JPH089573Y2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH089573Y2
JPH089573Y2 JP1990063665U JP6366590U JPH089573Y2 JP H089573 Y2 JPH089573 Y2 JP H089573Y2 JP 1990063665 U JP1990063665 U JP 1990063665U JP 6366590 U JP6366590 U JP 6366590U JP H089573 Y2 JPH089573 Y2 JP H089573Y2
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compressor
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晶夫 樋口
伸一 岡
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、冷凍装置に関し、圧縮機の再起動時におけ
る吐出圧力と吸入圧力との差圧を低減し得るようにした
冷凍装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に、冷凍装置を運転停止すると、圧縮機の吐出側
と吸入側との間に差圧が生じることはよく知られてい
る。このような差圧が生じると、圧縮機の再起動ができ
ない場合が生じるおそれがあるところから、圧縮機の吐
出側と吸入側とを短絡するバイパス回路を設けるととも
に、該バイパス回路に開閉弁を設けて、圧縮機の停止後
に前記開閉弁を所定時間開状態となすことにより、圧縮
機の再起動時における吐出側と吸入側との差圧を低減す
る均圧制御を行うようにしたものが提案されている(例
えば、実開昭51-13056号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 一方、冷凍装置における熱源側熱交換器と利用側熱交
換器との間に2個の電子膨張弁を介設し、該電子膨張弁
により冷媒制御を行うようにしたものもよく知られてい
る。このような構成の冷凍装置においては、起動時にお
ける圧縮機への液バックを防止するために、運転停止時
には一方の電子膨張弁を全閉となし且つ他方の電子膨張
弁を微少開度となす方法が用いられている。
上記の如き電子膨張弁制御が行なわれる冷凍装置に対
して、従来公知の前記均圧制御を行う場合、量電子膨張
弁間の液ラインの圧力が運転停止後においても高く保持
されることとなっているため、前記均圧制御により圧縮
機の吐出側と吸入側とが一旦均圧した後、圧縮機の吐出
圧力が液ラインの圧力まで引き上げられるという現象が
生じる場合がある。このような場合には、圧縮機の再起
動時において起動不能となることがある。特に、起動ト
ルクの小さい圧縮機(例えば、ロータリー圧縮機、イン
バータ駆動式圧縮機、単相モータ駆動式圧縮機等)にお
いて起動不能に陥ることが多い。
このような現象は、冷凍装置の信頼性を損なう原因と
なるところから、その解消が当業界における重要課題と
されている。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、圧縮機
再起動時における圧縮機の吐出側と吸入側とを常に均圧
状態となし得るようにすることを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案では、上記課題を解決するための手段として、
図面に示すように、圧縮機1、四路切換弁2、熱源側熱
交換器3、第1電子膨張弁4、レシーバ5、第2電子膨
張弁6および利用側熱交換器7を備え、前記圧縮機1の
吐出側と吸入側とを短絡するバイパス回路9と該バイパ
ス回路9を開閉する開閉手段10とを付設してなる冷凍装
置において、前記圧縮機1の運転停止後において第1の
所定時間が経過するまで前記開閉手段10を開状態とし且
つ前記圧縮機1の再起動前において前記第1の所定時間
より短い第2の所定時間だけ前記開閉手段10を開状態と
する如く作用する制御手段12を付設している。
(作用) 本考案では、上記手段によって次のような作用が得ら
れる。
即ち、冷凍装置の運転停止後において、圧縮機1の吐
出側と吸入側とを短絡するバイパス回路9の開閉手段10
を第1の所定時間が経過するまで開状態となすことによ
り、圧縮機1の吐出側と吸入側との間の差圧が解消(即
ち、均圧化)された後、その後の運転停止状態継続によ
