JPH02138918A - コンバインにおける穀粒排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一般にコンバインの穀粒排出筒は刈取作業中ば上半の補
助排出筒を機体上に沿うように倒伏姿勢に収納し、穀粒
排出時にはその先端の吐出口が道路上のトラックの荷台
上に臨むように機体の構外側方に大きく張出す必要があ
る。

そして、穀粒タンクからの穀粒排出が終了すると再び補
助排出筒を機体上に倒伏収納し刈取作業を行なうが、従
来、濡れ穀粒や枝梗付き穀粒のような移動抵抗の大きい
材料においては補助排出筒内に排出されない穀粒が残っ
ていることがあり刈取作業中の機体振動等により、補助
排出筒の特に先端部分に残留している穀粒が吐出口より
飛散し損失となる欠点があった。

本発明は穀粒排出筒の穀粒排出位置から収納位置への移
動操作を迅速且つ容易に行なうと共に、前述の欠点をも
改善せんとするものであって、下端を穀粒タンクに接続
した主排出筒の上端に補助排出筒を連設し、該補助排出
筒を駆動装置により機体上に略水平に倒伏した収納位置
と機体の横外側方に張出した穀粒排出位置とに移動切換
え自在になしたコンバインにおいて、単一の操作スイッ
チの操作により補助排出筒を穀粒排出位置から収納位置
に自動的に移動させる自動収納手段を備えると共に、該
自動収納手段には上記移動過程において補助排出筒をそ
の穀粒排出位置におりる傾斜より一旦急傾斜となす起」
二工程を設けたことを特徴とするものである。

以下図面に示す実施例について説明すると、１は走行装
置２を有する機台３上の一側寄に搭載した脱穀装置であ
って、その前方には刈取装置と殻稈搬送装置とからなる
前処理装置４が設番ノてあり、機台３の他側には前方か
ら順に操作盤５．操縦席６、穀粒タンク７およびエンジ
ン８等が配設しである。

また、前記穀粒タンク７の底部に設けた移送螺旋９の終
端部にば穀粒排出装置が装着してあり、該穀粒排出装置
は円形の受座１０の回りに回動自在に装着したケーシン
グ１１と、その上部から一体的に立ち上がらせた主排出
筒１２と、該主排出筒１２の上端に前後方向の支軸１３
により起伏可能に連設した補助排出筒１４とからなり、
前記ケーシング１１内の移送ａ静軸には跳上回転体１５
が取付りである。

そして、前記主排出筒Ｉ２に対して補助１１Ｆ出筒１４
を起伏させるシリンダー１７と、主排出筒１２と補助排
出筒１４とを一体で機体の内外方向に移動させるシリン
ダー１６には螺杆からなるラム１７ａ　、　１６ａを挿
通し、上記螺杆の溝に嵌合したボール１８をシリンダー
１．７　、１．６の下部に螺合した螺旋１９で押さえて
あり、ラム１６ａの下端には機台３に取（−Ｊりたモク
ー２０の軸を、また、ラム１７ａの下端にはケーシング
１１に取付けたモーター２１の軸を連結してあり、モー
ター２］を正逆に回転させるとシリンダー１６が伸縮し
、両排出筒１．２．１４が傾倒して機体の横外側方に太
き、く張出した姿勢と起き上がった姿勢に変装し、モー
ター２０を正逆に回転さセ゛るとシリンダー１７が伸縮
して補助排出筒１４を起伏させる。

また、主排出筒１２の上端には補助排出筒Ｉ４が起立し
たことを検出する起上検出スイッチ２２が設けてあり、
穀粒タンク７の前壁の一側下方寄りには補助排出筒］４
が起立状態で両排出筒１２．１４が一体的に外方に傾倒
して補助排出筒１４が機体の横外側方に最大限張出した
ことを検出するリミットスイッチ２５を、穀粒タンク７
の前壁の中間部には両排出筒１２．１４が機体内側に戻
って起き上がったことを検出する復帰検出スイッチ２３
を、また前壁の他側上部寄りには補助排出筒１４が略水
平な倒伏姿勢に収納されたことを検出する収納検出スイ
ッチ２４を設けである。

