JP2005138845A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋本体をスムーズに良好な状態で開封でき、かつ、食品を手で持たずに、包装袋の一部に載せて賞味することができる包装袋を提供する。
【解決手段】袋本体2の側壁3が、両側部31,32で互いに接合される表面材5と裏面材6からなり、その表面材5と裏面材6の内側に、カットテープ4が貼り付けられ、開封端となるカットテープ4の一端側では、表面材5にのみ、カットテープ4の一端41を挟むように一対の切込み10,10が形成される一方、カットテープ4の他端側では、カットテープ4は表面材5及び裏面材6と共に接合され、表面材5及び裏面材6に、カットテープ4の他端42を挟むように一対の切込み11,11が形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、おにぎりやサンドイッチ、ケーキ等の食品を好適に包装しうる包装袋に関する。
おにぎり等の各種食品を包装するための包装袋は、例えば、図11に示されるようなものが従来から知られている。この包装袋100は、表装材の裏面側にポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂からなるフィルムが溶着されてなる一枚のシート体を折り畳み、互いに折り重なった上部端縁が溶着されることによって形成されている。
かかる包装袋100は、その下縁部におにぎりRを挿入するための開口102が設けられ(図11では開口102が閉止された状態を示している)、この開口102からおにぎりRを包装袋100内に挿入した後、当該包装袋100の下部を折り曲げて粘着テープ等で貼着することにより、おにぎりRが包装袋100内に包装された状態となる。
かかる包装袋100の上部端縁に形成された溶着部101には、開封の端緒となるU字状に形成された切り口103が設けられている。そして、この切り口103を挟んで両側の溶着部101をそれぞれ指で摘み、互いに反対方向に向けて引っ張ることにより包装袋100が破袋し、これによって包装袋100から内部のおにぎりRを取り出し得るようになっている。
このような包装袋100にあっては、開封時には、包装袋100の上端の溶着部101における左右の端部をそれぞれ指で摘んで互いに反対方向に引っ張るようにする。そうすると、図示のように、破断線が円弧状になって上下方向の略中間位置で包装袋100の側部に到ってしまい、これによって破断片104を包装袋100の本体から引きちぎっても包装袋100の上隅部のみしか開口できず、おにぎりRをスムーズに取り出すことができない。
そこで、本件出願人は、このように、袋本体の一部のみが裂けることによりおにぎり等の食品の取り出し操作が困難になるような不具合を確実に防止し、袋本体の全面をスムーズに切断開封し得るようにして常に食品を容易に取り出せるようにした包装袋を提案している(例えば、特許文献1参照)。
この包装袋は、図12に示すように、上端縁にシール部201を有する下端開放型の袋本体であって、前記上端縁には、袋本体を切断するための切り口202が設けられ、且つ袋本体内には前記切り口202を起点とした切断方向の少なくとも一方側に切断方向のずれ防止用テープ203を設けている。
袋本体のシール部201に設けられた切り口202を介してその外側部分をそれぞれ指で摘み互いに反対方向に引っ張ることにより、袋本体は切り口202を起点としてその部分から切断していく。そして、袋本体には、その切り口近傍から切断方向に向けて延びるずれ防止用テープ203が設けられているため、これによる誘導で袋本体がずれ防止用テープ203を横断して裂けるようなことは起こらず、従って、従来のように袋本体の一部のみが破断するような不具合が確実に防止され、常にずれ防止用テープ203に沿って破断開口が形成される。
そして、ずれ防止用テープ203に沿う破断開口の大きさを、予め食品Rを容易に取り出し得る寸法に設定しておくことにより、切り口202を介して二つに引き裂かれた袋本体から食品Rを容易に取り出すことが可能になり、一部分しか破断しないことにより破断開口から食品Rを容易に取り出し得なくなるような従来の不具合は解消される。
特開2003−291986号公報
しかしながら、上記従来例(特許文献1)の場合、破断開口から食品Rをスムーズに取り出すことができても、少なくとも、その食品Rを食するためには、一旦手で持たなければならなかった。そのため、衛生上の問題があった。この点に関し、その食品Rを袋本体の残部(図示省略)にその大部分を収納したままの状態で、横の部分から食したり、袋本体の残部を下に向けて食品Rを支えて食する等の対応も可能ではある。
しかし、このような食べ方はあまり体裁がよくない。また、通常、包装袋内に収納される食品類は上下が明確に区別されている。特に、トッピング類を上部に載せたものは、包装された状態で明確に上部を上に向けて収納されており、そのままの姿勢で食するのが食感上及び体裁上からも好ましい。
