JPH0213401Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0213401Y2 JPH0213401Y2 JP1983018371U JP1837183U JPH0213401Y2 JP H0213401 Y2 JPH0213401 Y2 JP H0213401Y2 JP 1983018371 U JP1983018371 U JP 1983018371U JP 1837183 U JP1837183 U JP 1837183U JP H0213401 Y2 JPH0213401 Y2 JP H0213401Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- thin plate
- suction
- suction cup
- thin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 101100327917 Caenorhabditis elegans chup-1 gene Proteins 0.000 claims description 22
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 11
- 241000283973 Oryctolagus cuniculus Species 0.000 description 1
- WYTGDNHDOZPMIW-RCBQFDQVSA-N alstonine Natural products C1=CC2=C3C=CC=CC3=NC2=C2N1C[C@H]1[C@H](C)OC=C(C(=O)OC)[C@H]1C2 WYTGDNHDOZPMIW-RCBQFDQVSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(a) 考案の技術分野
本考案は極薄板を加工等のために移動する装置
に関する。
に関する。
(b) 技術の背景
磁気記録媒体に磁気記録する為の磁気ヘツドの
ジンバルやばねは機器が益々小型化してきたこと
もあつて、其の材料として極薄の金属板が使用さ
れている。例えば厚さが50〜80μmのステンレス
板から精密パンチングで微小な部品を高速で打ち
出したり、エツチング法で形成している。本例に
限らず、変形し易い極薄板をそり扱うのに減圧し
た大気を利用した吸着機構が特に高速の自動加工
手段に多く用いられていることは周知のことであ
る。
ジンバルやばねは機器が益々小型化してきたこと
もあつて、其の材料として極薄の金属板が使用さ
れている。例えば厚さが50〜80μmのステンレス
板から精密パンチングで微小な部品を高速で打ち
出したり、エツチング法で形成している。本例に
限らず、変形し易い極薄板をそり扱うのに減圧し
た大気を利用した吸着機構が特に高速の自動加工
手段に多く用いられていることは周知のことであ
る。
(c) 従来技術と問題点
第1図は従来の薄板吸着機構を概念的に示す断
面図である。
面図である。
前述のように、対象とする被加工物が極く薄い
板であるので、これを慎重に扱つても兎角折り目
や緩い波打ちなどの変形が避けられない。従来の
吸着機構は図示のように、ゴム等のやや柔らかい
弾性体を材料とする吸盤1を保持棒2で支えたも
のを、固定板3を介して例えば工作機械等の素材
運搬手段で搬送するように構成されている。周知
のように、吸盤1は通常傘状の円形をなしてい
て、その周縁のフレア部1aは比較的薄肉に形成
されていて、平板11の上に載置された吸着する
対象物10に密着出来るようになつている。
板であるので、これを慎重に扱つても兎角折り目
や緩い波打ちなどの変形が避けられない。従来の
吸着機構は図示のように、ゴム等のやや柔らかい
弾性体を材料とする吸盤1を保持棒2で支えたも
のを、固定板3を介して例えば工作機械等の素材
運搬手段で搬送するように構成されている。周知
のように、吸盤1は通常傘状の円形をなしてい
て、その周縁のフレア部1aは比較的薄肉に形成
されていて、平板11の上に載置された吸着する
対象物10に密着出来るようになつている。
吸盤1を吸着しようとする対象物10に圧着
し、吸盤1内の空間部1bの空気を一部排除した
後、圧着力を除くと、吸盤1の弾性体の弾力であ
る程度吸盤1が元の形に復元する結果、吸盤1内
の空間部1b内の空気が減圧されることにより、
対象物10が吸盤1に吸着される。
し、吸盤1内の空間部1bの空気を一部排除した
後、圧着力を除くと、吸盤1の弾性体の弾力であ
る程度吸盤1が元の形に復元する結果、吸盤1内
の空間部1b内の空気が減圧されることにより、
対象物10が吸盤1に吸着される。
従つて前記吸盤1のフレア部1aの対象物10
への吸着部分に空気の漏洩があると、減圧された
吸盤1内の空間部1bの気圧が戻つて吸着力が失
われて吸着機能がなくなる。表面の荒い板壁とか
コンクリート面にはこの種の吸着機構が有効でな
いのは上述のフレア部1aの空気漏洩のためであ
る。
への吸着部分に空気の漏洩があると、減圧された
吸盤1内の空間部1bの気圧が戻つて吸着力が失
われて吸着機能がなくなる。表面の荒い板壁とか
コンクリート面にはこの種の吸着機構が有効でな
いのは上述のフレア部1aの空気漏洩のためであ
る。
同様のことが、表面は滑らかであるが折り目や
緩い曲がりの出易い薄板にも発生することは屡経
験されるところである。何等かの有効な対策が待
望される所以である。
緩い曲がりの出易い薄板にも発生することは屡経
験されるところである。何等かの有効な対策が待
望される所以である。
(d) 考案の目的
本考案は前述の点に鑑みなされたもので、兎角
表面が変形して吸着しにくい薄板の吸着保持を容
