JP2947560B2 - エイズ治療剤およびその製造方法 - Google Patents

エイズ治療剤およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、担子菌の菌糸体培養物から抽出されたエイ
ズ治療剤およびその製造方法に関する。
「従来の技術」 エイズウイルス(Human immunodeficiency Virus.HI
V)は、レトロウイルス科、レンチウイルス亜科に属す
るヒトのRNAウイルスで、T4陽性T細胞に親和性を持
ち、これを感染死滅させるため、感染者に免疫不全を起
こさせ、カポジ肉腫や、種々の日和見感染症などの後天
性免疫不全症候群を引き起こすことが知られている。米
国のCDC(Centers for Disease Control)の統計では、
米国での症例数は1985年7月12日の時点で11,871例に達
し、そのうち5,917例が既に死亡し、未だに患者数は指
数関数的に増加の一途をたどっている。また、我国でも
エイズの発生患者および抗体保有者が発見されており、
その早急な対策が切望されている。
レトロウイルス科のウイルスは、RNAをゲノムとし
て、2分子のゲノムをそのコアに持っているとともに、
その周囲にエンベロープを持ち、そこにウイルスの抗原
性を担っている糖蛋白が存在している。そして、このウ
イルスの特徴は、逆転写を行なう点にある。すなわち、
ウイルスは、まず細胞表面に吸着され、そこでエンベロ
ープを脱ぎ細胞内へ侵入する。そして、細胞内で逆転写
酵素を触媒としてアンコーティングが起こり、RNAゲノ
ムより逆転写が始まる。逆転写されて作られた2本鎖DN
Aの一部は、細胞DNAに組み込まれる。このDNAが転写さ
れ、ウイルスのゲノムRNAおよびmRNAとしての役割を果
たして蛋白合成後集合し、細胞表面で膜をかぶり、出芽
して放出され、ウイルスが増加する。
一方、本発明者らは、長年に亙り椎茸等の担子菌類に
属する食用茸の菌糸体について種々研究を重ねた結果、
椎茸等の担子菌の菌糸体培養物より抽出した物質が、免
疫賦活化作用を有すること(特公昭53−23392号)、抗
ウイルス剤として有効であること(特公昭62−36009
号)、B型慢性肝炎に有効であること(特願昭61−1157
10号)などを見出している。
しかしながら、前述したような機構によって増殖し人
間に特異的に感染するエイズウイルスに対して、担子菌
の菌糸体培養物から抽出した物質が有効であるかどうか
は、未だ不明であった。前述した増殖機構を考慮する
と、エイズウイルスの増殖を抑制するためには、逆転転
写酵素の活性を阻害することが効果的であると考えられ
るが、そのような作用については、これまでの研究の中
で何も示唆もなされていなかった。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、エイズウイルスの増殖を抑制し
て免疫機構を正常化し、しかも人体に安全で副作用のな
いエイズ治療剤およびその製造方法を提供することにあ
る。
「課題を解決するための手段」 本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究した
結果、担子菌の菌糸体培養物から抽出された成分がエイ
ズウイルスの増殖を効果的に抑制することを見出し、本
発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のエイズ治療剤は、担子菌の菌糸体
を禾本科植物から調製された原料を含有する培地を用い
て培養し、得られた培養物中の菌糸体を自己消化させ、
その代謝産物を抽出することによって得られた、菌糸及
び禾本科植物の分解成分を含有することを特徴とする。
また、本発明のエイズ治療剤の製造方法は、担子菌の
菌糸体を禾本科植物を含有する培地を用いて培養し、こ
の培養物中の菌糸体を自己消化させ、その代謝産物を熱