また、上記従来例(特許文献1)のように、袋本体を縦方向に引き裂く場合、食品Rを避けるために、側部寄りの位置でしか引き裂くことができなかった。従って、食品Rの大部分を残部に残したままの状態でしか開封することができないため、食欲をそそる美観を楽しむこともできず、その開封状態は好ましいものではなかった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、袋本体をスムーズに良好な状態で開封でき、かつ、食品を手で持たずに、包装袋の一部に載せて賞味することができる包装袋を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る包装袋は、上部開放で有底の袋本体内に食品を収納できるようにした包装袋であって、前記袋本体の側壁の内周面には、前記袋本体を上下に分割するためのカットテープが横方向の全周にわたって貼り付けられていることを特徴とする。
このように構成すれば、カットテープにより、袋本体を上下に分割して、上部を取り除けば、下部に食品を載せた状態で開封することができる。従って、その食品を手に持つことなく、そのままの状態で食することができるため、衛生的であり、かつ、体裁もよい。また、食品の全周が取り除かれた開封状態となるため、見栄えのある外観を楽しみつつ賞味することができる。
(2)このような包装袋では、前記袋本体の側壁が、両側部で互いに接合される表面材と裏面材からなり、前記表面材と裏面材の内側に、前記カットテープが貼り付けられ、開封端となる前記カットテープの一端側では、前記表面材にのみ、前記カットテープの一端を挟むように切込みが形成される一方、前記カットテープの他端側では、前記カットテープは前記表面材及び裏面材と共に接合され、前記表面材及び裏面材に、前記カットテープの他端を挟むように切込みが形成されるようにするのが好ましい。
このように構成すれば、袋本体の側壁を、表面材から裏面材にかけてカットテープを回り込ませるようにして、上下に引き裂くことができ、袋本体を確実に上下に分割することができる。なお、上記「切込み」とは、切込み線、切り割り線、Vノッチ、Uノッチ等を含む開封が容易となるように加工された部分をいう。
(3)前記カットテープは、両面ヒートシール性を有していることが好ましい。このように構成すれば、表面材に貼り付けられたカットテープの他端(内面)と、裏面材に貼り付けられたカットテープの他端(内面)と、が表面材及び裏面材と三位一体となって接合されるため、袋本体の開封時に、カットテープの他端を、表面側から裏面側に確実に回り込ませることができ、これにより、カットテープを境として、袋本体を確実に上下に分割することができる。
(4)前記カットテープは、片面ヒートシール性を有し、前記カットテープの他端側に、前記表面材に貼り付けられたカットテープと、前記裏面材に貼り付けられたカットテープと、を接合するための溶断孔を形成するのが好ましい。このように構成すれば、表面材に貼り付けられたカットテープの他端と、裏面材に貼り付けられたカットテープの他端と、を表面材及び裏面材と共に、三位一体として接合することができる。従って、袋本体の開封時に、カットテープの他端を、表面側から裏面側に確実に回り込ませることができ、これにより、カットテープを境として、袋本体を確実に上下に分割することができる。
(5)前記カットテープの一端側における前記側壁との接合部は、前記切込みを迂回するようにコの字状に形成されることが好ましい。このように構成すれば、開封起点となるカットテープの一端側では、まず、表面側の側壁(表面材)のみを引き裂くことができ、次いで、裏面側の側壁(裏面材)を引き裂くことにより、手順よく袋本体を上下に分割することができる。
(6)前記側壁は、紙様シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化して形成してもよい。このように構成すれば、紙様シートの表面に食感をそそるような意匠性に富んだ印刷等を施して顧客吸引力を向上させることができる。なお、本発明でいう一体化とは、接着剤を用いて両シートをラミネートする場合、紙様シートにヒートシール性のある合成樹脂シートを溶着又は塗着する場合等を含む。この点については、以下の発明においても同様である。
(7)前記側壁は、ヒートシール性のない合成樹脂シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化して形成してもよい。この場合、透明なシートを選択すれば、トッピング類を載せた食品、例えば、寿司やケーキ、ピザ等を外から確認することができる。また、透明なヒートシール性のない合成樹脂シートに意匠性に富んだ印刷等を施して顧客吸引力を向上させることもできる。
