JPH0213906Y2 - - Google Patents

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JPH0213906Y2
JPH0213906Y2 JP13698383U JP13698383U JPH0213906Y2 JP H0213906 Y2 JPH0213906 Y2 JP H0213906Y2 JP 13698383 U JP13698383 U JP 13698383U JP 13698383 U JP13698383 U JP 13698383U JP H0213906 Y2 JPH0213906 Y2 JP H0213906Y2
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compressor
way valve
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【考案の詳細な説明】 本考案は四方弁を備えて暖房サイクルと除霜サ
イクルとに切換えることが可能な空気調和機に関
する。
冷房サイクルと暖房サイクルとの切換えを四方
弁の操作によつて可能となし、かつ、対空気形熱
源側熱交換器の除霜を冷房サイクルでの運転によ
つて行なわせる空気調和機は既に多数提供されて
いる。
この場合に用いる四方弁の構造は第1図、第2
図、第5図に示したものが一般的であつて、四方
弁本体12とパイロツト弁25とからなり、四方
弁本体12は角形状椀状のスライド弁17を挾ん
で1対の第1・第2ピストン19a,19bを両
側に配置し、かつそれらをロツド18によつて連
結してなる弁体を、シリンダ内に気密を保持して
摺動可能に収設せしめると共に、前記両ピストン
19a,19bの外側には、第1・第2ニードル
弁20a,20bを夫々突設せしめて、前記弁体
の摺動により各ニードル弁20a,20bがシリ
ンダの両端部に設けた第1・第2パイロツト圧ポ
ート23,24を交互に開閉し得るように形成し
ている。
なお、前記各ピストン19a,19bには夫々
第1・第2オリフイス21,22が貫通して穿設
されている。
前記四方弁本体12はシリンダの中央部に高圧
導入用の流入ポート13を開口すると共に、この
流入ポート13に対向するシリンダ中央部に、低
圧導出用の流出ポート14を開口し、かつ該流出
ポート14を挾みその両側に第1・第2切換ポー
ト15,16を並設し開口せしめていて、前記ス
ライド弁17が第1図において左方に移動した状
態で流出ポート14と第1切換ポート15とを気
密連通し、かつ流入ポート13と第2切換ポート
16とを気密連通するようになり、逆に右方に移
動した状態で流出ポート14と第2切換ポート1
6とを気密連通し、かつ流入ポート13と第1切
換ポート15とを気密連通するようになつてい
る。
一方、パイロツト弁25は2個の第1・第2切
換ポート25a,25bと1個の共通ポート25
bとを弁体部に一列に開口していて、ソレノイド
25sを励磁した際にスプール弁が第1図におい
て右方に移動することにより、第1切換ポート2
5aは閉ざされ、かつ共通ポート25aと第2切
換ポート25cとが気密連通する一方(この状態
は第2図に図示される)、ソレノイド25sを消
磁しばね復帰した際には逆に左方に移動すること
により、第2切換ポート25cは閉ざされ、かつ
共通ポート25bと第1切換ポート25aとが気
密連通するようになつている。
そして、このパイロツト弁25の第1切換ポー
ト25aを配管P1によつて第1パイロツト圧ポ
ート23に連絡させ、共通ポート25bを配管
P2によつて前記流出ポート14に連絡させ、さ
らに第2切換ポート25cを配管P3によつて第
2パイロツト圧ポート24に連絡せしめて、かく
して前記四方弁2が構成されるものである。
かかる構造の四方弁2を操作して暖房サイクル
(第1図参照)と除霜サイクル(第2図参照)と
の切換えを行なう場合に、特に除霜運転完了直後
に暖房運転に切換えたとすると、高圧域と低圧域
とが急激に圧力均衡することにより衝撃音が発生
する。
これを防止するために、除霜運転完了後に、高
圧域と低圧域との圧力差が僅少になるまで圧縮機
の運転を一定時間停止した後、暖房運転に切換え
るようにした操作手段が従来から行なわれてお
り、その1例が特開昭58−28937号公報によつて
開示され、公知である。
ところで、四方弁本体12のスライド弁17が
左方あるいは右方に完全に移動するためには、第
1ピストン19aと第2ピストン19bとの各背
圧間の圧力差がある値以上存在することが必要で
あるが、前述のように一定時間圧縮機を停止した
場合には、前述した背圧間の圧力差が外気条件や
負荷条件等により種々変動してある値以下に低下
することがあり、かかる条件下でパイロツト弁2
5を除霜サイクルから暖房サイクルに切換える
