JPH0214277A - シリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シート - Google Patents

シリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シート

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JPH0214277A
JPH0214277A JP16460388A JP16460388A JPH0214277A JP H0214277 A JPH0214277 A JP H0214277A JP 16460388 A JP16460388 A JP 16460388A JP 16460388 A JP16460388 A JP 16460388A JP H0214277 A JPH0214277 A JP H0214277A
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JP
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release
sheet
silicone
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release agent
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JP16460388A
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Inventor
Kazunori Hayashi
和徳 林
Fukuji Tsubota
坪田 富久治
Koichi Tsuda
津田 恒一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Shinko Corp
Shinko Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shinko Chemical Co Ltd
Shinko Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明はシリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シー
トに関する。
(b)従来の技術 感圧粘着シート・テープは基材の片面に粘着剤を形成し
、これをロール状に巻いて作られる。そして、このもの
は使用に際し巻き戻すのであるが、粘着剤が基材の背面
に強く#C着しているため、この巻き戻しの際、粘着力
が高いと感圧粘着シート・テープが延びて切断したり、
巻き戻しが困難になる。このため、感圧粘着シート・テ
ープの巻き戻しを容易にするために、離型剤で処理して
なる剥離シートを挿入することが行なわれている。
従来、虫の種、粘着テープ用の離型剤としては、長鎖ア
ルキルアクリレート系離型剤、長鎖アルキルビニルエス
テル系離型剤、長鎖アルキルビニルエーテル系離型剤、
長鎖アルキルアクリル7マイド系離型剤又はポリアミド
系離型剤が挙げられる。
ところで、シリコーン系粘着剤はその優れた特性、例え
ば被着体の差異による粘着性能の差があまりなく、つま
り、殆どの1着体に接着でき、又、粘着力が高く、しか
も耐熱性、耐薬品性、耐水性、耐老化性等が優れている
ことが認められている。
しかしながら、シリコーン系粘着剤を用いたシリコーン
系粘着シート・テープの場合にはシリコーン系粘着剤の
粘着力が極めて高く、しかもこの粘着力は経口と共に強
固なものとなり、このため、この種シリコーン系粘着シ
ート・テープの背面を上述の離型剤で処理してもその効
果が乏しく、従って、このシリコーン系粘着シート・テ
ープをロール状に巻き付けてなるものはその製造後使用
するまでの間にシリコーン系粘着剤がその基材であるシ
ート・テープの背面に強固に接着して巻戻し性が非常に
困難なものとなる。
このため、シリコーン系粘着シート・テープの巻戻し性
を改善するために、剥離シートとしてエンボス加工の施
されたプラスチックフィルム、紙、織布又は不織布など
を用い、これを、シリコーン系粘着シート・テープに挿
入し、これによって、シリコーン系粘着シート・テープ
の背面とシリコーン系粘着剤が直接接触するのを防止し
ている。