(8)前記表面材又は裏面材の何れか一方が、紙様シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化してなり、他方が、ヒートシール性のない合成樹脂シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化してもよい。この場合、紙様シートの表面に意匠性に富んだ印刷等を施して顧客吸引力を向上させると共に、合成樹脂シートに透明なものを選択すれば、内部の食品を外から確認することができる。
(9)前記袋本体の側壁を、半折れ状態に折り返されて両端縁が接合されることにより上下方向の接合部が形成される一枚のシートで形成してもよい。この場合、底部(例えば、ガゼット部)は両シート間に挿入してヒートシール等により接合すればよい。
(10)開封端となる前記カットテープの一端側では、表面側のシートにのみ前記カットテープの一端を挟むように切込みが形成される一方、前記カットテープの他端側では、前記カットテープは表裏両面のシートと接合され、前記表裏両面のシートに、前記カットテープの他端を挟むように切込みが形成されるようにするのが好ましい。
(11)以上のように構成される包装袋では、前記袋本体の底を折り畳み自在なガゼット部で構成してしもよい。このように構成すれば、襠の設定が容易となり、かつ、多数枚の包装袋を折り畳んだ状態でコンパクトに積み重ねることができる。
(12)前記ガゼット部が前記側壁に連なる山折れ線縁部を、ヒートシールにより硬化してもよい。このように構成すれば、包装袋の底の保形性を向上させることができ、安定な状態で陳列することができる。また、開封後にも、食品を安定に保持した状態で食することができる。
本発明に係る包装袋は、カットテープにより、袋本体を、上下に分割することができるので、上部を取り除いて、下部に食品を載せた状態で開封することができる。従って、その食品を手に持つことなく、そのままの状態で食することができるため、衛生的であり、かつ、体裁もよい。また、食品の全周が取り除かれた開封状態となるため、見栄えのある外観を楽しみつつ賞味することができる。
以下に、本発明の最良の実施の形態に係る包装袋について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は包装袋1Aの正面図、図2は内側から見た袋本体の展開図、図3は食品(例えば、おにぎり)Rを収納した状態の包装袋1Aの斜視図、図4はおにぎりRを収納した状態の正面図である。これらの図に示すように、この包装袋1Aは、上部開放で有底の袋本体2内に食品Rを収納でき、その袋本体2の側壁3の内周面には、カットテープ4が横方向の全周にわたって貼り付けられ、そのカットテープ4を境として、袋本体2が上下に分割可能に構成されている(図5(d)参照)。
より詳しく説明すると、袋本体2の側壁3は、両側部(接合部)31,32で互いにヒートシールされた表面材5と裏面材6からなり、その表面材5と裏面材6の内面に、両面ヒートシール性を有するカットテープ4が貼り付けられている。その表面材5及び裏面材6は、例えば、紙様シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化したもの等を用いることができ、その紙様シートには、例えば、食感をそそるような意匠性に富んだグラビヤ印刷等を施して顧客吸引力を向上させることができる。
そのヒートシール性のある合成樹脂シートには、例えば、ポリエチレン系樹脂シート(PE)やポリプロピレン系樹脂シート(PP)等を用いることができる。なお、上記「一体化」とは、接着剤を用いて両シートをラミネートする場合、紙様シートにヒートシール性のある合成樹脂シートを溶着又は塗着する場合等をいう。この点については、以下の各実施の形態においても同様である。
この包装袋1Aの開封起点となるカットテープ4の一端側(図1の左側)では、表面材5にのみ、カットテープ4の一端41を挟むように一対の切込み10,10を形成し、その部分における表面材5と裏面材6の接合部311は、その切込み10,10を迂回するように、内側に向けてコの字状に形成されている。このように構成することで、開封起点で、まず、表面材5のみを上下に引き裂くことができる。
他方、カットテープ4の他端側(図1の右側)では、表面材5に貼り付けられたカットテープ4の他端42と、裏面材6に貼り付けられたカットテープ4の他端42と、が表面材5及び裏面材6と三位一体となって接合される(カットテープ4の両面ヒートシール性による)。そして、そのカットテープ4の他端42を挟むように、表面材5及び裏面材6の接合部32に一対の切込み11,11が形成されており、その接合部321は、内側に向けて突出した矩形状に形成されている。このような構成により、袋本体2の開封時には、カットテープ4の他端42を、表面側から裏面側に確実に回り込ませることができ、これにより、カットテープ4を境として、袋本体2を確実に上下に分割することができる。