り両電子膨張弁4,6間の液ラインにおける高圧の影響を
受けて、圧縮機1の吐出圧力が上昇して吐出側と吸入側
との間に再度差圧が生ずることがあるが、圧縮機1の再
起動前において前記第1の所定時間より短い第2の所定
時間だけ前記開閉手段10を開状態となすことにより、前
記差圧が解消せしめられることとなる。しかも、圧縮機
1の再起動時において開閉手段10を開状態とする第2の
所定時間を第1の所定時間より短くしたことにより、圧
縮機1の再起動遅れが可及的に短くできる。なお、圧縮
機1の停止時に比べて再起動時における高低圧差はさほ
ど大きくならないので、開閉手段10を開状態に保持する
第2の所定時間を短くしても十分に差圧解消ができる。
(考案の効果) 本考案によれば、圧縮機1、四路切換弁2、熱源側熱
交換器3、第1電子膨張弁4、レシーバ5、第2電子膨
張弁6および利用側熱交換器7を備え、前記圧縮機1の
吐出側と吸入側とを短絡するバイパス回路9と該バイパ
ス回路9を開閉する開閉手段10とを付設してなる冷凍装
置において、前記圧縮機1の運転停止後において第1の
所定時間が経過するまで前記開閉手段10を開状態とし且
つ前記圧縮機1の再起動前において前記第1の所定時間
より短い第2の所定時間だけ前記開閉手段10を開状態と
する如く作用する制御手段12を付設して、冷凍装置の運
転停止後において、前記開閉手段10を第1の所定時間が
経過するまで開状態となした後、圧縮機1の再起動前に
おいて前記第1の所定時間より短く第2の所定時間だけ
前記開閉手段10を開状態となすようにしたので、最初の
均圧制御により圧縮機1の吐出側と吸入側との間の差圧
が解消(即ち、均圧化)された後、その後の運転停止状
態継続により両電子膨張弁4,6間の液ラインにおける高
圧の影響を受けて、圧縮機1の吐出圧力が上昇して吐出
側と吸入側との間に再度差圧が生じた場合にも、次の均
圧制御により前記差圧が解消せしめられることとなり、
圧縮機1の再起動を確実に行い得るという実用的な効果
がある。
また、バイパス回路9の開閉手段10を、冷凍装置の運
転停止後から圧縮機1の再起動時まで開状態のままとす
る場合、暖房運転時においては室外ユニットが低温とな
り易いところから、液冷媒が圧縮機1の吐出側に溜るお
それがあるが、本考案の場合、開閉手段10の開状態時間
を制限しているため、そのようなおそれはないという利
点もある。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の好適な実施例
を説明する。
第1図には、本考案の実施例にかかる冷凍装置の冷媒
回路図が示されている。
本実施例の冷凍装置における冷媒回路は、圧縮機1、
四路切換弁2、熱源側熱交換器3、第1電子膨張弁4、
レシーバ5、第2電子膨張弁6、利用側熱交換器7、前
記四路切換弁2およびアキュムレータ8を冷媒配管によ
り順次接続して構成されており、四路切換弁2の切換作
動により、冷房運転時には実線矢印の方向に、暖房運転
時には点線矢印の方向に冷媒を可逆流通せしめ得るよう
にされている。そして、この冷媒回路には、圧縮機1の
吐出側と吸入側とを短絡するバイパス回路9が設けられ
ており、該バイパス回路9には、開閉手段として作用す
る電磁開閉弁10およびキャピラリチューブ11が直列に介
設されている。
さらに、本実施例の冷凍装置には、前記電磁開閉弁10
および圧縮機1の制御を行う制御手段12が付設されてい
る。
該制御手段12は、例えばマイクロコンピュータからな
っており、冷凍装置の運転制御手段13からの運転制御信
号を受け、前記電磁開閉弁10および圧縮機1に対して開
閉および発停制御信号を出力する如く構成されている。
つまり、前記制御手段12は、運転制御手段13からの運
転停止指令が入力されて圧縮機1の運転が停止される
と、前記電磁開閉弁10を第1の所定時間(本実施例の場
合、3〜4分間)が経過するまで開状態となす開閉制御
信号を出力し、運転制御手段13からの運転再開指令が入
力されると、電磁開閉弁10を前記第1の所定時間より短
い第2の所定時間(本実施例の場合、約30秒間)だけ開
状態となす開閉制御信号を出力した後、前記電磁開閉弁
10の閉作動後において圧縮機1を再起動させる制御信号
を出力する如く作用することとなっているのである。
ついで、本実施例の冷凍装置における均圧制御時の作
用を第2図図示のタイムチャートを参照して説明する。
運転制御手段13からの運転停止指令が制御手段12に入
力されると、該制御手段12からの指令により冷凍装置の
