JPH0451745B2 - - Google Patents

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JPH0451745B2
JPH0451745B2 JP59271697A JP27169784A JPH0451745B2 JP H0451745 B2 JPH0451745 B2 JP H0451745B2 JP 59271697 A JP59271697 A JP 59271697A JP 27169784 A JP27169784 A JP 27169784A JP H0451745 B2 JPH0451745 B2 JP H0451745B2
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Japan
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valve
compressor
pressure
electromagnetic
connection port
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JP59271697A
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Seiichi Nakahara
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Saginomiya Seisakusho Inc
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Saginomiya Seisakusho Inc
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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヒートポンプ式の空調サイクルを構成
するヒートポンプ式空調機に関するものである。
〔従来の技術を解決すべき問題点〕
冷房運転ばかりでなく、暖房運転も可能なヒー
トポンプ式の空調サイクルを構成した空気調和機
が多用されるようになつてきている。
ところで、上記暖房運転においては、室外熱交
換器で冷媒の蒸発作用が行われるため、熱交換器
には空気中の水分が凝縮して付着するようにな
る。この水分は、外気温の低下により凍結すると
霜になり、熱交換作用を阻害するので、適宜除霜
する必要がある。
普通、暖房運転から除霜運転に切換えるのに当
つて、四方弁を切換えて冷媒の流通方向を変え、
高圧と低圧とを逆転させる。このようにすると、
室外熱交換器に高圧ガスが流通し、この熱で霜が
溶融されるようになる。
しかし、上記四方弁の切換えは瞬時であつて、
これに伴う空調サイクル内の高圧と低圧との逆転
が瞬時に行われるため、衝突音などの異常騒音が
発生する。この騒音は、使用者に対して非常に不
快感を与える。このような騒音を発生しなくする
には、一度圧縮機を停止させ、圧力がバランスす
るまで待つてから四方弁を切換え、しかる後に圧
縮機を再起動するように制御すればよい。
しかし、上記圧力バランスのためにある程度の
時間が必要であるため、圧縮機の停止、再起動ま
でに数分の時間が必要となり、除霜時間が長くな
つて室温の低下を招き使用者に体感上の不快感、
例えばハダ寒さを与えることが多くなる。
この他たとえば除湿運転から冷房運転への切換
え時など、高圧と低圧とを逆転させる運転切換時
にも異常騒音が発生していた。
上述のような問題を解消するため、従来、特開
昭59−138866号公報に見られる如く、低圧と高圧
とを逆転させる運転切換時に圧縮機の能力を一旦
下げてから冷媒流通方向を切換えるようにしたも
のや、圧力のバランスを強制的に行うため途中に
開閉弁をもつたバイパスを高圧部と低圧部との間
に設けて四方弁の切換え及び圧縮機の再起動を短
時間に行えるようにしたものがあつた。
ところが、前者のものでは、圧縮機の能力切換
えのために例えばインバータ制御されるモータを
備える必要があり、それ丈システムが複雑で高価