易にするような機構を提供しようとするものであ
る。
表面が変形して吸着しにくい薄板の吸着保持を容
易にするような機構を提供しようとするものであ
る。
(e) 考案の構成
平板11の上に載置された薄板10等の変形し
易い対象物を吸着する装置であつて、前記薄板1
0を前記平板11上にばね7で付勢しながら押圧
して平面に引き伸ばす伸ばし板4と、当該伸ばし
板4の前記薄板10に当接する領域内に穿設した
複数の逃げ孔9をそれぞれ挿通して前記薄板10
を吸着する吸盤1と、前記吸盤1と前記伸ばし板
4とをそれぞれ上下動自在に組立て保持する手段
2,3,5,6とより構成されたことを特徴とす
る薄板吸着装置を使用することにより容易に達成
される。
易い対象物を吸着する装置であつて、前記薄板1
0を前記平板11上にばね7で付勢しながら押圧
して平面に引き伸ばす伸ばし板4と、当該伸ばし
板4の前記薄板10に当接する領域内に穿設した
複数の逃げ孔9をそれぞれ挿通して前記薄板10
を吸着する吸盤1と、前記吸盤1と前記伸ばし板
4とをそれぞれ上下動自在に組立て保持する手段
2,3,5,6とより構成されたことを特徴とす
る薄板吸着装置を使用することにより容易に達成
される。
(f) 考案の実施例
以下本考案の実施例につき図面を参照して説明
する。第2図は本考案に基づく吸着機構の一実施
例を示す断面図である。
する。第2図は本考案に基づく吸着機構の一実施
例を示す断面図である。
従来の吸着機構に加えて平板11の上に載置さ
れた吸着対象物の薄板10を吸盤1が吸着する前
に、薄板10を押さえて折り目や屈曲部を伸ばし
て平面に引き伸ばす伸ばし板4が設けてある。該
伸ばし板4はスライド板5に支持棒6を介して固
定されており、スライド板5は支持棒2に沿つて
上下に自在に動くことが出来、かつ下方にばね7
で付勢されていて上記吸着機構が動作しない時は
ストツパ8がスライド板5の下降を係止し、スラ
イド板5と一体的に移動する伸ばし板4の下面
は、フレア部1aの下面よりも寸法lだけ下がつ
た位置で停止する構造になつている。従つて該吸
着機構が動作を開始して、固定板3を下方に下ろ
してくると、まず伸ばし板4が薄板10に接触
し、接触後はばね7の力で次第に強く薄板10を
平板11と伸ばし板4との間に押圧して平面に引
き伸ばす。薄板10が平面になつたところで、吸
盤1が薄板10に接触を開始し吸着するので、吸
盤1のフレア部1aは凸凹のない薄板に吸着する
ため、その部分の空気漏洩はなく強固に吸着する
ことが出来る。
れた吸着対象物の薄板10を吸盤1が吸着する前
に、薄板10を押さえて折り目や屈曲部を伸ばし
て平面に引き伸ばす伸ばし板4が設けてある。該
伸ばし板4はスライド板5に支持棒6を介して固
定されており、スライド板5は支持棒2に沿つて
上下に自在に動くことが出来、かつ下方にばね7
で付勢されていて上記吸着機構が動作しない時は
ストツパ8がスライド板5の下降を係止し、スラ
イド板5と一体的に移動する伸ばし板4の下面
は、フレア部1aの下面よりも寸法lだけ下がつ
た位置で停止する構造になつている。従つて該吸
着機構が動作を開始して、固定板3を下方に下ろ
してくると、まず伸ばし板4が薄板10に接触
し、接触後はばね7の力で次第に強く薄板10を
平板11と伸ばし板4との間に押圧して平面に引
き伸ばす。薄板10が平面になつたところで、吸
盤1が薄板10に接触を開始し吸着するので、吸
盤1のフレア部1aは凸凹のない薄板に吸着する
ため、その部分の空気漏洩はなく強固に吸着する
ことが出来る。
以上の説明と第2図から明らかなように、伸ば
し板4には吸盤1のフレア部1aのところに逃げ
孔9を形成してあり、伸ばし板4が薄板10に良
く接触して十分に平面に引き伸ばすことが出来る
ように配慮してある。
し板4には吸盤1のフレア部1aのところに逃げ
孔9を形成してあり、伸ばし板4が薄板10に良
く接触して十分に平面に引き伸ばすことが出来る
ように配慮してある。
吸盤1が薄板10を吸着した状態で固定板3を
引き上げると、吸盤1の薄板10に対する吸引力
がばね7の薄板10に対する押圧力よりも強く作
用して薄板10が落下しないようにばね7の弾力
は調整されている。
引き上げると、吸盤1の薄板10に対する吸引力
がばね7の薄板10に対する押圧力よりも強く作
用して薄板10が落下しないようにばね7の弾力
は調整されている。
(g) 考案の効果
以上の説明から明らかなように、本考案による
吸着機構を使用すると、極めて薄くて変形しやす
い薄板を確実に吸着することが出来、作業を効率
的に進めることが出来るという効果がある。
吸着機構を使用すると、極めて薄くて変形しやす
い薄板を確実に吸着することが出来、作業を効率
的に進めることが出来るという効果がある。
第1図は従来の吸着機構を示す要部断面図、第
2図は本考案に基づく改良された薄板吸着用の吸
着装置の要部断面図である。 図において、1は吸盤、1aはフレア部、1b
は吸盤1内の空間部、2,6は支持棒、3は固定
板、4は伸ばし板、5はスライド板、7はばね、
8はストツパ、9は逃げ孔、10は吸着対象物あ
るいは吸着対象の薄板、11は平板をそれぞれ示
す。
2図は本考案に基づく改良された薄板吸着用の吸
着装置の要部断面図である。 図において、1は吸盤、1aはフレア部、1b
は吸盤1内の空間部、2,6は支持棒、3は固定
板、4は伸ばし板、5はスライド板、7はばね、
8はストツパ、9は逃げ孔、10は吸着対象物あ
るいは吸着対象の薄板、11は平板をそれぞれ示
す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 平板11の上に載置された薄板10等の変形し
易い対象物を吸着する装置であつて、 前記薄板10を前記平板11上にばね7で付勢
しながら押圧して平面に引き伸ばす伸ばし板4
