JPH021292A - カテーテルチューブ - Google Patents

カテーテルチューブ

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JPH021292A
JPH021292A JP63134604A JP13460488A JPH021292A JP H021292 A JPH021292 A JP H021292A JP 63134604 A JP63134604 A JP 63134604A JP 13460488 A JP13460488 A JP 13460488A JP H021292 A JPH021292 A JP H021292A
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JP
Japan
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lumen
tube
tube body
side hole
catheter tube
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JP63134604A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Honda
本多 裕明
Masahiro Nudeshima
ぬで島 雅博
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば体腔に挿入して用いられ、該体腔内部
の観察および/または体外位置から体腔内壁面への医療
処置を行うカテーテル、特に内視鏡(ファイバースコー
プ)を構成するカテーテルチューブに関する。
〈従来の技術〉 内視鏡は、体外位置から挿入した体腔内の観察を行い、
さらに体腔内壁への薬液の投与、レーザー光線の照射と
いった医療処置を行うことができるため、近年注目され
、その開発が進んでいる。
この内視鏡は、可撓性を有するカテーテルチューブ内に
送光用および受光用の光ファイバーの束が収納され、カ
テーテルチューブを体腔の目的部位まで挿入するととも
に送光用ファイバー(ライトガイド)の先端より発せら
れた光を観察部へ照射し、その反射光を受光用ファイバ
ー(イメージファイバー)の先端より取り込み、その映
像を受像部へと導くことにより観察を行うものである。
このような内視鏡を用いて体腔内を観察するに際しては
、カテーテルチューブおよび光フアイバー束は体腔と平
行に位置しているため、挿入部先端の前方以外の方向(
例えば体腔内壁面)を観察する為にはチューブ先端部を
湾曲(屈曲)させなければならない。
体外位置からチューブ先端部を湾曲させる方法としては
、従来、■カテーテルチューブと別体のガイドワイヤー
を用いる方法、または■カテーテルチューブに内蔵され
た複数の操作ワイヤーを用いる方法が行われていた。
しかしながら、■の方法ではガイドワイヤーは本来、カ
テーテルチューブを目的部位まで誘導するためのもので
あるため、チューブ先端部を湾曲させるに際しての操作
性が悪く、また、その湾曲状態を観察時間中、一定に保
つことが困難である等の欠点がある。
また、上記■の方法に用いられるカテーテルチューブ(
内視鏡用可撓管)は、チューブの先端部付近に、複数の
節輪を回動自在に順次連結した湾曲部を設け、前記湾曲
部へ一端が接続された複数の操作ワイヤのうちのいずれ
かを、チューブ基端側プーリーおよびアングルダイヤ等
により構成されるワイヤ操作装置により基端側へ牽引す
ることにより1.前記湾曲部を湾曲させる構成となって
いる(特公昭6〇−21734号、実公昭62−234
42号、実公昭62−23447号)。
このカテーテルチューブにおいて、その先端部を湾曲さ
せる目的は、挿入した体腔の内壁面を観察するためのも
のではなく、カテーテルチューブ先端部を目的部へ到達
させるに際しての誘導のためである。 従って、チュー
ブ先端部の湾曲角度は比較的大きく、また、チューブ先
端部に節輪の連結体等を設け、かつ、操作ワイヤーおよ
び該ワイヤーを牽引するための器具を設ける必要があり
、よって構造が複雑で、かつチューブの径が大きくなる
。 さらに、チューブの湾曲部は柔軟性を要するが、湾
曲させない部分(湾曲部より基端側)は剛性確保のため
に硬質の物性を持つチューブ材質(例えば、ポリテトラ
フルオルエチレン、テトラフロオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン重合体等)を用いなければならずチュ
ーブ全体の柔軟性が制限されるという欠点がある。 こ
のため、消化器系または気管支系のような比較的内径の
大きい体腔に対してしか使用することができなかった。
 従って、血管や尿道管のような内径の小さい体腔に挿
入して使用される内視鏡において、そのチューブ先端部
を体外位置から湾曲させる適当な方法がないのが現状で
ある。
また、カテーテルチューブの先端を湾曲させない方法と
して、カテーテルチューブ内において光フアイバー束の
先端部に微小なプリズムを装着し、観察角度を変化させ
て体腔壁面等を観察する方法もあるが、この方法では、
