JPH0214034B2 - - Google Patents

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JPH0214034B2
JPH0214034B2 JP2676582A JP2676582A JPH0214034B2 JP H0214034 B2 JPH0214034 B2 JP H0214034B2 JP 2676582 A JP2676582 A JP 2676582A JP 2676582 A JP2676582 A JP 2676582A JP H0214034 B2 JPH0214034 B2 JP H0214034B2
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urokinase
resin
acid
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Kazuo Kato
Tetsuyuki Saino
Shinichi Ishii
Tomio Takeuchi
Hamao Umezawa
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は高純度ウロキナーゼの製造法及び樹脂
に関する。さらに詳しくは、本発明のL−ピログ
ルタミル−L−リジル−L−ロイシル−L−アル
ギニナールが水不溶性担体に結合してなる樹脂に
粗ウロキナーゼ含有液を接触させて該樹脂にウロ
キナーゼを吸着させ、次いで吸着したウロキナー
ゼを溶出させることを特徴とする高純度ウロキナ
ーゼの製造法及び上記樹脂に関する。 ウロキナーゼは人尿中に微量存在するプロテア
ーゼであり、血中のプラスミノーゲンを活性化し
てプラスミンを生成し、生じたプラスミンがフイ
ブリン凝塊を溶解せしめるので、血栓を溶解する
医薬製剤として繁用されている。又最近では、抗
ガン剤との併用効果が認められるなどの薬効も見
い出されており、医薬品として重要な物質であ
る。 ウロキナーゼの人への投与はもつぱら静注でそ
のため生体を起源とした医薬製剤に共通な投与時
の安全性を勘案せねばならず、高純度のウロキナ
ーゼを取得することが要求され、種々の精製法が
開発されている。そして近年、精製目的蛋製白質
に親和性の高い物質をリガンドとして担体に結合
させたものを用いるアフイニテイークロマトグラ
フイー技術がウロキナーゼの精製に応用されてき
ている。例えば (1) リジン又はアルギニン等の塩基性アミノ酸又
はその誘導体をリガンドとする方法(特公昭51
−44193号、特開昭51−20596号、特開昭51−
95183号、特開昭51−35481〜35483 (2) 胎盤組織等に含有されるウロキナーゼ阻害因
子をリガンドとする方法(特公昭51−20597号)
などがあげられるが、(1)の方法では、ウロキナ
ーゼとの親和性が十分とは云えず、塩濃度の高
い溶液より、ウロキナーゼを特異的に吸着せし
めることはできない。又、(2)の方法では、動物
の組織中に微量しか存在しない阻害物質をリガ
ンドとするため必ずしも実用的な方法とは言い
難い。 そこで本発明者らは高純度のウロキナーゼを得
る方法に関し、種々のリガンドを合成して検討し
た結果、L−ピログルタミル−L−リジル−L−
ロイシル−L−アルギニナール(以下L−アルギ
ニナール誘導体という)をリガンドとして水不溶
性担体に結合させたものがウロキナーゼを特異的
に吸着し、又PHを操作するだけで容易に脱着する
ことを見い出した。 本発明は上記知見に基づいて完成されたもので
ある。 本発明の樹脂はリガンドとして用いるアルギニ
ナール誘導体中のL−リジン部のε−アミノ基が
担体と結合したものであり、L−ロイペプチンか
ら大量に合成しうるので、製造が容易であるとい
う利点を有する。 又、高純度ウロキナーゼを製造する際に本発明
方法を使用すると (1) ウロキナーゼの吸着時における水素イオン濃
