JPH02134325A - エイズ治療剤およびその製造方法 - Google Patents

エイズ治療剤およびその製造方法

Info

Publication number
JPH02134325A
JPH02134325A JP63287316A JP28731688A JPH02134325A JP H02134325 A JPH02134325 A JP H02134325A JP 63287316 A JP63287316 A JP 63287316A JP 28731688 A JP28731688 A JP 28731688A JP H02134325 A JPH02134325 A JP H02134325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
therapeutic agent
aids
agent according
mycelium
aids therapeutic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63287316A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2947560B2 (ja
Inventor
Chiyokichi Iizuka
飯塚 千代吉
Hiroshi Iizuka
博 飯塚
Yasuhiro Ohashi
大橋 康宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NODA SHIYOKUKIN KOGYO KK
Original Assignee
NODA SHIYOKUKIN KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NODA SHIYOKUKIN KOGYO KK filed Critical NODA SHIYOKUKIN KOGYO KK
Priority to JP63287316A priority Critical patent/JP2947560B2/ja
Priority to AU41781/89A priority patent/AU629855B2/en
Priority to DE89311733T priority patent/DE68906245T2/de
Priority to EP89311733A priority patent/EP0370673B1/en
Publication of JPH02134325A publication Critical patent/JPH02134325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2947560B2 publication Critical patent/JP2947560B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/06Fungi, e.g. yeasts
    • A61K36/07Basidiomycota, e.g. Cryptococcus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
    • A61P31/18Antivirals for RNA viruses for HIV
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、担子菌の菌糸体培養物から抽出されたエイズ
治療剤およびその製造方法に関する。
「従来の技術」 エイズウィルスiHuman i+a+munodef
iciencyVirus、 HIVIは、レトロウィ
ルス14、レンチウィルス亜科に属するヒトのRNAウ
ィルスで、T4陽性′1゛細胞に親和性を持ち、これを
感染死滅させるため、感染者に免疫不全を起こさせ、カ
ポジ肉HIや1種々の日和見感染症などの後天性免疫不
全症候群を引き起こすことが知られている。米国のCD
 C(Centers for Disease Co
ntrollの統計では、米国での症例数は1985年
7月12日の時点で11.871例に達し、そのうち5
.917例が既に死亡し、未だに患者数は指数関数的に
増加の一途をたどっている。また、我国でもエイズの発
生患者および抗体保有者が発見されており、その早急な
対策が切望されている。
レトロウィルス科のウィルスは、RNAをゲノムとして
、2分子のゲノムをそのコアに持っているとともに、そ
の周囲にエンベロープを持ち、そこにウィルスの抗原性
を担っている糖蛋白が存在している。そして、このウィ
ルスの特徴は、逆転写を行なう点にある。すなわち、ウ
ィルスは、まず細胞表面に吸着され、そこでエンベロー
プを脱ぎ細胞内へ侵入する。そして、細胞内で逆転写酵
素を触媒としてアンコーティングが起こり、RNAゲノ
ムより逆転写が始まる。逆転写されて作られた2本il
l D N Aの一部は、細胞DNAに組み込まれる。
このDNAが転写され、ウィルスのゲノムRNAおよび
mRNAとしての役割を果たして蛋白合成後集合し、細
胞表面で股をかぶり、出芽して放出され、ウィルスが増
殖する。
一方1本発明者らは、長年に亙り椎茸等の程子閑類に属
する食用茸の菌糸体について神々研究を重ねた結果、椎
茸等の担子菌の菌糸体培養物より抽出した物質が、免疫
賦活化作用を有すること(特公昭53−23392号)
、抗ウィルス剤として有効であること(特公昭62−3
6009号)、I3型慢性肝炎に有効であること(特願
昭61−115710号)などを見出している。