(e)発明が解決しようとする課題 しかしながら、このものは剥離シートとして不織布又は
繊布などその表面に凹凸のある特定のものに限定される
のであり、表面が平滑なものはエンボス加工によって表
面に凹凸を設け、これによって、シリコーン系粘着剤と
の接触面積を小さくしているが、これでは生産工数が多
くなって生産性が悪く、不経済である。
又、この場合、剥離シートとシリコーン系粘着剤との接
着強度が高くシリコーン系粘着シートテープを剥離して
使用する際の作業性が著しく悪いのである。
更に、エンボス加工の施された剥離シートを用いるため
剥離したときに粘着剤面にはそのエンボス加工の跡が残
り、外観上思わしくない用途には使用できなかった。こ
の場合、表面が平滑な支持体を用いるときには、ポリテ
トラフルオロエチレンフィルムやポリイミドフィルム等
のシリコーン系粘着剤との親和性の低いものを用いる必
要があり、一般に、この種のフィルムは高価であり、剥
離シートがコスト高になるのであった。
本発明は、この種シリコーン系粘着シート・テープ用の
剥離シートにおいて、その剥離用組成物として特定のポ
リウレタン系組成物、或いはポリウレタン系組成物と公
知の離型剤との混合物を用いることにより、剥離シート
における支持体の表面が平滑であっても巻き戻し性の極
めて優れた、つまり剥離面が平滑であってもシリコーン
系粘着シート・テープにおけるシリコーン系粘着剤と強
固に接着しないシリコーン系粘着シート・テープ用の剥
離シートを提供することを目的とする。
(d)課題を解決するための手段 本発明者らは上記問題点を一挙に解決すべく鋭意検討を
重ねた結果、この種、シリコーン系粘着シート・テープ
用の剥離シートとしてポリウレタン系組成物を用いるの
が好ましく、しがも該ポリウレタン系組成物においてそ
のポリオール成分として、分子末端に水酸基を有し且つ
数平均分子量が500〜5000の低分子量ポリオレフ
ィン系ポリオールを用いると、支持体が平滑であっても
剥離性の優れたシリコーン系粘着シート・テープ用の剥
離シートが得られることを見い出し、本発明を完成する
に至ったものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明は、上記目的を達成するために、シリコーン系粘
着シート・テープ用の剥離シートが支持体に剥離用組成
物を形成してなり、該剥離用組成物が、分子末端に水酸
基を有し且つ数平均分子量500〜5000の低分子量
ポリオレフィン系ポリオールとポリイソシアネート化合
物を必須成分とするポリウレタン系組成物であることを
特徴とするものである。
本発明に用いられる低分子量ポリオレフィン系ポリオー
ルは、分子末端に1個以上の水酸基を有し、且っ主鎖が
実質的に飽和された分子量500〜5oooの常温で液
体ないし半固体のものであるが、このうち1分子当たり
の平均水酸基数が15以上、好ましくは1.5〜8.0
のものが好ましい。
分子量が、500未満では、ポリウレタン系組成物の凝
集力が低く、シリコーン系粘着シート・テープと剥離シ
ートを積層し、これをロール状に巻回したものを巻き戻
して使用する際、当該剥離シートにおけるポリウレタン
系組成物が凝集破壊してシリコーン系粘着剤側に転着し
、この結果、二のシリコーン系粘着剤の粘着力を低下さ
せたり、シリコーン系粘着剤に悪影響を与えるので好ま
しくないのであり、このため凝集力を向上させるために
架橋密度をあげると堅くて脆い層となるので好ましくな
く、一方、5000を超えると支持体への投錨力が悪く
なるので好ましくないのであり、これらの観7貞より、
特に分子量が1000〜3000の常温で液体のものが
好ましい。
上記低分子量ポリオレフィン系ポリオールにおいて、分
子末端にのみ少なくとも1個の水酸基を有する主鎖の実
質的に飽和されたポリオールを用いるのが、以下に述べ
る理由より好ましい。
即ち、この低分子量ポリオレフィン系ポリオールは、そ
の骨格内に極性基を含まず、従って、その構造から本質
的に吸湿性が少なく、一般のエーテル系、エステル系の
ポリウレタンと比較して耐加水分解・防湿性に優れしか
も分子中に不飽和結合を含まないがゆえに安定で硬度が
変化せず、しかも耐熱性、耐候性が優れている。
上記低分子量ポリオレフィン系ポリオールの製造例とし
ては、例えば特公昭59−2452号公報に開示されて
いる方法が挙げられる。
又、本発明で用いられるポリインシアネート化合物とし
ては、二価のインシアネート化合物であれば特に限定さ