水抽出することにより、菌糸体及び禾本科植物の分解成
分を得ることを特徴とする。
以下、本発明についてその好ましい態様を挙げながら
さらに詳細に説明する。
本発明で使用する担子菌としては、例えば椎茸、カワ
ラ茸、ヒラ茸、エノキ茸、マンネン茸、マイ茸など各種
のものが挙げられるが、この中でも特に椎茸が好まし
い。
本発明では、これらの担子菌の菌糸体を培養してその
培養物から有効成分を抽出する。この場合、培地として
は固体培地、液体培地のいずれも使用できるが、培地成
分中に禾本科植物から調製された原料を含有することが
必要である。禾本科植物から調製された原料としては、
例えばバガス、麦わら、稲わら、とうもろこしの茎葉、
米糠、小麦ふすまなどが挙げられるが、特にバガスが好
ましい。禾本科植物から調製された原料は、担子菌の菌
糸体によって分解され、担子菌の菌糸体成分と一緒にな
って、エイズ治療に有効な成分を効果的に形成するもの
と考えられる。なお、培地中には、他の栄養成分とし
て、鋸屑、ペプトン、イースト、甘庶廃糖蜜などを添加
混合してもよい。
担子菌の菌糸体の培養は、例えば担子菌の胞子を液体
培養して得られる菌糸体ペレットを上記のような培地に
接種して行なう。菌糸体を接種した後、固体培地の場合
は、例えば温度18〜25℃、湿度50〜90%程度に空調され
た培養室で3カ月〜6カ月程度培養する。最も理想的に
は、温度20〜25℃、温度60%に空調した培養室で4〜6
カ月程度培養する。こうして菌糸体が蔓延した培地は、
温度処理室に移して変温処理を行なうことが好ましい。
変温処理は、例えば最初に32〜34℃で24〜48時間加温
し、次に低温処理室に移して4〜8℃、湿度85%にて5
〜7日間低温処理を行なう。この変温処理は、製品の品
質の安定上好ましく採用されるが、必ずしも必要なもの
ではない。その後、培地を栽培室に移して放置すると、
子実体の発生が始まるが、この時点で培養を終了し、後
述するように培養物を粉砕機により粉砕する。一方、液
体培地の場合は、通気培養もしくは振とう培養により、
15〜30℃の温度条件で1週間〜1カ月程度培養を行な
う。培養は、培地中に菌糸体が蔓延した状態で終了す
る。
培養終了後、菌糸体に内在する酵素を利用して菌糸体
を自己消化させるとともに、代謝産物を抽出する。その
好ましい方法として、固体培地の場合は、まず、培養が
終了した培養物を粉砕し、粉砕物を40〜90℃で3〜6時
間程度処理して菌糸体の酵素によって自己消化される。
最も好ましくは、80℃前後で3〜4時間、通気加熱し、
酵素反応を促進させ、自己消化させると共に、水分3〜
5%程度まで乾燥させる。次に、この粉砕物に40℃以上
の温水又は熱水を注いで有効成分を抽出する。最も好ま
しい態様を挙げると、上記粉砕物600gに対して約5の
水を加え、約1時間煮沸すると共に撹拌する。この撹拌
によって菌糸体の代謝産物および菌糸体細胞液中に含有
されている有効成分が熱水に溶脱される。こうして得ら
れた懸濁液を例えばネル布地の濾過袋に充填し、これを
加圧、濾過し、この濾液をさらにメンブランフィルタで
濾過して除菌し、有効成分が含有された抽出液を得る。
一方、液体培地の場合は、必要に応じて菌糸体を破砕し
た後、40℃〜60℃に加熱して自己消化を行なわせ、菌糸
体が溶解した液状の懸濁培養物を得る。この培養物を上
記と同様に濾過、除菌して抽出液を得ることができる。
得られた抽出液は、必要に応じて限外濾過膜、エバポレ
ータ等の手段で濃縮し、これを凍結乾燥等にて褐色の粉
末体とすることもできる。
本発明のエイズ治療剤は、こうして得られた抽出液ま
たはその乾燥粉末をそのまま用いることもできるが、エ
イズウイルス増殖抑制作用を有する有効成分をさらに精
製して用いることもできる。上記抽出液から有効成分を
精製する方法としては、次のような方法が採用される。
上記乾燥粉末に、好ましくは10倍量程度の水を加え、