度の幅は従来法より広範囲で使用でき、例え
ば、PH5〜10、より好ましくはPH6〜8の範囲
が用いられる。 (2) 塩濃度の影響が従来法とくらべ少なく、事前
に特別な脱塩工程を必要としない。 (3) 当該樹脂よりウロキナーゼの脱着はPHを下げ
ることによつて高収率に回収される。 (4) 本発明で使用するリガンドはウロキナーゼ阻
害作用を有するため、ウロキナーゼが樹脂に接
触している間は、ウロキナーゼは活性を示さ
ず、従つて自己消化等の低分子化を受けにく
く、薬効の高い高分子量型のウロキナーゼが得
られる。 (5) ウロキナーゼを特異的に吸着するので精製効
率が高く、従つて高品質のウロキナーゼを得る
ことができる。 という利点を有する。 本発明で使用される水不溶性担体としてはL−
アルギニナール誘導体中のL−リジン部のε−ア
ミノ基が結合ししうるものであれば特に制限はな
く、例えばメタクリル酸−ジビニルベンゼン共重
合体などの酸性イオン交換樹脂、カルボキシメチ
ルセルロースなどの酸性基を有するセルロース誘
導体、セフアロース、アガロース、デキストラン
などの高分子多糖体にカルボン酸基やスルホン酸
基を導入したものがあげられるが、高分子多糖体
が好ましい。 これらの不溶性担体とL−アルギニナール誘導
体を結合させるにはL−アルギニナール誘導体を
ジブチルアセタール化したものなどアルギニナー
ル部のアルデヒド基が保護されたL−アルギニナ
ール誘導体に酸性基を活性化した上記の不溶性担
体と反応させ、その後アルデヒド基の保護基を除
去すればよい。 不溶性担体中の酸性基の活性化方法としては公
知の方法、例えばアガロースに臭化シアンを作用
させる方法、カルボキシアルキル誘導体をスペー
サーにもつアガロースに水溶性カルボジイミドを
作用させる方法、CH−セフアロース(フアルマ
シア社製)に水溶性カルボジイミドを作用させる
方法などが使用できる。 アルデヒド基の保護されたL−アルギニナール
誘導体と活性化不溶性担体との反応は、例えば水
溶性カルボジイミドを作用させる場合には、溶媒
中、PH3〜7、好ましくは4〜6、温度25〜45
℃、好ましくは35〜40℃で10〜30時間、好ましく
は15〜25時間反応させればよい。ここで用いる溶
媒としてはPH3〜7を保持できる塩溶液若しくは
緩衝液からなる0〜50%のジメチルホルムアミド
溶液又はジオキサン溶液などがあげられる。 得られた反応物からアルデヒド基の保護基を除
去するにはPH1〜4、好ましくは2〜3の緩衝液
中、温度20〜50℃、好ましくは30〜45℃、24〜
120時間、好ましくは48〜96時間加水分解すれば
よい。ここで用いる緩衝液としては塩酸、リン酸
などの鉱酸及び酒石酸、クエン酸、乳酸、コハク
酸、酢酸などの有機酸と、これらのナトリウム、
カリウム塩などからなる組成のものなどがあげら
れる。 以上のような方法によつて得られた樹脂を使用
して高純度のウロキナーゼを得るには、例えば次
のようにすればよい。 先ず、該樹脂をカラムに充填してPH5〜10、好
ましくはPH6〜8とする。この場合イオン強度は
特に制限されないが、0.025〜0.5Mの緩衝液であ
らかじめ平衡化しておくことが好ましい。ここで
用いる緩衝液としては、例えばリン酸ソーダーリ
ン酸、リン酸カリウム−リン酸、酢酸ソーダー酢
酸、トリスヒドロキシアミノメタン−塩酸などが
あげられる。 その後PH5〜10、好ましくは6〜8に調整した
粗ウロキナーゼ水溶液を該樹脂カラムに通して該
樹脂にウロキナーゼを吸着させる。次いでウロキ
ナーゼを吸着した該樹脂を上記緩衝液で洗浄した
後、PH1〜4、好ましくはPH2〜3の酸溶液、水
溶性塩溶液もしくは緩衝液でウロキナーゼを溶出
させることにより高純度のウロキナーゼ水溶液が
得られる。ここで使用する酪溶液としては例えば
クエン酸、酒石酸、乳酸、コハク酸、酢酸、リン
酸、塩酸などの水溶液などがあげられる。水溶性
塩溶液としては例えば塩化ナトリウム−塩酸水溶
液、塩化カリウム−塩酸水溶液、硫酸ソーダー硫
