JPH02133645A - 透湿・耐水圧性易二層剥離紙 - Google Patents

透湿・耐水圧性易二層剥離紙

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JPH02133645A
JPH02133645A JP63282568A JP28256888A JPH02133645A JP H02133645 A JPH02133645 A JP H02133645A JP 63282568 A JP63282568 A JP 63282568A JP 28256888 A JP28256888 A JP 28256888A JP H02133645 A JPH02133645 A JP H02133645A
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JP
Japan
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release paper
layer
layers
fibers
polyolefin
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Pending
Application number
JP63282568A
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English (en)
Inventor
Teruo Akashi
明石 輝雄
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は壁装材として使用し得る易二層剥離紙に関する
。より詳しくは壁面からの汚濁物質や、接着剤の滲み出
しを防ぎ得る耐水圧が有り、且つ壁面に結露し難い透湿
性のある易二層剥離紙に関するものである。
〔従来の技術〕
古くなった壁紙を剥して貼り換える際に、石膏ボ=−ド
、コンクリート壁、あるいはベニヤ板等の壁面に接着し
ている壁紙を壁基材の表面を傷付けることなく、裏打ち
紙を壁面に残し、壁紙の表面のみを均一に剥離し、壁面
を修正することなくその上に新らしい壁紙を貼布し得る
易二層剥離紙がある。
壁装材としての易二層剥離紙は古くからバルブを主成分
とするセルローズの−i紙が使用されている。特に近年
は表面を塩化ビニル樹脂で加工した、いわゆるビニル壁
紙が多く使用されている。
ビニル壁紙の構造はセルローズ繊維を主成分とする裏打
紙に塩化ビニル樹脂を浸透被覆又は塩化ビニルシートを
接着剤で接着したものでる。
紙層剥離性は壁面材質、並びに居間かトイレかなどの、
環境条件によって剥離強度を調節する必要がある。例え
ば、特公昭49−29125号公報は過酷な条件下、特
公昭62−61708号公報は一般条件下における使用
を対象としている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来、バルブを主成分とするセルローズからなる易二層
剥離紙は引裂強さ、引張強さの強度が足らず、二層間の
剥離強度を高くすれば、剥離させる際に破れて、簡単に
二層に分れず、従って二層間の接着、即ち剥離強度を弱
くせざるを得す、環境のゆるやかな条件でしか使用でき
なかった。
又、セルローズの易二層剥離紙はコンクリ−1・壁の場
合、灰汁や接着材が壁紙表面に滲み出しシミや汚れが発
生しトラブルとなることがある。
又、5二層剥離のビニル壁紙は塩ビ樹脂被覆により透湿
性は全くなくなり、使用場所、温湿度条件により壁紙表
面に結露やカビが発生ずるとか、?、す離するとかの問
題があった。
本発明は、壁面からの汚濁物質や接着剤の滲み出しを防
ぎ得る耐水圧があり、且つ、壁面に結露し難い透湿性の
ある易二層剥離紙を従供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はポリオレフィンのフィブリル化された連続三次
元網状繊維のランダムな方向に堆積した不織ジー トの
二層又は多層構造で、当該繊維間が部分的に熱接着され
た透湿性高耐水圧性易二層剥離紙に関する。
即ち、本発明の重要なポイントはポリオレフィンのフィ
