
賞球装置と同様に可動部材103a、103bを有する
可変入賞球装置100である。そこで、まず、この可変
入賞球装置100の構成を第9図ないし第11図を参照
して説明する。第9図は、可変入賞球装置100の正面
図であり、第10図は、側方断面図であり、第11図は
、一部を破断した斜視図である。なお、可変入賞球装置
100は、バスケットボールを行っている人物等の意匠
が装飾板等に施されている。図において、前記遊技盤1
1に取り付けられる取付基板101には、はぼ長方形状
の窓開口104が開設されている。この窓開口104の
上部には、逆さ「コ」字状の入賞規制部105が突出形
成されており、その前面には、上部前面価り板106が
ビスで螺着されている。そして、入賞規制部105と上
部前面価り板106と取付基板101に開設した開口と
によって通常入賞口102を構成している。
前記取付基板101の前面下部には、前記窓開口104
の両側縁及び下方縁を覆う「コ」字状の入賞玉受枠10
7が突出形成されている。この入賞玉受枠107の前面
には、下部前面飾り板108が取り付けられている。
前記入賞規制部105の両側下端と入賞玉受枠107の
両側上端との間に可動部材103a、103bが開閉自
在に取り付けられている。すなわち、取付基板ioiに
形成された軸受穴110a110bに可動部材103a
、103bの基部に固定された回動軸(図示しない)を
挿入し、該回動軸の後端に固定される連結リンク部材1
14a、114b(第10図参照、ただし、114bは
、図示省略)を介して開閉ソレノイド115a115b
に連結され、開閉ソレノイド115a115bが励磁、
非励磁を繰り返すことにより可動部材103a、103
bがほぼ水平方向の開放状態と、はぼ起立した閉成状態
とに変化し得るようになっている。なお、可動部材10
3a、103bの開放時においては、可動部材103a
103bの基部に形成されたストッパ一部116a、1
16bが前記入賞玉受枠107の上端部に形成されたス
トッパー突起117a、117bに当接することにより
、その回動範囲を規制している。
また、取付基板101の後面側であって、前記窓開口1
04の開口縁に沿って後面周壁111が周設されている
。この後面周壁111は、その−部において他の部材に
よって構成されるが、全体的に取付基板101と一体的
に成型されるものである。また、後面周壁111の後部
には、後面壁131(ただし、後述する下部入賞空間1
18aに対応する後面壁は、後面周壁111と一体的に
形成されている)によって被覆されている。
以上、説明してぎた入賞規制部105、入賞玉受枠10
7、可動部材103a、103b、後面周壁111及び
後面壁131によって囲まれる範囲が可変入賞球装置1
00の入賞空間118を構成している。そして、入賞空
間118に遊技領域8を落下する打玉が入賞するために
は、可動部材103a、103bが開放して水平状態と
なったときだけであり、その開放状態中に受は止められ
た打玉が8導されて入賞空間118に到達して入賞上と
なる。なお、可動部材103a、f03bには、第11
図に示すように、打玉を8導する面の末端に玉読導突起
109a、109bが形成され、これに衝突した打玉が
入賞空間118の奥側に向って誘導されるようになって
いる。
次に、上記した入賞空間118内の構成について説明す
る。入賞空間118の中央よりやや上部に奥側から手前
側に向って傾斜する入賞正転動板119が横臥されてい
る。このため、入賞空間118が入賞正転動板119に
よって上下に分割され、下部入賞空間118aと下部入
賞空間118bとが構成される。また、入賞正転動板1
19は、前記可動部材103a、103bの軸受穴11
0a、110bとほぼ同じ位置に横臥されているため、
可動部材103a、103bが開放して水平状態となっ
たときに誘導される打玉は、前記玉誘導突起109a、
109bに衝突して入賞正転動板119上に導かれるよ
うになっている。そして、可動部材103a、103b
が閉成したときに、入賞正転動板119の前端から後述
する跳ね返し板124上に向けて落下する。
前記上部入賞空間118aの後面には、可変入賞球装置
100に入賞した入賞玉数、すなわち、10カウント計
数スイツチ25によって検出された入賞玉数を表示する
入賞個数表示器120や、後述する特定入賞口130に
入賞することにより繰り返される開閉サイクルの回数を
表示する継続回数表示器121が設けられるとともに、
上部入賞空間118aを装飾するための装飾ランプ(L
