JPH02143017A - 燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は内部に点火プラグとフレームロッドとが導入
される燃焼装置に関する。

（従来の技術） 一般に、密閉形の燃焼装置は外筒と、この外筒内に設け
られた内筒との二重構造をなしていて、開口した一端側
を燃焼室に接続して設けられている。上記外筒の他端に
は燃焼空気の供給口が設けられ、上記内筒の他端には燃
料ガスの予混合室が形成されている。上記供給口から供
給された燃焼空気は、一部が上記予混合室に流入し、燃
料ガスと混合して内筒の内部に流入し、残りは上記内筒
の周壁に穿設された２次空気導入口から内筒内に流入す
るようになっている。

上記内筒の内部には点火プラグとフレームロッドとが導
入され、この点火プラグによって内筒内に流入して２次
空気と混合した燃料ガスが燃焼させられ、その燃焼状態
は上記フレームロッドで検出されるようになっている。

ところで、従来、上記点火プラグやフレームロッドは、
燃焼室に取付けてそこから内筒の内部に臨ませたり、燃
焼用空気が内筒の内部に必要以上に入るのを防止できる
よう内筒に台座を気密な状態で溶接し、この台座を通し
て内筒の内部に臨ませるなどのことが行われていた。

しかしながら、前者の手段によると、電極やフレームロ
ッドが長尺化するから、コスト高を招くばかりか、取付
作業しずらく、さらには取付状態の確認もしずらいなど
のことがある。

また、後者の手段によると、台座を溶接によって内筒に
取付けなければならないから、その作業に多くの手間が
掛かるばかりか、コスト高を招くなどの問題が生じる。

（発明が解決しようとする課ＷＪ） このように、従来の燃焼装置においては、点火プラグや
フレームロッドを、これらを長尺化させることなく簡単
かつ確実に取付けるということができなかった。

この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、点火プラグやフレームロッドを長尺
化させることなく簡単かつ確実に取付けることができる
ようにした燃焼装置を提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段及び作用）上記課題を解決
するためにこの発明は、一端が燃焼室に連通し他端に燃
焼用空気の供給口が設けられた外筒と、この外筒内に設
けられ開口した一端を上記燃焼室に対向させ他端に燃料
の予混合室が設けられた内筒と、この内局の周壁に穿設
され上記供給口から供給されて上記内筒の外周面と上記
外筒の内周面との間の通路を流れる燃焼用空気を上記内
筒の内部に導入する２次空気導入口と、上記内筒の一端
部外周面に一端側を接合し上記外筒の一端部内周面に他
端側を接合して設けられ上記通路が上記燃焼室に直接連
通ずるのを遮断した閉塞フランジと、上記外筒の周壁の
上記燃焼用空気の通路と直接連通しない一端側の部分を
貫通して上記内筒の内部に導入された点火プラグおよび
フレームロッドとを具備する。それによって、上記点火
プラグやフレームロッドを長尺化させることなく、しか
も簡単な取付構造で取付けることができるようにした燃
焼装置を提供することにある。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図に示す燃焼装置は断面円形状の外筒１を備えてい
る。この外筒１の一端面は開口し、この一端側には大径
部２が形成され、この大径部２の末端には取付フランジ
３が径方向外方に向かって設けられている。また、外筒
１の他端面は閉塞され、そこには図示しない送風機から
の燃焼用空気が供給される供給口４が設けられている。

上記外筒１内にはこの外筒１に比べて小さな内筒５が収
容されている。この内筒５は上記外筒１と同様一端面が
開口し、他端面が閉塞されている。

この内筒５の閉塞された他端外面には予混合室６が設け
られている。この予混合室６には導入ロアが形成されて
いる。この導入ロアと対向する上記外筒１の周壁にはノ
ズル８が設けられ、このノズル８によって上記予混合室
６に燃料ガスが供給されるようになっている。

上記予混合室６に供給された燃料ガスは上記内筒５の他
端面に穿設された噴出孔９から内筒５内に流入するよう
になっている。上記内筒５の上記噴出孔９と対向する部
位には拡散板１］が設けられ、この拡散板１１によって
内筒５内に流入した燃料ガスが拡散されるようになって
いる。また、内筒５の周壁には多数の２次空気導入口１
２が穿設されている。これら導入口１２からは、上記供
給口４から外筒１の内周面と内筒５の外周面との間の通
路１３に供給された燃焼用空気が内筒５内に導入される
ようになっている。なお、燃焼用空気の一部は上記導入
口１２から予混合室６に流入して燃料ガスと混合するよ
うになっている。

上記通路１３の先端側は閉塞フランジ１４によって閉塞
されている。この閉塞フランジ１４は平面形状はリング
状をなし、断面はほぼクランク状をないしている。そし
て、閉塞フランジ】４は、径方向内方の一端部１４ａを
上記内筒５の一端側外周面に接合させ、中間部１４ｂで
上記通路１３を閉塞するとともに、Ｌ字状の他端部１４
ｃを上記外筒１の一端側の大径部２の内周面と取付フラ
ンジ３とに接合させている。そして、燃焼装置は重合し
た上記取付フランジ３と閉塞フランジ１４の他端部１４
ｃとが燃焼室１５に取付固定されている。