ブリル化された三次元網状繊維がランダムな方向に堆積
した不織シー ト(以下単にポリオレフィン不織シート
と称す)の二層または多層構造紙にて、繊維が部分的に
熱接着され、層間剥離強度が20gr/c+a以上、透
湿度が1000 gr/ % −241u以上、且つ滲
み出し性を表わす指標としての耐水圧が1200 rm
n島0以」−二の三つの性能を同時に満足することが望
ましい。
本発明の易二層剥離紙について以下詳細に説明する。本
発明で使用するポリオレフィン不織シートはフランジ1
紡糸された実質的に末端を含まない三次元網状繊維が広
げられて各繊維要素が全方向に、おおむね均一になるよ
うに配置され、堆積されたものである。
本発明の易二層剥離紙はポリオレフィン不織シートを2
枚又は2枚以上重ね、紙としての形態を保持し、機械的
強度を付与するために、表裏両面層の繊維を強固に熱接
着し表面金権で強く摩擦し2ても毛羽立つことがない程
度の平滑な外観を呈するものである。内層の熱接着程度
は表面層に較べてゆるやかであるが、表層を剥離し内層
を露出した状態で繊維状物の一端を把握し、引張っても
数10cm以ヒは採取できず途中で切断する程度の熱接
着をうけている。該易二層剥離紙含構成している連続三
次元網状繊維は他層のポリオレフィン不織シートに入り
絡まないで界域をなした状態で易剥離紙全体が−・体的
構造になっている。該易二層剥離紙の表紙を剥離すると
き、シート内層では剥離せず、ポリオレフィン不繊シー
ト間の界域にて容易に剥離するように一体化されている
該易二層剥離紙は各ポリオレフィン不織シー用・間の界
域における層間剥離強度が20gr/cm以上であるこ
とが肝要である。20gr/cIil以下の層間剥離強
度では僅かの摩擦で剥離し、実用に耐えない。層間剥離
強度は熱接着条件により調節することができるが、好ま
しくは500 gr/cm以下で壁面基材と本発明の易
二層剥翻紙間の接着剥離強度以下であれば良い。
従来のセルローズ系易二層剥離紙では透湿性と耐水圧と
は背反的機能でその性能は坪ffi (gr/ rd 
)Gこより左右され、同時に両機能の性能を満足するも
のを得るのは困難である。
本発明の易二層剥離紙は疏水性のポリオレフィンをフラ
ッシュ紡糸した微多孔構造の連続三次元網状繊維シート
を積層しているため滲み出し性を表わす指標の耐水圧が
120011111820 、透湿性が10100O/
%・24h「と両機能を同時に満足し容易に層間剥離す
る特徴をもっている。耐水圧はコンクリート壁、板壁等
よりのあく汁の滲み出しを防止するため好ましくは15
00 wit□0以上が望ましい。
壁装材の透湿性が低い場合は、壁温と室内温湿度により
壁面に結露現象を起し、接着剤の滲み出し、シミ、カビ
の発生や剥離等の問題を生ずる。
透湿性が高く通気度も高い場合は、壁装材表面温度と室
温が近似し、結露し難い。本発明の易二層剥離祇の透湿
性は好ましくは2000 gr/n(・24hr以上が
望ましい。
本発明の易二層剥離紙は上記の如き従来得られなかった
透湿、耐水圧のh成約両機能を保持し7つつ、壁装材に
要求される平滑な外観、不透明性、引張強度、引裂強度
等有用な機能を任意に調節することが出来る。
即ち、熱接着方法、条件を選ぶことによって、ごれ等の
機能を調節することが可能で、従来公知のいかなる加工
方法も採用することが出来る。例えばci−ルカレンダ
ー、フェルトカレンダー、細かい刻線を有するジュライ
ナーカレンダー、凹凸の浅い梨地エンボスロール法など
が採用され得る。
これらの熱接着方法にて加工する場合、先ずポリオレフ
ィン不織シートを二層又は多層に積層し一体的に熱接着
する方法と、次にポリオレフィン不織シートの表面を個
々に熱接着加工した後、二層又は多層として再度熱接着
加工する方法、更に表面の熱接着を行わない紡糸したま
まのポリオレフィン不織シートの一層又は多層と表面の
熱接着を行な、ったポリオレフィン不織シー トの−・
−層又は多層とを積層して熱接着加工し一体化する方法
などがある。又、上記、接着機種1.方法のほか、温度
、時間、接着押え圧等の条件組み合わせにより要求性能
を微調節することができる。
本発明の易二層剥離紙のポリオレフィンは、特に制限は
ないが、密度0.94以上の高密度ポリエチレンがよく