ED)123も設けられる。なお、前記入賞土板動板1
19の先端内部にも装飾ランプ122が設けられている
一方、下部入賞空間118bの前方部分には、この実施
例の要部である跳ね返し部材としての跳ね返し板124
が設けられる。跳ね返し板124は、第10図に示すよ
うに、断面「L」字状に形成され、その短辺に相当する
取付板部125を前記取付基板101に一体的に突設さ
れる取付ボス(図示しない)にビスで固定されている。
このビスで取り付ける際に、取付板部125に穿設され
た位置合せ孔126を取付基板101に突設された位置
合せ突起127に挿入することにより、跳ね返し板12
4の取付作業を容易にならしめるとともに、取付位置を
正確にならしめている。また、跳ね返し板124の長辺
に相当する部分は、手前側の端部が支持されることなく
、フリー状態(自由端)に形成されているとともに、手
前側から奥側に向って下り傾斜して形成され、その傾斜
角「θ」は、適宜の角度に設定される。すなわち、上方
から落下してきた入賞上(例えば、前記入賞正転動板1
19から落下した入賞上を基準として)が跳ね返し板1
24に衝突して跳ね返った場合に、後述する特定入賞口
130にちょうど円弧を描くように入賞するような角度
に設定される。このように設定することにより入賞上が
バスケットボールのゴールにスローイングして入賞した
ような動作となる。特に、傾斜角「θ」を小さく設定し
た場合には、前記した基準となる入賞上の落下勢では、
特定入賞口130に到達しない可能性が高いため、適当
ではなく、また、傾斜角「θ」を大きく設定した場合に
は、基準となる入賞上の落下勢では、特定入賞口130
を飛び超えて後述する跳ね返り工面突板140に強烈に
衝突して、再度特定入賞口130に入賞することなく下
方へ落下してしまうので、この場合も適当でない。した
がって、跳ね返し板124の傾斜角rθ」は、基準とな
る入賞上の落下勢のものが特定入賞口130にちょうど
到達する角度範囲内で設定される。
上記したように跳ね返し板124は、下部入賞空間11
8bの前方(−側)に落下した入賞上を上方向に飛び上
らせて下部入賞空間118bの後方(他側)に誘導する
ので、今迄にない入賞上の落下軌跡を得ることかできる
。なお、図示の実施例では、跳ね返し部材として自由端
を有する跳ね返し板124を例示したが、これに限るこ
となく、例えば、弾性材料を使用したものでも良い。ま
た、跳ね返し板124を複数設け、それぞれ入賞上の跳
ね返す高さや方向を変えるようにしてもよい。更にまた
、入賞空間118内での移動方向も実施例に限定される
ものではない。
また、下部入賞空間118bの後方には、特定入賞口1
30を構成する特定入賞口形成部材128が配置される
。この特定入賞口形成部材128は、前記跳ね返し板1
24よりもやや高い位置となるように配置されるととも
に、左右方向に移動可能に設けられる。すなわち、特定
入賞口形成部材128の前方部には、特定入賞口130
の絶対的な大きさを決定する一対の特定入賞口形成突起
129a、129bが左右に突設され、その特定入賞口
形成突起129a、t29bに挟まれて特定入賞口13
0が構成され、その特定入賞口130に特定入賞玉検出
スイッチ151の検出部が臨んでいる。つまり、特定入
賞口形成部材128は、特定入賞玉検出スイッチ151
を保持するホルダーでもある。一方、特定入賞口形成部
材128の後方部は、前記後面壁131を貫通して後面
壁131の上下に固定されたホルダーガイド板132a
、132bに案内支持されて左右方向に移動可能となっ
ている。そして、特定入賞口形成部材128の後端には
、縦方向のガイド溝を有するガイド溝板133が固着さ
れ、そのガイド溝板133に回転カム134の偏心した
位置に突設されたガイド突起135が係合している。回
転カム134は、モータ136のモータ軸137に固着
されモータ136の回転により回転するようになってい
る。したがって、モータ136が回転すると回転カム1
34も回転し、その回転に従ってガイド突起135とガ
イド溝板133との係合により特定入賞口形成部材12
8が所定の振幅で往復運動する。なお、回転カム134
の上方には、カム位置検出器138が設けられ、そのア
クチュエータ139が回転カム134の外周の凹設され
た凹部(図示しない)を検出するようになっている。
これは、モータ136の停止信号が導出されたときに、
特定入賞口130の位置が入賞空間118の中央でない
場合に、特定入賞口130が中央に来るまでモータ13