懸濁液をpH7.2程度に調製し、この懸濁液にエチルアル
コール(他の低級アルコールでもよい)を加え、沈殿物
を得る。後述する実施例からも明らかなように、エイズ
ウイルスに対する増殖抑制作用は、特にアルコール濃度
37.5%で可溶であり、アルコール濃度50%で不溶となる
画分に強く認められる。したがって、アルコール濃度3
7.5%可溶、50%不溶画分を採取することが特に好まし
い。
また、こうして得られたアルコール沈殿物をさらに各
種のクロマトカラムにかけて活性画分を分取することも
できる。クロマトカラムとしては、例えばCon A Sephar
oseカラム、Lentyl lection Sepharoseカラム、Phenyl
Sepharose CL−4Bカラム、Hydroxy apatiteカラムなど
が挙げられる。そして、アルコール沈殿物をこれらのク
ロマトカラムに吸着させ、所定の溶出液で溶出してくる
画分を分取すればよい。カラムクロマト分画のより好ま
しい態様においては、アルコール沈殿物をフェニルセフ
ァロースカラムに通し、75%エチレングリコールで溶出
する画分を分取する。この画分は、エイズウイルスに対
する増殖抑制作用がより顕著に認められる。
「作用」 本発明のエイズ治療剤は、後述する実施例から明らか
なように、エイズウイルスに対する優れた感染阻止効果
を有しており、しかも、天然物から得られたものである
ため、合成化学薬品などにおける副作用の心配は全くな
い。
本発明のエイズ治療剤がエイズウイルスに対する優れ
た感染阻止効果を有する理由は、未だ詳細にはわからな
いが、推測によれば、本発明のエイズ治療剤がエイズウ
イルスの宿主細胞に対する吸着阻害および逆転写酵素活
性を阻害するためと考えられる。
また、本発明のエイズ治療剤の製造方法によれば、エ
イズウイルスに対する増殖抑制作用を有する成分を効果
的に抽出し、必要に応じてさらに濃縮、精製することが
できる。
「実施例」 実施例1 (1)椎茸菌糸体の培養 バガス90%、米糠5%、ふすま等の栄養源5%を配合
した固体培地を常法により殺菌し、これに椎茸の固体種
菌(又は液体培養した菌体糸ペレット)を接種する。そ
の後、培地を温度20〜25℃、湿度60%に空調した培養室
内に移して4〜6カ月培養する。培地中に菌糸体が蔓延
した後、温度処理室に移して32〜34℃で24〜48時間加温
し、次に低温処理室に移して5〜8℃、湿度85%にて5
〜7日間低温処理を行なう。その後、培地を栽培室に移
して放置し、培地表面から子実体が発生し始めたら、培
地を取り出して粉砕機で粉砕する。
(2)培養物からの有効成分の抽出 上記破砕物を80℃前後で3〜4時間通気加熱し酵素反
応を促進させ、菌糸体の自己消化を行なうと共に、水分
3〜5%まで乾燥する。この破砕物600gに対して約5
の水を加え、約1時間煮沸すると共に撹拌する。この撹
拌によって菌糸体の代謝産物および菌糸体細胞液中に含
有されている有効成分が水に溶脱される。
こうして得られた懸濁液をネル布地の濾過袋に充填
し、これを加圧、濾過して濾液を得る。この濾液をさら
にメンブランフィルタで濾過して除菌し抽出液を得る。
この抽出液を限外濾過膜等によって加圧濃縮し、凍結乾
燥等にて褐色の粉末を得る。以下、この粉末をLEM−HT
とする。
上記LEM−HTの成分を分析した結果、糖:44.0%、蛋白
質:24.6%、その他:31.4%であった。なお、糖はフェノ
ール/硫酸法で定量し、蛋白質はローリ(Lowry)法で
定量した。
また、LEM−HTの主要成分をなす多糖成分の糖組成を
ガスクロマトグラフィーによって定量した結果、グルコ
ース:27.5%、ガラクトース:3.1%,マンノース:6.7
%,キシロース:30.9%,アラビノース:30.5%,フコー
ス:0.7%,ラムノース:0.6%であった。
(3)エイズウイルスの培養ヒトT細胞系におけるLEM