又、lOO%エチレン単位から成るもののほか、10%
以内の低密度ポリエチレン、エヂレンー酢酸ビニル共重
合体等がブレンドされたものでもよく、当然、熱安定剤
、滑剤等の添加剤が含まれることも任意である。
尚、更に、壁装材とし2で要求される各種機能はポリ」
レフイン不織シートの状態で、あるいは易二層’7.1
1離祇にする過程で、又は5二層剥離にした後のいづれ
においてもイ」与することが可能である。
例えば、壁装材として要求される機能として印刷適性を
向」二させる為のコロナ放電処理、制電加工や溌水溌油
加工、防炎難燃加工、その他エンボッシング加工などは
、本発明の易二層剥離性、透湿性、耐水圧性を阻害しな
い範囲で、各種a械を使用して、浸漬、噴霧等の方法に
より行うことが可能である。
〔実施例〕
以下に実験例をあげて本発明を具体的に説明する。
尚、得られた易二層剥離紙の測定評価は次の方法により
行った。層間剥離強度はJIS K6854のT型、耐
水圧はJIS L1092のB法 静水圧法、透;・ν
度はJIS ZO208の条件B、不透明度は、JIS
 P8138のA法、白色度はJIS P8123 、
引裂強さは JISP8116 、引張り強さはJIS
 r’8113、によった。又、結露性は易二層fj1
通紙をポリ酢酸ビニル系接着剤でガラス製容器の外面に
貼布風乾後、ガラス製容器内面に温度10″Cの水を満
たし、室’tH20’c、露点12°Cの室内に5分間
放置し、5二層剥離紙表面の結露発生有無を肉眼判定し
た。Q印は結露なし、×印は結露ありを示す。又、)3
み出し性は、青色分散染料を混入した20%濃度のポリ
酢酸ビニル系接着剤をガラス板上に易二層剥離祇1o。
cnl当りlHr乗せ、易二層剥M紙を置き荷重100
yr/cTAのゴムローラーにて圧し、青色分散染料の
移動を観察した。○印は易二層7す離紙の内部へ青色染
料の移動が認められないもの、×は内部へ青色染料が移
動したものを示す。
実験1 ポリマーを連続して溶融供給する押出機、溶剤を連続l
に1人する定量ポンプ、及びこれらを連続的に混合する
為の装置より成る溶液調整設備と、減圧オリフィス、減
圧室、そして紡糸ノズルより成る紡口アセンブリーから
連続したフラッシュ紡糸を行った。使用したポリマー溶
液は密度0.960の高密度′(ミリエチレンとトリク
ロロフルオロメタンとから調整し総繊度が10.Idで
純白の連続した三次元網状繊維を得た。
次にこの繊維を、回転偏向板、コ11ノー放電装置を有
する分散Y置を用いて移動するネット:ノンヘア上に補
集し、坪量30 gr/ nfのポリエチレン不織シー
トを得た。
このポリエチレン不織シートを2枚重ねとし、両外側が
夫hメインシリンダーに接触するよ−)、フェルトカレ
ンダーにて熱接着を行った。使用したフェルトカレンダ
ーは働き[l]60am、250++oaφ、鏡面仕、
トげでスチーム加熱されるメインシリンダーと断面積2
0cIaのエアーシリンダー2ケにて張力が掛けられる
フェルトとから成り、メイ〉・シリンダーとフェルトの
接触長は44cmである。
メインシリンダーの表面温度を138 ’C、エアシリ
ンダー内の空気圧を2.0kg / CIII G、速
度7.0m/分で行った。
得られた易二層剥離紙の層間剥離強度は300gr/e
+m、耐水圧2300 mm1lzO、透湿度4000
gr/ rd・24hr、その地表に示す物性の何れも
高い良好な壁装材が得られた。
実験2 実験lと同じポリエチレン不織シートを2枚重ねとし、
両外側が夫々メインシリンダーに接するようにフェルト
カレンダーを使用し、メインシリンダー温度136 ’
C、エアーシリンダー内の空気圧 1.5kg/c4G
、速度9.Om1分ニテ熱接着を行った。得られた昌二
層剥#紙の層間剥離強度は30gr/craと剥離が容
易であり、且つ、耐水圧は1500柵H20、透湿度は
6100gr/ g ・24hr、その他、表に示す物
性の優れた有用な壁装材が得られた。
実験3 実験lと同じポリエチレン不織シートを2枚重ねとして
の両外側がロール表面に接するようにロールカレンダー
にて熱接着を行った。250mmφ、働き11160c
I11のロールカレンダーは下部ロールがショワー硬度
