JP2522735Y2 - ドラム用ラグ取付構造 - Google Patents
ドラム用ラグ取付構造Info
- Publication number
- JP2522735Y2 JP2522735Y2 JP1990128176U JP12817690U JP2522735Y2 JP 2522735 Y2 JP2522735 Y2 JP 2522735Y2 JP 1990128176 U JP1990128176 U JP 1990128176U JP 12817690 U JP12817690 U JP 12817690U JP 2522735 Y2 JP2522735 Y2 JP 2522735Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lug
- drum
- screw
- outer peripheral
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はドラム用ラグをドラムの胴に取り付ける場
合の取付構造に関する。
合の取付構造に関する。
「従来の技術」 ドラムの胴にドラムヘッドを締め付ける力を調整する
チューニングを正確に行うため、ドラムロッド(チュー
ニングボルト)をドラム胴の深さ方向に沿って真直に固
定する必要がある。そこで、ラグボルトを支持するラグ
としては、通常、2個のネジ部を有するラグが用いら
れ、これら2個のネジ部を使用してラグのドラム胴への
固定が行われていた。このようなラグの胴への取付構造
については、例えば実開平1-171498号に開示されてい
る。
チューニングを正確に行うため、ドラムロッド(チュー
ニングボルト)をドラム胴の深さ方向に沿って真直に固
定する必要がある。そこで、ラグボルトを支持するラグ
としては、通常、2個のネジ部を有するラグが用いら
れ、これら2個のネジ部を使用してラグのドラム胴への
固定が行われていた。このようなラグの胴への取付構造
については、例えば実開平1-171498号に開示されてい
る。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上述した2個のネジ部を有するラグは、全
体の大きさが大きくなり、従って、質量が大きくなって
しまう。このため、ラグの質量がドラムの胴の振動特性
に悪影響を与え、胴のみが振動することによって得られ
るドラム本来の音色が得がたくなるという問題があっ
た。そこで、ネジ部が1個のラグを用い、1個のネジに
よってラグをドラムの胴に取り付けることが検討された
が、取付時および取付後に曲りが生じ、チューニングボ
ルトを真直に支持することが困難になり、正確なチュー
ニングに支障を来すという問題があった。
体の大きさが大きくなり、従って、質量が大きくなって
しまう。このため、ラグの質量がドラムの胴の振動特性
に悪影響を与え、胴のみが振動することによって得られ
るドラム本来の音色が得がたくなるという問題があっ
た。そこで、ネジ部が1個のラグを用い、1個のネジに
よってラグをドラムの胴に取り付けることが検討された
が、取付時および取付後に曲りが生じ、チューニングボ
ルトを真直に支持することが困難になり、正確なチュー
ニングに支障を来すという問題があった。
この考案は上述した事情に鑑みてなされたものであ
り、ラグを小型化することができ、かつ、ラグを堅固に
ドラムの胴に取り付けることができるドラム用ラグ取付
構造を提供することを目的とする。
り、ラグを小型化することができ、かつ、ラグを堅固に
ドラムの胴に取り付けることができるドラム用ラグ取付
構造を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この考案は、ドラムの胴外周面にラグを固定するドラ
ム用ラグ取付構造において、前記ドラムの胴の半径方向
に穿設された貫通孔と、前記ドラムの胴外周面における
前記貫通孔近傍に形成された嵌合部と、前記貫通孔を貫
通するように配置された一つのネジを有しこのネジをラ
グに螺合させることによって該ラグをドラムの胴外周面
に固定するネジ部と、前記ラグにおける前記ネジ部近傍
に形成されて前記胴外周面における嵌合部と嵌合する位
置決め部と、を備えたことを特徴とするものである。
ム用ラグ取付構造において、前記ドラムの胴の半径方向
に穿設された貫通孔と、前記ドラムの胴外周面における
前記貫通孔近傍に形成された嵌合部と、前記貫通孔を貫
通するように配置された一つのネジを有しこのネジをラ
グに螺合させることによって該ラグをドラムの胴外周面
に固定するネジ部と、前記ラグにおける前記ネジ部近傍
に形成されて前記胴外周面における嵌合部と嵌合する位
置決め部と、を備えたことを特徴とするものである。
「作用」 上記構成によれば、ドラムの胴の貫通孔を貫通するよ
うに配置された一つのネジを有し、このネジをラグに螺
合させることによって該ラグをドラムの胴外周面に固定
するようにしたので、該ラグを小型化して、該ラグの質
量がドラムに与える振動を低く抑えることができる。
うに配置された一つのネジを有し、このネジをラグに螺
合させることによって該ラグをドラムの胴外周面に固定
するようにしたので、該ラグを小型化して、該ラグの質
量がドラムに与える振動を低く抑えることができる。
また、ドラムの胴外周面における貫通孔近傍に嵌合部