また、カットテープ4が片面ヒートシール性を有する場合には、例えば、図6に部分的に拡大して示すように、カットテープ4の他端42に溶断孔hを形成することにより、表面材5に貼り付けられたカットテープの他端42の内面と、裏面材6に貼り付けられたカットテープ4の他端42の内面と、を接合することができる。この溶断孔hの施工は、表面材5と裏面材6を接合部32で接合した後に行えばよい。その溶断孔hはレーザーで形成することもできる。また、このような溶断孔hを形成する他に、例えば、接着剤を用いてカットテープの他端42同士を接合してもよい。
上述の切込み10,11は、図示のような切込み線や切り割り線の他、Vノッチ、Uノッチ等(図示省略)を含む開封が容易となるように加工された部分をいう。また、開封起点となるカットテープ4の一端側で、表面材5に形成する一対の切込み10,10は、表面材5と裏面材6の両側部31,32を接合する前に形成し、カットテープ4の他端側に形成される切込み11,11は、表面材5と裏面材6を接合した後に形成すればよい。また、その一対の切込み10,10、11,11に代えて、例えば、カットテープ4の端部を囲むように円弧状に形成された切込みであってもよい。
そして、本実施の形態1では、図2に示すように、袋本体2を一枚のシートで構成し、表面材5と裏面材6に連なる底部9を折り畳み自在なガゼット部(底ガゼット)で構成している。そのガゼット部9は、中央の谷折れ線91の両側に内底面911,911を備え、その内底面911,911が、山折れ線92,92を介して、表面材5と裏面材6の下部に形成された残部(上下に分割した時に後に残る部分)51,61に連続しており、その内底面911,911と残部51,61の両側が、山折れ線92,92を介して、略V字状に切り込まれている。
このように構成される包装袋1Aでは、図3に示すように、ガゼット部9を開いた状態で縦置状態に載置することができ、その上部開口7からおにぎりRを内部に収納することができる。内部に収納されたおにぎりRは、その底部が、ガゼット部9の内底面911,911で支持され、図4に示すように、その上部を上に向けた安定な状態が保持される。その上部開口7は、表面材5と裏面材6の上部を折り込んで粘着テープやシール、ラベル等で封止され、この状態で店頭に陳列することができる。なお、上述のように、袋本体2の底部をガゼット部9で構成したことにより、襠の設定が容易となり、かつ、多数枚の包装袋1Aを折り畳んだ状態(おにぎりRを収納する前)でコンパクトに積み重ねることができる。
そして、ユーザーがおにぎりRを購入して食する場合には、例えば、図5(a)〜図5(d)に示すように、カットテープ4を一端41から引き剥がすことによって、袋本体2を上下に分割することができる。即ち、まず、開封端となるカットテープ4の一端41を摘んで手前側から他端42に向けて引き裂き(図5(a))、その他端42から裏側に回して(図5(b))、さらに一端側に向けて引き裂けば(図5(c))、おにぎりRをガゼット部9に支えられた状態で取り出すことができる(図5(d))。
以上のように、おにぎりRを直接手に持つことなく、また、おにぎりRを変形させることなく、そのままの状態で取り出して食することができるため、衛生的であり、かつ、体裁もよい。また、おにぎりRの全周が取り除かれるため、その開封状態がきわめて良好であり、おにぎりRの見栄えのある外観を楽しみつつ賞味することができる。なお、図5(d)に示すように、残部51,61がガゼット部9と共に残るため、ガゼット部9の保形性が向上し、かつ、具や添え物等(図示省略)をこぼさないようにすることができる。
図7は、ガゼット部9の保形性をさらに向上させた例を示す。この包装袋1Bの場合、図示のように、ガゼット部9の内底面911,911と残部51,61との間の山折れ線92,92の縁部(山折れ線縁部) をヒートシールして、その山折れ線92,92の縁部の剛性を向上させている。なお、この山折れ線92,92の部分は、シールを要する箇所ではなく、もっぱら剛性の向上のみを目的としている。このように構成すれば、ガゼット部9の保形性をより一層向上させることができ、安定な状態で陳列することができる。また、開封後にも、おにぎりRを安定に保持した状態で食することができる。
図8及び図9は、ガゼット部9を構成する内底面911,911と残部51,61の両側をストレートに形成した例を示す。この場合においても、 前各実施の形態と同様に、カットテープ4により、内部に収納したおにぎりRをそのままの状態で取り出し、直接手に持つことなく、また、おにぎりRを変形させることなく、食することができる。なお、この場合には、ガゼット部9の山折れ線92,92が前各実施の形態の場合よりも長く形成されるため、陳列状態での安定性が向上する。
そして、図示は省略するが、表面材5及び裏面材6を、(例えば、透明な)ヒートシール性のない合成樹脂シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化することにより形成してもよい。このように構成すれば、トッピング類を載せた食品類等を外から確認することができる。また、その表面材5に意匠性に富んだ印刷等を施して顧客吸引力を向上させることもできる。その透明なヒートシール性のない合成樹脂シートとして、例えば、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)等を用いることができる。
