JPH02136675A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は野菜容器を備えた冷蔵庫に関するものである。

従来の技術 従来例を第７図に基づいて説明する。

１は冷蔵庫本体で外箱２．内箱３及びこれら両箱２．３
間に充填された断熱材４によって構成されている。

前記内箱３にて形成する、曲面を開口した断熱区画壁６
と、板状に構成する仕切シ板６と、断熱性前機了とから
なる区画部材にて、上部冷凍室８上部貯蔵室９及び下部
貯蔵室１ｏに区画形成し、これら各室８，９．１０は夫
々前面開口を扇体１１゜１２．１３にて開閉自在に閉塞
している。

前記区画壁６は冷蔵庫本体底部に配設した圧縮機１４及
び外箱２の断熱材４側へ配設された凝縮器１５と共に、
冷凍サイクルを形成する冷却器１６を配設する冷気風路
１７を形成し、前記断熱区画壁６の上下に前記冷凍室８
及び貯蔵室９，１ｏと夫々連通する吸込み口１８．１９
を形成している。

２ｏは前記冷却器１６にて冷却された冷気を内箱２、背
面に形成したダクト２１を介し、冷凍室８と貯蔵室９，
１０に夫々の吐出口２２．２３よシ庫内へ送風する送風
機である。

２４は下部貯蔵室１０に野菜等を保存する上面を開口し
た大容器であり、引き出し自在な扉体１３に設けた支持
枠２５の内側に着脱自在に載置されている。

前記支持枠２５は左右辺の後部に側交し突出したローラ
ー２６及び下面に設けたストッパー２７を備え、該ロー
ラ２６が内箱３の側壁に前後方向へ形成した溝付支持装
置２８に載置され、一方前記支持枠２６の左右辺の下面
を内箱３の側壁の前部から突き出したローラー２９に載
置しているうこの構成によって、前記扉体１３は支持枠
２５と前記溝付支持装置２８０−ラー２６．２９にて、
前後に引き出し自在である。

３ｏは野菜等を区分けして入れる独立した小容器であり
、前記前提７及び仕切り板６の支持案内するレール（図
示せず）にて支持されて、前記冷蔵庫本体１の前面よシ
内側に位置している、これらの構成のため、扉体１３を
引き出し、支持枠２５のストッパ−２７がローラー２９
と当接した状態で、小容器３０ｆ：前後に動かす場合、
又支持案内するレールから冷蔵庫本体１の外へ取シ出す
場合、大容器２４の背面開口の上縁部３１とが当らない
様に、小容器３０の底部３２と隙間３３を有すると共に
、側面部も当らない様に隙間（図示せず）−を設ける必
要があった。

発明が解決しようとする課題 しかしながらこの様な構成によると上部貯蔵室９からの
冷気取入れ口３４を介して取入れられた冷気が、容器２
４．３０の外周を対流する際に、大容器２４と小容器３
０の隙間３３から直接侵入する為に、大容器２４内の野
菜、特に葉菜類から蒸発する水分が運び去られ、脱水状
態となって乾燥し、短期間しか新鮮度を確保出来ない課
題が生じていた。

その為に特に大容器２４にはパツキン等で外周をシール
させた蓋体（図示せず）を大容器２４の開口部に当接さ
せ密閉させる構造が考えられていた。そして蓋体の取り
外しが不便であると共に、野菜特に葉菜類の呼吸熱蒸散
作用によシ容器内は高湿となり、大容器２４と蓋体の表
面に温度差が生じ、蓋体の容器内面側に多量の結露を生
じ、又局部的に冷却される大容器２４の奥面にも結露す
る。この為に野菜と接触する奥面と蓋体から水滴が落下
し、接触した部分が腐敗するという品質上の欠点があり
、実用化されなかった。

本発明は上記問題点に鑑み、従来の問題点を解消するも
のであシ、野菜類の乾燥を防止すると共に、密閉での結
露（水滴）による腐敗を防止することに加えて、野菜の
区分整理を可能とする、独立容器を備えた冷蔵庫を提供
することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、多数の貫通穴を有
する小容器と小容器の開口部側で、容器側表面が親水性
の繊維で、外側（上面）が疎水性の樹脂薄膜よりなる透
湿膜と、フランジ内側に小容器が前後に自在に移動可能
とする案内レール部分と、左右及び奥側のフランジ下部
に、上下方向に摺動するシール部材を設けた蓋体のシー
ル部材の下面と、扉体側の支持枠に載せた大容器の外側
縁のフランジ上面と当接する様にして、大容器及び小容
器を略密閉とした構造とし、上部貯蔵室と下部貯蔵室と
の仕切シ板と、蓋体との間に冷気を積極的に対流させる
通路を設けたものである。

