JPH02134667A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH02134667A
JPH02134667A JP28794088A JP28794088A JPH02134667A JP H02134667 A JPH02134667 A JP H02134667A JP 28794088 A JP28794088 A JP 28794088A JP 28794088 A JP28794088 A JP 28794088A JP H02134667 A JPH02134667 A JP H02134667A
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細井 敦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上の利用分野〕 本発明は、記録材上の顕画像を定着するための定着用ヒ
ータ及び定着装置に関する。
〔背景技術〕
記録材上のトナー像を定着する方式としては熱ローラ定
着が広く採用されている。
又、米国特許第3,578,797号に記載されている
ようなウェブを介してトナーを溶融させることも考えら
れている。
しかし、このような定着方式は加熱用のローラの熱容量
が非常に大きく、ウオームアツプ時間が長い、ヒータに
加える電力が高いという問題がある。
このような問題を解決するものとして、出願人は先に特
願昭62−147884号で、熱容量が小さ(小さな電
力で、且つ、ウオームアツプ時間を短縮できる定着装置
を提案した。
通常、熱定着装置では安全対策として、熱ローラ表面に
温度ヒユーズやサーモスイッチ等を設け、異常昇温時に
ヒーターへの通電を強制的にオフしている。
〔発明が解決する問題点〕
この安全対策のための温度ヒユーズ、サーモスイッチを
特願昭62−147884号に示した熱容量の小さな線
状発熱体を有する定着装置に適用したところ、発熱部に
配置できないため応答性が悪い、更に、温度ヒユーズ、
サーモスイッチの持つ大きな熱容量によりウオームアツ
プ時間が長くなるという問題が発生した。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決する本発明は、記録材上の顕画像に熱
を加えて定着するために固定状態で使用される定着用ヒ
ータにおいて、基台上に設けられた発熱層と、この発熱
層に通電するための電極と、基台上に設けられ所定温度
で溶融し発熱層への通電を阻止する熱溶融性部位を有す
ることを特徴とするもの、及び固定支持される加熱体と
、この加熱体と摺動するフィルムと、このフィルムに記
録材を圧接させる加圧手段と、を有する定着装置であっ
て、上記加熱体は、基台上に設けられた発熱層と、この
発熱層に通電するための電極と、基台上に設けられ所定
温度で溶融し発熱層への通電を阻止する熱溶融性部位を
有することを特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
尚、同一機能を果たす部材には同一番号を符しである。
第1図は本発明の実施例の定着装置を適用した複写装置
の断面図である。
図において、1はガラス等の透明部材よりなる原稿載置
台で、矢印a方向に往復動して原稿を走査する。原稿載
置台の直下には短焦点小径結像素子アレイ2が配されて
いて、原稿載置台上に置かれた原稿像は照明ランプ3に
よって照射され、その反射光像は上記アレイ2によって
感光ドラム4上にスリット露光される。なおこの感光ド
ラムは矢印す方向に回転する。また5は帯電器であり、