しかしながら、前述したような機構によって増殖し人間
に特異的に感染するエイズウィルスに対して、担子菌の
菌糸体培養物から抽出した物質が有効であるかどうかは
、未だ不明であった。前述した増殖機構な考■1すると
、エイズウィルスの増殖を抑制するためには、逆転転写
酵素の活性を阻害することが効果的であると考えられる
が、そのような作用については、これまでの研究の中で
何の示唆もなされていなかった。
[発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、エイズウィルスの増殖を抑制して
免疫機構を正常化し、しかも人体に安全で副作用のない
エイズ治療剤およびその製造方法を提供することにある
「課題を解決するための手段」 本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究した結
果、担子菌の菌糸体培養物から抽出された成分がエイズ
ウィルスの増殖を効果的に抑制することを見出し、本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明のエイズ治療剤は、担子菌の菌糸体培
養物から抽出された成分からなることを特徴とする。
また、本発明のエイズ治療剤の製造方法は、担子菌の菌
糸体を培養し、この培養物を自己消化させ、熱水抽出す
ることを特徴とする。
以下、本発明についてその好ましい態様を挙げながらさ
らに詳細に説明する。
本発明で使用する担子菌としては、例えば椎茸、カワラ
茸、ヒラ茸、エノキ茸、マンネン茸。
マイ茸など各行のものが挙げられるが、この中でも特に
椎茸が好ましい。
本発明では、これらの担子菌の菌糸体を培養してその培
養物から有効成分を抽出する。この場合、培地としては
固体培地、液体培地のいずれも使用できるが、培地成分
中に禾本科植物から調製された原料を含有することが好
ましい、禾本科植物から調製された原料としては、例え
ばバガス。
麦わら、稲わら、とうもろこしの茎葉、米糠、小麦ふす
まなどが挙げられるが、特にバガスが好ましい、禾本科
植物から調製された原料(よ、担子菌の菌糸体によって
分解され、担子菌の菌糸体成分と一緒になって、エイズ
治療に有効な成分を効果的に形成するものと考えられる
。なお、培地中には、他の栄養成分として、鋸屑、ペプ
トン、イースト、せLW廃糖蜜などを添加混合してもよ
い。
担子菌の菌糸体の培養は、例えば担子菌の胞子を液体培
養して得られる菌糸体ベレットを上記のような培地に接
種して行なう、菌糸体を接種した後、固体培地の場合は
、例えば温度18〜25℃、湿度50〜90%程度に空
調された培養室で3力月〜6カ月程度培養する。最も理
想的には、温度20〜25”c、fA度60%に空調し
た培養室で4〜6力月程度培養する。こうして菌糸体が
蔓延した培地は、温度処理室に移して変温処理を行なう
ことが好ましい、変温処理は1例えば最初に32〜34
℃で24〜48時間加温し、次に低温処理室に移して4
〜8℃、湿度85%にて5〜7日間低温処理を行なう、
この変温処理は、製品の品質の安定上好ましく採用され
るが、必ずしも必要なものではない、その後、培地を栽
培室に移して放置すると、子実体の発生が始まるが、こ
の時点で培養を終了し、後述するように培養物を粉砕機
により粉砕する。一方、液体培地の場合は、通気培養も
しくは振どう培養により、15〜30℃の温度条件で1
週間〜1カ月程度培養を行なう、培養は、培地中に菌糸
体が蔓延した状態で終了する。
培養終了後、菌糸体に内在する酵素を利用して菌糸体を
自己消化させるとともに、代謝産物を抽出する。その好
ましい方法として、固体培地の場合は、まず、培養が終
了した培養物を粉砕し、粉砕物を40〜90℃で3〜6
時間程度処理して菌糸体の酵素によって自己消化させる
。最も好ましくは、80℃前後で3〜4時間、通気加熱
し、酵素反応を促進させ、自己消化させると共に、水分
3〜5%程度まで乾燥させる。次に、この粉砕物に40
℃以上の温水又は熱水を注いで有効成分を抽出する。最
も好ましい態様を挙げると、上記粉砕物600gに対し
て約52の水を加え、約1時間煮沸すると共に撹拌する
。この撹拌によって菌糸体の代謝産物および菌糸体細胞
液中に含有されている有効成分が熱水に溶脱される。こ
うして得られた懸濁液を例えばネル布地の濾過袋に充填
し、これを加圧、濾過し、この濾液をさらにメンブラン
フィルタで濾過して除菌し、有効成分が含有された抽出
液を得る。一方、液体培地の場合は、必要に応じて菌糸
体を破砕した後、40℃〜60℃に加熱して自己消化を
行なわせ、菌糸体が溶解した液状の懸濁培養物を得る。
この培養物を上記と同様に濾過、除菌して抽出液を(与
ることができる。書られた抽出液は、必要に応じて限外
濾過膜、エバポレータ等の手段でa#i!シ、これを凍
結乾燥等にて褐色の粉末体とすることもできる。
本発明のエイズ治療剤は、こうして得られた抽出液また
はその乾燥粉末をそのまま用いることもできるが、エイ
ズウィルス増殖抑制作用を有する有効成分をさらに精製
して用いることもできる。
上記抽出液から有効成分を精製する方法としては、次の
ような方法が採用される。
上記乾燥粉末に、好ましくはlO倍量程度の水を加え、
懸濁液をpl+7.2程度に調製し、この懸濁液にエヂ
ルアルコール(他の低級アルコールでもよい)を加え、
沈殿物を得る。後述する実施例からも明らかなように、
エイズウィルスに対する増殖抑制作用は、特にアルコー
ル濃度37.5%で可溶であり、アルコール濃度50%
で不溶となる画分に強く認められる。したがって、アル
コール濃度37.5%可溶、50%不溶画分を採取する
ことが特に好ましい。
