JPH0214400Y2 - - Google Patents

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JPH0214400Y2
JPH0214400Y2 JP1983165656U JP16565683U JPH0214400Y2 JP H0214400 Y2 JPH0214400 Y2 JP H0214400Y2 JP 1983165656 U JP1983165656 U JP 1983165656U JP 16565683 U JP16565683 U JP 16565683U JP H0214400 Y2 JPH0214400 Y2 JP H0214400Y2
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JP
Japan
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outer bag
bag
heat
seaweed
tip
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JP1983165656U
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は海苔巻握り飯を包装する用具に関する
ものであり、更に詳しくは成型された握り飯と海
苔とを分離して包装し、食用時に握り飯の外周面
に位置している内装を引き抜くことにより握り飯
と海苔とを一体構造に接合し、外気による湿気
と、握り飯から浸透する湿気により海苔の風味や
握り飯の旨味が損なわれることを防止し得るよう
にした海苔巻握り飯包装用具に関するものであ
る。
ロ 従来技術 公知の海苔巻握り飯の製造工程においては、円
形もしくは三角形または長方形に型取りした型抜
き具内に飯を詰め込み、所望形状の握り飯を成型
した後、その外周面に直接海苔を巻きつけて最終
製品に仕上げる方法が採られている。かくして得
られた海苔巻握り飯は、この後ポリエチレンある
いはポリプロピレン等の食品包装用合成樹脂シー
トあるいは包装紙等の適当な包装資材で包装して
販売ルートに供給されている。
上記の説明から理解し得るように、公知の海苔
巻握り飯の製造方法は、握り飯の製造能率は比較
的優れているものの包装工程は全く人手作業に依
存し、包装材シート内に握り飯を盛り込んだ後、
該包装材シートを折りたたみ、握り飯を包みこむ
態様が多く、かかる包装工程の複雑性に起因する
作業能率の低下や握り飯の形崩れ等の問題点が認
められる。更に多くの人手を経ることに起因する
衛生面での問題点や食用時における包装材シート
の引き剥がしにくさ等の欠点も見受けられた。
このような不都合を解決するため包装機能を兼
備した海苔巻握り飯製造用具が幾つか提案されて
いる。例えば、実公昭57−10542号公報には、内
袋引抜き用の切除部を先端に形成せしめた合成樹
脂シート製の外袋と、該外袋内に嵌装される内袋
からなる海苔巻握り飯の製造用具が、また、実公
昭57−42318号公報には、外袋の上面開口部から
引き抜き得る稜面に切欠部を有する内袋を使用し
てなる海苔巻握り飯の製造用具がそれぞれ提案さ
れている。
しかし、前者は外袋の先端切除部が外気に対し
て完全に開口しており、ここから侵入する外気に
より海苔が浸潤し、風味が損なわれるという公知
の海苔巻握り飯製造具に認められた問題点が未解
決のまま残存している。
また後者には、中袋の切欠部から湿気が浸透し
て同じく海苔の風味を損ねるという欠点が見受け
られる。両者は、上記のように外袋ないしは中袋
に明確な開口部が放置されるという重大な欠点を
有する以外に、外袋及び中袋の上部開口部の閉鎖
方法が、単に蓋部を重ね合せて折りたたみシール
部材で蓋閉じをするという簡便且つ、不完全なも
のであるので、食品の密封という目的は達しえな
いものであつた。
それ故に外袋の密封不完全に起因する雑菌や湿
気の侵入は勿論のこと、昆虫や塵埃などの異物の
侵入すらも防止できないという衛生上の重大な欠
点があり、その上中袋の密封不完全により内袋内
握り飯の湿気により海苔風味を損なう問題も解決
されていない。更にかかる包装袋を兼用した握り
飯製造具は、該袋への飯の充填作業が全くの手作
業によつて実施されるため煩雑であり、作業性に
おいて量産に適さないという問題もある。
ハ 考案の目的 本考案の主要な目的は、在来の海苔巻握り飯の
包装用具あるいは海苔巻握り飯の製造方法特に包
装方法に認められた前記の如き欠点を解決し得る
新規な海苔巻握り飯の包装用具を提供することに