と、スライド弁17は第2図の位置から左方に移
動するが第2ピストン19bの背圧が低く、かつ
第1、第2ピストン19a,19bの背圧間の圧
力差が小さいために、スライド弁17の動作が緩
漫となつて、流入ポート13、流出ポート14、
第1・第2切換ポート15,16が連通する過渡
状態の経過時間が長くなる現象が生じる結果、前
述した背圧間の圧力差が極端に小さくなつてスラ
イド弁17の移動が停止してしまつて、中間位置
(第5図参照)から動かなくなり、サイクルの切
換えが不可能となる事態を招き好ましくなく、そ
の防止対策の必要に迫られていた。
本考案はかかる実状に対処して、その解決をは
かるべく案出されたものであつて、本考案の目的
はソレノイド制御パイロツト操作形の四方弁にお
ける確実な切換作動を実現することによつて制御
信頼性の向上と熱エネルギー損失の解消をはから
せる点に存する。
そのために本考案は、圧縮機,四方弁,利用側
熱交換器,減圧機構及び対空気形熱源側熱交換器
により可逆冷凍サイクルを形成し、前記四方弁の
切換え操作によつて冷凍サイクルを暖房サイクル
と除霜サイクルとに切換え可能となすと共に、除
霜完了に応じて発信する除霜完了信号により前記
圧縮機をいつたん停止し、該圧縮機の高低圧圧力
が略々均衡するに要する一定時間経過後圧縮機を
再起動する圧縮機起動手段と、前記圧縮機起動手
段の作動により圧縮機が再起動した後、該圧縮機
の高低圧圧力差が前記四方弁における切換え作動
に必要な所定背圧圧力差に達する所定時間の経過
によつて前記四方弁を除霜サイクル側から暖房サ
イクル側に切換える四方弁遅延切換手段とを設け
た構成としたものであり、除霜サイクルから暖房
サイクルに切換える際に圧縮機を四方弁の切換え
に先行し付勢することによつて、四方弁の弁本体
内における高低圧々力の差圧を一定以上確保する
ことが可能となつて、四方弁が中立位置で停止す
る異常状態を無くすることができ、もつて所期の
目的を達成し得るに至つたのである。
以下、本考案の1実施例について添付図面を参
照しつつ詳述する。
第1図、第2図は本考案空気調和機の1例の装
置回路図で、特に四方弁2の構造を拡大したもの
であつて、この空気調立機は圧縮機1、四方弁
2、利用側熱交換器3、減圧機構4及び対空気形
熱交換器5を要素として公知の可逆冷凍サイクル
に形成している。
そして四方弁2の切換え操作によつて暖房サイ
クル(第1図参照)と除霜(冷房)サイクル(第
2図参照)とに切換えることができる。
前記四方弁2の構造及び機能においてはさきに詳
述しているので説明を省略するが、暖房側切換状
態(第1図参照)で四方弁本体12のスライド弁
17外方のシリンダ内空間(斜線示の部分)は高
圧域であり、第2パイロツト圧ポート24を介し
このシリンダ内空間に連通している配管P3もま
た高圧域であつて、この状態から第2図々示の除
霜側に切換えるには、パイロツト弁25のソレノ
イド25sを励磁させると、低圧域である配管
P1は第1切換ポート25aで低圧側とはしや断
される一方、配管P3及び第2ピストン19bの
右側の室は、配管P2を介して流出ポート14と
連通して低圧域となるので、第2ピストン19b
の右側の室の圧力と第1ピストン19aの左側の
室の圧力との間の圧力差によつて弁体は右方に摺
動し第2図々示の状態になる。
このように四方弁2が切換作動することによつ
て、暖房サイクルは除霜サイクルに切換ると共
に、四方弁本体12のシリンダ内及び配管P1
第2図に斜線示されるように高圧域となり、か
つ、パイロツト圧ポート24及び配管P3は低圧
域となることによつて第2図々示の弁位置は安定
保持される。
この除霜サイクルによつて除霜運転が行なわ
れ、そして除霜完了時点で四方弁2を暖房側に切
り換えて除霜運転を暖房運転に転換させるのであ
るが、その場合に前述したように四方弁2が中立
位置で停止しないように、第3図に示す制御回路
によつて四方弁2及び圧縮機1の制御を行なわせ
ている。
第3図において、8はマイコン制御器であつ
て、熱源側熱交換器5のコイル温度が低下し着霜
した場合にこの温度を検出して除霜開始信号を発
する温度検出器(図示せず)の前記信号をデイジ
タル信号に変換するA/D変換装置と、該A/D
変換装置のデイジタル信号を入力する入力インタ
フエースと、この入力インタフエースからのデイ
ジタル信号を処理する中央処理装置と、該中央処
理装置からの四方弁切換信号、圧縮機発停信号及
び室外フアン発停信号を出力するリレードライバ
とから形成されている。
一方、6Mは利用側熱交換器3に設けたフアン
のモータであり、1Mは圧縮機1モータ、7Mは熱
源側熱交換器5に設けたフアンのモータであつ
て、圧縮機モータ1Mは第1出力接点9を直列に
介し電源に接続し、フアンモータ7Mは第2出力
接点10を直列に介し電源に接続し、さらにパイ
ロツト弁25のソレノイド25sは第3出力接点