また、こうして得られたアルコール沈殿物をさらに各行
のクロマトカラムにかけて活性画分を分取することもで
きる。クロマトカラムとしては、例えばCon A 5
epharoseカラム、Lentyl 1ectio
nSepharoseカラム、 Phenyl 5ep
harose CL−4Rカラム、 Hydroxy 
apatiteカラムなどが挙げられる。
そして、アルコール沈殿物をこれらのクロマトカラムに
吸着させ、所定の溶出液で溶出してくる画分を分取すれ
ばよい、カラムクロマト分画のより好ましい態様におい
ては、アルコール沈殿物をフェニルセファロースカラム
に通し、75%エチレングリコールで溶出する画分を分
取する。この画分は、エイズウィルスに対する増殖抑制
作用がより顕著に認められる。
「作用」 本発明のエイズ治療剤は、後述する実施例から明らかな
ように、エイズウィルスに対する優れた感染阻止効果を
有しており、しかも、天然物から得られたものであるた
め1合成化7薬品などにおける副作用の心配は全くない
本発明のエイズ治療剤がエイズウィルスに対する1憂れ
た感染阻止効果を有する理由は、未だ詳細にはわからな
いが、推測によれば、本発明のエイズ治療剤がエイズウ
ィルスの宿主細胞に対する吸着1引害および逆転写酵素
活性を阻害するためと考えられる。
また1本発明のエイズ治療剤の製造方法によれば、エイ
ズウィルスに対する増殖抑制作用を有する成分を効果的
に抽出し、必要に応じてさらに濃縮、精製することがで
きる。
「実施例」 実施例1 il+椎茸菌糸体の培養 バガス90%、米糠5%、ふすま等の栄養源5%を配合
した固体培地を常法により殺菌し、これに椎茸の固体種
菌(又は液体培養した菌糸体へレット)を接種する。そ
の後、培地を温度20〜25℃、湿度60%に空調した
培養室内に移して4〜6力月培養する。培地中に菌糸体
が蔓延した後、温度処理室に移して32〜34℃で24
〜48時間加温し1次に低ン島処理室に移して5〜8℃
、湿度85%にて5〜7日間低温処理を行なう、その後
、培地を栽培室に移して放置し、培地表面から子実体が
発生し始めたら、培地を取り出して粉砕機で破砕する。
(2)培養物からの荷動成分の抽出 上記破砕物を80℃前後で3〜4時間通気加熱し酵素反
応を促進させ、菌糸体の自己消化を行なうと共に、水分
3〜5%まで乾燥する。この破砕物600gに対して約
52の水を加え、約1時間煮沸すると共に撹拌する。こ
の撹拌によって菌糸体の代謝産物および菌糸体細胞液中
に含有されている有効成分が水に溶脱される。
こうして得られた懸濁液をネル布地の濾過袋に充填し、
これを加圧、濾過して濾液を得る。この濾液をさらにメ
ンブランフィルタで濾過して除菌し抽出液を得る。この
抽出液を限外濾過膜等によって加圧濃縮し、凍結乾燥等
にて褐色の粉末を得る。以下、この粉末なL E M 
−HTとする。
上記L E M −HTの成分を分析した結果、糖:4
4.0%、蛋白質: 24.6%、その他:31.4%
であった。なお、糖はフェノール/&A酸法で定量し、
蛋白質はローリiLowryi 法で定量した。
また、LEM−HTの主要成分をなす多糖成分の糖組成
をガスクロマトグラフィーによって定量した結果、グル
コース:2フ、5 3、1%,マンノース二6.7%,キシロース: 30
.9%,アラビノース:30.5%,フコース:0.7
%。
ラムノース二0.6%であった。
(3)エイズウィルスの培養ヒトT細胞系におけるLE
M−HTの感染阻止効果 ■実験方法 H T L V − 1陽性(7)MT−4細胞(培養
ヒトT細胞系)に、 l−1 1 Vを感染多重度0.
001 (細胞+000に対しウィルスlの割合)で感
染させ、細胞数をlO%FC3j10RPMI−164
0培養液で2×10’/mlに調整した後,これを24
穴の組織培養ブレートの所定のウェルにそれぞれ分注す
る。
方、LEM−HTを最終濃度0.1 mg/a+1 、
0.25H/ml 、 0.5mg/mlとなるように
上記プレートの所定のウェルにそれぞれ注入し、5%C
O,加の加湿空気中に37℃で維持した。培地は3日毎
に交換し、LEM−HTはその度毎に培地に添加した。
3日毎に間接蛍光抗体法により、HIV抗原の発現した
細胞数を測定し、LEM−HTを添加しない対照群と比
較した。
■実験結果 実験結果は、第1図に示す通りである。なお、第1図中
、縦軸は蛍光陽性の細胞の割合(%)、横軸は感染後の
日数を表わしている。
対照群は培113日日には90%の細胞がHIV抗原陽
性となり、培養9日目で殆んど死滅したがLEM−HT
は、 HIVのMT−4細胞に対する感染に対し、用量
依存的に阻止効果が認められた。この感染阻止効果は、
0.5mg/mlの濃度において12日間はぼ完全に聞
出することができた。
(4) アルコール沈殿による精製 第2図に示すフローチャートに従ってLEM−11′F
の精製を行なった。
■L E M−HTを200m1の水に溶解させ、60
00回転で20分間遠心分雌する。こうしてアルコール
濃度0%の下で得られた沈殿を凍結乾燥し、これをE−
0とした。
■次に、■で得られた上澄液200@lに対して20a
llのエチルアルコールを加えてアルコール濃度lO%
とし、4℃で20分間静置した後、7000回転で20
分間遠心分離する。こうしてアルコール濃度0〜lO%
の範囲で得られた沈殿を凍結乾燥し、これをE−1とし
た。
■次に、■で得られた上澄液200n+1に対して20
■lのエチルアルコールを加えてアルコール濃度20%
とし、7000回転で20分間遠心分離する。こうして
アルコール濃度lO〜20%の範囲で得られた沈殿を凍
結乾燥し、これをE−2とした。