カテーテルチューブの構造が複雑化するため、製造も容
易ではなく、コストもかかる。 さらに、この構造のカ
テーテルチューブは細径化が困難であり、やはり血管や
尿道管のような小径の体腔を観察する内視鏡への適用は
され難い。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、簡
易な構造で体腔、特に血管のような細径の体腔の内壁等
の観察や医療処置を行うことができるカテーテルチュー
ブを提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、以下の本発明により達成される。
即ち、本発明は、 体腔に挿入して用いられるカテーテルチューブであって
、 チューブ本体と、 該チューブ本体の先端部へ開放する第1ルーメンおよび
第2ルーメンと、 前記第1ルーメン内に収納される観察または医療処置器
具と、 前記チューブ本体先端部の外周壁に形成された少なくと
も1つの側孔と、 前記側孔へ連通する第3ルーメンと、 前記第3ルーメン内に収納され、その一端が前記側孔を
通過してチューブ本体の先端付近へ固定された線状体と
、 前記線状体をチューブ本体基端方向へ引張しうる引張具
とを有し、 前記線状体をチューブ本体基端方向へ引張することによ
り前記観察または医療処置器具の先端部が、チューブ本
体ごと屈曲するよう構成したことを特徴とするカテーテ
ルチューブである。
ここで、1つの第1側孔がチューブ本体外周壁に形成さ
れ、 該第1側孔より基端側において前記第3ルーメン内に挿
通されていた前記線状体は、前記第1側孔からチューブ
本体外部に露出し、線状体の先端が前記第1側孔より先
端側のチューブ本体先端付近に固着され、 前記線状体をチューブ本体基端方向へ引張することによ
り、前記第1側孔より先端側のチューブ本体が屈曲する
よう構成されたものであるのが好ましい。
あるいは、チューブ本体外周壁に第1側孔と、該第1側
孔より先端側に位置する第2側孔とが形成され。
前記第1側孔より基端I11において前記第3ルーメン
内に挿通されていた前記線状体は、前記第1側孔からチ
ューブ本体外部に露出し、前記第2側孔から再び前記第
3ルーメン内に入り、線状体の先端が前記第2側孔より
先端側の第3ルーメン内でチューブ本体先端付近に固着
され、 前記線状体をチューブ本体基端方向へ引張することによ
り、前記第1側孔より先端側のチューブ本体が屈曲する
よう構成されたものであるのが好ましい。
また、本発明は、体腔に挿入して用いられるカテーテル
チューブであって、 チューブ本体と、 該チューブ本体の先端部へ開放する第1ルーメンおよび
第2ルーメンと、 前記第1ルーメン内に収納される観察または医療処置器
具と、 第4ルーメンと、 該第4ルーメン内に収納され、温度変化により形状が変
化する棒材とを有し、 前記棒材に温度変化を与えて棒材の形状を変化させるこ
とにより、前記観察または医療処置器具の先端部がチュ
ーブ本体ごと屈曲するよう構成したことを特徴とするカ
テーテルチューブである。
ここで、前記棒材は、棒材前記と第4ルーメンの内面と
の間隙に流体が通過可能な流路を残して第4ルーメン内
に収納され、前記流路内に所望温度の流体を流すことに
より棒材に温度変化を与^て屈曲せしめるよう構成した
ものであるのが好ましい。
そして、前記棒材は丸型棒材であり、その外径をD (
mm)、前記第4ルーメンの内径なd (mm)とした
とき、 d15<D<dとなるのが好ましい。
また、前記棒材は、前記第4ルーメン内に充填され、第
4ルーメンに近接するルーメン内に所望温度の流体を流
すことにより棒材に温度変化を与^て屈曲せしめるよう
構成したものであるのが好ましい。
また、前記棒材は、形状記憶材料で構成されたものであ
るのが好ましい。
上記本発明において、前記チューブ本体の先端部は、前
記線状体の引張または前記棒材の形状変化により容易に
屈曲しうる程度に柔軟であるのが好ましい。
また、前記チューブ本体の外周部に、チューブ本体先端
部の屈曲を補助するための溝部を設けたものであるのが
好ましい。
そして、前記観察または医療処置器具は、光ファイバー
の束であるのが好ましい。
また、前記側孔より基端側のチューブ本体の外周壁口り
に設置された膨張、収縮自在な少なくとも1つのバルー
ンと、チューブ本体に形成された前記バルーン内へ連通
する第5ルーメンとを有するものであるのが好ましい。
以下、本発明のカテーテルチューブを添付図面に示す好
適実施例について詳細に説明する。
なお、特に好適な構成例として、下記の第1および第2
構成例を挙げ、またそれらを代表的に内視鏡に適用する
場合について述べるが、本発明は、これらの構成例およ
び用途に限定されるものではない。
[第1構成例] 第1図は、本発明のカテーテルチューブの構成例を示す
部分縦断面図、第3図は、第1図中のIII −III
線での断面図である。
これらの図に示すように、カテーテルチューブIAはチ
ューブ本体2を有し、その先端部(第1図中左側)付近
のチューブ本体外周壁口りにバルーン8が設置されてい
る。 こ のバルーン8は、例えばシリコーンゴム、ラ
テックスゴムのようなゴム材料、またはウレタン、PV