ある。また本考案の他の目的は、使い勝手が良好
で衛生保持性に優れ、且つ、安価な海苔巻握り飯
の包装用具を提供することにある。
ニ 考案の構成 本考案は食品包装用合成樹脂材料から製せられ
た三角形状の外袋1と、該外袋1と略同形状の食
品包装用合成樹脂材料から製せられた内袋2から
なる海苔巻握り飯包装用具であつて、前記外袋1
には、その先端部3の切り離しを容易にする裂断
部4が設けられ、且つ、該外袋1の開口部には、
該開口部を密封する熱シール部6および該熱シー
ル部の切り離しを容易にする第2の裂断部7が形
成されており、一方、前記内袋2の開口部には、
握り飯9を充填した後、該開口部を密封する第2
の熱シール部6′ならびに該第2の熱シール部の
切り離しを容易にする第3の裂断部7′が形成さ
れている海苔巻握り飯の包装用具を要旨とするも
のである。
ホ 実施例 第1図は本考案に係る海苔巻握り飯包装用具の
構造を分解状態で示す斜視図であり、第2図は海
苔と握り飯を包装した状態の海苔巻握り飯包装用
具の正面図である。また、第3図は食用に先立つ
熱シール部の切除状態ならびに内袋の抜き出し状
態の説明図である。
これらの図面において非透水性の軟質合成樹脂
材料、例えばポリプロピレン樹脂等のシートから
製せられた透明な外袋1は、内部に海苔8や握り
飯9を収納すべく袋状に形成された本体部分5
と、その先端部3の切り離しを容易にする裂断部
4を有し、更に該外袋1の開口部には握り飯と海
苔を封入した後、該開口部を密封する切取り可能
な裂断部7を備えた熱シール部6が形成されてい
る。中袋2は不透明もしくは半透明な非透水性の
軟質合成樹脂材料、例えばポリエチレン樹脂また
はポリプロピレン樹脂等から製せられ、外袋1と
同様その開口部には、握り飯を挿入した後、該開
口部を密封する切り取り可能な裂断部7′を備え
た熱シール接合部6′が形成されている。該中袋
2は、先端部3′に裂断部4を有しないほかは、
外袋1と略同一の形状に成型されている。
また、本考案の好適な実施態様においては、外
袋1の先端部3内に嵌装する内袋2の先端部3′
は、外袋1内に挿入後、該外袋1の先端部3に熱
シールあるいは接着等の公知の固着手段により点
状12にシール接合される。内部に海苔ならびに
握り飯が封入されていることならびに接合作業の
容易性から判断し、上記固着手段のうち、スポツ
ト加熱による熱ヒートシール方式が最適である。
外袋1の本体部分5の先端部3近くに形成され
る裂断部4としては、前記軟質合成樹脂シート材
を袋状に成形するための接合部として機能する本
体部分5の稜線部に形成された第1図に例示する
切欠き4のほかに、スリツトあるいは、外袋1の
先端部3を横断するように刻設されたミシン目等
から任意に選択することができる。また、外袋1
及び内袋2の形成素材として使用する軟質合成樹
脂材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン
等の海苔や握り飯に対し有害な成分が溶出する虞
れのない公知の熱可塑性樹脂のシートを使用する
ことができる。
以下、本考案に係る海苔巻握り飯包装用具の使
用方法を説明する。まず、第1図に示すように海
苔8を外袋1の内面に沿つて敷設した後、内袋2
の開口部を開き型抜き成型された握り飯9を挿入
した後、該内袋2を外袋1内に挿入する。この
後、内袋2および外袋1の開口部に設けられた熱
シール部6,6′をヒートシールし、更に外袋1
の先端部3と内袋2の先端部3′とを熱シール等
の接合手段によつて点状12にシール接合する。
海苔巻握り飯の食用時には、第3図に示すよう
に外袋1および内袋2の開口部に形成せられた熱
シール部6,6′を裂断部7,7′に沿つて切り離
し、次いで外袋1の先端に設けられた前記裂断部
4に沿つて外袋1の本体部分5から先端部3を切
り離し(第3図イ)、該先端部3を摘んで矢印の
方向に引張り、該先端部3に点シール12状に接
合されている内袋2を外袋1内から抜き取る(第
3図ロ)。この内袋2の引き抜き動作によつて海
苔8は握り飯9の外周面に自動的に当着し巻きた
ての海苔巻握り飯が形成される。かくして、海苔
巻握り飯を外袋1の開口部から取出し食用に供す
る。
ヘ 考案の効果 本考案に係る海苔巻握り飯包装用具は以上の如
く構成されているので、包装作業が容易であり量
産にも適している。また包装された海苔巻握り飯
は、食用直前まで握り飯と海苔が完全に分離され
た状態を維持し、且つ、海苔は外気ならびに握り
飯の湿気から完全に遮断されているから、公知の
海苔巻握り飯製造用具において不可避であつた海