6を駆動するために設けられるものである。なお、上記
モータ136は、18回開閉動作時(特定遊技状態時)
において、第13図に示すように10回の開閉動作が終
了するまで、あるいは4個の打玉が入賞するまで動作さ
れるようになっている。また、特定入賞口形成部材12
8には、前記後面壁131の前面に位置する跳ね返り工
面突板140が一体的に設けられている。この跳ね返り
工面突板140は、バスケットボールのゴール板に相当
するもので、前記した基準の落下勢よりも強い落下勢で
跳ね返し板124に衝突して特定入賞口130を飛び超
えた入賞上が衝突するもので、その衝突により運がよけ
れば再度特定入賞口130に入賞上が誘導されるもので
ある。
上記したモータ136及びカム位置検出器138は、前
記後面周壁111に一体的に形成された取付部に固定さ
れる裏面カバー141に固定されるもので、その裏面カ
バー141には、モータ136からの配線を処理する配
線止め142a、142bが一体的に形成されている。
更に、下部入賞空間118b内には、跳ね返し板124
から飛び跳ねた入賞上の特定入賞口130への飛入を邪
魔する飾り板143a、143bが設けられている。こ
の飾り板143a、143bは、第11図に示すように
跳ね返し板124の下流側両端から飛び出すようになっ
ており、これを動作させるために、リンク機構144a
、144b、145a、145b (ただし、144a
145aは、図示省略)及び連結リンク部材146を介
してソレノイド147に連結されている。
しかして、ソレノイド147が励磁されたときに、飾り
板143a、143bが左右から飛び出して特定入賞口
130の前を覆い、跳ね返し板124によって跳ね上が
った入賞上を下方に落すように作用する。つまり、飾り
板143a、143bは、バスケットボールにおけるデ
イフェンスの役目をするものである。ただし、すべての
跳ね返り玉が邪魔されるわけではなく、跳ね返し板12
4によって跳ね上がった入賞上が高く上った場合には、
飾り板143a、143bを飛び超えて特定入賞口13
0に誘導されることになる。また、ソレノイド147は
、始動入賞時及び18回開閉時に励磁されるものである
が、始動入賞時には、1回及び2回開きとも、第12図
に示すような励磁時間及びインターバル時間でそれぞれ
2回励磁され、18回開閉動作時には、開閉ソレノイド
115a、115bの励磁開始から微小時間(例えば0
.5秒)遅れて、第13図に示すような励磁時間(例え
ば、1秒)、インターバル時間(例えば、0.6秒)で
18回励磁される。
また、下部入賞空間118bの下端後部には、開口が開
設され、特定入賞口130を通過した入賞上及び特定入
賞口130に人賞しなかった入賞上が落下して、前記1
0カウント計数スイツチ25に誘導されるようになって
いる。つまり、上記開口は、通常入賞口148を構成し
ている。
上記した可変入賞球装置100に設けられる電気部品(
例えば、ソレノイド、モータ等の電気的駆動源やランプ
等の装飾部品)から接続される配線は、前記裏カバー板
141に固定される中継端子基板149の中継端子15
0に一旦接続され、中継端子基板149を介して前記入
賞上集合カバ一体23の中継基板28と接続されるよう
になっている。
上記のように構成される可変入賞球装置100において
は、上記したように可動部材103a。
103bが開成状態のときに打玉が可動部材103a、
103bに乗った場合に、その打玉は、上詰導突起10
9a、109bによって入賞上詰導板119に誘導され
、その後、下部入賞空間118bに落下して跳ね返し板
124に衝突して特定入賞口130又は通常入賞口14
8に到達する。
このため、打玉が跳ね返し板124で奥側に向けて跳ね
上がるのは、可動部材103a、103bが閉成状態に
なってから微小時間(例えば、0゜3秒)経過してから
である。しかして、このとき飾り板143a、143b
が特定入賞口130の前に出現しているか否かによりて
特定入賞口130への入賞率を変化させることができる
。したがって、開閉用ソレノイド115a、115bの
励磁が終了してから振分は用ソレノイド147の励磁時
間が長いほど特定入賞口130への入賞率が悪くなる。
例えば、始動入賞時における1回又は2回の開閉ソレノ
イド115a、115bと(振分け)ソレノイド147
との励磁状態の関係を第12図に示すように、パターン
■においては、開閉用ソレノイド115a、115bの
励磁(励磁時間;例えば、1回;0,6秒、2回;0.
