JPH02137655A - 溶鋼湯面変動の測定方法及びその制御方法 - Google Patents

溶鋼湯面変動の測定方法及びその制御方法

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JPH02137655A
JPH02137655A JP28821888A JP28821888A JPH02137655A JP H02137655 A JPH02137655 A JP H02137655A JP 28821888 A JP28821888 A JP 28821888A JP 28821888 A JP28821888 A JP 28821888A JP H02137655 A JPH02137655 A JP H02137655A
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JP
Japan
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molten steel
fluctuation
steel surface
casting
immersion nozzle
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JP28821888A
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English (en)
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Nobufumi Kasai
宣文 笠井
Takeshi Nakai
中井 健
Shinji Nishiyama
西山 真次
Tsutomu Sakashita
坂下 勉
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、連続鋳造における鋳型自溶鋼の湯面変動量
の測定方法、及び湯面変動を制御する方法に関する。
(従来の技術) 連続鋳造法によってスラブを鋳造する場合、ノズルの下
端部に溶鋼吐出口を有する浸漬ノズルが使用される。鋳
造中に溶鋼温度が低下したりすると、前記吐出口にA 
ffi 、0.や地金などが付着し、左右の吐出流速の
不均一(以下、偏流と記す)が起こり鋳型内溶鋼湯面が
大きく変動する場合がある。このため、湯面上のパウダ
ーが溶鋼中に混入して介在物となったり、鋳型と鋳片表
面間に多量に巻き込まれて表面疵を生じ鋳片品質を悪化
させることがある。
そこで、上記吐出口からの偏流をなくし、湯面変動を抑
制するため、下記に示すような浸漬ノズル、或いは湯面
変動監視装置などが種々従業されている。例えば、■ノ
ズルの材質をZG(ジルコニアグラファイト)−CaO
−3iO□系にして、A 12 *Osや地金が付着し
難いようにした浸漬ノズル(鉄と鋼、 19B?−59
97、同、1987−3998) 、■吐出口の形状と
吐出角度に改良を加えてへ2□03等が付着しないよう
にした浸漬ノズル(鉄と鋼、 1985−st038)
 、或いは■湯面レベルが所定の大きさを越えると警報
を発する湯面変動検出装置(鉄と鋼、 1986−31
018)などがある。
しかしながら、上記■〜■によっても、偏流の問題は完
全には解決されていない。
上記浸漬ノズルの材質変更により、付着物の発生はある
程度軽減されたが、低炭素アルミキルド鋼などの鋼種で
は依然として付着することが多い。
またノズル形状の改良により鋳込初期の付着は少なくな
ったが、長期に使用するとやはり付着が発生する。
最近、続けて連続鋳造を行う、いわゆる連々鋳が多〈実
施されるようになったが、ノズルの材質や形状の変更を
行っても鋳造の後期になると付着物の発生によって溶鋼
偏流を起こし、パウダーが多量に巻き込まれて表面疵が
多発し、鋳片晶質が悪化するなどの問題が多くなってい
る。又、前記の湯面検出装置は、湯面変動を測定して警
報を発するのみで、それによって湯面変動を防止するこ
とはできない。
(発明が解決しようとする課B) この発明の目的は、連続鋳造における鋳型内の溶鋼湯面
レベルを連続的に測定して湯面プロフィールを求める湯
面変動の測定方法、及びその測定値に基づいて湯面変動
を制御する方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、連続鋳造時の溶鋼偏流に起因するパウダ
ーの巻き込みについて、水モデルを用いて試験を重ね下
記のような結果を得た。即ち、■ノズルの左右吐出口か
らの吐出流速比が大きくなるほど、即ち、偏流が大にな
るほど、湯面変動量は増大する(第1図)。
■湯面変動量が大になるほど、パウダーの巻き込み率が
多くなる(第2図)。
■鋳造速度を下げると、吐出流速比は小さくなる。
以上の結果から、鋳片に含まれる介在物や鋳片表面疵の
原因となるパウダーの巻き込みは、溶鋼湯面の変動を測
定することによって想定でき、また鋳造速度を下げれば
、パウダーの巻き込みを低減させることができる、など
の知見を得、この発明を完成するに到った。
即ち、本発明の要旨は「浸漬ノズルの左右に配設され、
鋳型長辺方向に往復移動する一対のセンサーにより、鋳
型内溶鋼湯面レベルを連続的に測定し、湯面プロフィー
ルを求めることを特徴とする連続鋳造における溶鋼湯面
変動の測定方法」および「下記の測定方法によって求め
た溶鋼湯面変動の差が所定値を越えた場合に、鋳造速度
を変化させることを特徴とする連続鋳造における溶鋼湯
面変動の制御方法」にある。
(作用) 以下、本発明の湯面変動の測定方法および制御方法につ
いて、図面を用いて説明する。第3図は、連続鋳造装置
の長辺方向の概略断面図であって、図中、1は鋳型、2
は浸漬ノズル、2a、2bは浸漬ノズルの下端部に開口
した吐出口である。