−HTの感染阻止効果 実験方法 HTLV−1陽性のMT−4細胞(培養ヒトT細胞系)に、
HIVを感染多重度0.001(細胞1000に対しウィルス1の割
合)で感染させ、細胞数を10%FCS加RPMI−1640培養液
で2×105/mlに調整した後、これを24穴の組織培養プレ
ートの所定のウェルにそれぞれ分注する。一方、LEM−H
Tを最終濃度0.1mg/ml、0.25mg/ml、0.5mg/mlとなるよう
に上記プレートの所定のウェルにそれぞれ注入し、5%
CO2の加の加湿空気中に37℃で維持した。培地は3日毎
に交換し、LEM−HTはその度毎に培地に添加した。3日
毎に間接蛍光抗体法により、HIV抗原の発現した細胞数
を測定し、LEM−HTを添加しない対照群と比較した。
実験結果 実験結果は、第1図に示す通りである。なお、第1図
中、縦軸は蛍光陽性の細胞の割合(%)、横軸は感染後
の日数を表わしている。
対照群は培養3日目には90%の細胞がHIV抗原陽性と
なり、培養9日目で殆んど死滅したがLEM−HTは、HIVの
MT−4細胞に対する感染に対し、用量依存的に阻止効果
が認められた。この感染阻止効果は、0.5mg/mlの濃度に
おいて12日間ほぼ完全に阻止することができた。
(4)アルコール沈殿による精製 第2図に示すフローチャートに従ってLEM−HTの精製
を行なった。
LEM−HTを200mlの水に溶解させ、6000回転で20分間遠
心分離する。こうしてアルコール濃度0%の下で得られ
た沈殿を凍結乾燥し、これをE−0とした。
次に、で得られた上澄液200mlに対して22.2mlのエ
チルアルコールを加えてアルコール濃度10%とし、4℃
で20分間静置した後、7000回転で20分間遠心分離する。
こうしてアルコール濃度0〜10%の範囲で得られた沈殿
を凍結乾燥し、これをE−1とした。
次に、で得られた上澄液200mlに対して25mlのエチ
ルアルコールを加えてアルコール濃度20%とし、7000回
転で20分間遠心分離する。こうしてアルコール濃度10〜
20%の範囲で得られた沈殿を凍結乾燥し、これをE−2
とした。
次に、で得られた上澄液200mlに対して28.6mlのエ
チルアルコールを加えてアルコール濃度30%とし、7000
回転で20分間遠心分離する。こうしてアルコール濃度20
〜30%の範囲で得られた沈殿を凍結乾燥し、これをE−
3とした。
次に、で得られた上澄液200mlに対して33.3mlのエ
チルアルコールを加えてアルコール濃度40%とし、7000
回転で20分間遠心分離する。こうしてアルコール濃度30
〜40%の範囲で得られた沈殿を凍結乾燥し、これをE−
4とした。
次に、で得られた上澄液200mlに対して40mlのエチ
ルアルコールを加えてアルコール濃度50%とし、7000回
転で20分間遠心分離する。こうしてアルコール濃度40〜
50%の範囲で得られた沈殿を凍結乾燥し、これをE−5
とした。
(5)上記E−3の沈殿画分を用いた抗エイズウイルス
作用の実験 実験方法 AHT8細胞(HTLV−I陽性ヒトT細胞)にエイズウイル
スを感染させると生細胞は次第に減少する。そこで、AT
H8細胞(2×105perculture)の培養液に、上記分画標
品E−3を0.1〜200μg/mlとなるように添加し、HIV(2
000virus particle percell)を接種し、生細胞の減少
をHIVを接触させなかったコントロール群と比較した。
実験結果 実験結果を第3図に示す。図から明らかなように、本
物質(E−3)200μg/mlをターゲット細胞に添加した
場合には、HIVの感染による生細胞の減少を完全に阻止
することができ、明らかな抗ウイルス作用が認められ
た。
(6)LEM−HTの免疫賦活作用についての実験 実験方法 モルモットの腹腔内に液状パラフィンを注入し、滲出
してくるマクロファージを採取し、Eagle MEM培地で5
×106 cell/mlに調整した。このマクロファージの細胞