C,EVA等で構成され、膨張、収縮自在のものである
またチューブ本体2は、例えばポリ塩化ビニル、ポリウ
レタン、シリコーンゴム、PE、ナイロン、EVA等の
ような可撓性を有する材料で構成されている。 特に、
チューブ本体の先端部22は、上記材料や、チューブ本
体の径等の適宜選定により後述するワイヤ13の引張等
の際、容易に屈曲しうる程度の柔軟性を有するように構
成するのが好ましい。
なお、本発明のカテーテルチューブIAは、通常、体腔
に挿入、留置された状態で使用されるので、カテーテル
チューブの存在位置をX線透視下で確認しつつ観察や治
療行為を行なう必要性が高い、 そこで、カテーテルチ
ューブIAにX線造影性を付与しておくのが好ましい。
 具体的には、チューブ本体2および/またはバルーン
8の構成材料中にX線造影剤を含有せしめるのが好まし
い。 X線造影剤としては、例えば、硫酸バリウム、酸
化ビスマスのような金属塩等が挙げられる。
チューブ本体2には、以下に述べるような用途、機能の
異なる種々のルーメンが形成されている。
第1ルーメン3には、カテーテルチューブIAを内視鏡
に用いる場合に、体腔内壁を観察する観察器具としての
光フアイバー束9が、収納されている。 なお、光ファ
イバー東9は、例えば、体腔内壁へのレーザー光の照射
等の医療処置にも使用することができる。
この光フアイバー束9は、第2図に示すように、送光用
ファイバー(ライトガイド)10および受光用ファイバ
ー(イメージファイバー)11で構成されており、これ
らの光ファイバーを例えばエポキシ、アクリル、シリコ
ーンゴム等の樹脂で固めて束状としたものである。
また、光フアイバー束9の先端には、レンズ92が装着
され、この部分は第1ルーメン3の先端の開口付近に位
置している。
カテーテルチューブの基端側(第1図中右側)の光源(
図示せず)より発せられた光は、送光用ファイバー10
内を伝達し、その先端から観察部分へ照射され、その反
射光を受光用ファイバー11の先端より取り込み、その
映像がファイバー11内を伝達され、カテーテルチュー
ブ基端側の受像部(図示せず)へと導かれる。
これらの送光用および受光用ファイバーは、いずれも石
英、プラスチック、多成分ガラス等の光ファイバーで構
成されている。
なお、光フアイバー束9は、第1ルーメン3に対し、固
定的に設置されているのが好ましい。
第2ルーメン4は、チューブ本体2の先端部へ開放し、
その開口より体腔内に流体を注入し、あるいは1体腔内
より流体を吸引することができる。 具体的には、この
ルーメン4は、カテーテルチューブIAを挿入、留置し
た体腔内へ薬液等を投与するのに用いられ、あるいは、
内視鏡により血管内を観察する場合に、視界の妨げとな
る血液を押し出すための透明液体(例えば、生理食塩水
、ぶどう糖7pi)を噴射するフラッシュ用チャンネル
としても用いられる。
第5ルーメン5は、第2図に示すように、バルーン8内
に連通し、バルーン8内へ流体を送り込んでバルーン8
を膨張させ、または、流体を排出して、バルーン8を収
縮させるためのものである。 なお、バルーン膨張用の
流体としては、空気、COaガス、02ガス等の気体、
または生理食塩水、前述のX線造影剤を含有する液等の
液体が挙げられる。
第3ルーメン6は、チューブ本体2の先端部22を屈曲
させるための線状体であるワイヤ13を収納するための
ものである。
後述するバルーン8より先端側のチューブ本体外周壁に
は第1側孔61が形成されており、この第1側孔61に
第3ルーメン6が連通している。 また、第3ルーメン
6の先端は閉塞している。
このような第3ルーメン6内に収納されているワイヤ1
3は、第1図に示すように、第1側孔61より外部へ露
出し、さらにチューブ本体の先端付近において、ワイヤ
先端がチューブ本体2に固着されている。
また、第2図に示す他の構成例として、バルーン8より
先端側のチューブ本体外周壁に第1側孔61と、該第1
側孔61より先端側に位置する第2 (III孔とが形
成されており、第3ルーメン6は、これら第1および第
2側孔61.62に連通している構成のカテーテルチュ
ーブIBが挙げられる。 この場合、第3ルーメン6内
に収納されているワイヤ13は、第1側孔61より外部
へ露出し、さらに第2側孔62より再び第3ルーメン6
内に入り、ワイヤ先端が第3ルーメン6の閉塞端部にお
いてチューブ本体2に固着されている。
このような構成とした場合には、チューブ本体先端部2
2の屈曲角度より大きくすることができるという利点が
ある。 なお、カテーテルチューブIBのその他の構成
、作用については、カテーテルチューブLAと同様であ
るので、説明は省略する。
第1および第2側孔61.62は、ワイヤ13が通過し
うる程度のものであればよく、その形状等は特に限定さ
れない。
ワイヤ13は、断線を生じることがない程度の引張強度
を有するものが好ましく、その具体例としては、ステン
レス、アモルファス合金、ピアノ線等の金属線、ナイロ
ン、ポリイミド、ポリエステル等の単線や繊維束、カー
ボンファイバー等を挙げることができる。  またワイ
ヤの径は、ワイヤの材質にもよるが、例えばステンレス