作　　　用 本発明は上記した構成によシ蓋体によって、大容器、小
容器が密閉され、小容器に設けた多数の貫通穴によって
大容器、小容器内を同一温度帯とし、特に大容器内に貯
蔵した野菜類からの蒸発作用あるいは呼吸作用によって
発生する水蒸気が、小容器の貫通穴から、仕切シ板と蓋
体の間の冷気対流により冷却された低湿度側である蓋体
の表面へ透湿され、小容器側の表面に結露することを防
止し、夫々の容器内の野菜類の乾燥を適度に抑制すると
共に、蓋体のフランジ下端よシ上側に小容器の下端を位
置することによシ大容器、小容器を各々独立して操作出
来る様にしたものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図から第６図に従い説明
する。

尚、従来と同一構成については同一符号を付し、その説
明は省略し、異なる部分のみについて述べる。

図において、１３は扉体であシ、該扉体１３の裏面の周
縁部に配設したマグネット内蔵パツキン３５で冷蔵庫本
体１の前面に密着して下貯蔵室を密閉している。２６は
扉体１３の裏面にねじ等で固定した支持枠で、左右辺２
５ａ　、　２ｓｂ及び後辺２５ｃと後部にローラー２６
を備えて略水平方向へ延出している。

内箱３の側壁には、前記ローラー２６が摺動する、溝付
支持装置２８を備え、前記を、内箱３の側壁の前部から
突出したローラー２９に支持枠２６の下辺を載置して支
持させている。

２４は前記支持枠に載置した大容器である。

３ｏは大容器２４の延出した、前面開口周辺部の内面３
６よシ後方に位置し、蓋体３７の内側レール部３８に載
置し、大容器２４の上面開口部を閉鎖する位置にて支持
される、多数の貫通穴３９を持つ小容器である。３７は
多数の貫通穴４ｏを有する平面部４１と両側と背面のフ
ランジ４２ａ。

４２ｂ　、４２ｃに設けた、摺動穴４３ａ、４３ｂ。

４３０とこの４３ａ、４３ｂ、４３ｃの穴に対向する、
ボス４４ａ、４４ｂ、４４ｃを有するシール部材４５と
両側のフランジ４２ａ、４２ｂの内側面４６に小容器３
ｏを載置するレー）ｖ３８と。

前記平面部４１の容器対向面に溶着（又は埋込み、又は
別部材を介して）保持された透湿膜４７で構成された蓋
体である。前記大容器２４が冷蔵室の下部貯蔵室１ｏの
所定の位置に収納された時は、大容器２４の外側縁のフ
ランジ上面４８ａ、４８ｂ。

４８０に蓋体３７のフランジ４２　ａ　、　４２ｂ、４
２ａの下部に取付けたシール部材４５の下端面４９＆。

４ｓｂ　、４９０が当接する。

次に下部貯蔵室扉体１３が引き出されたとき、すなわち
大容器２４が移動しているときは蓋体３７のシール部材
４５の下端面４９ａ、４９ｂ、４９ｃは大容器の外側縁
上面４ｓａ、４ｓｂ、４８Ｃと摺動し蓋体３７は内箱３
の側壁に形成された、溝付支持装置２８のストッパー６
０にフランジ部４２ａ　、４２ｂの前面部が当シ蓋体３
了は移動しない。さらに下部貯蔵室扉体１３及び大容器
２４が冷蔵庫本体１よシ第３図に示す如く取り外された
ときは、蓋体３７は前記溝付支持装置２８の上面５１に
蓋体３７のフランジ部４２ａ　、　４２ｂが絨９保持さ
れている。シール部材４５は自重により摺動穴４３ａ　
、４３ｂ　、４３ｃの下端まで下がっている。

前記蓋体３７の上方に位置する仕切り板６との間の第１
の冷気対流風路５２から略密閉に構成されている。５３
はその冷気数シ入れ口である。７は横方向に加設された
断熱性前提であシ、５４は冷気戻り通気穴である。

