JPH02142038A - 偏向ヨーク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、受像管に用いられる偏向ヨークに関する。

（従来の技術） 第７図は従来の偏向ヨーク付き受像管を示す断面図であ
り、受像管本体ｌの周囲に偏向ヨーク組立体２を取付け
て構成される。偏向ヨーク組立体２は、コア３と、コア
３に接着剤１４により結合された上爪４および下爪５と
、コア３、上爪４および下爪５にわたって巻き回された
水平偏向コイル６および垂直偏向コイル７と、両コイル
６．７間に介在させるセパレータ８と、下爪５に結合さ
れたネックケース９と、ネックケース９を受像管本体ｌ
に締付ける締付はバンド１０と、上爪４にねじ１２によ
り取付けた円筒状の巻線カバー１１等とからなる０巻線
カバー１１の外側に、スクリーンのコーナ一部に向かう
ビームの方向を修正して画像調整するための補助マグネ
ット１３を取付ける場合もある。

この受像管において、受像管本体ｌの形状等の相違（例
えば同じスクリーンサイズであってもフラットサーフェ
イスであるが、ランドサーフェイスであるかの相違、あ
るいはスクリーンサイズの相違）により、スクリーンの
コーナ一部へ向かうビーム１６が過度に偏向されて受像
管本体１の内面に照射され、ネックシャドウか発生する
。このため、従来は、そのネックシャドウが発生する機
種に対しては、コア３の後端部分を線１５により示す部
分より後部を欠除して偏向コイルにより発生する磁束量
のピークとなる部分を受像管本体ｌの前方に移動させる
ことにより、前記ビーム１６を１７に示すように修正し
ていた。

（発明が解決しようとする課題） このように、受像管本体１の形状等によりコア３の形状
を変更するには、金型をそれぞれの機種に対応して備え
なければならないという問題点かあった。

本発明は、−Ｌ述の問題点に鑑み、受像管本体の形状等
の相違にも拘らずコア成形用金型等が共用てき、経済化
が達成できる偏向ヨークを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明の偏向ヨークは、受像
管本体背面に当接させる巻線カバーな上爪に結合する部
分に、前記巻線カバーの前記−Ｌ爪に対する前後取付け
＆置を調整する１段を設けたことを特徴とする。

前後位とを調整する手段としては、前記上爪に前記巻線
カバーをねじ、ボルト等の固定具により結合する部分に
介在させたワッシャや、前記巻線カバーに前後方向に設
けた長孔に固定具を挿通し、その固定具を前記上爪に設
けたねじ孔にねし込み締付ける構造や、前記巻線カバー
に偏向ヨークの半径方向に設けたねじ孔に螺合される固
定具な上爪に圧接させる構造や、前記巻線カバーまたは
上爪のいずれか一方に設けた突起を、他方に前後に配設
された複数個の四部または孔の１つに嵌合する構造等が
採用できる。

（作用） 本発明の構造においては、偏向ヨーク組立体の受像管本
体に対する前後位置を調整する手段を設けので、位置調
整により、偏向コイルによる偏向度合を変えることがで
き、同じコア形状であっても、異なる受像管形状に対応
できる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は本発明による偏向ヨークの一実施例を示す断面
図、第２図は本発明の要部を拡大して示す斜視図、第３
図は巻線カバーの正面図である。第１図ないし＄３図に
おいて、第７図と同じ符号は同じ構成部品を示す。

第３図に示すように、巻線カバー１８は、プラスチック
ス成形材により円筒状に形成され、後端にねし付は用フ
ランジ１９を有し、そのフランジ１９に、第２図に示す
ように円形四部２０を形成し、各四部２０に、偏向ヨー
ク組立体２の前後位置調整用のワッシャ２１を嵌め、さ
らに上爪４の円形嵌合部２２を嵌合し、フランジ１９に
四部２０の中心に連通ずるように設けた孔２３およびワ
ッシャ２１にねし１２を挿通し、前記嵌合部２２に設け
たねじ孔２４にねし込み締付けることより、巻線カバー
１８を上爪４に結合する。

第１図ないし第３図に示すように、巻線カバー１８の前
端には、周方向に１２０度ずつ間隔を隔てて３個所に突
出部２５を形成している。各突出部２５には巻線カバー
１８の軸線方向にスリット２６を形成し、また、突出部
２５の厚さを巻線カバー１８の厚さより薄くすることに
より多少の弾性を持たせている。

この偏向ヨーク組立体２は、第１図に示すように、巻線
カバー１８の突出部２５の先端を受像管本体ｌの背面に
当接させ、締付はハンドｌＯによってネックケース９を
締付は固定することにより受像管本体ｌに取付けられる
。