なものになる。一方、後者のものでも、開閉弁を
有するバイパス管を上述のような特定の目的のみ
のために設けなければならず、システムのコスト
アツプを招くようになる。
上述のように高圧と低圧とを逆転する場合だけ
でなく、冷房運転時や暖房運転時において室温検
出に応じて圧縮機の発停を行う場合にも、高圧と
低圧との圧力差が問題になる。これは、通常圧縮
機の駆動用モータにはコスト面などから出来る丈
小型のものが使用されていて、運転中の圧縮機を
一度停止した後再起動する際に、高圧と低圧との
圧力差が所定値以上大きいと過負荷状態となるた
めで、よつて、上記圧力差が所定値以下になるの
を待たなければならず、室温検出により熱要求が
あつてもこれに直ちに応じることができず、好ま
しい空調が行えなくなる。
これらの問題は、圧縮機の駆動モータとしてイ
ンバータ制御したものを用い、起動時の回転を低
いところから序々に増加させるようにすることで
圧力差が大きくても圧縮機の起動をかけることが
できるようにしたり、或いは上述のように途中に
開閉弁を有するバイパス管を高圧部と低圧部との
間に設け、再起動の前に該バイパス管を通じて均
圧を短時間で行うことができるようにすることで
解消できる。しかし、これらでは、モータとその
制御手段が複雑で高価になつたり、別個の追加手
段を設けたりすることが必要になり、コスト上昇
を招いていた。
よつて本発明は、上述した従来の問題点に鑑
み、コスト上昇を招くことなく簡単な手段によつ
て、特に、除霜運転時の四方弁切換えに伴う騒音
発生を抑えることができ、しかも圧縮機の停止か
ら再起動までを短時間で行えるようにしたヒート
ポンプ式空調機を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明により成された
ヒートポンプ式空調機は、圧縮機、四方弁、室外
熱交換器、膨張弁及び室内熱交換器を連通して構
成した空調システムと、前記四方弁を制御して前
記空調システムを冷房、暖房運転状態にする制御
手段とを備え、前記四方弁では、シリンダ状の弁
本体内を単一のピストンにより高圧室と圧力変換
室に区画し、高圧室に前記圧縮機の吐出管に対す
る接続口と、前記圧縮機の吸入管に対する接続口
及び該接続口を挟んで前記室外及び室内熱交換器
の2個の熱交換器用導管に対する接続口とを設
け、吸入管に対する接続口から2個の熱交換器用
導管に対する接続口にかけて一連の切換用弁シー
トを設け、該切換用弁シートに摺接するスライド
バルブを該ピストンに連結し、該ピストンに高圧
室と圧力変換室を常時連通させる均圧孔を形成
し、該ピストンを高圧室方向に付勢するばねを設
け、圧力変換室に圧縮機の吸入側に連通する圧力
逃し孔を設けると共に該圧力逃し孔に電磁開閉弁
を設け、該圧力逃し孔の径を該均圧孔の径より大
きく形成して成り、前記制御手段は、前記圧縮機
の始動に応じて第1の所定時間前記電磁開閉弁を
作動して前記四方弁を切換え、空調システムを暖
房運転状態にし、かつ空調システムの暖房運転状
態において前記圧縮機の動作停止に応じて第2の
所定時間前記電磁開閉弁を作動して前記四方弁を
元に復帰し、かつ前記空調システムの冷房運転状
態において前記圧縮機の動作停止に応じて前記電
磁開閉弁を第3の所定時間短い周期で間欠的に作
動することを特徴としている。
〔実施例〕
以下、本発明によるヒートポンプ式空調機の一
実施例を図に基づいて説明する。
図面において、1はシリンダ状の弁本体であ
り、両端部に栓体2,3が溶接して固着されてい
る。栓体2には圧縮機4の吐出管5が連結され、
弁本体1には軸方向において圧縮機4の吸入管6
を挟んで2本の導管7,8が連結される。導管
7,8に凝縮器又は蒸発器として逆転的に使用さ
れる室外、室内熱交換器9,10にそれぞれ連結
される。吸入管6と導管7,8の内端は弁本体1
内に固着される切換用の弁シート11の3個の通
孔11a,11b,11cに接続され、弁シート
11の内側には一連の平滑面11dが形成され
る。
弁本体1内において、弁シート11と栓体3間
においてピストン12が摺動自在に設けられ、弁
本体1内を高圧室R1と圧力変換室R2に区画する。