浮遊液に、LEM−HTを125〜1000μg/mlの濃度になるよう
に加え、37℃で6時間培養した。培養後、培地で2回洗
浄してLEM−HTを除き、10%FSC加Eagle MEMで42時間培
養し、LEM−HT処理のマクロファージ培養上清中に含ま
れるインタロイキン(IL−1)をチモサイトプロリファ
レイションアッセイ(thymocyte proliferation assa
y)により測定した。すなわち、C3H/HeJマウス胸腺から
得た細胞にLEM−HT処理をしたマクロファージ培養上清
を加え、2μg/mlのphytohemagglutininを添加して48時
間培養した。その後、1μ Ci/mlの3H−tymidineを添加
してさらに24時間培養した。そして、3H−tymidineの酸
不溶性分画への取込み量を液体シンチレーションカウン
タで測定した。
実験結果 図から明らかなように、LEM−HTは125μg/ml以上の濃
度でマクロファージを刺激し、IL−1産生活性を増強し
た。このことは、LEM−HTがマクロファージ系細胞に作
用してIL−1の産生を増強し、リンパ球の能力を質的に
高めて抗体を作る能力を向上させることを示す。
(7)LEM−HTのマウス脾細胞に対するマイトゲン効果
についての実験 実験方法 ラットから脾臓を取出し、生理食塩水中で細かく切断
し、80メッシュのステンレスワイヤ上で濾過する。濾過
水を遠心分離し、得られたペレットを0.35%食塩水中に
懸濁させて溶血処理する。この懸濁液を遠心分離し上清
を除去する。次に、沈殿細胞をカナマイシン(60μg/m
l)が含有されているハンクス液で洗浄する。洗浄した
細胞を、20%(v/v)牛胎児血清(FBS,M.A.Bioproduct
社製)および0.006%(w/v)硫酸カナマイシンを含有す
るTC199培地(Difco社製)に107cell/mlとなるように分
散する。この懸濁液をウェルプレートの所定のウェルに
100μ1ずつ分注し、種々の濃度に調製したLEM−HT溶液
を100mlずつ同様に分注し、5%CO2存在下、37℃で24時
間培養する。さらに、[Methyl−3H]thymidine
([3H]−TdR,Amersham Japan社)を1ウェル当たり0.
1μ Ciずつ添加して24時間培養する。これらの細胞をグ
ラスファイバメンブランにシート状に凝集させ、冷生理
食塩水・冷5%(w/v)トリクロロ酢酸で3回、95%の
冷エチルアルコールで2回、さらに冷ジエチルエーテル
で1回洗浄して風乾する。最後に、この放射活性を液体
シンチレーションカウンタで測定した。
実験結果 実験結果は次表に示す通りである。なお、表中、±σ
n-1は下式で求められたものである。
この表から、LEM−HTは0.4μg/culture以上の濃度で
マウス脾細胞の幼若化を促進し、明らかなマイトゲン効
果を有することがわかる。
以上のように、LEM−HTは、エイズウイルスの感染阻
止並びに増殖を抑制する直接的な効果が期待できると同
時に、生体に反応して免疫力を強化し、治療効果を有す
ることが確認された。すなわち、エイズウイルスの感
染によるT−リンパ球の減少を抑制すること、マクロ
ファージを活性化させ、IL−1産生活性を増強し、抗体
産生を促進すること、脾細胞に対するマイトゲン活性
を有することなどから、LEM−HTは免疫担当細胞を賦活
化し、エイズウイルスの感染および増殖抑制に対して極
めて効果的であると考えられる。
(8)LEM−HTの急性毒性試験 SD系ラットを用いてLEM−HTの経口、皮下ならびに腹
腔内投与における急性毒性試験を行なった。その結果、
LD50値は次の通りであった。
♂ ♀ 経口投与 17.2 15.8 皮下投与 4.5 5.2 腹腔内投与 3.3 3.1 (単位g/kg) 死亡状況は、経口ならびに皮下投与で雌雄ともそれぞ
れ1日と2日以内であったのに対し、腹腔内投与では雄