れるものではない。具体的には、例えば、テトラメチレ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
、エチレンノイソシ7ネート、7ヱニレンノイソシアネ
ート、2,4−トリレンジインシアネート、2.6−)
リレンジイソシアネート、ジフェニールメタン−4,4
゜−ジイソシアネート、1,5−す7タレンノイソシア
ネート、イソプロピルベンゼン−1,4〜ツインシアネ
ート等が挙げられる。この場合、三価のイソシアネート
も併用することができるが、その配合割合は、二価のイ
ソシアネー)100重量部に対して15重i部以下に調
整する必要があり、その配合割合が15重量部を超える
と@離シートとしての物性が悪くなる場合があるから避
けるのが好ましい。
上記のポリイソシ7ネー)(A)と低分子量ポリオレフ
ィン系ポリオール(B)の配合割合としては当該(B)
100重量部に対して通常(A)が5〜100重i部の
範囲で選択でき、(A)が、5重量部未rRでは架橋密
度が低いために凝集力が弱くなってシリコーン系粘着剤
への転着が発現して当該粘着剤に悪影響を与えるので好
ましくなく、一方、100重量部を超えると架*密度が
高くなり過ぎて剥離用組成物が固く脆いものになって支
持体との投錨力も低く眉間剥離が生じる恐れがあるので
好ましくないのであり、これらの観、くより、(A)が
10〜80重量部程度とするのが最も望ましい。
本発明に用いられるポリウレタン系組成物は上記成分を
必須成分とするものであるが、所望により、安定剤、染
・顔料、jl燃剤、変性剤、老化防止剤、紫外線吸収剤
、防錆剤、発泡剤等の添加剤を低分子量ポリオレフィン
系ポリオール100重量部に対して50重fi部以下の
割合で配合してもよいのである。
そして、本発明のシリコーン系粘着シート・テープ用の
94離シートは上述の94離用組成物を用いて支持体に
コーティングや含浸等により形成して得られるのであり
、この支持体としては、シート状又はテープ状のもので
あれば表面の凹凸の有無等は問わず特に限定されるもの
ではないが、特に、たとえばプラスチックフィルム、不
織布、織布、紙、金属箔、樹脂コーティングシート、8
4脂含浸シート又はこれらの複合体であって、簡単に剥
離することが出来で且つ多様な用途で使用でき、更に容
易に製造できるものが好ましい。
本発明のシリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シー
トにおいて、その剥離用組成物に、更に長鎖アルキルア
クリレート系離型剤、長鎖アルキルビニルエステル系離
型剤、長鎖フルキルビニルエーテル系離型剤、長鎖アル
キルアクリルアマイドPS1!111型剤又はポリアミ
ド系離型剤から選ばれた少なくとも1種を含有させて形
成したものも有効である。
即ち、このものは、上述の剥離シートにおいてその剥離
用組成物に公知の離型剤を含有させたものである。
上記長鎖アルキルアクリレ−)M離型剤としては、炭素
数が17〜25のアクリル酸アルキルエステルとアクリ
ル酸との共重合体、炭素数が17〜25のメタアクリル
酸アルキルエステルとアクリルニトリルの共重合体、炭
素数17〜25のアクリル酸アルキルエステルとアクリ
ル酸メチルの共重合体、炭素数が17〜25のアクリル
酸アルキルエステルとアクリルニトリルとアクリル酸メ
チル更にアクリル酸の共重合体等が挙げられる。
又、上記長鎖アルキルビニルエステル系離型剤としては
、炭素数が16〜24のアクリル酸アルキルエステルと
無水マレイン酸の共重合体、炭素数が16〜24のアク
リル酸アルキルエステルとアクリル酸の共重合体、炭素
数16〜24のアクリル酸アルキルエステルと7クリロ
ニトリルの共重合体等が挙げられる。
上記長鎖アルキルビニルエーテル系離型剤としては、炭
素数16〜24のアルキルビニルエーテルと無水マレイ
ン酸の共重合体、炭素数が16〜24のアルキルビニル
エーテルと7クリロニトリルの共重合体、炭素数が16
〜24のアルキルビニルエーテルとアクリル酸の共重合
体等が挙げられる。
上記長鎖アルキルアクリルアマイド系離型剤としては、
炭素数17〜25のアルキルアクリルアマイドとアクリ
ル酸の共重合体、炭素数が17〜25のアルキルアクリ
ル7マイドとアクリルニトリルの共重合体、炭素数17
〜25のアルキルアクリルアマイドと無水マレイン酸の
共重合体等が挙げられる。
上記ポリアミド系離型剤としては、炭素数8以上の長鎖
アルキルアクリル酸アミドもしくは長鎖アルキル7タア