ピストン12と栓体3間には圧縮ばね13が設け
られ、ピストン12は高圧室R1方向に常時付勢
されている。ピストン12には高圧室R1と圧力
変換室R2を常時連通させる均圧孔12aが形成
され、栓体3には該均圧孔12aよりも径の大き
い圧力逃し孔3aが形成されると共に該圧力逃し
孔3aには吸入管6に至る導管14が接続され
る。
栓体3にプランジヤ管15を介して電磁開閉弁
16が付設され、そのプランジヤ17の先端に設
けたニードル弁体18が圧力逃し孔3aの途中に
設けた弁シート3bに接離して該圧力逃し孔3a
を開閉する。プランジヤ17と吸引鉄心19間に
は圧縮ばね20が設けられてニードル弁体18は
弁シート3bに当接する方向に付勢される。
弁シート11上には連通用内腔21aを有する
スライドバルブ21が設けられ、該スライドバル
ブ21は連結杆22によりピストン12に連結さ
れる。スライドバルブ21はその内腔21aを介
して弁シート11における吸入管6に対する通孔
11aをその両側の熱交換器用導管7,8に対す
る通孔11b,11cに対して択一的に連通させ
る。なお、23は可逆式膨張弁であり、これを圧
縮機4、四方弁、室外熱交換器9及び室内熱交換
器10と共に図示のように連通することによつて
空調システムを構成している。
30は上述の空調システムを制御する制御装置
であり、室内熱交換器10の近傍に設けられ、温
度を検出する室温センサ34と、室外熱交換器9
の近傍に設けられその部分の温度を検出する温度
センサ33とからの信号と、冷暖房設定スイツチ
35により設定されたモードとに基づいて圧縮機
4、四方弁の電磁開閉弁16、膨張弁23に制御
信号を送出する。
上記制御装置30中の本発明に関係する制御部
30aは第3図に示すように構成されている。す
なわち、制御部30aは、室温センサ34からの
信号を電圧信号に変換する温度−電圧変換器30
a−1、該変換器30a−1の出力に得られる電
圧をデジタル値に変換するA−D変換器30a−
2と、該変換器30a−2からデジタル信号を受
け取る制御手段30a−3とを有する。該制御手
段30a−3にはまた、温度センサ33からの信
号に基づいてデフロスト信号回路30a−4が発
生するデフロストオン・オフ信号の他に、室温設
定部30bによつて設定された温度設定データも
入力されている。そして、制御手段30a−3は
後述する第1の所定時間、第2の所定時間、第3
の所定時間及び第4の所定時間をそれぞれ規定す
る第1乃至第4のタイマとしての暖房開閉弁タイ
マ40、暖房均圧タイマ41、冷房均圧タイマ4
2及びマスクタイマ43を有し、後述するフロー
チヤートに従つて所定の仕事を行つてその出力に
信号を送出し、ドライバ30a−5を介して圧縮
機4及び電磁開閉弁16を駆動する。なお、制御
手段30a−3からA−D変換器30a−2には
サンプリングのための信号が入力されている。
以上の構成において、図示ヒートポンプ式空調
機の動作を説明する。
まず、モード設定スイツチ35がオフで冷房運
転モードに設定されている場合について説明す
る。
図示しない電源スイツチがオフで空調機が非運
転状態にあるときには、四方弁は第1図に示すよ
うな状態にある。このような状態で、電源が投入
されると、制御手段30a−3は第4図に示すフ
ローチヤートを実行し、その第1のステツプS1
において、室温センサ34によつて検出した室温
が室温設定部30bによつて設定されている設定
値以上であるか否かの判定を行う。この判定の結
果がNOであれば、次にステツプS2に移り、ここ
で圧縮機4がオフであるか否かを判定する。今は
この判定をYESであるので、ステツプS1に戻る。
そしてステツプS1の判定がYESになるまでこれ
を繰返す。
今、第5図bに示すように時点t1で室温が設定
温度以上になると、ステツプS1の判定がYESに
なりステツプS3に進み、ここでマスタタイマ4
3が計時を終了しているか否かの判定を行う。マ
スクタイマ43は圧縮機4の停止に応じて計時を
開始し、第4の所定時間(約1分+約5秒)後計
時を終了するものであるが、今は既に計時を終了
しているとすると、ステツプS3の判定はYESと
なり、次のステツプS4に進む。ステツプS4では、