■次に、■で得られた上澄液200m1に対して20霞
lのエチルアルコールを加えてアルコール濃度30%と
し、7000回転で20分間遠心分離する。こうしてア
ルコール濃度20〜30%の範囲で得られた沈殿を凍結
乾燥し、これをE−3とした。
0次に、■で得られた上澄液200m1に対して20m
1のエチルアルコールを加えてアルコール濃度40%と
し、7000回転で20分間遠心分離する。こうしてア
ルコール濃度30〜40%の範囲で得られた沈殿を凍結
乾燥し、これをE−4とした。
0次に、■で得られた上澄液200m1に対して20g
o1のエチルアルコールを加えてアルコール濃度50%
とし、7000回転で20分間遠心分離する。こうして
アルコール濃度40〜50%の範囲で得られた沈殿を凍
結乾燥し、これをE−5とした。
(5)上記E−3の沈殿画分を用いた抗エイズウイルス
作用の実験 ■実験方法 ATH8細胞()ITLV−1陽性ヒトT細胞)にエイ
ズウィルスを感染させると生細胞は次第に減少する。そ
こで、ATH8細胞(2x lo’percultur
elの培養液に、上記分画標品E−3を0、1〜200
 u g/vslとなルヨうに添加し、HIV(200
0virus particle percelllを
接種し、生細胞の減少をHI Vと接触させなかったコ
ントロール群と比較した。
■実験結果 実験結果を第3図に示す0図から明らかなように1本物
1K(E−3)200μg7mlをターゲット細胞に添
加した場合には、HIVの感染による生細胞の減少を完
全に阻止することができ、明らかな抗ウィルス作用が認
められた。
+61  LEM−HTの免疫賦活作用についての実験 ■実験方法 モルモットの腹腔内に液状パラフィンを注入し、滲出し
てくるマクロファージを採取し、Eagle MEM培
地で5 x 10’ cell/allに調整した。
このマクロファージの細胞浮遊液に、L E M −H
Tを125〜10(IQLL g/+slの濃度になる
ように加え、37℃で6時間培養した。培養後、培地で
2回洗浄してL E M −HTを除き、10%FC3
加εagleMEMで42時間培養し、LEM−HT処
理のマクロファージ培養土清中に含まれるインタロイキ
ン(IL−1)をチモサイトブロリファレイションアツ
セイ(thy+5ocyLe proliferati
on assay)により測定した。すなわち、C3H
/ He Jマウス胸腺から得た細胞にLEM−HT処
理をしたマクロファージ培養上清を加え、2μg/ml
のphyto−hemagglutininを添加して
48時間培養した。その後、IgCi/mlの” H−
thy+widineを添加してさらに24時間培養し
た。そして、  ” H−thy+++1dineの酸
不溶性分画への取込み量を液体シンチレーションカウン
タで測定した。
■実験結果 図から明らかなように、LEM−HTは125u g/
m1以上の濃度でマクロファージを刺激し、IL−1産
生活性を増強した。このことは、LEM −HTがマク
ロファージ系細胞に作用してIL−1の産生を増強し、
リンパ球の能力を質的に高めて抗体を作る能力を向上さ
せることを示す。
+71  LEM−HTのマウス牌細胞に対するマイト
ゲン効果についての実験 ■実験方法 ラットから牌臓を取出し、生理食塩水中で細かく切断し
、80メツシユのステンレスワイヤ上で濾過する。濾過
水を遠心分離し、得られたベレットを0.35%食塩水
中に懸濁させて瀉血処理する。この懸濁液を遠心分離し
上清を除去する0次に、沈殿細胞をカナマイシンf60
 ug/l1llが含有されているハンクス液で洗浄す
る。洗浄した細胞を、20%+V/V+牛脂児血清(F
BS、 M、^、 Bioproduct社製)および
0.006%(育/Vl硫酸カナマイシンを含有するT
C199培地1Difco社製)にIO’cell/m
lとなるように分散する。この懸濁液をウェルプレート
の所定のウェルに100μmずつ分注し、!gA々の濃
度に調製したL E M −)I T溶液を100++
+1ずつ同様に分注し、5%CO□存在下、37℃で2
4時間培養する。さらに、[MeLhyl−3tl] 
thymidine t[3111−TdRAmers
ham Japan社)をlウェル当たり0.1 μc
iずつ添加して24時間培養する。これらの細胞をグラ
スファイバメンブランにシート状に凝集させ、冷生理食
塩水・冷5%fw/vl  トリクロロ酢酸で3回、9
5%の冷エチルアルコールで2回、さらに冷ジエチルエ
ーテルで1回洗浄して風乾する。最後に、この放射活性
を液体シンチレーションカウンタで測定した。
■実験結果 実験結果は次表に示す通りである。なお、表中、±On
 −+は下式で求められたものである。
±an−+ =JΣ(X j −X) ”/ in −
1)表 この表から、LEM−HTは0.4μgノcultur
e以上の4度でマウス牌細胞の幼若化を促進し、明らか
なマイトゲン効果を有することがわかる。
以上のように、LEM−HTは、エイズウィルスの感染
阻止並びに増殖を抑制する直接的な効果が期待できると
同時に、生体に反応して免疫力を強化し、治療効果を有
することが確認された。すなわち、■エイズウィルスの
感染によるT−リンパ球の減少を抑制すること、■マク
ロファージを活性化させ、IL−1産生活性を増強し、
抗体産生な促進すること、■牌細胞に対するマイトゲン
活性を有することなどから、L E M −)I Tは
免疫担当細胞を賦活化し、エイズウィルスの感染および
増殖抑制に対して極めて効果的であると考えられる。
+81  LEM−HTの急性毒性試験SD系ラットを