線の場合、10〜100−程度とするのがよい。
このようなワイヤ13を後述するワイヤ引張具12によ
りチューブ基端方向へ引張することにより、チューブ本
体の先端部22が屈曲し、それに伴って第1ルーメン内
3の光フアイバー束9の先端部91が屈曲する。
なお、本明細書において「屈曲」とは、光フアイバー束
等が1段または2段以上の折れ線状に折れ曲がること、
および曲線状に連続的に湾曲することを含む概念である
チューブ本体先端部22の屈曲状態における平均傾斜角
度(チューブ本体軸方向に対する角度)αは、光フアイ
バー束による観察角度を実質的に決定するものであり平
均傾斜角度αの好適な範囲は、5〜80’である。 そ
の理由は、角度αが5°未満では、血管内壁面の観察が
十分にできない場合があり、また角度αが80°を越え
ると光フアイバー束の屈曲角度が大きくなり光ファイバ
ーが断線する可能性があるからである。
なお、第1図に示すように、チューブ本体2外周の全部
または一部(図示の例ではチューブ本体・屈曲部内側)
にチューブ本体先端部22の屈曲を補助する、即ち容易
に屈曲せしめるための溝部23を形成してもよい。 ま
た、この溝部23は、チューブ本体長手方向に2以上形
成してもよい。
チューブ本体2の第1側孔61より基端側に設置されて
いるバルーン8は、膨張時に挿入する体腔内壁面に密着
するようになっており、体腔に対しカテーテルチューブ
IAを固定する役割りと、バルーン8より前方(チュー
ブ先端fl!+1 )において視界の妨げとなる血液を
排除し、透明液体に置換するに際しての血液の流入を遮
断する役割りを持っている。
このような、バルーン8は、膨張させたときチューブ本
体2の中心から放射状に膨張するようになっているのが
好ましい。
また、バルーン8の横断面形状は円、楕円、その他これ
に類する形状が可能であるが、挿入、留置する体腔の横
断面形状に近似したものとすれば、体腔への密着性が良
好となり好ましい、 特に、バルーン8の膨張時のチュ
ーブ径方向の直径が最小となる部分の直径(最小直径)
Dminと、挿入、留置する体腔の内壁の直径(体腔収
縮時)が最大となる部分の直径(最大直径)dmaxと
の関係が、D min a d +naxとなるように
すれば、バルーン8は体腔内に確実に密着するので好ま
しい。
また、このようなバルーンは、チューブ本体2の長手方
向に沿って複数個形成されていてもよい、 なお、バル
ーン8は、チューブ本体2に対し気密または液密状態に
取り付けられる必要があり、その取り付は方法としては
、別部材(環状または袋状のゴム部材等)を接着剤によ
り接着し、または糸を用いてしばり付ける方法、あるい
は、チューブと一体成形または二色成形する等バルーン
の気密性または液密性を保持しうる任意の方法が可能で
ある。
なお、本発明では、上記第1、第2、第3および第5ル
ーメンに加え、他の1または2以上のルーメンを形成し
たものでもよい。 そ のルーメンの用途は、例えば、
複数個のバルーンを設けた場合のそのバルーンの膨張用
、前記透明液体と異なる液体の注入用、血液の吸引用等
が挙げられる。
本発明のカテーテルチューブIAの基端部には、第4図
に示すように、ワイヤ13をチューブ本体基端方向に引
張せしめるワイヤ引張具12が設置されている。
このワイヤ引張具12は、シリンダ状のコネクタであっ
て、その一端部がチューブ本体2の基端側21に連結さ
れた雌型コネクタ121の内筒に、例えばゴムリングの
ようなガイド123を介してピストン状の雄型コネクタ
122が挿入された構造となっている。 そしてワイヤ
13は雄型コネクタ122に固定され、雄型コネクタ1
22をその軸方向(第3図中の矢印方向)に移動すると
、これに伴ってワイヤ13も第3ルーメン6内をチュー
ブ本体軸方向に移動する。
この移動距離は、チューブ本体先端部22が屈曲してい
ない状態(第5図に示す状態)から、先端部22が前記
所定角度αだけ屈曲した状態(第6図に示す状態)、と
なるような範囲に対応するものとすればよい。
なお、チューブ本体先端部22の屈曲角度を大きくしす
ぎないようにするため、ガイド123が雌型コネクタ1
21のストッパー124に当接したとき、チューブ本体
先端部22が所定角度α屈曲するように固定位置等を調
整しておけばよい。 また、雄型コネクタに目盛を付け
、ワイヤ13の引張長さ、即ち先端部22の屈曲角度が
わかるようにしておくこともできる6 なお、ワイヤ引
張具12は、上記構成のものに限定されないことは言う
までもない。
次に、本発明のカテーテルチューブIAの作用について
説明する。
第5図および第6図は、本発明のカテーテルチューブI
Aの使用状態を示す部分断面側面図である。
第5図に示すように、内視鏡としてのカテーテルチュー
ブIAを体腔、即ち、血管16内に挿入し、第5ルーメ
ン5よりバルーン8内に流体を送り込んでバルーン8を
膨張させると、バルーン8は、血管16の内壁面161
に密着し、カテーテルチューブIAを血管16に対して
固定するとともに、血管16内の血液17の流れを遮断
する。
さらに、基端側より第2ルーメン4に生理食塩水または
ぶどう糖液のような透明液体18を送り込み、先端の開