2日以内、雌3日以内と雌雄に差が見られた。また、大
量のLEM−HT投与により各投与部位でそれぞれ強い炎症
反応を示した。すなわち、経口投与は消化管に出血、皮
下は大腿部に壊死、腹腔内は肝と横隔膜の癒着が見られ
た。このような死亡状況を見ると、投与による急激なな
変化に対応しきれず体力が衰弱し、死亡したものと推察
される。
上記のような急性毒性試験の結果、LEM−HTは一般食
品と同等の安全性であることが確認された。
(9)エイズ患者に対する臨床試験 LEM−HTを用いて、少数ではあるがエイズ患者に対し
臨床試験を行なった。試験施設および実施者は次の通り
である。
試験施設:Emperor's colege of Traditional Oriental
Medicine(米国) 実施者:Dr.M.Moslek Dr.Kevin Lance Jones ケース1 発熱および疲労感がひどいことから診断を受け、検査
の結果HTLV−III抗体が認められ、エイズと診断され
た。LEM−HT投与前のT4細胞数は1250個/mm3であった。L
EM−HTを毎日6gずつ経口投与したところ、30日後のT4
胞数は2045個/mm3となり、60日後のT4細胞数は2542個/m
m3となり、自覚症状も改善された。
ケース2 エイズ感染によるカポジ肉腫患者であり、LEM−HT投
与前のT4細胞数は822個/mm2であった。LEM−HTを毎日9g
ずつ経口投与したところ、T4細胞数は1050個/mm3まで増
加して回復に向かったが、肺炎を併発して死亡した。
ケース3 自覚症状がなく検査の結果HTLV−IIIの感染が認めら
れた。いわゆるキャリアの状態である。LEM−HTを毎日6
gずつ経口投与した。60日間投与の結果、ウイルス抗原
が消失した。
なお、上記臨床検査の結果、実施者である博士らは、
LEM−HTは100%天然物に由来しているので安全であり、
患者に対して副作用は全く認められなかったと報告して
いる。
実施例2 (1)LEM−HTの分画 前記実施例1と同様にしてLEM−HTを調製した。このL
EM−HTを第5図に示すフローに従って分画した。
LEM−HTに10倍量の水を加え、この懸濁液をpH7.2に調
整する。
この懸濁液にエチルアルコールを加えてアルコール濃
度50%とし、遠心分離して得られた沈殿物を「PPT1」と
する。
この沈殿物をCon A Sepharoseカラムにかけて吸着さ
せ、1M NaClおよび0.2Mα−Methyl Mannosideを含有す
るリン酸緩衝液(pH7.2)で溶出させる。
溶出液をさらにLentyl lection Sepharoseカラムに通
し、0.1M塩化ナトリウムを含有する10mM酢酸緩衝液(pH
6.0)で溶出する画分を「ECL−1」とする。
さらに吸着物を1M NaCl、0.2M−α−Methyl−Mannosi
deを含むリン酸緩衝液で溶出し、この画分を「ECL−
2」とする。
LEM−HTに10倍量の水を加え、この懸濁液をpH7.2に調
整した後、エチルアルコールを37.5%の濃度になるよう
に加え、遠心分離して沈殿物を除去する。この上清にさ
らにエチルアルコールを50%の濃度になるように加え、
遠心分離して沈殿物を得る。こうしてアルコール濃度3
7.5%可溶、50%不溶画分を分取し、これを「neoPPT1」
とする。
neoPPT1をPhenyl Sepharose CL−4Bカラムに通し、1M
硫安を含むリン酸緩衝液(pH6.8)で溶出してくる画分
を「EP1」とする。
さらにリン酸緩衝液(pH6.8)で溶出してくる画分を
「EP2」とする。
さらに75%エチレングリコールで溶出してくる画分を
「EP3」とする。
EP2をHydroxy apatiteカラムに吸着させ、リン酸緩衝
液(pH6.8)で溶出してくる画分を「EP2H1」とする。
EP3をHydroxy apatiteカラムに吸着させ、リン酸緩衝