クリル酸アミドの単独重合体又は共重合体、または上記
単量体とアクリル酸、メタアクリル酸、アクリル酸エス
テル、メタアクリル酸エステル、アクリル酸アミド、メ
タアクリル酸アミド、アクリロニトリル、メタアクリロ
ニトリル、無水マレイン酸等の単量体との共重合体等が
挙げられる。
そして、これらの公知の離型剤は単独、或いは2種以上
を混合して用いることができるが、その配合割合は、低
分子量ポリオレフィン系ポリオール100重量部に対し
10重量部以下にする必要があり、10重i部を超える
と相溶性が悪くなって分離したり、支持体との粘着力が
悪くなったり、更に所望の巻き戻し性が得られなくなる
場合があるから好ましくない。
本発明の場合、シリコーン系粘着シート・テープ用の剥
離シートにおいて、その剥離用組成物の層厚は、10μ
論以上のものが好ましく、10μj未満の場合には、厚
みが薄すぎるため経口によりてシリコーン系粘着剤の粘
着力が増大して所望の剥離性が得られない場合があるの
で好ましくない。
一方、200μ−を超えると、意味がないだけでなく、
不経済であり、これらの観点より、20〜100μ−の
範囲とするのが最も望ましい。
(e)作用 本発明のシリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シー
トは、支持体に剥離用組成物を形成してなり、該剥離用
組成物が特定のポリワレクン系組成物で形成されている
が、或いは該ポリウレタン系組成物を主剤とし、これに
公知の離型剤を添加して形成されたものであり、このポ
リ鵞ンレタン系組成物は、ポリウレタン分子中に不飽和
結合を含まず、耐熱性、耐候性が良好であり、しかも低
分子量ポリオレフィン系ポリオールは極性がなく、耐湿
性、耐熱性に極めて安定である。このため、シリコーン
系粘着剤が接着しても経口による剥離力が安定しテープ
又はシートの剥離性は長期間に互って極めて良好である
作用を有するのである。
従って、この剥離シートを介在させてロール状に巻回し
たシリコーン系粘着シート・テープはその基材(剥離シ
ート)の表面が平滑であるか否かを問わず長期間に互っ
て剥離性が極めて良好である作用を有するのである。
(f)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
実施例1 分子末端に水酸基を有する低分子ポリオールとして(数
乎均分子量1000〜2000.1分子当たりの平均水
酸基数2.4)100重量部に、ポリインシアネート化
合物としてジフェニールメタン−4,4゛−ジイソシア
ネート20重量部を添加、混合して、本発明で用いる剥
離用組成物を調整した。
支持体として厚さ38μlのポリエステルシート(東し
社製、商品名ルミラー #38)を用い、その表面に上
記剥離用組成物を流延、塗工し温度150±10℃で4
分の加熱乾燥を行い、剥離用組成物の層厚が20μ論で
ある、本発明のシリコーン系粘着シート・テープ用の剥
離シートを得た。
この剥離シートと後述するシリコーン系粘着シートを積
層し、これをロール状に巻回し、これを以下に示す方法
で剥離試験を行った。
上記のロール状のシートから、長さ方向に19111a
幅で長さ1501に切り取ったものを試料とし、剥離シ
ート側を40曽論X120mmのSUS板に貼り付け、
20分後粘着シートの剥離角度が180となるように、
ショツパー型引張試験磯で、その剥離力を測定する。こ
れはJIS−C・2338・7・3・4の方法を応用し
たものである。
その結果、粘着テープが、剥離シートから剥離する際、
剥離剤層の粘着剤面への転着、粘着剤の剥#INへの転
着もなく容易に剥離することができるのであり、優れた
剥離性を示すことが認められた。
又、この剥離シートを功断し、これを30枚を用意し、
各々以下の剥離試験を行った。
即ち、この剥離シートを後述するシリコーン系粘着シー
トのシリコーン系粘着剤側に張り付け、常温、温度35
℃で相対湿度80%、温度50℃で絶乾(相対湿度40
%)の各雰囲気中にそれぞれ7日間保存した後取り出し
その剥離力をJISC23387,3,4の粘着力測定
方法に沿って測定した。
これらの実験に用いたシリコーン系粘着シートは以下に
述べる方法で作成したものを用いた。
厚さ38μlのポリエステルシート(東し社製、商品名
ルミラーR#38)の表面に、シリコーン系粘着剤(東
しシリコーン社製、商品名5H−4280)を厚さが3
0μ曽になるように塗工し、温度150±5℃で10分
の加熱乾燥を行い粘着シートを得た。