口より噴出させ、バルーン8より前方(チューブ先端側
)の血液を押し出して排除し、代りに透明液体18を充
満させる。
なお、バルーン8は、その膨張時の最小直径が、血管1
6の最大内直径とほぼ同等以上であれば、バルーン8が
血管16の内壁面161に確実に密着し、バルーン8よ
り後方(チューブ基端側)の血液17が、バルーン8の
前方、即ち観察部分へ流入することがなく、鮮明な画像
による観察が可能となる。
次に、第4図に示すワイヤ引張具12の操作用フランジ
125を把持し、雄型コネクタ122を操作して、ワイ
ヤ13をチューブ基端側(第5図中矢印方向)へ所定長
さ牽引する。
これにより、第6図に示すように、チューブ本体2の先
端部22が所定角度屈曲し、それに伴って、第1ルーメ
ン3内に収納されている光フアイバー束9の先端部91
も屈曲する。 なお溝部23が設けられている場合には
、チューブ本体先端部22は、この溝部23より容易に
屈曲を生じる。
この状態で光ファイバー東9の先端は血管内壁面161
の方へ向いており、送光用および受光用ファイバー10
.11を通じて血管16の内壁面161を観察すること
ができる。
なお、ワイヤ13の牽引長さを調整することにより、光
ファイバー東先端部91の傾斜角度、即ち視界の方向を
変^ることが可能である。 また、カテーテルチェープ
IA自体を血管16内で回転させることにより、血管内
壁面161の全周にわたって観察することができる。
ワイヤ引張具12の雄型コネクタを前記と逆方向に操作
してワイヤ13の引張を解除すれば、チューブ本体先端
部22は、再び第5図に示す状態にもどる。
[第2構成例コ 第7図は、本発明のカテーテルチューブの他の構成例を
示す部分縦断面図、第8図は、第7図中の■−■線での
断面図である。
第10図および第11図は、第7図に示すカテーテルチ
ューブの使用状態を示す部分断面側面図である。
以下、各図に示すカテーテルチューブICの構成および
作用を説明するにあたり、前記第1構成例のカテーテル
チューブIAと相違する点について述べ、その他は同様
とする。
チューブ本体2には、第3ルーメン6は設けられておら
ず、その代りに、温度変化により形状が変化する棒材1
4を収納するための第4ルーメン7が形成されている。
このルーメン7内には、棒材14を収納した状態で棒材
14と第4ルーメン7の内面との間隙に棒材に温度変化
を与えるための流体19が通過可能な流路71が形成さ
れている。  また、チューブ本体先端部22には、第
4ルーメン7に連通する開ロア2が形成されている。
この間ロア2を通じて第4ルーメン7と外部との流体の
交換がなされる。
棒材(丸形)14の外径りと第4ルーメン7の内径dと
の関係は、 d15<D<d であるのが好ましい、 その理由は、D=dのときは温
度変化を与える流体が通過不可能であり、D≦d15で
はカテーテルチューブを屈曲させる力を与えるには不十
分だからである。
また、棒材14の断面形状としては、丸型の他、楕円形
、四角、六角等の多角形等いずれでもよい。
このような棒材14は、温度変化によりその先端部14
1が所定角度屈曲するようなものであり、具体的には、
バイメタル、Ni−Ti系合金のような形状記憶合金ま
たはその他の形状記憶材料が挙げられる。 このなかで
も、Ni−Ti系合金は、発生する力が大きい点で優れ
ており、好ましい、 また、棒材の形状変化温度範囲は
、−10〜60℃であるのが好ましい、 その理由は、
形状変化温度が一10℃未満であると流体の生体に与λ
る負荷が大となり、また、60℃を超えると組繊細胞に
変成、損傷を与えるおそれがあるからである。
通常、棒材14は、体温程度の温度で屈曲しない状態を
保持し、この温度より高い温度または低い温度となった
ときに屈曲するようなものを用いるのが好ましい。
なお、棒材14は、第4ルーメン7の内面に、例^ば接
着剤により固定されているのが好ましい、 その理由は
、棒材14が固定されていると、第4ルーメン7内で棒
材14が移動せず、よって、棒材先端部141の屈曲に
よりチューブ本体先端部22を効率よく屈曲させること
ができるからである。
第4ルーメン7の基端部には、該ルーメン内に流体19
を流通させるための装置として、例^ばコネクタ等を介
してシリンジ等が接続される。
第4ルーメン7の流路71に流される流体19としては
、生理食塩水、ぶどう糖液、乳酸リンゲル液、人工血液
等の液体が好ましい、 また、棒材14は、このような
液体との接触により加温または吸温されるため、棒材1
4の金属成分等が液体中に溶出しあるいは、棒材14が
腐食を生じることがある。 そこでこれらを防止するた
めに、棒材14の表面に被覆層を設けておくのが好まし
い、 具体的には棒材14の表面に、シリ−コン、pv
c、ナイロン、ポリエチレン、EVA等のコーチイブを
施すのがよい。
また、同様の目的を達成するために、第9図に示す構成
としてもよい。 即ち、チューブ本体2の第4ルーメン
7内には、流路71が形成されることなく、棒材14が
充填、埋没され、その近傍に、棒材14に温度変化を与
えるための流体19を送通する専用の第6ルーメン15
を別途設ける。 あるいは、この第6ルーメン15を設