苔のベト付きや風味の低下等の問題を完全に解消
せしめることができる。本考案はまた、海苔巻握
り飯製造工程の能率ならびに衛生状態をも顕著に
向上せしめる。更に海苔巻握り飯食用時における
内袋の除去を外袋の先端部切り離しと同時に行う
ことができるから、外袋の先端部を切り離した
後、改めて内袋の先端部を摘みなおす必要がな
く、開封動作の容易化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る海苔巻握り飯包装用具の
構造を分解状態で示す斜視図であり、第2図は海
苔と握り飯を包装した状態の海苔巻握り飯包装用
具の正面図である。また第3図は食用に先立つ内
袋の抜き出し状態と外袋内に抱持された海苔巻握
り飯の斜視図である。 1……外袋、2……内袋、3……外袋の先端
部、3′……内袋の先端部、4……裂断部、5…
…外袋の本体部分、6……外袋の熱シール接合
部、6′……内袋の熱シール接合部、7……外袋
の開口部の裂断部、7′……内袋の開口部の裂断
部、12……点状シール部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 食品包装用合成樹脂材料から製せられた三角
    形状の外袋と、該外袋と略同形状の食品包装用
    合成樹脂材料から製せられた内袋からなる海苔
    巻握り飯包装用具であつて、前記外袋には、そ
    の先端部の切り離しを容易にする裂断部が設け
    られ、且つ、該外袋の開口部には、開口部を密
    封する熱シール部および該熱シール部の切り離
    しを容易にする第2の裂断部が形成されてお
    り、一方、前記内袋の開口部には、握り飯を充
    填した後、該開口部を密封する第2の熱シール
    部ならびに該第2の熱シール部の切り離しを容
    易にする第3の裂断部が形成されていることを
    特徴とする海苔巻握り飯包装用具。 (2) 前記外袋の先端部と内袋の先端部とを点状に
    シール接合した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の海苔巻握り飯包装用具。
JP1983165656U 1983-10-25 1983-10-25 海苔巻握り飯包装用具 Granted JPS6075279U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983165656U JPS6075279U (ja) 1983-10-25 1983-10-25 海苔巻握り飯包装用具
US07/139,067 US4784864A (en) 1983-10-25 1987-12-24 Food wrapper for a dried seaweed covered mass of rice

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983165656U JPS6075279U (ja) 1983-10-25 1983-10-25 海苔巻握り飯包装用具

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Publication Number Publication Date
JPS6075279U JPS6075279U (ja) 1985-05-27
JPH0214400Y2 true JPH0214400Y2 (ja) 1990-04-19

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58165749A (ja) * 1982-03-26 1983-09-30 Daikei:Kk 外周に海苔を巻装し内部に米飯加工食品を収納した中袋の取り出し方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104682U (ja) * 1979-01-18 1980-07-22

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JPS58165749A (ja) * 1982-03-26 1983-09-30 Daikei:Kk 外周に海苔を巻装し内部に米飯加工食品を収納した中袋の取り出し方法

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JPS6075279U (ja) 1985-05-27

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