用いてLEM−HTの経口、皮下ならびに腹腔内投与に
おける急性毒性試験を行なった。その結果、LD、。値
は次の通りであった。
♂        ♀ 経口投与     17,2    15.8皮下投与
      4.5     5.2腹腔内投与   
 :1.3     3.1(141位g/kgl 死亡状況は、経口ならびに皮下投与で雌雄ともそれぞれ
1日と2日以内であったのに対し、腹腔的投与では雄2
日以内、11ff3日以内と雌aJこ差か見られた。ま
た、大lのL E M −HT投与により各投与部位で
それぞれ強い炎症反応を示した。すなわち、経口投与は
消化管に出血、皮下は大腿部に壊死、腹腔内は肝と横隔
膜の塗着が見られた。
このような死亡状況を見ると、投与による急激なな変化
に対応しきれず体力が衰弱し、死亡したものと推察され
る。
上記のような急性毒性試験の結果、LEM−)ITは一
般食品と同等の安全性であることが確認された。
(9)エイズ患者に対する臨床試験 L E M −HTを用いて、少数ではあるがエイズ患
者に対し臨床試験を行なった。試験施設および実施者は
次の通りである。
試験施設:  Emperor’s colege o
f TraditionalOriental Med
icine (米国)実施者・  叶、 M、 Mo5
lekOr、 Kevin Lance Jones■
ケース1 発熱および疲労感かひどいことから診断を受け、検査の
結果HT L V −H+抗体が認められ、エイズと詮
所された。LEM−HT投与前の′r4細胞数は125
0個/ll113であった。LEM−)ITを毎日6g
ずつ経口投与したところ、30日後のT4細胞数は20
45個/ll11!となり、60日後のT4細胞数は2
542個/1mva3となり、自覚症状も改善された。
■ケース2 エイズ感染によるカボジ肉腫患者であり、LEM−)I
T投与前のT4細胞数は822個/1a113であった
。LEM−HTを毎日9gずつ経口投与したところ、T
、細胞数は1050個/flHmsまで増加して回復に
向かったが、肺炎を併発して死亡した。
■ケース3 自覚症状がなく検査の結果HT L V −HIの感染
が認められた。いわゆるキャリヤの状態である。
LEM−HTを毎日6gずつ経口投与した。60日間投
与の結果、ウィルス抗原が消失した。
なお、上記臨床検査の結果、実施者である博士らは、L
EM−)ITは100%天然物に由来しているので安全
であり、患者に対して副作用は全(認められなかったと
報告している。
実施例2 ill LEM−HTの分画 前記実施例1と同様にしてLEM−HTを調製した。こ
のL E M −HTを第5図に示すフローに従って分
画した。
■L E M −HTに10倍量の水を加え、この懸濁
液をpl!7.2に調整する。
■この懸濁液にエチルアルコールを加えてアルコール濃
度50%とし、遠心分離して得られた沈殿物をrPPT
IJとする。
■この沈殿物をCon A 5epharoseカラム
にかけて吸着させ、l M NaC1j5よび0.2 
kAa −MethylIJannosjdeを含有す
るリン酸緩衝液(pH7,21で溶出させる。
■溶出液をさらにLenLyl Iection 5e
pharoseカラムに通し、0.1M塩化ナトリウム
を含有する10 mlJ酢酸緩衝液1pH6,0)で溶
出する画分を[ECL−IJとする。
■さらに吸着物をl M NaC1,0,2M−a −
MethylMannosideを含むリン酸MI術液
で溶出し、この画分をrEcL−2Jとする。
■LEM−)ITに10倍量の水を加え、この懸濁液を
pl+7.2に調整した後、エチルアルコールを375
%の濃度になるように加え、遠心分離して沈殿物を除去
する。この上清にさらにエチルアルコールを50%の濃
度になるように加え、遠心分離して沈殿物を得る。こう
してアルコール濃度37.5%可溶、50%不溶画分を
分取し、これをrne。
PPTIJとする。
■neoPPTlをPhenyl 5epharose
 CL−48カラムに通し、1Mff1安を含むリン酸
緩衝液(pH6,81で溶出してくる画分をrEPIJ
とする。
■さらにリン酸緩衝液(pH6,81で溶出して(る画
分をrEP2Jとする。
■さらに75%エチレングリコールで溶出してくる画分
をrEP3Jとする。
@EP2をl1ydroxy apatiteカラムに
吸着させ、リン酸緩衝液1p)16.81 で溶出して
くる画分をr E P 2 HI Jとする。
■EP3をHydroxy apatiteカラムに吸
着させ、リン酸Mi 南M fpua、 81 で溶出
してくる画分をrEP3)16Jとする。
@EP3をCon A 5epharoseカラムに吸
着させ、l M Na(:l、0.21d−a−Met
hyl−Mannosideを含むリン酸緩衝液で溶出
してくる画分をrEP3C」とする。
(2)各分画のエイズウィルスに対する感染阻止効果の
実験 ■実験方法 A ’rH8細胞にHI Vを感染させると生細胞は次
第に減少する。そこで、ATH8細胞(2×10’pe
r culLurelの培養液に、上記それぞれの分画
を0〜200 u g/mlのlI々の濃度となるよう
に添加し、HI V  (2000virus、 pa
rticle percelllを接神し、生細胞の減
少をHIVと接触させなかったコントロール群と比較し
た。
■実験結果 実験結果を第6図に示す1図中、■はH I Vと接触
させた群1口はコントロール群であり、図の縦軸は生細
胞数(X 1OS)を表わし、横軸は試料の添加濃度(
μg/ml)を表わす。
図から明らかなように、LEM−HTの各分画は一様に