を形成し、かつラグにおけるネジ部近傍に該嵌合部と嵌
合する位置決め部を形成したので、これら嵌合部、位置
決め部によって、ラグをドラムの胴外周面の特定位置に
正確に位置させることができる。
を形成し、かつラグにおけるネジ部近傍に該嵌合部と嵌
合する位置決め部を形成したので、これら嵌合部、位置
決め部によって、ラグをドラムの胴外周面の特定位置に
正確に位置させることができる。
「実施例」 以下、図面を参照し、本考案の実施例を説明する。
第1図(a)および(b)はこの発明の一実施例によ
るドラム用ラグ取付構造を示すものであり、第1図
(a)はドラムの胴10にラグ20が取り付けられた状態を
示す正面図、第1図(b)は第1図(a)のI-I′線断
面図である。
るドラム用ラグ取付構造を示すものであり、第1図
(a)はドラムの胴10にラグ20が取り付けられた状態を
示す正面図、第1図(b)は第1図(a)のI-I′線断
面図である。
ラグ20はその下部から上部にかけて貫通する空洞部20
aを有しており、この空洞部20aの内径はラグ20の上部に
おいて小さく絞られている。ラグナット21はその上部に
Oリング25を載せた状態で、ラグ20の下部から空洞部20
a内に収納される。ここで、Oリング25は空洞部20aの上
部の出口よりも径が大きいため、ラグナット21がラグ20
から上部に飛び出すことはない。また、ラグ20は胴10と
対向する側壁に貫通孔23が穿設されており、この貫通孔
23を介し、平面略五角形状の樹脂性ナット保持部材24が
空洞部20a内に挿入される。このナット保持部材24によ
り、ラグナット21が下側から支持される。なお、ナット
保持部材24のラグナット21のネジ孔対向位置には、チュ
ーニングボルト26が貫通する貫通孔も穿設されている。
aを有しており、この空洞部20aの内径はラグ20の上部に
おいて小さく絞られている。ラグナット21はその上部に
Oリング25を載せた状態で、ラグ20の下部から空洞部20
a内に収納される。ここで、Oリング25は空洞部20aの上
部の出口よりも径が大きいため、ラグナット21がラグ20
から上部に飛び出すことはない。また、ラグ20は胴10と
対向する側壁に貫通孔23が穿設されており、この貫通孔
23を介し、平面略五角形状の樹脂性ナット保持部材24が
空洞部20a内に挿入される。このナット保持部材24によ
り、ラグナット21が下側から支持される。なお、ナット
保持部材24のラグナット21のネジ孔対向位置には、チュ
ーニングボルト26が貫通する貫通孔も穿設されている。
ラグ20において、胴10に取り付けられる側の面には、
円筒状に隆起し、かつ、その中央部に雌ネジ孔の穿設さ
れてなるナット27と、位置決め用の凸部22が形成されて
いる。また、ドラム胴10の外周面には、ドラムの径方向
の貫通孔である取付穴11が穿設されると共に、凹部12が
形成されている。ラグ20は、ナット27の隆起部が取付穴
11に嵌合し、凸部22が凹部12に嵌合するように胴10に取
り付けられる。そして、胴10の内側から厚座金31および
取付穴11を介し、取付ネジ3の先端が挿通され、ナット
27に螺着される。このように胴10にラグ20が固定され、
ラグナット21にチューニングボルト26が螺着される。
円筒状に隆起し、かつ、その中央部に雌ネジ孔の穿設さ
れてなるナット27と、位置決め用の凸部22が形成されて
いる。また、ドラム胴10の外周面には、ドラムの径方向
の貫通孔である取付穴11が穿設されると共に、凹部12が
形成されている。ラグ20は、ナット27の隆起部が取付穴
11に嵌合し、凸部22が凹部12に嵌合するように胴10に取
り付けられる。そして、胴10の内側から厚座金31および
取付穴11を介し、取付ネジ3の先端が挿通され、ナット
27に螺着される。このように胴10にラグ20が固定され、
ラグナット21にチューニングボルト26が螺着される。
このような構成によれば、取付ネジとして、1個の取
付ネジ3のみを用いる構造であるため、ラグ20はその大
きさを小さくすることができる。また、凹部12と凸部22
および取付ネジ3の2カ所において、ドラム胴10とラグ
20とを固定しているので、チューニングボルト26の曲り
が防止される。
付ネジ3のみを用いる構造であるため、ラグ20はその大
きさを小さくすることができる。また、凹部12と凸部22
および取付ネジ3の2カ所において、ドラム胴10とラグ
20とを固定しているので、チューニングボルト26の曲り
が防止される。
なお、取付ネジ3に代えて、ラグ20に植込ボルトを設
け、ドラム胴10の内周側からこの突出した植込ボルトを
ナットで固定する構造としても良い。また、例えば、ラ
グ20の凸部22に代えて凹部を形成し、一方、ドラム胴10
の凹部12に凸片を挿入固定、もしくは、胴10に凸部を有
するベルトを巻き付けて凸部を形成し、上記ラグの凹部
と嵌合して位置決めすることができる。さらに例えば、
胴10に予め凸部を形成しても良い。
け、ドラム胴10の内周側からこの突出した植込ボルトを
ナットで固定する構造としても良い。また、例えば、ラ
グ20の凸部22に代えて凹部を形成し、一方、ドラム胴10
の凹部12に凸片を挿入固定、もしくは、胴10に凸部を有
するベルトを巻き付けて凸部を形成し、上記ラグの凹部
と嵌合して位置決めすることができる。さらに例えば、
胴10に予め凸部を形成しても良い。