けず、第1ルーメン3、第2ルーメン4またはチューブ
本体先端部まで延長された第5ルーメンのうち、棒材1
4に近接するものを流体19の送通用として共用するこ
とも可能である。
このようなカテーテルチューブICの作用は次の通りで
ある。
第10図に示すように、カテーテルチューブ1Cは、血
管16内に挿入、留置されているため、棒材14は体温
程度の温度となっており、棒材先端部141は屈曲して
いない状態(直線状)となっている。
次に、第4ルーメン7の基端部より、流路71に例えば
加温された生理食塩水のような流体19を注入し、棒材
14の先端部141を形状変化温度まで加温すると棒材
14の先端部14・lが所定角度屈曲し、チューブ本体
先端部22が屈曲する。 そして、このチューブ本体先
端部22の屈曲に伴って、第1ルーメン内の光フアイバ
ー束の先端部91が屈曲し、よって、光フアイバー束9
の先端は血管内壁面161の方へ向き、送光用および受
光用ファイバー10.11を通じて血管16の内壁面1
61を観察することができる。
流体19の注入に際し、第4ルーメン7内に入っていた
生理食塩水や血液は開ロア2より外部へ排出され、また
流体19の一部も同様に流出する。
なお、流路71へ流す流体19の温度、または流体の流
量を調整することにより、光ファイバー東先端部91の
傾斜角度、即ち視界の方向を変えることが可能である。
第4ルーメン基端より流路71内の流体を抜き取ると、
開ロア2を介して流路71内に外部の液体(血管16内
に満たされている透明液体18等)が流入し、棒材14
の温度は再び体温程度の温度となり、第10図に示す状
態にもどる。
なお、上述した構成例では、流体19との熱交換により
棒材14の形状を変化させているが、これに限らず、例
えば棒材14の周囲に加熱ままたは吸熱装置を設け、こ
れを作動することにより棒材14の形状変化をさせる構
成、あるいは棒材14への通電により棒材自ら発熱を生
じ、その熱により形状変化に至るという構成等、いかな
るものでもよい。
本発明のカテーテルチューブは、上記第1および第2構
成例に限定されるものではな(、特に、上記第1および
第2構成例では、バルーン8およびバルーン膨張用の第
5ルーメンを有するカテーテルチューブについて説明し
たが、本発明ではこれらを有さないカテーテルチューブ
でもよいことは言うまでもない。
また、上記説明では、送光用および受光用ファイバーに
より血管内を観察する場合について述べたが、本発明の
カテーテルチューブの用途はこれに限定されるものでは
なく、例えば、薬液の投与、光ファイバーを通じてのレ
ーザー光線の照射、目的部位に挿入する際の先端誘導等
広い分野に応用が可能である。
〈実施例〉 (実施例1) 第2図に示す構造のカテーテルチューブを作成した。 
このカテーテルチューブの諸条件は、次の通りである。
〈チューブ本体〉 材質:X線造影剤入りポリ塩化ビニル製外径;約2.’
3mm 全長:約1.5m ルーメン:4ルーメン 透明液体噴出用ルーメン1本、 ファイバー収納用ルーメン1本、 バルーン膨張用ルーメン1本、 ワイヤ収納用ルーメン1本 〈光ファイバー〉 イメージファイバー(約2〜3μmの石英ファイバーを
約2000本束ねたもの)と、ライトガイドで約50μ
mの石英ファイバーを25本束ねたもの)を一体化し、
外径的0.8mmφである一つのファイバー束とした。
また、イメージファイバーの端面に凸レンズを装着し、
ライトガイドから照射された光を受は被写体像をイメー
ジファイバーの端面に結ぶ。
〈側孔〉 第1側孔:チューブ本体先端より15mmの位置に設置
開口面積0.031m1 第2側孔:チューブ本体先端より2mmの位置に設置。
開口面積0.03MA 〈屈曲補助用溝〉 なし くワイヤ〉 材質:ポリイミド線 太さ:100デニール 〈バルーン〉 材質ニラテックスゴム 厚さ:約150μm 形状ニジリンダ−状 有効長ニアmm 膨張時直径:6mm くカテーテルチューブの基端部〉 ワイヤ引張具/第4図に示す構造 雌型コネクタ:全長40mm 雄型コネクタ;全長40mm 最大移動距離:5mm イメージファイバーの基端には接眼レンズを装着し、直
接観察を可能とした。 ライトガイドの基端には光コネ
クタを装着し、これを白色光源に接続した。
透明液体噴出用ルーメンの基端にはルアーテーパ−受は
口を持つ活栓を装着し、これに、シリンジAを接続し、
生理食塩水をルーメンに供給可能とした。
バルーン膨張用ルーメンの基端には、ルアーテーパ−受
は口をもつバルブを装着し、これにシリンジBを接続し
てバルーンへ膨張用の流体(生理食塩水)を注入可能と
した。
このようなカテーテルチューブを用いて、血管内の観察
を行った。
まず、カテーテルチューブを内径的5 m mの血管内
に挿入し、手動によりシリンジBを操作してバルーンを
膨張させ、カテーテルチューブを血管に対して固定する
とともに、血液の流れを遮断した。
次いで、シリンジAを操作して、バルーンより前方(チ
ューブ先端側)の血管内に生理食塩水1.5mβを注入
し、血液を排除した。
バルーンより前方の血管内には、生理食塩水が充満して
いた。
次いで、ワイヤ引張具の雄型コネクタを手で操作し、ワ