85のゴムロール、J一部ロールが鏡面仕上げで内部か
らスチームで加熱するものである。ゴムロールは油圧で
上下動し、ロール間に加圧することが出来る。鏡面仕上
げロールの表面温度を138°C1荷重を1840 k
gとし速度4m/′分にて熱接着を行−っだ。 得られ
た易二層1、り離祇の層間剥離強度はl 50 gr/
cm、耐水圧7500gr/cm、透湿度1900 g
r/ ld ・24hr及び表に示すその他物性の易二
層剥離紙が得られた。
実験4 実験3において、鏡面仕上げロールの表面温度を140
°Cとし、その地金て実験3と同様に行った。得られた
易二層剥離紙は表面がフィルムに近い状態となり、層間
111離強度は300gr/cm、耐水圧8000 m
!1.0と良いが、透湿性は800gr/rd −24
hrと低く、表に示す如く、結露し易い易二層剥離紙と
なった。
実験5 実験1において、メインシリンダー温度135゛C、エ
アーシリンダー内の空気圧1.0kg / cnl G
、速度12.0 m/分、他は実験l同様の接着加工を
行った。層間剥離強度は20P、r/cm、透湿性は7
000gr/ +rr −24hrと良いが耐水圧は8
00 +na+l120と低く表に示す如く、水が滲み
出し易い易二層II離紙となった。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明の透湿性、高耐水圧性易二層剥離紙は、壁装材と
して使用した際、壁基材よりの汚濁物質や使用接着材の
滲み出しが無く、結露し難く、また張り替える際、壁基
材の表面を傷付けることなく容易に二層に11離し得る
新規な紙である。
又、不透明慶、白色度が高いことから、印刷効果に優れ
、且つ、引裂強さ、および引張強さ等の機械強度が高く
過酷な使用条件にも堪え得る非常に有用な紙である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポリオレフィンのフィブリル化された連続三次元網状
    繊維のランダムな方向に堆積した不織シートの二層又は
    多層構造のもので、当該繊維間が部分的に熱接着された
    透湿性高耐水圧性易二層剥離紙
JP63282568A 1988-11-10 1988-11-10 透湿・耐水圧性易二層剥離紙 Pending JPH02133645A (ja)

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JP63282568A JPH02133645A (ja) 1988-11-10 1988-11-10 透湿・耐水圧性易二層剥離紙

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JP63282568A JPH02133645A (ja) 1988-11-10 1988-11-10 透湿・耐水圧性易二層剥離紙

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JPH02133645A true JPH02133645A (ja) 1990-05-22

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JP63282568A Pending JPH02133645A (ja) 1988-11-10 1988-11-10 透湿・耐水圧性易二層剥離紙

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JP (1) JPH02133645A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04133161U (ja) * 1991-02-25 1992-12-10 デユポン・ジヤパン・リミテツド 農業用シート材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04133161U (ja) * 1991-02-25 1992-12-10 デユポン・ジヤパン・リミテツド 農業用シート材

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