例えば酸化亜鉛感光層あるいは有機半導体感光層等を被
覆された感光ドラム4上に一様に帯電を行う。この帯電
器5により一様に帯電されたドラム4は、素子アレイ2
によって画像露光が行われた静電画像が形成される。こ
の静電潜像は、現像器6により加熱で軟化溶融する樹脂
等より成るトナーを用いて顕像化される。一方、カセッ
トS内に収納されているシートPは、給送ローラ7と感
光ドラム4上の画像と同期するようタイミングをとって
上下方向で圧接して回転される対の搬送ローラ8によっ
て、ドラム4上に送り込まれる。そして、転写放電器9
によって、感光ドラム4上に形成されているトナー像は
、シートP上に転写される。その後、公知の分離手段に
よってドラム4から分離されたシートPは、搬送ガイド
10によって定着装置11に導かれ加熱定着処理された
後にトレイ12上に排出される。なお、トナー像を転写
後、ドラム4上の残留トナーはクリーナ12によって除
去される。
第2図は本発明の実施例の定着装置11の拡大断面図で
ある。20は装置に固定支持された低熱容量の加熱体で
あって、平板状のアルミナ基板21に熱容量の小さい抵
抗体22を線状に塗工したもので、長手方向両端より通
電される。通電はDClooVで周期20 m s e
 cのパルス状波形で行われる。基板21にはサーミス
タ等の温度検知素子が圧接されており、この検知温度が
所定の値となるように、抵抗体22への通電パルス巾を
、略0.5m5ec〜5m5ecの範囲で変化させる。
上記のように通電制御される加熱体20は、pps。
ポリアミドイミド等の耐熱樹脂からなる断熱支持部材2
4を介して、鋼等の高剛性の支持部材により、定着装置
に固定支持される。
26は定着フィルムであり、加熱体20に当接しつつ駆
動ローラ27と従動ローラ28による駆動とテンション
により、図中の矢印方向にシワな(搬送される。また、
加熱体20の線状抵抗体22の定着フィルムとの摺動面
は、耐熱ガラス又は耐熱樹脂で被覆されて摺動から保護
されている。
定着フィルム26の例として、厚さ20μmの、例えば
PI(ポリイミド)、PEI(ポリエーテルイミド)、
PE5(ポリエーテルサルホン)、PFA(パーフロロ
アルコキシ)、PKS(ポリケトンサルファイド)等の
耐熱樹脂から成る耐熱フィルムの少なくとも画像当接面
側に、PTFE、PFA、FEP等のフッ素樹脂にカー
ボンブラック等の導電材を添加した離型層を10μmの
厚さでコートした、エンドレスフィルムである。厚さは
一般的には100μm以下であり、熱伝導性を考慮する
と40μm以下が好ましい。
29はシリコンゴム等の離型性の良いゴム弾性層を有す
る加圧ローラであり、A4巾当たり約4〜7Kgの圧力
でフィルム26を介して加熱体20を加圧しつつ従動回
転する。
記録材P上の未定着トナーTは入口ガイド30により定
着部に導かれ、上述の加熱により定着像を得るものであ
る。
以上はエンドレスフィルムで説明したが第2図(b)の
如く定着フィルムは有端のフィルムで゛あっても良い。
また、定着装置が適用される装置としては複写機に限ら
ず、光プリンタ、マグネスタイラスプリンタなど記録材
上に未定着のトナー像を形成する部上全てに適用可能で
ある。
次に、本発明の実施例の定着用ヒータである加熱体20
について説明する。
第3図は加熱体20の拡大図である。21は厚さ1.0
 m m 、巾10 m m 、長手長260 m m
のアルミナ基板である。22は厚さ略10μm1巾1 
、0 m m 、長手長220mmで基板21に塗工さ
れた抵抗体であり、例えば銀/パラジウム、酸化ルテニ
ウム、ニッケル等の高融点の抵抗材料から成る。31.