と、 当該伸ばし板4の前記薄板10に当接する領域
内に穿設した複数の逃げ孔9をそれぞれ挿通して
前記薄板10を吸着する吸盤1と、 前記吸盤1と前記伸ばし板4とをそれぞれ上下
動自在に組立て保持する手段2,3,5,6とよ
り構成されたことを特徴とする薄板吸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1837183U JPS59123038U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 薄板吸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1837183U JPS59123038U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 薄板吸着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59123038U JPS59123038U (ja) | 1984-08-18 |
JPH0213401Y2 true JPH0213401Y2 (ja) | 1990-04-13 |
Family
ID=30149573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1837183U Granted JPS59123038U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 薄板吸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59123038U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020075730A (ja) * | 2018-11-06 | 2020-05-21 | 鈴茂器工株式会社 | 容器供給装置およびそれを用いた米飯処理機構 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4545681B2 (ja) * | 2005-12-01 | 2010-09-15 | 日本メクトロン株式会社 | 板状ワークの吸着搬送装置および搬送方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4218475Y1 (ja) * | 1965-06-29 | 1967-10-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5470966U (ja) * | 1977-10-29 | 1979-05-19 |
-
1983
- 1983-02-09 JP JP1837183U patent/JPS59123038U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4218475Y1 (ja) * | 1965-06-29 | 1967-10-25 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020075730A (ja) * | 2018-11-06 | 2020-05-21 | 鈴茂器工株式会社 | 容器供給装置およびそれを用いた米飯処理機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59123038U (ja) | 1984-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3901502A (en) | Tilting suction device for lifting objects with flat top surfaces | |
KR20230020490A (ko) | 워크 흡착 방법 및 장치 | |
JP2001179672A (ja) | ロボットハンド | |
JPH0213401Y2 (ja) | ||
JPH07108737B2 (ja) | 可撓性ワ−クの分離取り出し装置 | |
JP2514437B2 (ja) | スクリ―ン印刷工程における薄肉基板の整合方法 | |
JPH0227662B2 (ja) | ||
JP2004179472A (ja) | ワーク固定装置 | |
JPH0215934A (ja) | 保持装置 | |
JPH06297371A (ja) | 吸着機構 | |
JP3164629B2 (ja) | 半導体ウエハ用真空チャックステージ | |
JP2986556B2 (ja) | 試料位置決め機構 | |
JPH0744470Y2 (ja) | 吸着式ロボットハンド | |
JPS61272927A (ja) | ウエハとマスクとの分離方法 | |
JPH08217275A (ja) | 被処理物の吸着装置 | |
JPH05138569A (ja) | 無接触プレス | |
JPH063589U (ja) | ディスク用吸着パット及び装置 | |
JPH069112A (ja) | 薄シートの位置決め方法 | |
JP3647332B2 (ja) | ガラス板の移載装置用吸着パッドおよびガラス板の移載方法 | |
JPS6346569B2 (ja) | ||
JPH0825270A (ja) | 真空チャック方法及び装置 | |
JPH02139191A (ja) | ブラウン管の吸着保持装置 | |
JPH068198A (ja) | 基板プレス装置 | |
JPH03234478A (ja) | バキュームピンセット | |
JPH0423870Y2 (ja) |