圧縮機4をオンし、このために制御手段30a−
3はドライバ30a−5を介して圧縮機4を駆動
する。この圧縮機4のオン後はステツプS1に戻
り、ステツプS1の判定がNOになる迄上記ステツ
プS1、S3、S4を繰返す。
以上のステツプを実行中、電磁開閉弁16は無
通電状態にあつてプランジヤ17がばね20によ
り押されてニードル弁体18が圧力逃し孔3aを
閉じるので、均圧孔12aにより高圧室R1と圧
力変換室R2は同圧力となり、従つてピストン1
2はばね13により弁シート11に当接する迄押
し動かされ、スライドバルブ21は通孔11aを
通孔11cに対して連通させるので、冷媒は圧縮
機4→吐出管5→導管7→室外熱交換機9→可逆
膨張弁23→室内熱交換器10→導管8→吸入管
6→圧縮機4の経路で循環して、冷房運転が行わ
れる。
以上の冷房運転により室温が低下し、第5図b
に示すように時点t2で室温の温度が設定値以下に
なり、ステツプS1の判定がNOになると、ステツ
プS2に進む。ここでの判定はNOであるので、続
くステツプS5に進み、圧縮機4をオフし、その
後制御手段30a−3はステツプS6、S7、S8に
おいて電磁開閉弁16の駆動開始とマスクタイマ
43、冷房均圧タイマ42のそれぞれの起動とを
行う。そして、次のステツプS9で冷房均圧タイ
マ42が約1分の計時を終了したか否かの判定を
行い、判定がNOであればステツプS10に進みこ
こで電磁開閉弁16をパルス駆動する。その後、
ステツプS11、S12においてマススタイマ43、
冷房均圧タイマ42をそれぞれカウントアツプし
てからステツプS9に戻り、ここで上記判定を再
度行う。このステツプS9における判定がYESに
なるまで上記ステツプS9〜S12を繰返し行い、こ
こでの判定がYESになると、ステツプS13におい
て電磁開閉弁16のパルス駆動をオフした後ステ
ツプS1に戻る。
上述のように電磁開閉弁16がパルス駆動され
るとき圧縮機4はオフとなつているので、高圧室
R1中の冷媒は均圧孔12a、圧力変換室R2、圧
力逃孔3a、導管14を通じて少量づつ低圧の吸
入管6に導びかれるため、高圧室R1の圧力が
序々に低下して圧力変換室R2と略等しくなる均
圧状態が形成されるようになる。
上述のようにステツプS1に戻つてここで行わ
れる判定がNOであればステツプS1での判定が
YESとなるまでステツプS2、S1を繰返す。この
ステツプの繰返し実行の過程の時点t3でマスクタ
イマが所定の計時を終了し、その後の時点t4で室
温が設定値以上になると、ステツプS3、S4が実
行されて圧縮機4がオンされ、室温が時点t5で設
定値以下となるまで圧縮機はオン状態に保持され
る。
時点t5で室温が設定値以下となると、ステツプ
S2、S5〜S12が実行されて圧縮機4のオフと、マ
スクタイマ43、冷房均圧タイマ42の起動及び
電磁開閉弁16のパルス駆動開始とが行れ、冷房
均圧タイマ42が所定の計時を行うと、ステツプ
S13に移つてここで電磁開閉弁16をオフした後
ステツプS1に戻る。冷房均圧タイマ42が所定
の計時を行う前の時点t6において室温が設定値以
上になつていれば、上記ステツプS1での判定は
YESとなり、次にステツプS3に進む。しかし、
ここでの判定はマスクタイマ43が所定の計時を
終了していないためNOとなり、ステツプS14に
進んでここでマスクタイマ43をカウントアツプ
する。このカウントアツプはマスクタイマ43が
所定の計時を終了しステツプS5での判定がYES
となる時点t7まで行われ、時点t7で次のステツプ
S4に進んで圧縮機4がオンされる。このオン状
態は室温が設定値以上となる時点t8まで保持さ
れ、以下上述したステツプS1〜S14の実行により
冷房モードでの運転が行われる。
次に、モード設定スイツチ35がオンで暖房運
転モードに設定されている場合について説明す
る。
図示しない電源スイツチがオフで空調機が非運
転状態にあるときには、四方弁は第1図に示すよ
うな状態にある。このような状態で、電源が投入
されると、制御手段30a−3は第6図に示すフ
ローチヤートを実行し、その第1ステツプS21に
おいて室温が設定値以下であるか否かを判定す