 32はアルミナ基板長手方向の両端に塗布された、例
えば銀から成る電極であり不図示のコネクタを介して外
部より給電される。電極31.32と抵抗体22の間は
、それぞれ融点が定着温度より高く、電極31゜32及
びアルミナ基板21よりも低融点の接点33゜34で接
続されている。接点33.34はいずれも、厚さ約10
0μm1巾2 、0 m m 、長手長5 、0 m 
mの、抵抗体22より低抵抗の材料から成る。接点33
゜34の材料はその融点が定着動作時の加熱体の温度よ
り高く、かつ装置に損傷を与えたり、転写材が発煙もし
くは発火する温度より低くなるように選択する。例えば
、鉛、スズ又はハンダ等が使用可能。本実施例では定着
時の加熱体温度が180℃となるように通電制御される
。一方、加熱体20を断熱支持する断熱部材24がPP
Sから成り、その耐熱温度は260℃である。そこで、
接点33.34の材料として融点232℃のスズを用い
ている。
即ち、サーミスタの不良、制御系の誤動作等により加熱
体が異常昇温し、接点33. 34の融点以上となると
、接点が溶融し、発熱抵抗層22への通電が確実に断た
れ、記録材の燃焼、加熱体の基板の損傷等を防止できる
。また、基板上に薄(コーティングしているだけなので
、ヒータの熱容量をほとんどアップしない。
第4図は本実施例の定着装置の長手方向位置関係を示す
説明図である。加熱体24の発熱部である抵抗体22の
長手長DEは、最大通紙中IJより広くとられ、記録材
を長手方向全域にわたって均一に加熱定着可能としてい
る。
温度検知素子23は通紙中心Kに配置されている。
接点33.34はいずれも加熱体20と加圧ローラ29
の圧接部ABの内部CD、EFに配置されているので、
温度検知素子23の位置にと放熱特性が路間等となって
いるので、接点33.34の温度は温度検出素子23の
検知温度と路間等となる。接点33と電極31.接点3
4と電極32の間にはそれぞれ、例えば抵抗体22と同
一材質からなる補助発熱部GC。
FHが設けられており、接点33.34から電極31゜
32への放熱による接点33.34の温度低下を防止し
ている。加圧ローラ巾ABは電極間中GHより広くとら
れているので補助発熱部GC,FH及び接点33.34
が異常昇温することはない。
次に、本実施例の接点33.34の作用を更に詳細に説
明する。
i)安定定着動作時 接点33.34の最高到達温度は、小サイズ時通紙時の
いわゆる非通紙部昇温や温度検知素子23の精度を考慮
しても約220℃であるので、接点33゜34は溶融せ
ず、電極31.32により抵抗体22に通電がなされる
ii)異常時 温度検知素子23の断線、当接不良等により加熱体20
の温度制御が不能になり、加熱体の温度が正常な温調温
度180°Cを超えて上昇し、アルミナ基板が232°
Cをこえると接点33.34は溶融し、スズの表面張力
によって電極31又は32と抵抗体22の間で分裂し、
電極31又は32と抵抗体22は電気的に絶縁する。
そのため抵抗体22への給電が不能となり加熱体の温度
が停止する。この時点で装置の損傷はなく、また記録材
の定着動作中であっても記録材の発煙等発生しない。
尚、熱溶融性の接点は片方1か所のみでも良いが安全性
のアップからは複数個、特に両端側に設けることか好ま
しい。
第5図は本発明の別の実施例の定着用ヒータを示す図で
ある。
第5図(a)は上面図、第5図(b)は側面図、第5図
(c)は下面図である。
端子T、、T3間を電気的に接続し、また端子T2.T
4間に不図示の電源から通電を行う。
41.4’2は銀製の電極であり、40は銀電極間を電
気的に接続するスズからなる熱溶融性の接点であり、厚
さ100μm1巾は2 、0 m mである。また、電
極41. 42間の距離は5 、0 m mである。
この熱溶融性の接点40は通紙幅内で、且つ、通紙領域
の略中央部に設けられている。更には、抵抗体22とは
基板の反対面で、且つ、温度検知素子23に近接して設
けられている。
この実施例によると、接点40が通紙領域内、特には略
中央部に設けられているため、連続定着時の非通紙領域
の昇温の影響を受けない。このため、通常定着時におけ
る接点の最高到達温度が第3図実施例よりも低くなり、
オーバーシュートなどにより正常時に誤って接点が溶融
する恐れを防止できる。
このため溶融温度の低い接点材料を用いることも可能と
なり安全性が更にアップする。
第6図に本発明の更に別の実施例の定着用ヒータを示す
図である。
第6図(a)は上面図、第6図(b)は側面図、第6図
(c)は下面図である。
端子T6.T8間をスルーホール43により電気的に接
続し、また端子T5.T7間に不図示の電源から通電を
行う。
44.45は銀製の電極であり、46は銀電極間を電気
的に接続するスズからなる熱溶融性の接点であり、厚さ