11を直列に介し電源に接続しており、第1出力
接点9と圧縮機モータ1Mとの直列回路により圧
縮機起動手段イを形成し、第3出力接点11とソ
レノイド25sとの直列回路により四方弁遅延切
換手段ロを形成している。
今、暖房運転中に前記温度検出器が着霜を検出
して除霜開始信号を発すると、前記中央処理装置
の作動によつて第2出力接点10を閉成から開放
に切換えると共に第3出力接点11を開放から閉
成に切換える。
なお、第1出力接点9は閉成状態を保持させて
おく。
その結果、前記フアンモータ7Mが停止すると
共に四方弁2の切換作動によつて冷凍サイクルは
暖房サイクルから除霜サイクルに切換えられるの
で除霜が開始する。
その後、マイコン制御器8内に設けた中央処理
装置のタイマが作動して所定時間経過時点になる
と除霜完了信号を発する。
これにより、第1出力接点9を閉成から開放に
切換えると共に、第2出力接点10を開放から閉
成に切換えるので圧縮機1が停止すると同時に熱
源側熱交換器5のフアンが付勢する。
かくして圧縮機1の高圧側圧力が低下してく
る。
なお、第3出力接点11は閉成したままであ
る。
次いで、前記タイマが作動して高低圧々力が
略々均衡する時間(圧縮機1停止後約3分程度)
経過したときに発する信号によつて第1出力接点
9を開放から閉成に切り換えるので圧縮機1は再
起動する。
この場合において、第3出力接点11は閉成し
たままである。
さらに前記タイマが作動して第1出力接点を開
放から閉成に切り換えた時点から所定値の高低
圧々力差がつく所定時間約2〜3秒経過した時点
で発する信号によつて第3出力接点11を閉成か
ら開放に切換える。
この時点では第2図において第1・第2ピスト
ン19a,19b間のスライド弁17外側のシリ
ンダ室及び第2ピストン19bの右側のシリンダ
室は高圧域となり、一方、第1ピストン19aの
左側のシリンダ室はパイロツト弁25の切換りに
よつて低圧域に連通するので、確実に弁切換えが
成されて、除霜側から暖房側に切換えが完了す
る。
以上説明した運転切換えの作動態様は第4図の
経時線図に示した通りである。
このようにして除霜から暖房への切換えは四方
弁2が正確に作動するので、円滑かつ確実に成さ
れ、切換え時の異音発生も防止できる。
本考案は以上詳述した如き構成及び作用を有す
るものであつて、圧縮機起動手段イによつて除霜
完了信号で停止させた圧縮機1を四方弁2内の高
低圧々力が均衡した時点で再起動させているの
で、切換えの際の異常音発生を未然に防止するこ
とが可能である。
また、本考案は四方弁遅延切換手段ロの作動に
よつて圧縮機1が再起動後、四方弁において確実
な弁移動を保証し得る所定値の高低圧々力差がつ
くに十分な所定時間の経過により、前記四方弁2
を除霜サイクル側から暖房サイクル側に切換える
ようにしたので、該四方弁2は所定位置まで正確
に切換作動し、中立位置で停止する如き不都合は
解消され、かくして四方弁2の不確実な作動にも
とづくエネルギー損失を抑えると共に制御信頼性
を向上せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案空気調和機の1例の
装置回路図、第3図は同じく運転制御回路図、第
4図は同じく運転経時線図である。第5図は従来
の空気調和機において除霜サイクルから暖房サイ
クルへの切換の際の四方弁中立停止状態を併せ示
した装置回路図である。 1……圧縮機、2……四方弁、3……利用側熱
交換器、4……減圧機構、5……対空気形熱源側
熱交換器、イ……圧縮機起動手段、ロ……四方弁
遅延切換手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機1、四方弁2、利用側熱交換器3、減圧
    機構4及び対空気形熱源側熱交換器5を備え、前
    記四方弁2の切換え操作によつて冷凍サイクルを
    暖房サイクルと除霜サイクルとに切換え可能とな
    すと共に、除霜完了に応じて発信する除霜完了信
    号により圧縮機1を一端停止し、該圧縮機1の高
    低圧圧力が略々均衡するに要する一定時間経過後
    に圧縮機1を再起動する圧縮機起動手段イと、前
    記圧縮機起動手段イの作動により圧縮機1が再起
    動した後、該圧縮機1の高低圧圧力差が前記四方
    弁2における切換え作動に必要な所定背圧圧力差
    に達する所定時間の経過によつて前記四方弁2を
    除霜サイクル側から暖房サイクル側に切換える四
    方弁遅延切換手段ロとを設けたことを特徴とする
    空気調和機。
JP13698383U 1983-09-02 1983-09-02 空気調和機 Granted JPS6043965U (ja)

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