8秒)が終了した後、微小時間(例えば、0.5秒、)
経過するまでソレノイド147を励磁(励磁時間;例え
ば、1回、2回とも;0.5秒、インターバル時間、1
回;0.3秒、2回;0゜9秒)し、パターン■におい
ては、開閉用ソレノイド115a、1t5bの励磁が終
了した後、微小時間(例えば、0.4秒)経過するまで
ソレノイド147を励磁し、パターン■においては、開
閉用ソレノイド115a、115bの励磁が終了した後
、微小時間(例えば、0.3秒)経過するまでソレノイ
ド147を励磁するように設定した場合には、打玉が特
定入賞口130に到達する頃でも飾り板143a、14
3bが飛び出しているパターン■が最も特定入賞口13
0に人賞し難く、打玉が特定入賞口130に到達する頃
には飾り板143a、143bが没入しているパターン
■が最も特定入賞口130に入賞し易い。
一方、18回開閉動作時における開閉用ソレノイド11
5a、115bと(振分は用)ソレノイド147との関
係(ただし、11回目の開閉時からの関係)は、第13
図に示すように、パターン■においては、開閉用ソレノ
イド115a、115bの励5ii(励磁時間;例えば
、0.8秒)が終了した後、微小時間(例えば、0.4
秒)経過するまでソレノイド147を励磁(励磁時間;
例えば、11回目だけ0.8秒で、12回目以降は1秒
)シ、パターン■においては、開閉用ソレノイド115
a、115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、
0.3秒)経過するまで振分は用ソレノイド88を励磁
し、パターン■においては、開閉用ソレノイド115a
、115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、0
.2秒)経過するまで振分は用ソレノイド88を励磁す
るように設定した場合には、打玉が特定入賞口130に
到達する頃でも蝕り板143a、143bが飛び出して
いるパターン■が最も特定入賞口130に人賞し難く、
打玉が特定入賞口130に到達する頃には飾り板143
a、143bが没入しているパターン■が最も特定入賞
口130に人賞し易いしかして、第1実施例と同様に、
始動入賞時又は18回開閉時における特定入賞口130
への入賞率が異なる3つのパターン■〜■又はパターン
■〜■を用意し、これらのパターン■〜■又はパターン
■〜■を任意に所定個数(例えば、10個)集めたもの
を作成する。そして、10個のパターンデータを常に回
転させておき、始動入賞時、又は最初の特定入賞口13
0への入賞時に1個のパターンデータな選び出し、その
パターンデータに基づいて振分は用ソレノイド147の
制御を行う。そして、設定■から設定■において、特定
入賞口130への入賞率の高いパターンを順次含むよう
に設定することにより、始動入賞時又は18回開閉動作
時における特定入賞口130への入賞率は、特定入賞口
130への入賞率が最も高いパターン■又はパターン■
を多く含む設定■において最も高く、特定入賞口130
への入賞率が最も低いパターン■又はパターン■を多く
含む設定■において最も低く調整することができる。し
たがって、この第2実施例においても、制御基板ボック
ス50に設けられる第1入賞率設定スイツチ57及び第
2入賞率設定スイツチ58を抑圧動作して、所望の設定
値を選択すれば、始動入賞時および18回開閉動作時の
可動部材103a、103bの開成状態で受は入れられ
た打玉の特定入賞口130への入賞率を誰でも簡単に調
整することができ、従来はど釘調整に頼る必要がなくな
る。
なお、上記した第2実施例では、特定入賞口130への
入賞率を開閉ソレノイド115a、115bとソレノイ
ド147との励磁時間タイミングによって調整する例を
示したが、モータ136によって8動する特定入賞口1
30のB動速度や移動範囲を調整することにより、その
入賞率を調整できるようにしてもよい。
次に、上記した第1実施例及び第2実施例と異なる入賞
球装置を本発明に係る弾球遊技機に適用した実施例(第
3実施例)を第14図及び第15図を参照して説明する
。この第3実施例に係る入賞球装置160は、打玉を人