運転が停止され、圧縮機1が停止する。この時、暖房運
転中であれば、第1電子膨張弁4が全閉とされるととも
に第2電子膨張弁6が微少開度とされ、冷房運転中であ
れば、第1電子膨張弁4が微少開度とされるとともに第
2電子膨張弁6が全閉とされる。
そして、前記の如くして圧縮機1が停止されると、前
記手段12からの指令によりバイパス回路9の電磁開閉弁
10が第1の所定時間(即ち、3〜4分間)が経過するま
で開状態とされて、圧縮機1の吐出側から吸入側への冷
媒流通を許容する状態とされる。このことにより、圧縮
機1の吐出側と吸入側との差圧が解消されて均圧状態と
なるが、そのままの状態で圧縮機1の運転停止状態が継
続すると、両電子膨張弁4,6間の液ラインにおける高圧
の影響を受けて圧縮機1の吐出圧力が再び上昇し、圧縮
機1の吐出側と吸入側との間に再度差圧が生じることと
なる。この状態のもとに、運転制御手段13から運転再開
指令が制御手段12に入力されると、該制御手段12からの
指令により圧縮機1の運転が開始される前に前記電磁開
閉弁10が第2の所定時間(即ち、30秒間)だけ開状態と
されて、圧縮機1の吐出側から吸入側への冷媒流通を許
容する状態とされる。このことにより、圧縮機1の吐出
側と吸入側との差圧が再開解消されて均圧状態となる。
該均圧制御が終了すると、制御手段12からの指令により
圧縮機1の再起動がなされる。従って、圧縮機1の再起
動時には、圧縮機1の吐出側と吸入側とは常に均圧状態
とされることとなり、確実な再起動が得られるのであ
る。なお、バイパス回路9の電磁開閉弁10を、冷凍装置
の運転停止後から圧縮機1の再起動時まで開状態のまま
とする場合、暖房運転時においては室外ユニットが低温
となり易いところから、液冷媒が圧縮機1の吐出側に溜
めるおそれがあるが、本実施例の場合、電磁開閉弁10の
開状態時間を第1の所定時間(即ち、3〜4分間)制限
しているため、そのようなおそれはない。
本考案は、上記実施例の構成に限定されるものではな
く、考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更
可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1にかかる冷凍装置の冷媒回路
図、第2図は第1図図示の冷凍装置における均圧制御時
の作用を説明するためのタイムチャートである。 1……圧縮機 2……四路切換弁 3……熱源側熱交換器 4……第1電子膨張弁 5……レシーバ 6……第2電子膨張弁 7……利用側熱交換器 9……バイパス回路 10……開閉手段(電磁開閉弁) 12……制御手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−68458(JP,A) 特開 昭51−121844(JP,A) 実開 昭61−60066(JP,U) 実開 昭51−79064(JP,U) 実開 昭63−34961(JP,U) 実開 昭57−140662(JP,U) 実開 昭52−59943(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機(1)、四路切換弁(2)、熱源側
    熱交換器(3)、第1電子膨張弁(4)、レシーバ
    (5)、第2電子膨張弁(6)および利用側熱交換器
    (7)を備え、前記圧縮機(1)の吐出側と吸入側とを
    短絡するバイパス回路(9)と該バイパス回路(9)を
    開閉する開閉手段(10)とを付設してなる冷凍装置にお
    いて、前記圧縮機(1)の運転停止後において第1の所
    定時間が経過するまで前記開閉手段(10)を開状態とし
    且つ前記圧縮機(1)の再起動前において前記第1の所
    定時間より短い第2の所定時間だけ前記開閉手段(10)
    を開状態とする如く作用する制御手段(12)を付設した
    ことを特徴とする冷凍装置。
JP1990063665U 1990-06-15 1990-06-15 冷凍装置 Expired - Fee Related JPH089573Y2 (ja)

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JPH0268458A (ja) * 1988-09-02 1990-03-07 Nippon Denso Co Ltd 冷凍機

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