イヤをカテーテルチューブの先端側へ1mmだけ牽引し
、チューブ先端側を屈曲させた。 これにより光ファイ
バー東先端部は屈曲し、その傾斜角度αは約10°程度
であった。
この状態で接眼レンズをのぞき、また、さらにビデオモ
ニタ画面にて血管内壁面の観察を行ったところ、観察部
分への血液の流入もなく、鮮明な観察を行うことができ
た。
また、ワイヤの牽引の度合(距離)を変化させることに
より、ファイバー東先端部の傾斜角度を調節したところ
、モニタ画像を通じて視界方向の変化が確認された。
(実施例2) 第7図、および第8図に示す構造のカテーテルチューブ
を作成した。 このカテーテルチューブの諸条件は、次
の通りである。
〈チューブ本体 〉 材質:X線造影剤入りポリ塩化ビニル製外径:約2.3
mm 全長:約1.5m ルーメン;4ルーメン 透明液体噴出用ルーメン1本、 ファイバー収納用ルーメン1本、 バルーン膨張用ルーメン1本。
棒材収納用ルーメン1本(内径0.8mm)く光ファイ
バー〉 前記実施例1と同様。
く屈曲補助用溝〉 なし く棒材〉 材質:Ni−Ti合金 外径:0.6mm 性質:温度が37℃以上になると通常の直線形状が約3
0°屈曲した形状に変化す る。
〈バルーン〉 前記実施例1と同様6 〈カテーテルチューブの基端部〉 イメージファイバーの基端には接眼レンズを装着し、直
接観察を可能とした。 ライトガイドの基端には光コネ
クタを装着し、これを白色光源に接続した。
透明液体噴出用ルーメンの基端にはルアーテーパー受は
口を持つ活栓を装着し、これにシリンジAを接続し、生
理食塩水をルーメンに供給可能とした。
バルーン膨張用ルーメンの基端には、ルアーテーパ−受
は口をもつバルブを装着し、これにシリンジBを接続し
てバルーンへ膨張用の流体(00wガス)を注入可能と
した。
棒材収納用ルーメンの基端にはルアーテーパ−受は口を
持つ活栓を装着し、これにシリンジCを接続し、冷却さ
れた生理食塩水をルーメンに供給可能とした。
このようなカテーテルチューブを用いて、血管内の観察
を行った。
まず、カテーテルチューブを内径的5mmの血管内に挿
入し、手動によりシリンジBを操作してバルーンを膨張
させ、カテーテルチューブを血管に対して固定するとと
もに、血液の流れを遮断した。
次いで、シリンジAを操作して、バルーンより前方(チ
ューブ先端側)の血管内に生理食塩水1.5m6を注入
し、血液を排除した。
バルーンより前方の血管内には、生理食塩水が充満して
いた。
次に、シリンジCを操作して棒材収納用ルーメン内に約
0℃に冷却した生理食塩水を注入した。 これにより棒
材は37℃以下に冷却され、その先端部の屈曲が調整で
きた。 その後冷却液の注入を止めると棒材の温度は体
温程度となり、カテーテルチューブの先端部が屈曲した
。 このチューブ先端側の屈曲に伴って光フアイバー束
の先端部も屈曲し、その傾斜角度αは約10°程度であ
った。
この状態で接眼レンズをのぞき、また、さらにビデオモ
ニタ画面にて血管内壁面およびその周辺を観察したとこ
ろ、観察部分への血液の流入もなく、鮮明な観察を行う
ことができた。
その後、シリンジCを操作して棒材収納用ルーメン内へ
冷却した生理食塩水を注入した。
これにより、棒材の温度が体温以下まで低下し、もとの
直線形状にもどった。 これにより光フアイバー束の先
端部は直線状態となり、前記と同様の観察により血管の
前方を確認することができた。
〈発明の効果〉 本発明のカテーテルチューブによれば、簡易な構造で、
カテーテルチューブの先端部を容易かつ確実に屈曲させ
ることができ、よって体腔内壁等の観察や医療処置を行
うことが可能となる。
また、構造が簡易等の理由から、カテーテルチューブの
細径化が図れ、よって、より径の小さい体腔への適用が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本発明のカテーテルチ
ューブの構成例を示す部分縦断面図である。 第3図は、第1図中のIII −III線での断面図で
ある。 第4図は、本発明のカテーテルチューブの基端部−の構
成例を示す部分縦断面図である。 第5図および第6図は、それぞれ第1図に示すカテーテ
ルチューブの使用例を示す部分断面側面図である。 第7図は、本発明のカテーテルチューブの他の構成例を
示す部分縦断面図である。 第8図は、第7図中の■−■線での断面図である。 第9図は、本発明のカテーテルチューブの他の構成例を
示す縦断面図である。 第10図および第11図は、それぞれ第7図に示すカテ
ーテルチューブの使用例を示ず部分断面側面図である。 符号の説明 IA、IB、IC・・・カテーテルチューブ、2・・・
チューブ本体、 21・・・基端側、 22・・・先端部、 23・・・溝、 3・・・第1ルーメン、 4・・・第2ルーメン、 5・・・第5ルーメン、 6・・・第3ルーメン、 61・・・第1側孔、 62・・・第2側孔。 7・・・第4ルーメン、 71・・・流路、 72・・・開口、 8・・・バルーン、 9・・・光フアイバー束、 91・・・先端部、 92・・・レンズ、 10・・・送光用ファイバー 11・・・受光用ファイバー 12・・・ワイヤ引張具、 121・・・雌型コネクタ、 122・・・雄型コネクタ、 123・・・ガイド、 24・・・ストッパー 25・・・操作用フランジ 3・・・ワイヤ、 4・・・棒材、 41・・・先端部、 5・・・第6ルーメン、 6・・・血管、 61・・・内壁面、 7・・・血液、 8・・・透明液体 9・・・流体 F I G、 4 F I G、 5 FIG、6