る。この判定結果がNOであれば次のステツプ22
に移り、ここで圧縮機4がオフであるか否かを判
定する。今はこの判定はYESであるのでステツ
プS21に戻る。そしてステツプS21の判定がYES
になるまでこれを繰返す。
今、第7図bに示すように時点t11で室温が設
定温度以下になると、ステツプS21の判定がYES
になり、ステツプS23に進み、ここでマスクタイ
マ43が計時を終了しているか否かを判定する。
今は既に計時を終了しているとすると、判定が
YESとなり、次のステツプS24に進み、ここで圧
縮機4をオンする。その後、ステツプS25で電磁
開閉弁16をオン、ステツプS26で暖房電磁開閉
弁タイマ40をスタートする。そしてその後、暖
房電磁開閉弁タイマ40が約10秒の計時を終了し
たか否かをステツプS27で判定し、判定がNOで
あればステツプS28でカウントアツプした後ステ
ツプS27に戻り、ここでの判定がYESになるまで
これを繰返す。そして、ステツプS27での判定が
YESとなるとステツプS9に進み、ここで電磁開
閉弁16をオフにする。
上述のように、圧縮機4の起動と共に電磁開閉
弁16をオンすると、第1図においてプランジヤ
17が吸引されてニードル弁体18が圧力逃し孔
3aを開き、圧力変換室R2内を圧縮機4の吸入
側の低圧に連通させる。これにより、圧力変換室
R2においては冷媒が圧力逃し孔3aより吸入側
へ逃げると同時に高圧室R1より均圧孔12aを
介して冷媒が供給され、この際において圧力逃し
孔3aの径が均圧孔12aよりも大であつて冷媒
の供給量よりも排出量が大きいので圧力変換室
R2は低圧となり、室R1,R2間には圧縮ばね13
の弾力に打ち勝つ差圧を発生し、第2図に示され
る如くにピストン12乃至スライドバルブ21は
栓体3方向に移動する。そして、スライドバルブ
21は通孔11aを通孔11bに対して連通させ
るので、冷媒は圧縮機4→吐出管5→導管8→室
内熱交換器10→膨張弁23→室外熱交換器9→
導管7→吸入管6→圧縮機4の経路で循環して暖
房運転となる。
ピストン12乃至弁体21の切り換え移動後に
おける暖房電磁開閉弁タイマ40により計時され
る一定時間を経て差圧が通常2Kg/cm2前後を超え
た時点で電磁開閉弁16を無通電状態とする。こ
の状態においては、スライドバルブ21の連通用
内腔21a内における低圧とスライドバルブ21
の外側における高圧との差圧により該スライドバ
ルブ21は弁シート11に押圧、固定され、圧縮
ばね13の弾力に打ち勝つて該位置を保持する。
その後、ステツプS30に進みここで除霜信号が
オンであるか否かを判定し、判定がYESである
場合には、第8図に示すフローチヤートの除霜運
転を実行後ステツプS21に戻る。そして判定が
NOである場合には直接ステツプS21に戻る。
ステツプS21では再び室温が設定値以下である
か否かの判定を行うが、今時点t12において第7
図bに示すように室温が設定値以上になると、ス
テツプS22に進みここで圧縮機4がオフか否かの
判定が行われる。今は圧縮機4はオンしていて判
定はNOであるので、ステツプS31に進みここで
圧縮機4をオフにし、続くステツプS32で電磁開
閉弁16をオンする。すなわち、サーモスタツト
による圧縮機4の停止時には電磁開閉弁16に通
電して圧力逃し孔3aを開くことにより強制的に
均圧させて均圧時間を短縮し、圧縮ばね13の弾
力で冷房状態に切り換える。そして、その後のス
テツプS33、S34でマスクタイマ43と暖房均圧
タイマ41とをそれぞれスタートしてからステツ
プS35に進む。
ステツプS35では、暖房均圧タイマ41が計時
を終了したか否かを判定し、計時を終了していな
ければステツプS36に進み電磁開閉弁16をオン
し、かつその後のステツプS37、S38でマスクタ
イマ43と暖房均圧タイマ41とをカウントアツ
プする。その後はステツプS35に戻り、以後ステ
ツプS35の判定がYESになる迄、ステツプS35〜
S38を繰返し実行する。暖房均圧タイマ41が計
時を終了する時点t13でステツプS39に進み、ここ
で電磁開閉弁16をオフして再びステツプS21に
戻る。
その後は室温が設定値以下となるまでステツプ