前述の装置において刈取装置で刈取られた殻稈は脱穀装
置１で脱穀処理され、排藁はカッターで細断するか、又
はノツターで結束し、選別された穀粒は揚穀機により穀
粒タンク７に投入される。

そして、穀粒タンク７が略満杯になったとき、機体を道
路際へ移動させ、駐車しているｌ−ランクに機体を寄せ
る。その時、主排出筒１２は第２図に実線で示すように
機体の内側に位置し復帰検出スイッチ２３に当接し、補
助排出筒１４は収納状態になって収納検出スイッチ２４
に当接し、起上検出スイッチ２２．リミットスイッチ２
５は非検出になっている。

この状態で制御回路は第５図に示すように起上検出スイ
ッチ２２．収納検出スイッチ２４は開、リミットスイッ
チ２５は閉、復帰検出スイッチ２３は起上検出スイッチ
２２を含む回路側に閉じている。

そこで、操作盤５の側部にある操作スイッチ２７を制御
回路において（イ）側に入れると、起上検出スイッチ２
２が開であるのでリレーＲ３は図示の状態になっており
、リレーＲ２は作動するのでモーター２１が（イ）方向
に回動してシリンダー１７が伸長し、補助排出筒１４は
押し上げられ、それが鎖線で示すように主排出筒１２と
一連になって起上検出スイッチ２２がＯＮになると、リ
レーＲ３が左側へ切換ってモーター２１が停止すると同
時にモータ２０が（イ）方向へ回転し、シリンダー１６
を伸長させるので、図において画排出筒１２．１４を一
体で左側へ傾動させ、これにより復帰検出スイッチ２３
が切換ねるのでモーター２０は回転し続け、両排出筒１
２、１４が最大傾動し補助排出筒１４が機体の横外側に
大きく張出した場合主排出筒１２がリミットスイッチ２
５に当接してリミットスイッチ２５が開になり、リレー
Ｒ２がＯＦＦになってモーター２０は停止する。

この時モーター２０に逆起電力が発生するのでモーター
２０は瞬時に停止する。

また、補助排出筒１４の機体横外側への張出し量が中間
的ものでよい場合に操作スイッチ２７を図示のように中
立位置に戻すと、リレーＲ２が叶Ｆになってモーター２
０が停止し、この場合も逆起電力が発生ずるのでモータ
ー２０は瞬時に停止する。

以上の操作により補助排出筒１４は所望の穀粒υ１出位
置に正確に止る。

次ぎに、穀粒の排出が終って穀粒排出装置を収納する場
合も、単一の操作スイッチ２７の操作により自動的に行
なわれるが、その自動収納手段は以下のように具体構成
されている。即ち、操作スイッチ２７を（ロ）側に入れ
ると収納検出スイッチ２４は閉じているのでリレーＲ１
がＯＮになる。このときＲ３ば左側へ切換えたままであ
るのでモータ２０が（ロ）方向へ回転して両１ノ１出筒
１２．１４をまず起上作動させる。そして、それが復帰
検出スイッチ２３に当接すると、復帰検出スイッチ２３
が右側へ切換わり、リレーＲ３がＯＦＦになってモータ
ー２゜が停止すると同時にモーター２１が（ロ）方向に
回転するので補助排出筒１４は倒伏作動をなし、収納検
出スイッチ２４が補助排出筒１４を検出して開になると
リレーＲ１がＯＦＦになり、この場合も補助排出筒１４
の重量がシリンダー１７に負荷されているにもかかわら
すモーター２１に逆起電力が発生して補助排出筒１４を
所定位置に正確に停止させる。