その結果を第1表に示す。
尚、第1表中の数値は各条件での試料数10個の平均値
である。
実施例2−1〜2−5 実施例1で用いたのと同様の剥離用組成物を使用し、こ
れを有機溶剤、この場合、トルエンなどで希釈し、実施
例1と同様にして剥離用組成物の層厚が10〜100μ
鴫である、本発明の剥離シートを得た。
この各剥離シートを、実施例1で用いたものと同様のシ
リコーン系粘着シートを積層し、これをロール状に巻回
し、実施例1と同様の剥離試験を行ったところ、いずれ
も非常に剥離性が良く、粘着剤の転着、剥離層の転着も
ないのであり、良好な結果が得られた。
又、この各剥離シートを用い、実施例1と同様の剥離試
験を行った結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1で用いたのと同様の支持体を用い、この支持体
の表面をシリコーン系離型剤(信越化学工業社製、商品
名KR−722)で剥離処理をしてなるものを用いた。
これと実施例1で用いたのと同様のシリコーン系粘着シ
ートを積層し、これをロール状に巻回し、これを用いて
、実施例1と同様の剥離試験を行ったところ、温度35
℃で相対湿度80%、及び温度50℃で絶乾(相対湿度
40%)でそれぞれ7日問装置した場合、剥離力が非常
に大きくなるのであり、剥離性が極めて悪いことが認め
られた。
又、この各剥離シートを用い、実施例1と同様の剥離試
験を行った結果を第1表に示す。
比較例2 実施例1で用いたのと同様の支持体を用い、この支持体
の表面を公知の長鎖アルキルアクリレート系離型剤(日
東電気工業(株)社製、商品名BP−110)で剥離処
理をしてなるものを用いた。
これと実施例1で用いたのと同様のシリコーン系粘着シ
ートを積層し、これをロール状に巻回し、これを用いて
、実施例1と同様の剥離試験を行ったところ、温度35
℃で相対湿度80%、及び50℃で絶乾(相対湿度40
%)で7日間放置した場合、その剥離力が大きくなるの
であり、剥離性が不充分であることが認められた。
又、この各剥離シートを用い、実施例1と同様の剥離試
験を行った結果をtIS1表に示す。
実施例3−1〜3−5 実施例1で調整した剥離用組成物に、その低分子ポリオ
ール100重量部に対して更に公知の長鎖アルキルビニ
ルエーテル系離型剤(日東電気工業株式会社製、BP−
110)を1〜10重量部の範囲でそれぞれ加えて剥離
用組成物を形成し、これを用い、実施例1と同様にして
、ff1J’Jが20μ髄である、本発明のシリコーン
系粘着シートテープ用の剥離シートを得た。
この各々の剥離シートを用いて実施例1と同様の剥離試
験を行ったところ、いずれの放置条件のものであっても
、その剥離力の極端な上昇はなく、容易に剥離でき、剥
離層のタック感もないのであり、良好な結果が得られた
又、この各剥離シートを用い、実施例1と同様の剥離試
験を行った結果を第2表に示す。
(以下余白) 実施例4−1〜4−5 実施例1で調整した剥離用組成物の低分子量ポリオレフ
ィン系ポリオール100重量部に対して、更に、■長鎖
フルキルアクリレート系離型剤、■長鎖アルキルビニル
エステル系離型剤、■長鎖アルキルアクリルアマイド系
離型剤、■ポリアミド系離型剤、■長鎖アルキルアクリ
レート系離型剤と長鎖アルキルビニルエステル糸離型剤
の混合物1:1(重量比)をそれぞれ3重量部加えて剥
離用組成物を得た。
これらの剥離用組成物を用い、実施例1の方法で剥離シ
ートを得た。
この各々の剥離シートを用いて実施例1と同様の巻き戻
し試験を行ったところ、いずれの場合も、その剥離性は
優れたものであり、剥離用組成物の表面のタック、粘着
剤の転着などなく作業性も良好であり、良好な結果が得
られた。
又、この各剥離シートを用い、実施例1と同様の剥離試
験を行った結果を第3表に示す。
実施例5−1〜5−5 実施例1で用いたのと同様の111雇用組成物を使用し
、この剥離用組成物に、その低分子ポリオール100重
量部に対して更に公知の長鎖アルキルビニルエーテル系
離型剤(日東電気工業株式会社製、BP−110)3重
量部を加えて剥離用m戊物を形成した。
次いで、この剥離用組成物を用い、実施例1と同様にし
て、層厚が10〜100μ−である、本発明のシリコー
ン系粘着シート・テープ用の剥離シートをそれぞれ得た
この各剥離シートを用いて実施例1と同様の巻き戻し試
験を行ったところ、その剥離性は優れたものであり、剥
離用組成物の表面のタックはなく、粘yei剤の転着等