抗)11 V活性を認めることができた。
特にEP3区においては20〜50μg/mlの濃度に
おいてHIVの感染による生細胞の減少を完全に阻止す
ることができた。
また、EP2区、EP3C区およびEP3)16区にお
いても優れた抗HIV効果を認めることができた。
このように、LEM−HTの各分画は、 20〜50μ
g/a+1程度の低濃度においても優れた抗HIV効果
を示した。
(3)本発明物質の作用機作な解明する実験■実験方法 エイズウィルスから調製した逆転写酵素(Revers
e Transcriptase、 RT lに、ne
oPPT IおよびEP3をO〜200 μg/m1O
) Ml ’/ ノa度となるように添加し、それぞれ
の濃度における逆転写酵素の活性を測定した。
■実験結果 実験結果を第7図に示す1図中、△・・・ΔはneoP
PTlの結果であり、0・0はEP3の結果である。ま
た、図の縦軸はDNAに取り込まれた標識ナタレオチド
の量を表わし、横軸はn e o P P Tlまたは
EP3の濃度を表わしている。
この結果から明らかなように、neoPPTlは低濃度
においてそれはどRT阻害効果は認められなかったが、
EP3においてはlOμg/+slでも優れた阻害効果
が認められた。このことは、EP3にあっては低濃度に
おいてもエイズウィルスのRNAゲノムからDNAに転
写する逆転写酵素の活性を阻害し、ウィルスの増殖を阻
止することを示すものである。
141EP3の分析 EP3について元素分析および無機成分の分析を行なっ
た。
■元素分析結果 元素分析の結果は、 C: 44.97%、l−1: 
3.81%、N : 1.88%、灰分:5.70%、
O: 43.64%であった。
■無機成分の分析結果 上記灰分について誘導結合プラズマ法および原子吸光分
析法によって組成を分析した結果、P:0.52%、 
 S:0.34%、  Mg:0.03 %、  (:
a:0.21  %。
E:0.34%、 Na:2.17%であった。
このように、EP3は、有機物以外にp、 s。
Mg、 Ca、 K、 Naの各元素を構成成分とする
物質であることが同定できた。
「発明の効果」 以上のような試験結果および臨床試験から明らかなよう
に、本治療剤はエイズウィルスに対して充分な効果を有
することが確認された。また、本発明において特筆すべ
きことは、従来の抗ウィルス作用を有する物質は強烈な
毒性を有し、副作用があるため実用化を断念せざるを得
なかった場合が多かったが、本治療剤は100%天然物
から抽出したものであるため、安全性が非常に高いとい
う点である。さらに、本治療剤は、低濃度においてもエ
イズウィルスの逆転写酵素の活性を阻害するので、これ
によってエイズウィルスの増殖を抑制し、エイズに対す
る優れた予防あるいは治療効果を期待することができる
【図面の簡単な説明】
第1図はエイズウィルスの感染に対するLEM−HTの
阻止効果を示す図、第2図はLEM−HTをアルコール
沈殿法で分画するフローチャート、第3図はLEM−H
T (E−3)のエイズウィルス感染阻止効果を示す図
、第4図はインターロイキン−1活性の増強作用を示す
図、第5図はL E M −tl T分画のフローチャ
ート、第6図は上記分画により得られた各区の1(IV
に対する感染阻止効果を示す図、第7図はneoPPT
1区とEP3区の逆転写酵素に対する阻害効果を示す図
である。 特許出願人   野田食菌工業株式会社同代理人   
弁理士 松茸 茂 第2図 3H−丁dR(dpm x +O′/well)第 図 concentration(Ag/ml)NUMBE
ROF VIA日LE CELLS(xlO’)腰 手糸売ネ山i−、E書(自発) 発明の名称 エイズ治療剤およびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  千葉県野田市清水121番地代表者 飯塚 
千代吉 第3大里ビル501号 電話0:l−851−7104
氏名(8668)弁理士松茸 茂 補正により増加する請求項の数 なし 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 fil明細書第16頁、第7行〜第8行のr20mlの
エチルアルコール」をr22.2mlのエチルアルコー
ル」と補正する。 (2)明細書簡16rT、第13行〜第14行のr 2
0+slのエチルアルコール」をr 25+slのエチ
ルアルコール」と補正する。 (3)明細書第16頁、第18行〜第19行のr20m
lのエチルアルコール」をr 28.6mlのエチルア
ルコール」と補正する。 (4)明細書第17頁、第3行〜第4行の120m1の
エチルアルコール」をr 33.3+slのエチルアル
コール」と補正する。 (5)明細書第17頁、第8行〜第9行のr20mlの
エチルアルコール」を「40m1のエチルアルコール」
と補正する。 (6)明細書第23頁、下から第2行の[(9)エイズ
患者に対する臨床試験」を「(9)エイズ患者に対する
臨床試験−1」と補正する。 (7)明細書第25頁、第9行と第1O行との間に次の
文章を挿入する。 r tio+エイズ患者に対する臨床試験−2■試験施
設及び試験担当医 (試験施設)      (試験担当医)産業医ト1大
学      白幡 聡 東北大学医学部     森 和夫 浜の町病院       岸1)邦雄 鹿児島大学医学部    火山 細部 ■試験方法 上記4施設において、LEM−117を投与されている
18名の血友病患者のうち、すでに3ヶ月以上L E 
M −HTを投与された13例(血友病A  11例、
 B2例)を対象とした。対象例の年齢は13歳から4