液(pH6.8)で溶出してくる画分を「EP3H6」とする。
EP3をCon A Sepharoseカラムに吸着させ、1M NaCl、
0.2 M−α−Methyl−Mannosideを含むリン酸緩衝液で溶
出してくる画分を「EP3C」とする。
(2)各分画のエイズウイルスに対する感染阻止効果の
実験 実験方法 ATH8細胞にHIVを感染させると生細胞は次第に減少す
る。そこで、ATH8細胞(2×105per culture)の培養液
に、上記それぞれの分画を0〜200μg/mlの種々の濃度
となるように添加し、HIV(2000virus.particle percel
l)を接種し、生細胞の減少をHIVと接触させなかったコ
ントロール群と比較した。
実験結果 実験結果を第6図に示す。図中、■はHIVと接触させ
た群、□はコントロール群であり、図の縦軸は生細胞数
(×105)を表わし、横軸は試料の添加濃度(μg/ml)
を表わす。
図から明らかなように、LEM−HTの各分画は一様に抗H
IV活性を認めることができた。
特にEP3区においては20〜50μg/mlの濃度においてHIV
の感染による生細胞の減少を完全に阻止することができ
た。
また、EP2区、EP3C区およびEP3H6区においても優れた
抗HIV効果を認めることができた。
このように、LEM−HTの各分画は、20〜50μg/ml程度
の低濃度においても優れた抗HIV効果を示した。
(3)本発明物質の作用機作を解明する実験 実験方法 エイズウイルスから調製した逆転写酵素(Reverse Tr
anscriptase,RT)に、neoPPT1およびEP3を0〜200μg/m
lの種々の濃度となるように添加し、それぞれの濃度に
おける逆転写酵素の活性を測定した。
実験結果 実験結果を第7図に示す。図中、△…△はneoPPT1の
結果であり、○…○はEP3の結果である。また、図の縦
軸はDNAに取り込まれた標識ヌクレオチドの量を表わ
し、横軸はneoPPT1またはEP3の濃度を表わしている。
この結果から明らかなように、neoPPT1は低濃度にお
いてそれほどRT阻害効果は認められなかったが、EP3に
おいては10μg/mlでも優れた阻害効果が認められた。こ
のことは、EP3にあっては低濃度においてもエイズウイ
ルスのRNAゲノムからDNAに転写する逆転写酵素の活性を
阻害し、ウイルスの増殖を阻止することを示すものであ
る。
(4)EP3の分析 EP3について元素分析および無機成分の分析を行なっ
た。
元素分析結果 元素分析の結果は、C:44.97%、H:3.81%、H:1.88
%、灰分:5.70%、O:43.64%であった。
無機成分の分析結果 上記灰分について誘導結合プラズマ法および原子吸光
分析法によって組成を分析した結果、P:0.52%,S:0.34
%,Mg:0.03%,Ca:0.21%,K:0.34%,Na:2.17%であっ
た。
このように、EP3は、有機物以外にP,S,Mg,Ca,K,Naの
各元素を構成成分とする物質であることが同定できた。
「発明の効果」 以上のような試験結果および臨床試験から明らかなよ
うに、本治療剤はエイズウイルスに対して充分な効果を
有することが確認された。また、本発明において特筆す
べきことは、従来の抗ウイルス作用を有する物質は強烈
な毒性を有し、副作用があるため実用化を断念せざるを
得なかった場合が多かったが、本治療剤は100%天然物
から抽出したものであるため、安全性が非常に高いとい
う点である。さらに、本治療剤は、低濃度においてもエ
イズウイルスの逆転写酵素の活性を阻害するので、これ
によってエイズウイルスの増殖を抑制し、エイズに対す
る優れた予防あるいは治療効果を期待することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はエイズウイルスの感染に対するLEM−HTの阻止