即ち、上記自動収納手段において、補助排出筒１４が穀
粒排出位置から倒伏収納位置に移動する過程に、補助排
出筒１４の穀粒排出位置における傾斜より急傾斜となる
起上工程を設げ、この起上工程中に、排出されずに補助
排出筒１４内に残った穀粒が該補助排出筒１４内を滑落
しその先端部分の残留穀粒を無し、補助排出筒１４を倒
伏収納した刈取作業時に機体振動等により補助排出筒１
４が振動してもその先端吐出口から穀粒が飛散して損失
となることを防止する。

また、収穫作業は暗くなっても行うことがあるが、その
時穀粒排出装置を作動させると補助者等の第三者に対し
て極めて危険であるので補助排出筒１４の上部に点滅す
る作業灯２８を取付け、この作業灯２８の回路に挿入し
たスイッチ２９を第２図に示ずように穀粒タンク７の後
面上部に装着すると、補助排出筒１４がスイッチ２９か
ら離れている間、即ち、穀粒排出装置が移動している間
点滅しているので安全であり、かっ穀粒排出装置の吐出
口をトラックの荷台上に臨ませる操作を容易に行なうと
共に荷台上を照射することができる。３ｏは電源ス線で
示ずａ位置で跳上回転体１５のクラッチが切れ、鎖線す
位置で同上クラッチ入り、ｂ位置でタラソチレハー３０
を進行方向左側へ伸動して他方の受腕の凹部に係合し、
そのままＣ位置に伸動すると移送螺旋９のクラッチが入
りになって穀粒排出が行なわれる。

本発明は前述のように下端を穀粒タンクに接続した主排
出筒の上端に補助排出筒を連設し、該補助排出筒を駆動
装置により機体上に略水平に倒伏した収納位置と機体の
横外側方に張出した穀粒排出位置とに移動切換え自在に
なしたコンバインにおいて、単一の操作スイッチの操作
により補助排出筒を穀粒排出位置から収納位置に自動的
に移動させる自動収納手段を備えると共に、該自動収納
手段には上記移動過程において補助排出筒をその穀粒排
出位置における傾斜より一旦急傾斜となす起」二工程を
設けたことにより、穀粒タンクがらの穀粒排出終了時に
、補助排出筒を機体構外側方に張出した穀粒排出位置か
ら機体上の倒伏収納位置に移動する工程を単一のスイッ
チ操作により自動的に行なうことができ、穀粒の排出作
業を極めて迅速且つ容易に行なうことができるものであ
りながら、補助排出筒の自動収納過程において補助排出
筒を一旦起上作動させ穀粒排出時より急傾斜となして筒
先端部分の残留穀粒を内方に滑落させた後例伏収納する
ようにしたから、従来のように刈取作業中に補助排出筒
先端の吐出口から残留穀粒が機外に散逸することが無く
、穀粒の損失を極力図面は本発明の一実施例を示すもの
であって、第１図はコンバインの斜視図、第２図は穀粒
排出装置の背面図、第３図はシリンダー下部の断面図、
第４尉右揚穀部及び操作部の一部を破断した側面図、同
（Ｂ）はタラソチレハ一部の正断面図、第５図は制御回
路図である。

７　・ １４・ ２２・ ２３・ ２４　・ ・穀粒タンク ・補助排出筒 ・起上検出スイ ・復帰検出スイ ・収納検出スイ １２・・主排出筒 １６１７　　・　・シリンダー ソチ ソチ ソチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下端を穀粒タンクに接続した主排出筒の上端に補助排出
   筒を連設し、該補助排出筒を駆動装置により機体上に略
   水平に倒伏した収納位置と機体の横外側方に張出した穀
   粒排出位置とに移動切換え自在になしたコンバインにお
   いて、単一の操作スイッチの操作により補助排出筒を穀
   粒排出位置から収納位置に自動的に移動させる自動収納
   手段を備えると共に、該自動収納手段には上記移動過程
   において補助排出筒をその穀粒排出位置における傾斜よ
   り一旦急傾斜となす起上工程を設けたことを特徴とする
   コンバインにおける穀粒排出装置。