もなく、作業性も良好であり、良好な結果が得られた。
又、この各剥離シートを用い、実施例1と同様の94離
試験を行った結果をtjS4表に示す。
(以下余白) 以上の結果より、各実施例のものは、いずれも剥離性が
良好であり、しかもシリコーン系粘着シートに対して経
[」後も剥離力の極端な増大は認められず安定した剥離
効果が得られることが認められる。
これに対して各比較例のものは、剥離力が経口とともに
増大し、作業性としては悪いものとなっていた。また粘
着剤の転着、剥離性組成物のハ〃し等の現象が発生し目
的とする製品は得られなかった。
(g)発明の効果 本発明のシリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シー
トは、上述のように構成されているので、以下に述べる
効果を奏する。
a)1求項1のシリコーン系粘着シート・テープ用の剥
離シートにおいては、剥離用組成物として特定のポリウ
レタン系組成物を用いたものであり、該ベリウレタン系
組成物はそのポリオール成分として特定の低分子量ポリ
オレフィン系ポリオールを用いrこものであって、この
ポリウレタン分子中に不飽和結合を持たず長期間に互っ
て安定であり、従って、シリコーン系粘着剤が剥離シー
トに接着しても経口による剥離力が安定し、この結果、
この剥離シートにおける支持体の表面が平滑であっても
、つまり表面の凹凸がなくても、又、シリコーン系粘着
剤との親和性が乏しい支持体を用いなくても、シリコー
ン系粘着シート・テープの巻戻し性は長期間に亙って極
めて良好である効果を有するのである。
請求項2のシリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シ
ートにおいては、剥離用組成物として、特定のポリウレ
タン系組成物を用いて形成した剥離用組成物に、公知の
離型剤を添加してなるものであり、この特定のポリウレ
タン系組成物はそのポリオール成分として特定の低分子
量ポリオレフィン系ポリオールを用いたものであり、こ
のポリウレタン分子中に不飽和結合を持たず長期間に互
って安定であり、従って、シリコーン系粘着剤が剥離シ
ートに接着しても経口による剥離力が安定し、この結果
、この剥離シートにおける支持体の表面が平滑であって
も、つまり表面の凹凸がなくても、又、シリコーン系粘
着剤組成物との親和性が乏しい支持体を用いなくても、
シリコーン系粘着シート・テープの巻戻し性は長期間に
亙って極めて良好である効果を有するのである。
特許出願人 新興化学工業株式会社 代理人 弁理士 澤 喜代治、7・。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材の表面にシリコーン系粘着剤を形成してなる
    シリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シートであっ
    て、該剥離シートが支持体に剥離用粘着組成物を形成し
    てなり、該剥離用組成物が、分子末端に水酸基を有し且
    つ数平均分子量500〜5000の低分子量ポリオレフ
    ィン系ポリオールと、ポリイソシアネート化合物を必須
    成分とするポリウレタン系組成物であることを特徴とす
    るシリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シート。
  2. (2)請求項1のシリコーン系シート・テープ用の剥離
    シートにおいて、その剥離用組成物には、長鎖アルキル
    アクリレート系離型剤、長鎖アルキルビニルエステル系
    離型剤、長鎖アルキルビニルエーテル系離型剤、長鎖ア
    ルキルアクリルアマイド系離型剤又はポリアミド系離型
    剤から選ばれた少なくとも1種の離型剤を含有させてな
    るシリコーン系粘着シート・テープ用の剥離シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004091776A (ja) * 2002-08-09 2004-03-25 Mitsubishi Chemicals Corp 離型剤および離型フィルム
CN108373068A (zh) * 2018-02-27 2018-08-07 苏州万洲新材料有限公司 一种易变性材质胶带模切产品的制作方法

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