賞し易い状態に変化して受は入れる可変入賞球装置では
なく、ただ車に、遊技領域13を落下する打玉な受は入
れる玉入口164を有しているに過ぎない。ここで、入
賞球装置160について説明すると、入賞球装置160
は、前記遊技盤11に取り付けられる取付基板161を
有している。取付基板161の上部には、打玉を通常の
入賞玉とする通常入賞口162が形成されている。通常
入賞口162の下方には、上詰環部163が突設され、
遊技領域13の左右方向から飛来する打玉な受は止めて
、玉入口164に誘導するようになっている。玉入口1
64の後方には、誘導径路165が突設され、玉人口1
64に入った打玉を後方に誘導して落下口166から下
方に落下せしめる。落下口166の下方には、振分は装
置167が配設され、落下口166から落下した打玉は
、振分は装置167の玉訪環部168上に落下するよう
になっている。
振分は装置167の正読環部168は、落下口166か
ら落下した打玉を受は止めて前方へ誘導するように下り
傾斜して形成され、その後方部分で上下方向に立設され
る支軸169に軸支されて左右回動自在に設けられてい
る。支軸169は、取付基板161の後面壁(符合なし
)の上下に形成された軸受部171によって軸支される
とともに、支軸169の上下には、プラスチック製のカ
ラー170a、170bが嵌入されて振分は装置167
の回動動作をスムーズならしめている。また、振分は装
置167の支軸169より後端側には、二叉係合部17
2が形成され、該二叉係合部172に駆動モータ173
のモータ出力軸174に固定される回転カム175の偏
心した位置に突設された係合ビン176が係合するよう
になっている。このため、駆動モータ173が回転する
ことにより、係合ビン176が二叉係合部172内を上
下動しながら左右方向に振幅運動をするため、振分は装
置167の上腿環部168が左右方向の回動動作を行う
。したがって、土詰環部168によって誘導された打玉
は、振分は装置167の回動運動の穆勤範囲内で上腿環
部168から落下することになる。なお、土詰環部16
8の長さは、第15図に示すように取付基板161と同
一の平面より僅かに奥側に後退した位置まで延設されて
おり、このため、上腿環部168によって誘導された打
玉は、遊技盤11とガラス板5bとで形成される遊技空
間に落下することになる。
取付基板161の前面には、その下半分を囲むように入
賞玉受枠195が突設され、その入賞玉受枠195の前
面に前面装飾板177が取着されている。前面装飾板1
77のほぼ中央には、方形状の開口部178が開設され
ている。
入賞玉受枠195の上辺は、前記上腿環部168から落
下した打玉を受は止めるようになっているが、その中央
に玉受口179が形成され、その玉受口179から左右
に傾斜する放出径路180a、180bが形成されてい
る。そして、玉受口179に受は止められた打玉は、通
過玉検出器181をONさせた後、第15図に示すよう
に後方誘導径路182によって再度取付基板161の後
方に誘導され、入賞玉落下空間183に導かれる一方、
放出径路180a、180bに受は止められた打玉は、
その下り傾斜面に誘導されて、再度遊技領域13に放出
されて遊技盤11上を落下する。したがって、前記上腿
環部163に誘導された打玉であっても、すべてが入賞
玉となるのではなく、振分は装置167の上腿環部16
8の回動位置によって入賞玉になったり、あるいは、再
度遊技玉となったりする。
前記後方誘導径路182によって誘導された入賞玉が落
下する入賞玉落下空間183の下端には、後方から前方
に向けて下り傾斜する1転動板184が設けられている
。1転動板184には、第14図に示すように、「へ」
字状の出没穴185が穿設されている。一方、1転動板
184の裏面に軸支される作動部材186の先端部には
、出没穴185の形状と合致するような「へ」字状の障
害部187が突設され、該障害部187が出没穴185
から出没するようになっている。より詳細に説明すると
、作動部材186は、第15図に示すように、1転動板
184裏面後端部に支軸188によって回動自在に軸支
され、常に障害部187の位置する方が自重により下方