S21、S22を繰返し、時点t14では既にマスクタイ
マ43が計時を終了しているので、ステツプS23
の判定がYESであり、以下ステツプS24〜S26を
実行してステツプS27に至る。そして暖房均圧タ
イマ41が計時を終了するまでステツプS27、
S28を繰返し、計時終了した時点でステツプS29、
S30を介してステツプS21に戻る。このステツプ
S25〜S29の実行により電磁開閉弁16が一定時
間駆動されて四方弁は第1図から第2図の状態に
切換えられて暖房運転が行われる。
その後、時点t15において室温が設定値以上に
なると、ステツプS22で圧縮機4がオフであるか
否かの判定が行われ、その結果ステツプS31に進
んで圧縮機4がオフされる。以下ステツプS32〜
S39を実行して再びステツプS21に戻る。
このステツプS21に戻る時点t16では、それ以前
の時点t15′で室温が設定値以下となつているため、
ステツプS23に進む。この時点t16では、時点t15
スタートされたマスクタイマ43の計時が終了し
ていないため、ステツプS23での判定はNOとな
り、ステツプS40に進み、ここでマスクタイマ4
3のカウントアツプが行われ、以下マスクカウン
タ43の計時が終了する時点t17までステツプ
S23、S40が繰返される。
そして、ステツプS23での判定がYESとなる
と、ステツプS24で圧縮機4がオンされ、続くス
テツプS25で電磁開閉弁16がオンされ、以下ス
テツプS26〜S29の実行により第1図から第2図
の暖房運転状態に切換えられる。
上述の暖房運転中の任意時点において温度セン
サ33からの信号に基づいてデフロスト信号回路
30a−4がデフロストオン信号を発生すると、
ステツプS30での判定がYESとなり、第8図の除
霜運転フローチヤートが実行されるようになる。
除霜運転フローチヤートでは、その第1のステ
ツプS51において圧縮機4をオフにする。その後
のステツプS52で電磁開閉弁16をオン、続くス
テツプS53、S54でマスクタイマ43と暖房均圧
タイマ42とをそれぞれスタートさせてからステ
ツプS55で暖房均圧タイマ41が計時を終了した
否かの判定を行う。判定がNOのときは、ステツ
プS56で電磁開閉弁16をオン、ステツプS57、
S58でマスクカウンタ43と暖房均圧タイマ41
とをそれぞれカウントアツプする。ステツプS55
での判定がYESになると、ステツプS59で電磁開
閉弁16をオフし、続くステツプS60でマスクタ
イマ43が計時を終了したか否かの判定を行い、
計時を終了していなければ、計時を終了するまで
ステツプS61でマスクタイマ43のカウントアツ
プを行う。マスクタイマ43が計時を終了してス
テツプS60の判定がYESとなると、次にステツプ
S62に進み、ここで圧縮機4がオンされて冷房運
転と同じ動作が行われて室外熱交換器9の除霜を
行う動作が行われる。
除霜が十分に行われると、温度センサ33に基
づくデフロスト信号がオフとなり、ステツプS63
での判定がYESとなる。そして、ステツプS64に
おいて圧縮機4がオフされ、続くステツプS65に
おいて電磁開閉弁16のパルス駆動が開始され、
更に続くステツプS66、S67においてマスクタイ
マ43と冷房均圧タイマ42とがそれぞれスター
トされる。ステツプS67の後はステツプS68にお
いて冷房均圧タイマ42が計時を終了した否かの
判定が行われ、このステツプでの判定がYESと
なるまで、ステツプS69、S70、S71において電磁
開閉弁16のパルス駆動、マスクタイマ43と冷
房均圧タイマ42とのカウントアツプとがそれぞ
れ行われる。ステツプS68での判定がYESとなる
と、ステツプS72で電磁開閉弁16のパルス駆動
がオフにされた後、第6図の暖房運転フローチヤ
ートに戻る。
〔発明の効果〕
本発明は上記した如くに、シリンダ状の弁本体
内を単一のピストンにより高圧室と圧力変換室に
区画し、高圧室に圧縮機の吐出管に対する接続口
と、圧縮機の吸入管に対する接続口及び該接続口
を挾んで室外及び室内熱交換器の2個の熱交換器
用導管に対する接続口とを設け、吸入管に対する
接続口から2個の熱交換器用導管に対する接続口
にかけて一連の切換用弁シートを設け、該切換用