酸水溶液などがあげられる。又、緩衝液としては
リン酸ソーダーリン酸水溶液、リン酸カリウム−
リン酸水溶液、クエン酸−クエン酸ナトリウム水
溶液、コハク酸−ホウ砂、乳酸−乳酸ナトリウ
ム、酢酸−酢酸ナトリウム、酒石酸−酒石酸ナト
リウムなどがあげられる。 なお、本発明方法はカラム式のほか、バツチ式
で行つてもよい。 本発明の樹脂のリガンドとして使用するL−ア
ルギニナール誘導体、即ち、L−ピログルタミル
−L−リジン−L−ロイシル−L−アルギニナー
ルジブチルアセタールの製法は例えば次のとおり
である。 先ずN−保護又は保護されていない−L−ピロ
グルタミン酸のカルボキシル基における反応性誘
導体とε−N−保護−L−リジンとを溶媒中で反
応させてN−保護又は保護されていない−L−ピ
ログルタミル−ε−N−保護−L−リジンを得
る。ここで使用されるN−保護基としてはベンジ
ルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオ
キシカルボニル基などの接触還元で除去できる保
護基があげられる。反応性誘導体としては、N−
ヒドロキシスクシンイミドエステル、p−ニトロ
フエニルエステル、2,4,5−トリフロロフエ
ニルエステルなどの活性エステル類があげられ
る。 又、溶媒としてジオキサン、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセタミドの様な溶媒と水の混合
溶媒が使用される。次に得られたN−保護又は保
護されていないL−ピログルタミル−ε−N−保
護−L−リジンと、アルデヒド基を保護したL−
ロイペプチンをサーモライシンで加水分解して得
た、アルデヒド基の保護されたL−ロイシル−L
−アルギニナール(特開昭55−37185、実施例1
参照)とを溶媒中で縮合させる。縮合方法として
は、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、エ
チルジメチルアミノプロピルカルボジイミドなど
のカルジイミド類を単独で用いる方法又は、N−
ヒドロキシベンズトリアゾール、N−ヒドロキシ
スクシンイミド、N−ヒドロキシ−5−ノルボル
ネン−2,3−ジカルボキサミドなどと組み合わ
せて用いる方法、あるいはジフエニルホスホリル
アジド、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ
−1,2−ジヒドロキノリンなどの縮合剤を用い
る方法などのペプチド結合形成に一般的に用いら
れている方法を使用することができる。ここで用
いられるアルデヒドの保護基としては、ジ−n−
ブチルアセタールなどのジアルキルアセタールな
どがあげられる。又、縮合に用いられる溶媒は通
常用いられる溶媒で特に差しつかえない。その後
接触還元を行つてN−保護基を除去し、さらに加
水分解してアルデヒド基の保護基を除去すること
によりL−アルギニナール誘導体を得ることがで
きる。接触還元は、メタノールなどの溶媒中、パ
ラジウム黒などを用いて常法で行うことができ
る。さらに加水分解は、、メタノール、エタノー
ル、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルム
アミド、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの
水と混合する溶媒中0.3規定〜0.5規定程度の鉱
酸、あるいは、クエン酸、シユウ酸などの有機酸
を用いて行えば良い。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例 1 (a) N−ベンジルオキシカルボニル−L−ピログ
ルタミル−ε−N−ベンジルオキシカルボニル
−L−リジンの合成 N−ベンジルオキシカルボニル−L−ピログ
ルタミル酸N−ヒドロキシスクシンイミドエス
テル3.5g及びε−N−ベンジルオキシカルボ