向に回動するように付勢されている。そして障害部18
7のさらに先端の規制部190は、1転動板184の裏
面に突設された規制突片191と当接することにより、
作動部材186の下方向への回動を係止させている。ま
た、障害部187と反対側の端部には、上方向に曲折さ
れた当接部189が形成され、該当接部189にソレノ
イド192のプランジャ193先端に固定された当接板
194が当接するようになっている。そして、ソレノイ
ド192が励磁されることにより、プランジャ193が
下方向に8勤すると、当接板194が当接部189を下
方向に押し下げるので、作動部材186は、支軸188
を中心にして障害部187が出没穴185から正転動板
184上に突出するように回動する。
前記入賞玉受枠195の下方部によって囲まれる空間に
は、一対の特定入賞口形成部材196a196bが立設
され、その空間を中央の特定入賞口197と左右の通常
入賞口198a、198bとに分割している。特定入賞
口形成部材198a、198bの間隔は、パチンコ玉の
直径よりもやや大きい程度に選ばれ、その上端は、前記
正転動板184の流下端に臨んでいる。また、特定入賞
口197の流下途中には、特定入賞玉検出器199(近
接スイッチ)が設けられている。しかして、障害部18
7が正転動板184から没しているときには、後方誘導
径路182から落下した入賞玉は、正転動板184の中
心を下方に向って流下し、そのまま特定入賞口197に
入賞して特定入賞玉検出器199を作動させる可能性が
高くなる。逆に、障害部187が正転動板184から突
出しているときには、後方誘導径路182から落下した
入賞玉は、正転動板184の中心を下方に向って流下す
るが、「へ」字状の障害部187に衝突して、左右に振
分けられ、通常入賞口198a、198bに誘導される
可能性が高くなる。そして、前記特定入賞口197に打
玉が入賞して特定入賞玉検出器199をONさせること
により可変入賞球装置を遊技者に有利な状態に可変させ
る権利が発生する特定遊技状態となり、その状態中に、
例えば、始動入賞口14.15a、15cに打玉が入賞
した場合には、可変入賞球装置70等を遊技者に有利な
状態に可変させるものである。
上記した実施例では、駆動モータ173が常時回転して
おり、振分は装置167を左右に動作させ、また、ソレ
ノイド192は、間欠的にON。
OFFを繰り返しており、障害部187は、それによっ
て出没を行っている。この障害部187の出没は、見掛
は上下規則となるように振分は装置167の振分は動作
に対しソレノイド192のONするタイミングがランダ
ムに設定されるが、通過玉検出器181が玉を検出した
ときには、その玉が障害部187の上を通るまでの平均
的時間を見計らって、障害部187が突出するようにソ
レノイド192の制御を行う。例えば、上記平均的待時
間よりも僅かに早くONした場合には、障害部187と
正転動板184を流下してくる入賞玉とが衝突して通常
入賞口198a、198bに誘導され易くなり、平均的
時間よりも僅かに遅くONした場合には、入賞玉が通過
した後に障害部187が突出するので、特定入賞口19
7に誘導され易くなる。したがって、この第3実施例の
場合においても、前記平均的時間に対し微小時間を加減
した複数の時間パターンを容易し、その複数のパターン
データを任意に組み合せたものを作成し、特定入賞口1
97への入賞率の低いパターンを多く含んだパターンデ
ータを設定■に対応させ、特定入賞口197への入賞率
の高いパターンを多く含んだパターンデータを設定■対
応させることにより、上記第1実施例及び第2実施例と
同様に、制御基板ボックスに設けられる調整操作手段と
しての大賞率設定スイッチを押圧動作して、所望の設定
値を選択すれば、打玉の特定入賞口197への入賞率を
誰でも簡単に調整することができ、従来はど釘調整に頼
る必要がなくなる。
以上、3つの実施例について説明してきたが、いずれの
実施例においても、制御基板ボックス50内に設けた調
整操作手段としての入賞率設定スイッチを操作すること
により、制御機構としての振分は部材83、飾り板14
3a、143b、及び障害部187を駆動する電気的駆
動源を制御する制御手段に電気的に直接入賞率調整手段
が作用するものを示したが、入賞率調整手段と駆動制御
手段とが電気的に直接作用しないように構成しても良い
。例えば、電気的駆動源の作動範囲(ソレノイドの場合
には、ストローク)を調整する調整操作手段と調整手段
とを手動的の操作することにより特定入賞口への入賞率
を変化させる場合、電気的駆動源の駆動態様は、その調
整によって変化するが、電気的には、調整手段と駆動制
御手段とは、その関連性はない。
また、上記3つの実施例においては、制御機構としての
振分は部材83、飾り板143a、143b、及び障害
部187を駆動する電気的駆動源を作動させる条件とし
て、始動入賞時及び18回開閉動作時(大当り時)、あ
るいは常時作動させる(第3実施例)ようにしたが、大
当り発生により次回以降の大当り発生を容易にするよう
な遊技構成にものにおいて、その大当り発生の容易の度
合を調整できるようにしたものでもよい。また、第3実
施例において、上述した権利発生状態中に特定入賞口1
97へ打玉が入賞することにより権利が消滅するような
構成にした場合に、その消滅のしやすさの度合を調整で
きるようにしてもよい更に上述した第1実施例及び第2
実施例では、18回開閉動作時に特定入賞口に打玉が入
賞すると、直ちに可動部材の開閉動作を停止して、次の
開閉動作に移行するものを示したが、特定入賞口への入
賞を記憶しておき、所定の開閉サイクル(10個の入賞
、又は18回の開閉)が完全に終了してから次の開閉サ
イクルに移行するようにしてもよい。また、遊技内容に
ついても、特定入賞口への入賞率を制御することができ
る制御機構と該制御機構を駆動する電気的駆動源と該電
気的駆動源を駆動制御する駆動制御手段と特定入賞口へ
の入賞率を調整する調整操作手段と該調整操作手段によ
る操作に応じて特定入賞口への入賞率を調整する入賞率
調整手段とを備えておれば、どのような構造、あるいは
遊技内容を有する弾球遊技機であってもよい。
なお、特定入賞口への入賞率を変更する条件として、上
記した実施例では、予め定めた期間(所定の始動回数が
終了するまで)が経過するまで変更しないようにしたが
、これを調整操作手段を操作した時点で即座に変更でき
るように構成しても良いし、あるいは、変更できないに
しても上記始動回数だけでなく遊技に関係するいろいろ
な要因を選択することができる。例えば、一定時間(2
4時間)が経過したとき、特定入賞口への入賞回数が所
定数に達したとき、アウト玉の数が所定個数に達したと
き、等である。
また、特定入賞口への入賞率を調整できる範囲、あるい
は段階は、上記した実施例に限定されないし、その調整
方法も回動操作で目盛付レバーを変更させるものでも、
あるいは手順を複雑にした操作によって設定できるよう
にしたものでも良くまた、その設定手段を弾球遊技機で
はなく、遊技場の集中管理室に設けて遠隔的に操作でき
るようにしてもよい。
更に上述した実施例においては、弾球遊技機として、遊
技者が借り受けた玉を打球供給皿7に投入して遊技する
形式のものを示したが、持ち玉データが記憶された記憶
媒体によって遊技機内に封入された封入玉を弾発して遊
技が行える形式の、いわゆるカード式の弾球遊技機であ
ってもよい。
このカード式の場合、特定入賞率設定データが記憶され
たカードをカードリーダに挿入することで特定入賞率設
定データを変更するようにしてもよく、この場合に、こ
のカードを遊技場の責任者が保有する特定入賞率設定専
用カードとしてもよいし、遊技者に発行する遊技用カー
ドに特定入賞率設定データを入れておくようにし、遊技
開始時にそのカードを遊技者がカードリーダに挿入する
ことにより、その遊技機の特定入賞率が決定するように
してもよい。また、パチンコ遊技機以外の弾球遊技機、
例えば、アレンジボールやアレバチ遊技機であってもよ
い。また、遊技価値の付与として、特定入賞口への打玉
の入賞により、所定数の景品玉(例えば、1000個)
、あるいはカード式の場合には、所定点数(例えば、1
000点)を直接遊技者に付与するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上、説明してきたところから明らかなようにこの発明