さらに、図示は省略するが、表面材5又は裏面材6の何れか一方を、紙様シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化して形成し、他方を、(例えば、透明な)ヒートシール性のない合成樹脂シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化して形成してもよい。このように構成すれば、紙様シートの表面に意匠性に富んだ印刷等を施して顧客吸引力を向上させると共に、透明な合成樹脂シートを透して内部の食品を外から確認することができる。なお、この場合、表面材5と裏面材6及びガゼット部9を、それぞれ別々の原反からヒートシール工程に繰り出させるような製造方法を採用すればよい。
また、図示は省略するが、袋本体の側壁を、(例えば、透明な)ヒートシール性のない少し剛性のある合成樹脂シート(OPP等)の裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化した一枚のシートを一側部で接合(縦方向のヒートシール)した構成として、その接合部を開封起点とするカットテープをシートの内面全周にわたり貼り付け、そのカットテープにより、袋本体を上下に分割できるようにしてもよい。
このような構成では、カットテープの開封端側にのみ切込みを形成すればよい。このような構成により、トッピング類を載せた見栄えのある比較的に大きな食品類、例えば、ケーキやピザ等を外から確認することができる。また、透明なヒートシール性のない合成樹脂シートに意匠性に富んだ印刷等を施して顧客吸引力を向上させることもできる。
また、袋本体2の側壁3を、例えば、図10(a)〜(d)に示すように、半折れ状態に折り返されて両端縁が接合されることにより上下方向の接合部(31)が形成される一枚のシート8で形成してもよい。この場合、開封端となるカットテープ(両面ヒートシール性を有する)4の一端側では、表面側のシート81にのみカットテープ4の一端41を挟むように切込み10,10が形成される。なお、図10(c)では、裏面側のシートを82で示す。このシート8は、例えば、ヒートシール性のないシート(表面)にヒートシール性のあるシート(裏面)を一体化させたものを用いることができる。
その製袋工程について説明すると、まず、シート8の内側にカットテープ4を横方向(シート8の長手方向)に貼り付ける。この時、開封端となるカットテープ4の一端41を挟むように、切込み10,10を形成する(図10(a))。次いで、シート8と同じ素材からなるガゼット部9を半折れ状態として両シート81,82の間に挿入する(図10(b)(c))。次に、両シート81,82の両側部31,32をヒートシールし、ガゼット部9の端縁と両シート81,82の下端縁とをヒートシールする。これにより、側壁3の下部にガゼット部9を一体化することができ、かつ、山折れ線92,92の縁部(山折れ線縁部) の剛性を向上させることができる。そして、カットテープ4の他端42を挟むように、表裏両シート81,82に切込み11,11を形成すれば工程は終了する(図10(d))。
上述の図10(d)に示す工程で、両シート81,82の他端部32をヒートシールするのは、封止のためではなく、カットテープ4の他端側において、表裏両シート81,82に貼り付けられたカットテープ4の他端(内面)42,42同士を接合するためであり、これにより、開封時に、カットテープ4を裏面側に確実に回り込ませて、袋本体2を上下に確実に分割することができる。また、その他端部32をヒートシールすることにより、袋本体2の左右の強度バランスを良好に確保することができる。なお、袋本体2の側壁3の断面形状を円形や楕円形等に形成する場合には、上下方向の接合部31のみを形成すればよい。また、カットテープ7が片面ヒートシール性を有する場合には、前述したように、溶断孔h(図6参照)を形成するか、接着剤等を用いてカットテープ4の他端(内面)42,42同士を接合すればよい。
本発明の実施の形態に係る包装袋の正面図である。 同袋本体の展開図である。 同包装袋の斜視図である。 同食品を収納した状態の包装袋の正面図である。 同包装袋を開封する手順の説明図で、(a)は開封初期の状態、(b)はカットテープの他端を裏側に回し込んだ状態、(c)は開封終了直前の状態、(d)は袋本体をを上下に分割した開封終了時の状態、を示す。 同片面ヒートシール性を有するカットテープの他端を溶断孔で接合する場合の説明図である。 同包装袋の別の実施の形態を示す正面図である。 同包装袋の異なる実施の形態を示す正面図である。 同袋本体の展開図である。 同製袋工程の説明図で、(a)はシートにカットテープを貼り付け、切込みを形成した状態、(b)はガゼット部の平面図、(c)は半折れにしたシート内に底ガゼットを挿入する工程、(d)は工程終了時の状態、を示す。 従来の包装袋を開封している例の説明図である。 従来の別の包装袋の斜視図である。