9歳までで、AC(^sympLomatic car
rier、無症候性キャリア)9例、ARC(AIDS
−relatedCoa+plex、 AIDS関連症
候群)1例、 AIDStAcquirad Immu
ne Deficiency Syndrome、後天
性免疫不全症候群)2例、HIV抗体陰性者1例であっ
た。LEM−HTは1日9gを1日3回に分けて服用さ
せた。そして、これらの血友病旧V感染者の免疫能に及
ぼす1. E M −H ’rの効果を検討した。 ■結果 (a) CD4/H比はAC9例中3例で増加、2例で
減少、残りの4例中1例で一過性の増加が観察された。 AlICとAIDSの3例では明らかな変動はみられな
かった。 ibl CD、絶対数はAC’1例中2例で増加、3例
で減少、残りの4例中1例で一過性の増加が認められた
。 AItCの1例は不変であったが、 AIDSの2
例では減少傾向がみられた。 let PHA、 Con A、 PWMによるリンパ
球幼若化反応は、AC8例中5例で増加、1例で低下、
2例では不変であった。 AlICの症例も不変であっ
たが。 AIDSの2例では著しく増加し、臨床的にカンジダ症
の軽減をみた。 td) HIV抗体陰性(7)1例では、L E M 
−1−11’ (7)投与後、 CD、/。比、CD4
絶対数、リンパ球幼若化反応のいずれもgしく増加した
。 te1本剤によると考えられる副作用は認められなかっ
た。 ■結論 L E M −H Tは特にリンパ球幼若化反応に対す
る影響が顕著であった。一部の症例ではCD4の増加も
認められ、AIDSの症例ではいずれも臨床的改冴効果
も(りられたことから、本則は発症予防あるいは治療薬
として試みる価値の高い薬剤と考えられる。」 (8)明細書第29頁、第15行の「ナクレオチド」を
「ヌクレオチド」と補正する。 以上

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)担子菌の菌糸体培養物から抽出された成分からな
    ることを特徴とするエイズ治療剤。
  2. (2)担子菌の菌糸体を禾本科植物から調製された原料
    を含有する培地を用いて培養して得られた請求項1記載
    のエイズ治療剤。
  3. (3)担子菌の菌糸体として椎茸の菌糸体を用いて得ら
    れた請求項1または2記載のエイズ治療剤。
  4. (4)菌糸体培養物の菌糸体を自己消化させ、代謝産物
    を熱水抽出して得られた請求項1〜3のいずれか1つに
    記載のエイズ治療剤。
  5. (5)熱水抽出物をアルコール沈殿させて得られた請求
    項4記載のエイズ治療剤。
  6. (6)熱水抽出物のアルコール濃度37.5%可溶。 50%不溶画分から得られた請求項5記載のエイズ治療
    剤。
  7. (7)糖、蛋白および無機成分の混合物からなる請求項
    1〜6のいずれか1つに記載のエイズ治療剤。
  8. (8)無機成分としてP.S.Mg.Ca.K.Naを
    含有する請求項7記載のエイズ治療剤。
  9. (9)C:44.97%、H:3.81%、N:1.8
    8%、灰分:5.70%、O:43.64%の元素組成
    を有し、無機成分としてP:0.52%、S:0.34
    %、Mg:0.03%、Ca:0.21%、K:0.3
    4%、Na:2.17%含有する請求項8記載のエイズ
    治療剤。
  10. (10)担子菌の菌糸体を培養し、この培養物を自己消
    化させ、熱水抽出することを特徴とするエイズ治療剤の
    製造方法。
  11. (11)担子菌の菌糸体を禾本科植物を含有する培地を
    用いて培養する請求項10記載のエイズ治療剤の製造方
    法。
  12. (12)担子菌の菌糸体として椎茸の菌糸体を用いる請
    求項10または11記載のエイズ治療剤の製造方法。
  13. (13)熱水抽出物をアルコール沈殿させる請求項10
    〜12のいずれか1つに記載のエイズ治療剤の製造方法
  14. (14)熱水抽出物のアルコール濃度37.5%可溶、
    50%不溶画分を分取する請求項13記載のエイズ治療
    剤の製造方法。
  15. (15)熱水抽出物をアルコール沈殿させ、この沈殿物
    をクロマトカラムにて分画し、活性画分を分取する請求
    項13または14記載のエイズ治療剤の製造方法。
  16. (16)熱水抽出物をアルコール沈殿させ、この沈殿物
    をフェニルセファロースカラムに通し、75%エチレン
    グリコールで溶出する画分を分取する請求項15記載の
    エイズ治療剤の製造方法。
JP63287316A 1988-11-14 1988-11-14 エイズ治療剤およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2947560B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63287316A JP2947560B2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 エイズ治療剤およびその製造方法
AU41781/89A AU629855B2 (en) 1988-11-14 1989-09-26 Therapeutic agent for aids and process for preparing it
DE89311733T DE68906245T2 (de) 1988-11-14 1989-11-13 Therapeutisches Mittel gegen Aids.