以上の様な構成であるから、前記大容器２４゜小容器３
０への冷気の直接の侵入がなく、小容器３ｏの貫通穴３
９を介して大容器２４と連通し、夫々容器内には温度差
が生じないため、小容器３０の上面にて密閉された蓋体
３７によシ、夫々容器２４．３０は野菜類５５から蒸散
した水分により高湿度均一に保たれる、一方小容器３ｏ
には横側。

奥側壁６６に水分が抜ける貫通穴５７を形成してなく、
仮りに底面部３２が野菜等により覆われても何ら支障の
ないものとしている。

夫４容器内の飽和湿度以上の水分は透湿される。

つまシ上部貯蔵室９からの冷気は第１の冷気取り入れ口
６３よシ取シ入れるが、第１の冷気対流風路５２の方が
外周を流れる第２の冷気対流風路５８よシ通路が短かく
、風路抵抗が小さい、よって第１の冷気対流風路５２の
対流量が多く最も冷却される蓋体３７の表面の前記透湿
１模４７を介して低湿度である上部貯蔵室９内へ徐々に
透湿される。

又この事に水分が仕切り板６の裏面にこもって結露を生
じさせることはない。

一方第２の冷気対流風格５８の対流量は減少し、加えて
蓋体３７で夫々容器２４．３０を覆うため、背面部は、
あまシ低温とならず、夫々容器２４゜３ｏの内外の温度
差が抑制される。

発明の効果 以上の説明より明らかな様に、本発明によると、夫々独
立して引き出し自在な容器を透湿膜を備えた蓋体で略密
閉としている為、容器への冷気侵入がなく、加えて小容
器には多数の貫通穴を形成させている為、容器に貯蔵さ
れた野菜自身の蒸散する水分によシ夫々容器内が高湿均
一に保たれて、野菜の鮮度を長期間繊維することが出来
る。

又透湿膜よりなる蓋体表面を冷却する第１の冷気対流風
路を形成した為、容器内より相対的に透湿膜表面が最も
低温かつ低湿度とな９、容器内の野菜より蒸散する水分
の余剰分は他面に結露せず、透湿膜表面に集中して透湿
される。

又本構成によれば、大小容器のそれぞれに透湿膜を備え
た蓋体を使用することなく、効果が発揮出来る又、蓋体
のシール面は大容器のフランジ外側縁の上面と当接させ
容器全体を密閉しておシ構造上もｔａｊｔｒｔであり、
大幅に低コストとなる。

下部貯蔵室の扉体を取り外した際でも、内箱壁面に設け
た溝付支持装置により蓋体及び小容器を保持しており取
り扱いがｆｆｌｊ便であシ、実川面において優れた冷蔵
庫を提供する効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す冷蔵庫の要部断面図、
第２図は第１図のＡ−Ａ線における断面図、第３図は扉
体を取り外した要部断面図、第４図は小容器の斜視図、
第６図は蓋体の斜視図、第６図は扉体及び支持枠の斜視
図、第７図は従来例を示す冷蔵庫の断面図である。 ６・・・・・・仕切り板、９・・・・・・上部貯蔵室、
１０・・・・・・下部貯蔵室、１３・・・・・・扉体、
２４・・・・・・大容器、２５・・・・・・支持枠、２
８・・・・・・溝付支持装置、３０・・・・・・小容器
、３７・・・・・・蓋体、３８・・・・・・レール、４
ｏ・・・・・・穴、４２・・・・・・蓋体フランジ、４
５・・・・・・シール部材、４７・・・・・・透湿膜、
４８・・・・・・大容器のフランジ上面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 貯蔵室下部に設けた仕切り板で区画された下部貯蔵室と
   、下部貯蔵室に対向して取付けた扉体と、この扉体を引
   き出し自在に支持する下部貯蔵室の側面に設けた支持装
   置と、この支持装置にて引き出し自在に支持される前記
   扉体に設けた支持枠と、この支持枠に載置する上面を開
   口した大容器と、この大容器上面の開口部に位置し、前
   記扉体が引き出された状態において独立して引き出し自
   在な上面を開口した小容器と、小容器の上面に位置し片
   面が親水性の繊維からなり、他面が疎水性の樹脂薄膜よ
   りなる透湿膜と、左右のフランジの内側に小容器を引き
   出し自在に支持するレールを設けてなる蓋体と、この蓋
   体の左右及び奥のフランジ下部に上下方向に摺動するシ
   ール部材とからなり、このシール部材が、前記大容器の
   外側縁のフランジ上面と上下方向で当接シールし、蓋体
   で大容器と小容器を覆い密閉する構成としてなる冷蔵庫
   。