この偏向ヨーク組立体２の受像管本体１への取付は状態
においては、受像管本体ｌと偏向ヨーク組立体２の水平
偏向コイル６との間には、間隙２７か形成される。そし
て、ワッシャ２１の厚さを変えることにより、偏向ヨー
ク組立体２の受像管本体ｌに対する前後方向の位置を変
えることかできる。例えば、偏向ヨーク組立体２か実線
に示す位置にあるとき、ビーム１６が受像管本体ｌの内
面に衝突する場合、ワッシャ２１の厚さを大きくするこ
とにより、偏向ヨーク組立体２を２点鎖線に示すように
前方に偏位させて取付けることができ、これにより、ビ
ームを２点鎖線１７に示すように受像管本体１の内面に
衝突しない位置に調整することができる。

本実施例において、巻線カバー１８に突出部２５を形成
している理由は、受像管本体１に対する当接面を狭くす
ることにより、偏向ヨーク組立体２か受像管本体１に強
固に結合されるようにし、これによって偏向ヨーク組立
体２の首振りを防止することと、偏向ヨーク組立体２の
芯出しを容易にするためであるが、本発明は、突出部２
５を有しないものについても適用できる。

第４図ないし第６図は本発明の他の実施例であり、第４
図の実施例は、前記上爪４に設けた突出部２２Ａを、ａ
線カバー１８のフランジ１９に設けた四部２ＱＡにスラ
イド可能に嵌合し、巻線カバー１８に前後方向に長孔２
９を設け、該長孔２９にねし３１を挿通して、前記突出
部２２Ａに設けたねじ孔３０にねじ込み、締付けること
により、前記巻線カバー１８を前記上爪４に対して、長
孔２９で規制される範囲内の任意位置で固定できるよう
にしたものである。

第５図の実施例は、前記巻線カバー１８に、偏向ヨーク
の半径方向にねじ孔３４を設け、該ねじ孔３４にねじ３
５を螺合し、その先端を前記上爪４の突出部２２Ａに圧
接させて巻線カバー１８を１−爪４に固定するようにし
たものであり、突出部２２Ａには、ねし３５による固定
を強固にするために、ねじ３５の先端を係合させる四部
３３を前後方向に複数個配設している。

第６図の実施例は、前記上爪４に設けた突出部２２Ｂを
、巻線カバー１８のフランジ１９に設けた四部２０ＢＣ
嵌合し、前記突出部２２Ｂの先端に突起３７を設ける一
方、前記凹部２０Ｂの内面に複数個の四部（孔でも良い
）３６を設け、突起３７か嵌合される四部３６を選択す
ることにより、巻線カバー１８の上爪４に対する前後位
置か調整できるように構成したもので、さらに本例にお
いては、取付は強度を高めるため、接着剤３８により両
者を結合している。なお、突起３７を巻線カバー１８の
凹部２０Ｂに設け、四部３６または孔を突出部２２Ｂ側
に設けても良い。

また、本発明は、第７図に示したように、補助マグネッ
ト１３等を設ける場合にも適用できる。

また、巻線カバー１８と上爪４とを結合する固定具とし
ては、ねじの代わりにボルトを使用することかてきる。

（発明の効果） 請求項１によれば、偏向ヨーク組立体の受像管本体に対
する前後方向に位置か調整されるようにしたので、受像
管の形式やスクリーンサイズか異なるものについて、コ
ア成形用金型等に同じものか使用できるため、経済化が
達成できる上、部品管理も容易となる。

請求項２によれば、ワッシャという廉価な部品を追加す
るたけで廉価に本発明の目的を達成することかできる。

請求項３．４によれば、簡単なスライドねし付は構造て
本発明の目的を達成てきる。

請求項５においても、ねじやワッシャ等の部品を要する
ことなく、本発明を廉価に実施できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による偏向ヨークの一実施例を示す断面
図、第２図は該実施例の要部の構成を示す斜視図、第３
図は本実施例の巻線カバーの正面図、第４図ないし第６
図は本発明の他の実施例をそれぞれ示す断面図、第７図
は従来例を示す断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、受像管本体背面に当接させる巻線カバーを上爪に結
   合する部分に、前記巻線カバーの前記上爪に対する前後
   取付け位置を調整する手段を設けたことを特徴とする偏
   向ヨーク。 ２、前後位置を調整する手段が、前記上爪に前記巻線カ
   バーを固定具により結合する部分に介在させたワッシャ
   でなることを特徴とする請求項１記載の偏向ヨーク。 ３、前後位置を調整する手段が、前記巻線カバーに前後
   方向に設けた長孔と、前記上爪に設けたねじ孔と、前記
   長孔に挿通し前記ねじ孔にねじ込んで前記巻線カバーを
   前記上爪に固定する固定具とからなることを特徴とする
   請求項１記載の偏向ヨーク。 ４、前後位置を調整する手段が、前記巻線カバーに偏向
   ヨークの半径方向に設けたねじ孔と、該ねじ孔に螺合さ
   れ、かつ前記上爪に圧接させて巻線カバーを上爪に固定
   する固定具とからなることを特徴とする請求項１記載の
   偏向ヨーク。 ５、前後位置を調整する手段が、前記巻線カバーまたは
   上爪のいずれか一方に設けた突起と、他方に前後に配設
   され、該突起を嵌合する複数個の凹部または孔からなる
   ことを特徴とする請求項１記載の偏向ヨーク。