ニル−L−リジン2.5gを氷冷下N,N′−ジメ
チルホルムアミド100ml及び水100mlの混液に懸
濁させ次いで1.4mlのトリエチルアミンを加え、
室温でさらに20時間撹拌した。反応液に1000ml
の水を加え塩酸でPHを2に調整し析出した沈殿
を取した。沈殿をメタノールより再結晶し、
無色針状結晶2.6gを得た。 mp206〜208℃ 〔α〕24.5 578=−9.7゜(C=0.3、DMF) 元素分析(C27H31N3O8) C H N Calct 61.68 5.94 8.00 Found 61.70 6.03 7.98 (b) N−ベンジルオキシカルボニル−L−ピログ
ルタミル−ε−N−ベンジルオキシカルボニル
−L−リジン−L−ロイシル−L−アルギニナ
ールジブチルアセタール塩酸塩の合成 実施例1(a)および特開昭55−37185で記載し
た方法で得られたN−ベンジルオキシカルボニ
ル−L−ピログルタミル−ε−N−ベンジルオ
キシカルボニル−L−リジン2.2gおよびL−
ロイシル−L−アルギナールジブチルアセター
ル塩酸塩1.9gを酢酸エチル50ml、ジオキサン
50mlの混液に懸濁させ、次いでN−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール570mg及びトリエチルアミ
ン590μを加え、氷冷下ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド870mgを加えたのち、室温にもど
し、20時間撹拌を行つた。溶媒を減圧で留去し
た後、シリカゲルを担体とするカラムクロマト
グラフイーに附し、ブタノール;酢酸ブチル;
酢酸;水=4:2:1:1(v/v)で展開し、
Rf0.6の坂口試薬陽性の画分950mgを得た。 〔α〕23 578=−29.0゜(C=1.1AcOH) m.p.=77−81℃(分解) (c) 実施例1(b)で得られた粉末900mgをメタノー
ル25mlに溶解し、パラジウム黒を用いて2時間
接触還元を行つた。反応終了後パラジウム黒を
除去し、溶媒を留去し、L−ピログルタミル−
L−リジル−L−ロイシル−L−アルギニナー
ルジブチルアセタール塩酸塩700mgを得た。
Rf;0.05(実施例1と同溶媒) m.p.103〜105℃ 〔α〕23.5 578=−29.5゜(C=0.8、AcOH) (d) Lピログルタミル−L−リジル−L−ロイシ
ル−L−アルギニナールをリガンドとするウロ
キナーゼ吸着用樹脂の調製 上記実施例1(c)で得られたL−ピログルタミル
−L−リジル−L−ロイシル−L−アルギニナー
ルジブチルアセタール塩酸塩700mgを0.1Mモルホ
リノエタンスルホン酸200ml及びジオキサン200ml
の混液に懸濁させPHを5に調整し、次いで、CH
−セフアロース 4B、60mlを加え、撹拌しなが
ら1時間かけて、少量ずつ全量5gの水溶性カル
ボジイミドを加え、37℃で20時間撹拌した。樹脂
を水で洗滌後、0.2Mクエン酸ソーダ緩衝液PH2.5
で40℃60時間加水分解を行い標記樹脂60mlを調製
した。
【表】 実施例 2 実施例1(c)により調整した樹脂10mlををカラム
に充填し、0.1M食塩を含むPH7.5の0.1Mリン酸ソ
ーダ緩衝液で充分に緩衝化を行つた。その後PH
7.5に調整した力価1960000IUの粗製ウロキナーゼ
(比活性9575IU/mg蛋白)含有溶液をそのカラム
に通過させ、該樹脂にウロキナーゼを吸着させ
た。次いで上記緩衝液でカラムを洗滌した後
0.2Mのクエン酸を用いてカラムに吸着したウロ
キナーゼを脱着させ、力価188000IUの精製ウロ
キナーゼ(比活性115138IU/mg蛋白)を得た。
回収率は96%であり、比活性は約12倍上昇した。
又精製後のウロキナーゼ中の高分子量の含有率は
95%であり、粗製品の含有率と同一であつた。 実施例 3 実施例1(c)により調製した樹脂30mlをカラムに
充填し、0.1M食塩を含むPH7.5のリン酸緩衝液で
充分緩衝化を行つた。その後Hz7.5に調製した力
価15500000IUの粗製ウロキナーゼ(7495IU/mg
蛋白)含有溶液をそのカラムに通過させ、該樹脂
にウロキナーゼを吸着させ。次いで上記緩衝液で
カラムを洗滌した後0.2Mのクエン酸(PH2.5)を
用いてカラムに吸着したウロキナーゼを脱着さ
せ、力価14700000IUの精製ウロキナーゼ
(97763IU/mg蛋白)を得た。回収率は95%であ
り、比活性は約13倍上昇した。又高分子量型ウロ
キナーゼの含有率は96%であり、精製前と後で変
化は認められなかつた。 実施例 4 実施例1(c)により調製した樹脂10mlをカラムに
充填し、0.1食塩を含むPH7.5の酢酸緩衝液で充分
緩衝化を行つた。その後PH7.5に調製した力価
750000IUの粗ウロキナーゼ(37371IU/mg蛋白)
含有溶液をそのカラムに通過させた後、該カラム
を上記緩衝液で洗滌し、次いで0.2Mのリン酸緩
衝液(PH2.5)を用いて該カラムからウロキナー
ゼを溶出させ、力価710000IUの精製ウロキナー
ゼ(115805IU/mg蛋白)を得た。回収率は95%
であり、比活性は約4倍上昇した。又、高分子量
型ウロキナーゼの含有率は98%であり、精製前と
後で変化は認められなかつた。 実施例 5 実施例1(c)で得たL−ピログルタミル−L−リ
ジル−L−ロイシル−L−アルギニナールジブチ
ルアセタール塩酸塩270mgを0.1Mモルホリノエタ
ンスルホン酸78mlおよびジオキサン78mlの混液に
懸濁させPHを5.0に調節し、ついで、CM−Biogel
A(100〜200メツシユ)(Bio−Rad Lab.社製)
30mlを加え、撹拌しながら少量づつ3gの水溶性
カルボジイミドを1時間要して添加し、37℃で24
時間撹拌をした。 反応終了後樹脂を水で洗浄後、0.2Mクエン酸
ソーダ緩衝液PH2.5で40℃70時間加水分解を行つ
た。 得られたL−ピログルタミル−L−リジル−L
−ロイシル−L−アルギニナール−CM−Biogel
Aは30mlであつた。
【表】 実施例 6 実施例5で得られた該樹脂10mlをカラムに充填
し、0.1M食塩を含むPH7.5の1Mリン酸ソーダ緩
衝液で充分に緩衝化を行つた。その後PH7.5に調
整した1392000IUの部分精製ウロキナーゼ(比活
性50450IU/mgフオーリンローリー蛋白)含有溶
液をそのカラム上に導入し、該樹脂にウロキナー
ゼを吸着させた。ついで上記と同じ緩衝液でカラ
ムを充分に洗浄したのち、0.2Mのクエン酸を用
いて、カラム内に吸着したウロキナーゼを脱着さ
せた。 得られたウロキナーゼは比活性134208IU/mg
蛋白で1267000IU(収率91%)であつた。精製後
のウロキナーゼ中の高分子型の含有率は95,3%
であり、出発物質との差はみとめられなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 L−ピログルタミル−L−リジル−L−ロイ
    シル−L−アルギニナールが水不溶性担体に結合
    してなる樹脂に粗ウロキナーゼ含有液を接触させ
    て該樹脂にウロキナーゼを吸着させ、次いで吸着
    したウロキナーゼを溶出させることを特徴とする
    高純度ウロキナーゼの製造法。 2 ウロキナーゼの溶出をクエン酸で行うことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の高純度ウ
    ロキナーゼの製造方法。 3 L−ピログルタミル−L−リジル−L−ロイ
    シル−L−アルギニナールが水不溶性担体に結合
    してなるウロキナーゼ吸着用樹脂。
JP2676582A 1982-02-23 1982-02-23 高純度ウロキナーゼの製造法及び樹脂 Granted JPS58144354A (ja)

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