EP89311733A EP0370673B1 (en) 1988-11-14 1989-11-13 Therapeutic agent for aids

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63287316A JP2947560B2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 エイズ治療剤およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02134325A true JPH02134325A (ja) 1990-05-23
JP2947560B2 JP2947560B2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=17715786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63287316A Expired - Lifetime JP2947560B2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 エイズ治療剤およびその製造方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0370673B1 (ja)
JP (1) JP2947560B2 (ja)
AU (1) AU629855B2 (ja)
DE (1) DE68906245T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994029473A1 (fr) * 1993-06-07 1994-12-22 Kazuo Sakuma Inhibiteur de multiplication du virus du sida et procede de mise en culture de son ingredient actif

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0466536A (ja) * 1990-07-04 1992-03-02 Noda Shiyokukin Kogyo Kk 抗ウィルス物質とその製造方法
NO20014256D0 (no) 2001-09-03 2001-09-03 Bjoern Kristiansen Fremstilling av immunstimulerende forbindelse
AU2003210028A1 (en) * 2002-03-08 2003-09-22 Pangenomics Co., Ltd. An extract of lentinus lepideus and composition comprising the same showing immune enhancing activity
US7514085B2 (en) 2004-07-16 2009-04-07 Medimush A/S Immune modulating compounds from fungi
US9072776B2 (en) 2005-06-15 2015-07-07 Glycanova As Anti-cancer combination treatment and kit-of-parts
RU2475531C2 (ru) * 2011-03-22 2013-02-20 Федеральное бюджетное учреждение науки "Государственный научный центр вирусологии и биотехнологии "Вектор" (ФБУН ГНЦ ВБ "Вектор") ПРОТИВОВИРУСНОЕ СРЕДСТВО НА ОСНОВЕ ШТАММА НЕМАТОФАГОВОГО ГРИБА Duddingtonia flagrans F-882

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63316736A (ja) * 1987-06-18 1988-12-26 Kureha Chem Ind Co Ltd 抗レトロウィルス剤
JPS63316734A (ja) * 1987-06-18 1988-12-26 Kureha Chem Ind Co Ltd 抗ウイルス剤
JPH0332026A (ja) * 1989-06-29 1991-02-12 Sony Corp 半導体装置の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118519A (ja) * 1981-12-29 1983-07-14 Noda Shiyokukin Kogyo Kk 抗がん剤
EP0154066A1 (en) * 1984-03-06 1985-09-11 NODA SHOKUKIN KOGYO KABUSHIKI KAISHA, also known as NODA SHOKUKIN KOGYO CO., LTD. Immunopotentiation agents
EP0292601A1 (en) * 1987-05-14 1988-11-30 Noda Shokukin Kogyo Co., Ltd. Anti aids drug extracted from lentinus edodes

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63316736A (ja) * 1987-06-18 1988-12-26 Kureha Chem Ind Co Ltd 抗レトロウィルス剤
JPS63316734A (ja) * 1987-06-18 1988-12-26 Kureha Chem Ind Co Ltd 抗ウイルス剤
JPH0332026A (ja) * 1989-06-29 1991-02-12 Sony Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994029473A1 (fr) * 1993-06-07 1994-12-22 Kazuo Sakuma Inhibiteur de multiplication du virus du sida et procede de mise en culture de son ingredient actif

Also Published As

Publication number Publication date
JP2947560B2 (ja) 1999-09-13
DE68906245D1 (de) 1993-06-03
EP0370673A2 (en) 1990-05-30
AU629855B2 (en) 1992-10-15
EP0370673B1 (en) 1993-04-28
EP0370673A3 (en) 1990-06-27
AU4178189A (en) 1990-05-17
DE68906245T2 (de) 1993-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1507544B1 (en) Use of a fraction having anti-cancer activity, isolated from leaves and stems of ginseng (Panax)
JP3621404B1 (ja) 免疫力強化活性剤
JPH02134325A (ja) エイズ治療剤およびその製造方法
TWI383791B (zh) Used to inhibit the growth of gastric cancer tumor cells of the male antler ketone compounds
JP2003183176A (ja) 免疫賦活組成物
JPH07284375A (ja) イザリア型虫草を主成分とする免疫強化食品
TW520287B (en) Hemopoietic function recovery agent and processed food using peanut seed peel treatment
JP4896445B2 (ja) ニンニク処理物を含む腺癌を予防及び/又は治療するための組成物
JP5034071B2 (ja) 乳癌を抑制するカワリハラタケ抽出物
JP3072321B2 (ja) 抗hiv活性物質およびその製造方法
Dos Santos et al. Effects of Cordyceps sinensis on macrophage function in high-fat diet fed rats and its anti-proliferative effects on IMR-32 human neuroblastoma cells.
JP6099360B2 (ja) アンニンコウ抽出液の高分子画分による免疫機能強化剤
WO2000032212A1 (fr) Potentialisateur de l'activite lak obtenu a partir d'un extrait d'hypes du champignon shiitake, et preparations de potentialisation de l'activite lak contenant ledit potentialisateur
JP3195916B2 (ja) Aidsにおけるヘルパーt細胞数の減少抑制若しくは増加剤
JPS61130235A (ja) 感染症治療薬
JPH02286623A (ja) 抗ウイルス物質及びその製法
Stajić et al. Mushrooms–From Traditional Remedies to the Modern Therapeutics
JP4165690B2 (ja) インターロイキン12産生促進組成物の製造方法
JPH11246431A (ja) 抗hiv剤
WO2006043783A1 (en) Pharmaceutical compositions, comprising red ginseng acid polysaccharide and lentinus edodes, of preventing and treating cancer
JPWO2005027952A1 (ja) 生体の免疫機構を通じて生理活性を発現する組成物
JP2003238438A (ja) 外因子から生体を防御する組成物
JP2003235510A (ja) 担子菌フエリナス・バウミイ株の子実体衝撃粉砕下微粉末を使用する健康食品
CN113274401A (zh) 蝙蝠蛾拟青霉发酵菌丝体多糖在制备免疫抗肿瘤药物中的应用
JP2002371004A (ja) 担子菌類菌糸体抽出物を含む免疫活性調節剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 10