に係る弾球遊技機は、特定入賞口への入賞率を制御する
ことができる制御部材を駆動させる電気的駆動源の駆動
態様を調整操作手段の操作に応じて変化させる入賞率調
整手段を備えているので、従来のように釘調整だけに頼
る必要がなくなり、特定入賞口への入賞率を簡単に誰で
も調整することかできる。よって、出玉の管理のし易い
弾球遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の
正面図、第2図は、パチンコ遊技機の背面概略図、第3
A図及び第3B図は、基板制御ボックスに設けられる調
整操作手段を示す正面図、である。 第4図ないし第8図は、第1実施例に係る入賞球装置を
示し、第4図は、入賞球装置の一例としての可変入賞球
装置の正面図、第5図は、可変入賞球装置を遊技盤に取
り付けた状態での縦断面図、第6A図及び第6B図は、
各設定値における特定入賞口への入賞率パターンの組み
合せを示す組み合せ表口、第7図は、始動入賞時におけ
る開閉ソレノイドと振分はソレノイドとの各入賞率パタ
ーンでの関係を示すタイムチャート、第8図は、18回
開閉動作時における開閉ソレノイドと振分はソレノイド
との各入賞率パターンでの関係を示すタイムチャート、
である。 第9図ないし第13図は、第2実施例に係る入賞球装置
を示し、第9図は、入賞球装置の一例としての可変入賞
球装置の正面図、第10図は、可変入賞球装置を遊技盤
に取り付けた状態での縦断面図、第11図は、可変入賞
球装置の斜視図、第12図は、始動入賞時における開閉
ソレノイドと振分はソレノイドとの各入賞率パターンで
の関係を示すタイムチャート、第13図は、18回開閉
動作時における開閉ソレノイドと振分はソレノイドとの
各入賞率パターンでの関係を示すタイムチャート、であ
る。 第14図及び第15図は、第3実施例に係る入賞球装置
を示し、第14図は、入賞球装置の正面図、第15図は
、入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態での縦断面図、
である。 1・・パチンコ遊技機;弾球遊技機 11・・遊技盤 50・・制御基板ボックス;内部の制御基板に駆動制御
手段と入賞率調整手段を含む 57.58・・入賞率設定スイッチ:調整操作手段 70・・可変入賞球装置;入賞球装置 73・・入賞空間 84・・揺動部材;制g4機構 88・・ソレノイド;電気的駆動源 98・・特定入賞口 99a、99b・・通常入賞口;入賞口100・・可変
入賞球装置;入賞球装置118・・入賞空間 130・・特定入賞口 143a、143b−・飾り板;制御機構147・・ソ
レノイド;電気的駆動源 148・・通常入賞口;入賞口 160・・入賞球装置 183・・入賞玉落下空間;入賞空間 187・・障害部:制御機構 192・・ソレノイド;電気的駆動源 197・・特定入賞口 198a、198b・・通常入賞ロ:入賞口第1 図 第2 図 第4 図 第7 図 第6A図 第6B図 第9 図 第10図 ((12)1回間テ晴 第12図 (b)2回RI之時 第14図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 遊技盤上に配設された入賞球装置と、 該入賞球装置の入賞空間に形成され、打玉の入賞により
    遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定入賞口を含む
    複数の入賞口と、 前記入賞球装置に設けられ、前記特定入賞口への打玉の
    入賞率に影響を及ぼすことができる制御機構と、 該制御機構を駆動するための電気的駆動源と、該電気的
    駆動源を所定の条件に基づいて駆動制御する駆動制御手
    段と、 前記特定入賞口への打玉の入賞率を調整するための調整
    操作手段と、 該調整操作手段の操作に応じて前記電気的駆動源の駆動
    態様を変化させて、前記特定入賞口への打玉の入賞率を
    調整する入賞率調整手段と、を備えた弾球遊技機。
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