弁シートに摺接するスライドバルブを該ピストン
に連結し、該ピストンに高圧室と圧力変換室を常
時連通させる均圧孔を形成し、該ピストンを高圧
室方向に付勢するばねを設け、圧力変換室に圧縮
機の吸入側に連通する圧力逃し孔を設けると共に
該圧力逃し孔に電磁開閉弁を設け、該圧力逃し孔
の径を該均圧孔の径より大きく形成して成る四方
弁を使用し、かつ該四方弁の電磁開閉弁を圧縮機
の始動に応じて第1の所定時間作動して空調シス
テムを暖房運転状態にし、暖房運転時に電磁開閉
弁を圧縮機の停止応じて第2の所定時間作動して
四方弁を元に復帰し、かつ冷房運転時に電磁開閉
弁を圧縮機の停止に応じて第3の所定時間短い周
期で間欠的に作動するようにしているため、圧縮
機の駆動に特別なモータを使用したり、特別なバ
イパス手段を設けることなく、圧縮機の停止から
再起動までの時間を短縮して空調音質の向上が図
られると共に、四方弁切換時の騒音発生もなくし
て不快感をなくしている。また、四方弁を制御す
る電磁開閉弁にはその切換状態を保持するために
常時通電しておく必要がなく、必要最小限の通電
を行えばよく、しかもその通電は例えばDC24V
という極めて小さな電源で行えるので、省エネル
ギー、及び制御装置のコストダウンに極めて有利
であるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は四方弁
を断面図で示すヒートポンプ式空調機の全体構成
図、第2図は第1図中の四方弁の作動状態図、第
3図は第1図中の一部分の具体的構成例を示すブ
ロツク図、第4図及び第5図は第3図中制御手段
が冷房モードで行う仕事のフローチヤート図及び
同モードでの各部の動作のタイムチヤート図、第
6図及び第7図は暖房モードで行う仕事のフロー
チヤート図及び同モードでの各部の動作のタイム
チヤート図、並びに第8図は除霜運転時の仕事を
示すフローチヤート図である。 1……逆転弁本体、R1……高圧室、R2……圧
力変換室、3a……圧力逃し孔、4……圧縮機、
5……吐出管、6……吸入管、7,8……熱交換
器用導管、11……切換用弁シート、12……ピ
ストン、12a……均圧孔、13……ばね、16
……開閉弁、21……スライドバルブ、30a−
3……制御手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁及び
    室内熱交換器を連通して構成した空調システム
    と、前記四方弁を制御して前記空調システムを冷
    房、暖房運転状態にする制御手段とを備え、 前記四方弁は、シリンダ状の弁本体内を単一の
    ピストンにより高圧室と圧力変換室に区画し、高
    圧室に前記圧縮機の吐出管に対する接続口と、前
    記圧縮機の吸入管に対する接続口及び該接続口を
    挟んで前記室外及び室内熱交換器の2個の熱交換
    器用導管に対する接続口とを設け、吸入管に対す
    る接続口から2個の熱交換器用導管に対する接続
    口にかけて一連の切換用弁シートを設け、該切換
    用弁シートに摺接するスライドバルブを該ピスト
    ンに連結し、該ピストンに高圧室と圧力変換室を
    常時連通させる均圧孔を形成し、該ピストンを高
    圧室方向に付勢するばねを設け、圧力変換室に圧
    縮機の吸入側に連通する圧力逃し孔を設けると共
    に該圧力逃し孔に電磁開閉弁を設け、該圧力逃し
    孔の径を該均圧孔の径より大きく形成して成り、 前記制御手段は、前記圧縮機の始動に応じて第
    1の所定時間前記電磁開閉弁を作動して前記四方
    弁を切換え、空調システムを暖房運転状態にし、
    かつ空調システムの暖房運転状態において前記圧
    縮機の動作停止に応じて第2の所定時間前記電磁
    開閉弁を作動して前記四方弁を元に復帰し、かつ
    前記空調システムの冷房運転状態において前記圧
    縮機の動作停止に応じて前記電磁開閉弁を第3の
    所定時間短い周期で間欠的に作動することを特徴
    とするヒートポンプ式空調機。
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