「考案の効果」 以上詳細に説明したようにこの考案によれば、ドラム
の胴の貫通孔を貫通するように配置された一つのネジを
有し、このネジをラグに螺合させることによって該ラグ
をドラムの胴外周面に固定するようにしたので、該ラグ
を小型化して、該ラグの質量がドラムに与える振動を低
く抑えることができ、該ドラム胴が振動特性を改善する
ことが可能となる。
の胴の貫通孔を貫通するように配置された一つのネジを
有し、このネジをラグに螺合させることによって該ラグ
をドラムの胴外周面に固定するようにしたので、該ラグ
を小型化して、該ラグの質量がドラムに与える振動を低
く抑えることができ、該ドラム胴が振動特性を改善する
ことが可能となる。
また、ドラムの胴外周面における貫通孔近傍に嵌合部
を形成し、かつラグにおけるネジ部近傍に該嵌合部と嵌
合する位置決め部を形成したので、これら嵌合部、位置
決め部によって、ラグをドラムの胴外周面の特定位置に
正確に位置させることも可能となる。
を形成し、かつラグにおけるネジ部近傍に該嵌合部と嵌
合する位置決め部を形成したので、これら嵌合部、位置
決め部によって、ラグをドラムの胴外周面の特定位置に
正確に位置させることも可能となる。
第1図(a)はこの考案の一実施例によるドラム用ラグ
の取付構造を示す正面図、第1図(b)は第1図(a)
のI-I′線断面図である。 10……ドラム胴、3……取付ネジ、20……ラグ、11……
取付穴、12……凹部、22……凸部。
の取付構造を示す正面図、第1図(b)は第1図(a)
のI-I′線断面図である。 10……ドラム胴、3……取付ネジ、20……ラグ、11……
取付穴、12……凹部、22……凸部。
Claims (1)
- 【請求項1】ドラムの胴外周面にラグを固定するドラム
用ラグ取付構造において、 前記ドラムの胴の半径方向に穿設された貫通孔と、 前記ドラムの胴外周面における前記貫通孔近傍に形成さ
れた嵌合部と、 前記貫通孔を貫通するように配置された一つのネジを有
し、このネジをラグに螺合させることによって該ラグを
ドラムの胴外周面に固定するネジ部と、 前記ラグにおける前記ネジ部近傍に形成され、前記胴外
周面における嵌合部と嵌合する位置決め部と、 を備えたことを特徴とするドラム用ラグ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990128176U JP2522735Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ドラム用ラグ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990128176U JP2522735Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ドラム用ラグ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493887U JPH0493887U (ja) | 1992-08-14 |
JP2522735Y2 true JP2522735Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=31875647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990128176U Expired - Lifetime JP2522735Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ドラム用ラグ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522735Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018084057A1 (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-11 | ヤマハ株式会社 | 打楽器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0622880Y2 (ja) * | 1988-05-17 | 1994-06-15 | ヤマハ株式会社 | ドラム用ラグ |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP1990128176U patent/JP2522735Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018084057A1 (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-11 | ヤマハ株式会社 | 打楽器 |
US11114071B2 (en) | 2016-11-02 | 2021-09-07 | Yamaha Corporation | Percussion instrument |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493887U (ja) | 1992-08-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |