JPH02139441A - 2層構造複合捲縮糸とその製造方法 - Google Patents

2層構造複合捲縮糸とその製造方法

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JPH02139441A
JPH02139441A JP28881588A JP28881588A JPH02139441A JP H02139441 A JPH02139441 A JP H02139441A JP 28881588 A JP28881588 A JP 28881588A JP 28881588 A JP28881588 A JP 28881588A JP H02139441 A JPH02139441 A JP H02139441A
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Mitsuhiro Kodama
児玉 光広
Yasuji Inoue
泰次 井上
Akihiro Tsuchida
晃啓 土田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、テキスタイルの外観をより紡績糸鋼とするた
めの染色性が改良された2層構造複合捲縮糸(以下、単
に2層構造糸と称す。)に関する。
(従来の技術) 2層構造糸の製造方法として代表的な提案には、例えば
特公昭61−19733号、特公昭61−36103号
、特公昭60−11130号があり、いずれも安定した
2層構造を形成せしめ、加工プロセス性の向上、若しく
は製品性・能の向上を計っている。
一方、こうした技術を応用した染色性の改良に関する提
案としては特開昭56−169834号、特開昭57−
21526号があり、前者はシック゛&シンヤーンを供
給系とし濃淡差を得るもの、後者はイオン性染料に対す
る不染性糸と可染性糸で鞘を構成せしめたものがある。
しかしながら、前者はシック部が融着したものとなり、
風合的には粗硬となる。また、後者は3本給糸若しくは
混繊糸を用いることとなるため経済性の点で不利であっ
た。
従来、提案されている芯/鞘の2層構造糸の構造を第2
図fa) (b)及び第3図(al (b)に示す。第
2図及び第3図共に(81は側面図、(blは各糸条の
側面を、at−A′で切断したときの断面図であり、図
中fLは低伸度糸成分を示し、f 11は高伸度糸成分
を示す。
即ち、従来提案されている2層構造糸は次の2種類に大
別される。
■ 芯部を構成する成分と鞘部を構成する成分とが一部
で交絡してはいるものの、大部分が分離したもの。(第
1図) ■ 芯部を構成する成分と鞘部を構成する成分が、巻き
付き方及び交絡状態には差異があるものの、一応は両者
が巻き付きつつ交絡しているもの。(第2図) この2層構造を形成する成分が芯/鞘ともに同一染料に
可染のものであっても、2層構造を形成する成分の繊維
内部構造差や仮撚時に形成される芯/鞘の形態的構造差
によって、見掛けの染色性に差が生じ、カラーミックス
的(以下、ミックスと記す。)外観を呈する。
(発明が解決しようとする課題) 従来糸に関するミックス効果は芯/鞘成分の混用率によ
って差があるものの概して次の如くなる。
第1図の構造糸は無撚の場合には粗なミックスとなり、
強撚を付与された場合には、芯/鞘成分が分離している
ため双糸的撚糸挙動をとり杢糸的ミックスを呈する。第
2図の構造糸は芯糸に対し鞘糸が比較的均一な巻付き構
造をとるため、無撚の場合は霜降り的ミックスとなり、
強撚に於てはモノ・カラーとなる。
いずれにしても、紡績糸の糸斑、撚斑等から生まれるミ
ックス効果とは異なって単調な効果となり、昨今のマー
ケットニーズに合わず、より高度なミックス効果が要求
されている。
従って、本発明の目的はかかるミックス効果の改善、即
ちご(自然なミックス効果を表現するための糸構造を提
供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明は上記目
的を達成すべく上記2層構造の糸形成原理を参考に、さ
らに付加価値性の高い染色性の改良につき鋭意検討した
結果、特許請求の範囲に記載したとおりの構成を得るに
到ったものであり、その要旨を第1図(al (b)に
示す如く、低伸度糸成分子、を構成するマルチフィラメ
ントの内の一部は高伸度糸成分子 11と交絡・混繊し
つつ2層構造を形成し、低伸度糸成分子りを構成するマ
ルチフィラメントの内の他の一部は該2層構造と交絡、
混繊しつつも2層構造を形成することなく単独に存在し
、その長さが21m以上であり、30龍以下、個数が5
ヶ/m以上であることが特徴である2層構造糸とするこ
とで所期の目的が達成される。
以下、本発明を作用と共に詳細に説明する。
第4図は本発明に係る2層構造糸を得るための装置の態
様図であって、供給系の例としては、低伸度糸!11と
してポリエステルマルチフィラメント糸、セミダル50
デニル、24フイラメント、破断伸度25%の延伸糸で
ある塩基性染料不染糸を、また高伸度糸(2)としてポ
リエステルマルチフィラメント糸、セミダル120デニ
ル、36フイラメント、破断伸度145%の部分配向糸
である塩基性染料可染糸を、個別にオーバーフィード量
をコントロール可能にして供給し、これをタスランノズ
ル(3)に同時に供給してループ/交絡・混繊を付与し
た後、仮撚加工を実施する。
この際、本発明を達成するための重要な要件はラスラン
処理時の条件によって変化する次の2項目である。
■ 延伸糸のオーバーフィード量〉部分配向糸のオーバ
ーフィード量 ■ 交絡、混繊間隔 ■のオーバーフィード量は、 (第1フイードロール(4)(又は第2フイードロール
(5))の周速−第3フイードロール(6)の周速)+
第3フィードロール(6)X100(%)で表わすもの
であり、■の交絡・混繊間隔は第3図(a)のlで表わ
す。
前記した供給系については、タスラン処理条件としてオ
ーバーフィード率を延伸糸5〜8%、部分配向糸θ〜2
%、エヤー圧を3〜7 kg / ctA、第2デリベ
リロール(7)の周速を200〜300m/min、フ
リクションディスク(8)の周速÷第2デリベリロール
(7)の周速によって表わされるD/Y値=1.879
〜2.074、第2デリベリロール(7)の周速÷第2
デリベリロール(6)の周速によって表わされる延伸倍
率を1.00〜1.02、第1ヒータ(9)温度190
〜160℃、第2ヒータθψ温度160〜140°C1
第2ヒータα0内のオーバーフィード率を6.0〜10
.0%とすることで上記目的に合致する安定した構造の
2層構造糸が得られる。
これらの条件のうちで色々と組合わせて実施し得られた
2層構造糸を、糸構造が破壊され難いチーズ染色法にて
塩基性染料にて染色し、無撚の状態及び1 、000回
7mの強撚を施し、緯打ちしてその外観を判定した。同
時に無撚の状態で試製30cm、荷重0.1 g/d下
で薄紙に固定し光学顕微鏡下でlの長さ、個数を測定し
た。
これらの結果を合わせて整理すると、lの長さが21未
満では紡績系鋼のミックス効果が得られず、30mを越
えるとフィラメント割れと同等の挙動となるため解舒性
が不良となり、好ましくは5N〜20龍の長さであった
。また、個数は5ケ/mが効果を現わす限界であり、好
ましくは10〜20ケ/II+であった。
本発明の2層構造糸形成のメカニズムは次の如くである
と考えられる。
タスラン処理後の糸構造は低伸度糸成分子りが高伸度糸
成分子l(に比して高いオーバーフィード量に設定され
ているため、糸長さ方向にミリ−センチメートルのオー
ダで、大別して低伸度糸成分子りを構成するフィラメン
トの一部はループを形成しつつ高伸度糸成分「□と交絡
・混繊し、他の一部はループを形成することなく高伸度
糸成分「□と交絡・混繊する。
一方、高伸度糸成分子Hは、はとんどループを形成する
ことなく低伸度糸成分子りと交絡・混繊する。また、タ
スラン処理後のエヤー圧力、流量等によりループの大き
さ、間隔、交絡の強さ等が変化する。この糸条は引続い
て仮撚される訳であるが、良く知られている様に、低伸
度糸成分子りは芯部を形成し、高伸度糸成分「8は鞘部
を形成して層構造糸となる。
この際、低伸度糸成分子りの一部によって形成されたル
ープは高伸度糸成分子 IIによって覆われることなく
、2層構造糸の外周に単独に存在する構造を呈する。
また、前記したラスラン処理時のループの大きさ、間隔
は外周に存在する低伸度糸成分子りの長さに影響を与え
る。
かくして、本発明の2N構造糸が形成される。
本発明は、ポリエステルマルチフィラメント糸に限定さ
れるものではなく、少なくとも高伸度糸成分が熱可塑性
マルチフィラメント系であれば達成される。また既述し
た通り、必ずしも異なった染料により染め分けされる糸
条の構成である必要もない。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づいて更に具体的に説明する
実施例1 フリクションディスクを仮撚具とした石川製作新製のF
Kタイプ仮撚機に、第4図と同様へバーライン社製のタ
スランノズルであるT311を装備し、破断伸度30%
、塩基性染料不染糸であるポリエステルマルチフィラメ
ント糸、セミダル50デニル、24フイラメントと破断
伸度150%、塩基性染料不染糸であるポリエステルマ
ルチフィラメント糸、セミダル120デニル、36フイ
ラメントとを供給系とし、前者のオーバーフィード率5
%、後者のオーバーフィード率1%とし、エヤー圧力4
.0kg/cdGにて処理し、仮撚条件として、第4図
中、第2デリベリロール(7)の周速200m/min
 、延伸倍率1.011、第1ヒータ温度/第2ヒータ
温度190℃/160℃、D/Y= 2.074とし加
工を実施した。
得られた糸条を緯打ちし、染色したところ、紡績系鋼の
自然なミックス効果を示した。また、顕微鏡下で糸条を
観察したところ、2層構造糸の外周に2層構造を形成す
ることなく単独にフィラメントが存在し7、その長さは
31詭から20m1であり、個数は15ケ/mであった
この単独に存在するフィラメント糸をサンプリングし、
応力−歪曲線を得たところ延伸糸であることを示した。
実施例2 実施例1のうちラスラン処理時のエヤー圧力を3. O
kg / cA Gとし同様に評価した。長さは6龍か
ら25鶴、個数は19ケ/mとなり、実施例1に比して
明瞭な紡績系鋼ミックス効果を呈した。
実施例3 実施例1のうち、低伸度糸としてビスコースレーヨンフ
ィラメント糸、セミダル150デニル、50フイラメン
トを用い、ラスラン処理時のエヤー圧力を2.5kg/
ciG、第2デリベリロール周速120m/minとし
て実施例1と同様の評価を行った。本実施例による2層
構造個所は長さ9鶴から30mm、個数は25ケ/mで
あり引続き200凹/清の追撚を施し、緯打ら後、直接
染料で染色したところ良好なミックス効果を示した。
(発明の効果) 以上、詳細に説明した如く本発明によれば、2層構造糸
の外観をより紡績光調にする目的で従来の2層構造では
得られなかった構造、即ち芯部を構成するフィラメント
糸の一部を2層構造形成のため構成せしめ、一部を2層
構造を形成することなく構成せしめることにより所期の
1]的を達成し得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る2層構造糸の(既略措成図、第2
図及び第3図は従来の2層14 造糸の2例を示す概略
構成図、第4図は本発明に係る2層構造糸を得るための
装置態様図である。 図の主要部分の説明 fo−高伸度糸成分 子L  −−・低伸度糸成分 1−低伸度糸 2−〜高伸度糸 3−タスランノズル 4.5.6 −フィードロール 8−フリクションディスク 7 Q −−7 (α) 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高伸度糸として少なくとも熱可塑性マルチフィラメント
    糸を使用した、伸度差のあるマルチフィラメント糸にル
    ープ・交絡・混繊を付与し、引続き仮撚加工を施して得
    られる2層構造複合捲縮糸であって、低伸度糸を構成す
    るマルチフィラメントの内の一部は高伸度糸成分と交絡
    ・混繊しつつ2層構造を形成し、低伸度糸を構成するマ
    ルチフィラメントの内の他の一部は該2層構造の外周に
    2層構造を形成することなく単独に存在し、その長さが
    2mm以上30mm以下であり、個数が5ケ/m以上で
    あることを特徴とする2層構造複合捲縮糸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62110936A (ja) * 1985-11-01 1987-05-22 三菱レイヨン株式会社 均染性複合加工糸及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62110936A (ja) * 1985-11-01 1987-05-22 三菱レイヨン株式会社 均染性複合加工糸及びその製造方法

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