100μm1幅は2 、0 m mである。また電極4
1.42間の距離は5 、0 m mである。
この実施例によれば、ヒータの一端側から通電可能であ
り、定着装置の構成が簡略化でき、組立性も向上する。
第7図は本発明の更に別の実施例の定着用ヒータを示す
図である。
第7図(a)は上面図、第7図(b)は側面図、第7図
(c)は下面図である。
抵抗体22の両端の電極47.48には、リレー49を
介して電源50が接続されている。リレー49は第2の
電源48により駆動されている。端子T9とT 10が
接続されている時はON (2端子間短絡)状態で、接
続されていなければOFF (2端子間絶縁)状態であ
る。また、端子T9.T、。間には、銀電極52.53
を介して接点51が接続されている。接点51はヒータ
の長手方向の略中央部で通紙領域の略中央部に設けられ
ている。接点51の材質、寸法等は第5図に示した実施
例と同じである。
通常定着時は端子T9.T1o間は短絡しておりリレー
49はON状態にある。従って電源5oにより抵抗体2
2に通電する。
異常昇温か生じ、基板が接点51の溶融温度に達すると
、接点51は溶融し、端子T9+ 110間は絶縁状態
となり、リレー49への給電が断たれ、リレーの2端子
間が絶縁状態となる。
よって電源50から抵抗体22への通電が断たれ、異常
昇温か停止する。
この実施例によると、抵抗体22に対して通電する電力
は接点51を流れない。
即ち、接点51にはリレ−49動作用の小さい電力しか
流れないため、電極52.53への通電が容易である。
このため、接点51として抵抗が大きく発熱量の大きい
ものも使用できる。
以上、本発明の詳細な説明したが、熱溶融性部位である
接点が異常昇温した場合には、定着用ヒータを新しいも
のと交換すれば良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、定着用ヒータと別体の温度ヒユーズや
サーモスイッチを設けることなく、基台上に薄層の熱容
量の小さい熱溶融性部位を設けているので、定着用ヒー
タの熱容量をほとんど増加させることはない。
このため、定着装置のウオームアツプ時間が長くなるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を適用した電子写真複写機の断
面図、 第2図は本発明の実施例の定着装置の拡大断面図、第3
図は本発明の実施例の定着用ヒータの斜視図、第4図は
第2図実施例の定着装置の説明図、第5図は本発明の別
の実施例の定着用ヒータを示す図で、第5図(a)は上
面図、第5図(b)は側面図、第5図(C)は下面図、 第6図は本発明の更に別の実施例の定着用ヒータを示す
図で、第6図(a)は上面図、第6図(b)は側面図、
第6図(c)は下面図、 第7図は本発明の更に別の実施例の定着用ヒータを示す
図で、第7図(a)は上面図、第7図(b)は側面図、
第7図(c)は下面図である。 図において、21は基板、22は発熱抵抗体、23は温
度検知素子、33.34.40.46. 51は接点(
熱溶融性部位)である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録材上の顕画像に熱を加えて定着するために固
    定状態で使用される定着用ヒータにおいて、基台上に設
    けられた発熱層と、この発熱層に通電するための電極と
    、基台上に設けられ所定温度で溶融し発熱層への通電を
    阻止する熱溶融性部位を有することを特徴とする定着用
    ヒータ。
  2. (2)上記所定温度は定着温度より高く、電極及び基台
    の耐熱温度より低いことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の定着用ヒータ。
  3. (3)上記定着用ヒータは実質的に記録材と圧力関係に
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項もしくは第
    2項記載の定着用ヒータ。
  4. (4)固定支持される加熱体と、この加熱体と摺動する
    フィルムと、このフィルムに記録材を圧接させる加圧手
    段と、を有する定着装置であって、上記加熱体は、基台
    上に設けられた発熱層と、この発熱層に通電するための
    電極と、基台上に設けられ所定温度で溶融し発熱層への
    通電を阻止する熱溶融性部位を有することを特徴とする
    定着装置。
  5. (5)上記所定温度は定着温度より高く、電極及び基台
    の耐熱温度より低いことを特徴とする特許請求の範囲第
    4項記載の定着装置。
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