符号の説明
1A,1B,1C…包装袋、2…袋本体、3…側壁、4…カットテープ、5…表面材、6…裏面材、8…シート、9…ガゼット部、10,11…切込み、31,32…側部、41…一端、42…他端、311…接合部、R…食品

Claims (12)

  1. 上部開放で有底の袋本体内に食品を収納できるようにした包装袋であって、
    前記袋本体の側壁の内周面には、前記袋本体を上下に分割するためのカットテープが横方向の全周にわたって貼り付けられていることを特徴とする包装袋。
  2. 前記袋本体の側壁が、両側部で互いに接合される表面材と裏面材からなり、前記表面材と裏面材の内側に、前記カットテープが貼り付けられ、開封端となる前記カットテープの一端側では、前記表面材にのみ、前記カットテープの一端を挟むように切込みが形成される一方、前記カットテープの他端側では、前記カットテープは前記表面材及び裏面材と共に接合され、前記表面材及び裏面材に、前記カットテープの他端を挟むように切込みが形成されることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記カットテープは、両面ヒートシール性を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装袋。
  4. 前記カットテープは、片面ヒートシール性を有し、前記カットテープの他端側には、前記表面材に貼り付けられたカットテープと、前記裏面材に貼り付けられたカットテープと、を接合するための溶断孔が形成されることを特徴とする請求項2に記載の包装袋。
  5. 前記カットテープの一端側における前記側壁との接合部は、前記切込みを迂回するようにコの字状に形成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の包装袋。
  6. 前記側壁は、紙様シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化してなることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の包装袋。
  7. 前記側壁は、ヒートシール性のない合成樹脂シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化してなることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の包装袋。
  8. 前記表面材又は裏面材の何れか一方が、紙様シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化してなり、他方が、ヒートシール性のない合成樹脂シートの裏面にヒートシール性のある合成樹脂シートを一体化してなることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の包装袋。
  9. 前記側壁が、半折れ状態に折り返されて両端縁が接合されることにより上下方向の接合部が形成される一枚のシートからなることを特徴とする請求項1,3又は5乃至7の何れかに記載の包装袋。
  10. 開封端となる前記カットテープの一端側では、表面側のシートにのみ前記カットテープの一端を挟むように切込みが形成される一方、前記カットテープの他端側では、前記カットテープは表裏両面のシートと接合され、前記表裏両面のシートに、前記カットテープの他端を挟むように切込みが形成されることを特徴とする請求項9に記載の包装袋。
  11. 前記袋本体の底は、折り畳み自在なガゼット部からなることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の包装袋。
  12. 前記ガゼット部が前記側壁に連なる山折れ線縁部は、ヒートシールにより硬化されることを特徴とする請求項11に記載の包装袋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013220837A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Fuji Seiki Co Ltd 巻き寿司包装体
JP2016101937A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 不二精機株式会社 袋入り食品
JP2016195552A (ja) * 2015-04-02 2016-11-24 不二精機株式会社 おにぎり包装体

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