このような装置を使用して連続鋳造する場合、溶鋼3は
タンプッシュ(図示せず)から浸漬ノズル2を経て、そ
の吐出口2a及び2bから矢印のように吐出される。吐
出された溶鋼3の一部は上方に回流するため、溶鋼湯面
4は大きく変動する。吐出口に八1203や地金等が付
着し浸漬ノズルの左側と右側の湯面変動差が生じると、
湯面4の上に鋳型潤滑のために投入されたパウダー5が
多量に巻き込まれ、鋳片6の表面に疵が発生する。
さて、上記のようにして行われる連続鋳造において、第
1発明になる湯面変動の測定方法を実施するには、浸漬
ノズル2の両側に配置されたセンサー10a及び10b
(渦流レベル計、超音波レベル計など)を図中矢印で示
すように鋳型長辺方向に往復走査させ、湯面変動量をプ
ロフィールとして検知する。検知された信号は、アンプ
lla及びllbにより増幅された後、プロフィール演
算部12に入力される。前記演算部12では、左右のプ
ロフィールを演算処理して湯面変動量差を算出する。
上記のことを図示すると、第4図(a)(b)(C)の
ようになる。即ち第4図(a)では、センサー10aに
よって検知した浸漬ノズル2の左側のプロフィールを示
しており、同図(b)では右側のプロフィールを示して
いる。同図(C)では演算部12により演算されたプロ
フィール差、即ち変動量差を表している。
以上が第1発明の溶鋼湯面の変動量の測定方法である。
第2発明の溶鋼湯面変動の制御方法では、上記第1発明
により求められた変動量差に基づいて、前記演算部12
からモータ13に速度指令を発してピンチロール14の
回転数を制御して鋳片の引き抜き速度、即ち鋳造速度を
変化させる。
第4図FC)で示される湯面変動量差が大きくなると、
第2図で説明したように、パウダーの巻き込みが増大す
るため、吐出速度比を小さくする。即ち鋳造速度を低下
させるアクションをとる。
上記のように、本発明によれば、第1発明の方法により
溶鋼湯面の変動を定量的に把握できるから、湯面変動差
が所定値を越える事態が生じた場合でも、第2発明の方
法により適正な鋳造速度になるように制御することがで
きる。
以下、実施例により本発明の方法を更に詳しく説明する
(実施例1) 第5図は、第3図に示した湯面測定装置を用い、鋳造速
度2Ill/ff1inで、厚さ270mm、幅124
0mmのスラブを6連続鋳造した場合の鋳造時間の経過
と湯面変動差を調査した結果である。この図から分かる
ように、鋳造開始から120分までは大きな湯面変動差
は生じていない。しかし、130分(図中A点)を過ぎ
る頃から吐出口に付着物が発生し始めて偏流が段々と大
きくなり、鋳造開始から160分(B点)になった時、
溶鋼変動量差の許容限界である15mmに達した。そこ
で鋳造速度を2 m/minから1.6+a/winに
低下させたところ、鋳造速度を切り換えてから10分後
(0点)には、変動差は殆どなくなり順調な鋳造ができ
た。
(実施例2) 第6図は、種々の鋳造速度で鋳造中に湯面変動差が生じ
た時、鋳造速度を低下させた場合と、そのままの速度で
鋳造した場合の鋳片表面欠陥(パウダー巻き込みにより
生じるスリパー疵など)の発生状態を調べた結果を示し
ている。図中、a線は鋳造速度を低下させた場合、b線
はそのままにした場合である。
同図かられかるように、湯面変動差が生じた時、鋳造速
度を低下させた場合の方が表面欠陥が太き(改善されて
いる。また改善効果は鋳造速度が大きい場合の方が著し
い。なお、第6図中の表面欠陥指数とは、冷間圧延後に
認められるパウダーに起因するスリバーなどの疵をオン
ラインでカウントし、その発生率を指数化することによ
り求めたものである。
(発明の効果) 以上、説明したように、本発明の方法によれば、鋳型的
溶鋼湯面の変動差が定量的に測定でき、それによって適
正な鋳造速度を維持することが可能になって、パウダー
等の巻き込みが防止され、品質の良好な鋳片を製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、吐出流速比と湯面変動量との関係を示す図、 第2図は、湯面変動量とパウダー巻き込み率との関係を
示す図、 第3図は、本発明の方法を実施する連続鋳造装置の長辺
方向の概略断面図、 第4図(a)は、浸漬ノズルより左側湯面のプロフィー
ルを示す図、 第4図い)は、浸漬ノズルより右側のプロフィールを示
す図、 第4図(C)は、湯面変動差(左右プロフィールの差)
を示す図、 第5図は、湯面変動差が鋳造時間の経過につれ変化する
状態を示す図、 第6図は、鋳造速度を変化させることにより表面欠陥が
低減することを示す図、である。 ■は鋳型、2は浸漬ノズル、2a、2bは吐出口、3は
溶鋼、4は湯面、5はパウダー、6は鋳片、10a 、
10bはセンサー、Ila 、llbはアンプ、12は
プロフィール演算部、13はモータ、14はピンチロー
ル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)浸漬ノズルの短辺側左右に配設され、鋳型長辺方
    向に往復移動する一対のセンサーにより、鋳型内の溶鋼
    湯面レベルを連続的に測定し、湯面プロフィールを求め
    ることを特徴とする連続鋳造における溶鋼湯面変動の測
    定方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の方法により求めた湯
    面変動の差が所定値を越えた場合に、鋳造速度を変化さ
    せることを特徴とする連続鋳造における湯面変動の制御
    方法。
JP28821888A 1988-11-15 1988-11-15 溶鋼湯面変動の測定方法及びその制御方法 Pending JPH02137655A (ja)

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