上記外筒１の大径部２には第１の貫通孔１６ａ１４〃に
は上記第１の貫通孔１６ａと対向する第３の貫通孔１７
ａと、上記第２の貫通孔１６ｂに対向する第４の貫通孔
１７ｂとが穿設されている。

すなわち、これら貫通孔は上記閉塞フランジ１４によっ
て閉塞された通路１３と直接連通しない位置に穿設され
ている。

上記第１の貫通孔１６ａとこれに対向する第３の貫通孔
１７ａとには点火プラグ１８の基部１８ａが挿通され、
図示しない保持具よって保持されている。この基部１８
ａから延出された電極ロッド１．８　ｂはＬ字状に折曲
され、折曲された先端部は上記内筒５内に導入されてい
る。そして、その電極ロッド１８の先端は上記内筒５の
周壁に植設されたスタッド１９に離間対向している。つ
まり、このスタッド１９が接地側の電極となっている。

上記第２の貫通孔１６ｂとこれに対向した第４の貫通孔
１７ｂとの箇所にはフレームロッド２１の基部２１ａが
挿通され、図示しない保持具によって保持されている。

この基部２１ａからはＬ字状の検知ロッド２１ｂが延出
され、この検知ロッド２１ｂの折曲された先端部は上記
内筒５内に導入されている。

このような構成の燃焼装置においては、外筒１の大径部
２と、閉塞フランジ１４の他端部１４Ｃとの重合部分に
貫通孔を穿設し、ここから点火プラグ１８とフレームロ
ッド２１とを内筒５内へ導入するようにした。つまり、
上記貫通孔は閉塞フランジ１４によって通路１３と遮断
され、上記外筒１の供給口４から燃焼用空気が供給され
る上記通路１３と直接的に連通しない部位である外筒１
の先端部に穿設した。そのため、上記供給口４から通路
１３に供給される燃焼用空気が上記貫通孔を通って内筒
５内へ流入するということがない。

すなわち、内筒５内における燃料ガスと燃焼用空気との
混合割合が燃焼空気の過剰な流入によって損われるとい
うことがない。そのため、上記点火プラグ１８やフレー
ムロッド２１を通す貫通孔は単なるばか孔であってもと
くに問題が生じることがないから、製作が容易であるば
かりか、構造も簡単となる。また、上記点火プラグ１８
とフレームロッド２１とを外筒１の一端側の箇所から内
筒５内へ導入しているため、これらを長尺化させずにす
むばかりか、燃焼装置を組立てた状態でそれらの取付状
態を目視によって確認することができる。

［発明の効果］ 以上述べたようにこの発明は、外筒の内周面と内筒の外
周面との間に形成された通路の先端側を閉塞フランジで
閉塞し、上記通路と直接的に連通しない部位から上記内
筒内へ点火プラグとフレームロッドとを導入するように
した。したがって、上記点火プラグやフレームロッドが
貫通する箇所から燃焼用空気が上記内筒へ流入すること
がないから、良好な燃焼状態を維持することができ、し
かも上記点火プラグやフレームロッドの貫通箇所を気密
にしなくともよいから、製作の容易化が計れる。さらに
、上記点火プラグやフレームロッドを燃焼室から内筒へ
導入する場合に比べて短くすることができるから、コス
トの低減や組立ての容易化が計れるなどの利点を有する
。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は燃焼装置の
縦断面図、第２図は第１図の■−■線に沿う側面図、第
３図は同じく分解斜視図である。 １・・・外筒、４・・・供給口、５・・・内筒、９・・
・噴出孔、１２・・・２次空気導入口、１４・・・閉塞
フランジ、１５・・・燃焼室、１８・・・点火プラグ、
２１・・・フレームロッド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　一端が燃焼室に連通し他端に燃焼用空気の供給口が設
   けられた外筒と、この外筒内に設けられ開口した一端を
   上記燃焼室に対向させ他端に燃料の予混合室が設けられ
   た内筒と、この内筒の周壁に穿設され上記供給口から供
   給されて上記内筒の外周面と上記外筒の内周面との間の
   通路を流れる燃焼用空気を上記内筒の内部に導入する２
   次空気導入口と、上記内筒の一端部外周面に一端側を接
   合し上記外筒の一端部内周面に他端側を接合して設けら
   れ上記通路が上記燃焼室に直接連通するのを遮断した閉
   塞フランジと、上記外筒の周壁の上記燃焼用空気の通路
   と直接連通しない一端側の部分を貫通して上記内筒の内
   部に導入された点火プラグおよびフレームロッドとを具
   備したことを特徴とする燃焼装置。