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)体腔に挿入して用いられるカテーテルチューブで
    あって、 チューブ本体と、 該チューブ本体の先端部へ開放する第1ルーメンおよび
    第2ルーメンと、 前記第1ルーメン内に収納される観察または医療処置器
    具と、 前記チューブ本体先端部の外周壁に形成された少なくと
    も1つの側孔と、 前記側孔へ連通する第3ルーメンと、 前記第3ルーメン内に収納され、その一端が前記側孔を
    通過してチューブ本体の先端付近へ固定された線状体と
    、 前記線状体をチューブ本体基端方向へ引張しうる引張具
    とを有し、 前記線状体をチューブ本体基端方向へ引張することによ
    り前記観察または医療処置器具の先端部が、チューブ本
    体ごと屈曲するよう構成したことを特徴とするカテーテ
    ルチューブ。
  2. (2)1つの第1側孔がチューブ本体外周壁に形成され
    、 該第1側孔より基端側において前記第3ルーメン内に挿
    通されていた前記線状体は、前記第1側孔からチューブ
    本体外部に露出し、線状体の先端が前記第1側孔より先
    端側のチューブ本体先端付近に固着され、 前記線状体をチューブ本体基端方向へ引張 することにより、前記第1側孔より先端側のチューブ本
    体が屈曲するよう構成された請求項1に記載のカテーテ
    ルチューブ。
  3. (3)チューブ本体外周壁に第1側孔と、該第1側孔よ
    り先端側に位置する第2側孔とが形成され、 前記第1側孔より基端側において前記第3 ルーメン内に挿通されていた前記線状体は、前記第1側
    孔からチューブ本体外部に露出し、前記第2側孔から再
    び前記第3ルーメン内に入り、線状体の先端が前記第2
    側孔より先端側の第3ルーメン内でチューブ本体先端付
    近に固着され、 前記線状体をチューブ本体基端方向へ引張 することにより、前記第1側孔より先端側のチューブ本
    体が屈曲するよう構成された請求項1に記載のカテーテ
    ルチューブ。
  4. (4)体腔に挿入して用いられるカテーテルチューブで
    あって、 チューブ本体と、 該チューブ本体の先端部へ開放する第1ルーメンおよび
    第2ルーメンと、 前記第1ルーメン内に収納される観察または医療処置器
    具と、 第4ルーメンと、 該第4ルーメン内に収納され、温度変化により形状が変
    化する棒材とを有し、 前記棒材に温度変化を与えて棒材の形状を変化させるこ
    とにより、前記観察または医療処置器具の先端部がチュ
    ーブ本体ごと屈曲するよう構成したことを特徴とするカ
    テーテルチューブ。
  5. (5)前記棒材は、棒材と前記第4ルーメンの内面との
    間隙に流体が通過可能な流路を残して第4ルーメン内に
    収納され、前記流路内に所望温度の流体を流すことによ
    り棒材に温度変化を与えて屈曲せしめるよう構成した請
    求項4に記載のカテーテルチューブ。
  6. (6)前記棒材は丸型棒材であり、その外径をD(mm
    )、前記第4ルーメンの内径をd(mm)としたとき、 d/5<D<dとなる請求項5に記載のカ テーテルチューブ。
  7. (7)前記棒材は、前記第4ルーメン内に充填され、第
    4ルーメンに近接するルーメン内に所望温度の流体を流
    すことにより棒材に温度変化を与えて屈曲せしめるよう
    構成した請求項4に記載のカテーテルチューブ。
  8. (8)前記棒材は、形状記憶材料で構成されたものであ
    る請求項4ないし7のいずれかに記載のカテーテルチュ
    ーブ。
  9. (9)前記チューブ本体の先端部は、前記線状体の引張
    または前記棒材の形状変化により容易に屈曲しうる程度
    に柔軟である請求項1ないし8のいずれかに記載のカテ
    ーテルチューブ。
  10. (10)前記チューブ本体の外周部に、 チューブ本体先端部の屈曲を補助するための溝部を設け
    た請求項1ないし9のいずれかに記載のカテーテルチュ
    ーブ。
  11. (11)前記観察または医療処置器具は、光ファイバー
    の束である請求項1ないし10のいずれかに記載のカテ
    ーテルチューブ。
  12. (12)前記側孔より基端側のチューブ本体の外周壁回
    りに設置された膨張、収縮自在な少なくとも1つのバル
    ーンと、チューブ本体に形成された前記バルーン内へ連
    通する第5ルーメンとを有する請求項1ないし11のい
    ずれかに記載のカテーテルチューブ。
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