効果を示す図、第2図はLEM−HTをアルコール沈殿法で
分画するフローチャート、第3図はLEM−HT(E−3)
のエイズウイルス感染阻止効果を示す図、第4図はイン
ターロイキン−1活性の増強作用を示す図、第5図はLE
M−HT分画のフローチャート、第6図は上記分画により
得られた各区のHIVに対する感染阻止効果を示す図、第
7図はneoPPT1区とEP3区の逆転写酵素に対する阻害効果
を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−208533(JP,A) 特開 昭62−270532(JP,A) 特開 昭59−204129(JP,A) 特開 昭63−316734(JP,A) 特開 昭63−316736(JP,A) 特開 平2−32026(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 35/84

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】担子菌の菌糸体を禾本科植物から調製され
    た原料を含有する培地を用いて培養し、得られた培養物
    中の菌糸体を自己消化させ、その代謝産物を抽出するこ
    とによって得られた、菌糸体及び禾本科植物の分解成分
    を含有することを特徴とするエイズ治療剤。
  2. 【請求項2】担子菌の菌糸体として椎茸の菌糸体を用い
    て得られた請求項1記載のエイズ治療剤。
  3. 【請求項3】菌糸体培養物の菌糸体を自己消化させ、代
    謝産物を熱水抽出して得られた請求項1または2に記載
    のエイズ治療剤。
  4. 【請求項4】熱水抽出物のアルコール沈殿させて得られ
    た請求項3記載のエイズ治療剤。
  5. 【請求項5】熱水抽出物のアルコール濃度37.5%可溶、
    50%不溶画分から得られた請求項4記載のエイズ治療
    剤。
  6. 【請求項6】糖、蛋白および無機成分の混合物からなる
    請求項1〜5のいずれか1つに記載のエイズ治療剤。
  7. 【請求項7】無機成分としてP,S,Mg,Ca,K,Naを含有する
    請求項6記載のエイズ治療剤。
  8. 【請求項8】C:44.97%,H:3.81%,N:1.88%、灰分:5.70
    %,O:43.64%の元素組成を有し、無機成分としてP:0.52
    %,S:0.34%,Mg:0.03%,Ca:0.21%,K:0.34%,Na:2.17%
    含有する請求項7記載のエイズ治療剤。
  9. 【請求項9】担子菌の菌糸体を禾本科植物を含有する培
    地を用いて培養し、この培養物中の菌糸体を自己消化さ
    れ、その代謝産物を熱水抽出することにより、菌糸体及
    び禾本科植物の分解成分を得ることを特徴とするエイズ
    治療剤の製造方法。
  10. 【請求項10】担子菌の菌糸体として椎茸の菌糸体を用
    いる請求項9記載のエイズ治療剤の製造方法。
  11. 【請求項11】熱水抽出物をアルコール沈殿させる請求
    項9または10記載のエイズ治療剤の製造方法。
  12. 【請求項12】熱水抽出物のアルコール濃度37.5%可
    溶、50%水溶画分を分取する請求項11記載のエイズ治療
    剤の製造方法。
  13. 【請求項13】熱水抽出物をアルコール沈殿させ、この
    沈殿物をクロマトカラムにて分画し、活性画分を分取す
    る請求項11または12記載のエイズ治療剤の製造方法。
  14. 【請求項14】熱水抽出物をアルコール沈殿させ、この
    沈殿物をフェニルセファロースカラムに通し、75%エチ
    レングリコールで溶出する画分を分取する請求項13記載
    のエイズ治療剤の製造方法。
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